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ウチの娘は、彼氏が出来ない!! 第1話の感想とあらすじ ネタバレあり 恋愛小説家の母の再起のためにオタク娘が恋をする?

日本テレビ系列のドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』。1月13日夜10時から第1話が放送されました。

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おもな登場人物

  • 水無瀬碧:菅野美穂さん…恋愛小説家。シングルマザー。恋多き人生で明るい。すずらん町に育ち近くのタワマンを購入し、一人娘の空と暮らしている。
  • 水無瀬空:浜辺美波さん…碧の娘。20歳。立青学院大学の大学生。漫画オタク。しっかり者で、危なっかしい母を守ろうと思っている。
  • 入野光:岡田健史さん…空の同級生。イケメンで頭も良い陽キャ。女の子にモテて遊んでおり、年上女性とも関係があるが本命がいない。
  • ナオキ:大地伸永さん…光の大学の友達。3枚目のお調子者。
  • 愛梨:長見玲亜さん…光の大学の女友達。光が好きでアプローチをしているキラキラ女子大生。
  • 未羽:吉谷彩子さん…光の元家庭教師。東京の一流企業に勤務。光とはまだ関係がある…?
  • 橘漱石:川上洋平さん…碧の担当編集者。雰囲気イケメン。
  • 伊藤沙織:福原遥さん…漱石の同僚で彼女。碧と漱石の関係に嫉妬し付きまとう。
  • 小西編集長:有田哲平さん…散英社の敏腕編集長。碧を見つけ出した人物で付き合いが長い。
  • 小田欣次(ゴンちゃん):沢村一樹さん…碧の幼馴染。すずらん商店街の鯛焼き屋『おだや』の4代目。長い海外放浪の旅から5年前に戻ってきてからはお店を継いで父・俊一郎と共に働いている。
  • 小田俊一郎:中村雅俊さん…ゴンちゃんの父。『おだや』の3代目。7年前に妻を亡くしてから一人で店をしていたが、今は海外から戻ってきたゴンちゃんと働いている。
  • ケンタ:中川大輔さん…『おだや』のアルバイト。『おだや』の跡継ぎ候補。
  • 渉周一:東啓介さん…碧が通う整体治療院のイケメン整体師。碧の小説の大ファン。空とは運命的な出会い?

第1話のあらすじ

菅野美穂さん演じる恋愛小説家・水無瀬碧は、東京の下町・すずらん商店街の写真館で育ち、大学生の時に両親が都市開発計画であっさり土地を売り海外に移住。

一人取り残された碧は、恋愛小説を書いて瞬く間に売れっ子作家となり、すずらん商店街の近くに建ったタワマンを購入。

若くして生んだ娘は20歳。浜辺美波さん演じる立青学院大学に通う大学生で名前は空。

BLやグロい漫画などを愛するアニメオタク。陰キャ丸出しで、華やかな大学内で異質な存在。しっかり者で、ふわふわした母に代わり家のお金の管理をしている。

そんな空を気にしてるのが、岡田健史さん演じる正反対の陽キャの男性大学生・入野光。大学内で写真撮影をお願いされるほどの目を引く存在だが、ゼミの飲み会でアニメ好きを隠さない空に興味を持った様子。

入野と一緒にいるのが大地伸永さん演じるナオキ。ゼミ飲み会では感じを任され、一人でいる空にもにこやかに話しかけ無事ゼミ飲み会に出席させた。

モテる入野光を追いかけているのが、長見玲亜さん演じる愛梨。堂々と入野にアプローチをしている。

しかし当の本人の入野光は、吉谷彩子さん演じる年上女性と、ワインを酌み交わし大人な付き合いをしている様子。1話では詳細は分からず。

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話を水無瀬親子に戻すと…。

碧は長く恋愛小説家をやってきた自分自身が恋愛から遠ざかり、ミステリーに手を出したが売り上げが上がらず、有田哲平さん演じる小西編集長に連載打ち切りを知らされる。

これからはミステリーで行こうと思っていた碧はショックを受け、続編を書かせてくれる出版社をさがしたが、売れないミステリーをどこも引き受けてはくれない。

タワマンのローンを払っていくには、小西編集長がいる散英社で恋愛小説を書くしか道がないのだ。

碧に新しくつくことになった川上洋平さん演じる担当編集者・橘漱石は、自身のイケメンを利用して碧になんとか恋愛小説を書いてもらおうとするが、碧好みのイケメンではないため、うまくいかない。

碧の娘・空は、沢村一樹さん演じる碧の幼馴染・ゴンちゃんと中村雅俊さん演じる父・俊一郎親子が営んでいる鯛焼き屋『おだや』でバイトをしており、母の仕事がうまくいっていないことを相談に乗ってもらっていた。

収入が減ってきているのに、見栄でブランド物の服を着たり高い食事をすることをやめられない母の碧に、今後の生活が心配になる空。

このままではタワマンのローンを払っていくことが出来ない。空が大学をやめて働くことも今のところ出来ない。

母に節約を強く提案するものの、自分自身も高級な食事やスイーツをやめられない空。

タワマンから引っ越しをするかどうかで碧と大喧嘩して『おだや』に家出した空は、ゴンちゃんから、あるエピソードを聞かされる。

タワマンから引っ越したくないのは、ただの母の見栄からだと思っていた空だが、そのエピソードを聞いて母の愛情を感じた空は急いで家に帰り、タワマンから引っ越さずなんとかしていこうと話す。

それには碧が恋愛小説を書くしかない。

自分ではもう恋愛出来ないという碧に、空が自分が恋愛をして見せると宣言。

アニメにしか興味がないと思って心配していた碧は大喜び。

 

空は本当に恋愛が出来るのか?

娘の恋愛ばかりを気にしていた母の碧自身にもある出会いが訪れるーー!!??

 

…という話でした。

 

棒読み?

全体に明るい雰囲気で、会話もテンポよくスイスイ話が進んであっという間に1話が終わった『ウチの娘は、話が出来ない!!』。

菅野美穂さん演じる母の碧と、浜辺美波さん演じる娘の空の会話がテンポよくてよかったんですが…。

大事なことを言う時に、二人が話す言葉が棒読みに聞こえるのが気になりました。

タワマンのローンどうするか?の話題で。

「いいか母ちゃん聞いてくれ。ここのローン厳しくないか?一銭も払ってない私が言うのも何だが。」

(中略)

「引っ越そう。母ちゃん引っ越そう。」

「待て。まぁ待て。母ちゃんには考えがある。」

という場面。それまで結構感情込めて普通に話してた感じだったんですけど、急に口調が変わってこの部分だけ棒読みっぽく聞こえました。

語尾が急にはっきりした言葉になってるからそう聞こえたのか、大事な話だからわざと言い方を変えてるのか、かなり引っかかりました。

気にし過ぎでしょうか??

 

オタク女子の恋

空が家計をどうにかするために恋をするといきなり言ってましたが、出来るのかな?

誰と?

1話を見る限りでは分からない!

道でばったり会った整体師の人か?大学の入野くんか?

入野くんは色々複雑そうですけどねー!

入野くんを追っかけてる気の強そうな女性もいますし、彼女かどうかわからないですけど、年上女性まで関係あるみたいだし。

オタク女子が恋をするって設定が面白い!って自分で言い出して、どうするつもりなんだろう…。

1話だけでは全く見通しが立たない感じです!

 

碧も恋?

碧も恋愛するって流れですが、どうなんだろう…??

沢村一樹さん演じるゴンちゃん。幼馴染とくっつくパターン?

でも担当編集者も編集長指示で色仕掛けしてきそうな感じだし、

 

話の中では恋愛してきたっぽい話が出て来てましたけど、1話を見る分ではモテるような感じはしませんでした。

四十肩で訪れた整体師の男性が、碧の小説のファンだと言って慌ててたのがチラッとは出てましたが…。

これはモテてるってこと?

空と出会いが被ってるのが整体師の男性ですけど、母娘でこの整体師の人を好きになるとかいう展開になるのかな?

1話を見ただけでは全く分かりません!!

 

とりあえず1話は母娘の紹介と、登場人物を紹介されただけで話が進むのはこれからです!!

1話見ただけではまだ面白いかどうかは分かりません。まだ様子見といった感じです。

続けて見てみたいと思います。

本編とは直接関係ありませんが、ジャッキーチェンの映画みたいに、エンディングでその日の放送の撮影風景をダイジェストで流してました。

話の振り返りが出来たり、どうやって撮影したか分かるのが面白かったです。

 

以上、『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』第1話を見た感想でした。

 

 

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大河ドラマ 麒麟がくる 第40回「松永久秀の平蜘蛛」の感想とネタバレあらすじ

NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。1月10日に第40回が放送されました。

 

第39回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀、京で三淵藤英・細川藤孝兄弟と出会い誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。政所の摂津晴門に悩まされる。織田の朝倉攻めに従軍したが、浅井長政から挟み撃ちにあい、藤吉郎と共に殿を務めて信長を京へ逃がした。比叡山を味方につけた朝倉・浅井を倒すために覚恕に会って、対策を考え、帝に和睦の勅命をもらうよう信長の助言して成功。姉川の戦いで朝倉・浅井軍に勝利したのち、比叡山の僧兵たちや幕府を倒そうと考える。比叡山を焼討ちにした信長のやり方に疑問を持ち、自分の軍だけ女子供を逃がした。信長からは近江志賀の地を与えられ、坂本に城の築城。武田信玄をはじめ、朝倉浅井に上洛を促し信長討伐を目論む義昭に、信長から離れろと命じられ訣別した。信長から丹波攻略を任されつつ、本願寺との戦いにも参陣し体調を崩し生死をさまよった。回復したのと入れ替わるように妻・煕子が胸の病で伏せるようになり、天正4年秋に亡くなった。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。家族が京に行っても美濃に留まる。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。美濃へ行った後、十兵衛のいる京へ上った。

  • 岸:天野菜月さん…光秀の長女。荒木村重の息子に嫁いでいる。
  • たま芦田愛菜…光秀の二女。駒から薬の調合を習っている。
  • 十五郎:石塚陸翔さん…光秀の嫡男。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれたが、胸の病で亡くなる。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。
  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣。
  • 斎藤利三:須賀貴匡さん…元稲葉一鉄の家臣。逃げてきて十兵衛の家臣となる。

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。帝から若狭の武藤を討てという勅命をいただく。実際は越前朝倉を攻めに行ったが、浅井に挟み撃ちにされ、京に逃げ負ける。のちに朝倉・浅井に姉川の戦いで勝つ。朝倉・浅井に味方した比叡山を焼討ちにした。武田信玄の死で援軍が来なくなった義昭を捕らえて幕府を終わらせ、朝倉・浅井も滅ぼす。朝廷から権大納言右大将の位を授けられた。本願寺との戦いで苛立ちを募らせ、家臣との距離が出来始める。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。信長の子・奇妙丸を清須で9年育て、その奇妙丸と共に美濃の岐阜城に入った。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 織田信忠(奇妙丸):井上瑞稀さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。帰蝶と岐阜城にいる。信長に家督を譲られる。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だったが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告。今は忠実な織田家の家臣。農民出身の藤吉郎を武将と認めていない。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家譜代の家臣。第21回から登場。
  • 羽柴秀吉(木下藤吉郎):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民だった。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。金ヶ崎の戦いでは、十兵衛と共に殿を務めた。その後数々の戦で活躍。出世して羽柴秀吉と名を変える。
  • 細川藤孝:眞島秀和さん…幕臣として十兵衛と一緒に働いていたが、義昭不利と見て信長に味方する。
  • 細川忠興:望月歩さん…細川藤孝の嫡男。

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

大和

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の元家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた筒井順慶と対立。筒井に味方する幕府から出て行き信長からも離れたが、多聞山城明け渡し信長に許され戻ってきた後は、本願寺攻めにも参陣。しかし信長が新しい大和の守護に筒井順慶を据えると決め、様子が変わってくる。
  • 筒井順慶:駿河太郎さん…大和土着の豪族。元興福寺の衆徒。松永久秀と対立。信長から、新しい大和の守護を任されることになる。

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。一時期駿河で太原雪斎を診ていたが、雪斎が他界したことで臨済寺に軟禁されしばらく駿河に滞在。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。正親町天皇や藤吉郎の母・なかも診ている。本願寺攻めで生死をさまよった十兵衛を救った。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ家が火事となり、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と駿河にいた時、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。京に戻り、かつて駿河で芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)と出会う。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売る商売をはじめ、堺の商人・今井宗久にも、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引をはじめた。将軍となった義昭と親しく会うようになり、義昭が建てようとしている貧しい人たちや病気の人たちを救う施設の資金を稼ぐため、丸薬づくりに一層取り組んでいる。義昭にとっての癒しの存在。今でも密かに十兵衛を助けている。義昭が京を追放されたのに伴い離れた。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。信長に頼っていて官位を与えた。しかし東大寺正倉院の蘭奢待を信長が所望したことをきっかけに関係が崩れ始める。
  • 誠仁親王:加藤清史郎さん…正親町天皇が譲位しようとしている東宮。信長を信頼している。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白だった。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。十兵衛に幕府が本来の役目である帝を守ることもせず私利私欲に走ってると苦言を呈する。丹波にいる。
  • 三条西実澄:石橋蓮司さん…大納言。伊呂波太夫から頼まれ、正親町天皇と十兵衛を引き合わせる。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…関白。二条家の当主。幕府が倒れ力を失いかけ、帝の譲位を早めて生き残りにかける。

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。十兵衛と畿内の大名との引き合わせをしてくれる。

大坂

  • 本願寺顕如:武田幸三さん…本願寺宗主。本願寺の地を明け渡せという信長に門徒と共に抗う。

 

三河

<<徳川家>>

  • 徳川家康(竹千代):風間俊介さん…のちに徳川幕府を開く。幼少期(岩田琉聖くん)。竹千代。人質として尾張の熱田に幽閉されていた。自分を生んですぐ母・於大の方を離縁して刈屋に戻した父・広忠のことを嫌っていた。信長に自ら駿河へ人質に行くと申し出て、信長の兄・信広と人質交換された。桶狭間の戦いでは今川軍に従軍していたが、今川軍の扱いに憤慨。動かなかった。金ヶ崎の戦いでは織田勢として戦に参加。その後織田から援軍を受け三方ヶ原で武田信玄と戦し、大敗する。
  • 築山殿:小野ゆり子さん…家康の正室。

 

  • 菊丸:岡村隆史さん…三河の忍び。かつて美濃にいたこともあり、駒たちと十兵衛を助けたこともあった。のち、今川に人質に行った家康について駿河にも潜伏していたこともあり、明智家が越前に逃げ延びるのを駒と共に手助けをした。三河周りの情報を十兵衛に知らせてくれる。

 

第40回のあらすじ

天正五年(1577年)夏。本願寺の顕如は、毛利や上杉が手を結び織田勢に抵抗。戦いが始まって7年が過ぎていた。

そんななか、参戦していた松永久秀が織田方の天王寺砦から逃亡し、織田家中は騒然となった。

 

京の館に戻っていた十兵衛は、先日亡くなった妻の煕子の爪を切ったものを小さな入れ物に入れ、音を鳴らして妻の死を悼んでいた。

たまは、父のそんな様子を薬の調合を教えに来てくれた駒に話す。駒は伊呂波太夫からの文を十兵衛に渡すと、十兵衛は慌てた様子で伊呂波太夫の館に出かけていった。

館には先に三条西実澄が来ていて「お上が一度そなたと一度話をしてみたいと仰せになっておる。信長殿の行く末を案じておるのじゃ。」とそっと耳打ちして帰っていった。

入れ替わるようにして館に入ると、伊呂波太夫と松永久秀が待っていた。

松永の顔を見た途端、怒りを抑えるように酒を飲み始める十兵衛。

十兵衛は、先日加賀で戦をしていた羽柴秀吉が総大将の柴田勝家と衝突し、勝手に陣から離れて近江に帰ってしまった一件を話し始めた。

戦の途中で人から抜け出した者は死罪。怒る信長を家臣一同で説得してようやく許しをもらったことを知っていて天王寺から去ったのか?と久秀に迫った。

久秀は「秀吉の気持ちがようわかる。」と言い、無能な柴田勝家が総大将となったのは織田家代々の忠臣の家柄だったから。非は謙信相手に柴田を総大将にした信長にあると言い切る。

そして、信長が家柄筋目関係なしによく働く者を取り立てるという評判があるが実は違うと指摘。

大和の守護だった原田直政が討ち死に後に筒井順慶を次の守護に据えた理由について「筒井が大和の古い家柄で筋目が良いからじゃ。」と話した。

久秀は本願寺方に寝返ると決めていた。本願寺は久秀に大和一国を任せると言ってくれたというのだ。

久秀はある茶釜を十兵衛に見せる。「平蜘蛛」と名付けられた茶釜で天下一の名物だ。

信長は平蜘蛛を欲しがってるが、久秀は意地でも信長に渡す気はない。

「もしやむなく渡すことになるとすれば十兵衛、そなたになら渡してもよい。」と言ってきた。

久秀は十兵衛と戦いたくないというのが本音だと打ち明ける。そして堺の鉄砲屋で会ってから頼りにしてきたと十兵衛への思いを口にした。

久秀も十兵衛もお互い的として戦いたくないのだ。

十兵衛は陣を抜けたことについて信長を説得すると言い、寝返らないで欲しいと頭を下げる。

しかし久秀は「そうはいかんのだ。わしにも意地がある。見ろこの釜を!これはわしじゃ。天下一の名物なのじゃ。そなたに討たれたとしてもこれは生き残る。そなたの手の中で生き続ける。それでよいと思うたのじゃ!」と拒否。

十兵衛は悔しさをにじませ涙を流し「解せぬ!解せぬ!」と繰り返す。

久秀は茶釜を一旦伊呂波太夫に預け、久秀が負ければ十兵衛に渡り、久秀が勝てば久秀に戻る。と告げた。

十兵衛は「平蜘蛛など欲しくはない!戦などしたくはない!」そう言い放つのだった。

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信貴山朝護孫子寺からの風景



この秋。松永久秀は大和の信貴山城で挙兵。

本願寺や上杉謙信らに呼応。「信長、恐るるに足らず!」信長と戦うことになった。

信長は嫡男の信忠を総大将とする大軍を大和へ送り、十兵衛と佐久間もこの陣に加わっていた。

佐久間は、十兵衛に「松永が命乞いしてきた場合許してやってもよい。ただしその引き換えに松永の所有する茶道具を全て無傷で引き渡すこと。なかんずく平蜘蛛の釜は必ずよこすことじゃ、と。」という信長からの密命を伝えてきた。

細川藤孝も参陣しており、十兵衛に嫡男の忠興を紹介してきた。

忠興は先立つ片岡城の戦いで武功を上げており、十兵衛は忠興を褒めた。忠興は信貴山城へ攻め込む先陣に加えて欲しいと願い出て、十兵衛もそれを受けた。

 

天正五年(1577年)10月10日。

久秀は、信貴山城の中で茶道具に油をかけて火を放った。

そして家臣に自身の首を箱に入れて名物と共に焼き払えを命じ「げに何事も一炊の夢。」と言い残し、切腹して果てた。

 

後日。建設中の安土城に呼び出された十兵衛は、信長に平蜘蛛の釜の行方を聞いてきた。

上杉との内通を疑い、京に密偵を放って伊呂波太夫宅で久秀と十兵衛があって話をしたことを掴んでいると信長が話しても、十兵衛は平蜘蛛のありかを知ってると信長に話さなかった。

十兵衛の前では納得した素振りをしていた信長だったが、実は話の内容も秀吉に探らせ全て知っていた。

信長は十兵衛の娘・たまと、細川藤孝の息子・忠興との婚姻を命じただけで十兵衛を帰した。

そして十兵衛が帰った後「十兵衛が初めてわしに嘘をついたぞ。このわしに嘘をつきおった。」と怒りを露にするのだった。

 

後日。

坂本城にいた十兵衛を伊呂波太夫が訪ねてきて、久秀から預かっていた平蜘蛛の茶釜を渡してきた。

平蜘蛛の茶釜を手にした十兵衛は「信長様にこの平蜘蛛の行方を問われ、知っているとここまで言いかけたが、言えなかった。言えばこれが信長様の手に落ち、わしは楽になれた。しかしなぜか言えなかった。そうか…これは罠だ。まんまとひっかかってしもうた。これは松永久秀の罠じゃ。」と取り憑かれたような表情で笑い出す。

久秀が「どうだ十兵衛。恐れ入ったか」と笑っているようだと。

 

伊呂波太夫は「これほどの名物を持つ者は、持つだけの覚悟がいると。いかなる折も誇りを失わぬ者。志高き者。心美しき者。わしはその覚悟をどこかに置き忘れてしもうた。」という久秀の言葉を伝える。

久秀の言葉を聞いた十兵衛は、丹波での戦が終わり次第、帝に拝謁したい。と伊呂波太夫に頼んだ。

帝に今の世と信長をどうご覧になっているかを聞きたいと言う。

伊呂波太夫は三条西に伝えると言って去って行った。

 

…というお話でした。

 

爆死じゃなかった

松永久秀の信貴山城での最期と言えば、平蜘蛛の茶釜に爆薬を仕掛けて、茶釜もろとも自分の身を吹っ飛ばす爆死かと思っていました。

しかし『麒麟がくる』では、切腹で介錯してもらいその首を箱に入れるという最期でした。

松永久秀役が吉田鋼太郎さんだし、久秀の最期をずっと楽しみに待っていたので、かなり残念に思ってしまいました。

 

久秀と十兵衛の最後の会話

その代わり、十兵衛と久秀の二人の会話にたっぷりと時間が割かれていて、それはそれでよかったです。

平蜘蛛の茶釜を渡そうとするシーンでの十兵衛の「平蜘蛛など欲しくはない!戦などしたくはない!」という心からの叫びは泣けました。

前回の放送で十兵衛が天王寺砦で倒れた時、久秀は真っ先に医者を呼んで本気で心配してくれてましたよね。

欲を言えば、もっと十兵衛と久秀が一緒に出てるシーンが見たかったです。

もう見られなくなるのかと思うと寂しいです。

 

久秀は大和じゃないとだめだった

今回は久秀が信貴山城で亡くなるという悲しい回でしたけど、生きるという選択肢はなかったのかな?

信長も命乞いしてくれば助けるつもりだったのに…。

十兵衛だって命かけて許してもらうようにお願いするって言ってたのに。

でも、前から久秀が信長に反抗する時は、大和を筒井順慶に渡そうとするときでした。

前は将軍も関わっていたから、世が完全に信長の世になれば変わるかも…と期待して久秀は戻って来てくれていましたが、もう信長の世になっていて、それで最終的に筒井順慶に大和を渡すという判断と分かっていましたからね~。今回は。

もうだめですよね。

結局、家柄のいい人に渡しちゃうんですねぇ、守護の座を信長は。

そんな人じゃないと思ってたのに。残念過ぎる!!

 

信長は大和じゃなくても、畿内のどっかをやるつもりだったっていうのがダメですよね。

久秀は大和を愛していて、大和じゃないとだめだった。

こういう土地を愛する気持ちが信長には全くないですよね。自分自身、居城を次々変えていく人だし。土地に対するこだわりがないからかな?

せっかく有能な人だったのに、こういう行き違いでどんどん失っていく信長です。

 

久秀は何もかも全て持って死んでやろう!って気持ちで強そうに見えましたが、本当は信長への失望でどん底の状態だったんでしょう…。

結局家柄を重視する将軍と一緒だと分かった時の絶望は大きかったんでしょう。

大和がもらえないなら、生きてても仕方ないってところまで行ったのかな?

久秀の気持ちがよく伝わる回でした。

 

久秀の罠?

信長に平蜘蛛が自分に渡ると正直に言えなかった十兵衛。

久秀の罠だって言ってましたが、本当かなぁ?

十兵衛にも自分と同じように死なそうとしてたってこと?

いや、十兵衛なら信長を倒せると思ってたってこと?

久秀はそこまで考えてたとは思えないけどなぁ…。

 

久秀が自分を罠にハメたと思った十兵衛。帝に会って、信長を倒せと勅命でももらおうとしてるのかな?

謎が残る最後でした。

 

さぁ!

本能寺の変までにはまだまだ何年かありますが、何があって最後のスイッチとなるのか?

信長も平蜘蛛の件で十兵衛を信じられなくなってるみたいだし、じっくりゆっくり二人の仲が壊れていくんでしょうか?

怖い!!!

 

久秀の死だけがテーマだと思っていましたが、その後の十兵衛の生き方にまで影響が出てくるような描き方になって、意表を突かれた回となりました。

面白かったです!!

 

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以上、『麒麟がくる』第40回を観た感想でした。

次回・第41回は「月にのぼる者」です。

 

 

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各話の感想

各話の感想の一覧はこちら。↓

https://www.lovetv.site/entry/kirikuru-kansou1#各話の感想

 

 

池脇千鶴主演 その女、ジルバ 第1話の感想とあらすじ ネタバレあり 40歳の誕生日に飛び込んだ世界で変わっていく女性の話

東海テレビ・フジテレビ系列のドラマ『その女、ジルバ』。1月9日夜11時40分から第1話が放送されました。

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おもな登場人物

  • 笛吹新:池脇千鶴さん…福島県出身。大手百貨店のアパレル店で販売員として働いていたが、物流倉庫に左遷された。昔結婚直前まで行った恋人が別の若い女性に取られた過去を持つ。40歳の誕生日の日に、一番会いたくない元恋人前園が倉庫から異動してきた上、宝くじにも当たらず「変わりたい!」と思い"40歳以上"のホステス募集の張り紙を見て入ったバーで若者扱いされる。源氏名は「アララ」。
  • 浜田スミレ:江口のりこさん…新が働く倉庫の正社員のグループリーダー。倉庫の仕事に誇りを持っている。
  • 村木みか:真飛聖さん…新の倉庫の同僚。新と同じ百貨店から出向組。仕事への情熱を失い文句ばかり言っている。前園とは同期入社。前園が女性社員を捨てて若い女性に走ったことを知っており、新に前園に気を付けるよう助言。その捨てられた女性が新とは知らない。
  • 前園真琴:山崎樹範さん…新の元カレ。婚約直前で後輩の女性に手を出し妊娠させその女性と結婚し新とは破談。本社から新がいる倉庫に異動してきた。
  • 久慈きら子:草笛光子さん…『OLD JACK&ROSE』の2代目ママ。くじらママと呼ばれる。何度も修羅場を乗り越えてきている。
  • 大田原真知:中尾ミエさん…『OLD JACK&ROSE』の元ホステス。チーママと呼ばれる。直木賞を受賞した作家だが時々店に顔を出す。
  • 七子:久本雅美さん…『OLD JACK&ROSE』のホステス。ナマコと呼ばれる。初代ママ・ジルバに助けられ、恩を感じている。おせっかいの世話好き。
  • 菊子:草村礼子さん…『OLD JACK&ROSE』のホステス。ひなぎくと呼ばれる。清純派のアイドル的な人気で、親衛隊がついている。
  • 花富屋敷衿子:中田喜子さん…『OLD JACK&ROSE』のホステス。自称59歳でエリーと呼ばれる。恋に生きる女性で、結婚詐欺師に騙されて路頭に迷ったところをジルバに助けられた。
  • 蛇ノ目幸吉:品川徹さん…『OLD JACK&ROSE』のマスター。くじらママと共に店を支えてきた。
  • ジルバ:池脇千鶴(2役)…『OLD JACK&ROSE』の初代ママ。
  • マイカ:華村あすかさん…幸吉の孫。
  • 石動良一:水澤紳吾さん…『OLD JACK&ROSE』の常連客。
  • JUZO:草地稜之さん…『OLD JACK&ROSE』の常連客。熟女好き大学生。
  • 滝口:梅垣義明さん…『OLD JACK&ROSE』の常連客。
  • 花山:芋洗坂係長さん…『OLD JACK&ROSE』の常連客。

 

第1話のあらすじ

故郷会津の駅に降り立った笛吹新。弟と甥に迎え入れられた。

現在に至る出来事を振り返る事から物語は始まるーーー。

 

2019年秋の東京。

笛吹新は一人暮らしの家で40歳の誕生日の日を迎えた。お祝いメールが届いたかと思いスマホを開けば、ネット通販からだけ。

お弁当を作り自転車で出勤している途中に通りかかった公園で、辛そうにしている老婆見かけ、40年後の自分を見たような気がした新は思わず声をかける。

その老婆は「お気になさらないで。」と言ったものの財布を忘れてきており、新は水とスポーツドリンクと栄養ドリンクを買ってあげた。

 

職場である百貨店の物流倉庫に着いた新は、朝礼で百貨店の商品事業部から異動してきた前園真琴が、新任の課長として赴任してきたと知る。

前園は新のかつての恋人。結婚直前で別の若い女性社員に手を出し妊娠させ、そのままその女性と結婚した、新にとってこの世で一番会いたくない男だった。

一緒に朝礼に出ていた同僚の村木みかが、前園がかつて売り場のテナントにいたアパレル会社の販売員と結婚直前まで行って、若い女に手を出しデキ婚した噂を新に吹き込む。そして前園だけは信用したらダメだと教える。

しかしその捨てられた女性こそ、新本人だとは知らない様子。新も初めて聞いたふりをして話を流した。

朝礼後。職員たちに挨拶回りする前園ととうとう顔を合わせた新。

前園は新たに気付き「俺たちやっぱり運命の糸で結ばれてんのかな?」と調子づいた発言をし、イラつかせた。

 

帰り道。

自分への誕生日プレゼントつもりで、財布に入っていたお金を全部使ってスクラッチ宝くじを購入。

200円しか当たらなかったが喜んでいると、宝くじが飛び散って拾いに行くと『OLD JACK&ROSE』というバーの店の前に着き"40歳以上”のホステス募集の張り紙を見つけた。

新は「今ここで新しい何かをしないと、私は私の人生を嫌いになっちゃう。」と思い切ってバーの扉を開けた。

バーにいたのは、ナマコにひなぎくにエリー。3人でダンスの練習をしていた。

おそるおそるホステス募集の張り紙を見て入ったと告げると、マスターの幸吉から「うちはロリコンクラブじゃないんだ。40前に用はないよ。」とあしらわれる。

さらにエリーとひなぎくが「うちはクラシック路線。」「お店が浮ついちゃうわ。」と畳みかける。熟女専門のバーなのだ。

3人は新を囲み、若いとからかう。

新は「本当に今日から私、40なんです!!」と必死に訴えた。

 

そこへ、ママが帰ってきてエリーら3人に開店の支度を急かした。

「くじらママ」と呼ばれる『OLD JACK&ROSE』のママは、幸吉に「雇ってあげたら?」と新を推薦。ママは朝、新が公園で助けてあげた老婆だった。

キレイに着飾り化粧を施したくじらママはとても美しく、新はくじらママと朝の老婆が同じ人物だと気づかなかった。今朝は二日酔いだったという。

くじらママの提案で、新は『アララ』という源氏名でお試しで働くことになった。

エリーら3人に化粧を施され、アクセサリーにドレス、髪にはつけ毛も着けられた。

靴とドレスは、初代ママのジルバママのダンスシューズとドレス。

新は変身した自分の姿を見て、シンデレラがガラスの靴を履いた時のような気持ちになる。

しかし履きなれない靴は痛く、ぎこちないままお店に立った新。

最初に来店した常連客のJUZOが新を見て「何で若い子いんの?」と不機嫌。

JUZOはくじらママの大ファン。まっすぐママのもとへ向かった。

次々来店する常連客は皆、新を見て「ギャル。」「誰かのお孫さん?」と若者扱いした。

ナマコは、新を見習いとして常連客の滝口と花山に紹介。

二人は「きゃぴきゃぴギャル。」「ぴちぴちし過ぎ。」と新に言う。

別のお客さんにも「ヤングギャル」とも言われ、だんだんと顔がほころんでくる新。

「40なんてね、若い若い。」「焦ることはないよ。若いうちに人生楽しまなきゃ。」「女は40から!」

そんな言葉を聞いて新は「幸せ過ぎて怖くて。外じゃお金払ってもこんなこと言ってもらえませんから。」と喜ぶ。

盛り上がってきたところに、くじらママがお店にいた皆に、お客の荒木さんが部長に昇進したことを報告。

エリーとナマコとひなぎくは「お祝いしなきゃ。」と席を立ち、衣装を変え舞台でダンスを披露。

お客さんたちもリズムに乗り、新も言われるがままタンバリンで場を盛り上げた。

最後は主役の荒木さんをはじめ、新も舞台に上がり楽しい時間を過ごした。

「なんて素敵な思いがけない夜。」と感激する新だった。

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閉店後。

幸吉さんに履歴書の様子を差し出され、名前と連絡先を書くように言われた新。生年月日を書いている途中で、ひなぎくに今日が40歳の誕生日だったと気づかれた。

幸吉とくじらママ、ナマコにひなぎくにエリー。みんなで『ハッピーバースデー』を歌ってくれた。

 

皆の優しさに大粒の涙を流して喜ぶ新だった。

 

帰宅後。余韻に浸り月を眺めていた新。

夢ではないかと思っていたところに、当たったスクラッチくじと、耳に残ったイヤリングを見つけて、改めて今夜のことが現実だと知る。

 

お店に残っていたくじらママと幸吉は、戦争が終わってすぐの頃のジルバと3人でお店を始めた思い出話をした。

「今の40歳って、私たちの頃の二十歳みたいなもんね。いやもっと子供に見える。」

 

翌日。

お昼ごはんを一緒に食べていた村木に「ギャル」と言われて嬉しいと話す新。

ホストクラブにでも通って騙されてると必死に止める村木。

 

こっそり話を聞いていた前園は、ホストに騙されてあとで会社のお金を使いこむのでは?と話を飛躍させて警戒。

前園の妄想を聞いた浜田は、前園がリストラ対象をさがすために出向してきたと見抜くのだった…。

 

…というお話でした。

 

おばさんって呼ぶ?

主人公は池脇千鶴さん演じる40歳を迎えたばかりの女性。

職場とか宝くじ売り場の男の子に「おばさん」と呼ばれていました。

これ、同じ職場の人やお客さんに「おばさん」なんて呼びます?

小学生の子供じゃあるまいし、「おばさん」呼ばわりすることにドラマと分かってても腹立ちました。

 

あと、元恋人の前園!!

「どこのおばさんかと思った。老けたな。」って失礼なやつ!!

でも…。

おばさんと呼ばれる40の新も、公園でしんどそうにしていた80のくじらママを見て哀れに感じるんですよねー。

『OLD JACK&ROSE』で再会して「おばあさん!」って口にしてるし!同じように言ってるんですよね。

 

そうは言いつつも、池脇千鶴さんが化粧もしなくなった女性を演じてるのがとてもリアルで、確かにおばさんに見えました。

2007年の大河ドラマ『風林火山』で見ていた三条夫人役の時の池脇さんとは全然違って、戸惑ったのも確か。

最後に『OLD JACK&ROSE』の初代のジルバママの写真が出てきたんですが、このジルバママも池脇千鶴さんが2役で演じられてるとのこと。

写真で見る限り、同じ人物とは思えません!

池脇千鶴さんスゴイです!

 

1話の前半は全体に暗い感じで失礼発言もチラチラ出てくるし、嫌なドラマだな~~と構えてしまいました。

 

おばさんの誕生日あるある

40歳の誕生日にお祝いメールが通販のダイレクトメール。

これ、誕生日前からじゃんじゃん送られてくるんですよね~~!

私も何社から送られてきてるか。

お祝いしてるに見せかけて、割引クーポンを送ってきて買わせたいだけ。

別に祝ってもらってないし。

まぁ、何年も繰り返し送られてくると誕生日月まで待って割引狙って買うようになりましたけどね!

こういうおばさん誕生日あるあるがリアル過ぎて、見てて自分自身もイタかったです。

 

くじらママの言葉に泣いた

40歳になった新が、変わりたい!って思ってたところに『OLD JACK&ROSE』のホステス募集の張り紙…。しかも40歳以上!

 

ぴちぴち」「ヤングギャル」と言われてる新を見て、同じ40過ぎの私もなんだかくすぐったい気持ちになりました。

新がどんどんお店の雰囲気に癒されていくゆったりとした時間が素敵で、グッとドラマの世界に引き込まれていきました。

 

閉店した後にみんなに『ハッピーバースデー』を歌ってもらって、誕生日がママ達と出会った記念日にもなっていった流れがよかったです!

最後にくじらママが「あなたのこれまでの40年。そしてこれからの大切な人生を命ある限り生きていきましょう。ね!」に言ってくれて、感動してしまいました。

新が皆にお礼を言って「私本当に本当に今日この店に来て、お店の扉開いて、朝起きたらもう40になっちゃってて。もう何もかもうまくいかなくって。私の人生もうこれでおしまいかなって。でも、こんな素敵な誕生日生まれて生まれて初めてで。」と大泣きするシーンでは私もつられて泣きました。

一気に、いいドラマだなーと思いました。

 

リストラ危機?

幸せムードで仕事もいい感じなっていくのかと思いきや、元恋人の前園は新をリストラしようと動き出しそうな雰囲気…。

昼の仕事にいきなり危機が訪れるみたいです。

でも、最初愛想が悪かった江口のりこさん演じるチームリーダー・浜田が、前園から守ろうとしてくれるのでは?というのも感じられました。

『OLD JACK&ROSE』で働くようになって、新の人生が本当に明るくなっていってくれたら…と期待します。

今の新は、口を閉じた時にへの字になってるのが気になります。

このへの字の口角が上がって表情豊かになっていったらいいな!!

今のところ、最年少の池脇さん演じる新より、周りのホステスさんの方がキレイ!

特に私は草村礼子さん演じるひなぎくが好きです。

なので、これが追い付け追い越せで新もキレイになって欲しい!

 

第1話は最初は暗くてどうかと思いましたけど、話が進むにつれ尻上がりに面白くなっていきました。

引き続き見ていきたいと思います!!

 

以上、『その女、ジルバ』第1話を見た感想でした。

 

 

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岡田結実主演ドラマ 江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~ 第1話の感想とあらすじ ネタバレあり 江戸の花魁が現代に!?

読売テレビ・日本テレビ系列で放送が始まったドラマ『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』。1月7日夜11時59分から第1話が放送されました。

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おもな登場人物

  • 仙夏:岡田結実さん…江戸時代で生きる花魁。タイムスリップしてきて蔵地が働くカフェでバイトする事に。
  • 蔵地俊輔:葉山奨之さん…大企業の社長の息子。父の会社に就職するも3か月で退社。勘当される。叔父の雄彦といとこの寿乃が暮らす家に居候。雄彦が営むカフェでバイトしている。
  • 春日泉美:吉谷彩子さん…ウェブ会社『バードネット』勤務。蔵地の高校の同級生。自分を追い込んで頑張って仕事している。
  • 蔵地雄彦:田中直樹さん…蔵地の叔父。蔵地と仙夏が働くカフェのオーナー。細かいことを気にしないタイプ。
  • 蔵地寿乃:山口まゆさん…雄彦の娘で蔵地のいとこ。大学生。歴女で江戸マニア。仙夏をタイムスリップしてきた本物の花魁と早々に信じ込む。
  • 森谷香澄:藤江萌さん…蔵地が働くカフェのアルバイト。
  • 大河内拓馬:中本大賀さん…カフェのアルバイト。現役東大生。天然だが仕事はきっちりこなす。
  • 松野隆二:森田甘路さん…カフェのバイトリーダー。カフェを愛し守ろうと頑張るが、あまり周りに頼りにされていない。
  • 鳥居直樹:前田公輝さん…ウェブ会社『バードネット』社長。泉美の上司。部下に厳しく当たる。

第1話のあらすじ

叔父が経営するカフェで働く蔵地俊輔は、コーヒー一杯で閉店間際まで女性を待ち続けていた男性や、街でイチャつくカップルにイライラしながら帰っていた。

すると突然帰り道の途中で、花魁が現れ驚く。

幻覚でも見たのか思いながら居候している叔父・雄彦の家に帰ると、さっき見た花魁が雄彦といとこ・寿乃と一緒にリビングにいた。

女性は「吉原に百花繚乱咲き乱れる。涼八屋の仙夏でありんす。」と名乗り、吉原の花魁だという。

怪しい人物だと警戒し、追い出そうとする俊輔。しかし雄彦と寿乃は、夜も遅いし女性を一人外に出すわけにはいかない。と言い、泊めることになった。

 

翌日。

俊輔が起きると、寿乃は「図書館で証拠をつかんでくる。」雄彦は「夢をつかんでくる。」と書き置きを残してパチンコに出かけており、仙夏が一人家に残されていた。

仙夏はロボット掃除機を見ては恐れ、外に出れば花魁の格好をしてることで珍しがられスマホで周りの人々に撮されまくる。

俊輔が仙夏を家に連れ戻そうとすると、片思いしている相手・泉美に見られてしまい、仙夏を知らない人だと言ってごまかした。

仙夏を家に連れて帰り、帰って欲しいと懇願する俊輔。しかし仙夏は「江戸はどっちの方角にあるんだい?」と聞いてきて、呆れてしまう。

そこへ雄彦と寿乃が帰ってきて、寿乃は仙夏の浮世絵が載った本を見せて仙夏が「安政七年吉原涼八屋仙夏」だということが分かった。

寿乃が調べたところによると仙夏は、江戸時代の吉原で伝説を残した花魁だった。

寿乃は、仙夏が江戸からタイムスリップしてきた人だとすんなりと受け入れ、雄彦も面白そうだと話に乗る。しかし俊輔だけは、コスプレしているだけだと疑っていた。

寿乃は仙夏に「今いるのは161年後の未来なんです。仙夏さんがいるのも江戸じゃなくて東京です。」と言い、雄彦と江戸から東京になった経緯を詳しく説明。

夢の中だと信じない仙夏だったが、どうやって江戸からタイムスリップしてきたのか分からない上に、江戸に戻る方法が分からないと知る。

そして「わっちは置かれた場所で咲く、いや置かれた場所で咲き誇るって決めてるのさ。」とここで生きる決心をした。

 

雄彦は自分が経営するカフェ『藏』で仙夏を働かせることに決め、世話役を俊輔にさせる。

バイトの松野、香澄、大河内には、仙夏を箱入り娘だと紹介する雄彦。

花魁の髪型のままカフェの制服を着ているといういで立ちでお客さんに「おいでなんし。」と言って迎え入れる仙夏。

驚くお客さんに慌てて席まで案内する俊輔だった。

仙夏は天井のエアコンから暖かい空気が流れてくるのも、店中に心地よい音楽が鳴慣れているのも、壁の向こうで人が火を起こして送って来たり音楽は演奏しているものだと解釈。

バイトリーダー松野が淹れたコーヒーを飲めば「なんてもの飲ませるんだい?」と頬をひっぱいた。が、男性客がクレームを言っているのを見れば、客の手の上にそっと手を置き「旦那の心、アタシが温めてあげようか?」とささやき、黙らせた。

そこへ俊輔の片思いの相手・泉美が現れ、慌てる俊輔。

蔵地の友人・春日泉美はカフェに近い会社で働いていて、お店からよくコーヒーや商品をカフェから配達に行ってるのだと、香澄と大河内が仙夏に説明。

泉美は電話で上司に呼び出され、すぐに会社に戻って行ったが、仙夏は俊輔が泉美を好きだということにいち早く気づき、仲を取り持つと宣言。

「相手の心を掴むことにかけて、アタシの右に出るものはないからね。」と言うのだった。

帰宅後。

俊輔に江戸時代のやり方の「指切り」で思いの伝え方を伝授しようとする仙夏。俊輔は慌てて逃げたが、歴女の寿乃は「ロマンティック!」と喜ぶ。

体を張って思いを伝える方法に呆れる俊輔。しかし「伝えられなくなるかもしれないからね。明日には一緒にいられなくなるかもしれない。そうなってからじゃ遅いんだよ。こういうのは。」と寂しい表情で言った。

一人になった仙夏は赤いくしを袋から取り出して、”直さん”という男性を思い出すのだった。

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翌日。

泉美はカフェに来て仕事をし、働き過ぎを心配して「そんなに頑張らなくてもいい。」と言う俊輔に「自分が夢中になれるのがないから、周りの人の夢中を応援したい。」と今の仕事への熱い思いを語る。

好きな仕事を出来ている泉美だったが、会社から電話がかかってくると一瞬にして笑顔が消えて怖い顔になるため、スマホを"木札"と呼ぶ仙夏は「あの木札、笑顔を奪う呪いでもかかってるのかい?」と俊輔に聞く。

俊輔から会社の人と話してると聞かされた仙夏は「その会社とはものすごく恐ろしい場所なんだろうね。」と怖がるのだった。

 

後日。

泉美の会社にコーヒーを配達に行った俊輔と仙夏。

そこで鳥居社長にプレゼンしている泉美が笑顔で話しているのを見て「楽しそうじゃないか。」と安心する仙夏。

しかし鳥居社長から「ありきたり。」と評価され、担当を変えられてしまった泉美。

上司の桃山智子(秋元才加さん)に頭を下げてやり直しを懇願する泉美に「期待してたのに。」と返す智子。

その姿を目撃した仙夏は思わず口を出してしまい、俊輔が必死に止めに入った。

 

江戸時代の花魁の言葉が現代の人たちにどう響いたのか?

泉美に片思いする俊輔を、仙夏はどう応援していくのか?

そして仙夏の前にも思い人が現るーーー!!??

 

…というお話でした。

 

花魁が現代に!?

お父さんの会社を辞めて、叔父さんの家に居候している蔵地俊輔の前に江戸時代の吉原の伝説の花魁・仙夏が現れた!!という突拍子もない設定でドラマが始まりました。

でも、江戸時代から一人でやってきた仙夏「置かれた場所で咲く。」と覚悟を決めていて、現代で生きようと切り替えるのが早くてびっくり。

歴女のいとこ・寿乃が、江戸時代の思いの伝え方である「起請文」や「指切り」を詳しく解説。

仙夏がいきなりやることの説明がその都度入って字幕まであって、とても分かりやすかったです。

 

最初、俊輔が道で見かけた時の仙夏は髪型も決まっていて、着物も全部着込んで豪華だったんですが、次の日になったら仙夏の髪型がちっちゃくなっていました。

詳しくは分かりませんが、普段の髪型なのかな?と思いました。

あと、現代に暮らしに馴染もうと覚悟した仙夏が、衣装は変えても髪型だけは変えてないところに強さを感じました。

 

忖度なしで、疑問に思ったことはすぐに口に出して質問する。

人の目ばかり気にして好きな人をうまく励ませない俊輔とは対照的で、面白く見させてもらいました。

 

同じ日に始まったタイムスリップドラマ

奇しくも、同じ日にフジテレビで始まったドラマ『知ってるワイフ』もタイムスリップを題材としたドラマです。

『知ってるワイフ』の感想もこのブログで書いていますが、こちらのドラマは個人的な思いで過去の選択をやり直して今を幸せに生きたいとドラマ。

 

偶然にも同じタイムスリップですが、全く角度が違います。

個人的な感情で動く『知ってるワイフ』と望まないのに未来に来させられて、でも今いる場所で咲くと覚悟を決める女性の物語である『江戸モアゼル』。

2つを見比べてると、主人公の性格が全く違うし、それぞれのドラマの個性がはっきりしてて面白いです。

 

ちなみにこのブログの『知ってるワイフ』の感想はこちら

 

仙夏の言葉に不意打ち食らう

期待されて任された仕事で結果が出せず、違う仕事を言い渡された泉美を何とかしようと、花魁姿で泉美の会社に現れた仙夏。

「期待してる」と言って泉美に言い、人を使うだ使いづらいだと評価する上司の智子。

そんな智子に対して仙夏が「人間は道具じゃないだよ。道具は壊れれば直せるけど、人間はそうはいかないんだよ。壊れてからじゃ遅いんだよ。泉美はあんたの前で笑ってるかい?あんたは泉美の前で笑ってるかい?そんな顔してちゃ、好きなものも嫌いになっちまうよ!」とビシッと言ってくれたのは不意打ちで心打たれました!

最初は花魁が現代に来て周りを振り回すというコメディーと思って軽く見ていました。けど、恋を語る時にふいに見せる寂しそうな表情とか、このビシッといってくれる言葉でグッと心つかまれました。

しかし!!

何故からそこから、ラジカセに曲に合わせて舞を踊り始めた仙夏。

そしてかけた曲が何故かtrfの『EZ DO DANCE』!!

選曲が古い!でも花魁だから古いも何も、全部新しいのか…。

真面目なシーンが一変して変な空気に。またコメディーに一気に戻りました。

 

なんやねん!と思いつつ、最後まで楽しく見させてもらいました。

笑えてちょっと泣けて、夜中にちょうどいいドラマだと思いました。

最後に仙夏の恋の謎も出てきて、先が気になりました!!

俊輔と泉美の恋も気になるし!

続けて見ていこうかと思います。

 

以上、『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』第1話を見た感想でした。

 

 

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知ってるワイフ 第1話の感想とあらすじ ネタバレあり 過去にタイムスリップして人生を変える?!

フジテレビ系列で始まったドラマ『知ってるワイフ』。1月7日夜10時に第1話が放送されました。

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おもな登場人物

  • 剣崎元春:大倉忠義さん…結婚5年目。2児の父。『あおい銀行』世田谷支店融資課主任。会社では上司に叱られ、家では妻・澪に怒鳴られる日々。大学時代、当時高校生だった澪の家庭教師をしたきっかけで付き合い結婚。優しくかわいかった妻が変わってしまったことを嘆いている。人生を変えられたら…と思っている。
  • 剣崎澪:広瀬アリスさん…元春の妻。2児の母。家事、育児、仕事に追われ疲れ切った毎日を送っている。高校時代、ふとしたきっかけで出会った元春に一目惚れ。猛アプローチで家庭教師になってもらって、付き合うようになり結婚。優しかった夫は何も手伝ってくれずワンオペ育児にイライラ。母の痴呆症も進んで、どうしてこうなってしまったのか?ため息をつく。
  • 津山千晴:松下洸平さん…『あおい銀行』世田谷支店融資課主任。元春とは同期。穏やかな性格。双子の父。プレイボーイだったが、結婚して円満な家庭を築いている。元春のよき理解者でよく愚痴を聞いてあげている。
  • 篠原恭介:末澤誠也さん…『あおい銀行』世田谷支店融資課新人行員。
  • 西徹也:マギーさん…『あおい銀行』世田谷支店融資課課長。支店長にゴマする中間管理職。つかさとは同期。
  • 宮本和弘:おかやまはじめさん…『あおい銀行』世田谷支店支店長。
  • 小谷つかさ:猫背椿さん…『あおい銀行』世田谷支店窓口課課長。
  • 尾形恵海:佐野ひなこさん…『あおい銀行』世田谷支店窓口課。仕事もプライベートも何事にも積極的な性格。
  • 樋口静香:安藤ニコさん…『あおい銀行』世田谷支店窓口課。物静かだがしっかりとした優しい女性。
  • 剣崎なぎさ:川栄李奈さん…元春の妹。元春より頼れるしっかり者。公務員試験を受け続けている。
  • 木田尚希:森田甘路さん…元春の大学時代からの親友。居酒屋「MISHIN Kida’s Kitchen」を経営。津山と3人でよく集まっている。
  • 江川沙也佳:滝本美織さん…大企業・西急グループの令嬢。元春が大学時代片思いしていた後輩。元春と偶然再会し「好きだった。」と言う。
  • 小池良治:生瀬勝久さん…元春が公園で出会ったタイムスリップのきっかけとなる謎の男。
  • 建石久恵:片平なぎささん…澪の母。しっかり者だったが夫の急死のショックで認知症に。一人暮らしをしていることに澪が不安を感じている。

第1話のあらすじ

剣崎元春は、10年前の大学3年の時に偶然バス停で出会った高校生だった妻・澪と結婚。子供2人にも恵まれ、『あおい銀行』世田谷支店融資課で働く。

妻・澪は、家では2人の育児と家事に追われ、さらにファミレスでも働くという忙しい毎日を送っていた。

2020年7月7日、元春の誕生日の日の午前3時前。

元春と澪の2番目の子・啓太が起きて泣き始める。澪は起きて啓太をあやした。

午前4時過ぎ。

また啓太が起きて泣き始め、澪は元春を起こしておむつ替えを頼んだものの、元春は啓太を抱いてまた寝てしまい、結局澪が世話をした。

その日は夫婦とも寝坊。上の子・佐織が飛び跳ねて二人を起こし、何とか起きる。

元春はシャツにアイロンがかかっていないことに不満を感じ、澪は子供の世話に手一杯で元春に構ってやれず、誕生日のことも忘れゴミ出しを指示。

さらに澪は、先日佐織が熱を出してバイトを替わってもらった代わりに仕事に出なくてはならなくなり、元春に子供らのお迎えを頼んだ。

元春は出勤。遅刻して上司の西課長に、査定減点と嫌味を言われた。

銀行の閉店時間が過ぎ、元春が担当する不動産屋が、返済日にも関わらず入金がされていないのを西課長が気づく。口座には返済額が残されておらず引き落とせない。

元春が社長に電話をすると、茨城にいて入金が出来ないとのこと。

元春は小切手にサインしてもらうため茨城まで車で向かった。

午後6時過ぎ。

ファミレスでバイトする澪に、子供の迎えがまだだと知らせが入る。

何度も元春の個人携帯を鳴らすものの、銀行のロッカーに入ったままで連絡が取れず。上司に頭を下げて自分で迎えに行った。

一方で無事仕事を済ませた元春は、スマホを見てようやく迎えを頼まれていたことを思い出す。

「ソクラテスは言った。良妻を持てば幸福であり、悪妻を持てば哲学者になる。俺は哲学者だ。」

心でつぶやきながら慌てて帰宅した元春に、澪がいきなりスリッパを投げつけ、元春の話も聞かず、連絡をしてくれずに困ったと怒鳴り散らす。

お客のミスで対応に追われていたと事情を話す元春に、澪は「忘れてただけだろうが!出てけ!」と怒鳴り、今度は茹でていたカニの足を投げつけ、顔に傷を負わせた。

家を追い出された元春は、大学時代からの友達の木田が経営する居酒屋で夕食を食べる。店には同期の津山も来ていた。

「もう限界。離婚したい。あいつとは暮らせない。」と漏らす元春。かわいかった妻が変わってしまったと嘆く。澪を「一度スイッチが入るとモンスターになる。」と表現するのだった。

 

次の日。

澪が働くファミレスに、元春の妹・なぎさが来て、母が元春の誕生日に送ったカニについて処理が大変なのを送ったと詫びる。

元春に投げつけたカニは、母から贈られた誕生日プレゼントだったのだ。

笑顔で対応する澪だったが、澪にも一人暮らしをする母がいた。

その母・建石久恵は、仕事中の澪に電話をかけてきて家に来るように指示。澪が仕事終わりに実家を訪ねると、母・久恵は呼び出したことすら忘れていた。

久恵は認知症を患っており、部屋中ゴミが散乱。使った食器もシンクにたまりっぱなし。薬も飲み忘れしている状態だった。

澪は1年前、啓太を妊娠している頃に母が迷子になったことを心配して元春に相談したことがあった。しかし的外れな答えをされた。今回もまた話そうとしたが、また的外れな話をされて、母の現状を伝えられなかった。

 

2020年8月31日。

企業との約束を忘れて西に指摘され無事仕事を終えたあと、偶然、大学時代に片思いをしていた相手・江川沙也佳と再会。

一緒にお昼を食べたが、江川が見せた何気ない優しさが身に沁みる元春。

江川は元春が結婚したことを人づてに聞き「嫉妬した。先輩を好きだったから。」と告白。

 

ーーー

元春は10年前。2010年4月9日。大学時代に江川と出会った頃を思い出した。

木田から1年下の後輩である江川が西急グループの社長の娘で、大学の音楽部でチェロを演奏している江川沙也佳は、男子学生からモテモテだった。

元春も密かに江川と他の男子学生が話すのを聞いていて、江川が憧れる海外のチェリストが来ると聞くと、サインCDをもらってきてプレゼントしたりとそれとなくアプローチをしていた。

その甲斐あって、江川からクラシックコンサートに誘われていたのだ。

しかし同じ日江川は、コンサートホールに向かうバスで、高校生だった澪と偶然乗り合わせる。

途中で降りた澪が財布を忘れていき、元春は財布を持ってバスを降りて澪を追いかけた。しかしなかなか見つからず、江川に遅れると連絡した。

ようやく見つけた澪は交番に届け出をしていて、引き渡しの手続きに時間がかかり、コンサート開始に間に合わなかった。

後日大学内で江川に会っても無視され、ショックを受けていた元春の前に現れたのが澪。

澪は財布の件で元春に一目ぼれ。猛アプローチで、元春に家庭教師になってもらったのだった。

ーーー

10年前の江川の気持ちを知った今、「あん時バスを降りなきゃな。」と後悔する元春だった。

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2020年9月2日。

仕事の合間に公園で休んでいた元春は、子供達にタイムスリップの話をしている謎の男と遭遇。

男は平成22年2010年の500円硬貨2枚を元春に握らせ「あんたは宇宙に導かれる。人生は変えられる。タイミングが大事なんだ。月が大事だ。月だ。2つの月だ。」という言葉を残し去って行った。

そこへ木田から、バイクのツーリングで骨折し入院したと連絡を受けた元春。車で駆け付け元春を見舞う。全治3ヶ月だった。

その帰りに見覚えのない料金所のゲートが出てきて、公園で男からもらった平成22年の500円硬貨を入れて通過した。

すると2010年の大学時代に戻っていて、当時暮らしていた部屋でなぎさと木田と会話する。

バイクの免許を取ろうとしていた木田に「全治3か月の怪我をするかもしれない。」と免許を取らないようアドバイスをした。

そしてまた江川にコンサートに誘ってもらったところで目が覚めた。

 

戻ったのは2020年9月1日。

こっそり貯めていたへそくりでゲーム機を買い、クローゼットの隅に隠した元春。

澪はバイトを増やすことを元春に相談。しかし元春は「今でも大変そうなのに。家事と育児。これ以上負担は増やさない方がいいよ。」と他人事。

またも、母を施設に入れたいからお金が要ると相談できずに喧嘩になってしまった。

 

2020年9月2日。

澪は、クローゼットに置いていた5年前に勉強しようとしていたファイナンシャルプランナーの講座の申込用紙を見つけ、元春が隠していたゲーム機も見つけてしまった。

ゲーム機をお風呂で水没させて怒りを爆発させる澪。帰宅した元春も生活費には手を出していない。と怒り爆発。

ゲームする時間があるなら家事育児を一緒にやって欲しい澪と、外のストレスでいっぱいで家ではほっとしたい元春。

どちらも自分を気にかけてくれない相手に不満を爆発させる。

しかも元春は「こんな家だから出世できない。」と言い放ち家を出て行った。

そして骨折したはずの木田が元気に働いているのを発見。あることに気づく。

 

一方で澪は、啓太を一人であやしながら「なんでこうなっちゃったんだろうね。」と号泣するのだった。

 

 

 

…というお話でした。

 

元春に共感できない!

このドラマ、1話全部見るのがしんどかった!!

出会った頃の澪は笑顔がかわいくて、お年寄りに優しくて好印象でした。

結婚して子供が生まれて、お母さんの世話もしなくてはいけなくていっぱいいっぱいで、夫の世話まで出来なくなって、元春の対応が雑になってる澪。

優しかった妻が変わったと思う元春。

でも元春も、出会った頃は澪がバスに忘れた財布を持って降りてきてくれたり、強引でも家庭教師を引き受けてくれたりして、とても優しい人だったはず。

元春は自分だって変わってしまったことに気づいてない!

お互い、相手に気にかけてもらえない寂しさが見てて辛かったです。

 

10年前で高校生で今子供二人って、28歳ぐらい?

若いうちにお母さんになって、やりたい勉強も出来ずに友達からの飲みの誘いにも行けない。

夫は友達の店で愚痴こぼせて酒飲んで、帰ってきたらゲームして、ホッとできてない?結構自由にしてるみたいだけどまだ足りない?

怒られてばっかりいるのを上司にはパワハラだと言って、妻にはモンスターと呼んでいる。

でも、友達に会えて話も出来ている幸せを分かってるのか?元春!!

妻だってバイトを途中で帰ったことを、上司に怒られていたんだぞ!!!

外でのストレス、ゲームと飲みで発散してないの?

家出できる場所まであって、愚痴言える相手もいて、何が不満??

 

まぁ、誕生日にカニ送って来てくれたり、学生時代にも差し入れをしてくれるような優しいお母さんの姿を、妻にも求めてるんでしょう。

妻はお母さんじゃないのに、何の幻想を抱いてるんでしょうか?

初回から、この元春というキャラクターに腹が立って仕方ありませんでした。

 

澪がやりたかったこと

澪が元春が隠れて買ったゲームを見つける前に、ファイナンシャルプランナーの講座を申し込もうとしていた紙が見つかっていました。

5年前の日付で、結婚が5年目だということですから、勉強しようと思ってた時に結婚したということでしょうか?

結婚で勉強できなくなったとかいう経緯かな?

バイトしてるのはお母さんの施設の為。

自分がやりたかった勉強を諦めているのに、夫は隠れて自分だけのためにゲーム機を買ってた。

これは腹立つだろなぁ。

でも、なんで勉強したかったことを元春は知らないんだろうか。

付き合っててもそんな話しなかったのかな?

恋愛時代から既にあんまり会話のない二人だったのかな?

第1話ではまだ分からないことだらけです。

 

妻が入れ替わる??

謎の男からもらった500円硬貨でタイムスリップする事が出来ると分かった元春。

木田が免許を取るのを止めさせたことで、事故を防げたと知り今度は自分からタイムスリップをしていました。

予告では、澪から江川に妻を入れ替えるみたいですよ!!

澪も、元春という頼りない夫と結婚せずに違う人生を歩んでる様子です。

元春のことより、澪の人生が明るくなっていて欲しい!と期待します。

 

以上、『知ってるワイフ』第1話を見た感想でした。

 

 

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大河ドラマ 麒麟がくる 第39回「本願寺を叩け」の感想とネタバレあらすじ

NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。1月3日に第39回が放送されました。

 

第38回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀、京で三淵藤英・細川藤孝兄弟と出会い誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。政所の摂津晴門に悩まされる。織田の朝倉攻めに従軍したが、浅井長政から挟み撃ちにあい、藤吉郎と共に殿を務めて信長を京へ逃がした。比叡山を味方につけた朝倉・浅井を倒すために覚恕に会って、対策を考え、帝に和睦の勅命をもらうよう信長の助言して成功。姉川の戦いで朝倉・浅井軍に勝利したのち、比叡山の僧兵たちや幕府を倒そうと考える。比叡山を焼討ちにした信長のやり方に疑問を持ち、自分の軍だけ女子供を逃がした。信長からは近江志賀の地を与えられ、坂本に城の築城。武田信玄をはじめ、朝倉浅井に上洛を促し信長討伐を目論む義昭に、信長から離れろと命じられ訣別した。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。家族が京に行っても美濃に留まる。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。美濃へ行った後、十兵衛のいる京へ上った。

  • 岸:天野菜月さん…光秀の長女。荒木村重の息子に嫁いでいる。
  • たま芦田愛菜…光秀の二女。
  • 十五郎:石塚陸翔さん…光秀の嫡男。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれる。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。
  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣。
  • 斎藤利三:須賀貴匡さん…元稲葉一鉄の家臣。逃げてきて十兵衛の家臣となる。

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。帝から若狭の武藤を討てという勅命をいただく。実際は越前朝倉を攻めに行ったが、浅井に挟み撃ちにされ、京に逃げ負ける。のちに朝倉・浅井に姉川の戦いで勝つ。朝倉・浅井に味方した比叡山を焼討ちにした。武田信玄の死で援軍が来なくなった義昭を捕らえて幕府を終わらせ、朝倉・浅井も滅ぼす。朝廷から権大納言右大将の位を授けられた。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。信長の子・奇妙丸を清須で9年育て、その奇妙丸と共に美濃の岐阜城に入った。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 織田信忠(奇妙丸):井上瑞稀さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。帰蝶と岐阜城にいる。信長に家督を譲られる。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だったが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告。今は忠実な織田家の家臣。農民出身の藤吉郎を武将と認めていない。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家譜代の家臣。第21回から登場。
  • 羽柴秀吉(木下藤吉郎):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。金ヶ崎の戦いでは、十兵衛と共に殿を務めた。その後数々の戦で活躍。出世して羽柴秀吉と名を変える。
  • 細川藤孝:眞島秀和さん…幕臣として十兵衛と一緒に働いていたが、義昭不利と見て信長に味方する。

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

大和

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の元家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた筒井順慶と対立。筒井に味方する幕府から出て行き信長からも離れたが、多聞山城明け渡し信長に許され戻ってきた。
  • 筒井順慶:駿河太郎さん…大和土着の豪族。元興福寺の衆徒。松永久秀と対立。

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。一時期駿河で太原雪斎を診ていたが、雪斎が他界したことで臨済寺に軟禁されしばらく駿河に滞在。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。正親町天皇や藤吉郎の母・なかも診ている。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ家が火事となり、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と駿河にいた時、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。京に戻り、かつて駿河で芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)と出会う。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売る商売をはじめ、堺の商人・今井宗久にも、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引をはじめた。将軍となった義昭と親しく会うようになり、義昭が建てようとしている貧しい人たちや病気の人たちを救う施設の資金を稼ぐため、丸薬づくりに一層取り組んでいる。義昭にとっての癒しの存在。今でも密かに十兵衛を助けている。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。
  • 誠仁親王:加藤清史郎さん…正親町天皇が譲位しようとしている東宮。信長を信頼している。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白だった。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。十兵衛に幕府が本来の役目である帝を守ることもせず私利私欲に走ってると苦言を呈する。丹波にいる。
  • 三条西実澄:石橋蓮司さん…大納言。伊呂波太夫から頼まれ、正親町天皇と十兵衛を引き合わせる。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…関白。二条家の当主。幕府が倒れ力を失いかけ、帝の譲位を早めて生き残りにかける。

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。十兵衛と畿内の大名との引き合わせをしてくれる。

大坂

  • 本願寺顕如:武田幸三さん…本願寺宗主。本願寺の地を明け渡せという信長に門徒と共に抗う。

 

三河

<<徳川家>>

  • 徳川家康(竹千代):風間俊介さん…のちに徳川幕府を開く。幼少期(岩田琉聖くん)。竹千代。人質として尾張の熱田に幽閉されていた。自分を生んですぐ母・於大の方を離縁して刈屋に戻した父・広忠のことを嫌っていた。信長に自ら駿河へ人質に行くと申し出て、信長の兄・信広と人質交換された。桶狭間の戦いでは今川軍に従軍していたが、今川軍の扱いに憤慨。動かなかった。金ヶ崎の戦いでは織田勢として戦に参加。その後織田から援軍を受け三方ヶ原で武田信玄と戦し、大敗する。
  • 築山殿:小野ゆり子さん…家康の正室。

 

  • 菊丸:岡村隆史さん…三河の忍び。かつて美濃にいたこともあり、駒たちと十兵衛を助けたこともあった。のち、今川に人質に行った家康について駿河にも潜伏していたこともあり、明智家が越前に逃げ延びるのを駒と共に手助けをした。三河周りの情報を十兵衛に知らせてくれる。

 

第39回のあらすじ

天正三年(1575年)。

将軍足利義昭を追放した織田信長は畿内の掌握を始める。

しかし本願寺の顕如と一向門徒たちの抵抗を受け、5年が過ぎていた。

朝廷から「権大納言 右大将」という武士としては異例の高い位を授けられた信長は、岐阜に戻って次の戦の準備にとりかかっていた。

そこへ、三条西実澄が岐阜城を訪ねてきて「京には京の理がある。」と忠告。任官の挨拶もせず京を離れたことに苦言を呈し、もっと京にいて朝廷のしきたりに従って欲しいと言ってきた。

信長は話を聞き入れるように見せかけ、帝に献上した蘭奢待が敵対する毛利に渡ったことをチクリ。家督を嫡男の信忠に譲って、京での仕儀万端を任せるというのだった。

さらに近江の国・安土に城を築き始め政の中心を移し「天下布武」の旗印のもと、信長の目指す世は大詰めを迎えていた。

 

本願寺の南に位置する天王寺砦を拠点に、織田軍は本願寺と熾烈な戦いを続けていたなか、本願寺攻めの総大将である原田直政が討ち死にした。

敵は1万3000、鉄砲は1000丁持っていた。織田軍は戦意を失い、天王寺砦を動けずに籠城するしかなかった。

丹波の攻略を続けながら参陣していた十兵衛は、腕にけがを負っていた。

そこへ信長が現れ、討ち死にした原田の家臣の中に一向門徒がいると疑って「気合が足りぬ。」と殴る蹴るの大暴れ。十兵衛と佐久間がかばっても、本気が見えないと怒りが収まらない。

さらに「今すぐ打って出よ。」と佐久間と松永に出陣を強いる。

「皆疲れておりまする。」と十兵衛が止めても聞かず、甲冑も着けず紀州雑賀の鉄砲衆もいる敵の前に自ら出て行った。

秀吉が盾を持って守っていたが何発か銃撃を受けると逃げてしまい、足を撃たれてしまった。

十兵衛が信長に覆いかぶさるようにしてかばい、避難させたのも束の間。今度は十兵衛が松永の目の前で倒れてしまった。

医者に「仏罰」と言ってろくに診てもらえなかった十兵衛は、伝吾と利三によって煕子とたまが待つ京の館まで運ばれた。

取り乱した煕子は草履も履かずに一心に町を走り東庵に助けを求め、館まで来てもらった。

「医者として手を尽くすがあとは神仏がお加護くださるよう…」という東庵の言葉に、煕子は一人雨が降る中神社で祈り続け、倒れてしまう。

そこへ迎えに来た駒が駆けつけ、十兵衛の容態が落ち着いたことを知らされ安心するのだった。

十兵衛が倒れたと聞いて嫁ぎ先から戻ってきた岸と、たまと煕子が看護を続け十兵衛は目覚めた。

 

十兵衛の回復を聞きつけた信長が、秀吉と共に館を訪問。

信長は、本願寺に物資を運んでいた毛利水軍の水路を断てば、本願寺を叩けると嬉々として語る。

そして、本願寺攻めで亡くなった原田が勤めていた大和の守護の代わりに、筒井順慶を据えると言ってきた。

十兵衛は、それでは松永久秀が立場がなくなり、戦の火種をまき散らすと言い返した。

そこへ、たまが茶菓子を持って現れるとたまの美貌を見た信長が今築いている安土城へ招待し、嫁ぎ先をさがしてやるとも言ってきた。

機嫌よく話す信長に十兵衛は警戒。大和の守護を筒井に任せる案は押し切られた。

 

同じ頃。

三河では、徳川家康が、甲斐・武田信玄の子・勝頼の動きに目を光らせていた。

正室・築山殿は信長が三河の事を気にかけてくれないことを不満に思っており、嫡男・信康の正室である信長の娘・徳姫のことも疎ましく思っていた。

そんななか、徳姫が女の子を出産。徳姫と不仲であった築山殿はますます徳姫を疎ましく思うのだった。

家康は菊丸を呼び出し、京の様子を聞く。菊丸は譜代の家臣と新参と家臣とでは意気込みが違い、家中一体ではないと報告。

家康は、信長が徳川をどう見ているかと質問。

菊丸は、安土城のことで頭がいっぱいで、三河のことは忘れている。信頼できるのは明智だというのだった。

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京の光秀の館では、十兵衛の回復とは逆に、今度は煕子が胸の病で伏せるようになっていた。

駒と左馬助が、伊呂波太夫い闘病平癒を願った舞を披露してもらうようにお願いし、踊り手を館まで派遣してくれていた。

祭りのような賑やかさに喜ぶ煕子。左馬助も岸もたまも伝吾も皆一緒になって盛り上げ、大いに楽しんだ。

夜。

祭りの余韻に浸っていた煕子と語らう十兵衛。

十兵衛は、プロポーズした時に煕子からもらった温石を差し出して喜ばせる。煕子は、子供達と一緒に過ごした越前での暮らしの思い出話をした。

煕子は越前に逃げ延びた時に駒から教えてもらった「麒麟」の話をし始める。

「私は、麒麟を呼ぶ者が十兵衛様、あなたであったなら…。ずっとそう思っておりました。」と語る。

煕子は戦がなくなった世を願いながら、十兵衛の腕の中で眠るのだった。

天正4年秋。光秀の妻・煕子はその生涯を閉じた。

 

…というお話でした。

 

本願寺攻めで追い込まれる

本願寺との戦いは、これまでの大河ドラマでも描かれていました。

 『軍師官兵衛』では、この本願寺との戦いで追い詰められた田中哲司さん演じる荒木村重が精神を病み、信長についていけなくなってのちのち謀反を起こすきっかけにもなっていました。

今回の話では、信長が自ら砦にやって来て、疲弊した部下たちに攻めよと命じ続ける姿は見てて腹が立ちました。

でも、信長が甲冑も着けず一人で出て行って鉄砲で撃たれたのに、誰も付いてきてくれずにショックを受けるのも描かれていて、強気に見えてたけど信長も孤独ですね…。

信長が戦死した原田の家臣を蹴り上げるのを他の家臣たちに見せて、鼓舞しようとしたんだろうけど、皆呆れるばかりで誰も心からついてきてくれない。

菊丸も分析していましたが、今回の話は、織田軍の家臣たちのほころびを丁寧に描かれていて、誰が謀反を起こしてもおかしくない状態になっていくのがよく分かりました。

光秀だけが身を挺して信長を銃撃から守ろうとしてましたが、味方が光秀だけってのがかわいそうでした。

 

いつの間にか秀吉になってる

前々回まで佐々木蔵之介さん演じる藤吉郎。

木下藤吉郎という名前だったんですが、今回から「羽柴秀吉」に名前が変わってました。

何も語られていませんが、もうこの頃は城持ちにもなってるでしょうし、知らぬ間にかなりの出世を果たしているはずです。

これは明智光秀が主人公のドラマなので秀吉の出世があまり描かれていません。しっかり見とかないと、秀吉の動きが分かりません。

秀吉と光秀がライバルだと思っていましたが、『麒麟がくる』を見ていると、それは秀吉からの見方で、光秀の方は秀吉のことをそんなに気にしてなかったような気がしてきます。

秀吉と名前が変わって同じ城持ち大名になった今、光秀の方も秀吉をライバル視していくのかも??

今のところ、気にしてる素振りが見えませんが…。

もし全然気にしていないまま山崎の戦いまで行くなら、光秀は秀吉の力を甘く見過ぎてたってことになりますね!!

もしかしたら山崎の戦いも、相手が秀吉と気づかぬまま山の中で死んでいくのかもしれない。

ま、さすがにそれはないか。

 

全く光秀がノーマークのなか、静かに出世していく秀吉。

不気味な感じがします。

 

煕子の死

今回は本願寺の戦いの悲惨さもよく分かる話でしたが、メインは光秀の妻・煕子の死でした。

どんな時も明るく、十兵衛が何をしても付いてきてくれた妻の煕子さん。

でもさすがに、夫の十兵衛が死ぬかもしれない!となると冷静ではいられず、東庵先生を強引に館まで引っ張って行っていました。しかも裸足で。

こんなに強い意思表明をしていた煕子さんは初めて見たので驚きました。

でもなんだか必死過ぎて怖いなと思ってたら、お百度詣りした後倒れて、十兵衛が回復したのを見届けた後に病気になって亡くなってしまいました。

もう楽しそうな笑顔とか、娘たちに十兵衛の看護を任せてお祈りしに行くとか、もしかしてもしかして…と怖がりながら見てたら、本当に亡くなってショックでした。

もうちょっと生きている人だと思ってたのに、こんなに早くに亡くなるなんて!!

不意打ちでショックが大きいです。

嫡男さんもまだ幼いし、たまはよそに嫁にやられそうだし、明智家これから大変になりそう…。

煕子さんの死で明智家が混乱していくのが目に見える。美濃から牧さんが来てくれるのかな?

来週からどうなっちゃうんだろう…。

煕子さんの死でかなり不安を覚えてしまいました。

 

築山殿が憎らしい

2017年の大河ドラマ『おんな城主直虎』では、菜々緒さんが演じた家康の正室築山殿。

『麒麟がくる』では小野ゆり子さんが演じておられました。

信長の娘・徳姫を、信長との仲を取り持たないし、産んだ子供は女の子だし「どこまでも役に立たぬ嫁御じゃ。」とバッサリ言い放つ姿は憎らしかったです。

ほんの数分の出演でめちゃくちゃ印象に残ってます!!

菜々緒さんのおかげで私の中で悲劇の女というイメージだった築山殿ですが、『麒麟がくる』で、怖い女の印象がついてしまいました。

 

松永久秀がかわいそう

本願寺の戦いで、大和の守護だった原田直政が戦死。

信長は、次の大和の守護に筒井順慶を選んでいました。

一度信長の元から離れても、また信長を信じて付いてきてくれた松永久秀。

それを簡単に裏切って、また筒井順慶に味方してしまう信長。これには腹が立ちました。

前は義昭が命令してきて順慶の味方をしてるとか言ってましたけど、今度は自分の意思で筒井順慶を選んでましたね!

家柄とか昔ながらとか、自分だってそれで朝倉や幕府に散々苦しめられたのに、同じ理由で久秀より順慶を選ぶなんて!!

ちょっと信じられなかったです。

もうこれはダメです!

松永久秀が謀反に向かう気持ちもよく分かります。

 

次回は、その久秀の謀反の話になるようです。信貴山城の爆死も描かれると思います。

予告では、その久秀の謀反で信長と十兵衛の仲にも亀裂が入ることになると言ってました。

どういうことでしょう??

久秀が何かを言い残すんでしょうか?

十兵衛が信長に嘘をつくということですが、どういうことでしょう?

のちの本能寺の変につながることにもなるんでしょうか?

次回の話が、今後に大きな影響を及ぼす重要な話になるのかも???

今からとても楽しみです!!!

 

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以上、『麒麟がくる』第39回を観た感想でした。

次回・第40回は「松永久秀の平蜘蛛」です。

 

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各話の感想

各話の感想の一覧はこちら。↓

https://www.lovetv.site/entry/kirikuru-kansou1#各話の感想

 

 

大河ドラマ 麒麟がくる 第38回「丹波攻略命令」の感想とネタバレあらすじ

NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。12月27日に第38回が放送されました。

 

第37回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀、京で三淵藤英・細川藤孝兄弟と出会い誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。政所の摂津晴門に悩まされる。織田の朝倉攻めに従軍したが、浅井長政から挟み撃ちにあい、藤吉郎と共に殿を務めて信長を京へ逃がした。比叡山を味方につけた朝倉・浅井を倒すために覚恕に会って、対策を考え、帝に和睦の勅命をもらうよう信長の助言して成功。姉川の戦いで朝倉・浅井軍に勝利したのち、比叡山の僧兵たちや幕府を倒そうと考える。比叡山を焼討ちにした信長のやり方に疑問を持ち、自分の軍だけ女子供を逃がした。信長からは近江志賀の地を与えられ、坂本に城の築城。武田信玄をはじめ、朝倉浅井に上洛を促し信長討伐を目論む義昭に、信長から離れろと命じられ訣別した。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。家族が京に行っても美濃に留まる。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。美濃へ行った後、十兵衛のいる京へ上った。

  • 岸:天野菜月さん…光秀の長女。
  • たま芦田愛菜…光秀の二女。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれる。いい嫁御寮。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。
  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣。
  • 斎藤利三:須賀貴匡さん…元稲葉一鉄の家臣。逃げてきて十兵衛の家臣となる。

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。帝から若狭の武藤を討てという勅命をいただく。実際は越前朝倉を攻めに行ったが、浅井に挟み撃ちにされ、京に逃げ負ける。のちに朝倉・浅井に姉川の戦いで勝つ。朝倉・浅井に味方した比叡山を焼討ちにした。武田信玄の死で援軍が来なくなった義昭を捕らえて幕府を終わらせ、朝倉・浅井も滅ぼした。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。信長の子・奇妙丸を清須で9年育て、その奇妙丸と共に美濃の岐阜城に入った。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 奇妙丸(信忠):加藤矢紘さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。帰蝶と岐阜城にいる。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だったが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告。今は忠実な織田家の家臣。農民出身の藤吉郎を武将と認めていない。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣。
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家の家臣。第21回から登場。
  • 木下藤吉郎(のち秀吉):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。金ヶ崎の戦いでは、十兵衛と共に殿を務めた。

 

  • 細川藤孝:眞島秀和さん…幕臣として十兵衛と一緒に働いていたが、義昭不利と見て信長に味方する。

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

 大和

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の元家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた筒井順慶と対立。筒井に味方する幕府から出て行った。
  • 筒井順慶:駿河太郎さん…大和土着の豪族。元興福寺の衆徒。松永久秀と対立。

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。一時期駿河で太原雪斎を診ていたが、雪斎が他界したことで臨済寺に軟禁されしばらく駿河に滞在。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。正親町天皇や藤吉郎の母・なかも診ている。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ家が火事となり、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と駿河にいた時、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。京に戻り、かつて駿河で芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)と出会う。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売る商売をはじめ、堺の商人・今井宗久にも、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引をはじめた。将軍となった義昭と親しく会うようになり、義昭が建てようとしている貧しい人たちや病気の人たちを救う施設の資金を稼ぐため、丸薬づくりに一層取り組んでいる。義昭にとっての癒しの存在。今でも密かに十兵衛を助けている。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。
  • 誠仁親王:加藤清史郎さん…正親町天皇が譲位しようとしている東宮。信長を信頼している。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白だった。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。十兵衛に幕府が本来の役目である帝を守ることもせず私利私欲に走ってると苦言を呈する。丹波にいる。
  • 三条西実澄:石橋蓮司さん…大納言。伊呂波太夫から頼まれ、正親町天皇と十兵衛を引き合わせる。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…関白。二条家の当主。幕府が倒れ力を失いかけ、帝の譲位を早めて生き残りにかける。

 

 

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。十兵衛と畿内の大名との引き合わせをしてくれる。

三河

<<徳川家>>

  • 徳川家康(竹千代):風間俊介さん…のちに徳川幕府を開く。幼少期(岩田琉聖くん)。竹千代。人質として尾張の熱田に幽閉されていた。自分を生んですぐ母・於大の方を離縁して刈屋に戻した父・広忠のことを嫌っていた。信長に自ら駿河へ人質に行くと申し出て、信長の兄・信広と人質交換された。桶狭間の戦いでは今川軍に従軍していたが、今川軍の扱いに憤慨。動かなかった。金ヶ崎の戦いでは織田勢として戦に参加。その後織田から援軍を受け三方ヶ原で武田信玄と戦し、大敗する。

 

  • 菊丸:岡村隆史さん…三河の忍び。かつて美濃にいたこともあり、駒たちと十兵衛を助けたこともあった。のち、今川に人質に行った家康について駿河にも潜伏していたこともあり、明智家が越前に逃げ延びるのを駒と共に手助けをした。三河周りの情報を十兵衛に知らせてくれる。

 

第38回のあらすじ

天正2年3月。

東大寺正倉院に納められている蘭奢待の拝見を希望した信長は、正親町天皇から許しを得て、実際に拝見した上に2片切り取った。

夏。

居城を追い出され、坂本城預かりとなっていた三淵藤英(谷原章介さん)に、信長から自害命令が下り、十兵衛に見届けるよう言い渡された。

三淵に、十兵衛は信長に直訴して考え直してもらうと言ったが、三淵は信長からの自害命令を静かに受け入れ、十兵衛に庭先を借りて自ら命を絶ったのだった。

 

天正2年秋。

明智十兵衛、佐久間信盛、細川藤孝の軍は河内の国へ乗り込み、三好の一党と一向一揆に連合軍を畿内から駆逐する戦をした。

城は落としたものの三好康長を討ち漏らし、また出直しとなった。

 

戦から戻ってきた十兵衛を、稲葉一鉄の家臣だった斎藤利三が待っていた。

利三は、主君の稲葉と馬を譲る譲らないで争いとなり、断ると草履を投げつけてきたと声を震わせながら訴えてきてきた。

逃げてきた理由はそれだけでなく、元々土岐頼芸の家臣だった稲葉が、道三につき、道三がダメとなれば高政につき、高政病死後はその子・龍興。その次は信長と次々と乗り換えていったことを挙げる。

主君に誇りが持てないと戦で命をなげうつことはできない。

十兵衛の所へ来たのは、比叡山の戦いで信長の命令に背き、女子供を助けたことを挙げ、信長家臣団の中でそんなことが出来るのは明智様だけ。「明智様がご主君なら、いかなる戦にも身をなげうつことが出来る。」と思ったからだと訴えた。

 

京・妙覚寺の信長に呼び出された十兵衛。

信長は十兵衛に、稲葉一鉄が斎藤利三を返して欲しいと訴えてきているから返せと言う。

稲葉は美濃の国衆をうまくまとめてくれているから、事を穏やかに収めたいというのだ。

稲葉の気性では、返せば利三を殺しかねないと言い断る十兵衛。

美濃を穏やかに収めるには一人の命を犠牲にするのもやむを得ないという信長に、一人の命を大事にすると分かった方が、国衆は穏やかになると反論する十兵衛。

信長は一人の命を大事にしているからこそ、義昭を殺さずに助け、丁重に若江城に移ってもらったという。

しかし実際は、信長の指図を受けたという藤吉郎が、義昭を城から引きずり出して宇治から河内の若江城まで裸足で歩かせ道行く人に嘲りを受けさせた。

武家の棟梁への扱いとは思えない仕打ちだったと責める十兵衛。「戦に勝ってもあれでは諸国の大名を心服させることはできませぬ。」と言い切った。

さらに三淵への仕打ちにまで話を及ばせ、人への扱いについて苦言を言い続ける十兵衛の話を遮る信長。

喧嘩別れのように一度は帰ろうとした十兵衛を呼び戻し、佐久間や細川らと共に河内から三好一党を追い出したことをまず褒めた。

そして自らも伊勢長島一向一揆を収めたことを話す。

つまり、摂津一向衆総本山・本願寺を除けば南の敵はほぼ抑えたことになる。

手つかずで残っているのは西隣の丹波。丹波は義昭の息のかかった者が多い難しい国。

与力として細川藤孝をつけるから、十兵衛に何年かかってでも丹波を押さえ込めと命じた。

その代わり、斎藤利三のことは稲葉にうまく言っておくと言うのだった。

 

十兵衛は伊呂波太夫に会い、丹波にいる元関白・近衛前久と引き合わせて欲しいと頼んだ。

丹波に自分で行って、丹波という国を実際に見て確かめたいのだ。

伊呂波太夫は、近衛前久が京に戻れるよう信長に頼んで欲しいというが、難しいと答える十兵衛。

それでも懇願してくる伊呂波太夫に、前久様に会って相談しようと返す。

丹波の園部まで来てくれれば会わせようという太夫。園部までの道案内は、駒のところにいる菊丸に頼むことになった。

 

東庵の屋敷で菊丸と再会し喜ぶ十兵衛。

駒からの指示でメモを取る菊丸の字を見て、信玄病死を知らせてくれた謎のメモ書きの字と同じと気づいた。

丹波は反信長勢力の国衆が多く、園部はその中心だった。

菊丸に園部まで案内してもらった十兵衛は、別れ際に丹波で話を聞いてくれそうな国衆の名を聞くと、船井の小畠永明なら…と答える菊丸。

丹波の事情にも詳しい菊丸に、何かを感じ取る十兵衛だった。

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約束通り、伊呂波太夫に近衛前久に会わせてもらった十兵衛。

前久に本願寺か信長、どちらにつくのか?と質問。信長につくと答える前久。何でも手伝うと言う。

まずは船井の小畠に会わせて欲しいとお願いした。

丹波に今何に困り、何を望んでいるか?治水はどうなっているのか?政治的なことを聞きたがった。

しかし、前久は丹波は京とのつながりが深く、利害関係でつながっている。丹波に入るには、一に戦。二に戦。戦をしないと始まらないと答えた。

 

天正3年(1575年)夏。

丹波の国衆は信長に従わず、十兵衛は丹波攻略に踏み出し、戦が始まった。

 

…というお話でした。

 

三淵の最期

今回は冒頭に谷原章介さん演じる三淵藤英の自害のシーンがありました。

 

信長から自害を命じられても動じることなく、考え直してもらうよう直訴するという十兵衛の申し出も「いわれなき情けをおかけ頂くことは武士の恥。」と断っていたのが潔かったです。

朝倉義景の嫡男を毒殺した時、最悪だ!と思ったことはありましたが、三好長慶が襲撃されると聞いて十兵衛が助けを呼びに行った時は義輝の命令で助命に動いてくれたし、何より、摂津に命を狙われた時は助けてくれました。

いい人だったんだけど。義昭側についちゃったから…。

負け惜しみかもしれぬが、捨てられる花にも一度は咲いてみせたという誇りがあるように見える。気のせいかな?」と微笑む姿が美しかったです。

風が強く吹く中、一人自害して果ててしまいました。怖くて寂しい最期でした。

 

味方に付いてくれれば頼もしい存在だったのに。

もったいないなぁ。

十兵衛が三淵を自害させたことをあとで信長を責めてたのが、切なかったです。

「1年後2年後我らの思いをお伝えし、幕府で培われた力をお借りして、共に世を治めて頂けたやもしれませぬ。そのお方を何故斬ってしまわれたのか!」と責めてました。

十兵衛の言うとおりですからね。信長も耳が痛いですよね。

 

2014年の大河ドラマ『軍師官兵衛』でも、官兵衛が有岡城から戻ってこなくて寝返ったと思い込んだ信長が、秀吉に人質として預けていた官兵衛の嫡男・松寿丸を斬れ!と命じていました。

この時は、斬ったと嘘をついて実は匿っていた竹中半兵衛のおかげで殺さずに済みました。この時に本当に斬っていたら取り返しのつかないことをしていたことになっていました。

三淵だって生かしておけば、あとで役に立ったかもしれない。

この時、殺さずに匿った竹中半兵衛役が谷原章介さんで、今回『麒麟がくる』で自害してしまった三淵藤英役も谷原章介さん。

どちらも信長の命令に翻弄されるという、不思議なつながりを感じました。

今回の三淵のケースも助けられたらよかったのに…。

残念に思いました。

 

たま役に芦田愛菜さん

前回まで別の子役さんが十兵衛の二女・たま役を演じられていましたが、今回から芦田愛菜さんに変わりました。

自害した三淵に生け花を教わったり、十兵衛が信長からもらった南蛮人の服を着ているのを見て楽しそうに笑ったり、とても明るい女性でした。

長女の岸と共にとても楽しそうで、その場がパーッと明るくなった感じがしました。

男くさい『麒麟がくる』ですけど、坂本城のシーンだけ急に華やかになりました!!

 

回想シーンで懐かしい顔

美濃の稲葉一鉄のもとから逃げてきた斎藤利三。

稲葉が乗り換えてきた主君たちのダイジェストで、久々に道三様が見れました。

尾美としのりさんの土岐頼芸も見れて嬉しかったです。

最後まで感情移入出来なかった高政も登場して、年内最後の放送で美濃のオールスター出演に興奮しました。

NHKさん、ありがとうございます!!

 

菊丸の正体

菊丸が忍びだったのは、テレビの前の私たちには随分前に分かっていたことでした。

でも今回の反応を見ると、十兵衛は知らなかったんですね!!

駒ちゃんと東庵先生が駿河の太原雪斎の寺で軟禁されていた時に、一緒に軟禁されていた家康の元に通う菊丸と会ってたから、十兵衛も知ってるものだと思ってました。

よく考えたら、十兵衛が菊丸に会ったのは、越前に逃げる時に駒ちゃんと一緒に来てくれた時ぐらいしかなかったですもんね…。

そりゃ知らないのも当然だ!!

 

菊丸は駒ちゃんのもとで働いてるみたいだし、しばらくは京にいてくれるはず。

これから十兵衛は、伊呂波太夫だけじゃなく菊丸にもお願い事をするようになるのかもしれない!

駒ちゃんは義昭の側室的な位置も終わったみたいだし、菊丸とうまくいくこともあり得るかな?

このところ幕府や京の話ばかりでしたけど、ここにきてまた最初の美濃時代の人物が出てきてくれて嬉しかったです。

 

丹波攻略はじまる

次週から丹波攻略が始まります!!

あんまり光秀の丹波攻略のことはこれまでドラマで描かれてきたことがない話なので、とても興味があります。

早く先が見たいです。

 

 

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以上、『麒麟がくる』第38回を観た感想でした。

次回・第39回は「本願寺を叩け」です。

 

 

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各話の感想

各話の感想の一覧はこちら。↓

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#リモラブ~普通の恋は邪道~ 第10話(最終回)のネタバレあり感想 最後まで見てよかったドラマ

毎週水曜夜10時から日本テレビ系列で放送中のドラマ『#リモラブ~普通の恋は邪道~』。

12月23日に第10話(最終回)が放送されました。

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第9話の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 大桜美々:波瑠さん…鐘木パルプコーポレーションの健康管理室勤務の産業医。忖度せず厳格でドS。「健康管理室の独裁者」と呼ばれる。学生時代に食べ物に例えられて振られた経験から、その後出会った男性たちを食べ物に例えて理想の男性じゃないと決めつけ振り続けて今に至る。八木原や青林のことを陰で回転寿司、とんかつに添えられたキャベツと例えて蔑んでいたが、二人とも彼女持ちと知って憤慨する。自粛期間中にオンラインゲームで知り合った、アカウント名「檸檬」さんに会いたいと思い、勝手に色々推測。八木原を檸檬さんだと勘違いする。その後も朝鳴を檸檬だと思ったり、五文字が檸檬と名乗ったりで色々あったが、青林が本物の檸檬だと分かる。

<<健康管理室>>

  • 富近ゆり:江口のりこさん…週2~3日勤務でアルバイトする精神科の嘱託医。大学病院で研究職だけでは生きて行けないと産業医もしている。
  • 八木原大輝:高橋優斗さん(HiHiJets)…新人看護師。栞の彼氏。普通の若者。美々に陰で”回転寿司”と例えられてる。
  • 深杉明彦:今井隆文さん…週2の嘱託医。内科医。美々から尊敬、信頼されている。美々の例えは”海苔の佃煮”。
  • 駒寺夏樹:ついひじ杏奈さん…看護師。2次元オタク。

<<営業部>>

  • 岬恒雄:渡辺大さん…出来る営業マン。独身で親きょうだいと同居中の大家族。美々としょっちゅうぶつかる。コロナでテレワークを命じられたが大家族の家では仕事が出来ないと勝手に出社し、美々に帰宅を命じられる。美々の例えは”豚骨ラーメン”。
  • 我孫子沙織:川栄李奈さん…営業部社員。人事部の青林と付き合ってたが、4話で別れる。

<<人事部>>

  • 青林風一:松下洸平さん…人事部主任。見た目はいいがセンスがない。田舎育ちで心優しく、人の悩みに寄り添いすぎるところがある。我孫子と付き合ってたが、我孫子にセフレがいるのが理解できず別れる。美々の例えは”とんかつに添えられてるきゃべつ”。檸檬の正体。
  • 五文字順太郎:間宮祥太朗さん…人事部社員。地頭がよさを見抜いた青林から強く推され入社。コロナがきっかけで在宅勤務の楽しさに気づく。美々の例えは”ビーフジャーキー”。美々が好きで、檸檬と嘘をつき付き合ったが、真実を明かしフラれた。
  • 朝鳴肇:及川光博さん…人事部部長。明るくラテンの昭和おじさん。美々の例えは”脂身の多いトンカツ”。

ーー

  • 朝鳴保:佐久間玲駆さん(ジャニーズJr.)…朝鳴の息子。小学5年生。

<<居酒屋 おと>>

  • 乙牧栞:福地桃子さん…居酒屋 おとの一人娘。店を手伝っている。コロナの自粛宣言で経営不振。八木原とバカップル。
  • 乙牧ひろ吉:西堀亮さん(マシンガンズ)…栞の父。居酒屋「おと」を経営。10年前に妻が亡くなり、栞と二人で店を切り盛りしている。コロナ感染予防で一時休業。経営が苦しくなってる。美々の例えは"コンニャクの甘辛煮"。

五文字くんのねらい

前々から美々に対しての気遣いが素晴らしくて、もう五文字くんでいいんじゃないか?と思ってました。

しかし!

最終回で、あわよくば美々がこっちに来てくれるかも?という下心があったことを五文字くんは正直に青林に明かしていました。

そりゃーそうですよねー!

めちゃくちゃうまくいってるならまだしも、目の前でうまくいってないのを見せられたら、チャンス!て思って当然です。

青林はそういう人の気持ちを推し量るの下手だと思ってましたが、気づきましたね!

ちゃんと正直にいうところにまた好感が持てました。

美々も五文字くんの良さに気づいてほしかったなぁ。

相談相手としては信頼してたみたいですが、恋愛対象としては、全く相手にされてませんでしたね!残念!!

私は五文字くんの方が、最後までよかったけどなぁ!

 

美々と青林のつきあい方

主人公の二人は、前回からの流れですれ違ったまま今回になり、美々の方がイライラ。

言葉を投げかけられると、返ってくるのに時間がかかるのが青林です。

付き合ってるうちに待つことを覚えた美々の姿がいじらしかったです。

美々の方が、頑張って譲歩してるように見えました。

でもそれは性格の違い。

美々だけが頑張ってたわけじゃなくて、美々の言うことも五文字くんの言うことも、青林はとにかく全部受け止めていました。

流すことが出来ない人。

青林は受け止めるのだけは自信ある。何でも受け止める。

美々はそれを理解して待つ。

まだまだお互いのペースをつかむのには時間がかかりそうだけど、つきあい方がわかってきただけよかったんじゃないですか?

先週の放送終わったときには、もう別れるんじゃないか?と思ってました。

実際気持ちぶつけ合って傷付いて別れる人たちもいるだろうし。

よく乗り越えた!よかったよかった。

 

美々は変わった

最初のことを考えると、美々は本当変わりましたよね〜。

ガチガチの融通のきかない人でしたからねぇ。

でもそれも、春先のコロナが流行りだした時に、会社の社員全員の健康を守ると意気込んで、肩に力入ってたから。と説明がありました。

だからこそ、嫌われてても当然と思えてたみたいです。

まぁ、前からガチガチの人で、コロナの脅威でもっとガチガチになったみたいでしたけど…。

美々のこと嫌ってた人からも正式な謝罪を受けてました。

しかも産業医の嘱託化阻止の署名運動までしてもらって、美々のことを理解してくれる人が増えてよかったです。

美々も変わったけど、周りの人たちも変わった。

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受け止めてる青林の存在があったからこそ、美々が他の人にも受け入れられた。

青林の人望のおかげですね!

最終回に恋だけじゃなく、会社の人間関係まで全部うまくいくなんて、思いもしませんでした。

初回から色々あったこと、きれいにみんな解決してて、見てて清々しい気持ちになれました。

 

富近先生受け入れられる

朝鳴部長の息子の保くんに、「新しいお母さんはいらない。」と拒否されていた富近先生。

こっちも別れちゃうのかと思ってました。

でも、朝鳴部長と富近先生が別れ話をしてるのを効いてしまった保くんが、譲ってくれる形で、クリスマス3人で過ごすことに。

なんとかうまくいった感じでしたが、ここは時間かかるでしょうね。

まずは仲よく一緒にいることから、徐々に…。

決めるのは保くんに決めさせてあげて欲しいな!

大人だけで話すのは、保くんをのけ者にしてるみたいでかわいそうだし。

保くんがお父さん思いのいい子でよかった。

 

バカップルもおさまる

栞ちゃんにプロポーズを断られていた八木原くん。

お父さんが望む、看護師やめて居酒屋継ぐという一択じゃなくて、看護師続けながら居酒屋もするという形をやる方向で落ち着こうとしてました。

ここも実際どうなるか、今はよくても…というのがありますが、とりあえずよかった。

うまくいけばいいな!

 

最後に

いや〜。

これまでの #リモラブの流れを崩さず最後までゆったりとした感じで終わったのはよかったです。

最初はつまらなくて、あくびが止まらないドラマでしたが、終わってみると今期のドラマの中で『ルパンの娘』の次に面白かったドラマになりました。

最後まで見てよかったです。

 

以上、『#リモラブ~普通の恋は邪道~』第10話(最終回)を見た感想でした。

 

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この恋あたためますか 第10話(最終回)の感想とネタバレあらすじ 樹木がクリスマスに一緒に過ごすのは?

TBS系列で毎週火曜夜10時から放送中のドラマ『この恋あたためますか』。

12月22日に第10話が放送されました。

www.tbs.co.jp

前回、第9話の感想はこちら。↓  

 

www.lovetv.site

 

 

おもな登場人物

  • 井上樹木:森七菜さん…コンビニ「ココエブリィ」上目黒店のアルバイト店員。元地下アイドルの21歳。夢を追いかけられない現状に悩む。偶然「ココエブリィ」の浅羽社長と出会ったことで、コンビニスイーツ開発を手掛けることになる。
  • 浅羽拓実:中村倫也さん…ネット通販会社「エクサゾン」から出向でコンビニチェーン「ココエブリィ」社長となる。有能であるがゆえ敵を作りやすい。偶然出会った樹木の能力を買い、コンビニスイーツ開発に誘う。早く結果を出して元の会社に戻りたいと思っいたが、都築部長の真意を知って対等の関係になるため、エクサゾンに退職願を提出。ココエブリィに身を捧げると宣言した。
  • 新谷誠:仲野太賀さん…「ココエブリィ」のスイーツ専門会社「DolceKitchen」所属。スイーツのレシピを作るパティシエ。拓実とは中学高校で同じ部だった仲。
  • 北川里保:石橋静河さん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課所属。一岡に認められてスイーツ開発をしたいと思っている。樹木のシュークリームで火がつき、自らのアイデアを提出。商品化をめぐって樹木・新谷と争うことになった。浅羽と昔付き合っていた?
  • 上杉和也:飯塚悟志(東京03)…「ココエブリィ」上目黒店店長。本部と現場の間に挟まれ、文句言いながらもやる頼れる店長。
  • 李思涵(リ・スーハン):古川琴音さん…「ココエブリィ」上目黒店店員。樹木のルームシェアしている。中国出身。日本の漫画に感化され、日本語を学んでから来日して5年。漫画家になるため投稿を続けている。
  • 碓井陸斗:一ノ瀬颯さん…「ココエブリィ」上目黒店アルバイト。
  • 神子亮:山本耕史さん…「ココエブリィ」専務。外部から社長になった拓実を敵視。現場からのたたき上げで、コンビニ愛にあふれている。店員からの信頼も厚い。商品部一岡智子の元恋人。社長室に異動になった一岡に、浅羽の裏をさぐらせようとする。
  • 一岡智子:市川実日子さん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課課長。シュークリームの開発を押し付ける拓実の命令を無視し解任され、社長室に異動となる。
  • 藤野恵:中田クルミさん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課社員。カフェスイーツ担当。
  • 土屋弘志:長村航希さん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課社員。催事スイーツ担当。
  • 三田村敦史:佐藤貴史さん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課社員。一岡の横にいて中間管理職的な存在。一岡の異動後、課長となる。
  • 都築誠一郎:利重剛さん…「ココエブリィ」が戦略的業務提携を結ぶ、ネット通販会社「エクサゾン」部長。浅羽の上司。浅羽の能力を買っており、仕事をする上でのアドバイスも送るが実は…??

 

第10話(最終回)のあらすじ

新谷に返事しようとした時に突然現れた浅羽に「趣味も好みも価値観も全くかみ合わない。だけど楽しい。君のがそばにいると。俺には君が必要だ。」と言われた樹木。
新谷への返事は保留にし、家に戻ってから「何回も何回も何回も諦めて、やっと次に進もうとしてたのに!」と怒りを爆発させる。
話を聞いたスーは、新谷にも浅羽にも答えを出さなかった樹木に「早く気持ち整理しないとね。」と言うのだった。
 
翌日。顔を合わせづらい樹木と新谷。
帰宅してからも迷っていた樹木のところへ、本部へ復帰する浅羽のお別れパーティーをするためにスーが上杉店長、陸斗、そして浅羽を連れて帰ってきた。
パーティーが終わり、気まずいまま台所で片づけをする樹木と浅羽。
まともに話も出来ない樹木だったが「会社戻って来てくれてありがとう。」とだけ伝えることが出来た。
 
翌日。
移動販売事業部部長として本部に復帰した浅羽は、一番に新谷と顔を合わせ、まともに話も出来ずにいた。
そしてスイーツ課に復帰したと挨拶をしに行き、コンビニカーの売り上げの一番はスイーツなので、移動販売に特化したスイーツを開発したいと話した。
 
樹木は外に新谷を連れ出したが、なかなか話を切り出せない。新谷の方から「拓兄とクリスマス過ごしたい。そう言おうとしたんだよね?」と先に切り出す。
樹木は涙をこらえながら「ごめん。私、社長が好きです。」と言い、新谷は「拓兄のところに行きな。」と樹木を送り出した。
 
浅羽は、樹木のデスクに置いてあった来年のクリスマスケーキの案を目にし、"クリスマスが嫌いな人もハッピーになれるケーキ"というコンセプトを知る。
樹木の自分への思いを知った浅羽は樹木をさがして駆けだし、樹木に今どこにいるか?と電話。同じ頃樹木も、新谷に送り出されて浅羽をさがして駆けだしていた。
二人は川越しにお互いを見つけ、橋を渡ろうとするも違う方向へ駆け出し噛み合わない。
「君とはいつもうまくいかないな。相性最悪だ。」と言いながらも、浅羽が樹木に合わせてやっと橋の上で会い、抱きしめ合った。
「朝起きるといつもこう思う。今日君はどんな顔してるかな?今日は何を話そうって。いつの間にか君が俺の日常の一部になってた。好きだ。」
「悪いけど社長。私の方が100万倍社長のこと好きだよ。」と思いを伝えあい、キスをしたのだった。
 
一方で新谷は、上杉店長と陸斗とカラオケに行き、「これ以上の恋は、出来ないと思います。樹木ちゃんのことが大好きでした。」と言って泣いた。
最初は失恋話を楽しんでいた店長だったが「いいよね。そこまで言えるほど好きになれたんだから。その胸の痛み、誇りに思いな。今はまだこの人しかいないと思ってるけどね、人はまた出会っちゃうんもんだから。」と慰めた。

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浅羽は、コンビニカーでの販売を創業者一族の清水(笹本玲奈さん)と一緒に視察していた。清水はエクサゾンの都築部長も呼んでいた。
店舗とは需要が違うとして、コンビニカーでは肉や魚、野菜といった生鮮食品も扱っていた。
買い物難民と呼ばれる人が日本国内だけに限らず海外にもいる。と清水が言うと、浅羽はゆくゆくは海外にも展開していきたいと語る。
エクサゾンの取引先企業も移動販売に興味を示していると話を持って来てくれたのだった。
 
新谷と北川は、二人そろってアップリンの開発について取材を受けていた。
北川は、今後のスイーツ開発について質問され「移動販売に特化したスイーツを作りたい。」と語る。
そして新谷は、スイーツ改革を通して新しい世界が広がり、やりがいを感じ、素敵な出会いもあったと、浅羽への感謝の気持ちを述べた。
浅羽への気持ちを整理できた新谷は、本部へ復帰してきた浅羽に「おかえり。」と言い、仲直りすることが出来たのだった。
 
次の日から、職場で来年のクリスマスケーキの開発と称して今年のクリスマスまで完成させたいと意気込む樹木。新谷も樹木の気持ちを汲んで開発することになった。
仕事が終わってからは、浅羽の部屋でクリスマスツリーの飾りつけ。樹木はツリーに願い事を書いた短冊を付けて、浅羽をイラつかせる。
話はクリスマスディナーの話へ。
樹木は24日の夜だと思っていたが、浅羽は25日だと主張。実際、25日の夕方まで出張だった。
職場でもクリスマスの話になり、浅羽とケンカになったことを話す樹木。
北川はホームパーティーに参加。新谷はイブも当日も実家の手伝いで予定が決まっていた。
イブの予定が決まっているのを羨ましがる樹木を逆に、「のろけやがって。」と怒る新谷と北川だった。
 
12月24日。
上目黒店では、店の外に特設ブースを置いてケーキとチキンの販売を行っていた。
ドルチェキッチンでは、樹木と新谷がクリスマスケーキを完成させ、スイーツ課の皆さんに試食してもらい、大好評だった。
業務終了し、スイーツ課のみんなも家族や恋人、友達との予定を控え帰っていった。
バイト仲間が働くなか、樹木は一人完成したケーキを持って上目黒店のイートインコーナーに一人座る。
 
クリスマスイブ。樹木が一緒に過ごすのはーーーー???
 

…というお話でした。

 

新谷くんがカッコつけすぎ!!

前回は、浅羽に「樹木ちゃんは渡さない。」とかなんとか言って戦う姿勢を見せていた新谷くん。

樹木から返事をもらう時に浅羽に乱入されて、告白されてもっと怒るのかと思いきや、樹木にその場で答えを迫ることなく、そのまま樹木を家に帰したって…何ちゅう平和な展開。

北川さんも先週、前から樹木が浅羽のことを好きだなんてとっくに知ってたみたいなことを言ってたし、答えが分かるからその場での返事を聞くのに躊躇した?

押しが弱い人だな~~~。

 

断る時に他の人の名前出すって…

あと、樹木が新谷に断る時の言葉が最悪でした。

ごめんなさい。っていうのはまぁ当たり前ですが「社長が好きです。」って、誰に告白しとんねん!!

「拓兄とクリスマス過ごしたい。そう言おうとしたんだよね?」って先に言われていたとはいえ「社長が好きです。」なんて、なんとストレートな断り方!!

断る時に他の人の名前出すって、やられたら一番傷つくと思う。

何よりキツい!!

一度は新谷の気持ちに応えようとしたけど…とか色々言い訳するのかと思いましたが、ストレート!!

まぁ、樹木の性格を考えたらこういう言い方になるか。

 

あと、新谷くんと樹木が話してる時の後ろの落ち葉の音もうるさかったですねー。

落ち葉が落ちるのは映像としてはキレイでしたが、二人の言葉に集中出来ないくらいうるさかった。

雪の方が音もなくて見た目もキレイでよかったと思うんですが、雪が降ってくるのは最後に取っておこうとしたんでしょうなー。

 

あーあ、新谷くん残念でした!!

 

シングルベル

樹木が、イブの夜の予定がある新谷と北川を羨ましがるシーン。

まず、新谷と北川さんがそれぞれフラれた相手の話をされてるのに爽やかすぎるのにびっくり!

北川さんは前から爽やかな人でしたが、新谷もよく切り替えられましたよね!

そしてさらに新谷が彼女いない自分を「シングルベル」と言っているのに驚き!!

いつの時代の言葉?

未だにそんな言葉が生き残っていたことにびっくりしました。

中年の私が若い時でさえ使っていなかったような古い言葉を、今の若い人が使ってることにびっくり。

そもそも、クリスマスのディナーだとか恋人と過ごすのにまだこだわってるこのドラマに違和感がありました。

私が知らないだけで、またそういう風潮に戻ってるんですか?

そういうことに遠ざかってる中年のひがみかな?

 

古臭さで見てるのが恥ずかしくなって、途中で何回かまたチャンネルを変えました。

 

コンビニでキス

一人でいた樹木の前に、窓越しに浅羽が現れる。これも読めていた展開で白けてしまった。

しかも、そのあとキスって…。外から丸見えのイートインスペースで、ですよ!!

迷惑な客ですよ。

しかもコンビニの本部の人間ですよ、二人とも。

会うのは分かってましたけど、キスまでするとは思わなかった。店先で。

こんな店入らないよな。

営業妨害もいいところだ!!

見ててときめくどころかハラハラしたよ!!!!

 

とまぁ、ツッコミどころ満載の最終回でした。

樹木と浅羽がくっついた後の後日談が長すぎたなぁ。.急に浅羽と樹木がイチャつかれても引くだけでした。

 

あと、ずっと話にだけ出てきた新谷くんのお父さん。

中野英雄さんが出てくるのかと思って期待したけど出てきませんでしたね。

まぁ、中野英雄さんはこのドラマには合わなかったか。

 

最後の最後で文句ばっかりの感想になってしまいました。

 

以上、『この恋あたためますか』第10話(最終回)の感想でした。

 

見逃し配信はParaviで!!

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大河ドラマ 麒麟がくる 第37回「信長公と蘭奢待」の感想とネタバレあらすじ

NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。12月20日に第37回が放送されました。

 

第36回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀、京で三淵藤英・細川藤孝兄弟と出会い誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。政所の摂津晴門に悩まされる。織田の朝倉攻めに従軍したが、浅井長政から挟み撃ちにあい、藤吉郎と共に殿を務めて信長を京へ逃がした。比叡山を味方につけた朝倉・浅井を倒すために覚恕に会って、対策を考え、帝に和睦の勅命をもらうよう信長の助言して成功。姉川の戦いで朝倉・浅井軍に勝利したのち、比叡山の僧兵たちや幕府を倒そうと考える。比叡山を焼討ちにした信長のやり方に疑問を持ち、自分の軍だけ女子供を逃がした。信長からは近江志賀の地を与えられ、坂本に城の築城。武田信玄をはじめ、朝倉浅井に上洛を促し信長討伐を目論む義昭に、信長から離れろと命じられ訣別した。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。家族が京に行っても美濃に留まる。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。美濃へ行った後、十兵衛のいる京へ上った。

  • 岸:平尾菜々花さん…光秀の長女。
  • たま竹野谷咲さん…光秀の二女。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれる。いい嫁御寮。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。
  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣。十兵衛らが越前に逃れる前、美濃に留まるという牧を説得。明智の里を守ってくれていた。煕子と岸、たまと一緒に京の屋敷へくる。

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。帝から若狭の武藤を討てという勅命をいただく。実際は越前朝倉を攻めに行ったが、浅井に挟み撃ちにされ、京に逃げ負ける。のちに朝倉・浅井に姉川の戦いで勝つ。朝倉・浅井に味方した比叡山を焼討ちにした。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。信長の子・奇妙丸を清須で9年育て、その奇妙丸と共に美濃の岐阜城に入った。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 奇妙丸(信忠):加藤矢紘さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。帰蝶と岐阜城にいる。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だったが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告。今は忠実な織田家の家臣。農民出身の藤吉郎を武将と認めていない。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣。
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家の家臣。第21回から登場。
  • 木下藤吉郎(のち秀吉):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。金ヶ崎の戦いでは、十兵衛と共に殿を務めた。

 

越前

  • 朝倉義景:ユースケ・サンタマリアさん…越前の領主。伊呂波大夫から十兵衛らを匿うように頼まれる。争いに巻き込まれるのが嫌い。十兵衛の京行きを情報を逐一知らせることを条件に許可した。越前に帰ってきた十兵衛に、野心を持たぬよう諭す。義昭の烏帽子親となり、上洛相としたが嫡男の阿君丸が暗殺され断念した。三好、六角と組み、越前に迫る織田勢を浅井と挟み撃ちにした。比叡山を味方につけ、和睦を果たし越前に戻った。のちに姉川の戦いで織田勢に負ける。

  • 山崎吉家:榎木孝明さん朝倉家の家臣。
  • 阿君丸:森優理斗さん…義景の嫡男。義景から溺愛されていていたが、何者かに暗殺された。
  • 朝倉景鏡:手塚とおるさん…朝倉一門。義景のいとこ。義景の上洛に反対。三淵に協力する。

 

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

 

 

大和

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の元家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた筒井順慶と対立。筒井に味方する幕府から出て行った。
  • 筒井順慶:駿河太郎さん…大和土着の豪族。元興福寺の衆徒。松永久秀と対立。

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。一時期駿河で太原雪斎を診ていたが、雪斎が他界したことで臨済寺に軟禁されしばらく駿河に滞在。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。正親町天皇や藤吉郎の母・なかも診ている。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ家が火事となり、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と駿河にいた時、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。京に戻り、かつて駿河で芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)と出会う。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売る商売をはじめ、堺の商人・今井宗久にも、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引をはじめた。将軍となった義昭と親しく会うようになり、義昭が建てようとしている貧しい人たちや病気の人たちを救う施設の資金を稼ぐため、丸薬づくりに一層取り組んでいる。義昭にとっての癒しの存在。今でも密かに十兵衛を助けている。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白だった。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。十兵衛に幕府が本来の役目である帝を守ることもせず私利私欲に走ってると苦言を呈する。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…関白。二条家の当主。

 

 <<足利将軍家>>

  • 足利義昭(覚慶):滝藤賢一さん…室町幕府最後の将軍となる。興福寺の僧で、時々町に出ては民衆に食べ物を配って声をかけている。町の人気者。兄の将軍・義輝が三好一派に討たれ、命を狙われる立場になり、藤孝らに連れられて大和から逃れる。甲賀に身を置いたのち、越前敦賀で朝倉義景に半年待ち、一乗谷で朝倉の義景を烏帽子親に元服。美濃に移動し信長と一緒に上洛。15代将軍となる。信長に絶大な信頼を置いていたが、徐々に考えの違いがはっきりし、武田信玄、朝倉浅井に信長討伐を命じる。十兵衛に信長から離れよと言われ、離反される。
  • 三淵藤英:谷原章介さん…将軍奉公衆。義輝亡き後覚慶を次期将軍として推し、一緒に甲賀へ逃れる。その後義還俗した義昭と共に敦賀へ。一乗谷で義景を烏帽子親とし義昭を元服させ、信長と上洛を果たすため美濃に入る。義昭と一緒に上洛。幕府側の人間として織田に意見を出す。幕府の政所・摂津とは距離を置いており、義昭に命じられ摂津を捕らえた。

  • 細川藤孝:眞島秀和さん…将軍奉公衆。三淵藤英の弟。義輝亡き後、次期将軍として覚慶を支え甲賀に逃れる。その後還俗した覚慶こと義昭と共に敦賀へ。三淵と共に義昭を護り、美濃に入る。義昭と共に上洛し、幕臣として十兵衛と一緒に働く。山城に城を持つ。

  • 一色藤長:上杉柊平さん…義輝のお側衆だったが、藤孝と一緒に次の将軍と見据えられた義昭の警護にあたる。義昭と一緒の上洛し、幕臣として働く。
  • 細川藤賢:島英臣さん…十兵衛と義昭の警護に当たる。
  • 摂津晴門:片岡鶴太郎さん…義輝の代から幕府の政所頭人を務め、義昭のもとでも引き続き働く。みんなの前で恥をかかせた信長に何やら企んでいる様子。十兵衛殺害を目論み、逆に幕府から追い出される。

近江

  • 浅井長政:金井浩人さん…北近江の戦国大名。信長の義弟。二条城の普請にも協力した。金ヶ崎の戦いでは朝倉に味方し、織田勢を攻める。姉川の戦いで織田勢に負け小谷城にこもる。
  • 市:井本彩花さん…信長の妹。浅井長政に嫁ぐ。

<<比叡山延暦寺>>

  • 覚恕:春風亭小朝さん…天台座主。正親町天皇の弟。醜い為に都の外に出されたと思っている。比叡山の焼討ちに遭い、甲斐へ落ち延び信玄に助けを請うた。

 

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。十兵衛と畿内の大名との引き合わせをしてくれる。

三河

<<徳川家>>

  • 徳川家康(竹千代):風間俊介さん…のちに徳川幕府を開く。幼少期(岩田琉聖くん)。竹千代。人質として尾張の熱田に幽閉されていた。自分を生んですぐ母・於大の方を離縁して刈屋に戻した父・広忠のことを嫌っていた。信長に自ら駿河へ人質に行くと申し出て、信長の兄・信広と人質交換された。桶狭間の戦いでは今川軍に従軍していたが、今川軍の扱いに憤慨。動かなかった。金ヶ崎の戦いでは織田勢として戦に参加。その後織田から援軍を受け三方ヶ原で武田信玄と戦し、大敗する。

 

  • 菊丸:岡村隆史さん…三河の忍び。かつて美濃にいたこともあり、駒たちと十兵衛を助けたこともあった。のち、今川に人質に行った家康について駿河にも潜伏していたこともあり、明智家が越前に逃げ延びるのを駒と共に手助けをした。三河周りの情報を十兵衛に知らせてくれる。

 

第37回のあらすじ

元亀3年(1573年)3月。

義昭は畿内の大名を集め、信長に挙兵。

徳川に三方ヶ原で勝利した武田信玄(石橋凌さん)の上洛を待っていたが、三河侵攻中、突如兵を引き返した。

 

宇治・槙島城に陣を構え、武田、朝倉、浅井の援軍を待っていた義昭だったが、誰も来ず。信長に命じられやってきた木下藤吉郎によって捕らえられた。

武家の棟梁として崇められた将軍を捕らえた藤吉郎は、十兵衛に「これからは我らの世でござる。」と言う。

十兵衛は捕らえられた義昭を膝をついて見送った。

義昭と共に戦った三淵藤英も投降。義昭が枇杷庄へ移され命が助けられると聞き安堵した。

しかし弟・細川藤孝が早々に織田側につき、幕府の情報を織田側に流していたことに激怒。

藤孝は冷静に「政を行うには時の流れを見ることが肝要だと。この世には大きな時の流れがある。それを見誤れば政はよどみ、滞り腐る。」と言う。

弟の主張に涙する三淵。

信長は、岩成友通が籠城している淀城を藤孝と三淵で落とせと命じたが、すぐには聞き入れられなかった。

十兵衛は力を貸して欲しいと三淵に頭を下げたのだった。

 

その頃。武田軍が撤退する様子を目撃していた菊丸が、信玄が病死したと推測。使いをやって密かに十兵衛に知らせた。

菊丸は京に来たその足で駒に会いに行ったが、枇杷庄にいた義昭に会いに行っていて留守。

駒は義昭からもらった虫かごを返却。

朝倉に浅井、毛利へ信長討伐の書状を送り続けている義昭に、まだ僧侶だった義昭と出会った頃のことを語り、将軍をやめてくださいと言った。

戦を終わらせるには戦をするしかない。と主張する義昭。結果として駒を欺いてしまったと涙するのだった。

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信長はそれまで将軍がしていた改元の言上を代わりにし、朝廷から送られてきたいくつかの候補の中から『天正』を選択していた。

武田の動きを気にして朝倉・浅井を攻められないでいる信長に、確かではない情報として、十兵衛は信玄病死を伝えた。

天正元年8月。浅井家の重臣が寝返り、すぐさま近江に出陣した信長。

朝倉義景も越前から出陣。織田軍の奇襲で朝倉家家老・山崎吉家が討ち死にし、信長は一乗谷へ進軍。火をかけた。

織田軍に寝返っていた朝倉景鏡(手塚とおるさん)は義景に自害するよう進言。朝倉宗家は滅亡した。

信長は小谷城も攻め落とし、近江浅井家も滅亡。

そして240年続いた室町幕府も倒れ、信長による新しい時代を迎えようとしていた。

今井宗久を呼んで、召し取った宝物の数々を品定めさせる信長。

その信長が新たに所望したのが、東大寺正倉院に納められている伽羅の香木『蘭奢待』だった。

今井宗久が「代々続く世の中で、大きなことを成し遂げた者しか見る事叶いませぬ。」と言う代物。

将軍を京から追い出し、朝倉・浅井を倒して京の周りに敵がいなくなり、1つの山の頂点に立った信長だからこそ、見たい景色があるのでは?と推測する宗久だったが、十兵衛はまだまだ頂には立っていないと冷静に見ていたのだった。

 

帝から従五位下の位を授かった信長。

帝は天下静謐のための働きの褒美をやってもよいと思っていたが『蘭奢待』を所望してきたと三条西実澄(石橋蓮司さん)に話す。

本来なら、ちゃんとした手順を踏んで拝観、そして切り取りの許しを得るもの。実澄はあまりの急な申し出だと驚くとともに、不遜だというのだった。

帝は『蘭奢待』の拝観、切り取りを許可した。

 

天正2年3月28日。

東大寺正倉院から110年振りに『蘭奢待』が運び出され、松永久秀が許しを請うために明け渡してきた多聞山城で、信長以下家臣たちが見守るなか披露された。

室町幕府3代将軍義満、6代将軍・義教、8代将軍・義政が切り取った跡を眺める信長。

新たに信長のためにも切り取られた。

悦に入る信長だった。

 

2つの木片のうち、1つを正親町天皇に献上した信長。毛利輝元も所望していた。

正親町天皇は織田と毛利がと対立していることなど「朕のあずかり知らぬこと」として、贈ってやれ。と言う。

そして「織田信長、よくよくの変わり者のよう。」と静かに言うのだった。

 

信長に加勢していた三淵藤英が急遽、坂本城に預けられた。

三淵には山城一乗寺静原山の城攻めをはじめ、何度も協力してくれていた三淵の居城を突然取り壊した信長の考えることが分からないとこぼす十兵衛。

三淵は「主とはそういうもの。その時にこそどう付き従うか、そこが家臣の器。」と言うのだった。

 

…というお話でした。

 

髑髏の杯なかった

前回、義昭との訣別の話をたっぷりやったんで、今回の義昭追放はあっさりしてました。

朝倉・浅井を倒すのはなかなかドラマティックな話だと思うんですが、ナレーションと共にサラッと朝倉義景だけがカッコよく家臣たちの前で最後の言葉を言うのが流れて終わってしまい、浅井長政にいたっては登場もしませんでした。

当然、朝倉、浅井父子3人の髑髏の杯の話もありませんでした。

髑髏の杯自体、本当の話か分からないからかな?

 

1996年の大河ドラマ『秀吉』ではかなり時間を割いて描いていたように思うんですけど、主役が変われば描き方も変わりますね!!

今回藤吉郎が出てきたのは、義昭追放の時のみ!

十兵衛がずっと信じてきた、武家の棟梁の哀れなところを見せつけるという嫌な役どころになっていました。

 

十兵衛は最後まで義昭を敬った感じで見送ってましたけど、十兵衛自身、恨みとかは本当になかったのかな?

妻子を人質に取ったり、上洛を助けてくれた信長を倒そうしたり、十兵衛の嫌がることをしまくってたのに!

最後までちゃんと主君として敬っていたのが不思議な感じでした。

 

帝の心の移り変わり

東大寺正倉院の『蘭奢待』の話があとに控えていて、帝をはじめ朝廷が戸惑ってる様子が丁寧に描かれていました。

それまで、信長のことを変わったことを言う人物として見ていて、話を合わせてあげてる的な言動をしていた正親町天皇。

しかし!!

これまでのしきたりを無視して突っ走ってくる信長に、明らかに不快感を示していました。

でも表面上は話を合わせて『蘭奢待』が欲しいなら褒美としてくれてやってもいい。という態度を取る正親町天皇。

怖い~~!!!

朝廷からも反感を買い始めた信長。

義昭とも最初は関係が良好だったのに…。仲良くなってくるとなんでも許してくれるだろうと勘違いして調子乗ってくるのが信長の悪いところです。

今度は天皇まで敵に回しそう…。

天皇は御所の塀も直してくれて、財産も取り返してくれた信長にこれから逆らっていくんでしょうか?

これまでの大河ドラマなら、これから信長の勢いが増してくるいい流れのところなのに、嫌な空気を感じました。

 

 

時の流れを見る藤孝

信長に挙兵した義昭に付き従った兄・三淵藤英に対して、信長に寝返った弟・細川藤孝。

「政を行うには時の流れを見ることが肝要だと。この世には大きな時の流れがある。」

と三淵に対して言ってました。

この言葉、後に本能寺の変で光秀に従わないフラグが立っているようでした。

時勢を見て、苦労を共にした友でさえも助けない。

怖い!!!!

摂津から狙われた時は必死になって助けてくれたのに!!!

 

藤孝が究極の時にどういう態度に出る人なのか、よく分かるエピソードでした。

 

楽しそうな十兵衛も見たい

『麒麟がくる』は、信長の成功の裏にすぐに落とし穴が潜んでいるのをしっかりと描いていますね。

しかも、それをしっかりと十兵衛は分かっているという描き方。

でも信長に今は言ってません。

今はまだ頂を見ていないと思っていても言わない。

最後は本当の頂点が見えかけた時点で本能寺で殺しちゃうんだから、一番怖いのは十兵衛?!

 

京に来て、幕府の滅亡まで十兵衛の苦しい顔ばかり見てきたので、これからの10年は嬉しそうな楽しそうな場面も見たいです。

幕臣でよかったのは、最初の本国寺で義昭を助けた時ぐらいしかなかったですし。

上り調子の勢いがある十兵衛を見たいです。

 

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以上、『麒麟がくる』第37回を観た感想でした。

次回・第38回は「丹波攻略命令」です。

 

 

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各話の感想

各話の感想の一覧はこちら。↓

https://www.lovetv.site/entry/kirikuru-kansou1#各話の感想

 

 

#リモラブ~普通の恋は邪道~ 第9話のネタバレあり感想 五文字くんの存在で揺れる美々と青林

毎週水曜夜10時から日本テレビ系列で放送中のドラマ『#リモラブ~普通の恋は邪道~』。

12月16日に第9話が放送されました。

www.ntv.co.jp

第8話の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 大桜美々:波瑠さん…鐘木パルプコーポレーションの健康管理室勤務の産業医。忖度せず厳格でドS。「健康管理室の独裁者」と呼ばれる。学生時代に食べ物に例えられて振られた経験から、その後出会った男性たちを食べ物に例えて理想の男性じゃないと決めつけ振り続けて今に至る。八木原や青林のことを陰で回転寿司、とんかつに添えられたキャベツと例えて蔑んでいたが、二人とも彼女持ちと知って憤慨する。自粛期間中にオンラインゲームで知り合った、アカウント名「檸檬」さんに会いたいと思い、勝手に色々推測。八木原を檸檬さんだと勘違いする。その後も朝鳴を檸檬だと思ったり、五文字が檸檬と名乗ったりで色々あったが、青林が本物の檸檬だと分かる。

<<健康管理室>>

  • 富近ゆり:江口のりこさん…週2~3日勤務でアルバイトする精神科の嘱託医。大学病院で研究職だけでは生きて行けないと産業医もしている。
  • 八木原大輝:高橋優斗さん(HiHiJets)…新人看護師。栞の彼氏。普通の若者。美々に陰で”回転寿司”と例えられてる。
  • 深杉明彦:今井隆文さん…週2の嘱託医。内科医。美々から尊敬、信頼されている。美々の例えは”海苔の佃煮”。
  • 駒寺夏樹:ついひじ杏奈さん…看護師。2次元オタク。

<<営業部>>

  • 岬恒雄:渡辺大さん…出来る営業マン。独身で親きょうだいと同居中の大家族。美々としょっちゅうぶつかる。コロナでテレワークを命じられたが大家族の家では仕事が出来ないと勝手に出社し、美々に帰宅を命じられる。美々の例えは”豚骨ラーメン”。
  • 我孫子沙織:川栄李奈さん…営業部社員。人事部の青林と付き合ってたが、4話で別れる。

<<人事部>>

  • 青林風一:松下洸平さん…人事部主任。見た目はいいがセンスがない。田舎育ちで心優しく、人の悩みに寄り添いすぎるところがある。我孫子と付き合ってたが、我孫子にセフレがいるのが理解できず別れる。美々の例えは”とんかつに添えられてるきゃべつ”。檸檬の正体。
  • 五文字順太郎:間宮祥太朗さん…人事部社員。地頭がよさを見抜いた青林から強く推され入社。コロナがきっかけで在宅勤務の楽しさに気づく。美々の例えは”ビーフジャーキー”。美々が好きで、檸檬と嘘をつき付き合ったが、真実を明かしフラれた。
  • 朝鳴肇:及川光博さん…人事部部長。明るくラテンの昭和おじさん。美々の例えは”脂身の多いトンカツ”。

ーー

  • 朝鳴保:佐久間玲駆さん(ジャニーズJr.)…朝鳴の息子。小学5年生。

<<居酒屋 おと>>

  • 乙牧栞:福地桃子さん…居酒屋 おとの一人娘。店を手伝っている。コロナの自粛宣言で経営不振。八木原とバカップル。
  • 乙牧ひろ吉:西堀亮さん(マシンガンズ)…栞の父。居酒屋「おと」を経営。10年前に妻が亡くなり、栞と二人で店を切り盛りしている。コロナ感染予防で一時休業。経営が苦しくなってる。美々の例えは"コンニャクの甘辛煮"。

 

どうした?青林

前回は、乗り越さんの前でガツーンと言ってくれて、本当に素敵な青林だったのに!

最初に美々のストレスに気づいたのは五文字くんだった。

美々が頑張って告白するまできづかなかった。

これじゃあ、我孫子さんと付き合ってるときと同じですね!

前に五文字くんに指摘されたときは、「彼女の時とは違う。」とかなんとか、偉そうに言ってたのに!

相手側何考えてるか、言うまで気づかない。

そのくせ、五文字くんに嫉妬してる自分の気持ちを気づかない美々には文句を言うという…。

美々は、青林にSNSはやめよう。って言われたから、頑張って直接気持ちを伝えてたのに!

「結婚しよう。」も言ったし。「いけないことをしたい。」とも言ったし。

青林は、ただただ受け止めてうろたえるだけ。

最初は受け止めてくれたって、美々は喜んでたけど、受け止めるだけだったんですよね…。

何だかな…。

前の彼女の時は、我孫子さんにセフレがいたから別れた感じでしたが、付き合ってみると、厄介なところが見えてきましたね。

うーん。

何か一気に残念な感じ。

前回と落差あり過ぎました。

 

五文字くんがいい相談相手に

今までは五文字くんと仲よくて、何でも話してきた青林が、だんだん嫉妬で話を聞かなくなり。

反対に、そこまで仲よくなかった美々と五文字くんが急接近!

青林の足りないところを補ってくれるようでした。

五文字くんは、少しは下心がありつつも、二人がうまくいってくれればと思ってる。

だからこそ、相談にも乗ってくれる。

言い方悪いですが、美々にとって都合のいい人です。

彼氏が出来てから距離が縮まるなんて、皮肉だなぁと思いました。

前から五文字くんの方がいいと思ってましたが、ここに来てより光ってきました。

 

プロポーズせず!

青林からキャンプに誘われ、五文字くんに相談した結果、星を見ながらプロポーズされるのでは?と期待した美々。

でも、前日に美々が五文字くんとSNSでやりとりしてることを知ってしまい、プロポーズ出来なくなった青林。

帰ってきてから、あーしたかったこーしたかったと、いきなりぶちまけました。

青林が何か言いたそうにしてたのを、美々は分かっていました。

でも、一回自分からプロポーズしたのを「ごめんなさい。」と言われて、自分からは何も言えなくなって待ってしまった!

もうタイミングずれまくり!

最悪。

でも、結婚のタイミングのずれってこういうことですよね。

乗り越えられるのかな?

 

最終回予想

青林と美々がすれ違ったまま来週最終回です。しかも、産業医が常勤じゃなくなるという話もあって、別れのフラグが…。

富近先生と朝鳴部長の恋も、保くんが「新しいママはいらない。」と言ってきて暗雲が立ち込めてきました。

まぁ、離婚したばっかりですしね。

今まで保くんの意見が一切出てこなかったのも気になってました。

二人だけを見てたら、うまくいって欲しいと思ってましたが、結婚となると難しいでしょうね。

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このドラマの脚本家さん、1995年に福山雅治さん主演のフジテレビのドラマ『いつかまた逢える』と同じ脚本家さんです。

『いつかまた逢える』では、最終回で主人公がまさかの身を引いてフラれるという最後でしたからね〜。

主役が一人のエンディングもあり得ます。

みんながみんな丸く収まってのハッピーエンドはない気がする。

私の希望としては、五文字くんと美々がうまくいって欲しいな。

最初からお互いを結婚相手と意識しながら、すれ違う美々と青林。

相性はいいのに、色々ズレてる!

うまくいくのかな?

なんとか乗り越えてハッピーエンドとなるのか?

 

最終回。楽しみに待ちたいと思います。

 

以上、『#リモラブ~普通の恋は邪道~』第9話を見た感想でした。

 

 

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この恋あたためますか 第9話の感想とネタバレあらすじ 浅羽が好きなのは?

TBS系列で毎週火曜夜10時から放送中のドラマ『この恋あたためますか』。

12月15日に第9話が放送されました。

www.tbs.co.jp

前回、第8話の感想はこちら。↓  

 

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おもな登場人物

  • 井上樹木:森七菜さん…コンビニ「ココエブリィ」上目黒店のアルバイト店員。元地下アイドルの21歳。夢を追いかけられない現状に悩む。偶然「ココエブリィ」の浅羽社長と出会ったことで、コンビニスイーツ開発を手掛けることになる。
  • 浅羽拓実:中村倫也さん…ネット通販会社「エクサゾン」から出向でコンビニチェーン「ココエブリィ」社長となる。有能であるがゆえ敵を作りやすい。偶然出会った樹木の能力を買い、コンビニスイーツ開発に誘う。早く結果を出して元の会社に戻りたいと思っいたが、都築部長の真意を知って対等の関係になるため、エクサゾンに退職願を提出。ココエブリィに身を捧げると宣言した。
  • 新谷誠:仲野太賀さん…「ココエブリィ」のスイーツ専門会社「DolceKitchen」所属。スイーツのレシピを作るパティシエ。拓実とは中学高校で同じ部だった仲。
  • 北川里保:石橋静河さん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課所属。一岡に認められてスイーツ開発をしたいと思っている。樹木のシュークリームで火がつき、自らのアイデアを提出。商品化をめぐって樹木・新谷と争うことになった。浅羽と昔付き合っていた?
  • 上杉和也:飯塚悟志(東京03)…「ココエブリィ」上目黒店店長。本部と現場の間に挟まれ、文句言いながらもやる頼れる店長。
  • 李思涵(リ・スーハン):古川琴音さん…「ココエブリィ」上目黒店店員。樹木のルームシェアしている。中国出身。日本の漫画に感化され、日本語を学んでから来日して5年。漫画家になるため投稿を続けている。
  • 碓井陸斗:一ノ瀬颯さん…「ココエブリィ」上目黒店アルバイト。
  • 神子亮:山本耕史さん…「ココエブリィ」専務。外部から社長になった拓実を敵視。現場からのたたき上げで、コンビニ愛にあふれている。店員からの信頼も厚い。商品部一岡智子の元恋人。社長室に異動になった一岡に、浅羽の裏をさぐらせようとする。
  • 一岡智子:市川実日子さん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課課長。シュークリームの開発を押し付ける拓実の命令を無視し解任され、社長室に異動となる。
  • 藤野恵:中田クルミさん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課社員。カフェスイーツ担当。
  • 土屋弘志:長村航希さん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課社員。催事スイーツ担当。
  • 三田村敦史:佐藤貴史さん…「ココエブリィ」商品部スイーツ課社員。一岡の横にいて中間管理職的な存在。一岡の異動後、課長となる。
  • 都築誠一郎:利重剛さん…「ココエブリィ」が戦略的業務提携を結ぶ、ネット通販会社「エクサゾン」部長。浅羽の上司。浅羽の能力を買っており、仕事をする上でのアドバイスも送るが実は…??

 

第9話のあらすじ

ココエブリィ本社に突然現れた浅羽は、エントランスで樹木を見つけ「君に会いに来た。」と言った。

言葉の意味が分からないまま、社長室で神子社長代行と話す浅羽をイライラしながら待つ樹木。

浅羽はコンビニカーに乗ってやって来ており、神子は挑発と受け取っていた。

スイーツの開発方針が変わり、神子が樹木をクビにしようとしていると見た浅羽。

これまでの社長だった時のような上から目線の態度をやめ「私への感情は抜きにして、彼女を見てやって下さい。お願いします。」と頭を下げてお願いした。

社長室から出てきた浅羽は、樹木を焼肉に連れ出す。

北川から「拓実は樹木ちゃんのことが好きだよ。」と言われたことが引っ掛かっていて、本当にそうなのか?自分の気持ちを確認したかったのだ。

しかし、話は合わないし、焼き肉の肉を焼くタイミングも全く合わない。相性が悪い。

樹木は、そんなこと最初から分かってると言いながらも「一緒にいて一回もいいことなかった?」と聞くと、会社をクビになったことを挙げて、何も思いつかない浅羽。

結局北川が言っていたことを確かめることが出来なかった。

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翌日。

一岡もスイーツ改革を復活して欲しいと何度も神子に掛け合ってくれたことと、浅羽が頭を下げに来たこともあり、正式にスイーツ改革案が復活。

まずは見送られていたアップリンから商品化されることになり、樹木がまたプロジェクトに戻された。

北川をリーダーとした、樹木と新谷の3人のチームでまた開発する事に。

早速、浅羽が解任される直前に完成していたアップリンを神子に試食してもらった。

神子は完食し「正直驚いた。食べ終えるのに苦労したよ。退屈な味だった。」と酷評。

災害に遭ったリンゴをわざわざ使ってやってるから多少味が悪くてもしょうがない。使ってるだけありがたく思え。ずいぶん上からのスイーツだ。浅羽らしい。とバッサリ。

「スイーツ改革と称するなら、その名に恥じないスイーツを持ってきなさい。」とガツンと言われてしまった。

一から練り直すことになった樹木と新谷と北川だった。

 

そんな時、北川を呼び出した浅羽。

北川には心配かけたくなくてカッコつけていた。でも樹木は自分のペースを崩してきて、飾らない自分でいられるが、北川以上に好きだとは思えない。と伝えた。

浅羽の心のドアは、回転ドアのように入るのが難しい扉。樹木はそれを簡単に通り抜けられるのでは?と例え、羨ましいと言った。

そして、スイーツ改革が復活したことで、夢中になれる仕事があるのは助かると浅羽にお礼を言うの北川。去り際に「自分の気持ちに気づくなら、今のうちだよ。」とアドバイスするのだった。

 

リンゴプリンの開発に頭を悩ます樹木たち。

災害に遭ったリンゴは酸味が強い。ネットや雑誌などから他のスイーツの情報を得て、話し合いを重ねていた。

北川と樹木が帰ってからも開発室に残ってアイデアを考える新谷。

そこへ一岡が入ってきて、新谷と樹木はいいコンビ。「井上さんの才能を引き出しているのは新谷くんだと思うよ。」と助言。

一岡の言葉に気を良くした新谷は、シュークリームの開発の時のように、色々な味の組み合わせとサンプルを準備し、3人で試していった。

帰宅しても動けないほど疲れていた樹木。

スーが樹木のスマホに送られてきた「日曜暇か?」という浅羽のメッセージを勝手に読んで、飛び起きる。

浅羽の意図が分からず怖がった樹木は、すぐに断りのメッセージを返信した。

 

リンゴプリンが完成し、神子に試食してもらった。神子はひとくち食べただけでスプーンを置く。今度はOK!発売されることになった。

スイーツ課のみんなは大喜び。

一岡は、神子が最初にガツンと言ったのはわざとだと見抜いていた。

神子は元スイーツ課課長。

自分の時代に出来なかったことを託したかったと言い、浅羽の時より、もっと美味しいプリンを作りたかったということだった。

 

夜。プロジェクトチームの3人は居酒屋でお祝い。

会は盛り上がり、北川の提案で3人で写真を撮ることになった。

樹木のスマホで自撮りしようと3人で構えていると、画面に浅羽からの「日曜待ってる」のメッセージが表示された。

慌てて席を立つ樹木。

北川は樹木に浅羽と別れたことを告げ、樹木が前から浅羽を好きなのは自分も新谷も気づいていた。遠慮する事はないと背中を押した。

帰り。

樹木に「拓兄のことまだ好きなの?」と聞く新谷。樹木は新谷の手をつなぎ、何も答えなかった。

 

翌日。

移動販売車に商品を詰めている浅羽に、新谷が会いに来た。

「どういうつもりだよ。言ったよな。俺樹木ちゃんと付き合ってるって。」と凄む新谷。

「樹木ちゃんは渡さない。」と言う新谷に「選ぶのは彼女だ。」と返す浅羽だった。

 

アップリンの発売前日。

新谷は日曜は浅羽と会うようにすすめ、その上で一点の曇りもなく自分を選んで欲しいと告げた。

日曜。浅羽と会う樹木。

浅羽は樹木に、自分好みの美術館に連れていき、CDショップに行って好きな音楽を聞かせ、焼き肉は自分のペースで焼いて食べさせた。

しかし食事中にアイスを食べようとする樹木。話す言葉もことごとく合わなかった。

最後、車で送ってくれたときにキスのタイミングがあったが、しなかった。

 

翌日。

浅羽とのデート終えた樹木に、新谷が返事が欲しいと迫った。

フラれる覚悟をする新谷を北川が励ました。

 

一方で、前から上目黒店のバックヤードで、移動販売車が事業として成立できるかの報告書を作成していた浅羽。

そんな浅羽の様子を見て、上目黒店の仲間たちから「本部に戻れば?」と言われていた。

コンビニの制服から再びスーツに身を固めた浅羽は、報告書を持って神子を訪問して、検討して欲しいと訴えた。

 

浅羽の案は通るのか?

そして樹木は、クリスマスに誰と一緒にいたいのかーー?

 

…というお話でした。

 

浅羽の心の扉は回転ドア

北川さんが浅羽の心の扉を例えた「回転ドア」は上手でしたね!

入るタイミングが超絶難しいって…。

それよりなにより、浅羽自身はいつでもオープンのつもりだったことにもビックリ。

自分で心閉ざしてる自覚もなかったのか?!

面白い人です。

自分の気持ちが分からなくて、何回も樹木に会って確かめようとする不器用さ。

今回は浅羽の空回り具合が面白かったです。

でも、仕事だけはバッチリ!

スイーツ改革案の復活を神子にお願いするのに、頭を下げたり、移動販売車を事業として成立させるために報告書を作成したり…。

最初は売却を目的として始めたことでも、ココエブリィのためになっている!!

今はアルバイトでなんとかつないでいますが、やっぱり実力がある人だったんですね!!

恋の行方も気になりますが、浅羽の復活劇も見ていて面白いです!!

頑張れ!浅羽くん!!

 

新谷くんは怒った

北川さんは、浅羽が樹木に心揺れてるのを目撃して何も責めることなく身を引きましたが、新谷くんは違った!!

付き合ってると宣言したのに、浅羽が樹木にちょっかい出すのを見て、「樹木ちゃんは渡さない!」と凄んでいました。

でも、樹木本人には強く言えなくて、浅羽に会って気持ちを確かめてから、自分を選んで欲しいだなんてーー!!

なんか女の妄想が形になったような物語じゃないですか?

北川さんはキレイに去って女のドロドロは全く見せず、イケメン二人自分をめぐって戦ってくれる!

理想の世界だな、こりゃ!

次回、最終回で答えが出るみたいですが、どうなるんですかね?

前回の感想で、浅羽とは仕事の相性がいいだけで、プライベートはだめなんでは?と書きましたが、今回の話を見てるとその通りだと思いました。

でも、一岡さんの話を聞くと、新谷くんも樹木の才能を引き出しているとのこと。

新谷くんとも仕事の相性がいいんですね!!

でも、樹木が好きなのは浅羽。心惹かれるのも、振り回されて嬉しいのも浅羽。

気持ちだけで選ぶなら浅羽ですね!

今回のを見てると、新谷とクリスマス一緒に過ごしたい!って答えが出てそうな雰囲気でしたけど…。

変なとこで終わって、来週に持ち越し!!!

気になるわーー!!

恋も仕事も決着がつくはず!

 

来週の放送が楽しみです!!

 

以上、『この恋あたためますか』第9話の感想でした。

 

 

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大河ドラマ 麒麟がくる 第36回「訣別」の感想とネタバレあらすじ

NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。12月13日に第36回が放送されました。

 

第35回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀、京で三淵藤英・細川藤孝兄弟と出会い誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。政所の摂津晴門に悩まされる。織田の朝倉攻めに従軍したが、浅井長政から挟み撃ちにあい、藤吉郎と共に殿を務めて信長を京へ逃がした。比叡山を味方につけた朝倉・浅井を倒すために覚恕に会って、対策を考え、帝に和睦の勅命をもらうよう信長の助言して成功。姉川の戦いで朝倉・浅井軍に勝利したのち、比叡山の僧兵たちや幕府を倒そうと考える。比叡山を焼討ちにした信長のやり方に疑問を持ち、自分の軍だけ女子供を逃がした。信長からは近江志賀の地を与えられ、坂本に城の築城を始める。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。家族が京に行っても美濃に留まる。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。美濃へ行った後、十兵衛のいる京へ上った。

  • 岸:平尾菜々花さん…光秀の長女。
  • たま竹野谷咲さん…光秀の二女。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれる。いい嫁御寮。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。
  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣。十兵衛らが越前に逃れる前、美濃に留まるという牧を説得。明智の里を守ってくれていた。煕子と岸、たまと一緒に京の屋敷へくる。

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。帝から若狭の武藤を討てという勅命をいただく。実際は越前朝倉を攻めに行ったが、浅井に挟み撃ちにされ、京に逃げ負ける。のちに朝倉・浅井に姉川の戦いで勝つ。朝倉・浅井に味方した比叡山を焼討ちにした。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。信長の子・奇妙丸を清須で9年育て、その奇妙丸と共に美濃の岐阜城に入った。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 奇妙丸(信忠):加藤矢紘さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。帰蝶と岐阜城にいる。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だったが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告。今は忠実な織田家の家臣。農民出身の藤吉郎を武将と認めていない。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣。
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家の家臣。第21回から登場。
  • 木下藤吉郎(のち秀吉):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。金ヶ崎の戦いでは、十兵衛と共に殿を務めた。

 

越前

  • 朝倉義景:ユースケ・サンタマリアさん…越前の領主。伊呂波大夫から十兵衛らを匿うように頼まれる。争いに巻き込まれるのが嫌い。十兵衛の京行きを情報を逐一知らせることを条件に許可した。越前に帰ってきた十兵衛に、野心を持たぬよう諭す。義昭の烏帽子親となり、上洛相としたが嫡男の阿君丸が暗殺され断念した。三好、六角と組み、越前に迫る織田勢を浅井と挟み撃ちにした。比叡山を味方につけ、和睦を果たし越前に戻った。のちに姉川の戦いで織田勢に負ける。

  • 山崎吉家:榎木孝明さん朝倉家の家臣。
  • 阿君丸:森優理斗さん…義景の嫡男。義景から溺愛されていていたが、何者かに暗殺された。
  • 朝倉景鏡:手塚とおるさん…朝倉一門。義景のいとこ。義景の上洛に反対。三淵に協力する。

 

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

 

 

大和

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の元家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた筒井順慶と対立。筒井に味方する幕府から出て行った。
  • 筒井順慶:駿河太郎さん…大和土着の豪族。元興福寺の衆徒。松永久秀と対立。

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。一時期駿河で太原雪斎を診ていたが、雪斎が他界したことで臨済寺に軟禁されしばらく駿河に滞在。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ家が火事となり、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と駿河にいた時、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。京に戻り、かつて駿河で芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)と出会う。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売る商売をはじめ、堺の商人・今井宗久にも、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引をはじめた。将軍となった義昭と親しく会うようになり、義昭が建てようとしている貧しい人たちや病気の人たちを救う施設の資金を稼ぐため、丸薬づくりに一層取り組んでいる。義昭にとっての癒しの存在。今でも密かに十兵衛を助けている。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白だった。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。十兵衛に幕府が本来の役目である帝を守ることもせず私利私欲に走ってると苦言を呈する。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…関白。二条家の当主。

 

 <<足利将軍家>>

  • 足利義昭(覚慶):滝藤賢一さん…室町幕府最後の将軍となる。興福寺の僧で、時々町に出ては民衆に食べ物を配って声をかけている。町の人気者。兄の将軍・義輝が三好一派に討たれ、命を狙われる立場になり、藤孝らに連れられて大和から逃れる。甲賀に身を置いたのち、越前敦賀で朝倉義景に半年待ち、一乗谷で朝倉の義景を烏帽子親に元服。美濃に移動し信長と一緒に上洛。15代将軍となる。信長に絶大な信頼を置いていたが、徐々に考えの違いがはっきりしてきた。
  • 三淵藤英:谷原章介さん…将軍奉公衆。義輝亡き後覚慶を次期将軍として推し、一緒に甲賀へ逃れる。その後義還俗した義昭と共に敦賀へ。一乗谷で義景を烏帽子親とし義昭を元服させ、信長と上洛を果たすため美濃に入る。義昭と一緒に上洛。幕府側の人間として織田に意見を出す。幕府の政所・摂津とは距離を置いている。

  • 細川藤孝:眞島秀和さん…将軍奉公衆。三淵藤英の弟。義輝亡き後、次期将軍として覚慶を支え甲賀に逃れる。その後還俗した覚慶こと義昭と共に敦賀へ。三淵と共に義昭を護り、美濃に入る。義昭と共に上洛し、幕臣として十兵衛と一緒に働く。

  • 一色藤長:上杉柊平さん…義輝のお側衆だったが、藤孝と一緒に次の将軍と見据えられた義昭の警護にあたる。義昭と一緒の上洛し、幕臣として働く。
  • 細川藤賢:島英臣さん…十兵衛と義昭の警護に当たる。
  • 摂津晴門:片岡鶴太郎さん…義輝の代から幕府の政所頭人を務め、義昭のもとでも引き続き働く。みんなの前で恥をかかせた信長に何やら企んでいる様子。

近江

  • 浅井長政:金井浩人さん…北近江の戦国大名。信長の義弟。二条城の普請にも協力した。金ヶ崎の戦いでは朝倉に味方し、織田勢を攻める。姉川の戦いで織田勢に負け小谷城にこもる。
  • 市:井本彩花さん…信長の妹。浅井長政に嫁ぐ。

<<比叡山延暦寺>>

  • 覚恕:春風亭小朝さん…天台座主。正親町天皇の弟。醜い為に都の外に出されたと思っている。

 

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。

三河

<<徳川家>>

  • 徳川家康(竹千代):風間俊介さん…のちに徳川幕府を開く。幼少期(岩田琉聖くん)。竹千代。人質として尾張の熱田に幽閉されていた。自分を生んですぐ母・於大の方を離縁して刈屋に戻した父・広忠のことを嫌っていた。信長に自ら駿河へ人質に行くと申し出て、信長の兄・信広と人質交換された。桶狭間の戦いでは今川軍に従軍していたが、今川軍の扱いに憤慨。動かなかった。金ヶ崎の戦いでは織田勢として戦に参加。武田信玄との戦いに備える。

 

  • 菊丸:岡村隆史さん…三河の忍び。かつて美濃にいたこともあり、駒たちと十兵衛を助けたこともあった。のち、今川に人質に行った家康について駿河にも潜伏していたこともあり、明智家が越前に逃げ延びるのを駒と共に手助けをした。

 

第36回のあらすじ

元亀三年(1572年)冬。

三条西実澄(石橋蓮司さん)の御用人に扮して内裏までお供し、廊下で控えていた十兵衛。

実澄から十兵衛を"「万葉」の歌を好む珍しき鳥"と呼び、庭にいると聞いた正親町天皇は、「朕はこの詩の如く日々生きたいと思う」という文を十兵衛に渡した。

十兵衛は、穏やかな世を目指し、迷いながらも生きていきたいと庭越しに述べると、「その道は遠いのう。朕も迷う。なれど迷わずに歩もうではないか。明智十兵衛。その名を胸にとどめ置くぞよ。」と帝のお声だけを聴くことが出来た。

 

館に戻った十兵衛を、近江から来た佐久間、柴田、藤吉郎が待っていた。

大和の松永久秀と筒井順慶の争いが、河内の国にまで広がってしまっている。十兵衛にも出陣せよという信長からのお達しが来ていた。

義昭からの強い意向なので、松永を討てと柴田らにも出陣命令が来ていたが、いつになく信長の歯切れが悪い。

十兵衛の館に着く前に二条城の義昭に会いに行ったところ、十兵衛の知恵も借りて松永の首を取れと戦い支度を急ぐようきつく催促されたという。

一度は松永と筒井に休戦してもらったが、所詮は水と油の仲。しかも義昭は、兄の義輝を殺した張本人は松永だと思い込んでいる。

藤吉郎は「松永を討つ暇があったら、近江の浅井長政を討つべきであり、越前の朝倉も片付けるべきでござる。公方様はああ見えて油断のならぬお方じゃ。」と言い、実際義昭が朝倉、浅井に密書を送っているのを掴んでいた。

そして信長を大和や河内に行かせている隙に浅井、朝倉に一気に信長を攻めさせようとしているのでは?と読んでいた。

さらに柴田も佐久間も松永を討ちたい思っているのか?と核心を突いた質問をして席を立った。

佐久間は帰る際に、十兵衛が比叡山の戦いで信長の命に背き女子供を見逃したことを後ではっきりと報告していたこと耳にしたといい、今回の戦のことでも十兵衛から信長に直接意見を言ってもらいたいとお願いして帰って行った。

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元亀2年から三年にかけて大和信貴山城の松永久秀は、筒井順慶と戦を繰り広げていて、幕府はその鎮圧に乗り出そうとしていた。

十兵衛が二条城に行くと、義昭が庭で小姓相手に剣術の指南を受けていた。

兄の義輝が剣の達人だったことから、自分も覚えることにしたという。そんな義昭に違和感を覚える十兵衛。

小姓に負けてもらってることにも気づかず、十兵衛にも相手をせよと意気込む義昭。仕方なく相手にした十兵衛は、忖度することなく剣を振るうこともなく義昭を圧倒した。

かつての美しい都へ戻したいという気持ちで一致していた十兵衛と義昭。目の前の義昭はすっかり変わってしまい、戦を自分から仕掛けるようになってしまっていた。

徐々に義昭への気持ちが変わっていく。三淵が間に入ってようやく稽古が終わった。

 

 

御所に行って帝の声を聞いた十兵衛は、信長が帝を敬う気持ちが分かってきていた。

築城途中の坂本城へ煕子を連れていき、義昭が人質として煕子と子供たちを京に残せと言ってきてることを「飲めぬ!」と怒りを露にしていた。

義昭と信長の間で揺れる十兵衛。どちらも大事だという。ただ今のままでは済まぬかもしれないと予感していた。

 

元亀三年(1572年)4月。

幕府と織田の連合軍が河内の国に向けて出陣。松永と松永に近づいてきた三好の一党を討つための出陣だった。

この戦に信長は加わらず、河内にいた松永を大和へ取り逃がし戦が終わった。

 

甲斐の武田信玄(石橋凌さん)が再三にわたる義昭からの上洛命令に呼応し、まず遠江の浜松城の徳川家康と戦を始めた。

十兵衛は、信長に美濃岐阜城に呼び出される。

信長は、甲斐の武田に京まで連れていかれ、耳鼻をそがれる夢を見たと言い、義昭への遠慮が足りなかったと気づいたという。

信長は、いくつかの例を挙げて義昭を諫める文を送っていたのだ。

ご機嫌伺いに鵠をプレゼントすることを思いつき、十兵衛に義昭の届けるよう命じた。

十兵衛は、信長にもっと味方してくれる大名にも気遣いをした方がいいと助言。

徳川家康にもっと援軍を送れと言ったが、信長は浅井・朝倉を迎え討つから兵は割けないと言って拒否。

援軍がどうと話をしている最中に、徳川と織田の連合軍が三方ヶ原で大敗したという知らせが入ってきたのだった。

 

十兵衛は鵠を二条城の義昭へ届けに行った。義昭はもう遅い。受け取れないと言う。

信長が送ってきた十七箇条の異見書を投げつけ「もはや我慢ならぬ。」と怒りを露にする。

そして武田の上洛に伴い、浅井と朝倉が近江で挟み撃ちする連絡も受けていると言い、徳川は既に負け、松永は敵に回り、信長の命運は尽きた。と言い放つ。

松永を敵に回すよう仕向けたのは公方様では?と言い返す十兵衛だったが、すぐに訂正。

三淵も、上洛の立役者である信長には感謝してるが、最近の信長は天皇にだけ顔を向けて武家の棟梁はないように振舞っている。と言い、十兵衛にも熟慮して自分たちと共に将軍を支え、新しい世のための戦に馳せ参じていただきたい。と言ってきた。

十兵衛は、信長との戦に馳せ参じよという言葉に耳を疑う。

そして義昭に考え直すよう何度も何度も頼み込むが、義昭は「決めたのじゃ。わしは信玄と共に戦う!信長から離れろ。わしのためにそうしてくれ。」と言ってきた。

十兵衛は号泣。顔を伏せてしまった。

「それはできませぬ。御免!」と言って義昭の元を去って行った。

義昭は三淵に「追うな!十兵衛は鳥じゃ。籠から出た鳥じゃ。また飛んで戻って来るやもしれぬ。」と言い、そのままにするのだった。

 

元亀3年(1573年)3月。

義昭は畿内の大名を集め、信長に挙兵した。

 

…というお話でした。

 

藤吉郎が強い

今までも十兵衛にしっかりと自分の意見を言ってきた藤吉郎。

今回は、信長に意見を言えない柴田と佐久間の代わりに、本心から松永と戦したくないのだろう?と迫っていました。

信長の言うこと絶対!!というイメージの藤吉郎でしたが、その信長に対して批判的なことが言うなんて、意外な感じがしました。

これだから生まれのいい武士たちはダメなんだよ!って、信長だけに留まらず、元々の武士の人みんなに批判的な藤吉郎。

柴田も佐久間も十兵衛も言い返せない。

藤吉郎は他の人が言えない、発想しないことを言っていて、スバ抜けた人を見る目と、人の考えそうなことを先回りが出来る力がある人だと思いました。

 

『麒麟がくる』を見ていると、人を見下すようなところがある人物に描かれている藤吉郎。

秀吉の出世が光秀より遅いのは、元々武士じゃなかったからとか、元々家臣がいないとかだけじゃなく、口がわざわいしてるところもありそうな気がしました。

頭よすぎて「なんであんたらこんな簡単なことも分からんの?」と言って、周りと喧嘩してそうなイメージ。

能力主義の信長のもとだからこそ、出世できた秀吉!って感じがします。

 

十兵衛の気持ちの移り変わり

十兵衛がずっと気になっていた帝という存在。

武家の棟梁である将軍よりも、信長が魅了されている相手。

とうとう十兵衛本人も帝の声を聞くことが出来て、なんとなく信長の気持ちが分かっていく様子が丁寧に描かれていて、よく分かりました。

 

義昭は義輝と違って、将軍の器にある人とは言えないけれど、都を美しい都に戻したい。貧しい人たちを救いたいという熱い思いだけはある人。

義昭は自分が支えていこうと思える人だったのが、だんだん変わっていってしまった。

幕府もガタガタで、守るに値しない存在だと分かってしまった。

しかも、自分が連れてきた信長を排除しようと動き出してしまった。

 

 

前から、十兵衛がずっと支えたいと思っていた将軍に、どうやって見切りをつけるのかが疑問でした。

信長が怖くて逆らえなくて、義昭と離れるのか?と思ってました。

でも、義昭から先に「信長から離れろ。」と言われて逃げ出すということだったなんて!

十兵衛にとって、義昭も信長もどちらも大事だった。

二人が手を組んで一緒に世を治めてくれるのが理想だったのに!!義昭がどっちか選べと決断を迫ってしまった。

どっちかしか選べないなら、信長!…だったんですね。

信長は道三が認めた男。信長とだったら、戦のない大きな国を作れると道三が認めた男。

義昭は自分を困らせるだけの存在になってしまった。

最後の十兵衛の号泣、辛そうでした。

 

 

本能寺の変までをじっくり見たい

さぁ、やっと義昭から離れた十兵衛!

もう信長につくしかありません!

これまでは幕臣の立場で、いい距離感で信長と接することができましたけど、完全な信長の家臣になってしまうと、十兵衛と信長の距離感が近くなって、嫌なところとかも見えてくるはず!!

十兵衛は、自分が尾張から信長を引っ張ってきたから、信長の行く末をまるで自分のことのように責任を感じそうです。

とりあえず、天下統一の一歩手前まではうまくいくのだから、これからしばらくの十兵衛の活躍を楽しみに見ていきたいです。

いつも信長側の裏切られた目線で本能寺の変を見てきたので、十兵衛側の言い分を知りたいです。

なんで本能寺の変を起こさなければいけなかったのか?

じっくり見ていきたいと思います。

 

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以上、『麒麟がくる』第36回を観た感想でした。

 

 

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各話の感想

各話の感想の一覧はこちら。↓

https://www.lovetv.site/entry/kirikuru-kansou1#各話の感想

 

 

玉木宏主演ドラマ 極主夫道 第10話(最終回)のネタバレあり感想 龍は余命3ヶ月?

毎週日曜夜10時30分からの読売テレビ・日本テレビ系列のドラマ『極主夫道』。

12月13日に第10話(最終回)が放送されました。

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第9話の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

龍:玉木宏さん…元極道で今は美久と結婚し、専業主夫。言動や行動が極道時代のものが抜けず、周りを怖がらせているが自覚なし。関西弁。「主夫なんか。」という言葉に敏感に反応。「主夫ナメたらあかんで!」と言い放つ。

美久:川口春奈さん…龍の妻。デザイナーのキャリアウーマン。家事が苦手で龍に任せきり。

向日葵:白鳥玉季さん…龍と美久の娘。小学生。母の美久よりしっかり者。龍の実の子ではない。

…ネコ。

 

大前ゆかり:玉城ティナさん…大学生。喫茶店のアルバイト店員。龍に普通に接する。龍のインスタのフォロワーだが、龍だと気づいていない。

遠野誠:水橋研二さん…ゆかりがアルバイトする喫茶店の店長。龍を怖がっている。

三宅亮:本田力さん…龍行きつけのスーパーブンタの店長。龍を怖がってる。

 

<<天雀会>>

江口菊次郎:竹中直人さん…龍の元上司。天雀会会長。雲雀に頭が上がらない。龍に戻ってきて欲しいと思ってる。

江口雲雀:稲森いずみさん…菊次郎の妻で天雀会の姉御。

雅:志尊淳さん…天雀会の組員。足を洗った龍を慕い追いかけている。ゆかりに一目ぼれした。

 

<<隣町>>

虎二郎:滝藤賢一さん…元極道である事件を起こし服役後、露店のクレープ屋を営んでいる。広島弁。「剛拳の虎」と呼ばれていた。

 

<<警察>>

酒井タツキ:古川雄大さん…交番勤務の警官。龍の動きに目を光らせている。

佐渡島幸平:安井順平さん…交番勤務の警官。酒井の先輩。

 

<<婦人会>>

田中和子:MEGUMIさん…火竜町の婦人会会長。

太田佳世:田中道子さん…火竜町の婦人会会員。

 

<<大城山組>>

大城山國光:橋本じゅんさん…大城山組の組長。天雀会と敵対関係。

井田昇:中川大輔さん…大城山組の組員。切り込み隊長。

岡野純:片岡久迪さん…大城山組の組員。龍や虎二郎がコワイ。

 

第10話(最終回)のあらすじ

向日葵が誘拐され、犯人が指定する場所へ向かった龍。

一方で虎も盗聴して、大城山組の組長が何者かに何かを始末する依頼をしていることを掴む。

しかし大城山組が依頼していたのはゴキブリの駆除で、向日葵の誘拐ではなかった。

またしても誘拐に関わっていないことが分かった大城山組。

渡瀬一家でも大城山組でもないとすると、向日葵を誘拐したのは何者か?

 

龍が指定の場所に到着すると、向日葵だけがポツンと座っていた。

「俺は覚悟持って堅気になったんや。さぁ!煮るなり焼くなり好きにせい!娘のためやったら、この命、おどれらにくれたらぁ!」と地べたに座り込んだ。

奥から出てきたのは、元天雀会の江口と雲雀の夫婦。

誘拐は、雅にも美久にも内緒で江口一人が仕掛けた偽装で、雲雀もついさっき事情を聞いて、協力することになったという。

美久と雅も到着。

雅は江口を見て、龍が渡瀬一家に乗り込むのを、江口も加勢してきたと思い込み、戦う姿勢を見せる。

しかし江口が、全部自分がやったことだと明かす。

向日葵は、龍と美久が仲いいから、二人で自分をうまくだまそうとしてると思い込んでいた。

両親を信じられない向日葵を見てかわいそうに思った江口は、美久にも内緒で誘拐すると提案したというのだ。

龍の本当の気持ちが知りたかったという向日葵の気持ちを聞いて、江口夫婦に迷惑をかけたと謝る龍。

「向日葵の筋を通してやっただけ。」と江口は言い、美久は涙を流した。

「大人が寄ってたかってバカみたい。」と言う向日葵。

龍はそんな向日葵の頬を叩き、「お前は俺の大事な娘や。」と言って抱きしめた。

龍は向日葵が大好きな母親を半分自分に捕らえて寂しい思いをしてきた向日葵に気持ちを汲み取り、自分の頬も叩くよう差し出した。

龍は「すまんかったな。もっと早、腹割って話すべきやったわ。俺も同じくらいママを好きになってもうたんや。堪忍な。」と本心を話す。

向日葵は龍の頬を叩き、仲直りした。

 

次の日の朝。

いつものように美久と向日葵を送り出した龍。

テーブルに「タツ、パパになってくれてありがとう。」と書かれた向日葵からの手紙が置いてあり、主夫やっててよかったわと、喜ぶ龍だった。

しかし、夕方になってエヘン虫が龍を襲い、高熱で倒れてしまう。美久が特製ドリンクを作って看病してくれ、一日で回復した。

念のために訪れた病院で、お医者さん(眞島秀和さん)にお腹を触ってもらって張りがあったのでCTを撮ってもらった龍。

診察室を出て帰っていくのを、たまたま婦人会の田中が見かけ、医者が「持ってあと3か月だな。あの人はもうダメだってちゃんと伝えないとな。」と話しているのを聞いてしまった。

 

田中は美久を待ち伏せし、龍が余命3か月で本人は知らないはず。だと伝える。

そして田中は江口夫婦と雅、喫茶店のマスターにゆかりちゃん。交番の二人次々に言いふらした。

龍の作る何気ない料理にも涙を流して食べる美久。強引に今やりたいことを龍に書き出してもらった。

  1. キャンプ
  2. 喫茶店の経営
  3. 温泉
  4. サンタクロースになりたい

これが龍のやりたいことだった。

美久は婦人会、元天雀会、喫茶店、交番の人たちを呼び出して「彼の夢をかなえてあげたいんです。そのためには皆さんのご協力が必要なんです。」と頭を下げた。

皆で協力することになった。

 

まずはキャンプ

美久と向日葵の3人でキャンプ場へ行き、初めてのキャンプで、釣りやフリスビーで遊んではしゃぐ龍。

肝心の料理は、美久が張り切って肉を焼いたが、着火剤を一度に全部使ってしまい、肉を丸焦げにして失敗した。情けなさに泣く美久だった。

次に喫茶店経営

これは喫茶店のマスターが協力して、龍に、交番の2人とスーパーの店長を相手にオムライスのセットを作る場所を提供した。

オムライスは大好評。スーパーの商品券と、アニメのフィギュアをチップとして置いて帰って大成功に終わった。

次に温泉

これは洋服店の店主(くっきー!さん)が協力して福引を装って、温泉旅行券をプレゼント。

美久と向日葵は遠慮して、江口夫婦と雅と龍の4人で温泉旅行に出かけた。

卓球を楽しんだ。

次はサンタクロースになりたい

これは婦人会の田中が協力し、子供会のクリスマス会を開き、龍とまさにサンタクロースに扮して登場してもらった。

子供にカニをあげようとするズレた発想をする龍を、田中会長がツッコミを入れつつも、クリスマス会になった。

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会も終わり、家族の食事に雅を誘った龍。

遠慮する雅に「お前も家族やから。」と言い、号泣させてしまう。

そこへ虎が現れ、「メリークリスマスじゃ。」と言い、龍に新商品のクレープをプレゼントした。

泣き続ける雅に、虎は「極道がこがぁなことで涙見せんじゃねえ。わしが盃かわしたらぁ。面倒見ちゃるけえのぉ。」と優しく声をかけるのだった。

 

自宅に帰って家族でクリスマス。

美久と向日葵は、二人で『主夫なめたらあかんで』『おつとめご苦労さんです』と書かれた包丁をプレゼントし、龍に喜んでもらった。

夜。

二人きりになった美久と龍。「今年も楽しかった。」という龍に、美久は「私と一緒になってくれてありがとう。向日葵のこともありがとう。」とお礼を言う。

龍も「こちらこそありがとうな。」とお礼を言った。

龍は病院に行ったときに、強引に置いていってあとで返された羊羹を差し出した。

「持って3か月。」と言っていたのは羊羹の賞味期限のことで、余命の話じゃなかったことが分かった。

美久は安心して「どこにも行かないでね。」と言う。

「家族放ってどこも行くわけあれへんがな。」と返した。

 

余命3か月は誤解。

龍と美久と向日葵の3人は、心配をかけた皆さんを集めた。

しかし、虎だけは「カバチタレが。わしゃ行かんど。クレープ売るけぇの。」と欠席。

 

龍は皆さんに感謝の言葉と、来年への挨拶を述べたのだった。

 

…というお話でした。

 

誘拐の真相

前回の終わりは、本当に渡瀬一家が誘拐されたんじゃないか?という終わり方で、大城山組も誰かに依頼してるみたいだし、怖いなーと思ってました。

でも蓋を開けてみれば江口の嘘。

じゃぁ、雲雀が見た渡瀬一家の人たちや、情報屋のお京の話はなんだったんだ?

全部江口がやったってこと?

渡瀬一家は来たけど、誘拐まではしてないってこと?

 

今回の放送があるまで、心配だったんですよーー!!!

とりあえず嘘でよかった。

しっかし!

向日葵の「大人が寄ってたかってバカみたい。」って言葉はちょっと腹立ちました!

江口も雅も美久も悪いんですけど、そもそも向日葵が言い出したことじゃなかったでしたっけ?

まぁ、それを拡大解釈して大騒ぎした大人たちが悪いんですけど。

あんたが言うな!とは思いました。

誰のせいだと思ってるんや?!イライラしました!!

 

お医者さん役の眞島秀和さん

今回、龍を診察したお医者さん役で眞島秀和さんが登場していました。

眞島さんと玉木宏さんは、昨年2019年のテレビ東京のドラマ『スパイラル』で共演されてましたね!!

あの時は、不正を働いた眞島さんを玉木さんが解雇して、眞島さんが一方的に逆恨み。転職した玉木さんを陥れようと眞島さんが色々画策するという、因縁の役どころでした。

けど、今回は注射を嫌がる龍を、ベットに寝かせて診察しようとするお医者さん。

二人で途中、相撲を取ったりして面白かったです。

前のドラマがシリアスで、こんな笑えるところがないドラマでしたから、見ていてホッとしました。

眞島さんが龍の演技につられて笑いはしないかと、楽しんで見させてもらいましたが、笑ってなかったです。さすが俳優さん!

浣腸してもらうのに、龍が四つん這いになってるのとか、よく笑いこらえましたね!眞島さん。

真剣に相撲になってる姿も笑わせてもらいました。

面白かったです!!

 

愛される龍

毎回、勘違いで進んでいく『極主夫道』でしたが、最終回は龍の命があと3か月。という勘違いで話が進んでいました。

みんなで協力して、龍のやりたいことをかなえようと動く姿を見て、龍がどれだけ愛されてるか分かり、ほっこりする最終回となりました。

美久との夫婦愛だけじゃなくて、交番やスーパーの人たちや喫茶店の方たち。みんな龍のことが大好きなんだなと思いました。

 

喫茶店のゆかりちゃんは、龍のことアップで撮ってましたけど、龍のことが好きなのかな?

元々龍のインスタもフォローしてたし。

インスタの人が龍と知って、かなり喜んでましたしねー!!

向日葵→雅→ゆかり→龍 ってところですか??

雅がかなり頑張ってアプローチしてましたけど、ゆかりちゃんは決め切れてない様子でしたしね!!

どうなんでしょ?

 

最後の最後まで笑わせてくれた『極主夫道』!

面白かったです。

エヘン虫とか、E.T.とかネタが古い!!

最終回まで細かい笑いを忘れずに放り込んでくれたのがよかったです!!

毎回、俳優さんたちが楽しんで演技してるのが伝わってきて、こちらも見てるのが楽しかったです。

また続編ありそうですね!

 

3ヶ月間、笑わせてくれてありがとうございました!!!

 

以上、『極主夫道』第10話(最終回)を見た感想でした。

 

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危険なビーナス 第10話(最終回)のネタバレあり感想 監禁事件の真相と楓の正体が明かされる!

毎週日曜夜9時から放送中のTBS系列のドラマ『危険なビーナス』。

12月13日に第10話(最終回)が放送されました。

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前回、第9話の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 手島伯朗:妻夫木聡さん…池田動物病院院長代理の獣医。5歳の時に父が死去後、母・禎子が矢神康治と再婚。連れ子として矢神家で肩身の狭い思いをして育つ。矢神家から出て縁を切る選択をする。母の再婚相手で義父の康治を父と呼ばず康治氏と呼ぶ。
  • 矢神楓:吉高由里子さん…伯朗の異父弟・明人の妻と名乗る。未入籍なので正確には古澤楓。元CA。明人の失踪後、伯朗に一緒にさがして欲しいと持ち掛ける。

<<矢神家>>

  • 矢神禎子:斉藤由貴さん…伯朗の母で、康治と再婚後明人を産む。16年前に実家の浴槽で事故死。
  • 矢神勇磨:ディーンフジオカさん…康之介の養子。レストランオーナー。連れ子の伯朗に嫌味な態度を取る。実は愛人が産んだ康之介の実子。楓の正体を知るために、伯朗にスマホを盗むよう仕向けたが失敗する。伯朗と楓の様子に、明人が失踪していると勘づいた様子。
  • 矢神佐代:麻生祐未さん…勇磨と同じく康之介の養女。康之介の愛人で勇磨の母。銀座のクラブのママ。
  • 矢神明人:染谷将太さん…伯郎の異父弟。楓の夫。行方不明。
  • 矢神康治:栗原英雄さん…矢神家の現当主。伯郎の母の再婚相手。康之介の先妻の子で長男。矢神総合病院院長。末期がんで寝たきり状態。
  • 矢神波恵:戸田恵子さん…康之介の先妻の子で長女。独身。矢神邸と遺産を管理。寝たきりの兄・康治を世話している。
  • 矢神牧雄:池内万作さん…康之介の後妻の子で次男。医師。何者かに突き落とされ意識不明。
  • 矢神康之介:栗田芳宏さん…16年前に死去した矢神家の前当主。
  • 支倉百合華:堀田真由さん…明人の従妹で明人が好き。楓を怪しんでいる。
  • 支倉祥子:安蘭けいさん…康之介の後妻の子で次女。百合華の母。矢神家を出た身でありながら遺産相続にうるさく口を出す。
  • 支倉隆司:田口浩正さん…祥子の夫。介護施設「矢神園」を康之介から引き継ぎ立て直す。介護施設グループの経営者。矢神家の人間に頭が上がらない。

 

  • 君津光:結木滉星さん…矢神家使用人。執事。
  • 永峰杏梨:福田麻貴さん(3時のヒロイン)…康治の専属看護師。隆司の愛人。

 

<<池田動物病院>>

  • 蔭山元美:中村アンさん…動物看護師。
  • 池田幸義:辻萬長さん…池田動物病院院長。伯朗を信頼し、養子にして動物病院を継がせようとしてる。

 

<<兼岩家>>

  • 兼岩順子:坂井真紀さん…伯朗の母・禎子の妹。叔母。憲三の妻。
  • 兼岩憲三:小日向文世さん…順子の夫。伯朗の義理の叔父。数学者。33年前に死去した伯朗の父・手島一清とは飲み友達だった。

 

ーーー

  • 手島一清:R-指定さん(Creepy Nuts)…33年前に死去した伯朗の父。画家。

 

第10話(最終回)のあらすじ

矢神家の当主・康治が亡くなり、伯朗も出席して親族会がはじまった。

波恵が皆に遺産を均等に分配していると言っているところに、牧雄が『後天性サヴァン症候群』の研究記録を見つけたと言って入ってきた。康之介の部屋にあったという。

祥子がその研究記録を勇磨に譲るのと引き換えに、佐代が実の母を殺したかどうか、正直に話して欲しいと迫る。

しかし研究記録は偽物だと伯朗が見抜き、逆上した祥子は、今度は佐代にナイフを突きつけ殺そうとし、隆司が全力でそれを止めた。

波恵が「矢神家の当主が亡くなった時に恥ずかしいと思わないのですか?」と一喝。

次に佐代が、使用人の君津の父・君津修平が、かつて波恵と駆け落ちした相手だと暴露。君津は波恵の息子では?と尋ねる。

確かに波恵は君津修平と駆け落ちし、矢神を出て生きていこうとしていたのは事実。

しかしある日突然、君津修平が別の女性を連れてきて結婚すると言い出し、矢神家に戻ってきた。

君津修平が結婚した相手は康之介の愛人だった。康之介が波恵と修平を引き離すために押し付けたのだ。

「結局この家は全て、康之介の邪念に引きずられているんです。」と言い放つ波恵。

祥子が見つけた茶色い薬瓶に入っていた毒は、波恵が康之介を殺すために日々お茶に盛っていたもの。

それで本当に死んだのかどうかまでは分からないが、自分には達成感があったと晴れ晴れとした表情で語る。

康之介の子供を根絶やしするためにこの毒を全員に盛ろうとしたが、伯朗が康治を看取る優しい姿を見て、考えが変わったという。

明人は兄・康治と禎子に育てられた子ども。他の康之介の子どもたちにように曲がっていない。

伯朗が明人を呼び戻して明人が矢神家を継ぐなら、まだ矢神家の価値はある。と語った。

伯朗は届いたメールを見せる。

ーーあなたのお母さんが譲り受けた貴重なものを見つけてください。明人さんと交換します。警察に連絡したら明人さんを殺します。ーー

という内容だった。

「僕は必ず研究記録を見つけて、明人を助け出します。」と言い、勇磨と楓も連れて一緒に母の実家に向かうことにした。

その前に順子を訪ね、秘密の隠し場所はないか?ということと、伯朗の実の父が残していたであろう『寛恕の網』は見たことはないか?と聞いた。

順子は、過去に明人が『寛恕の網』を写した写真を見せに来たことを思い出した。

が、禎子が譲られた貴重なものの話を聞いたこともなければ、『寛恕の網』がある場所も聞いてなかった。

 

母の実家に着いた伯朗、楓、勇磨。

勇磨は部屋の中を探し、伯朗は楓と一緒に庭の土を掘った。

するとすぐに勇磨が天井裏から『後天性サヴァン症候群』の研究記録を見つけ出した。筆跡も康治のもので間違いない。

前に天井裏を探した時には見つからなかったのに…と納得できない伯朗だったが、すぐに犯人に「見つけた。」と連絡。

犯人から「動物病院のポストに次の指示を入れました。」と返信が来た。

勇磨が研究記録を持って先に動物病院へ向かった。

楓と追いかけようとしたが、研究記録があっさり見つかったことが腑に落ちない伯朗。

楓に、小泉の家が残っているのを教えたのは勇磨だけか?と確認し、急ブレーキをかけて立ち止まった。

そしてそっと家に引き返すと、誰もいないはずの家に明かりがついた。

インターホンを押し、中へ入っていく伯朗と楓。

そこにいたのは、順子の夫で数学者の兼岩憲三だった。

伯朗は、憲三が順子との会話を聞き、この家がまだ残っていることを知って先回り。研究記録を天井裏に隠したと推測。

そして自分たちがいなくなったあとに自分が本当に欲しかったもの『寛恕の網』をゆっくり探そうと思ったのでは?と質問した。

憲三は、明人が持ってきた『寛恕の網』の写真を見せて「驚いた。」と話し始めた。

1963年数学者のスタニスワフ・ウラムによって発見された素数を順番に螺旋状に並べた図形を、より緻密に完璧な法則性をもって描かれていた。と興奮して語る。

素数の分布に法則性があることを示す、人類にとって画期的な発見につながるものに違いない。と考え、順子が持っていた実家の鍵を使ってこっそり探すようになったという。

しかし、見つかったのは『後天性サヴァン症候群』の研究記録だけ。

『寛恕の網』は矢神家にあると思ったが、さすがに矢神家に侵入するわけにはいかなかった。

ところが、遺産相続の話が出てきて、絵が伯朗に渡ると考えた。

写真を見せに来た時より大人になった明人がその価値に気づくかもしれない。明人の目に触れる前に伯朗に相続させたい。というのが憲三の計画だった。

しかし、楓が出現。家は残っていて、さらに康治と共同研究をしていた牧雄の存在も計算外だった。

憲三は、牧雄も『寛恕の網』の価値を知って探してるかもしれないと考え、待ち合わせをしていた伯朗のあとをつけ、突き落とした。

16年前。禎子を殺したのも憲三だった。

憲三は『寛恕の網』をさがしに来た時に禎子に見つかった。

禎子は『寛恕の網』が素数の配列の秘密が隠されていて、持っていては危険だと康治に聞かされていた。

素数はセキュリティーシステムの暗号に使われていて、あの絵があれば世界中の暗号を破ることが出来るかもしれないというものだった。

憲三は、ただ数学者として純粋に素数の謎が説きたいだけだと訴えたが、禎子に聞き入れてもらえず、順子に連絡しようとする禎子ともみあいになり、禎子が倒れてしまった。

病院に連れていけば助かったかもしれない命を、憲三は隠すようにお風呂に入れて見殺しにした。

 

憲三の話を聞き「明人を今すぐ解放してください。これ以上僕の家族を壊さないでくれ。」と涙ながらに訴える伯朗。

憲三は聞き入れるふりをして、隙を見てガソリンをバラまいた。

ライターの火を見せながら、楓を人質に取り『寛恕の網』を見つけ出すよう脅す。

もみ合っているうちに火が床に落ち、一面が火の海と化していく。

憲三を楓と二人で抱えながら避難しようとする伯朗だったが、床に落ちていた色紙を見て、幼い頃の記憶が蘇る。

二人を先に出して、押し入れの襖を破くと『寛恕の網』が出てきた。

襖に貼りつけられた絵を必死に外そうとしたが、取りだせない。そこへ「何やってんだよ!」と言って明人が入ってきた。

「絵なんかどうでもいいじゃないか!」と言われ、二人で家から脱出。

『寛恕の網』は燃えてしまった。

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警察の一室に連れていかれた伯朗。明人と2人の刑事が入ってきた。明人が経緯を話し始めた。

 

10月2日。康治の容態が悪化したと聞き急いで帰国した明人を、空港で2人の刑事が待っていた。

サイバー犯罪対策課が、交流サイトで「矢神明人を拉致監禁すれば、成功報酬を支払う。」という書き込みを見つけ、依頼人の正体を突き止めるために明人にある提案をしてきたという。

明人を実際に拉致監禁したように見せかけて、相手の出方を見ようというものだった。

帰国は親戚の人間しか知らない。

禎子を殺した犯人と、今回の犯人が同じと考えた明人。

犯人は矢神家の中にいると疑い続けてたいたこともあり、禎子の死を再捜査することを条件に、この提案を受けることにした。

真相を知るには、関係者に深く立ち入る必要があり、潜入捜査する事になった。

その潜入捜査官こそが、警視庁捜査一課特殊犯捜査係の古澤楓。

明人の嫁と偽っていた楓だった。

先に教えてくれれば…と怒る伯朗。明人もそう提案したが、秘密の共有は極力少なくした方がいいと警察が拒否したという。

勇磨には、楓と明人が話しているのを盗聴されて知られてしまい、捜査に協力するようお願いしたのだという。

いつか、濡れ髪で勇磨といた時は、まさに捜査会議をしていた最中。明人も刑事たちも部屋におり、伯朗に入られぬようわざと芝居を打ったというのが真相だった。

楓の実家の焼鳥屋のお母さんは、先輩捜査員だった。実家ではなく、行きつけの店の主人に協力してもらったということだった。

明人が小泉の家に現れたのは、楓と伯朗をつけてきていたから。

そして伯朗が真相を暴き、解決したということだった。

 

伯朗は父の死に目に会えなかった明人に「これでよかったのか?」と責める。

明人は覚悟はしてた。と言い「母さんの為だから、父さんも許してくれると思う。」と涙声で語り、伯朗が康治を看取ったと聞き、安心したと語った。

そんな明人を「とにかく、お前が無事でよかった。」と抱きしめる伯朗。そして最後まで会いたがっていた康治の元へ明人を向かわせた。

 

伯朗は楓と二人きりになり、これまでのことが芝居だったか?と質問。「はい。」と返事する楓。

ずっと一緒にいて、言葉と気持ちを交わしたのは何だったのか?と責める伯朗。

潜入捜査の時は、自分がその人物だと思い込んで、本能で動くので説明がつかないと弁明する楓。

「手島さんにはひどいことをしてしまいました。」と深々と頭を下げるのだった。

 

康治の初七日が終わり、明人と話をした伯朗。

憲三の供述で、禎子が「人を狂わせるような絵は、持っていてはいけなかったのかもしれませんね。」と語っていたという。

何故持っていたのか?という憲三に「一清さんに言われたんです。あの絵は伯朗との最後の思い出だから、あの『寛恕の網』だけは伯朗に渡してあげて欲しい。って。あの子の幸せの思い出は、とっておいてあげたかったんです。」と答えていた。

伯朗と明人は、お互いがお互いを嫉妬していたが、母は平等に二人の息子を愛していたことが分かった。

そこへ百合華が来て、明人から結婚を前提に付き合うことになったと聞かされる。「おめでとう。」と祝福した伯朗。

手島のままでいるが、明人はずっと兄弟だと言うのだった。

 

波恵から、前に楓に渡した禎子の遺品のネックレスが返された伯朗。

伯朗のおかげで矢神家の人間は、何もかもさらけ出して風通しが良くなった。

遺産は全て明人が受け取り、勇磨は『後天性サヴァン症候群』の研究記録を手に入れ、これからビジネスに活用していくと宣言。

「お前は何か手に入れたのか?昔から逃げてばかりで戦おうとしない。そんなお前が俺は本当に嫌いだった。欲しいものがあるなら、自分の力で手に入れろ。」と最後に忠告する勇磨だった。

 

蔭山と伯朗が結婚するのを望んでいた池田院長が、二人でデートするようすすめてきた。

言われるがまま、蔭山とディナーに行くことにした伯朗。

伯朗の手には母のネックレスが握られていた。

 

伯朗が本当に欲しいものとは?

やっと自分の力で動き出すのだったーーー。

 

…というお話でした。

 

君津の父の話

前回、君津の父が『君津修平』と聞いてハッとしていた佐代さん。

波恵さんの駆け落ちの相手だったんですね!!

そこまでを聞くと、佐代さんの言う通り波恵の子供?と思いましたが、遺伝子の検査で間違いなく康之介の子供だと判明。

君津の父も、好きな人のお父さんの子供だからちゃんと育ててくれたのかな?

同じ愛人の子でも、勇磨と佐代には家まで与えられて養子にまでして、君津にはなんでこんな扱いにするんだろう?と思っていました。君津の父が憎き波恵の駆け落ち相手。

だから何の援助もしなかったってこと?自分の子なのに?!!

康之介、ひどすぎます!!

波恵さんに毒盛られるのも分かりますよ!

 

ってことは、祥子と牧雄の母は殺されたんじゃなかったってこと??

佐代さんは何もしてなくて、祥子の思い込みだった。

矢神家が人殺しまでするような人間もいると疑われてきましたけど、実際に手を下したのは波恵さんだけ。

しかも、本当にそれで死んだのかどうかも今となっては分からない。

結局、矢神家全員容疑者でしたけど、実際に殺したのはいなかったってことです。

なーんだって感じでした。

 

まさかの犯人

いや~~。私は坂井真紀さん演じる順子さんを疑ってたんですけど、まさかその夫の憲三さんだったとはーー!!

坂井真紀さんほどの女優さんをこのまま脇役にしておくはずないって、犯人役でおいてるんだと思ってたんですが…。

確かに夫役の小日向文世さんも有名な俳優さんでした!

『MIU404』でも犯人役をしていたし、疑わしいっちゃ疑わしかったですよね。

数学者だし、図形に興味ある人だったわけです。

 

でもまぁ、牧雄さんを突き落としたのも憲三さんだったとはー!

絶対楓だと思ってました。

誰が牧雄さんと会うの他に知ってるの?って思ってたら、憲三さんもいましたね。

伯朗は叔母さんの家から出て牧雄さんに会いに行ってましたし。

でもまぁ、憲三さんとはノーマークでした!!

出演する回がないくらい、これまでそんなに出てこなかったのに!

分かりませんでした!!

 

監禁の真相

これまでも、明人監禁の様子がチラチラ映っていました。

監禁されてるのに、なぜかいつもきれいな白いシャツ。手足縛られてるのに、大して疲れていないように見えた謎が解けました。

まさか警察が提案して監禁を装っていたとは、予想だにしませんでした。

時々映る明人の映像に自作自演感は漂ってましたが、警察がそんなことするなんて!!

先週捕まった百合華さんも警察の人が拉致したってこと?

スゴイな。

百合華さんはあのあとすぐに解放されたのかな?

先週の終わり方、結構怖かったぞ!!

なんで百合華は捕まって、なんで勇磨は拉致されなかったか?

先に秘密を握った勇磨と、これから秘密を知ろうとする百合華さんとでは、扱いが違ったってわけですね!!

 

百合華さんの思い通じる!

でも、ひどすぎないですか?百合華さんへの扱い。

まぁ、無事明人が戻ってきて結婚を前提に付き合いだしたし、終わりよければ全て良し?

明人に遺産が全て渡って、その明人に自分の娘が嫁ぐんだから、祥子さんとしても納得してくれるかな?

んー。

なんだかんだで、百合華さんの思いが通じたのは良かったです。

周りの人たちもみんな百合華と明人が結婚するって思ってたし。

楓が明人の嫁じゃないと、最初から最後までずっと疑い続けてたのは百合華さんだったし。

納得の展開でした。

 

楓の正体

最終回。楓の正体が明かされました。

何回突き落とされても軽傷で済むし、小泉の家に管理人の人が入って来た時に素早く取り押さえてたから、何か訓練を受けた人だとは思ってましたけど、警察の人だったとは!

遺産の貴重なものをさぐる、どっかの国のスパイだと思ってました。

でも、警察にしては、勇磨の車にGPS貼り付けるのが勇磨にバレバレだったり、康治のベットの下に隠れてるのがバレて捕まったり、蔭山にシャンプーの匂いを嗅いでたのがバレたりと、結構素人っぽいところが多かったですよね。

これも明人の嫁だと信じ込ませるため?

隆司の愛人だった杏梨の家まで追いかけた時も、ヒールで追いかけようとするとか、今考えると優秀な潜入捜査官ではなかったですよね〜〜。

芝居だけが上手だった潜入捜査官。

でも、蔭山さんには伯朗が好きなことバレていて、芝居が上手だったとも言い切れない。

解決したからよかったですけど、楓は潜入捜査官として色々ダメなところが多かったです!

そういう隙があるところを伯朗は好きになったんでしょう!

でも楓とくっつくんなら、警察官とは動物病院継げないのでは?

蔭山さんはどうしたんだろうか?

楓とくっついても続けたのかなぁ?

それだけが気になりました。

 

遺産相続で得したのは?

貴重な遺産が、研究記録と絵の二重に仕掛けられていたのが面白かったですね!

結局絵は燃えてしまったし、勇磨が一人勝ちした感じがします!

明人は全部相続したと言うけれど、得だったのかな?

百合華さんという伴侶を得たのだけがよかったと言えるかも!!

とりあえず、みんな収まるとこに収まってよかったです。

 

 

以上、『危険なビーナス』第10話(最終回)を見た感想でした。

 

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