毎週日曜夜10時30分からの読売テレビ・日本テレビ系列のドラマ『極主夫道』。
12月13日に第10話(最終回)が放送されました。
第9話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
龍:玉木宏さん…元極道で今は美久と結婚し、専業主夫。言動や行動が極道時代のものが抜けず、周りを怖がらせているが自覚なし。関西弁。「主夫なんか。」という言葉に敏感に反応。「主夫ナメたらあかんで!」と言い放つ。
美久:川口春奈さん…龍の妻。デザイナーのキャリアウーマン。家事が苦手で龍に任せきり。
向日葵:白鳥玉季さん…龍と美久の娘。小学生。母の美久よりしっかり者。龍の実の子ではない。
銀…ネコ。
大前ゆかり:玉城ティナさん…大学生。喫茶店のアルバイト店員。龍に普通に接する。龍のインスタのフォロワーだが、龍だと気づいていない。
遠野誠:水橋研二さん…ゆかりがアルバイトする喫茶店の店長。龍を怖がっている。
三宅亮:本田力さん…龍行きつけのスーパーブンタの店長。龍を怖がってる。
<<天雀会>>
江口菊次郎:竹中直人さん…龍の元上司。天雀会会長。雲雀に頭が上がらない。龍に戻ってきて欲しいと思ってる。
江口雲雀:稲森いずみさん…菊次郎の妻で天雀会の姉御。
雅:志尊淳さん…天雀会の組員。足を洗った龍を慕い追いかけている。ゆかりに一目ぼれした。
<<隣町>>
虎二郎:滝藤賢一さん…元極道である事件を起こし服役後、露店のクレープ屋を営んでいる。広島弁。「剛拳の虎」と呼ばれていた。
<<警察>>
酒井タツキ:古川雄大さん…交番勤務の警官。龍の動きに目を光らせている。
佐渡島幸平:安井順平さん…交番勤務の警官。酒井の先輩。
<<婦人会>>
田中和子:MEGUMIさん…火竜町の婦人会会長。
太田佳世:田中道子さん…火竜町の婦人会会員。
<<大城山組>>
大城山國光:橋本じゅんさん…大城山組の組長。天雀会と敵対関係。
井田昇:中川大輔さん…大城山組の組員。切り込み隊長。
岡野純:片岡久迪さん…大城山組の組員。龍や虎二郎がコワイ。
第10話(最終回)のあらすじ
向日葵が誘拐され、犯人が指定する場所へ向かった龍。
一方で虎も盗聴して、大城山組の組長が何者かに何かを始末する依頼をしていることを掴む。
しかし大城山組が依頼していたのはゴキブリの駆除で、向日葵の誘拐ではなかった。
またしても誘拐に関わっていないことが分かった大城山組。
渡瀬一家でも大城山組でもないとすると、向日葵を誘拐したのは何者か?
龍が指定の場所に到着すると、向日葵だけがポツンと座っていた。
「俺は覚悟持って堅気になったんや。さぁ!煮るなり焼くなり好きにせい!娘のためやったら、この命、おどれらにくれたらぁ!」と地べたに座り込んだ。
奥から出てきたのは、元天雀会の江口と雲雀の夫婦。
誘拐は、雅にも美久にも内緒で江口一人が仕掛けた偽装で、雲雀もついさっき事情を聞いて、協力することになったという。
美久と雅も到着。
雅は江口を見て、龍が渡瀬一家に乗り込むのを、江口も加勢してきたと思い込み、戦う姿勢を見せる。
しかし江口が、全部自分がやったことだと明かす。
向日葵は、龍と美久が仲いいから、二人で自分をうまくだまそうとしてると思い込んでいた。
両親を信じられない向日葵を見てかわいそうに思った江口は、美久にも内緒で誘拐すると提案したというのだ。
龍の本当の気持ちが知りたかったという向日葵の気持ちを聞いて、江口夫婦に迷惑をかけたと謝る龍。
「向日葵の筋を通してやっただけ。」と江口は言い、美久は涙を流した。
「大人が寄ってたかってバカみたい。」と言う向日葵。
龍はそんな向日葵の頬を叩き、「お前は俺の大事な娘や。」と言って抱きしめた。
龍は向日葵が大好きな母親を半分自分に捕らえて寂しい思いをしてきた向日葵に気持ちを汲み取り、自分の頬も叩くよう差し出した。
龍は「すまんかったな。もっと早、腹割って話すべきやったわ。俺も同じくらいママを好きになってもうたんや。堪忍な。」と本心を話す。
向日葵は龍の頬を叩き、仲直りした。
次の日の朝。
いつものように美久と向日葵を送り出した龍。
テーブルに「タツ、パパになってくれてありがとう。」と書かれた向日葵からの手紙が置いてあり、主夫やっててよかったわと、喜ぶ龍だった。
しかし、夕方になってエヘン虫が龍を襲い、高熱で倒れてしまう。美久が特製ドリンクを作って看病してくれ、一日で回復した。
念のために訪れた病院で、お医者さん(眞島秀和さん)にお腹を触ってもらって張りがあったのでCTを撮ってもらった龍。
診察室を出て帰っていくのを、たまたま婦人会の田中が見かけ、医者が「持ってあと3か月だな。あの人はもうダメだってちゃんと伝えないとな。」と話しているのを聞いてしまった。
田中は美久を待ち伏せし、龍が余命3か月で本人は知らないはず。だと伝える。
そして田中は江口夫婦と雅、喫茶店のマスターにゆかりちゃん。交番の二人次々に言いふらした。
龍の作る何気ない料理にも涙を流して食べる美久。強引に今やりたいことを龍に書き出してもらった。
- キャンプ
- 喫茶店の経営
- 温泉
- サンタクロースになりたい
これが龍のやりたいことだった。
美久は婦人会、元天雀会、喫茶店、交番の人たちを呼び出して「彼の夢をかなえてあげたいんです。そのためには皆さんのご協力が必要なんです。」と頭を下げた。
皆で協力することになった。
まずはキャンプ。
美久と向日葵の3人でキャンプ場へ行き、初めてのキャンプで、釣りやフリスビーで遊んではしゃぐ龍。
肝心の料理は、美久が張り切って肉を焼いたが、着火剤を一度に全部使ってしまい、肉を丸焦げにして失敗した。情けなさに泣く美久だった。
次に喫茶店経営。
これは喫茶店のマスターが協力して、龍に、交番の2人とスーパーの店長を相手にオムライスのセットを作る場所を提供した。
オムライスは大好評。スーパーの商品券と、アニメのフィギュアをチップとして置いて帰って大成功に終わった。
次に温泉。
これは洋服店の店主(くっきー!さん)が協力して福引を装って、温泉旅行券をプレゼント。
美久と向日葵は遠慮して、江口夫婦と雅と龍の4人で温泉旅行に出かけた。
卓球を楽しんだ。
次はサンタクロースになりたい。
これは婦人会の田中が協力し、子供会のクリスマス会を開き、龍とまさにサンタクロースに扮して登場してもらった。
子供にカニをあげようとするズレた発想をする龍を、田中会長がツッコミを入れつつも、クリスマス会になった。
会も終わり、家族の食事に雅を誘った龍。
遠慮する雅に「お前も家族やから。」と言い、号泣させてしまう。
そこへ虎が現れ、「メリークリスマスじゃ。」と言い、龍に新商品のクレープをプレゼントした。
泣き続ける雅に、虎は「極道がこがぁなことで涙見せんじゃねえ。わしが盃かわしたらぁ。面倒見ちゃるけえのぉ。」と優しく声をかけるのだった。
自宅に帰って家族でクリスマス。
美久と向日葵は、二人で『主夫なめたらあかんで』『おつとめご苦労さんです』と書かれた包丁をプレゼントし、龍に喜んでもらった。
夜。
二人きりになった美久と龍。「今年も楽しかった。」という龍に、美久は「私と一緒になってくれてありがとう。向日葵のこともありがとう。」とお礼を言う。
龍も「こちらこそありがとうな。」とお礼を言った。
龍は病院に行ったときに、強引に置いていってあとで返された羊羹を差し出した。
「持って3か月。」と言っていたのは羊羹の賞味期限のことで、余命の話じゃなかったことが分かった。
美久は安心して「どこにも行かないでね。」と言う。
「家族放ってどこも行くわけあれへんがな。」と返した。
余命3か月は誤解。
龍と美久と向日葵の3人は、心配をかけた皆さんを集めた。
しかし、虎だけは「カバチタレが。わしゃ行かんど。クレープ売るけぇの。」と欠席。
龍は皆さんに感謝の言葉と、来年への挨拶を述べたのだった。
…というお話でした。
誘拐の真相
前回の終わりは、本当に渡瀬一家が誘拐されたんじゃないか?という終わり方で、大城山組も誰かに依頼してるみたいだし、怖いなーと思ってました。
でも蓋を開けてみれば江口の嘘。
じゃぁ、雲雀が見た渡瀬一家の人たちや、情報屋のお京の話はなんだったんだ?
全部江口がやったってこと?
渡瀬一家は来たけど、誘拐まではしてないってこと?
今回の放送があるまで、心配だったんですよーー!!!
とりあえず嘘でよかった。
しっかし!
向日葵の「大人が寄ってたかってバカみたい。」って言葉はちょっと腹立ちました!
江口も雅も美久も悪いんですけど、そもそも向日葵が言い出したことじゃなかったでしたっけ?
まぁ、それを拡大解釈して大騒ぎした大人たちが悪いんですけど。
あんたが言うな!とは思いました。
誰のせいだと思ってるんや?!イライラしました!!
お医者さん役の眞島秀和さん
今回、龍を診察したお医者さん役で眞島秀和さんが登場していました。
眞島さんと玉木宏さんは、昨年2019年のテレビ東京のドラマ『スパイラル』で共演されてましたね!!
あの時は、不正を働いた眞島さんを玉木さんが解雇して、眞島さんが一方的に逆恨み。転職した玉木さんを陥れようと眞島さんが色々画策するという、因縁の役どころでした。
けど、今回は注射を嫌がる龍を、ベットに寝かせて診察しようとするお医者さん。
二人で途中、相撲を取ったりして面白かったです。
前のドラマがシリアスで、こんな笑えるところがないドラマでしたから、見ていてホッとしました。
眞島さんが龍の演技につられて笑いはしないかと、楽しんで見させてもらいましたが、笑ってなかったです。さすが俳優さん!
浣腸してもらうのに、龍が四つん這いになってるのとか、よく笑いこらえましたね!眞島さん。
真剣に相撲になってる姿も笑わせてもらいました。
面白かったです!!
愛される龍
毎回、勘違いで進んでいく『極主夫道』でしたが、最終回は龍の命があと3か月。という勘違いで話が進んでいました。
みんなで協力して、龍のやりたいことをかなえようと動く姿を見て、龍がどれだけ愛されてるか分かり、ほっこりする最終回となりました。
美久との夫婦愛だけじゃなくて、交番やスーパーの人たちや喫茶店の方たち。みんな龍のことが大好きなんだなと思いました。
喫茶店のゆかりちゃんは、龍のことアップで撮ってましたけど、龍のことが好きなのかな?
元々龍のインスタもフォローしてたし。
インスタの人が龍と知って、かなり喜んでましたしねー!!
向日葵→雅→ゆかり→龍 ってところですか??
雅がかなり頑張ってアプローチしてましたけど、ゆかりちゃんは決め切れてない様子でしたしね!!
どうなんでしょ?
最後の最後まで笑わせてくれた『極主夫道』!
面白かったです。
エヘン虫とか、E.T.とかネタが古い!!
最終回まで細かい笑いを忘れずに放り込んでくれたのがよかったです!!
毎回、俳優さんたちが楽しんで演技してるのが伝わってきて、こちらも見てるのが楽しかったです。
また続編ありそうですね!
3ヶ月間、笑わせてくれてありがとうございました!!!
以上、『極主夫道』第10話(最終回)を見た感想でした。
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