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春になったら 5話のあらすじと感想 雅彦の覚悟についていけない周りの人たち

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2024年2月12日月曜夜10時からフジテレビ系列でドラマ『春になったら』5話が放送されました。

www.ktv.jp

前回、4話の感想はこちら。↓↓↓

 

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おもな登場人物

  • 椎名瞳(奈緒)…28歳。助産師。一馬と春、誕生日に結婚の予定。6歳で母を亡くし、父娘ふたりで暮らしてきた。売れない芸人で10歳年上の一馬との結婚を父・雅彦に反対される。治療を拒否する雅彦に治療を受けてほしいと思い、わざと結婚話で心配させるが、全部見抜かれていた。
  • 椎名雅彦(木梨憲武)…瞳の父。62歳。実演販売士。すい臓がんで余命3ヶ月。春までに死ぬという。治療だけに専念して普通の生活が出来なくなることを嫌がり、治療を拒否。緩和ケアしてもらって生きていくことを選ぶ。
  • 川上一馬(濱田岳)…お笑い芸人。瞳の婚約者。芸名は、カズマルくん。瞳とは10歳年上。バツイチで子どもがいる。
  • 川上龍之介(石塚陸翔)…一馬の息子。
  • 神尾まき(筒井真理子)…雅彦の姉。瞳の伯母。花屋。
  • 椎名佳乃(森カンナ)…瞳の死別した母。
  • 岸圭吾(深澤辰哉)…瞳の学生時代からの友人。葬儀屋。学生時代から瞳が好き。
  • 大里美奈子(見上愛)…瞳の学生時代からの友人。OL。岸が好きな様子。
  • 阿波野弘(光石研)…桜鈴会病院の緩和ケアの医師。
  • 杉村節子(小林聡美)…杉村助産院の院長。瞳の上司。
  • 斎藤愛里(影山優佳)…杉村助産院の助産師。瞳の同僚。
  • 矢萩亜弥(杏花)…20歳の妊婦。妊娠をきっかけにショップ店員を辞めた。
  • 矢萩祐作(金子隼也)…亜弥の夫。亜弥の妊娠を知り、専門学校を辞めて働く。
  • 中井義広(矢柴俊博)…実演販売会社『ヨッシーコーポレーション』の社長。
  • 加賀屋吾郎(葵揚)…『ヨッシーコーポレーション』勤務の実演販売士の見習い。
  • 森野舞衣(橋本マナミ)…ブライダル会社Lily Braidal。黒沢の先輩。
  • 黒沢健(西垣匠)…Lily Braidalの社員。瞳、一馬の結婚式を担当する。

 

5話のあらすじ

2024年2月8日。

雅彦(木梨憲武)は、瞳(奈緒)の大学時代の友達・岸(深澤辰哉)を呼び出す。

岸が葬儀屋さんの仕事をしているので、自分の葬式をどうしてほしいのか?具体的な希望を明るく話す。

「お父さんのお葬式の話とか想像したくない。」

と嫌がる瞳に、雅彦は

「現実から目をそらしちゃダメダメ。」と譲らなかった。

雅彦の横で思い悩む瞳を見た岸は、美奈子(見上愛)に会って、2人が結婚しなければいいのにとグチる。

学習塾の正社員に採用された一馬(濱田岳)が、結婚式を急ごうとしているのを知った瞳は、ますます追い込まれていく。

一馬は事務所をクビになり、本当に芸人を辞めてしまったことに戸惑う瞳。

さらに、ブライダル会社の黒沢(西垣匠)から電話が瞳にかかって来て、どんどん追い込まれていく瞳。

式はやらないかもしれない。と謝るのだった。

 

同じ頃。

雅彦は、主治医の阿波野医師(光石研)から「人生ノート」なるものをつけるようすすめれられる。

「人生ノート」とは、周りの人に自分の大切な思いを伝え、自分の人生を振り返るというもの。

家に帰って瞳の前で楽しそうに書く雅彦。

カズマルにお笑いでもやってもらおうかと雅彦がふざけると、瞳は寂しそうに一馬が芸人を辞めたことを伝える。

自分が経済力を持てと言ったから、一馬が塾の正社員になったと聞いた雅彦は

「その程度の覚悟だったの?」

「人から言われてさ、そんな辞めちゃうとかありえないだろ。」

 

と呆れ、一馬をかばう瞳にもそれでいいのか?と問う。

瞳は、一馬を理解するよう雅彦にお願いするが、以前のように結婚への強い意思がない今は、自分で自分の気持ちが分からなくなってくるのだった。

 

そんな時。

瞳の勤務先の杉村助産院で、産後1か月のシングルマザー白井(東野絢香)が子どもとどう接してたらいいか悩んでいることを、瞳より先に杉村院長(小林聡美)が見抜く。

優しく白井に寄り添う杉村に、気付いてあげられなかったと反省する瞳。

杉村は、瞳と同僚の愛里(影山優佳)に

「私たちの継続的なかかわりが大事。」

「関心を向けて見守ってあげること。心寄せてあげることが私たちの仕事。」

 

と諭す。

仕事中も落ち込む瞳に、何かあったのか?と寄り添う杉村。

瞳は、父ががんだと打ち明け、残された人生を好きなように生きたいと言い、今までと何も変わらない父と違い、自分の方が受け入れられないと話す。

「自分一人で抱え込まなくてもいい。」

「誰かに自分の気持ちを打ち明けて、話をきいてもらうことも大事なんだから。」

 

杉村はそう言って、瞳を抱きしめるのだった。

一方。

コンビニで偶然一馬を見かけた岸。一馬に言いたいことがあるといきなり話しかける。

瞳が雅彦と一馬との間で板挟みになって悩んでいると伝える。

瞳が悩んでいることを知りつつ、それでも結婚しようとしている一馬に

「あなたの良識を疑います。」

「お笑い芸人やってる人は普通じゃない。」

「そんな人と結婚したって瞳は幸せなんかなれない。」

 

とまで言ってのけ、自分は常識も良識もある普通の人だから瞳の悩みも理解でき、大学時代から一緒にいたと言って、今度は、瞳との歴史の長さを語ってマウントをかける。

最後に

「瞳にあなたはふさわしくない。」

とまで言って去っていった。

 

正社員になって忙しくなった一馬は、息子の龍之介(石塚陸翔)を自宅に一人残し、外出することが多くなった。

自分のことは自分でできるうえ、父の一馬の世話までやるしっかり者の8歳の龍之介。

雅彦は、経済力をつけた一馬よりも、瞳が8歳の子供の母親になれるか?の問題があるために、あくまで一馬との結婚を認めないつもり。

そんな雅彦に、姉・まき(筒井真理子)は、

「体がしんどいんだったらさ、もう自分のことだけ心配してればいいじゃない。」

と諭すが、親だから言いたいことを言うと譲らない雅彦。

死んだら何も言えなくなると言う雅彦に、弟の死を実感したまきは泣くのだった。

 

後日。

龍之介が突然家出した。

瞳が久々に一馬の家を訪ねてきた日で、一馬が知り合いに連絡をしているあいだに近くを捜しまわる瞳。

龍之介を見つけたのは、散歩に出ていた雅彦だった。

 

龍之介が家出をした理由とはーーー?

 

…というお話でした。

 

一馬どうした??

ずっと自分に自信がなく、瞳との交際も遠慮がちだった一馬。

それが芸人やめて、塾の講師の職を得てからどうした??

急に結婚に強引になってきましたね!

結婚を待ってほしいと言ってきた瞳が急に惜しくなった?

「ドンマイドンマイ!僕は好きだよ。」の遠慮がちなカズマルくんの顔はどこいった??

瞳が戸惑うのも分かります。

すがる男の怖さが出てきて、ちょっと気持ち悪くなってきました。

 

岸もこじらせている

瞳の片思いする岸君も、瞳の結婚を阻止しようと一馬に直接言いたいことを言うという暴挙に出てきました。

良識を疑う、とか普通じゃない芸人と結婚したって、瞳が幸せになんかなれない。って。

そこまで言い過ぎなんじゃないの??

もう、岸君は最初からウジウジと瞳への思いをこじらせていて、気分悪いキャラでしたけど、ここに来て、自分に瞳を幸せにする権利があるかのように動き出しましたね。

瞳なんて、全く岸君の思いに気付いてなかったのに!

5話にして、瞳を思う男たちがどんどん気持ち悪くなっていって、見ていてゾーッとします。

 

杉村先生のやさしさ

雅彦の病気を受け入れられず、一人で抱えていた瞳。

話を聞いて抱きしめてくれたのは、助産院の院長・杉村先生でした。

「自分一人で抱え込まなくてもいい。」

「誰かに自分の気持ちを打ち明けて、話をきいてもらうことも大事なんだから。」

いい言葉ですね。

泣いてしまいました。

 

杉村先生は、シングルマザーの不安も気づいてあげていて本当に天使みたいな人!

なんで分かるのかな?

仕事としてやってる使命感から?

慈愛の精神がないとできない仕事ですよね。

いい職場に勤めてますよ、瞳は。

羨ましくなっちゃった。

 

龍之介と瞳の本音

父親の一馬が結婚するには、自分が邪魔になると思って家出をした龍之介。

お笑い芸人やめて欲しくなかった。と父親への本音をぶつけていました。

一馬って、大事なところで人に相談しない、結構勝手な人ですよね。

子供としては、相談してほしかったと思う。

芸人になりたくて東大やめた。までの決断は、自分だけに降りかかることだからよかったけど、芸人辞める。は、家族の問題でもあったと思うのに。

ネタは人を気遣う優しいネタを作るのに、本人は結構勝手だなんて、意外過ぎてビックリ。

D1で優勝して、雅彦に認めてもらおうとした時の覚悟はどこいった??

雅彦の余命が焦らせたか。

 

龍之介の家出をきっかけに、瞳の本音も一馬に芸人を辞めて欲しくなかったのでは?と鋭くツッコむ雅彦。

瞳は、自分との結婚を考えて一馬が芸人を辞めたことを分かってたから、言えなかった。

でも、そのことが龍之介まで巻き込んでしまった。

瞳は、一馬に強く言えないから、無責任に経済力をつけろと言った父親の方を責めていました。

が、雅彦に一馬に遠慮してる、と痛いところを突かれて

「かず君に芸人やめて欲しくなかった。夢を諦めて欲しくなかった。」

と泣いて本音をさらけ出していました。

 

雅彦だけがいつもどおり

お父さんの病気で、自分の結婚のことなんて考えられなくなった瞳。

「俺のこと心配しなくていいから。」

と言う雅彦は、瞳に今まで通りを望む。

でも、できませんよね!

雅彦は当事者だから、痛みがひどくなってきて命の限界を悟って、後輩への引き継ぎを急ごうとか調整が出来るんだけど。

瞳には、雅彦の痛みまで共有できないし感じられないから。

変わってあげられるなら感じられるけど、変われないし。。

本当のところで理解できないですよ。

辛いなぁ。

もう既にお母さんがいないのだから、人がいなくなる怖さをもう分かってるはず。

だからこそ、お父さんに代わる存在を見つけておかないと!!

もちろん、誰にも代えられない存在だけど。

 

雅彦は、結婚したい瞳を認めない!をやっていたいだけなのに。

雅彦だけが普通なんですよね。

ついていけない。

元気な人間同士だって、同じ気持ちを共有するのは難しいのに。

周りは普通にできないですよ。置いて行かれる方は。

 

瞳は結婚を諦めてしまった。

あーあ。

 

もうどうなるんだろう。

先が不安だな~~。

 

以上、『春になったら』5話のあらすじと感想でした。

 

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