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さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~第9楽章(9話)のあらすじと感想

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2024年3月10日日曜から、TBS系列でドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第9楽章(9話)が放送されました。

www.tbs.co.jp

前回、第8楽章(8話)の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 夏目俊平(西島秀俊)…20代の頃から海外のオーケストラで活躍してきた元指揮者。大好きな音楽に対して、アパッシオナート(情熱的)だが、音楽以外はポンコツ。5年前のできごとをきっかけに家族の前から姿を消し、音楽の世界からも離れる。が、数十年ぶりに帰国。晴見フィルハーモニーで指揮をすることになる。
  • (芦田愛菜)…俊平と志帆の娘。晴見市役所の総務課で働く実家暮らしの20歳。5年前の出来事で父親と決別。父と違い音楽を嫌い音楽のない人生を送る。突然の父の帰国で、気まずさを抱えながら同居することに。職場では、総務課から応援で文化振興課に異動。晴見フィルの活動拠点のあおぞらホールで、廃団が決まった晴見フィルの後片付けを命じられる。
  • 志帆(石田ゆり子)…響と海の母。率直な物言いをする性格。俊平と結婚後は画家になる夢を捨てポンコツな俊平の世話をしていたが、5年前のできごとをきっかけに子どもたちを連れて夫の元を去る。実家の晴見市で暮らし俊平と連絡を断っていたが、晴見フィルハーモニーの指揮者として、団長の古谷に俊平を推薦。自分がいなくなることで俊平と響が交わることを期待し、フランスまで仕事に行くと嘘をついて俊平を帰国させ、強引に子供たちと同居するように持って行く。本当は日本にいて、古谷だけが居場所を知ってる。ということだったが…。
  • (大西利空)…俊平と志帆の息子。フランスからの帰国子女で高校2年生。コミュニケーション能力が高く、父と姉のあいだに立ってフォローする役割をしてくれる。フランスに行ったはずの母らしき人物を近所のスーパーで目撃する。

<<晴見フィルハーモニー>>

  • 古谷悟史(玉山鉄二)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーの団長。ファゴット担当。誠実で心優しい。楽団の廃団を阻止するために俊平を指揮者として迎えようと奮闘。志帆がフランスに行かず日本にいることを俊平に秘密にしている。
  • 森大輝(宮沢氷魚)…晴見市役所観光課職員。晴見フィルハーモニーではトラペットを担当。小学生の時から吹奏楽をやり、持ち前のポジティブさで人一倍練習熱心。だが、感情が表に出てしまい音程が安定せず。同僚の響とは職場仲間で、次第に関係を深める。
  • 近藤益夫(津田寛治)…建設会社社長。晴見フィルハーモニーコンサートマスター。バイオリオン担当。クラシックが大好きで、指揮者になるのが夢。楽団ではボスだが、家族には相手にされていない。
  • 谷崎天音(當真あみ)…高校2年生。クラシックに憧れ、音楽経験ゼロで晴見フィルハーモニーに入団。楽天的で楽器演奏を甘く見ているところがある。しかし明るさの裏に秘密あり。
  • 内村菜々(久間田琳加)…大学生。プレッシャーに弱いティンパニー担当。真面目で練習熱心。高校時代にトラウマがあり、自信が持てていない。欠員が出ているチェリストに、自信が推している羽野蓮を俊平に紹介する。
  • 羽野蓮(佐藤緋美)…工場勤務をする寡黙でクールな青年。幼い頃からの才能に恵まれていたチェリスト。かつてCDデビューまでして活躍していたが、儲け重視でやりたい音楽ができなくなったことと、自分が音楽をやることで父の会社のお金を母が使い込み、不仲になったこともきっかけで音楽活動を辞めていた。俊平と出会い、晴見フィルハーモニーに誘われる。
  • 倉科瑠李(新木優子)…プロのオーケストラを渡り歩いてきたフルート奏者。恋愛絡みで問題を起こし、数々のオケをクビになって来た過去がある。狙った獲物は逃がさない"カルメン"。晴見フィルからの誘いを何度も断っている。が、また恋愛沙で問題を起こし、所属していた楽団を試用期間のあいだに解雇されてしまう。古谷のスカウトで、廃団が決まった晴見フィルに次の楽団が決まるまでと決め入団する。次は俊平を狙っている。

<<その他>>

  • 白石一生(淵上泰史)…晴見市長。前市長が建てた晴見市あおぞら文化ホールをお荷物だと考えており、音楽もお金にならないものだと言い、晴見フィルハーモニーの俊平と対立する。市議会で晴見フィルの助成金をの打ち切りと廃団が決議されたことで、晴見フィルへの圧力を強める。
  • 鏑木晃一(満島真之介)…謎の男。5年前の俊平の事件を知っている様子で晴見フィルハーモニーへ近づく。この男の存在が楽団に波紋を呼ぶ。俊平の元マネージャーということが分かる。
  • 小村二朗(西田敏行)…大輝の祖父。「うたカフェ二朗」と店主。晴見フィルハーモニーの最古参で、ほとんどすべての楽器を演奏した経験がある音楽好き。俊平の過去を知っているらしく、俊平の良き相談相手。

 

第9楽章(9話)のあらすじ

父である白石市長(淵上泰史)の前で、圧巻の演奏をしてみせた天音(當真あみ)ちゃんの演奏を思い出し余韻に浸る俊平(西島秀俊)に海(大西利空)。

特に響(芦田愛菜)は、涙を流して放心状態でいた。

響はヴァイオリンの素晴らしさを思い出し、幼い頃に音楽に初めて触れた思い出と共に、父と競演できなかった思いを思い出させるものだった。

 

そんな時。

SNS動画を送って応募していた仙台のオケフェス、最後のワイルドカード敗者復活枠に、晴見フィルが入ることが出来た。

海が編集してくれた動画のおかげだと感謝する俊平(西島秀俊)たち。

晴見フィルの動画のなかで、一番注目されたのはなんと!長年の夢をかなえ指揮棒を振ったコンマス・近藤(津田寛治)の姿!

テレビ番組で、指揮をする上で大事なことは?と問われ

「アパッシオナート、音楽への情熱です!」

と語る近藤。妻と娘にも初めて「カッコいい!」と言われ喜んでいた。

 

オケフェスの参加権を得た晴見フィルだが、仙台への交通費、宿泊費、楽器運搬費や衆生のための練習場など、あおぞらホールが使えない今、資金をどうやって得るか?が悩み。

最後はマエストロのお気に入りの曲で締めたい。という古谷(玉山鉄二)の提案に、鏑木(満島真之介)がシューマンの「ライン」を推す。

「ライン」は、シューマンが親友とお子さんを亡くしたあとに作られた曲。

俊平は、ドイツにいた時に響とよくライン川沿いを散歩していたことを思い出す曲。

そして、シュナイダー先生を追ってヨーロッパに言って初めて指揮をした思い出の曲。

5年前、活動休止する前に最後に指揮をした曲でもあるのだ。

鏑木は、その曲を俊平に提案することで、俊平と響のわだかまりを解消する一助になれば…と、シュナイダーから俊平に宛てた手紙も渡す。

手紙には楽譜も入っていて、その曲調を聞き川沿いに住む町の雰囲気が浮かび、晴見フィルの楽団員たちも浮かび、夢中になって交響曲を書き上げた。

 

オケフェスに出場するための資金に困っていた晴見フィルは、街角で募金活動を始める。

フルート担当の瑠李(新木優子)が、高校時代の先輩のツテで借りられた保養施設を練習場として確保。

楽団員のみんなで合宿することに。

ほかのお客さんのために無料でコンサートを開くことを条件に、土日、無料で借りることが出来た。

俊平は、楽団員たちと初日に即興で奏でた音を元に作った「晴見シンフォニー」の楽譜を楽団員たちに配り、「ライン」と一緒に演奏して欲しいとお願い。

楽団員たちは、喜んで俊平の提案を受けた。

その合宿キャンプに、大輝(宮沢氷魚)から誘われた響も参加。

シュナイダーが俊平に宛てた手紙を勝手に読んだ響は、5年前、自分がヴァイオリンのコンクールのファイナルを棄権した時のことと、シュナイダーが高松で俊平と出会った状況が似ていたことを知る。

  • 俊平が音楽に出会ったきっかけを作ったシュナイダーの交響楽団に、俊平が呼ばれていること。
  • そのシュナイダーが妻の死をきっかけに音楽から遠ざかった時期に俊平と出会い、また音楽への情熱を思い出したこと。
  • 音楽から遠ざかっていた響が、俊平と再会しまた音楽に触れるようになったこと。

全てが運命だと感じた響は、これまで開封すらしてなかった5年間の俊平からの手紙をやっと読んだ。

  • 夢が破れたこと。
  • 精いっぱいだったコンクールのセミファイナルの演奏に、ダメ出しした俊平の言葉にショックを受け、事切れてしまい「パパのせいで音楽が嫌いになった。」と言ってしまったこと。

やっと全てを認め、受け入れることが出来た響。

俊平が帰国して音楽に触れたことで、遠ざかっていた音楽をまたやろうという気になったのだ。

当初夢見ていた、俊平の指揮で「ヴァイオリンコンチェルト第2楽章」を、ソリストとして演奏……??

ではなかったが、家のピアノを俊平が弾き、響はヴァイオリンを弾くということで、やっと父娘競演をすることが出来た。

完全に打ち解けた父娘。

黙って2階で聞いていた海も、声を殺して泣く。

「ごめんね。私、ひどいことを言った。」

 

響は、やっと俊平に謝ることが出来た。

長いお休みは終わりにして、前に進もうと言う響。

「おかえり、パパ。」

やっと素直に言葉に出せたのだった。

 

…というお話でした。

 

音楽しか見てなくて、響きを見てなかった俊平

ずっとこじらせ響が嫌いでした。

でも、パパと演奏したいがためにずっと必死になっておかしくなるまで練習して、お母さんは気付てくれていたのに、パパは、娘の一番の演奏とも気づかず、もっといい演奏ができると思って、ダメ出しをしていた。

これが、響が5年間父親に対してこじらせていた原因。

まぁ、傷つきますよね。

まだやれって言うの?と感じて。

素直に、これが最高の演奏だったのって言えてれば5年もこじらせることもなかったのに。

響の高すぎるプライドも、ダメになった原因ではありますよね。

 

ーーーまぁ、とにかく理解し合えてよかったです。

「分かってない!」って、何も説明せずに無視し続けるなんてやっぱりやり方が汚いと思うし。

響の孤独と寂しさは理解できても、俊平に対する態度はいいと思わない。

嫌いが好きにはならなかったです。

 

さよならの意味

次回は最終回。15分拡大になるそうです。

さよならマエストロ。のタイトルの「さよなら」の意味も明かされるそうですよ!

俊平がドイツに行くってことになるんでしょうーー!

 

新しい晴見フィルの指揮はコンマスさんで、新しいコンマスは響、かな?


そして!

天音ちゃんの頑張りを認めた市長が心変わりして晴見フィルは存続。

平和に終わるんじゃないでしょうか?

なーんて、私の勝手な予想です。

 

どういう結末になるのか、楽しみです。

 

以上、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第9楽章(9話)のあらすじと感想でした。

 

 

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