毎週金曜夜11時15分から放送中の「私のおじさん」。1月18日に第2話が放送されました。
前回は、主人公一ノ瀬ひかり役の岡田結実さんが、遠藤憲一さん演じる妖精のおじさんにいちいち驚いて叫びまくっていたのが、お父さんの岡田圭右さんの声にそっくりでした。
しかし、今回はすっかりおじさんの存在に慣れてそこまで叫ばなくなっていて、とても観やすかったです。
あらすじ
今回は、青木さやかさん演じるお局APの馬場さんに目をつけられ、イビられる話からスタート。
仕事の指示を細かくしてくるのはもちろん、返事の言葉遣いや社内の冷蔵庫の使い方まで、細かく指導されたひかり。
おじさんにもパワハラだとささやかれたのもあって、自分はパワハラを受けていると思っていました。
ひかりがおじさんと一緒に窓辺で悩んでいると、九条(戸塚純貴さん)と出渕(小手伸也さん)が近づいてきて、前は二人もイビられていたと教えられます。そして陰で馬場を「ババア」と言って悪口を言ってることも教えられました。
企画会議で、制作している番組「限界MAX★あなたも私もヤッテミー」に、大女優の霞美良子(高橋ひとみさん)が出演してくれることになったと、プロデューサーの泉(田辺誠一さん)が発表しました。
ひかりは弁当やお菓子、駐車場の手配などを任されることになったのですが、会議の際中ずっと居眠りをし、ちゃんと話を聞いていませんでした。そんな態度を見た馬場から注意を受けるのですが、ひかりは「口うるさいお局が言ってること」としてちゃんと聞いていませんでした。
一方馬場は、霞美の大ファンなので、今回の仕事は絶対に成功したいと意気込んでおり、ひかりへの指示に余計に熱が入っていたのです。
撮影当日。
加湿器やお菓子など、万全に準備を整えて霞美を迎え入れますが、番組内容を聞いていないと霞美は車から降りても来ません。
マネージャー(山崎一さん)だけが承知していて、本人には仕事内容を詳しく教えていなかったのです。
泉が説得してどうにか車から降りてもらい、控室に入ってもらいました。
しかし、相変わらず「聞いてない。」と言い、ゲン貝くん帽子をかぶりたくないなど、難癖をつけて言う事を聞いてくれない霞美。
皆に諦めの空気が漂うなか、千葉は「こっちの熱意伝えて説得するしかないでしょ。」と言いますが、出渕と九条はなんともならないと言います。
そんなことを話し合ってるうち、控室から霞美の叫び声がしました。
皆で駆け付けると、霞美に出した弁当の中に霞美のアレルギーである、貝が入っていました。弁当を発注したのはひかりでした。
霞美が貝アレルギーであると言う事は、会議で渡された資料のなかに書かれていたのに、見落としていたのです。ひかりは、資料に「貝アレルギーだから貝をきんぴらに変えること」と書かれた馬場の付箋もつけられていたことを思い出します。
命の危険さえあった事態に、霞美の怒りは頂点に達します。ひかりが謝ろうとした矢先、馬場が「私の確認ミスです。申し訳ございません。」と代わりに謝ってくれました。
霞美は「信用出来ない。馬鹿にしてる。バラエティーってチャラチャラしてるのね。」と責め立て、控室を出て行ってしまいました。
ひかりが馬場に駆け寄ると「何も分かってないね。会議中居眠りして、仕事なんにも出来なくて皆に迷惑かけて。人の文句言う前に仕事しよっか。」と馬場は静かに諭し、控室から出て行きました。
絶句するひかりに千葉は「お前のせいで、絶望的な状況になってるってことが分かってんのかよ。資料もまともに読めねえのかよ。人の命が関わってんだよ。やめちまえよ。」と追い詰めました。
ひかりは泣いて部屋を飛び出し、泉は千葉に追って引き留めるように指示。自分は霞美を説得すると言いました。
泣いているひかりにおじさんは「やっちゃったね。でもさ、君も悪いんだよ。全部お局のせいにしてたもんね。」と、頭をなでて慰めます。
ひかりは、自分の今までの仕事の出来なさ具合を一つ一つ振り返りました。そして全部出来ない自分が悪いと思い直していました。
そこへ千葉がやって来て、冷たく戻るよう指示。動こうとしないひかりにイライラを募らせます。
「どうせ、「馬場さんうぜえ」とか思ってんだろ。実際うぜえけど。」と自分も入社当時に、空調温度設定のことで注意を受け、反発していた事を告白。
けれど、ある日馬場が一人、倉庫で泣いていたのを目撃したことがあったことも話しました。
「あの人も最初からお局だったわけじゃねえから。実際あの人いねえとうちの番組、回んねえし。」と馬場の存在の重要さを語りました。
それでも動こうとしないひかりを、おじさんが立たせます。そしておじさんに促され、先日メイクの小見(中川知香さん)とキスしていたことを、千葉におそるおそる聞いたひかり。
「してたけど、なんか悪いの?」と、千葉全く悪びれていません。
付き合ってもないのにキスしていたと聞かされ、戸惑うひかりでしたが、千葉と一緒に現場に戻りました。
なんとか霞美に帽子をかぶってもらってロケスタート。
しかし、田んぼの中に手を入れて、なくした物を探し出すと言う企画を聞いて、また霞美が憤慨。ロケが止まります。
「私は女優なんだからバラエティーなんて出る価値ありませんし。理解不能です。」と言う霞美。
そこで馬場が「馬鹿みたいなことを必死にやる事が何がいけないんでしょうか?根本は同じ。映画だってドラマだってバラエティーだって。」と言い、自分が映画で霞美の芝居を見て、一緒に仕事がしたくてこの世界に入ったと告白。
どんな役もこなす霞美を褒めたたえましたが、心を動かすまではいかず、霞美は帰ろうとします。
そんな霞美の頑な態度に、それまでなんとか霞美を出演させようとしていたマネージャーが「そうですよね。降りましょう!僕もどうせ出来ないと思ってたんですよ。霞美さんがバラエティーに出るなんてね。泥まみれになったり、必死に頑張る姿をテレビで映すなんてね。高―いプライドが許さないですもんね!」と吐き捨てるように言い放ちます。
突然のマネージャーの態度豹変に怒った霞美。「あなたがもっと女優の仕事を取ってくれば、こんな仕事受けなくていいのよ!」とぶつけます。
「取れないんですよ。取りたいけど、取れないんです。僕はこの仕事は霞美さんにとって、いい仕事だと思います。」とマネージャーは思いの丈を話しましたが、霞美には届きません。諦めて帰ろうと言うマネージャー。慌てる泉たち。
マネージャーの本音を思わぬ形で知ることになった霞美は、表情を変え焦ります。そして「出来ますけど!出来ないことなんて無いですけど、私。」と態度を変えました。
そして撮影再開。
田んぼの泥の中に手をツッコんで依頼者に代わって、パウダーさんと一緒に探し物をする霞美。何か触れただけで「いや~」と叫び声を上げます。
しかし、キーホルダーを見つけて大喜び。キーホルダーの泥を、手でのけて見てみると、それはなんと若い日の霞美の写真が貼られたキーホルダー。ファンクラブ限定の「かすみちゃんキーホルダー」でした。
「よかった。見つかって。田んぼ仕事してて落としちまってね。ありがとう、カスミン。」と依頼者は喜んでお礼を言いました。それに対して最高の笑顔で応える霞美でした。
次ははっぴを着て、パウダーさんと一緒に、アイドルの曲合わせて「一緒にヲタ芸踊ってミー限界MAX!」をやりきります。霞美はいちいち「聞いてない!」と怒るものの、なんとか乗り越えました。
続いて、最後はパンスト相撲。頭からパンストをかぶって引っ張り合うのです。これも全力で拒否する霞美。
馬場が「テストやりましょうよ!」とパンストをかぶった状態で現れます。「相手は誰かな?」と言う馬場に、おじさんはひかりの手を無理やり挙げさせて立候補させました。
仕方なくパンストをかぶるひかり。テストが始まりました。
「こういう時は先輩に譲るもんなの!」と言う馬場。「嫌です。勝負ですから。」と拒否するひかり。必死に戦う二人を見て笑う霞美。マネージャーと今までの芸能人生を振り返りました。
問題が発生する度、全力で守ってくれたマネージャー。問題を起こしてマスコミに追いかけられ「辞めてもいいわよ。」と言う時もありました。それでも離れず二人三脚で頑張ってきた二人だったのです。
ひかりは戦いながら「さっきはすいませんでした!私がちゃんと確認しなかったせいで、馬場さんが怒られてしまって!」と謝ります。「もうやめなさいよ、この仕事。あんた向いてない。」と返す馬場。「辞めないです!私辞めないです、今は!」と思いっきり引っ張った瞬間、馬場のパンストが外れました。
戦いはひかりが勝ったのでした。
二人のおかげもあり、霞美のパンスト相撲は成功しました。
後日。
ひかりとおじさんは、居酒屋でパンスト相撲の放送を観ていました。店員の来夢はスマホを見ながら「霞美良子めっちゃバズってるんですけど!」とひかりに教えます。
大女優の初バラエティーは大成功に終わったのでした。
そこへ馬場、出渕、九条が合流。
馬場がわざとひかりの横に座りました。あとのふたりは離れたところに座り、二人の様子を観察します。
馬場は「私も言い過ぎたわ。仲良くしましょう。番組で二人だけなんだし、女子。」と謝ってくれました。しかし既に酔っぱらっていたひかりは「女子」という言葉に反応して笑い飛ばします。
そして勢い任せに「新人なんでもう少し優しくしてもらえませんか?」と言います。そしてさらに出渕と九条が陰で「ババア」と言ってることまで晒してしまうのでした。
二人は本音を言い合って、ほんのちょっとだけ仲良くなりました。ご機嫌で店を出た二人とおじさん。2軒目に行こうとしたところ、ひかりだけ千葉がまた違う女性とキスをしているのを目撃しました。「やっぱ帰ろうかな。おじさん。」ひかりは酔いが醒めて言うのでした。
ドラマらしくなってきた!
前回は、岡田結実さんが叫んでばっかりでストーリーに注目できず、イライラしましたが、今回からお仕事ドラマになって来て、面白かったです。
若い子の目線、先輩の目線、どちらの方も描かれていて、どちらも共感出来て面白かったです。バラエティー番組を作っている会社と言う事もあり、随所に笑えるところもあって、見応えがありました。
テレビの裏側とかって知らないから、ADさんって色んな事一度に指示されて、本当大変な仕事だなぁと思いました。
これからの話も、社員一人一人に焦点が当てられていくんでしょうか?今回のテレビ業界の女性目線の話、面白かったのでもっと観たいです!!
次回は、出渕ADのことやるみたいなので、いろんな年齢の人の立場が見れるみたいで楽しみです。
おじさんに慣れてきた
遠藤憲一さん演じる妖精のおじさんですが、初回に見た時は違和感があり過ぎてどうかと思ってました。けど第2話に入って、ひかりも慣れてきたのと同時に観てるこっちも慣れてきました。
前回は耳が痛い事をいうばかりで、嫌な感じでしたけど、今回は諭すだけじゃなくて慰めてもくれていて、優しさにジーンとしました。
新人時代は怒られるもんですもんね~。社会を知らないから、なんで怒られてるのかも分からない。新人なりの正義で動いているつもりでも間違いが多い。それをただ叱るだけじゃなくて、一回受け止めてくれるのがかえって、しっかりしないと!と思わせてくれます。
自分も新人時代にあんな人がいてくれてたなら…と思いました。
同期がいたら愚痴を言い合って気持ちも収まるんですけど、一人で入社してきてるから辛いですよ!!これは。
謎キャラ千葉
城田優さん演じる千葉。この人何なんですかね~?ひかりはもう既に好きになってるみたいですが、女性関係が奔放そう…。
ひかりにはあんだけ冷たいのに、キスする相手の女性たちには優しいんでしょうか?
硬派なイメージと、女たらしの部分が共存していて、一体どんな性格設定なんだ??と私の中で一番謎のキャラです。
ひかり目線で追っかけていきそうな雰囲気で、今後の展開で謎が解明されるのが楽しみです。
以上、「私のおじさん」第2話をみた感想でした。