2024年2月18日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』5話が放送されました。
前回、4話の感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。父・心護からは母は死んだと聞かされており、育ててくれる恩があるので信じているふりをしている。住み込みでホールのバイトに来た倖生に徐々に心を開き始めている。
- 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
- 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にありすの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。こだわりが多いありすに振り回されながらも、優しく寄り添う。思いを言葉にしないため、周りに誤解されることが多い。大学の研究室の心護に会いに来た誠士を見て、複雑な表情を見せる。
- 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。蒔子からの再三の電話も出ず。誠士から五條製薬に戻って欲しいという蒔子の気持ちを伝えられても断った。
- 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
- 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
- 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
- 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)…和紗の長男。冷静。
- 三ッ沢銀之助(湯本晴)…和紗の二男。野菜嫌い。
<東名大学>
- 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
- 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
- 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていたらしい。倖生が住み込みバイト先のありすと近づいていることに不満。誠士と倖生の関係を知っている様子。
<ありすのお勝手>
- 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
- 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
- 柏原優奈(新井郁)…和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。
- 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。
<五條製薬>
- 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。ありすが母だと思ていた人物だが、ありすの母・未知子の姉だった。
- 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。ありすを五條製薬にとって役に立たない人間だと思っている。
- 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。ありすと蒔子をあせたくないようだが…?
5話のあらすじ
常連客の明里(金澤美穂)の恋愛話から、恋愛に興味を持ち出したありす(門脇麦)。
実の母が自分を捨てておらず、愛されていたことを知ったためだ。
倖生(永瀬廉)が自分のことを好きだと勘違いしていたありすは、倖生が自分を思う時、どういう感情になるのか?と次々と質問するが、倖生ははっきりと答えず逃げる。
バレンタインの花火イベントを、職場の憧れの先輩・圭介(渡辺大知)と一緒に行って、恋がかなえられたと思われた明里。
しかし花火を見ていた時に、全く関係のない職場の話をされただけで、自分は恋愛の大将として見てもらえてないと落ち込む。
相談された和紗(前田敦子)がどう励ましても、自信のない朱里に全く響かず。
野菜の配達に来た三國谷優作が好きかどうかは「見ればわかる。」言ったことをきっかけに、恋愛に興味を持ち出したありすが行動を起こす。
ありすと倖生は、恋人同士で新しく家を借りる設定で、明里と圭介が勤める不動産屋さんを訪問。
職場内で圭介が明里をどう見ているか?を見ようとし、ありすの指示通りに明里が動いたが、不自然過ぎて失敗。作戦を練り直すことになった。
そんな時。
五條蒔子(木村多江)、誠士(萩原聖人)夫妻が予約をして『ありすのお勝手』にやって来る。
五條製薬でありすと蒔子を会わせようと1人で動き、誠士に厳しく止められた倖生は、誠士が来ると知り、緊張。
しかし誠士は、倖生に
「このあいだはごめんね。」
「2人会わせたら、お義父さんとありすちゃんのあいだで蒔子が板挟みになっちゃう気がして。」
と謝った。
続いて蒔子も、父親の道隆(北大路欣也)がありすに「役立たず」と言ったことを謝罪。
未知子(国仲涼子)が亡くなった時もありすを引き取ろうとしたそうだが、道隆に泊められて叶わなかったらしい。
しかしありすは
「おじいさんの言うことは事実です。」
「五條製薬の経営において私は役立たずですから。」
「私は料理人です。私がやるべきことは、美味しい料理を作ることです。」
「料理作って提供することで、私は仕事が出来ています。」
「おじいさんの言う役立たずでも、全く問題ありません。」
と言い切って、蒔子夫妻、和紗、倖生を和ませる。
続いてありすは、蒔子と誠士の体調を、話す様子と前回五條製薬で会った時に見た顔色で診察。
それぞれの体調に合った料理を提供。二人とも笑顔で食べてくれた。
そんなふたりにありすは、2人の恋の話を聞きたがる。
蒔子と誠士は元々五條製薬研究員同士で出会い、新人として入った蒔子を先輩だった誠士が支えてくれていたのだという。
蒔子にお見合い話が持ち上がり、諦めるつもりで誠士に気持ちを告白。
告白を受けた誠士が蒔子を意識し始め、他の男と結婚すると思ったらモヤモヤと嫉妬心が芽生えるのに気付いて思いを伝え、今に至る。
恋愛に、嫉妬心があるのだと知ったありす。
モヤモヤという言葉が引っかかり、倖生に自分に対してモヤモヤしたことがあるかと質問し、困らせるのだった。。
夜。
倖生が心護宅の部屋の収納を探り、「十嶋晁生」なる人物から心護宛に何通も手紙を受け取っているのを発見。
しかしありすが突然やって来て中断した。
翌朝。
明里の片思いの相手・圭介の気持ちをさぐる作戦を継続中のありす。
今度は物件を内見しに行く設定で、明里にわざと転倒するように仕向け、倖生に支えさせ、圭介をもやもやさせる。という作戦を思いつく。
実際に内見に行き、ありすの計画通りに動く明里と倖生だったが、いずれも無理があり、圭介のモヤモヤを誘えなかった。
もう諦めて帰ろうとした玄関先、演技でなく本当に明里が転倒しかけ、倖生が抱き抱えて助けた。
突然のことに驚く圭介は、複雑な表情を浮かべる。
そしてなぜか、圭介の気持ちを引き出す作戦を立てたありすも同じように複雑な表情を浮かべるのだったーーー。
恋心に興味を持ち出したありすが知った気持ちは?
倖生がさぐっていた「十嶋晁生」という人物は何者なのかーー?
…というお話でした。
誠士はいい人?
前回の4話で、蒔子とありすを会わせまいと、ありすの電話番号が書かれたメモを黙って捨てたり、2人を会わせようと頼みに来た倖生に怒鳴ったり。
怖い一面を見せていた蒔子の夫・誠士。
誠士役が実力派俳優の萩原聖人さんということもあり、怖い人じゃないか?と警戒して見ていました。
ところが!!
今回5話で、蒔子と一緒に『ありすのお勝手』で料理を食べに来てくれ、しかも倖生に嫌な言い方をした事を謝ってくれていました。
これまで、蒔子の前でだけ優しい男を演じて、心護には戻ってこないよう裏で手を回して…って、裏で何やら怖いこと考えている人なのかと思ってました。
でも、ちゃんと倖生に謝ってたし、CEOになるプレッシャーで色々焦ってることを素直に吐き出してたし。
本当はいい人なのでは?
見る目が変わりました!!!
まぁ、ミステリーは最初に疑われた人は犯人じゃないですからね。
誠士は、蒔子の前だけじゃなくて、本当にいい人なのでは?と思い始めました。
未知子が死んだ火事の容疑者?
4話の終わりで、心護に
「あの火事が事故じゃないことお前わかってんだろ?」
と聞かれ、ものすごい怖い顔していたし!!!
そういう終わり方してたので、火事の真相を知っているものだと思ってました。
しかし5話のはじめで誠士が
「お前がそれ言うの?バレて困るのはお前の方じゃないのか?」
なんて言ってました!!!
先週の4話を見た限りでは、心護が政治に対して、五條製薬の経営者一族の未知子とありすを火事に見せかけて殺そうとしたのでは?疑っていると匂わせていました。
しかし!
5話では、誠士の方が、心護を火事を起こした容疑者として疑っているように見えました。
誠士と心護。
お互いがお互いのことを、火事の犯人だと思っている様子でした。
お互い誤解し合ってる感じです。
倖生は晁生の息子
今回、ありすが恋に目覚めました。
好きな人がいたのか?と心護にも聞きます。
心護は、晁生(竹財輝之助)という恋人がいたことを告白。
心護はゲイを公言する人物ですが、晁生は周りの人に言えず、親がすすめる女性と結婚した、とのことでした。
この晁生という名前。
倖生が見つけた大量の手紙の送り主と同じ名前。
5話の最後で心護がお参りに行っていたお墓には、晁生という名前が刻まれていました。
そこへ、なぜか倖生もーー!
倖生という名前を蒔子も何か気付いていた様子だったし、倖生と心護がありすに話していた晁生の性格が倖生にそっくりだったことから、倖生は晁生の息子なんじゃないか?
と推測されます。
ええ??
倖生の父親って、犯罪者だって言ってましたよね?
何か悪いことをしたのか?晁生さんは。
未知子の火事と関係ある?
ありすが3歳の時に火事があった。
倖生の年齢は、ありすの4歳下の24歳。
火事のあとに倖生は生まれてるのかな?
どうやら、父親の恋人だった心護を倖生が恨んでるような感じ。
何があった?
晁生が結婚した女性って誰?
火事のあとに倖生が生まれてるってことは、倖生の母は未知子ではないですよね。
火事のことで、晁生が疑われたとか?
心護は倖生に
「晁生を、お父さんを殺したのは僕だ。」
と告白していたのも気になる!
心護が晁生を精神的に追い込んだ?
倖生は心護に復讐に来たのか?
今回、何回もありすの質問をはぐらかしたのは、ありすに対して恋愛じゃないモヤモヤを倖生が抱えているのかもしれない。
全く話がつながらない。
何がどうなっている?
次週も見ます!
以上、『厨房のありす』5話を見たあらすじと感想でした。