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大河ドラマ 麒麟がくる 第40回「松永久秀の平蜘蛛」の感想とネタバレあらすじ

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NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。1月10日に第40回が放送されました。

 

www.nhk.or.jp

第39回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀、京で三淵藤英・細川藤孝兄弟と出会い誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。政所の摂津晴門に悩まされる。織田の朝倉攻めに従軍したが、浅井長政から挟み撃ちにあい、藤吉郎と共に殿を務めて信長を京へ逃がした。比叡山を味方につけた朝倉・浅井を倒すために覚恕に会って、対策を考え、帝に和睦の勅命をもらうよう信長の助言して成功。姉川の戦いで朝倉・浅井軍に勝利したのち、比叡山の僧兵たちや幕府を倒そうと考える。比叡山を焼討ちにした信長のやり方に疑問を持ち、自分の軍だけ女子供を逃がした。信長からは近江志賀の地を与えられ、坂本に城の築城。武田信玄をはじめ、朝倉浅井に上洛を促し信長討伐を目論む義昭に、信長から離れろと命じられ訣別した。信長から丹波攻略を任されつつ、本願寺との戦いにも参陣し体調を崩し生死をさまよった。回復したのと入れ替わるように妻・煕子が胸の病で伏せるようになり、天正4年秋に亡くなった。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。家族が京に行っても美濃に留まる。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。美濃へ行った後、十兵衛のいる京へ上った。

  • 岸:天野菜月さん…光秀の長女。荒木村重の息子に嫁いでいる。
  • たま芦田愛菜…光秀の二女。駒から薬の調合を習っている。
  • 十五郎:石塚陸翔さん…光秀の嫡男。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれたが、胸の病で亡くなる。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。
  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣。
  • 斎藤利三:須賀貴匡さん…元稲葉一鉄の家臣。逃げてきて十兵衛の家臣となる。

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。帝から若狭の武藤を討てという勅命をいただく。実際は越前朝倉を攻めに行ったが、浅井に挟み撃ちにされ、京に逃げ負ける。のちに朝倉・浅井に姉川の戦いで勝つ。朝倉・浅井に味方した比叡山を焼討ちにした。武田信玄の死で援軍が来なくなった義昭を捕らえて幕府を終わらせ、朝倉・浅井も滅ぼす。朝廷から権大納言右大将の位を授けられた。本願寺との戦いで苛立ちを募らせ、家臣との距離が出来始める。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。信長の子・奇妙丸を清須で9年育て、その奇妙丸と共に美濃の岐阜城に入った。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 織田信忠(奇妙丸):井上瑞稀さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。帰蝶と岐阜城にいる。信長に家督を譲られる。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だったが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告。今は忠実な織田家の家臣。農民出身の藤吉郎を武将と認めていない。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家譜代の家臣。第21回から登場。
  • 羽柴秀吉(木下藤吉郎):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民だった。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。金ヶ崎の戦いでは、十兵衛と共に殿を務めた。その後数々の戦で活躍。出世して羽柴秀吉と名を変える。
  • 細川藤孝:眞島秀和さん…幕臣として十兵衛と一緒に働いていたが、義昭不利と見て信長に味方する。
  • 細川忠興:望月歩さん…細川藤孝の嫡男。

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

大和

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の元家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた筒井順慶と対立。筒井に味方する幕府から出て行き信長からも離れたが、多聞山城明け渡し信長に許され戻ってきた後は、本願寺攻めにも参陣。しかし信長が新しい大和の守護に筒井順慶を据えると決め、様子が変わってくる。
  • 筒井順慶:駿河太郎さん…大和土着の豪族。元興福寺の衆徒。松永久秀と対立。信長から、新しい大和の守護を任されることになる。

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。一時期駿河で太原雪斎を診ていたが、雪斎が他界したことで臨済寺に軟禁されしばらく駿河に滞在。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。正親町天皇や藤吉郎の母・なかも診ている。本願寺攻めで生死をさまよった十兵衛を救った。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ家が火事となり、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と駿河にいた時、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。京に戻り、かつて駿河で芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)と出会う。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売る商売をはじめ、堺の商人・今井宗久にも、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引をはじめた。将軍となった義昭と親しく会うようになり、義昭が建てようとしている貧しい人たちや病気の人たちを救う施設の資金を稼ぐため、丸薬づくりに一層取り組んでいる。義昭にとっての癒しの存在。今でも密かに十兵衛を助けている。義昭が京を追放されたのに伴い離れた。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。信長に頼っていて官位を与えた。しかし東大寺正倉院の蘭奢待を信長が所望したことをきっかけに関係が崩れ始める。
  • 誠仁親王:加藤清史郎さん…正親町天皇が譲位しようとしている東宮。信長を信頼している。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白だった。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。十兵衛に幕府が本来の役目である帝を守ることもせず私利私欲に走ってると苦言を呈する。丹波にいる。
  • 三条西実澄:石橋蓮司さん…大納言。伊呂波太夫から頼まれ、正親町天皇と十兵衛を引き合わせる。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…関白。二条家の当主。幕府が倒れ力を失いかけ、帝の譲位を早めて生き残りにかける。

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。十兵衛と畿内の大名との引き合わせをしてくれる。

大坂

  • 本願寺顕如:武田幸三さん…本願寺宗主。本願寺の地を明け渡せという信長に門徒と共に抗う。

 

三河

<<徳川家>>

  • 徳川家康(竹千代):風間俊介さん…のちに徳川幕府を開く。幼少期(岩田琉聖くん)。竹千代。人質として尾張の熱田に幽閉されていた。自分を生んですぐ母・於大の方を離縁して刈屋に戻した父・広忠のことを嫌っていた。信長に自ら駿河へ人質に行くと申し出て、信長の兄・信広と人質交換された。桶狭間の戦いでは今川軍に従軍していたが、今川軍の扱いに憤慨。動かなかった。金ヶ崎の戦いでは織田勢として戦に参加。その後織田から援軍を受け三方ヶ原で武田信玄と戦し、大敗する。
  • 築山殿:小野ゆり子さん…家康の正室。

 

  • 菊丸:岡村隆史さん…三河の忍び。かつて美濃にいたこともあり、駒たちと十兵衛を助けたこともあった。のち、今川に人質に行った家康について駿河にも潜伏していたこともあり、明智家が越前に逃げ延びるのを駒と共に手助けをした。三河周りの情報を十兵衛に知らせてくれる。

 

第40回のあらすじ

天正五年(1577年)夏。本願寺の顕如は、毛利や上杉が手を結び織田勢に抵抗。戦いが始まって7年が過ぎていた。

そんななか、参戦していた松永久秀が織田方の天王寺砦から逃亡し、織田家中は騒然となった。

 

京の館に戻っていた十兵衛は、先日亡くなった妻の煕子の爪を切ったものを小さな入れ物に入れ、音を鳴らして妻の死を悼んでいた。

たまは、父のそんな様子を薬の調合を教えに来てくれた駒に話す。駒は伊呂波太夫からの文を十兵衛に渡すと、十兵衛は慌てた様子で伊呂波太夫の館に出かけていった。

館には先に三条西実澄が来ていて「お上が一度そなたと一度話をしてみたいと仰せになっておる。信長殿の行く末を案じておるのじゃ。」とそっと耳打ちして帰っていった。

入れ替わるようにして館に入ると、伊呂波太夫と松永久秀が待っていた。

松永の顔を見た途端、怒りを抑えるように酒を飲み始める十兵衛。

十兵衛は、先日加賀で戦をしていた羽柴秀吉が総大将の柴田勝家と衝突し、勝手に陣から離れて近江に帰ってしまった一件を話し始めた。

戦の途中で人から抜け出した者は死罪。怒る信長を家臣一同で説得してようやく許しをもらったことを知っていて天王寺から去ったのか?と久秀に迫った。

久秀は「秀吉の気持ちがようわかる。」と言い、無能な柴田勝家が総大将となったのは織田家代々の忠臣の家柄だったから。非は謙信相手に柴田を総大将にした信長にあると言い切る。

そして、信長が家柄筋目関係なしによく働く者を取り立てるという評判があるが実は違うと指摘。

大和の守護だった原田直政が討ち死に後に筒井順慶を次の守護に据えた理由について「筒井が大和の古い家柄で筋目が良いからじゃ。」と話した。

久秀は本願寺方に寝返ると決めていた。本願寺は久秀に大和一国を任せると言ってくれたというのだ。

久秀はある茶釜を十兵衛に見せる。「平蜘蛛」と名付けられた茶釜で天下一の名物だ。

信長は平蜘蛛を欲しがってるが、久秀は意地でも信長に渡す気はない。

「もしやむなく渡すことになるとすれば十兵衛、そなたになら渡してもよい。」と言ってきた。

久秀は十兵衛と戦いたくないというのが本音だと打ち明ける。そして堺の鉄砲屋で会ってから頼りにしてきたと十兵衛への思いを口にした。

久秀も十兵衛もお互い的として戦いたくないのだ。

十兵衛は陣を抜けたことについて信長を説得すると言い、寝返らないで欲しいと頭を下げる。

しかし久秀は「そうはいかんのだ。わしにも意地がある。見ろこの釜を!これはわしじゃ。天下一の名物なのじゃ。そなたに討たれたとしてもこれは生き残る。そなたの手の中で生き続ける。それでよいと思うたのじゃ!」と拒否。

十兵衛は悔しさをにじませ涙を流し「解せぬ!解せぬ!」と繰り返す。

久秀は茶釜を一旦伊呂波太夫に預け、久秀が負ければ十兵衛に渡り、久秀が勝てば久秀に戻る。と告げた。

十兵衛は「平蜘蛛など欲しくはない!戦などしたくはない!」そう言い放つのだった。

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この秋。松永久秀は大和の信貴山城で挙兵。

本願寺や上杉謙信らに呼応。「信長、恐るるに足らず!」信長と戦うことになった。

信長は嫡男の信忠を総大将とする大軍を大和へ送り、十兵衛と佐久間もこの陣に加わっていた。

佐久間は、十兵衛に「松永が命乞いしてきた場合許してやってもよい。ただしその引き換えに松永の所有する茶道具を全て無傷で引き渡すこと。なかんずく平蜘蛛の釜は必ずよこすことじゃ、と。」という信長からの密命を伝えてきた。

細川藤孝も参陣しており、十兵衛に嫡男の忠興を紹介してきた。

忠興は先立つ片岡城の戦いで武功を上げており、十兵衛は忠興を褒めた。忠興は信貴山城へ攻め込む先陣に加えて欲しいと願い出て、十兵衛もそれを受けた。

 

天正五年(1577年)10月10日。

久秀は、信貴山城の中で茶道具に油をかけて火を放った。

そして家臣に自身の首を箱に入れて名物と共に焼き払えを命じ「げに何事も一炊の夢。」と言い残し、切腹して果てた。

 

後日。建設中の安土城に呼び出された十兵衛は、信長に平蜘蛛の釜の行方を聞いてきた。

上杉との内通を疑い、京に密偵を放って伊呂波太夫宅で久秀と十兵衛があって話をしたことを掴んでいると信長が話しても、十兵衛は平蜘蛛のありかを知ってると信長に話さなかった。

十兵衛の前では納得した素振りをしていた信長だったが、実は話の内容も秀吉に探らせ全て知っていた。

信長は十兵衛の娘・たまと、細川藤孝の息子・忠興との婚姻を命じただけで十兵衛を帰した。

そして十兵衛が帰った後「十兵衛が初めてわしに嘘をついたぞ。このわしに嘘をつきおった。」と怒りを露にするのだった。

 

後日。

坂本城にいた十兵衛を伊呂波太夫が訪ねてきて、久秀から預かっていた平蜘蛛の茶釜を渡してきた。

平蜘蛛の茶釜を手にした十兵衛は「信長様にこの平蜘蛛の行方を問われ、知っているとここまで言いかけたが、言えなかった。言えばこれが信長様の手に落ち、わしは楽になれた。しかしなぜか言えなかった。そうか…これは罠だ。まんまとひっかかってしもうた。これは松永久秀の罠じゃ。」と取り憑かれたような表情で笑い出す。

久秀が「どうだ十兵衛。恐れ入ったか」と笑っているようだと。

 

伊呂波太夫は「これほどの名物を持つ者は、持つだけの覚悟がいると。いかなる折も誇りを失わぬ者。志高き者。心美しき者。わしはその覚悟をどこかに置き忘れてしもうた。」という久秀の言葉を伝える。

久秀の言葉を聞いた十兵衛は、丹波での戦が終わり次第、帝に拝謁したい。と伊呂波太夫に頼んだ。

帝に今の世と信長をどうご覧になっているかを聞きたいと言う。

伊呂波太夫は三条西に伝えると言って去って行った。

 

…というお話でした。

 

爆死じゃなかった

松永久秀の信貴山城での最期と言えば、平蜘蛛の茶釜に爆薬を仕掛けて、茶釜もろとも自分の身を吹っ飛ばす爆死かと思っていました。

しかし『麒麟がくる』では、切腹で介錯してもらいその首を箱に入れるという最期でした。

松永久秀役が吉田鋼太郎さんだし、久秀の最期をずっと楽しみに待っていたので、かなり残念に思ってしまいました。

 

久秀との十兵衛の最後の会話

その代わり、十兵衛と久秀の二人の会話にたっぷりと時間が割かれていて、それはそれでよかったです。

平蜘蛛の茶釜を渡そうとするシーンでの十兵衛の「平蜘蛛など欲しくはない!戦などしたくはない!」という心からの叫びは泣けました。

前回の放送で十兵衛が天王寺砦で倒れた時、久秀は真っ先に医者を呼んで本気で心配してくれてましたよね。

欲を言えば、もっと十兵衛と久秀が一緒に出てるシーンが見たかったです。

もう見られなくなるのかと思うと寂しいです。

 

久秀は大和じゃないとだめだった

今回は久秀が信貴山城で亡くなるという悲しい回でしたけど、生きるという選択肢はなかったのかな?

信長も命乞いしてくれば助けるつもりだったのに…。

十兵衛だって命かけて許してもらうようにお願いするって言ってたのに。

でも、前から久秀が信長に反抗する時は、大和を筒井順慶に渡そうとするときでした。

前は将軍も関わっていたから、世が完全に信長の世になれば変わるかも…と期待して久秀は戻って来てくれていましたが、もう信長の世になっていて、それで最終的に筒井順慶に大和を渡すという判断と分かっていましたからね~。今回は。

もうだめですよね。

結局、家柄のいい人に渡したちゃうんですねぇ、守護の座を信長は。

そんな人じゃないと思ってたのに。残念過ぎる!!

 

信長は大和じゃなくても、畿内のどっかをやるつもりだったっていうのがダメですよね。

久秀は大和を愛していて、大和じゃないとだめだった。

こういう土地を愛する気持ちが信長には全くないですよね。自分自身、居城を次々変えていく人だし。土地に対するこだわりがないからかな?

せっかく有能な人だったのに、こういう行き違いでどんどん失っていく信長です。

 

久秀は何もかも全て持って死んでやろう!って気持ちで強そうに見えましたが、本当は信長への失望でどん底の状態だったんでしょう…。

結局家柄を重視する将軍と一緒だと分かった時の絶望は大きかったんでしょう。

大和がもらえないなら、生きてても仕方ないってところまで行ったのかな?

久秀の気持ちがよく伝わる回でした。

 

久秀の罠?

信長に平蜘蛛が自分に渡ると正直に言えなかった十兵衛。

久秀の罠だって言ってましたが、本当かなぁ?

十兵衛にも自分と同じように死なそうとしてたってこと?

いや、十兵衛なら信長を倒せると思ってたってこと?

久秀はそこまで考えてたとは思えないけどなぁ…。

 

久秀が自分を罠にハメたと思った十兵衛。帝に会って、信長を倒せと勅命でももらおうとしてるのかな?

謎が残る最後でした。

 

さぁ!

本能寺の変までにはまだまだ何年かありますが、何があって最後のスイッチとなるのか?

信長も平蜘蛛の件で十兵衛を信じられなくなってるみたいだし、じっくりゆっくり二人の仲が壊れていくんでしょうか?

怖い!!!

 

久秀の死だけがテーマだと思っていましたが、その後の十兵衛の生き方にまで影響が出てくるような描き方になって、意表を突かれた回となりました。

面白かったです!!

 

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以上、『麒麟がくる』第40回を観た感想でした。

次回・第41回は「月にのぼる者」です。

 

各話の感想

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