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シッコウ!!~犬と私と執行官~ 2話ネタバレ感想 ひかりが執行補助者に!キャラ際立つ第2話

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2023年7月11日火曜夜9時からテレビ朝日系で、ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』2話が放送されました。

ネタバレ感想を書いていきます。

www.tv-asahi.co.jp

前回、第1話の感想はこちら。↓↓↓

 

www.lovetv.site

 

おもな登場人物

  • 吉野ひかり(伊藤沙莉)…地元の信金で事務をしていた。家を出て行った父が残した犬が他界。母が旅に出たことをきっかけに、元来の犬に好かれる体質から、通信教育でシニア動物介護の資格を取って転職を決意し、ペットサロンに就職。自宅アパートの隣人の退去執行業務をしていた小原と第一印象の悪い出会いをしたのち、ペットサロン経営者の上野原に夜逃げされ無職に。二度と会うと思っていなかった小原と再会。強引に執行補助者にスカウトされ、執行業務に疑問を持ちつつも家賃の為引き受けることにする。

<<執行官室の面々>>

  • 小原樹(織田裕二)…裁判所の執行官。家賃滞納で強制退去の執行に向かったアパートで、ひかりと出会う。犬嫌い。淡々と執行業務をしているかに見えるが、ひかりの感覚に触れるとブレしてしまう面がある。経営者に夜逃げされ無職となったひかりの、犬に好かれる才能を買い、執行補助者にスカウトする。
  • 栗橋祐介(中島健人)…元銀行員の執行官室の事務員。3度司法試験を受けている浪人生。執行官たちに執行を振り分ける役目をしている。執行官を送り出す時、ベルを鳴らし「無事の落着を。」と言う。
  • 日野純二(勝村政信)…執行官室の室長。
  • 渋川万亀夫(渡辺いっけい)…ベテラン執行官。
  • 間々田稔(菅原大吉)…最年長執行官。

<<執行に関わる人たち>>

  • 砥沢譲吉(六角精児)…鍵屋の執行補助者。執行官についていき開錠を担当。開錠の際「アンロック完了!」と毎回言う。新たに補助者に加わったひかりに対して、自らをLST、LochSmiehTozawaと名乗りカッコつける。
  • 長窪桂十郎(笠松将)運送業者の執行補助者。執行の際の荷物の運び出しを担当。管理する。そつなく業務をこなすかに見えて実は子供にやさしいところがある。
  • 須賀川(モロ師岡)…執行の立会人。執行人が行き過ぎないか中立の立場で見る。喫茶「納税」のマスター。
  • 奈良井司(皆藤空良)…長窪の部下。長窪とともに執行で荷物運びを担当する執行補助者。

<<ひかりに関わる人たち>>

  • 由比千尋(ファーストサマーウイカ)…保護動物カフェ店長。
  • 上野原美鶴(板谷由夏)…ひかりが就職したペットサロン&ホテルの店長。雑誌に取り上げられるような経営者。執行官の小原に返済を約束しながら夜逃げする。
  • 三戸夏奈(駒井蓮)…ひかりの親友。動物看護師。ひかりがおしゃれなペットホテルに就職したことと安い物件が借りられたことに喜んでいるのを、信用できないと忠告する。
  • 青柳昌代(宮崎美子)…ひかりが住むアパートの大家。優しいが、家賃滞納をして裁判で退去を命じられても出て行かない入居者に対して裁判を起こす。ひかりにアパートはペット禁止と強く言う。
  • 鵜沼雪乃(中川紅葉)…腕がいいトリマー。

 

2話のあらすじ

XTuberのハットこと轟木羽人(細田善彦)が、元相方のブケショこと山田丈嗣(内野謙太)に裁判を起こされた。

山田への借金と、訴訟費用の合計額の支払いをせよとの判決が下される。

債権者である山田が、数回にわたって支払いを請求したが支払われず。

弁護士を通じて動産執行の申し立てがあり、東京地裁の執行官室の小原(織田裕二)に執行が割り振られた。

その小原から、執行補助者にスカウトされたひかり(伊藤沙莉)は、東京地裁・執行官室の事務員・栗橋(中島健人)から、執行について説明を受ける。

  • 債権者とは、お金を貸している人のこと。
  • 債務者とは、お金を借りている人のこと。

今回は、動産執行の申し立て。

  • 動産とは、動かせる資産。家具や家電、貴金属などのこと。

家などは動かせないから不動産。

裁判所から事件記録を受け取った執行官は、債務者の住所地を確認するために申立書にある住所地に向かい、実際住んでるかどうか?を確認。

分からなければ、郵便物の確認、管理人たちへ聞き込みなどして情報を得る。

そして本人が住んでいると分かれば、執行に入る。

というのが執行の流れ。

ひかりが小原にスカウトされた理由は、これまでも債務者を守ろうと吠えたり嚙みついたりして執行を邪魔する犬を、うまく扱える力を買われてのことだった。

家賃の支払いのため、執行補助者・犬担当を引き受けることにしたひかり。

 

早速、犬を飼っていると思われる債務者・轟木の居住確認に行く小原について行く。

轟木の自宅前に行き、呼びかけるも応答なし。

門が開いていたので敷地内入ると、小原が予想した通り大きな犬・バーニーズが敷地内に放し飼いしてあり、ひかりの出番。

犬のかわいさに我慢できなくなったひかりが、犬をおとなしくさせている隙に、置き配の荷物や窓から家を見て居住を確認した。

後日。

立会人・須賀川(モロ師岡)、鍵担当の執行補助者・砥沢(六角精児)を伴い、轟木宅へ向かう小原とひかり。

債権者代理人の藤川(紺野ふくた)が債権者・山田から聞いた話によると、債務者・轟木の性格が意地汚いとのこと。

小原は「債務者の性格が意地汚いか意地汚くないかは、執行には何の関係もない。」と言い、執行に入る。

債務者不在のため、小原は、家財道具に差押物件標目票を貼っていく。

執行終了し、帰ろうとしたところで轟木がスマホを持って登場。小原の強制執行の様子は動画で撮影され、生配信されていた。

執行の手続きは非公開の為、削除するよう求めたが、動画は流されていた。

3週間後。

支払いはなく、差し押さえた家具などの売却期日となったため、運送担当の執行補助者・長窪(笠松将)、奈良井(皆藤空良)も加わって轟木宅へ執行に向かった小原たち。

しかし轟木は、執行官だけ入るよう要望。

轟木がパピヨンをだっこしていたため、犬担当のひかりも一緒に轟木宅へ入った。

轟木は差押をされた家具を売却を許さず。お金を返すと言う。

しかし轟木が出した現金は、数本のビンに入れられた小銭。400万円には程遠い。

小原が紙幣での支払いを求めると、轟木は、払うから同日の23時55分に出直すよう求めた。

挑発的な態度を取る轟木に、怒りを抑え込み支払い見込みがあるとふんだ小原は、轟木の言うことを聞いて再度訪問すると約束。出直すことになった。

 

執行官室に戻った小原は、間々田(菅原大吉)が裁判官にかけあって取ってくれた夜間執行の許可書を受け取る。

1人で行くと言う小原に、長窪と栗橋が自らついて行くと申し出る。

皆の圧に飲まれ、ついて行くつもりがなかったひかりもついて行くことになった。

指定した時刻に轟木宅に向かったが、紙幣は用意されておらず小銭だけ。

轟木の挑発的な態度に、怒りを隠しきれない長窪と栗橋。

2人を制して、冷静に小銭以外は紙幣で支払うようにと言う小原。

轟木は、紙幣を用意するから3日待てと言う。

今までの努力が無駄になると考えた小原は、轟木の言うことを聞いて3日後の同じ時刻に来ると約束。小銭を受け取って帰った。

怒りに震える栗橋に対し、ひかりは、すぐに払った方が楽なのに、轟木はわざとズルズル引き延ばしていると指摘。

理由が分からないまま、3日後を迎えた。

債権者の山田が来ないことに、不満な表情を浮かべる轟木。

今回の回収額は、前回回収した残り。

轟木は、紙幣で支払いを求める小原に一万円札を1枚ずつ出しては、目の前で放り投げる。

怒りを隠しきれない小原に、ひかりは「もう2万円も返って来てる。」と前向きに励ます。

小原が轟木の相手をしているあいだに、小銭を数えるひかりと栗橋。

 

轟木が回りくどいやり方をする理由とは?

小原は、ケースクローズトできるのか??

 

…というお話でした。

 

キャラがはっきりしてきた

前回の1話でチラーっとだけ出てきた、小原以外の執行官たち。

渡辺いっけいさん演じる渋川は、債務者の居住確認で地面に這いつくばってまで、子供用の三輪車のネームシールを確認したり。

勝村政信さん演じる執行官室長は、いつもの喫茶「納税」でみんなで食事をしている時に、ナポリタンの麺を口から出しながらしゃべったり。

菅原大吉さん演じる間々田さんは、小原のために裁判官にかけあってくれたり。

2話では、それぞれの性格が出てくる動きが見れました。

 

なかでも、私が一番気になったのは、笠松将さん演じる執行補助者・長窪さん。

1話でも、執行を受けた二川の息子・悠馬くんに見せた優し気な笑顔が印象的でした。

が、2話では、新たに執行補助者に加わったひかりに「また会えたね。俺好きだな吉野ちゃんのこと。生き物としてちゃんとしてる。」とキザなセリフ。

面白かったです。

ひかりが「なんのこっちゃ。」とツッコんでいたのが、さらに長窪さんの面白さを引き立たせていました。

長窪役を演じる笠松将さん。

大河ドラマ『青天を衝け』の栄一の孫・渋沢敬三役や、朝ドラ『らんまん』の幸吉役。『岸辺露伴は動かない』でもストイックな橋本陽馬役をされています。

長窪は、それまで見ていたイメージとは全然違うキザな感じ。

ギャップが面白いです。

 

あと、2話では事務員の中島健人さんも気になりました。

クールなイメージだったのが、債務者の挑発的な態度に感情をむき出していているシーンがあったのが新鮮でした。

長窪がひかりにカッコつけてるのを見て、「マッチョが!」とコソッとつぶやいているのも面白かったです。

 

それから。

ひかりという女の子が1人加わっただけで、執行するおじさんメンバーたちがはしゃいでるのも面白かったです。

男所帯で働く夫に聞いたんですが、男だらけの職場に、女性がひとりいるだけでも場が和むんだそうです。

それだけでおじさんがカッコつけて仕事するようになったり、女性からなら言うことを聞いてくれたり。

おじさんのなかで働くようになったひかり。

今後が楽しみです。

 

緊張!轟木が小原を挑発するシーン

今回、細田善彦さん演じる債務者・轟木が、小原を小銭や1万円札を投げるなどして支払うシーンがあったんですけど、これがもう見ててハラハラした!

轟木がナメた態度を取るんですよ。

私なら、小原みたいな大きな人に向かってこられたら、コワ!ってなるのに、轟木はびくともせず。

テレビ越しに見た私も緊張したから、これ、その場にいた人たち怖かったんじゃないかな~~?

 

怒りを抑える表情が笑えた

一方で、小原、長窪、栗橋が、轟木に対する怒りを抑える表情が面白かったです。

小原と行動することで、ひかりが小原の心の声が聞こえるようになってきます。

 

小原「耐えろ。耐えてくれ。ここでキレたら今までの努力が全て無駄になる。」

長窪「コノヤロウ。ブッ殺してやるぞ!」

栗橋「どうやったらこの人間を法的に抹殺できるだろう。」

 

それぞれの言葉が、それぞれのキャラをよく表していて笑いました。

小原は冷静になろうとし、長窪は力があるから力任せ。

栗橋は司法浪人生らしく法律で解決しようとする。

ひかりは、ただどうしようか周りを伺っている。

 

2話で新たに加入したひかりですが、犬だけでなく、既に周りの人たちのバランスをうまくコントロールする役割を果たしていて、いいチームになっていました。

 

ホロッとくるラスト

とんでもない債務者に執行することになった2話。

1話でもそうでしたけど、ただ執行するだけじゃなくて、ひかりがいることで納得できていなかった債務者が救われるような展開が待ち受けていました。

どうして、変な態度をしてまで返済を引き延ばしたのか??

犬を通じて、ひかりが債務者と小原の心の内を解きほぐします。

 

2話はいいラストだったな。

小原も「君はもしかすると、執行官にうってつけの人材なんじゃないか?」って言っていたし。

ほっこりする2話でした。

 

以上、『シッコウ!!~犬と私と執行官~』2話を見たネタバレ感想でした。

 

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