2024年3月24日夜10時30分から、日本テレビ系列でドラマ『厨房のありす』10話が放送されました。
前回、9話の感想はこちら。
おもな登場人物
- 八重森ありす(門脇麦)…28歳。料理店「ありすのお勝手」の店長。自閉スペクトラム症(ASD)でコミュニケーションが苦手。正直すぎる言葉を言ってしまうため接客が出来ず、親友の和紗に接客をやってもらっている。3歳の頃から父・心護と二人で暮らす。有機化学者の心護の影響で化学が好きで、科学に関しては驚異的な記憶力がある。子供の頃から大学生の問題を解けるほど。化学式と化学変化で料理を理解し「料理は化学です。」と言うのが口癖。店にメニューはなく、お客さんの体調に合わせた料理を作って出す天才料理人。父・心護からは母は死んだと聞かされており、育ててくれる恩があるので信じているふりをしている。住み込みでホールのバイトに来た倖生に徐々に心を開き始めている。
- 三ッ沢和紗(前田敦子)…28歳。ありすの親友。『三ッ沢工務店』の娘で元ヤン。幼い頃からありすを守ってきた。2人の息子がおり、3人目の出産に合わせ、『ありすのお勝手』で自分に代わる接客担当のバイトを募集。新人の倖生にありすとの付き合い方を教える。
- 酒江倖生(永瀬廉)…24歳。『ありすのお勝手』に住み込み希望で接客バイトに応募してくる。1年ほどネットカフェで生活していて住所不定。不審者扱いされるが、ありすに気に入られ『ありすのお勝手』でバイトすることに。一方で、夜間に心護が勤める東名大学の清掃のバイトも掛け持ちしている。徐々にありすの信頼を得ていくことになるが、実は店に来た目的があるよう…。こだわりが多いありすに振り回されながらも、優しく寄り添う。思いを言葉にしないため、周りに誤解されることが多い。大学の研究室の心護に会いに来た誠士を見て、複雑な表情を見せる。
- 八重森心護(大森南朋)…51歳。ありすを男手ひとつで育てる未婚の父。東名大学で有機化学の教授。ゲイであることを公言し、同じくゲイの教え子の恋愛相談に乗る。娘のありすを愛情深く育て、心配し過ぎる部分がある。ありすには母は死んだと言っているが…。蒔子からの再三の電話も出ず。誠士から五條製薬に戻って欲しいという蒔子の気持ちを伝えられても断った。
- 三ッ沢定一郎(皆川猿時)…55歳。和紗の父で、『三ッ沢工務店』の社長。一流の大工で一本気。娘の和紗にありすを守ってやるよう言い聞かせる。孫に好かれたいゆえに甘やかせ、和紗に叱られている。最近腰痛がでてきた。
- 三ッ沢明希子(阿南敦子)…53歳。和紗の母。『三ッ沢工務店』専務。世話好きで、昔からありすたちを支えてきた。
- 三ッ沢金之助(大東駿介)….34歳。和紗の夫。愛妻家で子煩悩。義父・定一郎の工務店で働く腕のいい大工。腰痛の定一郎に代わって棟梁を務める。単純な性格で思ったことをすぐに口に出す性格。
- 三ッ沢虎之助(三浦綺羅)…和紗の長男。冷静。
- 三ッ沢銀之助(湯本晴)…和紗の二男。野菜嫌い。
<東名大学>
- 山口礼央(橘優輝)…22歳。心護の研究室にする学生。恋人栄太と同じゲイの心護に恋愛相談をする。
- 野村栄太(堀野内智)…22歳。心護の研究室の学生。マッチングアプリで知り合ったのが、同じ大学で専攻も同じだった。やきもち焼き。
- 松浦百花(大友花恋)…25歳。東名大学に出入りする稲城化成の営業担当。倖生の高校の時の同級生。清掃のバイトで大学にいた倖生と偶然会う。倖生に片思いしていたらしい。倖生が住み込みバイト先のありすと近づいていることに不満。誠士と倖生の関係を知っている様子。
<ありすのお勝手>
- 柴埼明里(金澤美穂)…『ありすのお勝手』の常連客になる近所の会社員。メニューがなく、あっかんべーをさせる店に最初は不審がるが、自分の体に合った料理を出してもらい驚く。
- 白石雅美(伊藤麻実子)…『ありすのお勝手』の常連客。近所の歯科の歯科衛生士。
- 柏原優奈(新井郁)…和紗のママ友。息子のお受験で神経をすり減らしている。
- 三國谷優作(前原瑞樹)…28歳。『ありすのお勝手』に食材を納入する『スーパー三國谷』の店長。今は真面目に働いているが、昔はありすをイジメており、それをよく覚えているありすから嫌がられている。
<五條製薬>
- 五條蒔子(木村多江)…51歳。五條製薬のCEOの娘。研究開発担当取締役。新薬を作り出す創薬化学者。夫・誠士が次のCDOとなる予定。ありすが母だと思ていた人物だが、ありすの母・未知子の姉だった。
- 五條道隆(北大路欣也)…74歳。五條製薬のCEO。蒔子の父。娘婿の誠士にCEOを譲って快調になる予定。ありすを五條製薬にとって役に立たない人間だと思っている。
- 五條誠士(萩原聖人)…52歳。蒔子の夫。もともとは蒔子と心護と同じ五條製薬の研究者だったが、蒔子の夫となってからは経営に携わっている。ありすと蒔子をあせたくないようだが…?
蒔子さんごめんなさい
前回·9話の感想で私は、蒔子(木村多江)が怪しいと長々と綴りました。
しかし!
横領も放火殺人も、2つとも誠士(萩原聖人)でした。
この誠士ってひと、かなりヤバイ自己中男で、付き合ってた未知子(国仲涼子)との間に子供が出来ても、未知子が一人で育てると言ったのをいいことに、本当に一人で育てさせてました。
いやいや、毎日会社で子供含めて会うのに、よく平気でいられたな。
スゴイわ。
無理ある。
誠士の言い分が呆れる
ありす(門脇麦)と倖生(永瀬廉)に問いただされた誠士。
何食わぬ顔で、ありすの実の父親と認め、さらに放火したのは心護(大森南朋)と言ってのけてました。
ところが!
心護が、誠士の犯行に気づいた晃生(竹財輝之助)が誠士を問い詰め、犯行を認める音声データを再生。
それでも認めず居直ろうとする誠士。
もう視聴者としては話についていけなかったです。
道隆(北大路欣也)が呆れて警察を呼ぼうとすると、今度は会社のためだ。
人を、自分にとってメリットがあるかないかでしか判断しない道隆を見て、自分もそうなったと言う。
蒔子には、放火殺人は君を愛してるから、結婚するためだと嘘つく。
とんでもない人でした。
結末を見て
結局、初回を見て私が怪しいと感じた誠士が全部やった犯人と言う結末。
そのまんま。なんのひねりもなくやっぱり誠士だったのか!
と拍子抜けしました。
毎回欠かさず見て、初回に感じたそのままだった。
北大路欣也、木村多江、大森南朋、萩原聖人、みんな演技派で、みんな怪しいと思える実力者ばかりだったから、最後まで誰が犯人か決定付けるものがなく、最後まで惑わされました。
拍真犯人を知って拍子抜けはしたけど、最後まで決め手がない展開は面白かったです。
最後まで考察を楽しめました。
ありがとうございます。
前田敦子さんが一番良かった
ありすちゃんも倖生くんといられるみたいだし、めでたしめでたし。
なんだかんだで、ずっと変わらなかった前田敦子さん演じる和紗が一番いい人だった。
前田敦子さんが一番良かった!
好きになりました。
最後の最後で、前田敦子さん好き。
という結論で『厨房のありす』の感想を終えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、『厨房のありす』10話ネタバレ感想と妄想考察。でした。