毎週金曜夜11時15分から放送していた「私のおじさん」。3月8日に第8話、最終回が放送されました。
ウェディングドレス姿の理由は?
前回の終わりに出ていた、1ヶ月後のひかり(岡田結実さん)のウェディングドレス姿の理由は、再現VTRの1シーンでした。
表情が良すぎて、あとで「女優さん気取り?高度な演技力とか求めてないからね。」と言われてました。
ドレス問題をサッサと解決した後、ADに戻っていました。
「ヤッテミー!!」が打ち切られて、みんなバラバラに配属されました。
ひかりは「世界衝撃ニュース!生きるか死ぬか!それは生きる!」という番組のスタッフになっていたのです。
ひかりはドレス姿のまま、ロケ現場で小道具を揃えていました。
すると後ろの方から「だっりぃ。私なんでこんなウェディングドレスなんか着てるんだろう…ってか?」という声が。妖精のおじさん(遠藤憲一さん)でした。
ひかりが「どっか行ってよ!」と言って、1ヶ月ぶりの再会です。喜ぶひかり。
ひかりはバラバラになった皆を思って寂しく思い、やる気を失いかけていたのです。
おじさんが「皆元気だったよ。」と教えてあげて楽しく会話してると、また独り言だと思われた他のスタッフの人に中止されるのでした。
ーーー
前回の終わり方だと、もう最終回みたいな感じでおじさんも消えて…となっていたのに、謎のウェディングドレスはすぐに解決されて、おじさんもすぐに現れたので、拍子抜けしました。
ひかりにはまだおじさんが必要ということを表したかったんでしょう!
泉に企画書を任される
ひかりが、一人で荷物を運んで会社に戻って会議室にいたところ、会社を辞めたはずの泉(田辺誠一さん)がいました。しばらく妻の実家で農業をしていたが、復職していたのです。
そして、企画書を書くようひかりに言ってきました。
家に帰って企画書を書こうとするも、進まないひかり。そこに現れたおじさんに、今の番組スタッフの愚痴をこぼし、「楽しくない。」と言います。
「何が言いたいの?」と聞くおじさんに、「前にみたいに皆でひとつの番組作り上げる達成とか…。」と答え、要するに「ヤッテミー!!」を引きずっていました。
さらにおじさんにやりたいことを聞かれ、詰まるひかり。泉から頼まれた企画書は、やりたい事だ出来るチャンスだ。とおじさんに言われ、大喜びで踊りました。
翌日。
ひかりが出社すると、「秘密の会議」と書かれた紙がドアに貼られていました。
すると、千葉(城田優さん)、馬場(青木さやかさん)、出渕(小手伸也さん)、九条(戸塚純貴さん)、泉と、バラバラになった全員が会議室に入ってきました。
泉が「番組枠が空きました!日曜21時から2H、ゴールデンタイム!」と発表。どんな番組内容にするかの緊急会議を開くことになったのです。
皆が案を出し次々と却下されるなか、千葉の目に留まったのが「あなたの代わりにホンネを伝えます」というひかりの企画でした。
「恋人、上司、友達に言いたいけれど、言えない本音を代わりに伝えるぶっちゃけ毒舌バラエティー」です。千葉が「いいじゃん。」と言うと、九条も「俺結構好きかもです!」と言います。全員が興味を示しました。
毒舌MCにパウダーは?という話になりました。パウダー(JPさん)は、一度バッシングされ人気ガタ落ちになった後、暴露本で再ブレーク。いまや毒舌根暗キャラで文化人として復活していました。
パウダーさんに出演してもらうなら、「ヤッテミー!!」復活でリベンジしようと盛り上がりました。
企画はひかりのもので進む事になり、ひかりを中心に皆動くことになりました。
ーーー
1ヶ月後をすぐにやってるからか、みんなバラバラになって頑張ってるところがあまり描写されてなくて、久しぶりの再会の実感があまり感じられなかったです。
それに、1か月後にもうパウダーさんがキャラ変してやってるっていうのも驚きました。
前回を見てたらその場に倒れ込んだりして追い込まれていたのに…!!
でも、これが現実なのかもしれません。
初企画で戸惑うひかり
自分が主で動くことになり、久しぶりに「ヤッテミー!!」の時に使っていたデスクに戻るひかり。他の皆も戻ってきました。
馬場はキャスティングについてひかりに質問。答えられないひかりに「具体的なイメージ伝えてもらわないと出来ない。分かるかなぁ?」とお怒り。
次に出渕にロケ場所について聞かれ、インタビュー対象のことを何も思い浮かべず適当に「原宿とかでいいです。」と答えて「若くて企画通ったおごりってやつですか?」と嫌味を言われてしまいます。
九条には、パウダーさんの衣裳のイメージについて聞かれ、何も答えられずヘラヘラしてると「何かいってもらっていい?」と急かされました。
夜。
居酒屋でおじさんを前に「全部私が決めなきゃ駄目かな?」と愚痴るひかり。いっぱいいっぱいです。
そんなひかりに注文を聞きに来た来夢(玉田志織さん)。ひかりが言う前におじさんが飲む「カシオレ?」と聞いてきました。
来夢ちゃんは、ひかりがおじさんが見えるようになるもっと前から、おじさんがずっと見えていたのです。
「私のおじさん」だと思っていたひかりはショックを受けたのでした。
パウダーさんが出演を断ってきました。
文化人枠になって、バラエティーをNGにしていたからです。あっさり諦めようとするひかりに、千葉が「お前が諦めたらそこで終わりだろ。」と言われ、パウダーさんの事務所まで泉、千葉、馬場と共に説得に向かうことになりました。
話すら聞かない感じのパウダーさんでしたが、ひかりが「皆でもう一回ヤッテミー!!作って、色んな事言ってた人達、見返してやりましょうよ!パウダーさん!!」と熱く説得すると、千葉も加勢。
「パウダーさんは全力でふざけるから面白かったんです。パウダーさんじゃなきゃダメなんです。」と言っても、なかなか返事しないパウダーさん。泉と馬場も含めて皆で頭を下げてお願いしました。
「そこまで言うんやったらしゃーないな。俺がいなあかんねやろ。」と受けてくれることになりました。
これで全員揃いました!!
テレビを観てる側の人間からしたら、制作している人たちの顔は見えないので、タレントさんが番組の顔です。パウダーさんがいないと「ヤッテミー!!」の復活かどうかなんて分かりませんもんね!!
リベンジなるか?
ロケが始まりました。
努力が水の泡
MCにパウダーさんを迎え、街に出て本音を伝えたい人をさがし、話を聞いていくロケは順調に進みました。
スタッフ皆、同じメンバーで番組が作れているという喜びと楽しさにあふれていました。手ごたえも感じ、あとはテープを急いで編集所に持って行くだけ。
ひかりは急いで袋に入れて、走って編集所へ向かいました。
しかし!
途中におじさんが現れ、よそ見して走っているうちに大転倒!!
袋から飛び出たテープは道路に飛び出し、走ってきた車に無残にも轢かれて、粉々になってしまいました。
会社に戻ってひかりの帰りを待っていた馬場、泉、出渕、九条。なかなか帰ってこない事に不安を覚えます。
泉に千葉から電話があり、ひかりが編集所に来ていない事を知らされました。
全員でひかりをさがし、公園でうずくまって大泣きしているひかりを発見。「皆さんに合わせる顔がありません。」と言うひかり。
何も言えないひかりの腕から、テープが入ってる袋を取って、中身をぶちまけるおじさん。
みんな悲鳴を上げました。
ひかりは「ごめんなさい…。皆の努力を水の泡にして…。私全然成長出来てなくて…。テープすら届ける事出来なくて。本当にごめんなさい。」と号泣しながら言いました。
そんなひかりの頭を泉が「大丈夫。大丈夫だから。」とポンポンします。
「こういう悲劇のヒロインぶった女好きじゃないわ~。」と馬場が言うと、九条と出渕がひかりの真似をして茶化します。
馬場が「これでよかったんじゃない?」と言いだすと、他の3人も次々とロケの不出来さを言いました。
そして、さらに面白くなるようなアイデアを次々と出してくれました。
そこへ千葉も現れ手を差し伸べます。
「てめえ、ふざけんな。もたもたしねえで早く立てって。帰って企画会議するぞ。」と立ち上がると、明日のロケで撮り直すと言いました。
5人の後ろ姿を見つめるひかり。笑顔になっていました。急いで5人を追いかけました。
おじさんも両腕で大きなマルを作り「めでたし!」と喜びました。
ーーー
やたらカッコいい5人の先輩たちでしたね!!
ひかりを責めもせず、自分たちのダメ出しをして励ましてくれました。
ひかりは泣き止んでましたけど、私なら、こうやって皆でフォローしてくれる姿の方が泣けるわって思いました。
馬場さんも最初怖かったですけど、いい人でしたね!九条もいい先輩でした。
ひかりからキス
改めてロケをやり直し、編集作業に入っていた千葉に、差し入れに来たひかり。編集の提案もしました。
ひかりの提案通りにして「確かに面白いじゃん。」と褒めてくれた千葉。ひかりは千葉の襟を両手で引き寄せ、キスをしました。
「何お前?意味わかんねえんだけど!」と言って怒る千葉。仕返しだと言うひかり。「一回したって減るもんじゃないじゃん!」と居直ります。
千葉は編集作業に戻りました。
もうこれで同じスタッフで番組作るのは最後。
視聴率取れて、また同じスタッフで、レギュラー放送する可能性は千葉にも分かりませんでした。
千葉は「別に一緒に番組作ってなくても、あいつらがすげえ面白いもん作ってたら、嬉しいじゃん。お前もいつか作れよ。」と言ってくれました。
いい雰囲気のなか、ソファで眠ってしまった二人。
おじさんが出てきて「寝顔、不細工だったよ。」と言います。ひかりは「いい感じだからさ。」と空気読んで千葉と二人にしてくれと頼みました。
ひかりは、いつもと違う感じで消えたおじさんに何かを察し、追いかけて外に飛び出しました。
泣き叫びながら「こんな別れ方やだ!」と言うひかりに「君にしたら勘が鋭いね。もう大丈夫!大丈夫だよ。君は。」と言うおじさん。
「君にはもうおじさんは必要ないよ。」と改めて言います。
言いたい事を言えるようになったと褒めると、寂しいと引き留めるひかり。
ひかりには仲間も夢も出来た。
ひかりは「愚痴聞いてくれたり、迷ってる時背中を押してくれたり、私もこの会社で誰かのおじさんになりたい。」と語っていました。
「だから、おじさんがいなくても、もう大丈夫。」と言うおじさんに「まだおじさんといたい。」と引き留めるひかり。
おじさんは頭を撫でながら「おじさんさ、君といれてさ…。飽きなかった、ずーっと。」と自分がしていたマフラーをひかりに巻いてくれました。
「君といれて本当楽しかった。ありがとね。」と言って、泣いているひかりを残しておじさんは消えていきました。
我に返ったひかり。
千葉に呼ばれて編集所へ戻っていきました。ひかりにはもう、おじさん記憶はありませんでした。
オンエア翌日。
帰ってきたヤッテミー!!の視聴率は3.2.%で、レギュラーに戻ることはありませんでした。
一発逆転劇!とはなりませんでした…。
おじさんの正体?
皆またバラバラになり、それぞれの場所で仕事していました。
千葉はニューヨークへ。馬場は新たな場所で新人育成。九条は相変わらず家庭優先。泉は上司に尽くしていました。
ひかりは、後輩の悩みを聞いてあげていました。
皆が悩んでいる時、いつもおじさんがいました。九条も、出渕も、馬場も、泉も、、千葉も、、みんなのおじさんでした。
「私のおじさん」は「みんなのおじさん」。
道行く人も、みんな昔はおじさんに見守られ、今は見えないのでした。
ーーー
終わりました!!
おじさんの正体。ちゃんと言葉では説明がなかったです。
私が今回書かせていただいた解釈で合ってると思うんですけど、皆さんはどう見ましたか?
成長すると見えなくなって、記憶にも残らないおじさん。
放送回数が少なくて駆け足で終わってしまった「私のおじさん」ですけど、また違う子を主人公にして出来そうですね!
千葉との恋は、自分からキスしたことで決着ってことかな?
自分でケリをちゃんとつけたってことで終わったのかな?まぁ、合ってない感じでしたしね。
あと、来夢ちゃんやっぱりおじさん見えてたんですね!
やっぱりなぁ…。
ちゃんと最終回で謎を解いてくれました!
ギュッと1話1話に話が詰まってて、面白かったです。
深い問題とかも1話完結でサラッとやってみたりしてて、重くしないところがまたよかったです。
大好きなテレビの業界の事も勉強になったし、見ていてよかったなと思いました。
以上、「私のおじさん」最終回を観た感想でした。
テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「私のおじさん ~WATAOJI~」オリジナル・サウンドトラック/CD/VPCD-86240 | ||||
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