ぴえーるのテレビブログ

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厨房のありす 10話(最終話)のネタバレ感想と反省

2024年3月24日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』10話が放送されました。

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前回、9話の感想はこちら。

 

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おもな登場人物

  • 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。父・心護からは母は死んだと聞かされており、育ててくれる恩があるので信じているふりをしている。住み込みでホールのバイトに来た倖生に徐々に心を開き始めている。
  • 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
  • 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にありすの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。こだわりが多いありすに振り回されながらも、優しく寄り添う。思いを言葉にしないため、周りに誤解されることが多い。大学の研究室の心護に会いに来た誠士を見て、複雑な表情を見せる。
  • 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。蒔子からの再三の電話も出ず。誠士から五條製薬に戻って欲しいという蒔子の気持ちを伝えられても断った。

<三ッ沢工務店>

  • 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
  • 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
  • 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
  • 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)和紗の長男。冷静。
  • 三ッ沢銀之助(湯本晴)和紗の二男。野菜嫌い。

<東名大学>

  • 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
  • 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
  • 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていたらしい。倖生が住み込みバイト先のありすと近づいていることに不満。誠士と倖生の関係を知っている様子。

<ありすのお勝手>

  • 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
  • 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
  • 柏原優奈(新井郁)和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。

 

  • 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。

<五條製薬>

  • 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。ありすが母だと思ていた人物だが、ありすの母・未知子の姉だった。
  • 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。ありすを五條製薬にとって役に立たない人間だと思っている。
  • 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。ありすと蒔子をあせたくないようだが…?

 

蒔子さんごめんなさい

前回·9話の感想で私は、蒔子(木村多江)が怪しいと長々と綴りました。

しかし!

横領も放火殺人も、2つとも誠士(萩原聖人)でした。

この誠士ってひと、かなりヤバイ自己中男で、付き合ってた未知子(国仲涼子)との間に子供が出来ても、未知子が一人で育てると言ったのをいいことに、本当に一人で育てさせてました。

いやいや、毎日会社で子供含めて会うのに、よく平気でいられたな。

スゴイわ。

無理ある。

 

誠士の言い分が呆れる

ありす(門脇麦)と倖生(永瀬廉)に問いただされた誠士。

何食わぬ顔で、ありすの実の父親と認め、さらに放火したのは心護(大森南朋)と言ってのけてました。

ところが!

心護が、誠士の犯行に気づいた晃生(竹財輝之助)が誠士を問い詰め、犯行を認める音声データを再生。

それでも認めず居直ろうとする誠士。

もう視聴者としては話についていけなかったです。

道隆(北大路欣也)が呆れて警察を呼ぼうとすると、今度は会社のためだ。

人を、自分にとってメリットがあるかないかでしか判断しない道隆を見て、自分もそうなったと言う。

蒔子には、放火殺人は君を愛してるから、結婚するためだと嘘つく。

 

とんでもない人でした。

 

結末を見て

結局、初回を見て私が怪しいと感じた誠士が全部やった犯人と言う結末。

そのまんま。なんのひねりもなくやっぱり誠士だったのか!

と拍子抜けしました。

毎回欠かさず見て、初回に感じたそのままだった。

北大路欣也木村多江大森南朋萩原聖人、みんな演技派で、みんな怪しいと思える実力者ばかりだったから、最後まで誰が犯人か決定付けるものがなく、最後まで惑わされました。

拍真犯人を知って拍子抜けはしたけど、最後まで決め手がない展開は面白かったです。

最後まで考察を楽しめました。

ありがとうございます。

 

前田敦子さんが一番良かった

ありすちゃんも倖生くんといられるみたいだし、めでたしめでたし。

なんだかんだで、ずっと変わらなかった前田敦子さん演じる和紗が一番いい人だった。

前田敦子さんが一番良かった!

好きになりました。

 

最後の最後で、前田敦子さん好き。

という結論で『厨房のありす』の感想を終えます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

以上、『厨房のありす』10話ネタバレ感想と妄想考察。でした。

 

 

春になったら 10話のあらすじと感想 父と娘の関係を特に丁寧に描いた10話!

2024年3月18日月曜夜10時からフジテレビ系列でドラマ『春になったら』10話が放送されました。

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前回、9話の感想はこちら。↓↓↓

 

おもな登場人物

  • 椎名瞳(奈緒)…28歳。助産師。一馬と春、誕生日に結婚の予定。6歳で母を亡くし、父娘ふたりで暮らしてきた。売れない芸人で10歳年上の一馬との結婚を父・雅彦に反対される。治療を拒否する雅彦に治療を受けてほしいと思い、わざと結婚話で心配させるが、全部見抜かれていた。
  • 椎名雅彦(木梨憲武)…瞳の父。62歳。実演販売士。すい臓がんで余命3ヶ月。春までに死ぬという。治療だけに専念して普通の生活が出来なくなることを嫌がり、治療を拒否。緩和ケアしてもらって生きていくことを選ぶ。
  • 川上一馬(濱田岳)…お笑い芸人。瞳の婚約者。芸名は、カズマルくん。瞳とは10歳年上。バツイチで子どもがいる。
  • 川上龍之介(石塚陸翔)…一馬の息子。
  • 神尾まき(筒井真理子)…雅彦の姉。瞳の伯母。花屋。
  • 椎名佳乃(森カンナ)…瞳の死別した母。
  • 岸圭吾(深澤辰哉)…瞳の学生時代からの友人。葬儀屋。学生時代から瞳が好き。
  • 大里美奈子(見上愛)…瞳の学生時代からの友人。OL。岸が好きな様子。
  • 阿波野弘(光石研)…桜鈴会病院の緩和ケアの医師。
  • 杉村節子(小林聡美)…杉村助産院の院長。瞳の上司。
  • 斎藤愛里(影山優佳)…杉村助産院の助産師。瞳の同僚。
  • 矢萩亜弥(杏花)…20歳の妊婦。妊娠をきっかけにショップ店員を辞めた。
  • 矢萩祐作(金子隼也)…亜弥の夫。亜弥の妊娠を知り、専門学校を辞めて働く。
  • 中井義広(矢柴俊博)…実演販売会社『ヨッシーコーポレーション』の社長。
  • 加賀屋吾郎(葵揚)…『ヨッシーコーポレーション』勤務の実演販売士の見習い。
  • 森野舞衣(橋本マナミ)…ブライダル会社Lily Braidal。黒沢の先輩。
  • 黒沢健(西垣匠)…Lily Braidalの社員。瞳、一馬の結婚式を担当する。

 

10話のあらすじ

2024年3月12日。

瞳(奈緒)が担当している矢萩亜弥(杏花)の陣痛が始まった。

夫・祐作(金子隼也)と一緒に杉村助産院の分娩室に入った亜弥。

瞳たち助産師は、亜弥を優しく励まし不安を和らげる。

そこへ、亜弥の両親も到着。

すぐに分娩室に入るという母・早苗(中村優子)に対し、分娩室の外で待つという父・義昭(池田鉄洋)。

夜になっても、痛みが続く亜弥に寄り添う母と夫。瞳たち助産師たち。

出産する亜弥自身は、なかなか赤ちゃんが生まれてこない状態に苛立ちをみせる。

そこで、赤ちゃんが下りてきやすいように階段の上り下りをしてみようと提案する瞳。

分娩室を出たところで、亜弥は父の存在に気付く。

だが何も話さず。

亜弥は瞳の指導を受け、佑作の手を借りながら階段の上り下りを始める。

朝になり、眠りについた亜弥を見守る家族と助産師たち。

陣痛間隔があき、いったん帰宅を提案する瞳だが、亜弥は助産院にいたいと希望。

杉村(小林聡美)は、佑作と早苗に休憩しましょうと声をかけ、助産師の愛里(影山優佳)は仮眠をとることに。

しばしのゆったりとした時間を過ごす亜弥に寄り添い、

「ここまでよく頑張りましたね。」

「亜弥さんの努力はみんな見てきました。」

「全部が思い描いた通りじゃないかもしれないけど、おなかの赤ちゃんにはちゃんと伝わってると思います。」

と励ましの言葉をかける瞳。

母親になれるか?不安を口にする亜弥に、赤ちゃんが生まれてくるタイミングを一緒に待ちましょう。一緒に乗り越えましょう。と体をさすりながら優しく声をかけるのだった。

 

一方。

入院中の雅彦(木梨憲武)は、瞳が産まれてくる頃の夢を見たと主治医の阿波野(光石研)に話す。

家にいる時より、入院して離れている時の方がより家族の夢ばかり見ていた。

 

夜になり、再び陣痛が始まった亜弥。

痛みが強くなり、破水が始まる。

亜弥が苦しむ声は分娩室の外まで聞こえていて、父・義昭は黙ってその声を聞く。

赤ちゃんが下りてくる様子を伝え、励まし続ける瞳たち助産師。

亜弥が力を抜いてしばらくし、5時20分。赤ちゃんが産声を上げ産まれた。

安堵する亜弥と家族。女の子だった。

産まれたばかりの赤ちゃんを胸に抱き、

「やっと会えた。」

と喜ぶお母さんの亜弥。

瞳は外で待つ父・義昭に

「この瞬間は、今しかないです。亜弥さんにとっても。お父さんにとっても。」

と話し、ようやく義昭が分娩室に入った。

赤ちゃんが佑作の腕から義昭の腕に渡され、義昭は

「おめでとう。」

と祝福。亜弥は

「ありがとう、お父さん。」

とお礼を言うのだった。

 

大役を果たした瞳は、充実した気持ちで帰宅。

しかし雅彦は入院中で留守。

瞳は、病院で眠る雅彦の元へ。

雅彦のそばで安心したのか、少し眠る。

目覚めた雅彦に

「お疲れさま。」

と言われ、ようやく緊張が解けた。

少し離れた時間を過ごした父と娘は、2人でいる大切さを実感。

「ねえ、家に帰らない?帰ろう。」

雅彦の言葉に微笑む瞳。

阿波野が在宅医療の体制を整えてくれ、まき(筒井真理子)、一馬(濱田岳)の手を借りて退院。

リビングのソファが置かれていた場所にベットが設置され、リビングは雅彦の部屋に。

気に入ってたソファとテーブルがないと早速文句を言う雅彦。

だが、みんなが頑張って整えてくれたのだとすぐに反省。

雅彦は、入院中に書いていた「葬式に呼ぶ人リスト」を瞳に渡す。

そのなかに「ケイト」という謎の人物を発見。時々連絡する人だという。

「こうなる前に、全員に会っときゃよかった。」

と言う雅彦の言葉に、しんみりする瞳たち。

だが、その雅彦の言葉にヒントを得て、お父さんのための結婚式を思いついた瞳。

一馬と一緒に、ウェディングプランナーの黒沢(西垣匠)、森野(橋本マナミ)に会い、自分たちが思いついたプランに協力してもらうことになった。

そのプランは、どういうプランか?

 

瞳の結婚式にもかかわらず、出席をお願いする人たちは瞳の友達の岸(深澤辰哉)、美奈子(見上愛)だけではなく、雅彦の会社の中井社長(矢柴俊博)にまで話が及ぶ。

雅彦には秘密で進められた。

 

2024年3月24日。結婚式前日。

自宅で阿波野の診察を受けた雅彦が、後輩の加賀屋(葵揚)が実演販売する動画を視聴。

成長した加賀屋の様子を、中井社長に電話をかけて褒めたたえる。

続いて、カズマルくんこと一馬のネタ動画が5万3089回再生されていると見つけた雅彦。

これには、瞳とまき、もちろん本人の一馬もびっくり。

実は、息子の龍之介(石塚陸翔)が、前に自宅でネタの練習をしてた一馬にツッコミを入れてた短い動画を、勝手に投稿。

龍之介のツッコミが面白い。と7万36回再生。これをきっかけにカズマルくんの動画がバズっていたのだ。

最近、ライブでネタがウケ始めていた理由がわかった一馬。

龍之介の感謝するのだった。

 

夜。

雅彦は、瞳に、結婚式定番の親への感謝の手紙を恥ずかしいから勘弁して欲しいと頼む。

ならば今読むと、部屋から手紙をリビングに持って来て読み始める瞳。

母・佳乃(森カンナ)が亡くなった直後までさかのぼる思い出話を綴った手紙。

長くなると言って止める雅彦。

逆に、自分がいい話をする。と言い、「瞳」という名前になった訳を話し始める。

産まれたばかりの赤ちゃんは、いつも目を閉じているもの。

雅彦と佳乃は、産まれてきた瞳がずっと見ていると、急に瞳がパッと目を開けたという。

その瞳はキレイでまっすぐ。

じっとこっちを見て、安心したのかまた目を閉じたのだとか。

「お前が見せてくれた瞳に、なんか俺たち感動しちゃってさ。」

「だから、人のことをちゃんと見る瞳。」

「まばたきしないで見定めて。困ってる人がいたら寄り添って手を差し伸べてあげてさ。」

「まっすぐなまま、瞳のまま。その瞳のまま大きくなってほしい。」

「そんな思い込めて、瞳って名前がついた。」

 

両親の一番最初のプレゼントに感動する瞳。

「お父さんとお母さんの子どもに生まれてよかった。」

「ありがとう、お父さん。」

「お父さんと一緒に居られてよかった。」

「もう大丈夫だよ、私は。」

 

手紙は読めなかったが、ちゃんと言いたかったことは言えた瞳。

泣きながら気持ちを伝えあった父と娘だったーーー。

 

…というお話でした。

 

父と娘

10話は、これまでで一番感動しました!

出産した亜弥さんは、お父さんから結婚も出産も反対されていて、ずっと揉めていたけれど、産まれてきた赤ちゃんをお父さんが抱っこしてくれ祝福してくれた。

「今しかない。」

って瞳が背中を押したおかげですよね!!

亜弥さんも、お父さんからは祝福されないと覚悟していて、それがちゃんと抱っこしてくれたから、本当にうれしかったんだと思います。

泣いたな~~。

 

出産までの描写が丁寧に描かれていて、時間がかかるところ、まだ続くのか?と苛立つ妊婦や、疲労がたまってくる家族たち。

リラックスさせようと、おにぎりを作って場を和らげる杉村院長。

どの人も亜弥さんの出産を支えようと、それぞれの役割を果たしていました。

赤ちゃんが産まれてくるまでに、こんなに時間をかかるんだ。

痛みでこんなにお母さんは苦しむんだ。

母親の本音、母親の不安、寄り添う家族。

出産する娘の声を聴いて、ただただ待つ父親。

家族がそれぞれ、出産をどう迎えるか?

それぞれの気持ちがよく描かれていました。

 

分娩補助という大役を務めて帰って来た瞳が、帰宅しても誰も迎えてくれない寂しさ。セリフなしに黙って耐える瞳の描写も素晴らしかったです。

お父さんに一番に話したい。でもいない。

会いたいから病院まで会いに行く。

寝ててもいいからお父さんのそばに居たい。

瞳の娘としての気持ちがよく伝わってきて、見てるだけで泣けました。

ーーー家に帰ろう。

心から出た雅彦の言葉だと思う。

 

父と娘。

一緒にいたいと思う気持ちが一致していることに感動した。

いいドラマだな~、本当。

これまでは、木梨さん演じる雅彦の方を中心に描かれていましたけど、10話は、瞳の気持ちを中心に描かれていて、丁寧で感動的で、とてもとてもいい回でした。

 

どんな結婚式になる?

瞳がこれまでの結婚式の予定を全部変えて、ウェディングプランナーさんを困らせていました。

ヨッシー社長も呼ぶみたいだし、杉村院長も呼ぶみたい。

たぶん、雅彦が葬式に呼びたい人も招待するんじゃないかな?

どういう式になるんだろう?

ヨッシー社長は実演でもするのかな?

杉村院長は愛里さんと余興?

カズマルは祝福される側だけど、ネタをするのかもしれない。

 

雅彦がちゃんと瞳の結婚式に出席できるみたいでよかった。

来週が楽しみです。

 

以上、『春になったら』10話のあらすじと感想でした。

 

さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~最終楽章(10話最終話)ネタバレ感想

2024年3月17日日曜から、TBS系列でドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』最終楽章(10話・最終回)が放送されました。

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前回、第9楽章(9話)の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 夏目俊平(西島秀俊)…20代の頃から海外のオーケストラで活躍してきた元指揮者。大好きな音楽に対して、アパッシオナート(情熱的)だが、音楽以外はポンコツ。5年前のできごとをきっかけに家族の前から姿を消し、音楽の世界からも離れる。が、数十年ぶりに帰国。晴見フィルハーモニーで指揮をすることになる。
  • (芦田愛菜)…俊平と志帆の娘。晴見市役所の総務課で働く実家暮らしの20歳。5年前の出来事で父親と決別。父と違い音楽を嫌い音楽のない人生を送る。突然の父の帰国で、気まずさを抱えながら同居することに。職場では、総務課から応援で文化振興課に異動。晴見フィルの活動拠点のあおぞらホールで、廃団が決まった晴見フィルの後片付けを命じられる。
  • 志帆(石田ゆり子)…響と海の母。率直な物言いをする性格。俊平と結婚後は画家になる夢を捨てポンコツな俊平の世話をしていたが、5年前のできごとをきっかけに子どもたちを連れて夫の元を去る。実家の晴見市で暮らし俊平と連絡を断っていたが、晴見フィルハーモニーの指揮者として、団長の古谷に俊平を推薦。自分がいなくなることで俊平と響が交わることを期待し、フランスまで仕事に行くと嘘をついて俊平を帰国させ、強引に子供たちと同居するように持って行く。本当は日本にいて、古谷だけが居場所を知ってる。ということだったが…。
  • (大西利空)…俊平と志帆の息子。フランスからの帰国子女で高校2年生。コミュニケーション能力が高く、父と姉のあいだに立ってフォローする役割をしてくれる。フランスに行ったはずの母らしき人物を近所のスーパーで目撃する。

<<晴見フィルハーモニー>>

  • 古谷悟史(玉山鉄二)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーの団長。ファゴット担当。誠実で心優しい。楽団の廃団を阻止するために俊平を指揮者として迎えようと奮闘。志帆がフランスに行かず日本にいることを俊平に秘密にしている。
  • 森大輝(宮沢氷魚)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーではトラペットを担当。小学生の時から吹奏楽をやり、持ち前のポジティブさで人一倍練習熱心。だが、感情が表に出てしまい音程が安定せず。同僚の響とは職場仲間で、次第に関係を深める。
  • 近藤益夫(津田寛治)…建設会社社長。晴見フィルハーモニーコンサートマスター。バイオリオン担当。クラシックが大好きで、指揮者になるのが夢。楽団ではボスだが、家族には相手にされていない。
  • 谷崎天音(當真あみ)…高校2年生。クラシックに憧れ、音楽経験ゼロで晴見フィルハーモニーに入団。楽天的で楽器演奏を甘く見ているところがある。しかし明るさの裏に秘密あり。
  • 内村菜々(久間田琳加)…大学生。プレッシャーに弱いティンパニー担当。真面目で練習熱心。高校時代にトラウマがあり、自信が持てていない。欠員が出ているチェリストに、自信が推している羽野蓮を俊平に紹介する。
  • 羽野蓮(佐藤緋美)…工場勤務をする寡黙でクールな青年。幼い頃からの才能に恵まれていたチェリスト。かつてCDデビューまでして活躍していたが、儲け重視でやりたい音楽ができなくなったことと、自分が音楽をやることで父の会社のお金を母が使い込み、不仲になったこともきっかけで音楽活動を辞めていた。俊平と出会い、晴見フィルハーモニーに誘われる。
  • 倉科瑠李(新木優子)…プロのオーケストラを渡り歩いてきたフルート奏者。恋愛絡みで問題を起こし、数々のオケをクビになって来た過去がある。狙った獲物は逃がさない"カルメン"。晴見フィルからの誘いを何度も断っている。が、また恋愛沙で問題を起こし、所属していた楽団を試用期間のあいだに解雇されてしまう。古谷のスカウトで、廃団が決まった晴見フィルに次の楽団が決まるまでと決め入団する。次は俊平を狙っている。

<<その他>>

  • 白石一生(淵上泰史)…晴見市長。前市長が建てた晴見市あおぞら文化ホールをお荷物だと考えており、音楽もお金にならないものだと言い、晴見フィルハーモニーの俊平と対立する。市議会で晴見フィルの助成金をの打ち切りと廃団が決議されたことで、晴見フィルへの圧力を強める。
  • 鏑木晃一(満島真之介)…謎の男。5年前の俊平の事件を知っている様子で晴見フィルハーモニーへ近づく。この男の存在が楽団に波紋を呼ぶ。俊平の元マネージャーということが分かる。
  • 小村二朗(西田敏行)…大輝の祖父。「うたカフェ二朗」と店主。晴見フィルハーモニーの最古参で、ほとんどすべての楽器を演奏した経験がある音楽好き。俊平の過去を知っているらしく、俊平の良き相談相手。

 

海が一番大人!

俊平(西島秀俊)のピアノで一緒に演奏し、すっかり仲直りした響(芦田愛菜)。

朝食を一緒に作り、すっかり仲のいい親子に戻っていました。

そんな二人の姿を見た弟の海(大西利空)。

両親が離婚をしたと報告を受けても、「ほどよくバラバラで誰かが何かあったらこうやってみんなで集まればいいし。」と言っていて、寂しがっていたのも今は昔。

天音ちゃん(當真あみ)という色々話せる友だちも出来たし、急速に成長した海くんが見れました。

 

ちなみに俊平は、志帆(石田ゆり子)にプロポーズしていた古谷(玉山鉄二)に、志帆には古谷さんのような人の方がいいと言って、志帆を頼んでいました。

なんだか上から目線だな~とは思いましたけど、最初の結婚は相手に尽くす結婚だったけど、古谷さんとなら対等で、なんなら尽くされる結婚になるかもしれない。

志帆にとっても離婚はよかったのでは?

別れても家族は家族。

子供たちもこれから家を旅立つ人たちだし、個人を大事にしていく結論。

よかったんじゃないでしょうか?

 

仙台フェスへの遠征資金

仙台フェスへの遠征資金。

古谷が市長にバレないようにコソーっと市の施設の前で募金活動をするも、小銭しか集まらず。

70万円には程遠い。

そこで現れた救世主は、やっぱり二朗(西田敏行)でした!

これまで集めてきた楽器のコレクション。

すべて高級品でほとんどが未使用。高く売れたそうです。

これで資金はOK!!

仙台フェスに行くお金は確保できました。

 

初回から、この楽器の山はありえない設定だな~と思い、何の意味があるのだろう。

と思っていましたが、まさか最終回で売り飛ばされるために温存されていたとは!

ちゃんと売られるために張っていた伏線だったんですね。

納得。

 

晴見フィル存続に動く羽野くん

大輝(宮沢氷魚)や内村(久間田琳加)に演奏のダメ出しをして、一番晴見フィルを冷めた目で見ていたチェロ担当の羽野(佐藤緋美)。

この人が、以前世話になった地元のFM局に頭を下げてスポンサーになってくれとお願いしていました。

地元企業にスポンサーになってもらって、晴見フィルの存続できないか?と動いてくれたのです!!

意外でしたね!

自宅の工場を、練習場に提供してくれたり、意外に熱いものを持っていました。

見てて嬉しくなりました。

 

響が俊平のために動く

シュナイダー先生が病気に倒れます。

なんとか助かったものの、心配する俊平。

恩人のもとに駆けつけたい。でも晴見フィルと演奏をしたい。

仙台オケフェスに一緒に出たい。

俊平は自分の夢と今の気持ちの板挟みになって苦しみます。

そんな俊平に、ドイツに行かせてあげたいと動いたのが響。

 

仙台まで駆けつけて、晴見フィルの人たちを説得してました。

響の訴えに心打たれた楽団員たちは、俊平を送り出す決心をしたのです。

 

これまでこじらせて態度の悪かった響の、急な路線変更に戸惑いましたよ!

急にパパ思いになっちゃって!

最初からこうだったらもっとこのドラマ見やすかったのに!!!

 

さよならの意味

仙台オケフェスのリハ会場に寝坊して遅刻した俊平。

リハの場所に楽団員がいない。

みんばボイコットしたと言って、俊平の家族が俊平を空港まで連れて行きます。

空港にいた楽団員たちは、俊平への愛を表しながらも、自分たちには立派過ぎる。

自分たちが成長して、マエストロに見合う楽団になったらまた一緒に演奏しましょう。と泣きながら訴え、俊平をクビにしました。

 

さよならマエストロ、の意味は、前向きなさよなら。

俊平をドイツに旅立たせるさよなら。でした。

 

まー、そうなると思っていました。

新しい指揮者は天音ちゃん。新しいコンマスは響。

 

指揮者は近藤さん(津田寛治)がよかったけどな~~。

もう天音ちゃんを指揮者にする??

 

最後に空港で俊平の指揮で演奏して、俊平をドイツに送り出した晴見フィルでした。

 

市長が許して存続するかと予想していましたが、自力で存続する努力をするようです。

どう成長するのか?

また続編がありそうな終わり方でした。

 

響役の芦田愛菜さんを嫌いになったまま終わらなくてよかったです。

最後はいい子でした。

 

イマイチどこに感情移入していいか分からないドラマ。ずっとイライラするドラマでしたが、最後は大団円。

よかったと思います。

 

以上、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』最終楽章(10話・最終話)のネタバレ感想でした。

 

 

厨房のありす 9話のネタバレ感想 と妄想考察

2024年3月17日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』9話が放送されました。

www.ntv.co.jp

前回、8話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。父・心護からは母は死んだと聞かされており、育ててくれる恩があるので信じているふりをしている。住み込みでホールのバイトに来た倖生に徐々に心を開き始めている。
  • 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
  • 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にありすの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。こだわりが多いありすに振り回されながらも、優しく寄り添う。思いを言葉にしないため、周りに誤解されることが多い。大学の研究室の心護に会いに来た誠士を見て、複雑な表情を見せる。
  • 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。蒔子からの再三の電話も出ず。誠士から五條製薬に戻って欲しいという蒔子の気持ちを伝えられても断った。

<三ッ沢工務店>

  • 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
  • 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
  • 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
  • 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)和紗の長男。冷静。
  • 三ッ沢銀之助(湯本晴)和紗の二男。野菜嫌い。

<東名大学>

  • 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
  • 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
  • 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていたらしい。倖生が住み込みバイト先のありすと近づいていることに不満。誠士と倖生の関係を知っている様子。

<ありすのお勝手>

  • 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
  • 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
  • 柏原優奈(新井郁)和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。

 

  • 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。

<五條製薬>

  • 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。ありすが母だと思ていた人物だが、ありすの母・未知子の姉だった。
  • 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。ありすを五條製薬にとって役に立たない人間だと思っている。
  • 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。ありすと蒔子をあせたくないようだが…?

 

急に蒔子があやしくなってきた

ありす(門脇麦)の相談に乗ってくれて、優しい一面を見せていた蒔子(木村多江)。

しかし!!!

どうも9話に来て、ありすの優しいお母さん代わりだと思っていた蒔子の、とってもあやしい様子が現れてきました。

蒔子があやしいその1!

データ改ざんをしてもらった見返りに柳田先生にお金を渡してる!

私は、脅されている妻・蒔子のために、誠士(萩原聖人)が横領して、柳田先生にお金を渡し、その罪を倖生(永瀬廉)の父・十嶋晁生(竹財輝之助)になすりつけたと思っていました。

しかし!

前回・8話で薬のデータ改ざんをしてくれた西都大学の柳田先生(半海一晃)から、データ改ざんをしていた証拠と写真、SDカードを買い取っている場面がありました。

横領をしていたのは誠士じゃなくて、蒔子自身なんじゃないか?

柳田先生は、蒔子のポケットマネーからお金をもらえたという推測を誠士に話していましたが、誠士は意外そうな表情をしていました。

いくら創業者一族の蒔子といえども、いち研究者である蒔子個人に大金を動かせるほどの力はないはず。

会社の研究費に手を付けようと思ったとしても不思議ではない!

 

蒔子があやしいその2!

異様にありすの母親代わりになりたがっていた!

最初は不慮の事故で亡くなった妹の娘が不憫だから、ありすを引き取って育てたい。と思ってるんだろうと思っていました。

ところが!

9話でありすの実父がなんと誠士だと分かりました。

ありすの母・未知子(国仲涼子)と誠士のこどもがありす??

蒔子は新人で五條製薬に入った時に、優しくフォローしてくれた先輩・誠士をひそかに思っていて、思い切って告白して結婚に至った。と以前話していました。

誠士も嬉しそうに恥ずかしそうに話していたから、夫婦のとてもほっこりするいい話だと思っていたんですが、この夫婦が結婚する前にありすが生まれていたことに!

ということは、元々誠士は未知子の恋人だった。ということになりますよね。

蒔子がありすを育てたがっていたのも、大好きな夫・誠士の娘だから。

妹の娘だからというより、誠士の娘だから欲しいと思ったのかも?

 

蒔子があやしいその3!

蒔子は未知子に嫉妬していた!

25年前の火事の話にはまだまだ知られていないことがありました。

五條製薬の研究所にいたのは、蒔子、誠士夫妻、心護(大森南朋)、晁生、そして未知子。

さらにもう一人、9話で、岡部たかしさん演じる温田実という人物もいたことが分かりました。

25年前の火事を調べていた百花(大友花恋)からも情報です。

百花ちゃんも気になるととことんのめり込むタチなのか、心護と誠士が火事と横領のことで話をしているのを聞いてしまったからか、とても親身になって調べてくれています。

まぁ、ほとんどは百花の手先になってしまった三國谷優作(前原瑞樹)が調べてくれていたことですが。

 

その温田さんは、火事の原因が薬瓶を落として発火してしまった事故と処理されたことに疑問を感じ、火事の直後五條製薬を退職していたのです。

その温田さんによると、火事は、ありすたちが疑っていたように放火だという。

試薬の瓶が割れただけで発火する薬品は、当時ラボになかったはず。

温田さんが自力で調べて、その薬品名が「ジエチル亜鉛」ということが分かった。

しかし誰かが持ち込まないとないはずの薬品。

当時研究所は特殊な物質を扱っている時期で、入れる人は限られていた。

何度となく出て来ていた研究所の人たちの写真は、この温田さんが撮ったもの。

この写真に写っている人たちが、研究所に入れた人たち。

心護、晁生、蒔子、誠士、未知子、そして写真を撮った温田さんの6人。

この6人の中にジエチル亜鉛をラボに持ち込ん人物がいる。と断言。

さらに温田さんは、未知子は化学の天才という。

蒔子が、妹との才能の差に嫉妬していたとのこと。

温田さんは、蒔子が未知子を殺そうとしたのでは?とまで言っていました。

 

これはかなり有力な情報!!!

 

ここまでの情報で、横領も放火も全部蒔子がやったんじゃないか?という疑いが濃厚になってきました。

 

え~!

信じたくない

ありすはお母さん代わりに頼ってきた蒔子を疑くない。と苦しんでいました。

直接問いただしに蒔子の元に乗り込んだありす!

 

優しい人、いい人だったと思っていた蒔子の表情がどんどん変わっていくのが恐ろしかったです。

 

未知子の才能、

未知子の恋人

未知子の娘

 

全部が羨ましくて殺そうと思った。

 

未知子を殺そうと思う動機が揃ってきた感じです。

蒔子自身は子供がいないですし、大好きな誠士の子どもだから余計にありすを育てたいと思っても不思議じゃない。

という方向の描き方でした。

 

でも待って!!!

子供が居なくて才能もなければ、才能があって子供もいる人を殺そうと狙う?

子供もいない、才能もない私からしたら、そういう人物に描かれる蒔子がかわいそうに思ってしまう。

子供がいない、子供が欲しいからって、持ってる人を狙うなんて描き方して欲しくないな~~。

私なら、きょうだいのものを奪ってまで、自分のものにしたいと思わない。

ちょーっと、子供がいない人は思いつめて何する分からないみたいな発想、腹が立つな~~。

 

まぁ、今は疑われてるだけで本当に蒔子がやったとまでは断定できないけど!!

心護と誠士は、蒔子をかばってずっと黙って来たのでは?

私としては、蒔子がやったと思いたくないけど。

そういうことなのかな~~。

 

なんだか嫌な展開になってきた。

 

次回には真相がわかるのかな?

 

以上、『厨房のありす』9話ネタバレ感想と妄想考察でした。

 

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春になったら 9話のあらすじと感想 雅彦の遺影を瞳が撮影!タイムカプセルの中身は?

2024年3月11日月曜夜10時からフジテレビ系列でドラマ『春になったら』9話が放送されました。

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前回、8話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 椎名瞳(奈緒)…28歳。助産師。一馬と春、誕生日に結婚の予定。6歳で母を亡くし、父娘ふたりで暮らしてきた。売れない芸人で10歳年上の一馬との結婚を父・雅彦に反対される。治療を拒否する雅彦に治療を受けてほしいと思い、わざと結婚話で心配させるが、全部見抜かれていた。
  • 椎名雅彦(木梨憲武)…瞳の父。62歳。実演販売士。すい臓がんで余命3ヶ月。春までに死ぬという。治療だけに専念して普通の生活が出来なくなることを嫌がり、治療を拒否。緩和ケアしてもらって生きていくことを選ぶ。
  • 川上一馬(濱田岳)…お笑い芸人。瞳の婚約者。芸名は、カズマルくん。瞳とは10歳年上。バツイチで子どもがいる。
  • 川上龍之介(石塚陸翔)…一馬の息子。
  • 神尾まき(筒井真理子)…雅彦の姉。瞳の伯母。花屋。
  • 椎名佳乃(森カンナ)…瞳の死別した母。
  • 岸圭吾(深澤辰哉)…瞳の学生時代からの友人。葬儀屋。学生時代から瞳が好き。
  • 大里美奈子(見上愛)…瞳の学生時代からの友人。OL。岸が好きな様子。
  • 阿波野弘(光石研)…桜鈴会病院の緩和ケアの医師。
  • 杉村節子(小林聡美)…杉村助産院の院長。瞳の上司。
  • 斎藤愛里(影山優佳)…杉村助産院の助産師。瞳の同僚。
  • 矢萩亜弥(杏花)…20歳の妊婦。妊娠をきっかけにショップ店員を辞めた。
  • 矢萩祐作(金子隼也)…亜弥の夫。亜弥の妊娠を知り、専門学校を辞めて働く。
  • 中井義広(矢柴俊博)…実演販売会社『ヨッシーコーポレーション』の社長。
  • 加賀屋吾郎(葵揚)…『ヨッシーコーポレーション』勤務の実演販売士の見習い。
  • 森野舞衣(橋本マナミ)…ブライダル会社Lily Braidal。黒沢の先輩。
  • 黒沢健(西垣匠)…Lily Braidalの社員。瞳、一馬の結婚式を担当する。

 

9話のあらすじ

2024年3月6日。

瞳(奈緒)と一馬(濱田岳)は、結婚式で出す料理を試食していた。

ウェディングプランナーの黒沢(西垣匠)は、予算内に収まるし雅彦(木梨憲武)には別メニューに出来ると気遣ってくれる。

しかし瞳と一馬は、これまでの希望と違い、お父さんのために何か特別なことをしたいと新たな希望を言い始める。

黒沢は、お父さんに一番何を伝えたいのか?と二人に聞くが答えられない。

以前は言うことがコロコロ変わる瞳たちに辟易していた黒沢だったが、結婚式の日が迫って来て、とことん付き合う覚悟が出来ており、2人の希望に合う式を考える。

そんな黒沢を見た先輩の森野(橋本マナミ)は、ウェディングプランナーらしくなったと黒沢の成長を喜ぶのだった。

 

一方。

雅彦(木梨憲武)は、岸(深澤辰哉)が勤める葬儀屋に行き、明るい葬式にしたい。と希望を伝えていた。

話は遺影の話に及んだが、葬式に訪れてくれた人が笑ってしまう写真がいいと言う雅彦。

岸から話を聞いた瞳は、そんな写真はないと言う。

そこで岸は、瞳が遺影を撮ってあげるよう提案。

大学の写真部だった瞳、美奈子(見上愛)、岸は、機材を持って瞳の自宅を訪れ、雅彦に色んなポーズをとらせ写真を撮っていった。

そのなかには、雅彦が仕事の時によく撮っていたグラッチェポーズ。カズマルくんの「ドンマイドンマイ」のポーズもあった。

普通のポーズも取らせようと瞳が雅彦の横に言って指導。

そのにこやかで穏やかなシーンも岸君が撮影。

和やかに遺影撮影は終わった。

撮影後。

雅彦からもらったお礼のお金で昼食を取る瞳と美奈子。

美奈子と岸のおかげで、悲壮感なく遺影撮影を終えられたことに感謝する瞳。

美奈子は新しい出会いをしていて、岸以外の人と話すことに新鮮さを感じ、新しい道に進んで行っていた。

 

夜。

撮った写真から、遺影候補を選ぶ瞳と雅彦。

心置きなく…と言いかけた雅彦だが、まだ小学生の時に埋めたタイムカプセルを開けていないことを思い出す。

体調の悪化で雅彦は出歩けないので、瞳がタイムカプセル捜索を買って出る。

一馬とふたりで勇んで出かけたが、雅彦の出身小学校は廃校となっていて、立ち入り禁止。

頑丈なフェンスに阻まれ、タイムカプセルを埋めたという校庭に入れず。

だが、小学校へ行く道中で女子高生に「ドンマイドンマイの人。」と顔をさされたカズマルくんこと一馬。

雅彦は、カズマルに早く売れて欲しくてネタのダメ出しをしてしまうのだった。

 

後日。

家に来てくれた雅彦の姉・まき(筒井真理子)に、もし結婚式に出られなかったら渡して欲しいと言って、人生ノートの収納場所を教える。

死を覚悟している弟を褒めるまきは、泣いてられないと自分も弟の覚悟を受け止める。

瞳の結婚式までは頑張れと励ましていた矢先、バタッと倒れてしまった雅彦。

阿波野(光石研)の病院に入院。

がんが肺にまで転移していることが分かった。

阿波野は、症状が落ち着くまで入院。雅彦が希望する自宅療養がこの先できないかもしれないと言う。

しばらく様子を見て、退院できるかどうかを判断することになった。

倒れてしまったことで、すっかり弱気になる雅彦。

そんな雅彦を励まそうと、タイムカプセル捜索をすることにした瞳。

夜。

一馬と二人で学校のフェンスを乗り越え、校庭に忍びこむ。

雅彦が言っていた校庭のはしっこの大きな木の下を目印に、何か所か掘ってみるが見つからない。

が、一馬が掘った穴からなにか金属音に当たった音がし、掘り進めると、古いカンカンが見つかった。

喜んで大きな声を出して騒いでしまい、巡回中の警察官に見つかってしまう。

ヘッドライトをつけて見るからに怪しい二人。

一馬は、瞳を逃がして自分だけ警察に捕まる。

翌朝。

瞳は、入院中の雅彦にタイムカプセルを届けた。

タイムカプセルの缶の中には、当時集めていたミニカー。石。まきと二人の写真2枚。

「未来のぼくへ」と自分に向けた手紙が入っていた。

  • スターになっていますか?
  • 空飛ぶ車に乗っていますか?
  • ノストラダムスの大予言は当たりましたか?
  • 宇宙旅行には行きましたか?
  • タムチのゴードンには会えましたか?
  • お姉ちゃんは真面目になっていますか?
  • 世界一かわいい人と結婚して子供は10人家族。仲良く暮らしていますか?
  • 100歳まで生きていますか?

 

子供らしい質問に微笑みながら、1つ1つに答えていく雅彦と瞳。

雅彦は

「最高に楽しい。今になってますよ、雅彦!少年時代の雅彦。」

「子どもの頃考えているより、想像以上に楽しかった。」

 

幼かった自分に話しかける雅彦。そして瞳に

「最高、最高に…いや、いい人生だった。サンキュー。」

とお礼を言う。

「生まれ変わってもまた同じ人生がいいですか?」

と瞳が聞くと

「そこに佳乃と瞳がそばにいてくれたら。」

と語るのだった。

瞳は

「春になったら、私の結婚式に出席してね。春になったら一緒に桜見よう。」

と言い、雅彦も了解した。

そして改めてタイムカプセルを見つけてくれたお礼を言うのだった。

 

病院出た瞳に、杉村助産院から連絡が入った。

瞳が分娩補助を担当する矢萩亜弥(杏花)に陣痛が始まって、助産院に運ばれるという連絡だった。

瞳は、助産院に急行するのだったーーー。

 

…というお話でした。

 

遺影撮影素敵だった

お葬式に来てくれた人が笑える遺影がいい。

雅彦の希望で、岸君と美奈子に協力してもらって、瞳が遺影撮影をしていました。

その撮影風景が、もう素敵でした。

笑顔にあふれていて。幸せそうで。

瞳と雅彦がじゃれ合う姿を思わず撮ってしまう岸君の気持ちが、画面から伝わってきました。

いいドラマですよね、ホント。このドラマ。

リアル!

ほっこりする。

遺影撮影なんて!!

不謹慎だという人もいるでしょうが、この幸せそうな雰囲気よ!

なんでこんな素敵な話を作れるかな?

亡くなるまでの数か月をこんな素敵に過ごせるかな?

いいドラマだ。

 

タイムカプセル

タイムカプセル、かわいかったです!

大人の自分に向けた手紙は、「~~になっていますか?」がひな形だったんでしょう。

私も、21世紀の自分に向けた手紙に「素直になっていますか?」って書いていましたから、雅彦のタイムカプセルの話は身近に感じました。

雅彦は、自分のことだけじゃなくて、お姉ちゃんが真面目になっているか?まで聞いていて、小学生当時の雅彦の小さな世界が伺えて、キュンとしました。

お姉ちゃんがヤンキーになって、心配だったんでしょうね。面白かった。

きょうだいのいい関係性が今でも続いてるだから、スゴイですよ。

 

いや~、9話もよかったな。

雅彦が倒れて入院して、いよいよと思って怖いですが、この瞳と雅彦親子の世界観、ずっと見ていたい。

 

以上、『春になったら』9話のあらすじと感想でした。

 

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さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~第9楽章(9話)のあらすじと感想

2024年3月10日日曜から、TBS系列でドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第9楽章(9話)が放送されました。

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前回、第8楽章(8話)の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 夏目俊平(西島秀俊)…20代の頃から海外のオーケストラで活躍してきた元指揮者。大好きな音楽に対して、アパッシオナート(情熱的)だが、音楽以外はポンコツ。5年前のできごとをきっかけに家族の前から姿を消し、音楽の世界からも離れる。が、数十年ぶりに帰国。晴見フィルハーモニーで指揮をすることになる。
  • (芦田愛菜)…俊平と志帆の娘。晴見市役所の総務課で働く実家暮らしの20歳。5年前の出来事で父親と決別。父と違い音楽を嫌い音楽のない人生を送る。突然の父の帰国で、気まずさを抱えながら同居することに。職場では、総務課から応援で文化振興課に異動。晴見フィルの活動拠点のあおぞらホールで、廃団が決まった晴見フィルの後片付けを命じられる。
  • 志帆(石田ゆり子)…響と海の母。率直な物言いをする性格。俊平と結婚後は画家になる夢を捨てポンコツな俊平の世話をしていたが、5年前のできごとをきっかけに子どもたちを連れて夫の元を去る。実家の晴見市で暮らし俊平と連絡を断っていたが、晴見フィルハーモニーの指揮者として、団長の古谷に俊平を推薦。自分がいなくなることで俊平と響が交わることを期待し、フランスまで仕事に行くと嘘をついて俊平を帰国させ、強引に子供たちと同居するように持って行く。本当は日本にいて、古谷だけが居場所を知ってる。ということだったが…。
  • (大西利空)…俊平と志帆の息子。フランスからの帰国子女で高校2年生。コミュニケーション能力が高く、父と姉のあいだに立ってフォローする役割をしてくれる。フランスに行ったはずの母らしき人物を近所のスーパーで目撃する。

<<晴見フィルハーモニー>>

  • 古谷悟史(玉山鉄二)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーの団長。ファゴット担当。誠実で心優しい。楽団の廃団を阻止するために俊平を指揮者として迎えようと奮闘。志帆がフランスに行かず日本にいることを俊平に秘密にしている。
  • 森大輝(宮沢氷魚)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーではトラペットを担当。小学生の時から吹奏楽をやり、持ち前のポジティブさで人一倍練習熱心。だが、感情が表に出てしまい音程が安定せず。同僚の響とは職場仲間で、次第に関係を深める。
  • 近藤益夫(津田寛治)…建設会社社長。晴見フィルハーモニーコンサートマスター。バイオリオン担当。クラシックが大好きで、指揮者になるのが夢。楽団ではボスだが、家族には相手にされていない。
  • 谷崎天音(當真あみ)…高校2年生。クラシックに憧れ、音楽経験ゼロで晴見フィルハーモニーに入団。楽天的で楽器演奏を甘く見ているところがある。しかし明るさの裏に秘密あり。
  • 内村菜々(久間田琳加)…大学生。プレッシャーに弱いティンパニー担当。真面目で練習熱心。高校時代にトラウマがあり、自信が持てていない。欠員が出ているチェリストに、自信が推している羽野蓮を俊平に紹介する。
  • 羽野蓮(佐藤緋美)…工場勤務をする寡黙でクールな青年。幼い頃からの才能に恵まれていたチェリスト。かつてCDデビューまでして活躍していたが、儲け重視でやりたい音楽ができなくなったことと、自分が音楽をやることで父の会社のお金を母が使い込み、不仲になったこともきっかけで音楽活動を辞めていた。俊平と出会い、晴見フィルハーモニーに誘われる。
  • 倉科瑠李(新木優子)…プロのオーケストラを渡り歩いてきたフルート奏者。恋愛絡みで問題を起こし、数々のオケをクビになって来た過去がある。狙った獲物は逃がさない"カルメン"。晴見フィルからの誘いを何度も断っている。が、また恋愛沙で問題を起こし、所属していた楽団を試用期間のあいだに解雇されてしまう。古谷のスカウトで、廃団が決まった晴見フィルに次の楽団が決まるまでと決め入団する。次は俊平を狙っている。

<<その他>>

  • 白石一生(淵上泰史)…晴見市長。前市長が建てた晴見市あおぞら文化ホールをお荷物だと考えており、音楽もお金にならないものだと言い、晴見フィルハーモニーの俊平と対立する。市議会で晴見フィルの助成金をの打ち切りと廃団が決議されたことで、晴見フィルへの圧力を強める。
  • 鏑木晃一(満島真之介)…謎の男。5年前の俊平の事件を知っている様子で晴見フィルハーモニーへ近づく。この男の存在が楽団に波紋を呼ぶ。俊平の元マネージャーということが分かる。
  • 小村二朗(西田敏行)…大輝の祖父。「うたカフェ二朗」と店主。晴見フィルハーモニーの最古参で、ほとんどすべての楽器を演奏した経験がある音楽好き。俊平の過去を知っているらしく、俊平の良き相談相手。

 

第9楽章(9話)のあらすじ

父である白石市長(淵上泰史)の前で、圧巻の演奏をしてみせた天音(當真あみ)ちゃんの演奏を思い出し余韻に浸る俊平(西島秀俊)に海(大西利空)。

特に響(芦田愛菜)は、涙を流して放心状態でいた。

響はヴァイオリンの素晴らしさを思い出し、幼い頃に音楽に初めて触れた思い出と共に、父と競演できなかった思いを思い出させるものだった。

 

そんな時。

SNS動画を送って応募していた仙台のオケフェス、最後のワイルドカード敗者復活枠に、晴見フィルが入ることが出来た。

海が編集してくれた動画のおかげだと感謝する俊平(西島秀俊)たち。

晴見フィルの動画のなかで、一番注目されたのはなんと!長年の夢をかなえ指揮棒を振ったコンマス・近藤(津田寛治)の姿!

テレビ番組で、指揮をする上で大事なことは?と問われ

「アパッシオナート、音楽への情熱です!」

と語る近藤。妻と娘にも初めて「カッコいい!」と言われ喜んでいた。

 

オケフェスの参加権を得た晴見フィルだが、仙台への交通費、宿泊費、楽器運搬費や衆生のための練習場など、あおぞらホールが使えない今、資金をどうやって得るか?が悩み。

最後はマエストロのお気に入りの曲で締めたい。という古谷(玉山鉄二)の提案に、鏑木(満島真之介)がシューマンの「ライン」を推す。

「ライン」は、シューマンが親友とお子さんを亡くしたあとに作られた曲。

俊平は、ドイツにいた時に響とよくライン川沿いを散歩していたことを思い出す曲。

そして、シュナイダー先生を追ってヨーロッパに言って初めて指揮をした思い出の曲。

5年前、活動休止する前に最後に指揮をした曲でもあるのだ。

鏑木は、その曲を俊平に提案することで、俊平と響のわだかまりを解消する一助になれば…と、シュナイダーから俊平に宛てた手紙も渡す。

手紙には楽譜も入っていて、その曲調を聞き川沿いに住む町の雰囲気が浮かび、晴見フィルの楽団員たちも浮かび、夢中になって交響曲を書き上げた。

 

オケフェスに出場するための資金に困っていた晴見フィルは、街角で募金活動を始める。

フルート担当の瑠李(新木優子)が、高校時代の先輩のツテで借りられた保養施設を練習場として確保。

楽団員のみんなで合宿することに。

ほかのお客さんのために無料でコンサートを開くことを条件に、土日、無料で借りることが出来た。

俊平は、楽団員たちと初日に即興で奏でた音を元に作った「晴見シンフォニー」の楽譜を楽団員たちに配り、「ライン」と一緒に演奏して欲しいとお願い。

楽団員たちは、喜んで俊平の提案を受けた。

その合宿キャンプに、大輝(宮沢氷魚)から誘われた響も参加。

シュナイダーが俊平に宛てた手紙を勝手に読んだ響は、5年前、自分がヴァイオリンのコンクールのファイナルを棄権した時のことと、シュナイダーが高松で俊平と出会った状況が似ていたことを知る。

  • 俊平が音楽に出会ったきっかけを作ったシュナイダーの交響楽団に、俊平が呼ばれていること。
  • そのシュナイダーが妻の死をきっかけに音楽から遠ざかった時期に俊平と出会い、また音楽への情熱を思い出したこと。
  • 音楽から遠ざかっていた響が、俊平と再会しまた音楽に触れるようになったこと。

全てが運命だと感じた響は、これまで開封すらしてなかった5年間の俊平からの手紙をやっと読んだ。

  • 夢が破れたこと。
  • 精いっぱいだったコンクールのセミファイナルの演奏に、ダメ出しした俊平の言葉にショックを受け、事切れてしまい「パパのせいで音楽が嫌いになった。」と言ってしまったこと。

やっと全てを認め、受け入れることが出来た響。

俊平が帰国して音楽に触れたことで、遠ざかっていた音楽をまたやろうという気になったのだ。

当初夢見ていた、俊平の指揮で「ヴァイオリンコンチェルト第2楽章」を、ソリストとして演奏……??

ではなかったが、家のピアノを俊平が弾き、響はヴァイオリンを弾くということで、やっと父娘競演をすることが出来た。

完全に打ち解けた父娘。

黙って2階で聞いていた海も、声を殺して泣く。

「ごめんね。私、ひどいことを言った。」

 

響は、やっと俊平に謝ることが出来た。

長いお休みは終わりにして、前に進もうと言う響。

「おかえり、パパ。」

やっと素直に言葉に出せたのだった。

 

…というお話でした。

 

音楽しか見てなくて、響きを見てなかった俊平

ずっとこじらせ響が嫌いでした。

でも、パパと演奏したいがためにずっと必死になっておかしくなるまで練習して、お母さんは気付てくれていたのに、パパは、娘の一番の演奏とも気づかず、もっといい演奏ができると思って、ダメ出しをしていた。

これが、響が5年間父親に対してこじらせていた原因。

まぁ、傷つきますよね。

まだやれって言うの?と感じて。

素直に、これが最高の演奏だったのって言えてれば5年もこじらせることもなかったのに。

響の高すぎるプライドも、ダメになった原因ではありますよね。

 

ーーーまぁ、とにかく理解し合えてよかったです。

「分かってない!」って、何も説明せずに無視し続けるなんてやっぱりやり方が汚いと思うし。

響の孤独と寂しさは理解できても、俊平に対する態度はいいと思わない。

嫌いが好きにはならなかったです。

 

さよならの意味

次回は最終回。15分拡大になるそうです。

さよならマエストロ。のタイトルの「さよなら」の意味も明かされるそうですよ!

俊平がドイツに行くってことになるんでしょうーー!

 

新しい晴見フィルの指揮はコンマスさんで、新しいコンマスは響、かな?


そして!

天音ちゃんの頑張りを認めた市長が心変わりして晴見フィルは存続。

平和に終わるんじゃないでしょうか?

なーんて、私の勝手な予想です。

 

どういう結末になるのか、楽しみです。

 

以上、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第9楽章(9話)のあらすじと感想でした。

 

 

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厨房のありす 8話のあらすじと感想 晁生の死の真相は?百花が五條製薬に興味を持つ

2024年3月10日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』8話が放送されました。

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前回、7話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。父・心護からは母は死んだと聞かされており、育ててくれる恩があるので信じているふりをしている。住み込みでホールのバイトに来た倖生に徐々に心を開き始めている。
  • 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
  • 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にありすの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。こだわりが多いありすに振り回されながらも、優しく寄り添う。思いを言葉にしないため、周りに誤解されることが多い。大学の研究室の心護に会いに来た誠士を見て、複雑な表情を見せる。
  • 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。蒔子からの再三の電話も出ず。誠士から五條製薬に戻って欲しいという蒔子の気持ちを伝えられても断った。

<三ッ沢工務店>

  • 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
  • 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
  • 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
  • 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)和紗の長男。冷静。
  • 三ッ沢銀之助(湯本晴)和紗の二男。野菜嫌い。

<東名大学>

  • 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
  • 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
  • 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていたらしい。倖生が住み込みバイト先のありすと近づいていることに不満。誠士と倖生の関係を知っている様子。

<ありすのお勝手>

  • 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
  • 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
  • 柏原優奈(新井郁)和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。

 

  • 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。

<五條製薬>

  • 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。ありすが母だと思ていた人物だが、ありすの母・未知子の姉だった。
  • 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。ありすを五條製薬にとって役に立たない人間だと思っている。
  • 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。ありすと蒔子をあせたくないようだが…?

 

8話のあらすじ

心護(大森南朋)は、倖生(永瀬廉)の父・晁生は横領していない。濡れ衣を着せられたと言う。

五條製薬の研究所の所長をしていた晁生。横領された研究費が所長名義の隠し口座に入れられていたが、晁生自身は口座の存在すら知らず。

横領の罪を被れば家族の生活を保障する。もしバラせば息子の安全は約束できないと何者かに脅されていたという。

先日心護が晁生を殺したと言っていたのは、晁生が自殺した前日に会っていたのに晁生の気持ちに気付けず見殺しにしたことを後悔しての言葉だった。

倖生は、創薬の研究所の所長をしていた父・晁生を誇りに思っており、自分も創薬の道、化学の道に進みたいと言っていた。

晁生は、死の直前に心護に倖生の話ばかりをしていて、倖生を愛していたと語る心護。

結婚は不本意だったかもしれないが、倖生の誕生を喜び、倖生を愛していた。

その倖生に失望されたくなくて自殺したのでは?と話す心護。

事実を知った倖生は、晁生が自殺したのは、自分のせいなのか?と落ち込む。

ありす(門脇麦)は、そんな倖生にどうしてあげたらいいのか?入院中の和紗(前田敦子)に相談すると、ありすが倖生を支えてあげたらいいのでは?と言われる。

ちなみに和紗の娘の名は、前にありすが「虎虎愛」と書いて「ここあ」と名付けの提案をしていたが、正式には「心愛」と名付けられていた。

続けてありすは、三ツ沢工務店に行って和紗の家族に相談していると、和紗と金之助(大東駿介)の長男・虎之助(三浦綺羅)が学校の同級生と社会科見学にやってくる。

虎之助にカッコいいところを見せようと張り切る金之助は、和紗が救急車で運ばれた時に慌てて痛めた右腕を隠しながら、子供たちに大工の仕事の説明をする。

張り切る父・金之助を見て和紗の父・定一郎(皆川猿時)は、父という生き物はいいところを見せたいと思うもの。

倖生の父・晁生が息子にいいところを見せようと無理した気持ちも分かる。とありすに話す。

定一郎の話を聞いてヒントを得たありすは、あらゆる動物の父の姿を調べて倖生に教え、父という生き物がどういうものか?を教えようとする。

ありすの行動に疑問を感じた倖生は、なにか吹き込んだのだろうと入院中の和紗に追及するが、逆にありすに元気なフリをしてみせればいいだろう?と言われてしまう。

早速夕食時から元気を装う倖生だったが、すぐに無理をしているとありすにバレてしまう。

ありすは、次に蒔子(木村多江)に相談。

蒔子は、夫の誠士(萩原聖人)が、火事の時にありすの母・未知子(国仲涼子)を救い出したものの亡くなってしまい落ち込んでいた時に、クラシックコンサートに誘い、リラックスさせたエピソードを披露。

倖生とありすは付き合っていると思っている蒔子は、水族館のチケットを渡し倖生と行くように仕向けた。

一方。

倖生の誕生日祝いの食事会以来、失恋した松浦百花(大友花恋)は会社を休み、心護の大学にも通ってきていなかった。

一緒に行くはずだった学生の礼央(橘優輝)と栄太(堀野内智)は、倖生が、百花とありす、どっちと付き合うようになったのか?と心護に問い詰める。

が、何も知らない心護は戸惑うばかり。

その上で、家でありすが、倖生に自分たちは付き合っているのか?と問い詰めデートに誘っているのを見て余計に心配する心護。

ありすに倖生との仲について聞くと、倖生とありすの交際を阻んでいた晁生の死だが、心護は悪くないのが分かり交際を阻むものはない。と断言するありすに押され、何も言えなかった。

水族館デートの日。

相変わらず明るく振る舞う倖生。それでもなんとかデートを続けていたが、イルカショーで水を被ってしまったありすがパニックを起こし、デートは中断となってしまった。

謝るありすに、楽しかったと言う倖生。

そんな倖生を、無理をしてると責めたてるありす。

倖生は「俺の気持ちなんかありすに分かんないだろう!」と大声で怒鳴ってしまった。

お互いを思っているのに、すれ違ってしまうふたり。

デートから戻り、清掃のバイトに出てきた倖生から、話を聞く心護。

倖生はありすを傷つけてしまったことと、研究所の所長になった父を無責任に喜んで自慢していた自分が父を追い込んだのでは?と考えてしまうと話す。

晁生にどう接すればよかったか?同じように悩む心護は「悔しいね。」と言葉で寄り添うのだった。

 

後日。

入院中の和紗が、金之助が右腕を痛めていることに気付く。

金之助は、社会科見学がきっかけで学校の飼育小屋の建設を請け負っており、虎之助にカッコつけたくてそのことを隠し、一人で完成させようとしていた。

黙っていたことを叱り、自分があとを引き継ぐと言う定一郎だが、自分が完成させると言って聞かない金之助。

そんな金之助に倖生は

「後遺症が残ったりしたらどうするんですか?」

「虎のために腕使えなくなったよ、とでも言うんすか?」

「そうなったら虎之助君がどう思うかとか想像したことあるんすか?勝手っすよ。」

 

と、息子のカッコつけたい父・金之助に、自分の父・晁生への怒りが重なり、ぶつけてしまうのだった。

 

その後。

清掃のバイトに出かけた倖生と入れ替わるように来店した百花。ありすから弁当をもらった時に言った失礼な発言を謝る。

しかしありすは、自分が空気を読めないのは事実で、百花の言うことは間違っていない。

自分は、倖生が言って欲しい言葉も分からないし見当違いなことばかりをしてしまう。

倖生にはふさわしくない。と言う。

その言葉にまたカチンとくる百花。

「私は空気読めるし気も遣える。でも…選ばれなかったの。」

「私に勝ったあんたがふさわしくないわけないでしょ?」

 

と言う。

何を言われているか分からないありす。百花も倖生が好きなのを、百花から聞いて初めて知る。そんな鈍感なありすにますます腹を立てる百花。

「絶対あんたより私の方が倖生君のこと好きだから!」

という言葉に、ありすも

「そんなことはありません!私の方が倖生さんが好きです。」

言い合いになるふたり。

バカらしくなった百花は、ありすの料理を注文。

ありすの料理を食べ、美味しいと言う百花。

「あんた本当贅沢だよね。これが作れれば十分じゃん。」

「空気が読めないとか気も遣えないとかって言ってたけど、そんなのほかの奴に任せればいいんだよ。」

「倖生君の世界にはあんたしかいないわけじゃないからね。」

「全部一人で背負っちゃってさ。」

 

百花の言葉に、勇気づけられたありす。

心護と定一郎、金之助、倖生を集めみんなで協力すればいいと説く。

飼育小屋は、金之助一人がやるのではなく、みんなで作ることになった。

テキパキと後輩に指示を送る父・金之助をカッコよく感じる虎之助だった。

 

一方。

ありすにエールを送る形になってしまった百花は、野菜を配達に来た優作(前原瑞樹)とバッタリ会っていた。

優作は以前、倖生と一緒にいた百花を見かけ恋に落ちており、飲みに誘う。

散々、百花から失恋のグチを聞いた優作だったが、百花が調べていた五條製薬の火事の新聞記事を見て、生き残った女の子はありすだと教える。

百花は25年前の火事は放火だったのか?と心護を追及したが、はぐらかされてしまった。

その後。

訪ねてきた誠士に

「もう逃げきれないぞ。もう隠し通せない。横領のことも。火事のことも。」

と言っていた心護。

誠士は

「どうするって、美知子が殺されたと知ったら、ありすはどうなる?」

と返し、心護は

「ありすを守るためなら、俺は何でもやる。」

と決意めいたことを言っていた。

会話を聞いてしまった百花は、ありすと倖生に報告。

 

一方。

臨床試験を依頼していた西都大学の柳田から、10年前の薬の改ざんデータを買い取った蒔子は、一人証拠を燃やしていたーーー。

 

…というお話でした。

 

百花が五條製薬に興味を持つ

倖生に片思いをこじらせているだけに思えた百花ちゃん。

五條製薬について色々調べていました。

倖生のお父さん、晁生の横領が真実なのか?確かめたいのでしょう!

恋が叶わないなら、せめて役に立とう!とでも思ってるのでしょうか?

 

25年前の火事のこと。

まさか心護を問い詰めるとは思いませんでした。

なんでそんなに関わろうとする?

頑張ってるな~、百花ちゃん。

しかも、心護と誠士の会話をありすと倖生に伝えるなんて、急に探偵みたいなことし始めてどうした?どうした?

一番頑張ってるのは、失恋に耐えて、事件も調べる百花ちゃんなのでは??

先週までは、腹立つキャラだと思ってましたが、急にカッコいい面白いキャラになってきました。

百花ちゃんを応援します!

 

横領のお金のゆくえ

心護が晁生を殺した?横領するように唆していた?

前回の終わりでは、晁生の妻がそう疑っていたことが描かれていました。

しかし!

今回のはじめで、心護は晁生が自殺する前日に会っておきながら止められなかったことを悔やみ、見殺しにしてしまったという意味で、殺したと発言していたのが分かりました。

うーん。

本当に横領していたのは誰?

まずそのお金は、データを改ざんした柳田先生に行ったんでしょうね!

たくさんお金をもらったって言ってたし。

 

ありすが、晁生に横領の罪を被らせた人物を見つけよう!と言ってましたが、誰でしょう?

横領をしたのは誠士?蒔子?

蒔子はデータを買い取るほど追い込まれてますしね。

後ろめたいんでしょう!

 

放火犯は?

次に、放火犯は誰か?

横領は誠士でしょうけど、未知子を助けてるし、放火犯は誠士じゃないはず。

なんで研究所を燃やす必要があったのか?

なにか恨まれているのは間違いないと思うのですが。

未知子を殺す目的の放火なのか?放火して偶然その場に未知子がいて、結果殺すことになってしまったのか?

その時は、誠士も蒔子も心護もみんな、いち研究者だったはずなので、みんな権力はなかったはず。

放火の件は、これまで出てきた登場人物は関係ないような気がします。

薬のことで副作用か何かで被害を受けた人がいて、その人に恨まれて放火されたんじゃないかな?

誠士も心護も、放火の件は怒りがあるみたいだし。

さぁ!

真犯人は誰か?

ありすと倖生は見つけ出せるのでしょうか。

 

次回も必ず見ます!

 

以上、『厨房のありす』8話を見たあらすじと感想でした。

 

 

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春になったら 8話のあらすじと感想 瞳の結婚式の準備がはじまる!雅彦は最後の仕事へ!

2024年3月4日月曜夜10時からフジテレビ系列でドラマ『春になったら』8話が放送されました。

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前回、7話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 椎名瞳(奈緒)…28歳。助産師。一馬と春、誕生日に結婚の予定。6歳で母を亡くし、父娘ふたりで暮らしてきた。売れない芸人で10歳年上の一馬との結婚を父・雅彦に反対される。治療を拒否する雅彦に治療を受けてほしいと思い、わざと結婚話で心配させるが、全部見抜かれていた。
  • 椎名雅彦(木梨憲武)…瞳の父。62歳。実演販売士。すい臓がんで余命3ヶ月。春までに死ぬという。治療だけに専念して普通の生活が出来なくなることを嫌がり、治療を拒否。緩和ケアしてもらって生きていくことを選ぶ。
  • 川上一馬(濱田岳)…お笑い芸人。瞳の婚約者。芸名は、カズマルくん。瞳とは10歳年上。バツイチで子どもがいる。
  • 川上龍之介(石塚陸翔)…一馬の息子。
  • 神尾まき(筒井真理子)…雅彦の姉。瞳の伯母。花屋。
  • 椎名佳乃(森カンナ)…瞳の死別した母。
  • 岸圭吾(深澤辰哉)…瞳の学生時代からの友人。葬儀屋。学生時代から瞳が好き。
  • 大里美奈子(見上愛)…瞳の学生時代からの友人。OL。岸が好きな様子。
  • 阿波野弘(光石研)…桜鈴会病院の緩和ケアの医師。
  • 杉村節子(小林聡美)…杉村助産院の院長。瞳の上司。
  • 斎藤愛里(影山優佳)…杉村助産院の助産師。瞳の同僚。
  • 矢萩亜弥(杏花)…20歳の妊婦。妊娠をきっかけにショップ店員を辞めた。
  • 矢萩祐作(金子隼也)…亜弥の夫。亜弥の妊娠を知り、専門学校を辞めて働く。
  • 中井義広(矢柴俊博)…実演販売会社『ヨッシーコーポレーション』の社長。
  • 加賀屋吾郎(葵揚)…『ヨッシーコーポレーション』勤務の実演販売士の見習い。
  • 森野舞衣(橋本マナミ)…ブライダル会社Lily Braidal。黒沢の先輩。
  • 黒沢健(西垣匠)…Lily Braidalの社員。瞳、一馬の結婚式を担当する。

 

8話のあらすじ

2024年2月27日。

ウェディングプランナーの黒沢(西垣匠)と森野(橋本マナミ)のおかげで、3月25日の結婚式のチャペルを予約し直すことが出来た瞳(奈緒)と一馬(濱田岳)。

招待状も作成済み。式は3月25日予定通り。

プランは大きく変更し、お父さん・雅彦(木梨憲武)のための結婚式にしたいと言う瞳。

黒沢と森野は、一緒にプランを考えてくれることになった。

 

一方。

主治医・阿波野(光石研)に、娘の結婚が決まったと報告した雅彦。一馬の悪口を言いながらも、喜びを隠しきれない。

結婚式の3月25日まで元気でいないと!と言う阿波野の言葉に、気持ちを強くするのだった。

 

瞳は、美奈子(見上愛)と岸(深澤辰哉)にも式を挙げることを報告。

ずっと瞳の結婚に反対していた岸も、心から「絶対幸せになれよ。」と言って祝うことが出来た。

当初、司会を頼まれていた岸だったが、葬儀屋と結婚式では雰囲気が合わないので結局取りやめることになった。

 

ずっと自転車通勤をしていた雅彦。

足の痛みがひどくなり、自転車に乗ることが困難に。徒歩に切り替え、中井社長(矢柴俊博)に申し出て、退社の時期も早めることに。

最後の出勤日に退社式をやらせてほしい。感謝の気持ちを伝えたいという中井社長。

「最後まで椎名さんらしく仕事をしてもらいたい。」

と言い、従来の包丁やキッチンバサミでは切れなかったものが切れる「ヴィクトリーバサミ」の実演販売を雅彦に任せたいという。

ヨッシーコーポレーションオリジナル商品の販売に気合を入れるのだった。

 

夜。

夕食後の片づけで雅彦が吐血。

それまで瞳がいないところでは何回かあったが、瞳の前で吐くのは初めて。

瞳は雅彦の前では動揺を見せず、電話で一馬に不安な気持ちを話す。一馬は時間があれば自分が雅彦のそばにいるようにすると約束してくれた。

 

翌朝。

瞳が置いていった忘れ物に気付き、杉村助産院へ届けに行った雅彦。

瞳は、出産を担当することになった矢萩夫妻たちへプレママ、プレパパ教室の最中。

杉村(小林聡美)に促され、瞳が働く姿を見学した雅彦は、立派に働く娘の姿に安心するのだった。

 

3月2日。

龍之介(石塚陸翔)の授業参観に一馬と二人で出かけた瞳。

クラスメートに発表を譲ってあげていた龍之介に感激して泣いてしまう。

龍之介の真意に気付いた瞳だったが、父親の一馬は気づかない。

帰り。

塾に戻ると言って二人から離れた一馬は、雅彦と二人で初めての飲み会をする。

頑固で気が強い瞳の相手をするのは大変だろうと気遣う雅彦だが、一馬は、瞳はたくさんの愛を受けて育ってきたのが分かる。損得で人を見ない。と絶賛。

自分にはもったいないと言う。

瞳はしっかり見えて、実は寂しがり屋なのだと言う雅彦は、自分が死んだら住んでいた家で一緒に住んでくれないか?と言い、さらに

「俺死んじゃったらよろしくな。瞳のこと幸せにしてやってくれ。頼む。」

と頭を下げる。

「約束します!必ず瞳さんを幸せにします!」

感激して泣くのだった。

 

一方。

龍之介と餃子を作っていた瞳。

龍之介に一馬を好きになった理由を聞かれていた瞳は、ネタを見て一馬は人の痛みが分かる優しい人だと感じたと理由を語る。

「ちょっと頼りないパパだけど、これからもどうぞよろしくお願いします。」

「僕と一緒にパパのことを支えてあげてください。」

 

と龍之介に頭を下げられ、「こちらこそ。」と頭を下げ返す瞳だった。

 

帰宅後。

自分が妻を亡くした時に仕事に助けられたから、瞳にも仕事を続けるようにと言う雅彦。

最後の実演販売を、瞳に見に来てもいい。と恥ずかしがりながらも許可。

 

翌日の3月3日。雅彦の仕事最終日。

弁当を作って見送る瞳。

助産師の仕事の帰りに雅彦が実演販売するショッピングモールに駆け付ける予定だったが、担当する妊婦・亜弥(杏花)が、痛みを訴え夫とともに駆け込んでくる。

不安がる亜弥を落ち着かせ、じっくり診察する瞳。

前駆陣痛だと診断。リラックスしてお産まで過ごしてくださいと言い、安心させた。

 

一方の雅彦は、いつも通り明るく実演販売をし、200個在庫があるハサミをどんどん売って行く。

時折痛みが走り、休憩を取りながら仕事を続ける雅彦。

群がるお客さんに囲まれ笑顔で販売する雅彦の姿を、遅れて駆けつけた瞳が何枚も写真に収めた。

見事200個完売。

閉店したあとで場所を借り、ほかの社員たちが見守るなか雅彦の退社式が始まった。

社長が涙ながらに感謝状を読み上げる。

花束贈呈してくれた加賀屋(葵揚)くんへのお返しに、雅彦は、これまで身に着けていたエプロンを渡して仕事を引き継ぐ。

みんなで感謝を伝える社員たち。

最後に円陣を組み、笑顔で退社式は終わった。



帰宅後は、瞳が作った体にいいごちそうとノンアルコールで乾杯。

長年の労をねぎらった。

「ひとつひとつ終わってくね。」

しみじみつぶやく雅彦。

死ぬまでにやりたいことリスト、あと2個残っている。

そして今回もう1つ付け加えた。

 

ーー瞳の結婚式に出席する。

 

願いは叶うのか?

そんな願いを持つ一方で雅彦は、岸君の葬儀屋にも足を運ぶのだったーーー。

 

…というお話でした。

 

結婚式の準備

雅彦から認められて、何度も延期していた結婚式の準備が始まりました。

ウェディングプランナーの黒沢さんも、雅彦の仕事を見学しに来ていて、真剣にお父さんのための結婚式を考えてくれています。

龍之介、雅彦、それぞれが自分の家族をよろしくお願いします。と相手にお願いしていて、本当に一馬と瞳は愛されてるんだな。と思いました。

龍ちゃんは大人!!

冷静に物が見れる子どもはカッコいいなと思います。

同級生のはしゃぐ子も、一歩引いてみてるんだろうな。と想像できます。

 

それぞれの家族の葛藤を乗り越えて、やっと結婚式の準備に入った瞳と一馬。

どんな結婚式になるのか?

楽しみです。

 

自慢のお父さん

今回のテーマは、雅彦の退職でした。

お父さんが大きな声を張り上げて街中で実演販売。

娘の瞳としては、中学高校の時は恥ずかしかった場面が映し出されていました。

ただでさえ、外で会う身内ってのは恥ずかしいものなのに、大きな声張り上げてるのは恥ずかしかったのかも。

 

私にも親が見せる外の顔に戸惑った過去があります。

私は、幼稚園の時に幼稚園がやる誕生会で、同じ月うまれのお母さんたちが、ほかの園生の前で一人一人出し物をする。というのをやっていて、私の母親も参加していました。

先に登場した他の子の母親は人形劇をやっていて、人形も手作り。スゴイな。と思って見ていました。

続いて私の母が登場。手にはいつも家で聞いているラジカセ。

何をするのか?と思ったら、当時子供が好きな曲を集めて録音し、それのイントロクイズをやってのけたのです。

どの母親よりも園児たちは大盛り上がり。

私はみんなのように手を挙げられなかったし、注目されている母親が恥ずかしかった。

あとで知ったことですが、母は元幼稚園教諭。こんな出し物はお手の物だったのです。

外での母親の顔に驚き、何だか恥ずかしかった覚えがあります。

 

だから!

瞳の恥ずかしさは、他の人たちから注目を浴びて輝いている別の人に見えて、そのギャップに戸惑ったのだと思います。

でも親。

お父さんが退職する日に謝れてよかったです。

みんなに好かれて愛されて。

本当に自慢のお父さんだと思います。

働くお父さんの姿を、瞳が夢中になってシャッターを切る場面は泣きました。

カッコいいお父さん。

自慢のお父さんなんだと伝わりました。

 

親の仕事を子供が見るのは大事だと思います。

人前で仕事をしている人は、バンバン子供に仕事をしている姿を見せてほしいです。

 

退社式がよかった

ヨッシー社長の感謝状。よかったです。

こんなにも退社を惜しまれる雅彦は幸せ者だ!

ヨッシー社長を演じられている矢柴さん、他のドラマではクセのある役が多いですが、今回の社長役は本当にいい人!

雅彦を大事にして、優しくて。

加賀屋くんもいいですね!雅彦を慕ってるのがよく伝わってきて。

このドラマに出てくる人、小林聡美さんの杉村院長もそうですけど、本当にいい人ばっかり。

何気ない仕事のシーンを見るのが毎回楽しみです。

 

タイムカプセル?

雅彦の、死ぬまでにやりたいことリストにあったタイムカプセル。

何を埋めたんでしょうか?

21世紀になった2001年あたり、全国色んな所でタイムカプセルが開けられましたよね。

 

私も平成元年くらいに子供会のみんなで埋めた、21世紀の自分への質問が書かれたハンカチが出てきました。

ほかの子が「今飼ってるインコはまだ生きてますか?」「ピアノの先生になっていますか?」と子供らしいかわいい質問をしているのに対して、私は、大人になっている私に対して「素直になっていますか?」と書いていました。

子供の頃からかわいくない奴だな~と、改めて今のひねくれた自分は子供の頃からだったと実感しました。

 

雅彦は一体何を埋めたんでしょうか?

早く知りたいです。

 

以上、『春になったら』8話のあらすじと感想でした。

 

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さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~第8楽章(8話)のあらすじと感想

2024年3月3日日曜から、TBS系列でドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第8楽章(8話)が放送されました。

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前回、第7楽章(7話)の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 夏目俊平(西島秀俊)…20代の頃から海外のオーケストラで活躍してきた元指揮者。大好きな音楽に対して、アパッシオナート(情熱的)だが、音楽以外はポンコツ。5年前のできごとをきっかけに家族の前から姿を消し、音楽の世界からも離れる。が、数十年ぶりに帰国。晴見フィルハーモニーで指揮をすることになる。
  • (芦田愛菜)…俊平と志帆の娘。晴見市役所の総務課で働く実家暮らしの20歳。5年前の出来事で父親と決別。父と違い音楽を嫌い音楽のない人生を送る。突然の父の帰国で、気まずさを抱えながら同居することに。職場では、総務課から応援で文化振興課に異動。晴見フィルの活動拠点のあおぞらホールで、廃団が決まった晴見フィルの後片付けを命じられる。
  • 志帆(石田ゆり子)…響と海の母。率直な物言いをする性格。俊平と結婚後は画家になる夢を捨てポンコツな俊平の世話をしていたが、5年前のできごとをきっかけに子どもたちを連れて夫の元を去る。実家の晴見市で暮らし俊平と連絡を断っていたが、晴見フィルハーモニーの指揮者として、団長の古谷に俊平を推薦。自分がいなくなることで俊平と響が交わることを期待し、フランスまで仕事に行くと嘘をついて俊平を帰国させ、強引に子供たちと同居するように持って行く。本当は日本にいて、古谷だけが居場所を知ってる。ということだったが…。
  • (大西利空)…俊平と志帆の息子。フランスからの帰国子女で高校2年生。コミュニケーション能力が高く、父と姉のあいだに立ってフォローする役割をしてくれる。フランスに行ったはずの母らしき人物を近所のスーパーで目撃する。

<<晴見フィルハーモニー>>

  • 古谷悟史(玉山鉄二)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーの団長。ファゴット担当。誠実で心優しい。楽団の廃団を阻止するために俊平を指揮者として迎えようと奮闘。志帆がフランスに行かず日本にいることを俊平に秘密にしている。
  • 森大輝(宮沢氷魚)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーではトラペットを担当。小学生の時から吹奏楽をやり、持ち前のポジティブさで人一倍練習熱心。だが、感情が表に出てしまい音程が安定せず。同僚の響とは職場仲間で、次第に関係を深める。
  • 近藤益夫(津田寛治)…建設会社社長。晴見フィルハーモニーコンサートマスター。バイオリオン担当。クラシックが大好きで、指揮者になるのが夢。楽団ではボスだが、家族には相手にされていない。
  • 谷崎天音(當真あみ)…高校2年生。クラシックに憧れ、音楽経験ゼロで晴見フィルハーモニーに入団。楽天的で楽器演奏を甘く見ているところがある。しかし明るさの裏に秘密あり。
  • 内村菜々(久間田琳加)…大学生。プレッシャーに弱いティンパニー担当。真面目で練習熱心。高校時代にトラウマがあり、自信が持てていない。欠員が出ているチェリストに、自信が推している羽野蓮を俊平に紹介する。
  • 羽野蓮(佐藤緋美)…工場勤務をする寡黙でクールな青年。幼い頃からの才能に恵まれていたチェリスト。かつてCDデビューまでして活躍していたが、儲け重視でやりたい音楽ができなくなったことと、自分が音楽をやることで父の会社のお金を母が使い込み、不仲になったこともきっかけで音楽活動を辞めていた。俊平と出会い、晴見フィルハーモニーに誘われる。
  • 倉科瑠李(新木優子)…プロのオーケストラを渡り歩いてきたフルート奏者。恋愛絡みで問題を起こし、数々のオケをクビになって来た過去がある。狙った獲物は逃がさない"カルメン"。晴見フィルからの誘いを何度も断っている。が、また恋愛沙で問題を起こし、所属していた楽団を試用期間のあいだに解雇されてしまう。古谷のスカウトで、廃団が決まった晴見フィルに次の楽団が決まるまでと決め入団する。次は俊平を狙っている。

<<その他>>

  • 白石一生(淵上泰史)…晴見市長。前市長が建てた晴見市あおぞら文化ホールをお荷物だと考えており、音楽もお金にならないものだと言い、晴見フィルハーモニーの俊平と対立する。市議会で晴見フィルの助成金をの打ち切りと廃団が決議されたことで、晴見フィルへの圧力を強める。
  • 鏑木晃一(満島真之介)…謎の男。5年前の俊平の事件を知っている様子で晴見フィルハーモニーへ近づく。この男の存在が楽団に波紋を呼ぶ。俊平の元マネージャーということが分かる。
  • 小村二朗(西田敏行)…大輝の祖父。「うたカフェ二朗」と店主。晴見フィルハーモニーの最古参で、ほとんどすべての楽器を演奏した経験がある音楽好き。俊平の過去を知っているらしく、俊平の良き相談相手。

 

第8楽章(8話)のあらすじ

響(芦田愛菜)は海(大西利空)に天音の住所を聞き出し、大輝(宮沢氷魚)と一緒に会いに行くが、父親の白石市長(淵上泰史)に門前払いを喰らい、何も言えずに帰って来た。

普段、家の者には強気でいる姉のふがいなさにがっかりする海。

響が天音のためにヴァイオリンを教えたり、家にまで会いに行ったり。その行動力に感謝する俊平(西島秀俊)。素直に喜ばない響。

話変わって。

俊平は、母校である高松城西高校の100周年記念スピーチの依頼を受け、高3の時以来帰っていなかった実家に帰る決意をする。

話を聞きつけた志帆(石田ゆり子)が一緒に行くと言い出し、鏑木(満島真之介)も離婚前の家族4人の旅行を後押しした。

出発する日。

響は、あおぞらホールに天音(當真あみ)を呼び出し、預かっていたヴァイオリンを渡し、自分で二朗(西田敏行)に返しに行くように言い

「やめるならせめて自分の意志でやめて。」

と楽譜も一緒に返した。

 

響が駅で家族を待っていると、志帆から連絡があり。

晴見フィルのみんなと行く予定だったが、古谷(玉山鉄二)が、志帆から頼まれて俊平が実家に行けるよう時間をずらしてくれており、海と志帆は行かず。

響と俊平だけが高松に行くことになったと聞かされる。

わざと俊平と二人きりにされたと憤慨する響だったが、おとなしく高松に到着。

実家に到着し、今でも現役で野球部の監督をしている父・行彦(柄本明)と無言の再会。母・裕子(梅沢昌代)には歓迎されたが、父は機嫌を悪くし、家を出て行ってしまう。

裕子から、小さい時の俊平が野球しかできない少年だったと聞かされ驚く響。

俊平はエースで4番。甲子園でもエースになれると期待されていたらしい。

そんな俊平を見てきた裕子は、響が小さい時にヴァイオリンをやっていて今は市役所で働いていても、大して驚かず。人生どう転ぶか分からない。と笑う。

夜に晴見フィルのみんなと合流すると聞かされた裕子は、おもてなしをすると言い出し、響にも手伝わせておもてなしの準備を始める。

残された晴見フィルのコンマス・近藤(津田寛治)は、退院して一人うたカフェで呆然としていた二朗と合流。

哀れなおやじ同士飲んでグチを語り合った。

 

夜。

俊平の実家に、古谷、大輝、内村(久間田琳加)、羽野(佐藤緋美)、瑠李(新木優子)が到着。

そこへ、ヴァイオリンを持って家出してきた天音を連れた海が現れ大混乱。

俊平は、天音に父親の白石市長に連絡するよう促す。

そこへ市長から着信があり、俊平が自分が責任を持って明日送り届けると約束。

だが市長は、どんな責任が取れる?と言い、礼も言わず電話を切った。

 

「何も言わずに家でなんて絶対しちゃダメでしょ。」

と言う俊平だったが、俊平自身も高3の時に父を大ゲンカして家出した過去が明かされる。

父・行彦が監督を務める城西高校でピッチャーをし、甲子園を期待されていた俊平。

羽野から高校球児から指揮者になった経緯を聞かれ、嫌々ながら話し出す。

強豪校の監督していた父の影響で物心ついた時からボールを握っていた俊平少年。親子二人三脚で甲子園に出て、プロになるのを夢見ていたという。

高2の冬。

隣の家に引っ越してきた住人・シュナイダー(マンフレッド・W)が弾くヴァイオリンの音に魅せられる。

毎朝毎晩聞こえる美しい音色が気になり、ある日シュナイダーに弾いている曲はなにか?と聞くと、「新世界より」第2楽章ラルゴ、「家路」だと聞かされる。

しかしドイツ語だったため、何を言ってるのか分からず。

初めてオーケストラの音をレコードで聞かせてもらい、衝撃を受けた俊平は、その日を境にすっかり音楽の虜となる。

音楽のことを何も知らない俊平に、シュナイダーは惜しみなく音楽のことを教えてくれた。

どんどんのめり込んでいく俊平。

野球の試合のあいだにも腕を振って指揮のまねごとをするようになる。

高3の夏。

甲子園の地方予選3回戦の日に、シュナイダーから東京で開催されるコンサートに招待された俊平。

どうしても行きたかった俊平は、家を飛び出し東京へ。

コンサート会場でチケットをなくしていることに気付き、絶望していたところに、通りかかりの男性にチケットを譲ってもらって中に入ることが出来た。

初めて生のオーケストラの演奏に触れた俊平は、指揮者になりたいと決意。

家に帰ると、怒り狂った父がシュナイダーの家に怒鳴り込む。

ヴァイオリンを破壊しようとした父を止めに入った俊平が、父を殴ってしまう。

「出ていけ!もうお前はわしの息子でない!」

と言われショックを受けながらも、父よりシュナイダーのヴァイオリンを気にする俊平。

シュナイダーは、俊平に

「きっと君のこれからの時間を豊かなものにしてくれる。」

「大丈夫。君の心の中の"アパッシオナート"さえ忘れなければ。」

「オオカミの口に飛び込んでおいで。」

 

と言い、懐中時計をプレゼント。

次の日本当に家出した俊平。それ以来、父と一度も話していない。

俊平の話を聞き、俊平が18歳の時に初めて聞いたノイエシュタット交響楽団の常任指揮者に、シュナイダーから推薦されたことが運命だと感じた響だった。

 

一方。

二朗カフェでは、二朗が昔東京で高校生にチケットを買ってやった話を近藤に話す。

俊平とノイエシュタット交響楽団の演奏を結びつけたのは、二朗だった。

そんなことはお互い知る由もない。

 

翌日。

父が監督を引退する試合の日と重なり、一足先にグラウンドの整備に出かけ、俊平と顔を合わすことはなし。

グラウンドで練習を見守る父の姿を見てから、100周年のスピーチをする俊平。

高校生たちに、夢を持った時に無理だ、できないという人の言葉に耳を貸すなと言う。

「心にともった情熱があるなら、それに従って生きてほしい。」

「あなたの情熱をあなた自身が信じてあげてください。」

「自分の心が本当に欲するものに従った夢中で生きた日々は、あなたの人生のかけがいのない宝物になります。」

 

と高校生たちに呼び掛けた。

俊平の言葉に聞き入る天音。

 

その後、オーケストラ部の指導をあたる晴見フィル。

指導のあと、ドヴォルザーク交響曲第9番』「家路」を演奏する高校生たち。

 

演奏はグラウンドまで響き、母、響、父の耳にまで届いた。

 

引退試合が終わり。

グラウンドに一礼した父と面と向かう俊平。

長年の労をねぎらい、父の望む息子になれなかったことを詫びる。そして

「自分の選んだ道で精いっぱい頑張るけん、見よって。」

と頭を下げた。

すると父は

「何言い寄る。誰が見るか!もう帰って来るな!」

「帰って来んでええけんしっかりやれ!」

 

とげきを飛ばすのだった。

 

晴見に戻った晴見フィル。

そこで待っていたのは、白石市長。

娘の天音ちゃんを全く信じない市長に、天音ちゃんはヴァイオリンを弾き始める。

海が編曲してくれた『きらきら星』。

響が初心者には難しいと言っていた和音を見事に弾きこなした。

始めて2カ月の天音の演奏に驚く市長。

父が褒めてくれないから、自分で自分を褒めると言う天音。

「お父さんが反対しようと悲しもうと、私は絶対に音楽を諦めない。」

「だって、私は絶対指揮者になる。」

 

と宣言したのだったーーー。

 

…というお話でした。

 

俊平が実家に帰れない理由

俊平が実家に帰れない理由が8話で明かされました。

ずっと野球をやっていて、プロになることを父から期待されていた俊平。

しかしシュナイダーが弾くヴァイオリンの演奏を聴いたことで、世界は一変。

野球漬けだった日々が、音楽漬けの日々に入れ替わる。

父の期待を裏切ったことに、罪悪感を持っていたんですね。

 

あと、お父さんよりシュナイダー先生をかばって、殴ってしまったのはまずかったなと思います。

そりゃ、帰れないはずだ。

殴ってしまったんなら、まぁそうなるわな。と納得。

何十年も話せないのも分かる!

ポンコツキャラの俊平が、父に刃向かう時は何と強い!

ギャップに驚きました。

 

柄本明さんを見て柄本佑さんをダブらせた

柄本明さん演じるお父さんも何十年も根に持って、息子に強い態度を取り続けたのもスゴイですよね。

それだけ自慢の息子だったのかな?

「家路」を聞いて、何とも言えない表情をしていたのが切なかったです。

『さよならマエストロ』を見る前に、大河ドラマ『光る君へ』で、息子の柄本佑さんが同じように悲しい顔をしてる演技をしてました。

その表情、柄本親子の顔がとっても似てて、かなり強く引き込まれました。

 

ちなみに、柄本佑さんは以前、生田斗真さん主演のドラマ『遅咲きのヒマワリ』で、高校球児として活躍した過去の栄光に苦しむ役をしていたから、どうも色々ごっちゃにして見てしまった8話でした。

 

天音ちゃんがスゴイ!

ちょっと前までギーギーという音しか出てなかった天音ちゃん。

今回は、和音まで弾けるほど上達していました。

単音だけならまだ弾けるようになるのかな?と思いますが、和音まで弾けて、しかも美しかった!

2カ月でそんな上達できます??

情熱があればできる!!??

天音ちゃんの情熱にもビックリしました。

 

ところで。

天音ちゃんの場合、お父さんを傷つけてはいないと思います。

これまで色んなものを途中で投げ出してきた過去があるから、信じてもらえなかっただけで。

お父さんなりに、天音ちゃんの将来を考えて勉強させようとしてたわけだし。

ちゃんと音楽の道に進みたい。と宣言出来てよかったです。

 

ノイエシュタット交響楽団の話はまだ有効?

前回の7話で俊平が断っていたノイエシュタット交響楽団の常任指揮者の話。

あっさり断ったように見えていましたが、8話でどれだけ強い思いでノイエシュタット交響楽団の指揮者になりたいと思っていたのかが分かりました。

響は、俊平にこの話を受けて欲しいと思ってるみたいですが。

でも、もう断ってしまったんですよね?

ほかにも若くて才能のある人たちはたくさんいるって、鏑木も言ってたし。

俊平本人より、響の方が気にしてるのが変な感じ。

せっかく音楽の才能があるのに、もったいないって?

うーん。

よく分からない展開になってきました!!!

 

さよならマエストロ、タイトルは何を意味してる??

また海外に指揮者として戻るからさよなら??

事の成り行きを見守っていきたいと思います。

 

以上、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第8楽章(8話)のあらすじと感想でした。

 

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厨房のありす 7話のあらすじと感想 父親の罪に翻弄される倖生とありす

2024年3月3日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』7話が放送されました。

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前回、6話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。父・心護からは母は死んだと聞かされており、育ててくれる恩があるので信じているふりをしている。住み込みでホールのバイトに来た倖生に徐々に心を開き始めている。
  • 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
  • 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にありすの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。こだわりが多いありすに振り回されながらも、優しく寄り添う。思いを言葉にしないため、周りに誤解されることが多い。大学の研究室の心護に会いに来た誠士を見て、複雑な表情を見せる。
  • 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。蒔子からの再三の電話も出ず。誠士から五條製薬に戻って欲しいという蒔子の気持ちを伝えられても断った。

<三ッ沢工務店>

  • 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
  • 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
  • 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
  • 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)和紗の長男。冷静。
  • 三ッ沢銀之助(湯本晴)和紗の二男。野菜嫌い。

<東名大学>

  • 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
  • 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
  • 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていたらしい。倖生が住み込みバイト先のありすと近づいていることに不満。誠士と倖生の関係を知っている様子。

<ありすのお勝手>

  • 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
  • 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
  • 柏原優奈(新井郁)和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。

 

  • 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。

<五條製薬>

  • 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。ありすが母だと思ていた人物だが、ありすの母・未知子の姉だった。
  • 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。ありすを五條製薬にとって役に立たない人間だと思っている。
  • 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。ありすと蒔子をあせたくないようだが…?

 

7話のあらすじ

SNSに「横領犯の息子」「窃盗で逮捕歴あり」と投稿され、店に迷惑がかかると言って出て行こうとする倖生(永瀬廉)。

ありす(門脇麦)と和紗(前田敦子)が引き留めるのを振り切り、ありすを好きだと言ったことまで嘘だと言って出て行ってしまった。

その日以降。

店を閉め部屋に引きこもるありすを、1週間の学会へ出かけた心護(大森南朋)の代わりに見守り世話をする和紗

倖生を忘れるため、新しい出会いを求め恋活パーティーに出るありすに付き添う。

ありすは、恋活パーティーで男性と化学の話をして逃げるのを見て、倖生なら化学の話を聞いてくれ、パニックになったら寄り添ってくれる。と新しい恋どころか、ますます倖生へ思いを強くしてしまう。

そんななか、学会で心護と会っていた蒔子(木村多江)が一人でいるありすに電話。

ありすは、好きな人を諦めるにはどうしたらいいか?と相談。蒔子は諦めることはないとアドバイス

真に受けたありすは、大学で清掃のバイトをする倖生に会いに行き、自分を受け入れてくれない理由を問いただす。

倖生は、自分の父・晁生(竹財輝之助)に横領を指示したのは心護で、そのせいで自殺に追い込まれた。

心護も晁生を殺したと認めている。自分は心護に復讐するためにありすの店に行ったのだと話す。

倖生の父が横領したお金で育てられ、お店も開いたのか?と落ち込むありす。

話を聞いた和紗は、一番大変な時に心護も倖生もおらず、一人で悩むありすを心配。

大きなお腹を抱えてありすの世話をし、夫の金之助(大東駿介)が止めるのも聞かない。

無理がたたって出産予定日より早めに異変が起き、ありすの家で倒れてしまう。

和紗は危険な状態で即入院、手術。

動揺する和紗の家族たち。

ありすも和紗が倒れたのは自分のせいだと自分を責め、和紗の家族と同様、落ちつかな状態。

和紗が倒れた日は、倖生の誕生日だった。

倖生は、百花(大友花恋)に誘われ二人で食事をしていたが、金之助から連絡が入り、食事を中断してありすのもとへ向かおうとする。

百花が倖生を引き留め、高校時代からの思いを告白。

しかし松浦さんの気持ちに応えられないと断り、ありすのそばにいたい。と言って出て行った。

倖生は、手術室の前でパニックになっていたありすを抱きしめ、そばに居てあげられなかったことを詫びる。

手術が終わり。

女の子誕生と、和紗が無事だったと伝える医師。

和紗は倖生にお礼を言い、自分がいないあいだのありすの世話を託した。

 

帰宅したありすは、倖生がかつて両親に作ってもらったと言っていた料理を誕生祝いに出す。

ゲイの父親と、それを知らずに結婚して先立たれ苦労した母親を見てきた倖生は、自分が誕生したことが両親を不幸したと思い、誕生日を嫌っていた。

話を聞いたありすは、

「倖生さんがこれまで生きていてくれて嬉しい。」

と、倖生が誕生して自分と出会ってくれたことに感謝の気持ちを示す。

そして、倖生の父の罪に心護が関わっているなら、自分も向き合いたい。と言うのだった。

 

学会から帰って来た心護に、晁生の横領について尋ねるありすと倖生。

心護は「濡れ衣」と、晁生の犯行を否定するのだったーーー。

 

…というお話でした。

 

百花ちゃんついに告白

高校時代から倖生のことが好きで、仕事先で倖生と再会し、また好きになってしまった百花ちゃん。

先週は、ありすにひどいこと言って嫌な奴だな~と思いましたが、今回は、裏でコソコソするんじゃなくて、ちゃんと倖生に告白をしていました。

高校時代から好きで、言うつもりなかったけど、目の前で逃げられてやっと勇気が出たみたいです。

ちゃんと告白してちゃんとフラれてなかったから、今までズルズルと引きずってしまったんでしょう!!

これでスカッと諦めてくれたらいいですけど。

ありすのそばにいたい。なんて、倖生にありすへの気持ちまで言われちゃって。

プライド高い彼女が、可愛さ余って憎さ百倍で、いらんことしなければいいですが。

とにかく!

ちゃんと告白してフラれたのは、何かしら踏ん切りはついたはず。

もう裏で手を回すとか、ズルいやり方しなくても会ってくれる人を好きになれたらいいですね!

 

晁生の葬儀で誠士と倖生が会っていた

前に、誠士が心護を訪ねて大学に来た時、倖生が誠士を見て目を伏せる。というシーンがありました。

誠士が五條製薬の人間として、蒔子と二人で晁生の葬儀に出席していたようです。

その時も誠士は、晁生が犯罪を本当にしたのか?と詰め寄る倖生に「こちらは被害者。」「迷惑してる。」と倖生にひどい物言いをしていました。

 

その時に誠士の顔を見てたから、目を伏せてたんですね。

7話を見て、話がつながりました!

 

晁生の横領は心護の指示?

晁生が心護の送っていた手紙の内容がチラッと映っていました。

晁生は、心護がありすを育てていることを気にかけていて、ありすを心配する内容が書かれていました。

横領したお金で、心護がありすを育てた?

色々な疑惑が出てきました。

 

でも最後には心護が否定。

じゃあ、誰が横領をやって晁生に罪をかぶせたのか?

が、北大路欣也さん演じる道隆が、倖生が変な動きをしないよう監視せよ。と誠士に指示していました。

晁生を裏切り者呼ばわりしてたし、なにか大きな罪に誠士、道隆、晁生が関与してて、晁生が何かしらの裏切りをして、横領したとそれらしい理由とつけて、クビになったのでは?

道隆は、倖生がなにかつかんでるのでは?と警戒して、誠士に監視させているのかも!

前回、ありすの料理をおいしいと言って食べていたのでいい人かも?と思いましたが、やっぱり誠士あやしい~~!!!

 

どんなことが隠されているのか?

早く知りたいです!!!

 

以上、『厨房のありす』7話を見たあらすじと感想でした。

 

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春になったら 7話のあらすじと感想 父娘最後のキャンプで漏らした本音!とうとう結婚を認める雅彦

2024年2月26日月曜夜10時からフジテレビ系列でドラマ『春になったら』7話が放送されました。

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前回、6話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 椎名瞳(奈緒)…28歳。助産師。一馬と春、誕生日に結婚の予定。6歳で母を亡くし、父娘ふたりで暮らしてきた。売れない芸人で10歳年上の一馬との結婚を父・雅彦に反対される。治療を拒否する雅彦に治療を受けてほしいと思い、わざと結婚話で心配させるが、全部見抜かれていた。
  • 椎名雅彦(木梨憲武)…瞳の父。62歳。実演販売士。すい臓がんで余命3ヶ月。春までに死ぬという。治療だけに専念して普通の生活が出来なくなることを嫌がり、治療を拒否。緩和ケアしてもらって生きていくことを選ぶ。
  • 川上一馬(濱田岳)…お笑い芸人。瞳の婚約者。芸名は、カズマルくん。瞳とは10歳年上。バツイチで子どもがいる。
  • 川上龍之介(石塚陸翔)…一馬の息子。
  • 神尾まき(筒井真理子)…雅彦の姉。瞳の伯母。花屋。
  • 椎名佳乃(森カンナ)…瞳の死別した母。
  • 岸圭吾(深澤辰哉)…瞳の学生時代からの友人。葬儀屋。学生時代から瞳が好き。
  • 大里美奈子(見上愛)…瞳の学生時代からの友人。OL。岸が好きな様子。
  • 阿波野弘(光石研)…桜鈴会病院の緩和ケアの医師。
  • 杉村節子(小林聡美)…杉村助産院の院長。瞳の上司。
  • 斎藤愛里(影山優佳)…杉村助産院の助産師。瞳の同僚。
  • 矢萩亜弥(杏花)…20歳の妊婦。妊娠をきっかけにショップ店員を辞めた。
  • 矢萩祐作(金子隼也)…亜弥の夫。亜弥の妊娠を知り、専門学校を辞めて働く。
  • 中井義広(矢柴俊博)…実演販売会社『ヨッシーコーポレーション』の社長。
  • 加賀屋吾郎(葵揚)…『ヨッシーコーポレーション』勤務の実演販売士の見習い。
  • 森野舞衣(橋本マナミ)…ブライダル会社Lily Braidal。黒沢の先輩。
  • 黒沢健(西垣匠)…Lily Braidalの社員。瞳、一馬の結婚式を担当する。

 

7話のあらすじ

23年前。

2024年2月20日

雅彦(木梨憲武)の食事の量が減ってきており、お箸も歯磨きのチューブも痛くて握れないようになってきていた。

そんな父の様子を目の当たりにしながらも、つとめて普通に振舞う瞳(奈緒)。

二人で朝食を取っている時、一馬(濱田岳)がまた芸人をやらないのか?という話題になる。

死ぬまでにやりたいことリストの項目に

瞳からカズマルを追い払う。

を入れていた雅彦だが、今はもうその項目は消して、結婚に反対するつもりはないと告げる。

前の瞳ならすぐに喜んで結婚話を進めたはずだが、お互いに問題が出てきて、雅彦がどうこういうよりも、2人の問題としてすんなり前に進めなくなっていた。

次に、雅彦が瞳の結婚までにやりたいことリストを見たがる。

前にリストを見た時には、料理教室に通うことやエステに行くと書かれてあったのに消えていたので、雅彦は遠慮せずに行ってくれと言う。

そして、新たに書かれていた

  • お父さんと2人で旅行に行く。もう一度

の項目に反応。すぐにでも行こうと提案する雅彦。キャンプに行くことになった。

 

瞳は仕事に復帰。

ずっと関わってきた二十歳の妊婦・矢萩亜弥(杏花)の分娩のメインを任されることに。

雅彦の病気を知る杉村院長(小林聡美)は、それとなく話を聞いてくれることで瞳の気持ちも楽になるのだった。

一方。

雅彦は、後輩・加賀屋(葵揚)のフォローに入り順調に引き継ぎで実演販売を続けていた。

そんな雅彦を通りかかりに見つけたウェディングプランナーの黒沢(西垣匠)は、名札の「グラッチェ椎名」の名前を見て瞳から聞いていた話とつながり、思わず声をかける。

雅彦から瞳の結婚話は2人の問題だと聞かされた黒沢は、また結婚すると言い出すかもしれないと希望を持つ。

が、黒沢の先輩の森野(橋本マナミ)は、ない!と否定するのだった。

 

一馬の家では、龍之介(石塚陸翔)の宿題を一馬が見ていた。

自分としっかり向き合ってくれる父・一馬に、「お笑い芸人には戻らないの?」と聞く龍之介。

「お笑いやってる時のパパが一番人生楽しんでるって感じだったから。」

と言う。

一番近くで見てくれている息子の一言に、「考え中。」と答えを保留する一馬だった。

 

瞳は、雅彦に言われた通り、美奈子(見上愛)とエステや料理教室に出かける。

楽しい時間を過ごしている途中でふと我に返る瞳を、美奈子が何も考えない方向へもっていく。

美奈子は、瞳と雅彦を見て時間は無限でないと気づいて、岸(深澤辰哉)だけを追いかけるのをやめ、新しい出会いを求めてマッチングアプリを使い出したという。

前に進む美奈子に元気になる瞳。

そのあいだ雅彦は、それまでおいしく食べていた食事も楽しめなくなっていっていた。

 

キャンプに行く準備をそれぞれ進める瞳と雅彦。

雅彦が食器類やチェアにランタンを買い集めるのに対して、瞳は雅彦の体調を気遣って、ブランケットや耳当てなどあったかグッズばかりを買い集めていた。

そのなかでマグカップがかぶり、二重になってしまうのだった。

 

キャンプ当日。

キャンプ場に行く手前、いちご狩りの看板を見つけてバスを途中下車。

イチゴ狩りを楽しんだあとは、湖に浮かぶスワンに乗り、釣りを楽しむ。

テントで寝るには風邪をひくかもしれないので、ロッジを借りて泊まることに。

食事は、雅彦の体調を考えて肉なしの野菜中心になった。

夜。

外で焚火を囲んで二人でコーヒーを飲む。

星空を眺めているうち、雅彦がふと

「死にたくないな。」

「なんか急に怖くなってきた。」

 

とつぶやく。が、すぐに冗談だとごまかす。

それまでの瞳なら、すぐにショックを受けて泣くところが、泣かずに受け止める強さを身に着けていた。

「まださ、瞳とはこう、やりたいこと残ってるから。」

「瞳の花嫁姿を見る。」

 

新たな目標を言う雅彦。

二人は、下田に続いて二人の写真を撮ったのだった。

 

後日。

一馬は、正社員になっていた塾の講師の仕事をバイトに戻してもらう。

雅彦は、退職願を吉井社長(矢柴俊博)に提出。

吉井は、功労者の雅彦のため、退社式を開いてみんなでお祝いをすると約束した。

 

一方。

まき(筒井真理子)に無事キャンプから帰って来たことを報告した瞳は、まきから、雅彦が瞳と遊ぶのも最後だと覚悟していたことを聞かされる。

そこへ偶然、雅彦の主治医・阿波野(光石研)が来店。

結婚記念日のお花を買いに来たという。

雅彦とキャンプに行ったタイミングもよかったという阿波野。

雅彦の病気は既に骨に転移し、相当痛みが増していて、手足もしびれているが、雅彦は自分の体のことをよく分かっていて、強い。と感心していた。

仲のいい雅彦父娘のことを、阿波野は

「色んな家族の形がある。それでいいんだと思います。」

と言い切ってくれた。

 

帰宅後。

これまでの家族で撮った映像を整理していた雅彦。

瞳は雅彦と二人で思い出話に浸り、楽しい雰囲気になっていたが、瞳は雅彦の病状について触れ

「私も怖いよ。お父さんがいなくなるのは私も怖い。」

と正直な気持ちを話した。

しかし雅彦は、瞳にはまき伯母さんに、大学の友達の2人。職場の節子先生。そしてカズマルと龍もいて、いっぱい人がいると励ました。

 

夜。

一馬から、ライブをすることになったと連絡を受けた瞳。

そのライブに瞳とお父さんに来てほしいと言う一馬。

言われるがままに会場に行くと、芸人に戻ったと言っても事務所に戻れていないカズマルの単独ライブだと言うことが分かる。

お客さんは、龍之介と瞳と雅彦の3人。

カズマルくんは、新ネタを披露するのだったーーー。

 

…というお話でした。

 

雅彦の言葉に不意を突かれる!

これで最後になるかもしれない覚悟を持って、親子水入らずでキャンプに行った瞳と雅彦。

瞳の前では病気を感じさせないよう頑張ってる雅彦が、焚火の前で正直な思いを吐露するシーンは泣けました。

「死にたくないな。」「急に怖くなってきた。」

これまでは強がりだったのか。

それとも本当に死ぬのが最初は怖くなってきたけど、実際に体が痛くなってきて、死を実感するようになってきたからか。

死にたくないと言い始めた雅彦。

私は、強がりじゃなかったんだと思います。

本当に、がんだと診断を受けても実感はなかったんだと思うんです。

進行するまで腰痛いってだけで、気づかなかったわけだし。

けれど、ごはん食べられなくなるし、物は握れなくなるし。

どんどんどんどん死に近づいて行く自分を自覚し始めて初めて、やっと気づいたのだと思います。

人間、やっぱりその立場に立たないと気持ちはわからないもんですよね。

雅彦の反応が、ゆっくり描かれていくので、見ているこちらにも時間の経過を一緒に感じられます。

相当痛みを我慢して、瞳といる時間を過ごしているんでしょう。

先週、治療するかもしれないと思ったんですが、治療はせずに痛み止めだけを飲んでしのぐのを続けていくみたいです。

阿波野先生じゃないですけど、私だったら、なんとか治療してもらってあがくだろうなと思います。

生きたい!って強く願ってしがみつくようなことをすると思います。

でも、雅彦は治療だけに残りの時間を過ごすより、娘といる時間を選んだ。

スゴい決断。スゴイドラマだと思います。

 

雅彦が結婚を認めた!!

カズマルくんの単独ライブ。

お笑いのネタじゃなく、瞳と雅彦のあるあるネタでした。

「ドンマイドンマイ!僕は好きだよ。」

で締めていないネタでしたけど、最後は一馬の方から瞳にプロポーズ。

僕は一生瞳ちゃんを笑わせ続けます。

雅彦もやっと

「認めます!」

 

と言ってくれました。

よかったよかった。

これで、瞳の花嫁姿が見れますね!

特に

「食えるようになれよ!」

「お笑い一本でやるのもいい。塾の講師でお金を稼ぐのもいい。」
「だけど、瞳と龍之介を路頭に迷わすことだけはするな!」

 

がよかったです!

これまでは瞳にことしか見てなくて、龍之介を邪魔者みたいに思っていた雅彦ですが、露頭に迷わせるな!のなかに、瞳と龍之介くん二人を入れていたのが感動しました。

ちゃんと龍之介を孫として認めていたのが嬉しかったです。

 

いい話を見たな~~。

このまま結婚話は進んでいくのでしょうか??

 

次回も見逃せません!!!

 

以上、『春になったら』7話のあらすじと感想でした。

 

 

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さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~第7楽章(7話)のあらすじと感想 市長に音楽を反対される天音ちゃん

2024年2月25日日曜から、TBS系列でドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第7楽章(7話)が放送されました。

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前回、第6楽章(6話)の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 夏目俊平(西島秀俊)…20代の頃から海外のオーケストラで活躍してきた元指揮者。大好きな音楽に対して、アパッシオナート(情熱的)だが、音楽以外はポンコツ。5年前のできごとをきっかけに家族の前から姿を消し、音楽の世界からも離れる。が、数十年ぶりに帰国。晴見フィルハーモニーで指揮をすることになる。
  • (芦田愛菜)…俊平と志帆の娘。晴見市役所の総務課で働く実家暮らしの20歳。5年前の出来事で父親と決別。父と違い音楽を嫌い音楽のない人生を送る。突然の父の帰国で、気まずさを抱えながら同居することに。職場では、総務課から応援で文化振興課に異動。晴見フィルの活動拠点のあおぞらホールで、廃団が決まった晴見フィルの後片付けを命じられる。
  • 志帆(石田ゆり子)…響と海の母。率直な物言いをする性格。俊平と結婚後は画家になる夢を捨てポンコツな俊平の世話をしていたが、5年前のできごとをきっかけに子どもたちを連れて夫の元を去る。実家の晴見市で暮らし俊平と連絡を断っていたが、晴見フィルハーモニーの指揮者として、団長の古谷に俊平を推薦。自分がいなくなることで俊平と響が交わることを期待し、フランスまで仕事に行くと嘘をついて俊平を帰国させ、強引に子供たちと同居するように持って行く。本当は日本にいて、古谷だけが居場所を知ってる。ということだったが…。
  • (大西利空)…俊平と志帆の息子。フランスからの帰国子女で高校2年生。コミュニケーション能力が高く、父と姉のあいだに立ってフォローする役割をしてくれる。フランスに行ったはずの母らしき人物を近所のスーパーで目撃する。

<<晴見フィルハーモニー>>

  • 古谷悟史(玉山鉄二)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーの団長。ファゴット担当。誠実で心優しい。楽団の廃団を阻止するために俊平を指揮者として迎えようと奮闘。志帆がフランスに行かず日本にいることを俊平に秘密にしている。
  • 森大輝(宮沢氷魚)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーではトラペットを担当。小学生の時から吹奏楽をやり、持ち前のポジティブさで人一倍練習熱心。だが、感情が表に出てしまい音程が安定せず。同僚の響とは職場仲間で、次第に関係を深める。
  • 近藤益夫(津田寛治)…建設会社社長。晴見フィルハーモニーコンサートマスター。バイオリオン担当。クラシックが大好きで、指揮者になるのが夢。楽団ではボスだが、家族には相手にされていない。
  • 谷崎天音(當真あみ)…高校2年生。クラシックに憧れ、音楽経験ゼロで晴見フィルハーモニーに入団。楽天的で楽器演奏を甘く見ているところがある。しかし明るさの裏に秘密あり。
  • 内村菜々(久間田琳加)…大学生。プレッシャーに弱いティンパニー担当。真面目で練習熱心。高校時代にトラウマがあり、自信が持てていない。欠員が出ているチェリストに、自信が推している羽野蓮を俊平に紹介する。
  • 羽野蓮(佐藤緋美)…工場勤務をする寡黙でクールな青年。幼い頃からの才能に恵まれていたチェリスト。かつてCDデビューまでして活躍していたが、儲け重視でやりたい音楽ができなくなったことと、自分が音楽をやることで父の会社のお金を母が使い込み、不仲になったこともきっかけで音楽活動を辞めていた。俊平と出会い、晴見フィルハーモニーに誘われる。
  • 倉科瑠李(新木優子)…プロのオーケストラを渡り歩いてきたフルート奏者。恋愛絡みで問題を起こし、数々のオケをクビになって来た過去がある。狙った獲物は逃がさない"カルメン"。晴見フィルからの誘いを何度も断っている。が、また恋愛沙で問題を起こし、所属していた楽団を試用期間のあいだに解雇されてしまう。古谷のスカウトで、廃団が決まった晴見フィルに次の楽団が決まるまでと決め入団する。次は俊平を狙っている。

<<その他>>

  • 白石一生(淵上泰史)…晴見市長。前市長が建てた晴見市あおぞら文化ホールをお荷物だと考えており、音楽もお金にならないものだと言い、晴見フィルハーモニーの俊平と対立する。市議会で晴見フィルの助成金をの打ち切りと廃団が決議されたことで、晴見フィルへの圧力を強める。
  • 鏑木晃一(満島真之介)…謎の男。5年前の俊平の事件を知っている様子で晴見フィルハーモニーへ近づく。この男の存在が楽団に波紋を呼ぶ。俊平の元マネージャーということが分かる。
  • 小村二朗(西田敏行)…大輝の祖父。「うたカフェ二朗」と店主。晴見フィルハーモニーの最古参で、ほとんどすべての楽器を演奏した経験がある音楽好き。俊平の過去を知っているらしく、俊平の良き相談相手。

 

第7楽章(7話)のあらすじ

あおぞらホールが閉館するので、倉庫にあった楽譜を全部持ち出した晴見フィル。

楽譜は、二朗(西田敏行)が営むうたカフェに預かってもらうことに。

たくさんの楽譜の山に迷惑がる二朗。バラバラになった晴見フィルを「散り散りオーケストラ」=「散りオケ」と名付ける。

不名誉な名前だと嫌がる楽団員たちに対して、「出張コンサートなど、少人数でやれることはたくさんある。」と前向きな俊平(西島俊平)。

「アパッシオナート、情熱を忘れずに晴見フィル最後の日まで楽しんで駆け抜けましょう!」

と、沈んでいた団員たちを明るくさせるのだった。

盛り上がっている楽団員たちに、楽譜の撤去をお願いする二朗。

これまで色んな楽器に手を出してきた二朗が、77歳・喜寿を記念して人生初のリーダーライブを開催すると言う。

二朗がこれまで演奏してきた楽器は22種類。それらを披露すると言うのだ。

どの楽器も中途半端で上達していない。晴見フィルのみんなにも参加の要請をした。

二朗に寄り添い、楽器の練習に付き合う楽員たち。

なかでも瑠李(新木優子)が一番、上達しない二朗の楽器練習に付き合い、1つの楽器に絞るよう提案。

二朗は、一番最初に演奏しようとしたクラリネットに絞り練習し始めるのだった。

 

帰宅した俊平が子どもたちの食事を作っていたところ、鏑木(満島真之介)が話があるとやって来た。

ドイツのノイエシュタット交響楽団から正式なオファーが来たという。

ノイエシュタットの指揮をすることは、俊平の長年の夢。

常任指揮者のシュナイダーが自ら引退を決め、後任に俊平を指名してくれたとのこと。

俊平は、5年前に指揮の代打を務め、夢をかなえた直後から指揮を辞めていた。

今すぐドイツに帰って失われた5年間を取り戻そう。と言う鏑木。

響(芦田愛菜)は息べきだと考えていたが、海(大西利空)はまた家族が離れてしまうことに寂しさを正直に口にするのだった。

 

当の本人の俊平は、古谷(玉山鉄二)から呼び出され、晴見市に俊平の母校である四国の高松城西高校から、俊平に3月17日の創立100年の講演依頼があると伝えてきた。

18歳で家出してからずっと実家に帰っていない俊平は、突然の帰郷の話にすぐに返事が出来ず。

ノイエシュタットのオファーの話を聞いて駆け付けた志帆(石田ゆり子)は、長年の夢よりも講演依頼の方に悩んでいる俊平に理解を示す。

俊平の両親は、母だけは子どもの誕生に駆けつけてこれたものの、父は一切来てくれず。

18歳以降、俊平は全く父と会っていないのだ。

響と父娘でうまくいっていない俊平。自分自身も父とうまくいっていなかった。

 

一方。

晴見フィルの活動には、明るい兆しも見えていた。

チェリストの羽野蓮(佐藤緋美)が、3月31日に開催される仙台のオケフェスのコンペに参加しないか?と古谷、大輝(宮沢氷魚)に提案。

優勝して話題になればスポンサーがつき、今後の道も開けるかもしれない。

このコンペは、昨年応募して音源審査で落選していたが、今回最後の1枠をワイルドカードとして募集しており、一度落ちたオケも参加できるとのこと。

ワイルドカードの音源審査は、SNSにアップされた活動アピール動画の審査。

急な音源画像を編集できる人物は、パソコン操作に慣れた海!

これまでのコンサートをクオリティー高く編集。すぐに応募する事が出来た。

 

保留していたノイエシュタットのオファーの話への返事。

断って欲しいと鏑木にお願いする俊平。

長年の夢よりも、この町でやりたいことを優先する俊平に、腹を立てる鏑木。

鏑木は俊平に夢を託し、支えてきた。

再び廻って来たチャンスを、5年前と同じように投げ出すのか?と怒りが止まらない。

二人三脚でやってきた日々は、自分の独りよがりだったのか?と失望する鏑木だった。

鏑木の話を聞いていた響も、鏑木と同じ事を考えていた。そして

「イライラするよ。才能に恵まれているのに、それをしかるべきところで発揮しない人を見てると。」

と正直な思いをぶつけた。

 

一方。

海にアレンジしてもらった「きらきら星」を一人で練習していた天音(當真あみ)。

自宅でヴァイオリンの練習をしていたのを父である白石市長(淵上泰史)に見つかる。

白石市長には東京で議員をしている妻がいて、天音の姉と一緒に東京で暮らしていた。

白石の名字は、婿養子である市長の地元の名前で、選挙に受かるよう名前を変えていたのだ。

天音は、優秀な姉しか見ない母との暮らしが嫌になり、静かな環境で勉強したいと言って父のもとへ。

市長が希望する大学進のために勉強すると約束していたが、天音はただ母と姉と暮らしたくないだけで、父との暮らしを選んだだけ。

白石市長は、これまで何をやっても長続きせず言ったことも守らない、しかも今度は晴見フィルと関わっている天音に怒りを爆発させる。

音楽だけはこれまでやってきたことと違い、本当に自分がやりたいと思ったことだと、父親に信じてもらえない天音。

白石市長は天音からヴァイオリンも楽譜も全部、今すぐ返して来いと指示。

天音は俊平の家に行き、大泣きしてお礼をし、辞めると言って全部返す天音。

引き留める海に

「どうせ私には無理だから。」

と言って去って行った。

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うたカフェ二朗では、二朗が一人これまでの晴見フィルの映像を見ていた。

やる気が湧いてきた二朗は、クラリネットに手を伸ばそうとして胸を抑えて倒れた。

あとでやってきた大輝と、お客としてやってきた鏑木に発見され病院へ。

一通り検査したが、元気!

高齢者のよくある失神という診断だった。

しかし何も知らないお客さんは、二朗のコンサートのためにうたカフェに集まっていた。

別のイベントをして盛り上げてくれ。と大輝から頼まれた俊平は大混乱。

気を取り直して、あることを思いついた。

 

俊平が思いついたこととは??

二朗はリーダーライブに間に合うのか??

 

…というお話でした。

 

市長が名字が違う理由

市長と天音ちゃんの白石と谷崎、別の名字なのはなぜ?という疑問が7話で解明されていました。

妻の家の婿養子の市長が、地元で選挙に出るために地元の名字を使っている。

というのが理由でした。

どうも別居しているだけで、両親が別れてるわけでもないようです。

お母さんが優秀なお姉ちゃんばかり見て、自分を見てくれないから、一緒にいるのが嫌で、お父さんと同居する道を選んだ。とのことでした。

このドラマの女の子。

響にしろ天音ちゃんにしろ、甘えたいキャラが多い!

またそんな理由?

そんなに親に構われたいのかな?

構われ過ぎるとしんどいと思うけど。

家で理解してくれる人がいなければ、外に出て理解してくる人をさがせばいいだけだし!

世界は家の中だけじゃないよ。親からの評価だけが全部じゃないよ。

どうして家族にだけ評価を求めるのだろうか?

まぁ。天音ちゃんはやっとそのことに気付いて、外で理解してくれる人を見つけてやっと音楽ならと、向き合い始めていたのに。

これまでの中途半端な態度をしてきたツケが回ってきて、お父さんに全く信じてもらえない!

仕方ないですね。

中途半端なことをしてきたんだから。

でもこれでまた親の言うこと聞いて投げだしたんじゃ、今まで同じじゃないですか!

楽器が預かってもらって、外でだけ練習すればいいのに。

ここは頑張って、親に反抗して自分の道切り拓かないとね!

頑張れ!天音ちゃん。

 

響は俊平似だった

7話で、俊平が18歳で家出してそのままになっていることが分かりました。

前に、響が家出をした時に誰に似て頑固?と志帆が言った時、俊平は志帆に似てると思ってたみたいだが、いやいや、50歳になるまで家出したままの俊平の方が頑固ですよ!

響が頑固なのは、俊平に似たから!

俊平が響に何も言えないのも、自分も同じことしてるからだと分かりました。

納得!!!

いつも響に言われっ放しで、情けないなと思っていましたが、俊平の方がスゴイ!

 

次週の予告で、柄本明さんがお父さんの役で出てたので、やっと実家に帰るんでしょう!

どういう父と息子の関係なのか、早く見たい!

面白くなりそう!

 

さぁ、3月末までの晴見フィルに、次々と予定が入ってきそうです。

最後までどうあがくのか?

俊平は本当にドイツに帰らないのか?

これからの展開に目が離せません!!!

以上、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第7楽章(7話)のあらすじと感想でした。

 

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厨房のありす 6話のあらすじと感想 空気読めないありすは迷惑?告白シーンに涙!

2024年2月25日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』6話が放送されました。

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前回、5話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。父・心護からは母は死んだと聞かされており、育ててくれる恩があるので信じているふりをしている。住み込みでホールのバイトに来た倖生に徐々に心を開き始めている。
  • 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
  • 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にありすの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。こだわりが多いありすに振り回されながらも、優しく寄り添う。思いを言葉にしないため、周りに誤解されることが多い。大学の研究室の心護に会いに来た誠士を見て、複雑な表情を見せる。
  • 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。蒔子からの再三の電話も出ず。誠士から五條製薬に戻って欲しいという蒔子の気持ちを伝えられても断った。

<三ッ沢工務店>

  • 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
  • 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
  • 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
  • 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)和紗の長男。冷静。
  • 三ッ沢銀之助(湯本晴)和紗の二男。野菜嫌い。

<東名大学>

  • 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
  • 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
  • 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていたらしい。倖生が住み込みバイト先のありすと近づいていることに不満。誠士と倖生の関係を知っている様子。

<ありすのお勝手>

  • 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
  • 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
  • 柏原優奈(新井郁)和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。

 

  • 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。

<五條製薬>

  • 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。ありすが母だと思ていた人物だが、ありすの母・未知子の姉だった。
  • 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。ありすを五條製薬にとって役に立たない人間だと思っている。
  • 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。ありすと蒔子をあせたくないようだが…?

 

6話のあらすじ

恋人だった晁生(竹財輝之助)のお墓で、倖生(永瀬廉)とばったり会った心護(大森南朋)は、晁生を殺したのは自分だと告白。

晁生から子供の名前を聞いていた心護は、同じ名前の子が『ありすのお勝手』にバイトに来て、もしかしたら?と思っていた。

なぜバイトにきたのか?と聞く心護の質問には答えず、去っていく倖生だった。

 

帰宅した倖生は、父・晁生が心護に宛てた手紙を勝手に読む。

そこへ、倖生への自分の恋心に気付いたありす(門脇麦)が一方的に楽しそうに話しかけけてきて、手紙を読むのを中断。

ありすは、倖生にどうアプローチすればいいか?を和紗に相談しており、アドバイス通りに倖生にしかけるが、全く気付いてもらえないのだった。

 

後日。

『ありすのお勝手』に行列ができて大忙し。お客さんのほとんどが、倖生に恋の相談をしてくる。

閉店後に和紗SNSを確認。

先日恋が実った明里(金澤美穂)や、別の常連のお客さんが恋が実ったと報告する書き込みがあり、恋が実る店だと思ったお客さんたちが殺到したのだと分かる。

迷惑がかかったと書き込みを消そうとする明里を止め、むしろ多くの人に自分の料理を食べてもらえると、そのままでいいと言うありす。

料理人として忙しく働けることに喜びを感じていた。

 

そんな忙しいなかでも、ありすの倖生へのアプローチは続く。

ありすの行動に、倖生との間に割って入り止めようとする心護。

だが、ありすは心護に倖生への気持ちを告白。

ショックを受けた心護は、職場の大学でとうとうありすが倖生を好きになったことを学生たちに話す。

礼央(橘優輝)と栄太(堀野内智)は、清掃のバイトにきている倖生を知っており、ありすが好きになるのも納得。

しかし、倖生のことが好きな百花(大友花恋)は気が気でない。

午後。

礼央と栄太が『ありすのお勝手』を偵察。忙しい店を目の当たりにし、お手伝いをしてくれた。

行列に並ぶお客さんの中に百花もおり、3人はお客さんがいなくなったタイミングでやっと体調チェックを受けることが出来た。

ありすの化学の知識を交えた料理の説明に、納得して盛り上がる礼央と栄太に対し、百花はありすがASDであることを見抜き、倖生がありすを好きになるわけがないと笑う。

百花の無自覚の差別意識を指摘する礼央と栄太。そして和紗

痛いところを突かれた百花だが、自分の非を認めず料理を食べずに帰ってしまった。

 

 

後日。

清掃のバイトをする倖生へ、弁当を持ってきたありす。

店を手伝ってくれた礼央と栄太の分、料理を食べずに帰った百花の分も作って持って来ていた。

百花は、帰っていくありすを追いかけ弁当を突き返し、迷惑だと言い放つ。

さらに空気を読めないことや、周りの人間に守られているから料理ができるのではないか?と、ありすを罵倒する百花。

ありすは、弁当を持って帰るしかなかった。

 

夜。

店の位置が分からないお客さんのために、新しく『ありすのお勝手』の看板を定一郎が作ってくれた。

ありすは、看板の色塗りを途中までやると、続きを倖生に任せる。

ありすの色へのこだわりを知る倖生は、どの色を使うか?をいちいちありすの表情を見て探る。

しかしありすは、倖生に色も任せると言って帰っていく。

ありすの倖生への思いを知る和紗は、倖生にありすの気持ちに気付いているんだろう?と迫る。

気付いていると答えながらも倖生は、ありすの気持ちに応えられない。と言うのだった。

 

後日。

WEB雑誌の記者が『ありすのお勝手』の取材に来た。

記者は、料理のことよりも、ありすがASDである事を記事にしたいと言う。

言われるがままに取材を受けるありす。

夜。

手つかずの料理を前に、悲しそうにたたずむありすが一人店内に残った。

帰って来た倖生が話を聞き、記者に文句を言いに行こうとする。

ASDは事実だと言い、ただ料理を食べてもらえなかったのが悲しかったと言うありす。

冷めた料理を「もったいない。」「おいしい。」と言って食べる倖生。

ありすは、倖生の優しいところ、自分が好きになったら迷惑になるかもしれないことも分かっていながらも「倖生さんが好きです。」と告白。

 

ありすの言葉に倖生はーーー?

 

 

…というお話でした。

 

百花のライバル心

百花ちゃん、やってしまいましたね!

前回、バレンタインのチョコレートを倖生にあげようとして、倖生がありすのことを話し出したから、渡せなかったんですよね!

その恨みが、受け取ってくれなかった!って倖生本人に向かうんじゃなく、ありすに行ってしまうんだから怖い。

ASDだから恋の相手になるわけないとか、いらんことを言ってましたけど、本気になってありすを排除しようとしてること自体、ありすを敵として対等に見てるのに。

認めてるのに。

プライド高い人が、自分の負けを認めたくなくてとっさに言い訳のように言ったセリフがヒドかった。

弱いふりして守ってもらってるって、ありすが。

めちゃくちゃ敵認定してますよね。

 

めんどくさい人が敵に回った。

百花みたいな人はしつこそうだから怖いです。

 

告白シーン泣いた!

今回泣いたのが、ありすの料理を倖生が食べたシーン。

前の段階で、和紗に倖生が「ありすの気持ちに応えられない。」って言ってたから、もっと冷たくするのかと思ったら、記者に食べてもらえなかった料理を、「美味しい。」って食べてました。

いや、その前に記者が料理のことよりASDのことばかり聞いて来たと聞いて、即座に抗議しに行こうとした倖生の動きに先に泣いた!!

 

ありすが蒔子さんに会えないってなった時も動いてくれたのは倖生でした。

倖生自身は、自分で出来ないことをありすに代わりにやってもらおうとしてたことを自覚して、恥じてましたけど、いやいや、人のことであんな一生懸命になってくれるなんて。

感動しますよ。

こりゃ、好きになるわ。仕方ない。

 

もう!今週は倖生の行動に泣きました!!

いい話だった。

 

倖生の父の犯罪って?

ずっと倖生が引っ掛かって来た、父親が犯罪者って話。

蒔子が見ていた退職者名簿に倖生の父・晁生の名前があったのと、ネットの『ありすのお勝手』のイケメン従業員の父親が横領。という書き込み。

倖生の父・晁生は、それが理由で退職してるみたいです。

晁生も五條製薬で働いていたみたいだし。

どうも、因縁の会社って感じです。

 

もうよく分からなくなってきました。

とりあえず、晁生の妻の名は「恵」だったので、ありすと倖生はきょうだいじゃないみたいです。

 

どんな話が隠れているのか?

じっくり見ていきたいと思います!!!

 

以上、『厨房のありす』6話を見たあらすじと感想でした。

 

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春になったら 6話のあらすじと感想 瞳がストレスで倒れる!雅彦の気持ちに変化が・・・

2024年2月19日月曜夜10時からフジテレビ系列でドラマ『春になったら』6話が放送されました。

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前回、5話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 椎名瞳(奈緒)…28歳。助産師。一馬と春、誕生日に結婚の予定。6歳で母を亡くし、父娘ふたりで暮らしてきた。売れない芸人で10歳年上の一馬との結婚を父・雅彦に反対される。治療を拒否する雅彦に治療を受けてほしいと思い、わざと結婚話で心配させるが、全部見抜かれていた。
  • 椎名雅彦(木梨憲武)…瞳の父。62歳。実演販売士。すい臓がんで余命3ヶ月。春までに死ぬという。治療だけに専念して普通の生活が出来なくなることを嫌がり、治療を拒否。緩和ケアしてもらって生きていくことを選ぶ。
  • 川上一馬(濱田岳)…お笑い芸人。瞳の婚約者。芸名は、カズマルくん。瞳とは10歳年上。バツイチで子どもがいる。
  • 川上龍之介(石塚陸翔)…一馬の息子。
  • 神尾まき(筒井真理子)…雅彦の姉。瞳の伯母。花屋。
  • 椎名佳乃(森カンナ)…瞳の死別した母。
  • 岸圭吾(深澤辰哉)…瞳の学生時代からの友人。葬儀屋。学生時代から瞳が好き。
  • 大里美奈子(見上愛)…瞳の学生時代からの友人。OL。岸が好きな様子。
  • 阿波野弘(光石研)…桜鈴会病院の緩和ケアの医師。
  • 杉村節子(小林聡美)…杉村助産院の院長。瞳の上司。
  • 斎藤愛里(影山優佳)…杉村助産院の助産師。瞳の同僚。
  • 矢萩亜弥(杏花)…20歳の妊婦。妊娠をきっかけにショップ店員を辞めた。
  • 矢萩祐作(金子隼也)…亜弥の夫。亜弥の妊娠を知り、専門学校を辞めて働く。
  • 中井義広(矢柴俊博)…実演販売会社『ヨッシーコーポレーション』の社長。
  • 加賀屋吾郎(葵揚)…『ヨッシーコーポレーション』勤務の実演販売士の見習い。
  • 森野舞衣(橋本マナミ)…ブライダル会社Lily Braidal。黒沢の先輩。
  • 黒沢健(西垣匠)…Lily Braidalの社員。瞳、一馬の結婚式を担当する。

 

6話のあらすじ

2024年2月15日。

父・雅彦(木梨憲武)の望み通り、一馬(濱田岳)との結婚式をキャンセルした瞳(奈緒)は落ち込んでいた。

なぜなら、一馬が結婚のために芸人を辞め、塾講師になったことに納得できず。そのことを最も悟られたくない父・雅彦に見抜かれていたから。

さらに雅彦が

「俺のこと心配しなくていいから。」

と言ったことにもショックを受け、一馬を認めてもらって結婚する目標を、やりたいことリストから消した。

婚約を解消された一馬も、息子の龍之介(石塚陸翔)が家出をする事態にまでなって、結婚のために大事なことを後回しにしたり忘れたりしていたことを実感。

瞳の申し出を受け入れた。

結局キャンセルになった結婚式。

ウェディングプランナーの黒沢(西垣匠)は、散々振り回された後の結果に激怒。

だが上司の森野(橋本マナミ)に「キャパが狭すぎる。」と話を聞いてもらえなかった。

 

婚約解消したショックを抱えながらも瞳は、助産師として、20歳の若い夫婦・亜弥(杏花)と祐作(金子隼也)の出産準備を手助け。

亜弥のご両親が持つ、助産院で出産する不安や悩みを、杉浦院長(小林聡美)と共に聞く大事な仕事を続ける。

 

一方。

雅彦は、緩和ケアの医師・阿波野(光石研)の診察で、人生ノートを書いて人生を振り返り、瞳と別れるのが寂しくなってきたと本音を漏らす。

そして、今から治療するとどうなるのか?とこれまで聞かなかったことまで言い始める。

「思い通りになんないもんですね。」

雅彦自身も、これまでと違う感情が急に出てきたことに戸惑っていた。

職場では後輩の加賀屋(葵揚)が育ってきていて、雅彦は、体調の悪化からもう隠していられないと思い、中井社長(矢柴俊博)と加賀屋に病気をことを打ち明ける。

以前同僚が同じ病気で苦しい思いをして治療を受けていたのを見て、治療を受けないという雅彦に、社長と加賀屋は驚き戸惑う。

雅彦は、仕事の辞め時は相談させてほしい。とだけ言うのだった。

 

帰宅してきた雅彦は、患者さんの産後ケア入院対応で夜勤に出かける瞳とすれ違う。

瞳は、疲れ切った表情で一馬と婚約解消したことを雅彦に告げる。

一晩中、赤ちゃんの世話して帰宅した朝。

今度は、出勤していく雅彦と家で入れ替わり。

一馬と婚約解消したことを満足に話せないまま、父娘はまたすれ違っていく。

夜勤明けで、寝ようとしても眠れない瞳。

婚約解消に驚いた岸(深澤辰哉)が、瞳に会いに家までやって来る。

岸が元気づけようと、かけてくれる言葉に泣いてしまう瞳。

そのおかげで吹っ切れたように見えたが、うまく眠れずにそのまま出勤。

助産院で倒れ、病院に運ばれ入院してしまう。

雅彦が駆けつけると、付き添ってくれた杉浦が瞳の体調の変化に気付かなかったことを謝る。

「なんでさ、俺が入院しないでさ瞳が入院しちゃってんだよ。」

と、瞳を茶化した雅彦だが、自分の病気を心配して瞳がストレスがためていたと知り、次の言葉が出てこない。

入院したことを一馬に知らせないでほしい。今は会わない方がお父さんも安心だろうと言う瞳に、雅彦は

「カズマルのこととかも嫌いじゃないんだよね。」

「龍之介、もかわいいし。」

「俺何で結婚に反対してんのかさ。ちょっと分かんなくなってきた。」

と言って、「今さら?」と瞳を怒らせるのだった。

 

一方。

何も知らない一馬は、家で龍之介の勉強を見るといいながらも、なぜか新ネタを考えていた。

 

翌日。

美奈子(見上愛)と伯母のまき(筒井真理子)が瞳のお見舞いに来て瞳を元気づける。

帰り。

初めて顔を合わせた二人だったが、2人とも瞳と一馬が結ばれなかったことを残念に思ったことを共感し合い、何かできることはないか?と話し合った。

 

数日後。瞳が退院。

雅彦が仕事を休んで迎えに行き、家では、美奈子、岸、まき伯母さんが退院おめでとうのサプライズパーティーを準備して待ってくれていた。

突然のことに喜ぶ瞳。

雅彦は、そこに一馬と龍之介も呼んでおり、瞳が17歳の時には失敗した、お誕生日の手巻き寿司パーティーを開催する事が出来た。

雅彦が一馬を呼んだことに驚く瞳。

「結婚話がなくなっちゃったらさ、なんか俺の残りの人生張り合いなくなっちゃうじゃん。」

という雅彦の言葉に重ねて、まき伯母さんも

「もう一回、最初からやり直して見てもいいんじゃない?」

と援護。

もう一度、一馬と会うことが出来た瞳。

最後はみんなで記念撮影をして、パーティーは終わった。

 

パーティー帰り。

一馬に会って元気を取り戻す瞳を見て、瞳が好きなのは一馬だと実感する岸。

それで落ち込む岸を見て、これからもずっと友達でいようと決意する美奈子。

まき伯母さんは、パーティーの途中で何度も調子悪そうにしていたことを気遣った。

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パーティーが終わり、家でゆっくり話して笑顔になる瞳と一馬、龍之介3人の姿を遠巻きに見る雅彦。

龍之介が、一馬が実はこっそり新ネタ作りをしているのを明かす。芸人に戻るかどうかはわからないが、一馬は

「ただ瞳ちゃんに笑ってもらいたいだけなんだよね。」

「瞳ちゃんが幸せそうにしてくれたらそれだけでいい。」

 

と言う。

一馬の言葉を、横やり入れることなく茶化すことなく黙って聞く雅彦だった。

 

一馬たちが帰ったあと。

死ぬまでにやりたいことリストの最後の項目:カズマルを瞳から追い払う。を取り消す雅彦。

 

一度取り消した結婚までにやりたいことリストの、かず君をお父さんに認めてもらう。とまた書き直す瞳だったーーー。

 

…というお話でした。

 

いざという時攻められない岸君

瞳とかず君が婚約解消と聞いて、慌てて駆けつけた岸君。

先週、カズマルに「良識を疑います。」とまで言ってケンカ売っていたのに、いざ目の前で瞳が泣いているのに直面すると、何も出来ていませんでした。

瞳の心のすき間に入るチャンスだったのに!

瞳に告白しないのを美奈子のせいにしてましたけど、岸君自身、そんな勇気も持ってないやん!

今回、カズマルくんに

「何があっても瞳ちゃんのお友達でいてあげてください。」

と言われて、はい!って元気よく答えたたし。

瞳のような人を支えるには、めちゃくちゃ優しいカズマル君じゃないとダメなのよ。

それを実感したんじゃないですか?

 

退院おめでとうパーティーで、瞳がカズマルくんを好きなのが分かったみたいなこと言って、諦めた風を装ってましたけど、最初から勝ち目なんてなかったように思えます。

きっとカズマルくんと出会うずっと前から、瞳が誰とも付き合う前から告白も出来てなかったんでしょうし。

前回、一緒にいる年数でカズマルにマウントをとってましたが、いくら長年一緒に至って、岸君には瞳を受け止めることは出来なかったんだろうと思います。

 

手巻き寿司のCM思い出す

瞳の退院お祝いで、17歳の瞳の誕生日では出来なかった手巻き寿司パーティーが出来た雅彦。

雅彦のセリフで

「まーいて巻いて!」

というのがありましたが、あのフレーズ。

とんねるずが手巻き寿司のコマーシャルやってた時の言い回しと一緒でしたね!

なつかしー!


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今だったら、ちょっとコンプラ的に問題のありそうなCMだけど。

「かーいわれ巻き巻き!」のフレーズ。

仮面ノリダーの言い回しだったのかな?はっきり覚えてないけど。

YouTubeを見ると、チビノリダー伊藤淳史さんもチラッと出てました。

当時は気づいてなかった。

 

『春になったら』は、時々こうやってとんねるずのギャグのフレーズが出てきて面白いです。

 

雅彦に変化

先週は、瞳が結婚しないと雅彦に折れてましたが、今回は雅彦が瞳と一馬の結婚をひそかに許していました。

あと、治療しようかと思い始めてもいました。

これまで治療しないと頑なだった雅彦の心が変わってきて、ビックリです。

視聴者としても、これまでは治療しないという雅彦の態度が強硬過ぎて、ついていけてなかったので、やっと共感できる部分が出てきて嬉しくなってきました。

生きたいと思ってくれないの?という娘の寂しさが、雅彦に届いたのでしょう。

 

さぁ!今週で瞳の結婚もひそかに認めたし。

今度は雅彦が残りをどう生きていくのか?

治療して、ちょっとでも長く生きようと思うのか?

雅彦の動きに目が離せません!!!

 

以上、『春になったら』6話のあらすじと感想でした。

 

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厨房のありす 5話のあらすじと感想 ありすが恋に興味!もやもやの正体は恋だけ?!倖生が動き出す

2024年2月18日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』5話が放送されました。

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前回、4話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。父・心護からは母は死んだと聞かされており、育ててくれる恩があるので信じているふりをしている。住み込みでホールのバイトに来た倖生に徐々に心を開き始めている。
  • 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
  • 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にありすの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。こだわりが多いありすに振り回されながらも、優しく寄り添う。思いを言葉にしないため、周りに誤解されることが多い。大学の研究室の心護に会いに来た誠士を見て、複雑な表情を見せる。
  • 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。蒔子からの再三の電話も出ず。誠士から五條製薬に戻って欲しいという蒔子の気持ちを伝えられても断った。

<三ッ沢工務店>

  • 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
  • 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
  • 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
  • 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)和紗の長男。冷静。
  • 三ッ沢銀之助(湯本晴)和紗の二男。野菜嫌い。

<東名大学>

  • 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
  • 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
  • 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていたらしい。倖生が住み込みバイト先のありすと近づいていることに不満。誠士と倖生の関係を知っている様子。

<ありすのお勝手>

  • 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
  • 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
  • 柏原優奈(新井郁)和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。

 

  • 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。

<五條製薬>

  • 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。ありすが母だと思ていた人物だが、ありすの母・未知子の姉だった。
  • 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。ありすを五條製薬にとって役に立たない人間だと思っている。
  • 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。ありすと蒔子をあせたくないようだが…?

 

5話のあらすじ

常連客の明里(金澤美穂)の恋愛話から、恋愛に興味を持ち出したありす(門脇麦)。

実の母が自分を捨てておらず、愛されていたことを知ったためだ。

倖生(永瀬廉)が自分のことを好きだと勘違いしていたありすは、倖生が自分を思う時、どういう感情になるのか?と次々と質問するが、倖生ははっきりと答えず逃げる。

バレンタインの花火イベントを、職場の憧れの先輩・圭介(渡辺大知)と一緒に行って、恋がかなえられたと思われた明里。

しかし花火を見ていた時に、全く関係のない職場の話をされただけで、自分は恋愛の大将として見てもらえてないと落ち込む。

相談された和紗(前田敦子)がどう励ましても、自信のない朱里に全く響かず。

野菜の配達に来た三國谷優作が好きかどうかは「見ればわかる。」言ったことをきっかけに、恋愛に興味を持ち出したありすが行動を起こす。

ありすと倖生は、恋人同士で新しく家を借りる設定で、明里と圭介が勤める不動産屋さんを訪問。

職場内で圭介が明里をどう見ているか?を見ようとし、ありすの指示通りに明里が動いたが、不自然過ぎて失敗。作戦を練り直すことになった。

そんな時。

五條蒔子(木村多江)、誠士(萩原聖人)夫妻が予約をして『ありすのお勝手』にやって来る。

五條製薬でありすと蒔子を会わせようと1人で動き、誠士に厳しく止められた倖生は、誠士が来ると知り、緊張。

しかし誠士は、倖生に

「このあいだはごめんね。」

「2人会わせたら、お義父さんとありすちゃんのあいだで蒔子が板挟みになっちゃう気がして。」

 

と謝った。

続いて蒔子も、父親の道隆(北大路欣也)がありすに「役立たず」と言ったことを謝罪。

未知子(国仲涼子)が亡くなった時もありすを引き取ろうとしたそうだが、道隆に泊められて叶わなかったらしい。

しかしありすは

「おじいさんの言うことは事実です。」

「五條製薬の経営において私は役立たずですから。」

「私は料理人です。私がやるべきことは、美味しい料理を作ることです。」

「料理作って提供することで、私は仕事が出来ています。」

「おじいさんの言う役立たずでも、全く問題ありません。」

 

と言い切って、蒔子夫妻、和紗、倖生を和ませる。

続いてありすは、蒔子と誠士の体調を、話す様子と前回五條製薬で会った時に見た顔色で診察。

それぞれの体調に合った料理を提供。二人とも笑顔で食べてくれた。

そんなふたりにありすは、2人の恋の話を聞きたがる。

蒔子と誠士は元々五條製薬研究員同士で出会い、新人として入った蒔子を先輩だった誠士が支えてくれていたのだという。

蒔子にお見合い話が持ち上がり、諦めるつもりで誠士に気持ちを告白。

告白を受けた誠士が蒔子を意識し始め、他の男と結婚すると思ったらモヤモヤと嫉妬心が芽生えるのに気付いて思いを伝え、今に至る。

恋愛に、嫉妬心があるのだと知ったありす。

モヤモヤという言葉が引っかかり、倖生に自分に対してモヤモヤしたことがあるかと質問し、困らせるのだった。。

 

夜。

倖生が心護宅の部屋の収納を探り、「十嶋晁生」なる人物から心護宛に何通も手紙を受け取っているのを発見。

しかしありすが突然やって来て中断した。

翌朝。

明里の片思いの相手・圭介の気持ちをさぐる作戦を継続中のありす。

今度は物件を内見しに行く設定で、明里にわざと転倒するように仕向け、倖生に支えさせ、圭介をもやもやさせる。という作戦を思いつく。

実際に内見に行き、ありすの計画通りに動く明里と倖生だったが、いずれも無理があり、圭介のモヤモヤを誘えなかった。

もう諦めて帰ろうとした玄関先、演技でなく本当に明里が転倒しかけ、倖生が抱き抱えて助けた。

突然のことに驚く圭介は、複雑な表情を浮かべる。

そしてなぜか、圭介の気持ちを引き出す作戦を立てたありすも同じように複雑な表情を浮かべるのだったーーー。

 

恋心に興味を持ち出したありすが知った気持ちは?

倖生がさぐっていた「十嶋晁生」という人物は何者なのかーー?

 

…というお話でした。

 

誠士はいい人?

前回の4話で、蒔子とありすを会わせまいと、ありすの電話番号が書かれたメモを黙って捨てたり、2人を会わせようと頼みに来た倖生に怒鳴ったり。

怖い一面を見せていた蒔子の夫・誠士。

誠士役が実力派俳優の萩原聖人さんということもあり、怖い人じゃないか?と警戒して見ていました。

ところが!!

今回5話で、蒔子と一緒に『ありすのお勝手』で料理を食べに来てくれ、しかも倖生に嫌な言い方をした事を謝ってくれていました。

これまで、蒔子の前でだけ優しい男を演じて、心護には戻ってこないよう裏で手を回して…って、裏で何やら怖いこと考えている人なのかと思ってました。

でも、ちゃんと倖生に謝ってたし、CEOになるプレッシャーで色々焦ってることを素直に吐き出してたし。

本当はいい人なのでは?

見る目が変わりました!!!

まぁ、ミステリーは最初に疑われた人は犯人じゃないですからね。

誠士は、蒔子の前だけじゃなくて、本当にいい人なのでは?と思い始めました。

 

未知子が死んだ火事の容疑者?

4話の終わりで、心護に

「あの火事が事故じゃないことお前わかってんだろ?」

と聞かれ、ものすごい怖い顔していたし!!!

そういう終わり方してたので、火事の真相を知っているものだと思ってました。

しかし5話のはじめで誠士が

「お前がそれ言うの?バレて困るのはお前の方じゃないのか?」

なんて言ってました!!!

 

先週の4話を見た限りでは、心護が政治に対して、五條製薬の経営者一族の未知子とありすを火事に見せかけて殺そうとしたのでは?疑っていると匂わせていました。

しかし!

5話では、誠士の方が、心護を火事を起こした容疑者として疑っているように見えました。

誠士と心護。

お互いがお互いのことを、火事の犯人だと思っている様子でした。

お互い誤解し合ってる感じです。

 

倖生は晁生の息子

今回、ありすが恋に目覚めました。

好きな人がいたのか?と心護にも聞きます。

心護は、晁生(竹財輝之助)という恋人がいたことを告白。

心護はゲイを公言する人物ですが、晁生は周りの人に言えず、親がすすめる女性と結婚した、とのことでした。

この晁生という名前。

倖生が見つけた大量の手紙の送り主と同じ名前。

5話の最後で心護がお参りに行っていたお墓には、晁生という名前が刻まれていました。

そこへ、なぜか倖生もーー!

倖生という名前を蒔子も何か気付いていた様子だったし、倖生と心護がありすに話していた晁生の性格が倖生にそっくりだったことから、倖生は晁生の息子なんじゃないか?

と推測されます。

 

ええ??

倖生の父親って、犯罪者だって言ってましたよね?

何か悪いことをしたのか?晁生さんは。

未知子の火事と関係ある?

ありすが3歳の時に火事があった。

倖生の年齢は、ありすの4歳下の24歳。

火事のあとに倖生は生まれてるのかな?

 

どうやら、父親の恋人だった心護を倖生が恨んでるような感じ。

何があった?

晁生が結婚した女性って誰?

火事のあとに倖生が生まれてるってことは、倖生の母は未知子ではないですよね。

 

火事のことで、晁生が疑われたとか?

心護は倖生に

「晁生を、お父さんを殺したのは僕だ。」

と告白していたのも気になる!

心護が晁生を精神的に追い込んだ?

倖生は心護に復讐に来たのか?

今回、何回もありすの質問をはぐらかしたのは、ありすに対して恋愛じゃないモヤモヤを倖生が抱えているのかもしれない。

 

全く話がつながらない。

何がどうなっている?

 

次週も見ます!

 

以上、『厨房のありす』5話を見たあらすじと感想でした。

 

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