毎週火曜夜10時からTBS系列で放送中のドラマ『恋はつづくよどこまでも』。3月17日に第10話(最終回)が放送されました。
前回の第9話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 佐倉七瀬:上白石萌音さん…3年前。倒れた急病人を見つけ、偶然駆け付け処置した医師の天堂に一目惚れ。天堂に会うため看護師になり、日浦総合病院に入るが初日にフラれる。「魔王」天堂と戦って見事敗北したので、あだ名は「勇者」。天堂には「岩石」と呼ばれる。第4話の終わりに天堂からキスされ付き合うことになり、今では職場でも公然の仲。入院患者である上条に天堂への訴えを取り下げてもらうためには、佐倉が上条の転院先の病院へ一緒に移らなければならず、同僚に何も言わず病院を辞め、実家がある鹿児島へ帰った。その後天堂が迎えに来て「俺のそばを離れるな。」と言われ、小石川の計らいにより東京の元の職場に戻れた。幸せな時間もつかの間、出勤途中に交通事故に遭遇。自分の怪我より他の人の救助を優先し、意識を失う。硬膜下血腫の緊急手術を受け一命をとりとめたが、3日間意識が戻らず同僚たちを悲しませたが、天堂に「岩石」と呼びかけられたことで意識回復。天堂から思いっきり愛のこもった告白を受けた。
<<循環器内科>>
- 天堂浬:佐藤健さん…循環器内科の医師。佐倉が5年片思いした相手。患者さんに対しては優しいが、同僚には厳しい。あだ名は「魔王」。佐倉に厳しい態度を見せつつも、佐倉の患者さんに対する姿勢や、同僚に対する対応をちゃんと見ている。病院の売店のクリームパンが好き。マンション管理人の姉・流子と二人暮らし。過去に恋人を拡張型心筋症で亡くしていた。佐倉の言葉に心がほぐされて行き、付き合うことに。佐倉に思いを寄せる患者・上条から暴力と精神的苦痛を与えられたと訴えられる。訴えを取り下げてもらうために佐倉が病院を辞め実家のある鹿児島へ帰ったので、鹿児島まで迎えに行き東京の病院に再び勤務させる事が出来た。その後出勤途中で交通事故に遭い脳に損傷を負い、手術後も意識が戻らない佐倉に寄り添う。意識を取り戻した佐倉に愛の告白をした。
- 酒井結華:吉川愛さん…佐倉と同期の新人看護師。冷静沈着。他の科からのスカウトを断り、佐倉と同じ循環器内科に入った。母がかつて看護師で医療事故を起こし退職したことで、自分がいい看護師になることで胸晴らしてあげたいと思ってる。来生が好きで、佐倉ロスのなっている来生に「ロスを埋めてあげたい。」ととうとう告白した。
- 根岸茉莉子:平岩紙さん…循環器内科の主任看護師。皆が恐れる天堂を「指示は簡潔で見立ては確か」と言い、やりやすいと思っている。同僚たちを優しく気遣ってくれる。息子・真司が不整脈を起こし、入院した際は親心から佐倉を治療から外すなどの態度を取ってしまった。
- 来生晃一:毎熊克哉さん…天堂と同期の循環器内科の医師。あだ名は「魔法使い」。天堂とは対照的に人当たりがいい。佐倉が天堂に片思いしていると知り、協力を申し出る。他のマンションに引っ越しているが、佐倉のマンションの上の階の部屋を借りたままにしている。恋人を亡くした天堂が、感情を出さなくなったことを心配している。母親と二人暮らしだったこともあり料理上手。天堂のことで泣いている佐倉に告白しフラれたが、引き続き優しく見守る。
- 小石川六郎:山本耕史さん…日浦総合病院の副院長で、循環器内科の医科部長。つかみどころのない人。ブラックな職場環境で働いている部下たちの様子を、そっと見守っている。流子の研修医時代の元彼。
- 石原こずえ:瀧内公美さん…循環器内科の先輩看護師。頼りになる存在。
- 沼津幸人:昴生(ミキ)さん…循環器内科の先輩看護師。佐倉が入職した初日にいきなり告白してふられた姿を見て「勇者」というあだ名をつけた。来生とペアを組むことが多いので、アイドルグループのファンになぞらえ自分自身を「来生担(意味:来生先生担当)」と言っている。口が軽い。結婚を前提に同棲している彼女がいる。
- 高津若菜:見上愛さん…看護師。
- 中野藍:瑛蓮さん…循環器内科の看護師。
- 大淵知子:原扶貴子さん…看護師長。入院患者である上条に指名された佐倉を、専属看護師にするのを許可してしまう。
<<小児科>>
- 結城沙世子:片瀬那奈さん…小児科の医師で小児科部長。腕のいい医師で、はっきりとした物言いをする。天堂の過去を知る。佐倉ら新人看護師の飲み会に参加して、恋愛の先輩としてアドバイスをする姉キャラ。流子と因縁があり仁志から遠ざけようとしたが、仁志の成長を見て反省。応援する立場を取る。
- 菅野海砂:堀田真由さん…佐倉の同期。小児科の看護師。佐倉の悩みを察し、飲みに連れ出し、話を聞いてくれる人。一生手堅く稼ぎたいと思っている。
- 仁志琉星:渡邊圭祐さん…佐倉の同期。小児科の看護師。突然の流血を見て倒れていたが克服。映画館で出会った流子に一目ぼれして告白。後に流子が天堂の姉で小石川の元彼女と知って尻込みする。しかし意を決して会いに行き、流子の味の好みなどを知り徐々に仲を深めていく。流子がお見合いをすすめられてるのを知りショックを受ける。流子から小石川に「年下の彼」と紹介され、改めてまっすぐな思いを流子にぶつける。
- 原静香:安藤聖さん…小児科の看護師。
<<その他>>
- 熊本信子:青木和代さん…病院内のパン屋さんの店員さん。天堂と親しい様子。
- 天堂流子:香里奈さん…仁志と映画館で偶然出会った天堂浬の姉。親族の持ち物のマンション管理人。浬と一緒に住んでいる。沙世子と因縁の仲。お酒好きで押しの強い。かつて医師として研修まで受けたが、医者は自分には合っていないとドロップアウト。小石川と研修医時代に付き合っていた。仁志から告白され、ゆっくりとお互いを知ろうとしている。実家の天堂総合病院が後継者問題で揺れていて、結婚をすすめられている。仁志のまっすぐな言葉だけでは現実は乗り越えられないと苦しんでいる。
- 若林みのり:蓮佛美沙子さん…天堂の研修医時代の彼女。研修中に拡張型心筋症と分かり、心臓移植を待っている間に亡くなった。天堂が感情を表に出さなくなったきっかけとなる。
- 若林みおり:蓮佛美沙子さん…みのりの妹。心臓外科の医師となり、日浦総合病院に来た。姉の元交際相手だった天堂に佐倉が彼女と知りつつ告白してフラれる。堂々と佐倉にライバル宣言。佐倉の帰京後改めて天堂に告白。「あなたが見ているのは、僕ではなく、僕といたお姉さんの方なんじゃないでしょうか?早く自由になった方がいい。」と言ってかわされた。
- 小林文江:堀本雪詠さん…整形外科の看護師。
<<患者さん>>
- 白浜杏里:住田萌乃さん…心筋症で6歳の時から入退院を繰り返している小児科の患者。長期入院になっている。明るく、小児科病棟の子供たちのリーダー的存在。佐倉が失敗で泣いているところを見つけ、新人が泣く秘密の場所として備品庫を教える。退院目前の心肺運動負荷試験で、最大酸素消費量の低下があるのが分かり入院続行。小児の補助人工心臓の認可が下りて手術が受けられることになった。天堂とみおりも加わった治療チームが結成され、手術も成功する。
第10話のあらすじ
イチャつきながらブランチを食べ、夜勤の出勤準備をしていた天堂と佐倉。そこへ、着物姿の流子と「勇者になったよ!」と喜ぶ仁志が乱入してきた。
仁志が流子をお見合いの場から連れ去ったという。
流子はお見合い相手から「禁酒をしてほしい。」と言われ、お酒好きの流子はとんでもない条件を突き付けられたと感じていたところへ、仁志が乱入。連れ去ったのだ。
流子は天堂に一緒に実家に行って話して欲しいと望んだが断られ、佐倉が一緒に行くことになった。
天堂の父・万里(村上弘明さん)は、ドSで「ラスボス」といった感じ。
流子と佐倉が実家に来るなり、流子が縁談を破談にしたことに怒り、仁志の存在も認めないという態度。一緒に来た佐倉には「岩石」と呼び、話が出来ない感じだった。
母の虹子(床嶋佳子さん)はにこやかに応対してくれ、点心を出してくれた。
父は、結婚のことのみならず流子自身の生活態度をも非難する。が、佐倉は流子を"憧れの人"だとし、頼りになる存在だと擁護した。
家族の話に口を挟んでくる佐倉にだんだんイラついてきた父は「大体何なんだ君は。」と詰め寄ろうとしたところ、「俺の彼女だよ。」と天堂が入ってきた。
そして「俺が結婚したいと思ってる女性です。」と紹介した。舞い上がる佐倉だった。
仁志も一緒に流子の両親に謝るために来ていたが、佐倉のおかげで空気が変わり、謝らなくてよくなった。
医療法人で福祉の仕事をしている沼津の弟・優人(ミキ/亜生さん)が、兄のいる病院にやって来た。そして看護師たちに看護留学のパンフレットを手渡す。
パンフレットに見入る佐倉を、根岸主任と天堂は見逃さなかった。
後日。みおりと天堂と佐倉、三人で食事をした。
みおりは佐倉にこれまでを詫び、姉のみのりが残したノートを見せてきた。
ノートには"浬がいい医者になりますように その時に浬が笑顔でいますように。"と書かれてあった。
みおりはこのノートを見て、姉の願いを叶えてくれた佐倉に感謝しないといけないと気づいたという。
みおりはもっと上を目指すと宣言。年間200件以上のオペをこなしてスーパー心臓外科医になると目標を言った。
お互い頑張ろうと言うみおりに、笑顔でうなずく佐倉だった。
人工補助心臓の手術に成功した杏里ちゃんが退院する日になった。沙世子ら小児科の人間だけでなく、天堂や佐倉らも一緒に見送った。
杏里ちゃんはこれから勉強を頑張って、天堂みたいな医者になると将来の夢を語り退院していった。
そんな杏里ちゃんの決意に心打たれた佐倉。
根岸と看護師長から、地域包括ケアシステム・町ぐるみで患者さんを支えるこれからの看護を学ぶため、スウェーデンで留学する事をすすめられる。
しかし天堂と離れたくない佐倉は、留学するのを迷う。
佐倉の自宅で、看護留学のパンフレットを見つけた天堂もまた、佐倉の背中を押せずにいた。
天堂の医局のデスクの引き出しには、ティファニーの紙袋が忍ばせてあった。
一方で天堂総合病院に入り、事務職を頑張っていた流子は、正看護師で面接を受けに来た男性を見て驚く。仁志だった。
経験はなく、一人前ではないと言う仁志。
「二人で一人前になりたいです。あなたの部下になった、僕が全力であなたを笑顔にします。」と堂々と志望動機を語る仁志を抱きしめる流子。
それを父がそっと見守っていた。
天堂と佐倉は、二人が出会った神社へお参りに行き、佐倉は看護師として成長してきたこれまでのことを嬉しそうに語る。
看護師として成長したいと思っている佐倉に天堂が留学をすすめた。「先生と1年も離れるなんて耐えられません。」と拒否する佐倉。
天堂は佐倉を抱きしめ「俺だって。離れたくないに決まってるだろ。ホントは行きたいって顔に書いてある。」と佐倉の気持ちを見抜く。
佐倉は天堂から「好き」という気持ちと「誰かを助けたい気持ち」をもらったと語り、看護師としてもっと成長したいと言った。
天堂は「だったら迷わず行け。今の俺じゃお前に厳しく出来ないからな。俺はもう甘えをかわいがる事しか出来ないんだよ。」と背中を押した。
スウェーデンへの留学が決まった佐倉。最後に天堂と高級ディナーに行くことになった。
が、急変した患者さんの治療が始まり、行けなくなった天堂。
レストランでずっと待っていたが閉店時間になり、雨が降る中傘もささずに外を歩き出した佐倉は、寂しさで泣いていた。
そこへ天堂が傘を持って現れる。天堂を抱きしめてこの何時間会えなかっただけで寂しかったのに、これから一人で耐えられないと訴える佐倉だった。
スウェーデンに出発する当日。
飛行機の時間を16時なのを6時と勘違いしていた佐倉。
一方で天堂は、杏里ちゃんの人工補助心臓手術を成功させた担当医として会見をしていた。
急いで空港に向かう佐倉。
会見中、佐倉の出発を聞かされた天堂は、会見を小石川に任せて空港へ急ぐ。
天堂が佐倉に言った言葉とは??
天堂がデスクに隠し持っていた物とは??
佐倉は無事留学へと旅立てたのか?
…というお話でした。
飽き飽きするくらいのイチャつき
前回の天堂先生の告白から、堰を切ったかのように天堂と佐倉のイチャつきシーンがたくさん出てきました。
そこまでいるのか?ってくらいたくさんで、もういいよ…と思うくらいでした。
医療ドラマだと思ってずっと見て来たんですが、やっぱラブコメだったんだ…。と実感する最終回でした。
杏里ちゃんが退院できた!
このドラマの初回で、自殺まで考えていた患者の杏里ちゃん。
いつも明るくて小児科のリーダー的存在。新人看護師の佐倉七瀬にも、一人で泣ける場所を教えてあげていました。
その子が、第8話で手術成功して回復し退院出来てました!!
本当、これは嬉しかったです!!よかった!!
まだ幼いのに両親に治療で迷惑かけてるとか心配したり、他の病気の子を気遣ったり、子供なのに大人びていて、この子には泣かされました。
退院する時に、勉強してお医者さんになる!と言っていた時は、ドラマの話ながら胸が熱くなりました。
その分、第2話で亡くなった神田さんのことがとても切なく感じます。
心通わせかけていた女性までいて、佐倉にも優しくて…。とてもいい人だったんですけど、残念でした。
だからこそ、治った方々の笑顔がとても印象に残ります。
杏里ちゃん、本当によかった!!
初回から最終回までずっと出ていた長期の患者さんでしたけど、最終回に笑顔で退院する姿が見れて、本当にいい最終回でした。
酒井さんがうまくいってよかった!
来生先生への突然の告白以来、来生先生に治療のことで意見する事が多くなった酒井さん。
告白の返事をなかなかしてくれない来生先生に対して、患者さんの話を通して、「結論を先延ばしするつもりですか??」とか、強めな言葉で来生先生に答えを迫る酒井さんは迫力満点でした。
来生先生に対しては遠慮がちで控えめなのがよかったのに、この変化にはビックリしました。
もともとの酒井さんの気の強さが来生先生を圧倒してて、あの優しい来生先生をイラつかせていました。
来生先生の仮面をはがすなんて、なかなかやりますな~。酒井さん!!
最後はちゃんと来生先生も応えてくれて、今まで最高の笑顔を見せてくれてました!!
いや~、最終回のはじまりはちょっと怖かったけど、ちゃんと笑顔で終わらせてくれてよかったです!!
酒井さん!最後までかわいかったぞ!!!
なんだかんだで私は、主人公の二人よりも酒井さんと来生先生のことの方が気になってたんで、満足できる最終回でした!!
沼津さん役・昴生さんの弟役が亜生さん
最終回の肝だった佐倉七瀬の海外留学話。これを持ってきたのが、沼津さんの弟の優人さん。
演じられていたのは、沼津役のミキ昴生さんの実の弟・亜生さんでした。
最終回でミキの二人が揃いました!!
亜生さんの登場で、昴生さんが演技上手なんだなって思いました。
続編あるかな?
天堂先生に佐倉、酒井さんと来生先生。流子さんと仁志くんまでみんなうまくいって、杏里ちゃんも退院する。納得の最終回でした。
今後続編もありそうな感じです。
また人気出るんでしょうか?
『ナースのお仕事』みたいにシリーズ化していくのかな?
今までと違ってキリっとした七瀬も面白そうですね!
ーーーそれはないか。
以上、『恋はつづくよどこまでも』第10話(最終回)を観た感想でした。
全話の感想
- 第1話の感想とあらすじ…5年間片思いした相手は魔王だった…??
- 第2話「ドSドクターと涙のハグ」の感想とあらすじ
- 第3話「愛と涙の採血…そして魔王が笑った」の感想とあらすじ
- 第4話「恋のイレギュラー発生!?」感想とあらすじ
- 第5話「彼女就任!魔王と秘密の職場恋愛!?」の感想とあらすじ
- 第6話「燃える大阪出張の夜!俺がいるよ…」の感想とあらすじ
- 第7話「最強王子現る!?魔王が嫉妬の化身に」の感想とあらすじ
- 第8話「俺のそばを離れるな…ついに告白!」の感想とあらすじ
- 第9話「好きだ…お前が…好きだ!」の感想とあらすじ
- 第10話「I Love…その続きを贈らせて」の感想とあらすじ