毎週土曜夜11時40分からの東海テレビ制作のオトナの土ドラ。
フジテレビ系列放送中のドラマ『パパがも一度恋をした』。2月15日に第3話が放送されました。
第2話「なんでおっさん!?」の感想はこちら。
おもな登場人物
- 山下吾郎:小澤征悦さん…3年前に妻を亡くし以来、仕事もやめて家に引き籠っているニート。家事も何もかも娘のトモに任せきりで妻の死を悲しんでいる。最初はおっさん多恵子を拒否していた。おっさんが多恵子が死ぬ直前の話をし、死んだことを詫びてきたことで多恵子の姿に見えてくる。一緒に暮らすことにした。
- おっさん多恵子: 塚地武雅さん…吾郎を心配して多恵子が、おっさんとなって蘇った姿。吾郎が自殺しかけたところに真っ裸で現れ、命を救った。最初は吾郎に自分が多恵子と認めてもらえなかったが、死ぬ直前の話をしたことで吾郎に認めてもらう。一緒に暮らすことになった。
- 山下多恵子:本上まなみさん…吾郎の妻。3年前に亡くなった。吾郎が心配でおっさんの姿になって蘇る。
- 山下トモ:福本莉子さん…吾郎と多恵子の娘。父が引きこもってから部活をやめてバイトをし、家事もこなして家を支えている。突然のおっさん多恵子の出現で、これまで一人で家を支えてきたことを否定されたような気になる。おっさんを多恵子とまだ認められないところがある。
- 持田ともこ:根本りつ子さん…多恵子の母。
- 持田十郎:山田明郷さん… 多恵子の父で元プロレスラー。いつまでも引きこもっている吾郎に業を煮やし、1週間以内に仕事に就かなければトモを引き取ると言い渡した。
- 宮下純平:黒木啓司さん… イケメンテニスコーチ。『ガンスケ』と名乗るおっさん多恵子を一目で気に入り、スキンシップ過多で指導。嫉妬した吾郎と、ガンスケを賭けてテニス対決をしたことがきっかけで意気投合する。
- 小金沢光代:池津祥子さん…山下家のご近所さん。おっさん多恵子と吾郎を怪しんでいた。宮下コーチ目当てにテニススクールに通っている。
- 加藤英太(トカレフ):塚本高史さん…吾郎のいとこ。手広くビジネスをしている様子。
- 山下タロスケ:麿赤兒さん…吾郎の父。おっさん多恵子を多恵子だといち早く認識し、受け入れた。
- 深町サオリ:春花さん…トモのバイト先の先輩。美大生。トモのよき相談相手。
- 古賀サキ:仁村紗和さん…トモの同級生。霊感体質で、おっさん多恵子が現れたトモに、「オーラの波長が乱れてる。変わったことはない?」と言い、トモの周囲の変化に気づいていた。
- 西野佳奈:新実芹菜さん…トモの同級生。恋愛体質。
- 大垣幹太:若林時英さん…トモの幼馴染。大垣青果の跡取り。
第3話のあらすじ
トカレフから、吾郎がまだ就職もせず家でゴロゴロし、同居しているおっさんが家事を担当していると聞いた多恵子の父・十郎は怒り心頭。吾郎の家に乗り込んできた。
おっさんを、多恵子だと言う吾郎にプロレスの技をかけて首に痛めさせる。おっさん多恵子も、当然多恵子と認められず投げ飛ばされ、泣くのだった。
十郎が帰った後、分かってくれない父を放っておこうと言う吾郎。
しかし悲しむおっさん多恵子を見て、やはり実の父にも多恵子と認めてもらおうと思い立ち、おっさん多恵子を連れて多恵子の実家へ行くと言い出す。
自分でさえまだ信じられないトモは、トカレフと一緒に実家行きを止める。
吾郎が一旦こうと決めたら聞かない性格だということを、よく知っておっさん多恵子は、吾郎と一緒に実家に行くことになった。
吾郎とおっさん多恵子を心配し、隠れて追いかけるトカレフとトモ。
吾郎はおっさんを多恵子と認めない十郎に、何度も多恵子だと訴えるが、全く受け入れてもらえない。
自分がおっさんを多恵子と認めたきっかけになったみそ汁を飲ませてみるも、もともとは多恵子の母・ともこの味。多恵子の味と気づくことはなかった。
次におっさん多恵子は、かつてのように十郎に抱きつき甘えてみるも投げ飛ばされ断念。上手くいかなかった。
次はトカレフが十郎に、おっさん多恵子が家事全般をこなしていることと、トモの下着も洗ってることを教え、母親である多恵子だからこそ出来ることだと訴えようとした。
が、十郎はおっさんがトモを狙ってると勘違い。久しぶりに自分の部屋にいたおっさんを引きずり出し、殴り飛ばした。
おっさんは十郎の酷い言いように、たまらず家を出て神社へ逃げ込む。多恵子は子供の時も一度だけ神社へ逃げ込み、一晩過ごしたことがあったとトモと吾郎に明かした。
神社から十郎が出かけているのが見え追いかける吾郎とトモは、十郎がボランティアでレスリングを教えていることを知る。
3年前に多恵子が亡くなった時に何かせずにはいられずに始めたという。
おっさん多恵子は、母のともこにミシンの場所を教えてもらい、仲直りのための作業を始めた。
おっさん多恵子は両親に認めてもらえるのか?
…というお話でした。
トカレフの言葉が沁みた
十郎にいらんことを吹き込み、場を荒らした塚本高史さん演じるトカレフ。
このトラブルばかり引き起こしているかに思われるトカレフが、今回良い事を言ってました!!
おっさんが多恵子だなんて、信じないおじいちゃんが普通。と言うトモに「普通じゃないことを信じようとする吾郎ちゃんの方がカッコいいと思うけど。」と。
これ、スゴイ言葉だと思いました。
信じない方が簡単で、難しい信じる方を選んだ吾郎の方がカッコいい。
実際吾郎は、おっさん多恵子を多恵子と認めて愛そうとして、でもおっさんから匂うおっさん臭に時々現実に引き戻されています。
それでも多恵子だという信念を曲げません。
確かにスゴイことだなぁ…と思います。
第2話でもトカレフは、吾郎がおっさんでも反応するなら、奥さんに違いないのでは?と、吾郎の気持ちを後押しするアドバイスを送っていました。
吾郎の言葉を否定しないんですよね。
ちゃんと受け止めて、自分の意見を押し付けない。
トラブルメーカーのように思えて、実はめちゃくちゃ優しいキャラなのでは?と思います!!
トカレフさんいい味出してます!!!
好きなキャラになりました。
吾郎の愛?
父はおっさんをなかなか多恵子と認めなかったですけど、母のともこさんは、吾郎が一生懸命多恵子のことを愛してかばう姿を見て、多恵子だと信じていました。
トカレフと一緒で、吾郎を信じてるんですよね。
吾郎という人は、娘を放って仕事もせず引きこもって、最低な父親だと思ってましたが、そんな吾郎が一生懸命多恵子を愛する姿が周りを変えていく。
吾郎自身、みんなを信じさせる何か強いものを持ってるんですよね~。
それに気づいて何かに活かせればいいですけど。
多恵子多恵子と追いかけてるばかりでは前に進めませんし。
多恵子が死んでおっさんの姿になってまで会いたかった人ですし、なんとかしっかりと立ち直って欲しいです!
十郎と多恵子に泣いた
十郎は、多恵子に対してある後悔を抱えていました。多恵子も同じ。
それが多恵子の死によって、解消できない深い傷となって残っていたのです。
二人がずっと引きずっていたことを話す姿は泣けました。
いつ死ぬか分からないから、ちゃんと悪いと思ったことは謝っとかないといけませんね。
でも意地張ってしまうんですよね。
こういうドラマ見たら、ちゃんとしないとと思うんですけど、いつでも会えると思って保留したままにしてしまいます。
いや~。第3話もいい話でした。
次回は、謎の親子が登場しておっさん多恵子を追い込むみたいです。
どんな困難が待ってるのでしょうか?
以上、『パパがも一度恋をした』第3話を観た感想でした。
全話の感想
- 第1話「なんでおっさん!?」を観た感想
- 第2話「おっさんとガンダーラ!」を観た感想
- 第3話「おっさん故郷にかえる」を観た感想
- 第4話「おっさんと野獣」を観た感想
- 第5話「おっさンバ!」を観た感想
- 第6話「おっさん寿司」を観た感想
- 第7話「おっさんフォーエバー!?前編」を観た感想
- 第8話「おっさんフォーエバー!後編」を観た感想