毎週木曜夜9時からテレビ朝日系で放送中のドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』。1月30日に第3話が放送されました。
前回、第2話の感想はこちら。
おもな登場人物
- 仲井戸豪太:桐谷健太さん…神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の刑事。高校の体育教師を辞めて警察に転職。交番勤務8年で刃物を振り回す男を取り押さえ、本部長即賞をとる。念願かなって刑事となった。熱い。身内といる時や感情が高ぶると関西弁になる。取り調べが学校の面談のようになってしまう。
- 真島修平:東出昌大さん…横浜地方検察庁みなと支部の検事。東大法学部、法科大学院を経て司法試験に合格した。検事として5年。プライドが高い。仲井戸みなみに片思い中。検事は刑事より上だと言う。豪太に偉そうなことを言う時にいちいちみなみに謝る小心者。
<<神奈川県警横浜桜木警察署>>
- 大貫誠一郎:風間杜夫さん…神奈川県警横浜桜木警察署の署長。豪太の理解者。
- 多胡永吉:矢柴俊博さん…神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の係長。面倒を持ち込んでくる豪太にハラハラしてる。
- 目黒元気:磯村勇斗さん…神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の刑事。大卒で警察に入り、3年目昇進試験に合格して刑事に。熱いキャラの豪太に振り回される。
- 毛利ひかる:今田美桜さん…神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の刑事。高卒で警察官になる。市民には丁寧な態度だが、同僚に厳しい。
- 桂二郎:菅原大吉さん…神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の刑事。温厚。
<<横浜地方検察庁みなと支部>>
- 樫村武夫:柳葉敏郎さん…横浜地方検察庁みなと支部の部長検事。修平の上司。かつて東京地検特捜部の鬼検事だった。
- 日下直樹:渋谷謙人さん…横浜地方検察庁みなと支部の検事。東大在学中に司法試験に合格。法科大学院を出て司法試験に受かった真島より、自分の方が優秀だと思っている。毎日樫村に叱られている。
- 仲井戸みなみ:比嘉愛未さん…横浜地方検察庁みなと支部の立会事務官。仲井戸豪太の妹。真島修平検事担当。豪太に自宅に上がり込まれ、兄妹で一緒に暮らすのを嫌がっている。出ていった元彼の荷物を部屋に置いており、引きずってる様子。
- 森岡奈緒子:奥山かずささん…横浜地方検察庁みなと支部の立会事務官。仲井戸みなみの後輩。日下検事担当。屋上でみなみと愚痴を言い合う仲。
- 持丸栄:峯村リエさん…横浜地方検察庁みなと支部の検事。優秀なベテラン検事。
- 亀ヶ谷徹:西村元貴さん…横浜地方検察庁みなと支部の立会事務官。持丸検事担当。普段は大人しいが、持丸が側にいると強気になる。
<<小料理屋 OKAZUーYA>>
- 宮沢かほり:奥貫薫さん…飲食店“OKAZU-YA”の女将。元裁判官。退職後、母の店を継いだ。穏やかに、時に厳しく相談に乗ってくれる。
- 大野純:ぎぃ子さん…“OKAZU-YA”の店員。
<<その他>>
- 田口健介:湯江タケユキさん…豪太の交番勤務時代の先輩。豪太だけが刑事になったことに腹を立てている。かつて神奈川県警職務質問コンテスト第3位になったことがあり、人を見る勘が長けてる。第2話の容疑者も田口の職質の勘で任意同行をかけた。
第3話のゲスト
- 瀬川大介:薬丸翔さん…運送会社の勤める会社員。バーのオーナーが刺されて殺された事件で、犯行時刻と推定される時刻のあと、店の近くを歩いているのが防犯カメラに映っていて、任意同行される。神奈川県警捜査一課の取り調べに、店に行ったことは認めるが、殺害は認めなかった。
- 見城長一郎:池田成志さん…神奈川県警捜査一課長。“落としの長さん”というあだ名がつけられている。修平に、瀬川を逮捕させてくれれば自分が自供を引き出せると断言していた。
- 三浦舞:古畑星夏さん…瀬川が通うガールズバーで“ミク”という名前で働いている。瀬川のSNSに二人で写った写真が載せられていた。
第3話のあらすじ
バーでオーナーの刺殺体が見つかった。
自宅で連絡を受けた豪太は急いで現場に向かうと、一緒に自宅で食事していたはずのみなみが、修平と先に来ていた。
初の殺人事件に浮き足立つ豪太。しかし、捜査は県警の捜査一課が担当し、所轄は周辺の聞き込みを任され、参加できない。
遅れてきた豪太はそんなことはお構いなしに捜査一課の人達に紛れ、殺害現場に残ろうとするが、追い出される。
しかし検事の修平は、警察に指示する立場で現場に残り、豪太を羨ましがらせた。
夜が明けて、所轄となる桜木署に捜査本部が置かれ、捜査会議の準備に追われる大貫、多胡、目黒、桂、毛利たち。
豪太は準備に加わらず、捜査一課に一緒に捜査させて欲しいと、しつこく直談判するが、聞き入れてもらえなかった。
一方の修平も、樫村支部長に担当させて欲しいと直談判。こちらは聞き入れられ、修平は初の殺人事件を担当することになった。
いつもなら所轄相手に指示する修平だが、金戒は百戦錬磨の県警捜査一課が相手。
樫村は修平に、警察にナメられないようにせよと強く言うのだった。
捜査会議がはじまり、捜査一課は付近の防犯カメラから、一人の男を容疑者として割り出す。
その男は、運送会社に勤める瀬川という男。
瀬川は常連でオーナーとも親しく、事件当日と思われる日も来店して、オーナーと言い合っていたという証言も、居合わせた客から得られた。
絶対の自信がある捜査一課は、瀬川の逮捕の許可を修平に求めたが、確たる証拠もなしに逮捕は出来ないと、修平は任意同行に留めるよう指示した。
瀬川は捜査一課の取り調べに、来店しオーナーと話したことは認めるものの、殺害は認めない。
店を出た後、紙袋を持っていたのが防犯カメラに映っていたが、紙袋の中身について、被害者からもらったみかんを入れていたと言う。
捜査一課は紙袋には凶器のナイフが入っていたと見ていたが、瀬川は認めない。
所轄の桜木署のみんなは、瀬川が捨てたと供述する付近のゴミ箱の収集場所に行き、一つ一つ探していったがみつからなかった。
本来なら一緒にゴミさがしをしなくてはいけない豪太は一人、捜査一課の取り調べに残り、捜査一課がいない休憩時間を狙って、瀬川がいる取調室に入り、雑談と言いながら話を聞く。
豪太は瀬川のSNSの写真で一緒に写っていた女性のことを聞き、ガールズバーの“ミクちゃん”と聞き出していた。
状況から見ても、瀬川がやったに間違いなのだが、証拠が見つからない。
捜査一課は逮捕さえさせてくれれば、自供を引き出せると修平に迫る。証拠がなければ裁判に勝てないと、なかなか逮捕の許可を出さない修平。
刑事と検事の逮捕をめぐって対立し始めた!
瀬川から自供は引き出せるのか?
物証は本当にないのか?
修平は、警察からの強い要請のなかで信念を貫けるのか?
…というお話でした。
最後の最後までどうなるかわからなかった
このドラマは、最初から豪太と修平の対立を描いていますけど、今回の話は柳葉敏郎さん演じる支部長と、風間杜夫さん演じる所轄の署長の対立も一緒に描かれていて、何重にも重なった警察と検察の争いが見れて面白かったです。
物証もなく、犯人の自供もない状況の中で、警察と検察が一緒になって追い詰められていく状況。見ていて最後までハラハラしてしまいました。
一話完結のはずなのに、9時45分過ぎても自供も物証も出なかったので、来週にも続くのか?と思いました。
でもそこが元教師の刑事・豪太が独自の目線で捜査をし、なんとか事件を解決の方向に導いていたのは見事でした。
最初は豪太の強引なところが見ててキツイなぁ~と思ってましたけど、回を追うごとに面白くなってます!!
修平の情けなさ全開!
相変わらず、修平が上から目線で警察に指示するところは変わらなかったんですけど、第3話は支部長からも檄を飛ばされて思い悩む姿が見れて、また別の一面が見れて面白かったです。
OKAZU-YAの元裁判官の女将が、そんな思い悩む修平を、同じ法律家として決断を下さなければいけなかった立場の人間として、そっと意見を言っていたところにグッときました。
けれど!
その静かに思い悩む前に、自分で決断したことを後悔して、グダグダと警察のせいにして叫びまわる修平の姿は情けなかったですね~!
人間らしさ丸出しで面白かったですけど、こんな人が検事さんだったら嫌だな~と思ってしまいました。
東出昌大さんって、こういう情けない男を演じさせたら上手いですよね~!
本当にそういう人なのかと思ってしまう!
3話の中で、偉そうに指示する姿、検事としてしっかりと務めようとする姿、でも大変なことになったらすぐに人のせいにする情けない姿。
一遍に色んな姿が見れて、面白かったです!!
次回はいよいよみなみの元カレ登場
初回から匂わせてきた、みなみが3か月前まで同棲していた元カレの存在。
来週いよいよその元カレが登場するようです。
同棲までしててなんで別れたのか?
元カレの登場で修平はどう動くのか?
豪太も部屋に残ってる元カレの物を平気で使ってますけど、何か一言いってやるんでしょうか?
今から色々予想して面白がってます!
以上、『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』第3話を観た感想でした。
全話の感想
- 第1話の感想とあらすじ
- 第2話の感想とあらすじ…警察の捜査に検事も加わる
- 第3話の感想とあらすじ…刑事と検事の逮捕タイミング攻防戦!
- 第4話の感想とあらすじ…刑事と検事と女性目線で話し合う3人
- 第5話の感想とあらすじ…弁護士VS刑事と検事
- 第6話の感想とあらすじ…コンビニ強盗犯が他にも隠していたことは?
- 第7話の感想とあらすじ…集団暴行、主犯は誰か?
- 第8話の感想とあらすじ…虐待と決闘、ふたつの事件がつながっていく
- 第9話(最終回)の感想とあらすじ…刑事と検事が一致団結!!