毎週金曜夜11時15分から放送中の「私のおじさん」。2月22日に第6話が放送されました。
あらすじ
前回の終わり。コインランドリーにいたひかり(岡田結実さん)の目の前で、千葉(城田優さん)と麗華(ベッキーさん)が熱烈キス!おじさんは「またこの展開!」と大はしゃぎ。
直後から千葉はおじさんが見えるようになりました。
翌日。
泉(田辺誠一さん)が「働き方改革」で、ちゃんと休みを取れと会社から通達が来たとみんなに報告。
九条(戸塚純貴さん)と馬場(青木さやかさん)は「もう一人雇って欲しい。」「帰りたくても仕事が終わらないから帰れない。」と主張します。
しかし泉は、特に先月残業100時間オーバーしてる千葉に休むよう言っていると、突然おじさんが現れ、「千葉ちゃんちょっと働きすぎだよ。」と一緒になって言います。
千葉は、おじさんの出現に驚いて発狂。周りを驚かせます。みんなおじさんが見えないので、なんで千葉が叫ぶのか分からず、「おかしくなった。」と心配。
泉は千葉を休ませるため、出渕(小手伸也さん)をディレクターに昇格させたのでした。
ひかりとおじさんと千葉は、公園で仲良く缶コーヒーを飲んでいました。
おじさんが見えるようになった理由が分からず、千葉は怖さを通り越して怒りを覚えていました。ひかりと千葉にしか見えない理由は、おじさん自身も分かっていなかったのです。
話題はキスしていた麗華のことへ。
親同士が決めた婚約者だが、結婚はしない。長い付き合いだという事が分かりました。
千葉が抜けた会社では、新しくディレクターになった出渕が、さらに偉そうに九条に指示していました。
千葉がいなくて寂しそうにしているひかりに、千葉の家族は全員医者だという事と、本人も医大を中退してテレドリームに入社したという話を、九条が教えてくれました。
一方その頃、千葉は麗華と会っていました。
麗華のブランドがニューヨークへ進出することと、ネットサバイバーという会社のCEOの神渡(浦井健治さん)を紹介したのは麗華だということを聞かされました。
千葉は、神渡から引き抜きの話をされていたのです。ネットサバイバーに入れば、地上波だけでなく、ネットで世界に配信できる番組が作れるのです。
「今転職する気ない。」と言う千葉に、神渡は「この先、何十年もあの番組やっていくんですか?もっと開けた世界で自分を試したいって思わない?」と言います。
心揺れる千葉でした。
翌日。
出勤した千葉は、昨日放送された出渕がディレクターをした初オンエアが、視聴率15%を突破したと聞かされます。「才能開花だろ?」と喜ぶ出渕。
ここ3年で一番の数字だったと泉は言い「千葉も油断してると出渕にポジション取られちゃうぞ。」という冗談まで言うのでした。
皆が盛り上がるなか、千葉の様子がおかしいことに気付く泉。千葉を呼び出して話を聞くと、千葉は引き抜き話があることを打ち明けました。
しかし泉は止めるどころか「千葉がやりたい方を選べばいいと思う。」と言うのでした。さっぱりした答えに戸惑う千葉でした。
ネットサバイバーに呼ばれた千葉は、オフィス見学をすることになりました。働いているグラフィックデザイナー、CMクリエーター、映画監督らは全員、神渡自ら見つけてきたと聞きます。
千葉は、最年少でパリの国際映画祭のドキュメンタリーで賞を獲った監督が、ネットサバイバーに入社したことを知り、大いに心が揺れます。千葉はドキュメンタリーを撮るのが夢なのです。
千葉に「ニューヨークに行ってドキュメンタリーを撮ってみないか?」と誘う神渡。もう既にプロジェクトチームが動いていることも伝え、あまり考える時間もない。「いい返事を待ってます。」と改めて言うのでした。
会社では、出渕が「ヤッテミー!!」の生放送を提案。
泉は「リスクも高い。」と言いますが、出渕は「今までやった事ない事をやる。攻めましょう!」と気合が入っています。ひかりは出渕が千葉の真似事をしてるようにしか見えず、千葉の様子をチラチラと伺っていました。
しかし千葉が「まあ、いいんじゃん?」とあっさり賛成したので、驚く一同。いつもの千葉と違います。
出渕はますます増長して調子に乗った態度を取り始めました。
生放送の準備をしていたひかりと九条は、千葉が、泉に会社を辞めると告げているのを発ち聞き。泉は困りながらも承知していました。千葉が会社を辞めてニューヨークへ行くのは来週です。
泉が「それは千葉が本気でやりたい事なの?」と確認すると「やりたいと思ってる。」と真っすぐに見つめ返す千葉。
九条は、馬場と出渕に、千葉が辞めることを伝えました。焦る一同。
泉は「たとえ千葉がいなくなったとしても、番組は続けなきゃいけない。いつまでも千葉に頼ってばっかじゃ駄目でしょ。俺はこのメンバーなら出来ると思う。」と言うと、千葉に頼り過ぎてきた自分たちを反省します。
ひかりだけ焦っていましたが、出渕は「これからのヤッテミーは俺が支えますよ!」と言うと、みんなで生放送の準備に向けて気合を入れ直したのでした。
仕事帰り。
千葉は居酒屋でおじさんと飲んでいました。
千葉は「自分が番組を終わらせるわけにはいかない。でも終わらない限り新しいことは出来ない。」と考えていました。
もう若手でもない自分が、「いつか自分の感覚が古くなって、面白い番組が作れなくなるのではないか?」と不安に思っていたのです。
おじさんはふと「千葉ちゃんの夢って何?アラフォーが夢見ちゃいけないの?アラフィフは?アラ還は?おじさんは夢見ちゃいけないの?」と問いかけましたが、答えられない千葉。
「自分のやりたいことやれば?君は今まで、そうやって生きてきたんじゃないの?」おじさんでした。
一方、コインランドリーで千葉が辞めることに一人泣いていたひかり。そこへ麗華が現れました。
2人で話す事になったひかりと麗華。
麗華は千葉がニューヨークに行くべきだと思っていました。困った顔をしていたひかりの気持ちを見抜いた麗華。
千葉のことを「男として興味はない。」と切り出すと、母親が再婚した新しい父親とうまくいかず、さらに弟を交通事故で失い、引きこもりだった過去を打ち明けます。
その時、千葉が突然麗華の部屋に来て「居場所がないなら自分で作れよ。」と言ったのだそう。それがきっかけで麗華は今の仕事を始めたので、千葉が新しい居場所を見つけてくれた。と感謝していたのです。
千葉は休みの日もずっとテレビを観ていて、仕事がなくなったら何も残らない人なのだと楽しそうに話す麗華でした。
生放送本番の日。
緊張して準備を進めていたチーム。次から次へとトラブルが発生し大混乱です。泣きだしそうなひかりは、千葉の言葉を思い出していました。
千葉が出発するのも同じ日で、みんなが準備に追われてるちょうど同じ頃、ニューヨークへ行くため、荷物をまとめていました。
本番の時間が迫ってきた夜。
九条とひかりだけでは足りず、出渕自身も動き、小道具をスタジオへ運ぶことになりました。ディレクターになって調子乗っていた出渕は、いつもなら階段で向かうところをエレベーターに乗ると、エレベーターがストップ。閉じ込められてしまいました。
エレベータは動く気配がなく、完全に本番に間に合いません。
出渕が持っていたのは生放送で必要なフリップ。しかも番組はディレクターがいないと誰がどう動いたらいいのか分からず進められません。
出渕から連絡を受けて、慌てる馬場。プロデューサーの泉も、馬場ももちろん九条も出渕の代わりは務まりません。
ひかりが自ら立候補しますが、出来るはずもありません。
九条が「千葉さんを呼び戻すしかない。」と提案。タクシーに乗って空港に向かっている千葉に泉が電話をかけるものの、繋がりません。
放送時間が迫るなか、ひかりは泣きながらスタジオを飛び出しおじさんに呼びかけます。おじさんは「君の都合で出てくるわけじゃないからね。」と言いつつ現れました。
ひかりはこのままじゃ「ヤッテミー!!」が終わってしまうと、大粒の涙を流しながら「千葉さんがいなきゃ駄目なの。おじさんお願いだから千葉さんを連れ戻してきてください。」と懇願。ひかりは番組を守りたいと言いました。
おじさんはひかりの前から消え、千葉が乗るタクシーに現れました。そして番組が大変な事になり、ひかりが助けを呼んでると伝えました。しかし「ニューヨークに行っていいと思う。それが新しく出来た君の夢なんでしょ?あの時もそうだったもんね。」と言いました。
千葉は、医大を中退してテレビ番組制作会社であるテレドリームに入社を希望。
「社会の役にも立たないような仕事をする為に、将来を棒に振るつもりか!」と言って反対する父親を押し切って家を出た時、おじさんは千葉の前に現れていたのです。
空港に着いた千葉はタクシーを降り、ある場所へ向かいました。
一方、生放送を控えパニックになっていたスタジオ。
九条がフロアを回す事になり、気を失うくらい緊張していました。司会のパウダーさん(JPさん)も、明確な指示がないまま本番を迎えることに不安を感じていました。
馬場はエレベーターの扉を開けようと必死になっていました。
本番まであと3分。
焦るスタッフ全員のインカムに「落ち着けよ。」という声が聴こえました。サブに千葉が現れたのです。千葉は各スタッフに的確に指示を送り、動かしました。
番組は、パウダーさんがスタジオ外の廊下を歩くところからスタート。
出渕ディレクターがエレベーターに閉じ込められているのを救出するというのを、生放送しました。トラブルを逆手に取ったのです。
「ヤッテミー!!」は、ニューヨークへ向かうはずだった神渡と麗華も、笑いながら見ていました。「いい男逃しちゃったね~。」と言う麗華に、神渡は「いや、まだ諦めてないですよ。僕も彼も。」と言っていました。
出渕が救出されたところで、生放送は無事終了。
泉は千葉にお礼を言いました。馬場も九条も千葉への感謝でいっぱいです。
千葉は「ヤッテミー!!」に戻る前、神渡に会って「すみません!俺まだニューヨークには行けません。まだ「ヤッテミー!!」でやりたいことがあるんで。番組を終わらせるわけにはいかないんです。ただ、それが終わって、それまで待っていただけるなら、ニューヨークに行って、新しい夢を叶えたい。あなたと一緒に仕事がしたいです。」と頭を下げていました。
千葉が戻って来て大喜びのテレドリーム。ひかりは泣いて「おかえりなさい。」と言いました。
居酒屋へ行ったひかりとおじさんと千葉は、乾杯しました。「俺がいなくても回せるぐらい成長しろっての。」と嬉しそうに笑う千葉。
麗華からメッセージが来て、神渡が「5年でも10年でも待つ」と言ってるのを伝えてくれました。
おじさんと話していたひかりに、千葉は「誰と喋ってんの?」と聞いていました。千葉にはまた、おじさんが見えなくなっていたのです。
同じ頃、泉はスマホを見て驚き、慌てて会社に戻るところで終わりました…。
ベッキーは脇役だった
前回の終わりに登場した、ベッキーさんが演じる千葉の婚約者、麗華。キスもしてたし、これから物語の後半に向けて話を引っ掻き回してくれるのかも?と期待してたんですが、全然違いました。
奪い合いのドロドロしたドラマになるのか?と妄想しましたが、砕かれました。
ただただ、千葉を引き抜きに来た昔からの知り合い…という立ち位置でした。
あれ~?と拍子抜けしてしまった!
ってことは、このままひかりの片思いで終わるんでしょうか?
それから、恒例の千葉のキスシーン。今回やっと途絶えました。
まぁ、いらんと思ってたんでよかったです。
千葉の何かしらの過去が描かれるのか?と思ってましたが、本当にただキスしてただけのようです。
あ、でもまだ何回か放送は残ってるからまだ分かりませんけどね!
おじさんが消える?
今回ひかりがおじさんと話していた時に、「おじさんが消えそうになって…。」と言ってました。千葉も過去に見えていたことを忘れてるみたいですし、成長したら見えなくなる妖精ってことでしょうか?
千葉には2回見えるようになって、見えていた事も忘れてる設定のようです。
ということは、ひかりも成長して見えなくなって終わり?
千葉が居酒屋でおじさんが見えなくなった時、おじさんが目を真っ赤にしてたのが印象的です。おじさん、悲しそうでした。
おじさんの正体が最終回までに分かるんでしょうか?
千葉の言うようにやっぱり幽霊?
スーツ姿なのも気になります。ひかりの家にいる時はジャージとか着てますけど、基本はスーツに、ちゃんとしたよそいきのコートを着てますもんね。
元ビジネスマンの過去があるってこと?
秘密が明かされるのを楽しみにしたいと思います。
芸能人との恋愛
第4回で、ひかりが母親に電話して、婚約がなくなったことを報告したら「芸能人と結婚すればいい。」と言われてましたね!
次回パウダーさんと熱愛疑惑が報じられるという予告があったので、第4回はフリだったんでしょうか?
けど、パウダーさんと接点ありましたっけ?覚えがない。
最近、ひかりの酔っぱらって暴れるキャラがなくなってますから、酔っぱらってどうのこうのもなさそうですけどね…。
どういうことでしょう?
番組終了の危機にまで発展するみたいです。
以上、「私のおじさん」第6話を観た感想でした。
テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「私のおじさん ~WATAOJI~」オリジナル・サウンドトラック/CD/VPCD-86240 | ||||
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