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大河ドラマ 青天を衝け 第12回「栄一の旅立ち」を見た感想とネタバレあらすじ

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NHKで放送中の吉沢亮さん主演の大河ドラマ『青天を衝け』。5月2日に第12回が放送されました。www.nhk.or.jp

前回、第11回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 渋沢栄一:吉沢亮さん…渋沢家中の家(なかんち)の長男。剛情に自分の意思を通す強さがある。よくしゃべる。成長して商売の面白さを知り意欲的に働く一方で、百姓が武家に虐げられる社会の仕組みに疑問を持ち、世の中を変えたいと考えだす。長七郎から聞く江戸の話を聞いているうち、尊王攘夷の考えに目覚めていく。喜作も江戸に行った時かされたところで自分も江戸に行きたいと父に願い出て、江戸に出る。江戸で出会った志士たちに影響を受け、攘夷志士となっていく。

渋沢家・中の家

  • 渋沢市郎右衛門:小林薫さん…栄一の父。中の家を立て直すために婿養子に入る。勤勉家で一日中働いている。栄一が幕府批判し出したことを何度も叱る。
  • 渋沢ゑい:和久井映見さん…栄一の母。「みんなが嬉しいのが一番」と栄一に教える。
  • 渋沢千代:橋本愛さん…栄一の従妹で惇忠、長七郎の妹。栄一の妻。口数少なく控えめだが芯は強い。
  • 吉岡なか:村川絵梨さん…栄一の姉。はっきりとした物言いをする。同じ村の人に嫁ぐ。
  • 渋沢てい:藤野涼子さん…栄一の年の離れた妹。お兄ちゃん子。

渋沢家に関わる人たち

  • 伝蔵:萩原護さ

 

渋沢家・新屋敷

  • 渋沢喜作:高良健吾さん…栄一の2歳年上の従兄で幼馴染。渋沢一族「新屋敷」の長男。千代との結婚を望んでいたが、千代と栄一が思い合ってると知り身を引き、自分はよしと結婚。江戸に出て尊王攘夷の考えに触れ攘夷志士となる。
  • 渋沢よし:成海璃子さん…けんかの仲裁をした喜作に一目惚れし、自ら結婚を申し出る。結婚後は喜作を尻に敷き、栄一と喜作が上京してからは千代を支え夫の留守を守る。

渋沢家:東の家

  • 渋沢宗助:平泉成さん…栄一の伯父。東の家の当主。血洗島村の名主として市郎右衛門と共に村をまとめる。
  • 渋沢まさ:朝加真由美さん…栄一の伯母。いつも一言多いが根はいい人。

尾高家

  • 尾高惇忠(新五郎):田辺誠一さん…栄一の従兄。尾高家の長男。従弟である栄一たちに剣術などを教える。水戸の斉昭の尊王攘夷の考えに傾倒。各地から来る若者らを受け入れて尊王攘夷の考えを広めている。老中安藤を討つ計画に走ろうとしていた弟・長七郎を引き留め、自分の計画に参加するよう説得した。
  • 尾高やへ:手塚理美さん…栄一の伯母。惇忠、長七郎、千代、平九郎を育てた母。
  • 尾高長七郎:満島真之介さん…栄一の従兄。神道無念流の剣豪として名をはせるようになっていく。剣術修業しに来た真田に誘われ江戸に行き、尊王攘夷を掲げる若者たちと交流する。志士の河野と共に坂下門外の変に加わるつもりだったが、惇忠の説得により断念。上州の逃れたのち京へ逃れる。
  • 尾高平九郎:岡田健史さん…栄一の従弟。
  • 尾高きせ:手塚真生さん…惇忠の妻。
  • 尾高勇:和田葵さん…惇忠の娘。

栄一に影響を与える人たち

  • 高島秋帆:玉木宏さん…砲術家。陰謀により投獄され、栄一がいる武蔵国へ移されてくる。栄一たちが「鬼」と呼び牢にこっそり会いに行く。のち罪が許され放免された。
  • 真田範之助:板橋駿谷さん…北辰一刀流、千葉道場で腕を磨いた剣豪。各地で武者修行をしている。長七郎を江戸に連れて行く。
  • 利根吉春:酒向芳さん…血洗島村を治める岡部藩の代官。
  • 大橋訥庵:山崎銀之丞さん…江戸の儒学者。思誠塾を開き尊王攘夷を唱える。剣術の腕のある長七郎に期待。志士たちをあおり幕吏を襲うよう仕向ける。
  • 河野顕三:福山翔大さん浪士。桜田門外の変で井伊大老を襲った一人。目を負傷。江戸に出てきた栄一を百姓だと馬鹿にする。坂下門外の変で安藤を襲ったが、護衛によって殺された。

 

  • 横川勇太郎:本多遼さん…志士。
  • 梅田慎之介:渡辺徹さん…武具商人。
  • 中村三平:木村達成さん…志士。

 

一橋家

  • 徳川慶喜:草彅剛さん…水戸藩藩主・徳川斉昭の七男で徳川幕府最後の将軍となる。父・斉昭の期待を一身に受け、厳しい教育を施される。一橋家当主の後継が亡くなったことで、老中阿部正弘の推薦で一橋家に養子に入る。刑部卿となった自分を政界に復帰した父・斉昭が頼ってくるが将軍になる望みはないと言い切るが、いざ家茂が将軍となると寂しさを感じる。井伊直弼から隠居を言い渡され邸内の一室に籠る。謹慎中に父斉昭が亡くなり、親不孝をしたと泣いた。井伊大老が亡くなったことで政界復帰。将軍後見職に就き京に入ったが、攘夷ばかり口にする公家や天皇をどう説得すればよい分からない。自分を政界復帰に推してくれた島津久光とは合わない。
  • 美賀君:川栄李奈さん…慶喜の正室。気性が激しい一面がある。
  • 徳信院:美村里江さん…一橋家当主・徳川慶寿の正室となるが死別。徳信院と名乗る。慶寿の後継が亡くなり、養子に来た慶喜にとっては養祖母となる。
  • 中根長十郎:長谷川公彦さん慶喜の側用人。
  • 平岡円四郎:堤真一さん…慶喜の側近。安政の大獄で甲府にやられたのち、一橋家に戻りたいと懇願。慶喜のもとに戻る。
  • 平岡やす:木村佳乃さん…円四郎の妻。
  • よね:高野渚さん平岡家で働く女性。
  • 川村恵十郎:波岡一喜さん…一橋家の家臣。

水戸藩

  • 徳川斉昭:竹中直人さん…水戸徳川家第9代藩主。栄一の主君となる慶喜の父。烈公と呼ばれ敵が多い。慶喜に期待を寄せ熱心に教育した。謹慎を言い渡され蟄居していたが、海防参与に任命され政界に復帰。慶喜を将軍にさせようと思うが慶喜に拒否される。東湖の死で荒れ、慶篤と慶喜に公務から引退するようすすめられているが拒否している。井伊大老から水戸に永蟄居を命じられ、のちに井伊が桜田門外で水戸浪士に殺されたと聞いたのち、水戸を憂いながら亡くなった。
  • 吉子(登美宮):原日出子さん…斉昭の妻で慶喜の母。公家出身。
  • 藤田東湖:渡辺いっけいさん…斉昭の側近。斉昭の蟄居謹慎と共に蟄居後、復帰。安政大地震で圧死。
  • 徳川慶篤:中島歩さん…斉昭の跡を継いだ水戸藩藩主。慶喜の兄。
  • 武田耕雲斎:津田寛治さん…斉昭の側近。尊王攘夷派の水戸藩士。
  • 藤田小四郎:藤原季節さん…東湖の息子。のちに天狗党の乱を起こす。

江戸幕府

  • 徳川家慶:吉幾三さん…第12代将軍。一橋家の養子を斉昭の息子から選ぶ際、七郎麻呂だったら許すと言った。実子の家祥より慶喜に徳川を託したいと言い残し亡くなる。
  • 徳川家定:渡辺大知さん…家慶の子。人との交流が苦手。歌橋だけに心開く。父・家慶の急逝で13代将軍となる。自分をないがしろにする斉昭や慶永を嫌い、それらが推す慶喜をも嫌う。次期将軍を自分と血筋が近い慶福に決めるため、井伊を大老にする。
  • 徳川家茂(慶福):磯村勇斗さん…紀州藩主。家定が次期将軍にと決めた。14代将軍。
  • 篤君(天璋院):上白石萌音さん…家定の正室。薩摩藩主島津斉彬の養女として慶喜を将軍後継にする密命を持っていた。家定の急逝で天璋院と名乗る。
  • 歌橋:峯村リエさん…家定の乳母。家定から信頼が厚く、慶喜を後継にするのを反対し、紀州藩の慶福を推す。
  • 井伊直弼:岸谷五朗さん…彦根藩の藩主から江戸幕府大老となる。安政の大獄で一橋派の人間を多く弾圧したことで恨みを買い、桜田門外の変で亡くなる。
  • 阿部正弘:大谷亮平さん…25歳で老中となったエリート。慶喜を一橋家の後継に推薦する。ペリー来航に対抗するために水戸藩主・徳川斉昭を海防参与に採用。激務に倒れ亡くなる。
  • 堀田正睦:佐戸井けん太さん佐倉藩主。開国派。阿部が亡くなったあと老中首座となる。
  • 徳川慶恕:竹森千人さん…尾張徳川家14代・17代当主。斉昭、慶永と共に日米修好通商条約に抗議する。
  • 森山栄之助:安部康二郎さん…通詞。
  • 内藤信親:唐沢龍之介さん
  • 久世広周:佐瀬弘幸さん
  • 川路聖謨:平田満さん…勘定奉行。師と慕う人の息子・平岡円四郎を慶喜の側近に推薦する。将軍継嗣問題で敗れ、西丸留守居役を命じられる。その後また外国奉行に復帰。
  • 永井尚志:中村靖日さん…ペリー来航後海防掛となる。海防参与となった徳川斉昭の過激さに振り回される。将軍継嗣問題で処分される。
  • 安藤信正:岩瀬亮さん…若年寄から老中。井伊大老亡きあと、公武一和をすすめたことで襲われ坂下門外の変で負傷する。
  • 岩瀬忠震:川口覚さん…外国奉行。安政の大獄で蟄居し、そのまま病死。
  • 脇坂安宅:仗桐安さん
  • 水野忠精:松村武さん

 

朝廷

  • 孝明天皇:尾上右近さん…幕府より攘夷を訴える水戸を頼りにする。和宮を嫁がせる事で幕府に攘夷を要求する。
  • 和宮:深川麻衣さん…公武合体の政策で14代将軍家茂に嫁いだ。
  • 岩倉具視:山内圭哉さん…公武合体のメリットを孝明天皇に説く。
  • 三条実美:金井勇太さん…攘夷志士たちに押され、幕府に攘夷せよと言う。

福井藩

  • 松平慶永(春嶽):要潤さん…福井藩主。慶喜の優秀さを見抜き、将軍後継に推すために奔走したが敗れ、井伊に隠居、謹慎を命じられたのち、政界復帰。
  • 橋本左内:小池徹平さん…福井藩士。藩医から慶永の側近へ。慶喜を将軍後継に推す運動をするため、慶喜の側近の平岡円四郎を巻き込む。安政の大獄で亡くなる。

海外

  • マシュー・ペリー:モーリー・ロバートソンさん…米軍海軍軍人。黒船で浦賀に来航。日本に開港させるために幕府に国書を渡す。
  • ハリス:チャールズ・グラバーさん…米国外交官。下田玉泉寺に滞在。日米修好通商条約を結ぶ。
  • ヒュースケン:レネ・ブデグさん…アメリカ総領事館の通訳。

薩摩

  • 島津久光:池田成志さん…薩摩藩の国父。斉彬の弟。慶喜の政界復帰を推す。

 

第12回のあらすじ

異人の商館がある横濱を焼き討ちし、幕府を転覆させる計画を進めていた栄一は、父・市郎右衛門に勘当して欲しいと申し出て、千代も一緒に頭を下げて許された。

父が許した理由が分からない姉のなかと妹のてい。

母・ゑいは、市郎右衛門もかつて武家になりたいと思ったことがあったことを娘たちと千代に明かす。

元々東の家の三男坊だった市郎右衛門は、家を継ぐ必要もないと、若い頃から武芸を学んで本を読んでいていつかお武家様になると言っていたという。

だが、婿に入ってからは百姓の仕事に専念。

武家になれば出世できるかどうかわからないが、百姓なら自分の腕で勝負が出来る。と百姓の方がやりがいがある。と考えが変わったということだった。

そんな父だからこそ、根っこのところで栄一の気持ちが分かってしまったかもしれない。と推測するゑいだった。

 

栄一は、自分と一緒に父に頭を下げてくれた千代に礼を言った。千代は娘のうたを抱いてやって欲しいと頼んだが、栄一はうたを抱いてくれず、千代は涙を流した。

 

栄一と喜作は江戸に出た。

何人もが自分達を監視する視線を感じ、捕らえられそうになり二手に分かれて逃げた。

栄一はある男に捕らえられ、ある家に入れられると、中に平岡円四郎が待っていた。

平岡は「話がある。」と言った。

栄一は、土間に座り込んで悪いことは1つもしていない。ある志を抱いて命を懸けて戦うつもりであると明かす。

生まれつきの身分だけでものが言えない世の中ならこの世をぶっ潰す。とまで言った。

栄一の話を聞いた平岡は、「こりゃあおかしれぇや。」と笑う。

そこへ、別に逃げていた喜作も連れてこられた。

命を危険を感じた栄一と喜作は刀に手をかけたが、平岡は斬るつもりがないと止めた。

そして本題。

「そんなでっけえ志があるなら、おめえらいっそ俺のもとに仕えてみてはどうだ。」と仕官するよう誘ってきた。平岡は家臣となる人材を捜していたのだ。

突然のことに栄一たちは驚く。

世の中に大きな流れを知りたければ、百姓のままでは知ることできない。武士になった方がいいと言うのだ。

潰したいのがご公儀なら、自分の殿がいるところは江戸のお城のど真ん中。手っ取り早くつぶすにはもってこいの場所。だと冗談めかして言う。

「どうせ、でっけえことしてみてぇなら、俺のとこ来なよ。」と言ってくれた。

しかし、喜作が田舎に仲間がいると言うと、栄一も断った。

すると平岡はあっさりと引き下がり、帰ろうとする。

喜作が最後に名前を聞くと、「先に名乗れ。」と言われた栄一と喜作。

同じ苗字なのできょうだいか?と聞かれ、「いとこです。」と聞かれるがまま答える二人。

平岡は姿勢を正し「それがしは一橋家家臣・平岡円四郎と申す。」と丁寧に名乗った。

一橋家と聞いて揺らぐ喜作と栄一。

そこへ中根長十郎が来て、殿が捜していると平岡を呼びに来た。

平岡は、栄一たちに「いつか気が変わったら来な。悪いようにはしねえから。」と言って去った。

尊敬する水戸のご烈公のご子息の一橋慶喜が殿だと知り、そんな家の人が自分達を召し抱えたいと言ってくれたことに信じられない栄一と喜作だった。

 

帰宅した平岡は、栄一と喜作との出会いを嬉しそうに妻のやすに報告。

そんな円四郎を待ってくれていたのは、一度外国奉行を追われ復帰した川路聖謨(平田満さん)だった。

川路は長州や薩摩のことで外国に責められ、毎日袋叩きに遭ったという。幕府を守るには身が持たないので、そろそろ隠居すると言う。

川路は、水戸の過激な者たちが、平岡の命を狙っていると知らせて来てくれた。

過激な者たちは、自分達が尊敬する水戸のご老公の息子の一橋慶喜もきっと攘夷思想の持ち主だと信じ込んでいた。

しかし、その慶喜が攘夷の行動を起こさないのは、家臣で開国派の平岡が慶喜に悪影響を及ぼしているからだ。と思っているとのこと。

平岡は、剛情な殿・慶喜が自分の話を聞くはずがないと一蹴。

川路は「烈公や東湖先生が生みだした攘夷って思想が、長い時が経つうちに変異して、とんでもない流行り病になっちまった気がしてる。」と日本国中に広がる攘夷運動を心配するのだった。

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栄一たちの計画の決行日が近づいてきた。

計画に参加する者たちの血判が集められ、いよいよとなった時に長七郎が京から帰ってきた。

長七郎の帰還を喜ぶ栄一たち。当然長七郎も協力するものだと思っていた。

が、長七郎は「これは暴挙だ。兄ぃの謀は間違ってる。俺は同意できぬ。」と言った。

そして幕府を倒す口火どころか百姓一揆にならないとバッサリ。

自分達に協力してくれる人たちはたくさんいると言う栄一だったが、長七郎は「集まらねぇ!」とこれまたはっきりと言い切った。

惇忠は、長州や薩摩がイギリスやフランスと立派に戦ったと聞いているのに、何故そう思うのか?長七郎に質問。

長七郎は、長州も薩摩も異国と戦って負け、攘夷が無謀だと知り、とっくに攘夷を捨てた。攘夷思想の長州の志士や公卿たちも京から追い出された。

しかも追い出せと命じたのは天子様。

攘夷の志士よりも幕府を選んだ天子様。それまで天子様のための義挙だと思っていたのに。

こんな時勢で誰が自分達に加勢するのか?

「兄ぃの謀は、訥庵先生に劣らず乱暴千万だ!」と言い切る長七郎。

そんな長七郎の訴えに、命が惜しくなったのか?と呆れたように言う栄一。

志のために命を投げ出すことを誇りに思っていたのに、それを全否定する長七郎を責める栄一たち。

真田は「いくら剣が強くても、心根が腐ってしまっては何の役にも立たぬ。」と言って長七郎を斬ろうとした。

長七郎は「俺の命は惜しくない。裏切り者と怨むのなら、甘んじてお前たちの刃で死んでやろう。お前たちが揃って打ち首になるよりはマシだ!俺は命を捨ててでもお前たちを思いとどまらせる。」と言って自らの命を差し出そうとする。

しかし栄一たちは考えを変えようとしない。

長七郎は「河野達は国のために天子達様のために命を捨てたのだと思っていた。」「俺は今ただ、だたもうお前たちの尊い命を犬死で終わらせたくねえんだ!なぜなぜそれが分からぬ!」と、刺し違えても行かせないと泣き崩れた。

 

長七郎の命がけの説得で計画は中止となった。

真田は「俺はきっともう違う道を行く。」と惇忠に言い残して去っていった。

 

栄一は家に帰り、千代に昨晩の事を話した。

本当は、長七郎の話を聞いてすぐに長七郎が正しいと気づいていたのだと言う。

しかし自分の信じてた道が、間違っていたことをすぐに受け入れられなかったのだ。

そして、これまで娘のうたの顔がまともに見れなかったと告白。

娘を抱いて慈しんで、また市太郎の時のように失うのが怖く、あんな思い二度としたくないと思っていたと明かした。

その上、父親の役目も果たさず命を投げ出そうとしていたと反省する栄一。

初めてじっくりと娘の顔を見て「かぁいいな。」と言い、初めて腕に抱き、死ななくてよかったと実感。

千代は「道は決してまっすぐではありません。孔子様とて"過ちて改めざるこれを過ちという"とおっしゃっております。曲がったり時には間違って引き返したってよいではありませんか。」と栄一に優しく声をかけた。

栄一は「俺は自ら死ぬなんて二度と言わねえ。どんなに間違ってもみっともなくても生きてみせる。」と決意した。

 

栄一は、これまでの計画を市郎右衛門に告白。取りやめになったと伝えた。そして商いで儲かったお金・150~160両を流用したことも重ねて告白し、謝った。

さらに八州廻りに目をつけられていることを告げ、計画は中止となったがこのまま村にいては迷惑がかかるので、喜作と村を出て京に逃げると告げた。

京で天下のために何ができるか?探りたいと言った。

市郎右衛門は、栄一はもう百姓じゃないんだから、栄一がやることに何も言わない。

「物の道理だけは踏み外すなよ。あくまで道理は踏み外さず、まことを貫いたと胸張って生きたなら、俺はそれが幸か不幸か死ぬか生きるかに関わらず、満足することにすべぇ。」と言って、袋一杯に詰めたお金を渡してくれた。

「孝行は親が子にするものだと思っていたが、親が子にするものだったとは…。」と呆れながら言ってくれた。

 

栄一と喜作はそれぞれ家族に別れを告げ、京に旅立った。

 

…というお話でした。

 

突然の仕官の話

江戸に出ていた栄一と喜作が捕らえられそうになり、逃げ回ってるところを助けてくれた平岡。

そんな平岡が栄一たちに仕官の話をしてくれました。

まさかずっと尊敬していた水戸のご老公のご子息の一橋家からの話だとは知らず、すぐに断っていましたが、あとでちょっと後悔してるのがかわいかったです。

追われてるのを偶然見つけて仕官の話をしたとは思えないし、前に真田たちと居酒屋で話し合いをしてるのを奥で聞いていた男性がいたから、ずっと調査されてたんでしょう!!

「おかしれぇ!」と平岡が言っていましたが、平岡の方がおかしれぇ人ですよね!

逃げ回ってる人を捕まえて何の説明もなく、まず仕官の誘いをするなんて!!

そりゃあホイホイついてくる人はいませんよーー。

この仕官の誘いのシーン、面白かったです。

幕府を潰したいならど真ん中にある一橋家でやろう!なんて、その家の家臣がいうことですかね?

面白い人だ!!

平岡の下で働けるなら、面白い仕事ができそう!!

慶喜さんは意を汲むのが難しそうなんで、やっぱり平岡みたいな人が通訳でいないとね!!

横濱焼き討ちが中止になって、これから京に行ってあの初回冒頭のシーンにつながるわけですね!!

 

楽しみです!!

 

長七郎命がけ

惇忠の計画を「暴挙だ。」と言い切った長七郎さん。

日本の政の中心、京に出て恐ろしい光景をいっぱい見たんでしょうね。

長七郎が言っていた、攘夷をしてた長州と薩摩の状況は、これは京にいて直接見た者にしか分からない最新の情報ですよね!!

本当は異国に惨敗して、とっくに攘夷は無謀だと分かっていた時に、志士たちは立派に異国と戦ったと思い込んでいた。

これには栄一たちは、ショックを受けたと思います。

戦中の日本と同じだと感じました。

外国と戦争をして、国内では有利だという情報が流れてて実際は負けていた。

 

天皇の事をどれだけ思って攘夷をしようと思ったかどうかは分かりませんが、攘夷が正しいと信じていて、天皇のためになると信じていて、それでその天皇が、異国と戦ってくれた攘夷しようとした長州を追い出すんですからね。

長七郎なんか、きっと京にいた時に間近で志士たちが弾圧されていく様を見たでしょうし、怖くて怖くて仕方がなかったでしょう!

無駄死にかぁ…。

『花燃ゆ』とかで美化されてきた長州の志士たちですけど、実際のところは無駄死にってことになってしまうコワイ現実。

長七郎は、栄一たちもそうならないように命がけで止めてくれた。

長七郎だって、信じてた道が間違ってるのに気が付いて受け入れがたい日々を過ごしたはず。

よくそれを幼馴染たちの前で認めて、生き延びて止めてくれたよ!!

年下の人たちの先頭を走って突っ張ってきて、プライドもあっただろうに、それを捨てて計画を潰してくれて、勇気要ったでしょう…。

命がけで止めようとしてるのに「命が惜しくなったのか?」と責められて斬られそうになっても、止めてくれた。

 

どんな思いで止めたのか?

長七郎のことを思うと切ないです。

 

栄一たちの柔軟さ

前回の計画を練って実際武器を買い付けに行ったりしてる栄一と喜作の行動は、見ていて嫌なものでした。

幕府を倒したいからって、異人を殺してもいいなんて、なんて自分勝手な考えをしてるんだろうと思いました。

でも。

今回の栄一は、長七郎と意見がぶつかって最初こそ「命が惜しくなったか?」なんて、長七郎に呆れてるような言葉を言ってましたが、最後は理解して受け入れていた。

こういうまっすぐで剛情な人って、自分を曲げない人が多いと思うんですけど、栄一たちは不本意ながらもちゃんと長七郎の思いを受け取って、計画を中止にした。

惇忠という人も、若い人たちを巻き込んで死なせて行けないと考え直してくれたのかな?

みんな、なんだかんだで間違いをちゃんと認めるところがスゴイなと思いました。

私なら、ここまでのことしてたら、もう後に引き下がれなくて無理やりにでも計画を実行しようと動くかも…。

血洗島の人たちはみんなちゃんと引き下がる勇気を持ってて、スゴイと思いました。

真田だけは違う道を行くと出て行ってしまったのだけが残念です。

 

惇忠さんは、武器を買う実行役はしてないし、目はつけられてないのかな?

村に残れるのかな?

喜作と栄一は実際江戸で追われてたし、危ないのはこの二人だけ??

残された人たちはどうなるのかな?

 

次回いよいよ五代様の登場!

次回の予告では栄一と喜作が京に行く様子が映っていました。

あと!!

朝ドラ『あさが来た』と同じ五代友厚役でディーン・フジオカさんが初登場!!

めちゃくちゃ楽しみ!!

『あさが来た』では洋装の五代様でしたが、『青天を衝け』では和装姿!!

和装の五代様も早く見たい!!!

 

次回からの一橋家臣編!京での生活も面白そうです!!

五代様とどう絡むのかな?

お互い商いに多大な尽力をする人ですよね!!

ああ!楽しみ!!!


早く見たい!!

 

以上、『青天を衝け』第12回の感想でした。

 

 

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