BSプレミアムで放送中の『にっぽん縦断こころ旅』。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
11月4日~11月8日は岡山県です。
先週は兵庫県の旅でした。
兵庫県の旅の感想はこちら。
876日目、岡山県1日目は岡山市の旅
11月5日放送分、岡山県1日目は、備前市の総合運動公園でオープニングでした。
お手紙の内容
今回のお手紙は、瀬戸内市の64歳女性から。
こころの風景は、万富鉄橋近くの吉井川右岸の小さなお地蔵様です。
今から24年前の冬。
お手紙の方のお母さんの腎臓が不調となり、岡山市の病院での検査の結果、20万人に1人という骨髄腫だという診断を受けたそうです。
はじめは岡山市の病院に入院していたそうですが、家族が通うのが大変だと思ったのか死期を悟ったのか、地元の病院でお世話になりたいというお母さんの希望で、熊山病院(現在は診療所)に転院。
告知はしていなかったそうですが、分かっていたのでは?というお手紙の方。
年末から寝たきりになり、院長からそろそろ付き添ってあげたら?と言われ、昼は兄嫁さん、夜はお兄さんとお手紙の方が交代で泊ったといいます。
お手紙の方は会社から帰ると、自分の家族の食事の用意をしてから消灯前に病院に入って泊り、夜が明けたら朝ごはん前には自宅に戻って食事の用意をし、会社に出勤するという生活をしていました。
朝、病院から帰る道中、吉井川右岸、万富鉄橋近くに小さなお地蔵さまがいて、側を通る時「母が苦しくないように」とお願いしていたそうです。
院長の説明では、本人は相当苦しいはずと言われたそうですが、気丈なお母さんはお地蔵様のおかげか、周りを困らせるようなことは言わず、2月末の寒い日に亡くなったそうです。
お父さんが早くに亡くなったお手紙の方は、心の支えだったお母さんが亡くなるという現実に押しつぶされそうになり、お地蔵様にすがったのだといいます。
今はほとんど通ることもなくなった道。
近くの万富鉄橋は、鉄道ファンの人達の写真スポットとのこと。
正平さんに是非行ってみて欲しい。というお手紙でした。
備前焼と備前美人
約17km先の万富鉄橋を目指しスタートしました。
ロケ日は連休のお休みの日。運動公園には釣りをする人や、カヌーをする子どもたちがいました。
備前市内を通っている時、「蔵がある。蔵には備前の山盛りじゃ。はははは。」と悪役の声色でふざけていた正平さん。
美人とすれ違うと「備前美人。はははは。」とつぶやいてスタッフさんを笑わせていました。
備前焼のお店が立ち並んでいて、キレイな陶器が店先に並んでいるのが見えました。
備前焼のお店が多いんですね~。
さっきの正平さんの備前の山盛りって嘘じゃないかもしれない!なんて思ってしまいました。
ランチは担々麺
窯元らしき建物がちらほらと並ぶ中、まつもと食堂というお店でランチする事に。
お店の方が『こころ旅』を毎日観ていた方で、快く撮影をOKしてくださり中へ。
正平さんはピリ辛肉味噌担々麺を注文。
まず、ゆずサイダーが運ばれてきてひと口。「ゆずでおいしい!コーラよりもコレの方がいいか。」とおいしそうに飲んでいました。
次に担々麺が運ばれてきて「担々麺にはずれなしですから!おいしい!肉味噌が甘い!」と大絶賛する正平さん。
においもすごくよかったようです。
さらに辣油を投入する正平さん。タバスコみたいにむせてませんでした。
そういえば、この秋はまだタバスコでむせるやつやってないですね~。まだ先でしょうか?
担々麺にはずれなしって本当そうかもしれないです!
火野正平さん辛いの好きそうですし!
ゆずサイダーも美味しそうでしたし、岡山県1日目から楽しいランチタイム見せていただきました。
ヤマカガシ発見!
田畑の間の道を走っている時に、道の端にヤマガカシというヘビを発見!
「今日は色んなものいるな~。」と言う正平さん。オンエアされてませんけど、今回の旅ではたくさんの生き物が登場してるのかな?
ヤマガカシは毒ヘビなので、触らず黙って逃げるのを見守る正平さんたち。
が、クネクネするのが下手で、なかなか端に行くことが出来ないヘビ。
笑いながらゆっくり進むのを見守る正平さんたちでした。
毒ヘビが普通に道路にいるなんて、危険です!
知らずに触ってしまったら大変なことになりますね!
知ってても知らなかっても、ヘビは怖いし触らないのが一番!
…とここまでが「朝版」でした。
水中生物をたくさん見つける
スズキ
「朝版」で発見した生き物は、ヤマガカシのみでしたが、「とうちゃこ版」では、たくさんの水中生物を見つけていました。
出発後、海から山側に移動している時の小さな川ではまず、スズキの大群を見つけていました。
あまりにたくさんいたので、最初正平さんはボラだと思っていましたが、そばを歩いていたおじいさんがスズキだと教えてくれました。
スズキたちは、身体中に怪我をしていて、理由は分からないが毎年ケガを治しに真水のこの川に上がってくるんだそうです。
「病院だ、じゃあ。傷を治そうと思って上がってくる。」と川を病院に例える正平さん。
「毎年今時分になったら上がって来るんじゃ。」と優しく教えてくれました。
おじいさんの優しい口ぶりに癒されました。
川の上から見ていても、気の毒なくらいスズキの体のあちこちが白くはげていて、ケガをしているが分かりました。
痛々しかったです。
ライギョ
スズキたちに別れを告げて、小さな橋を渡ろうとすると、カメラマンのタムタムさんがライギョを見つけてストップ。
逃げないように静かに川に引き返して、上からのぞく正平さん。
ライギョは川の草の陰に隠れてたたずんでいました。
「タム、よく分かったな。ライギョって。」と感心する正平さん。
「模様がスゴイなぁ。」とスタッフさんたちと言い合う正平さん。草のすき間からでもライギョの模様がはっきり見えました。
一見、怖そうに見える魚ですね、ライギョって。
カメ
ライギョとも別れを告げて先に進んだ正平さんたち。
次に歩いて移動した先の川の中には、カメがいました。
カメは正平さんたちの気配を察すると、すぐにコンクリートのすき間に入り込み、隠れてしまいました。
「カメ怖がりやな。…色んなもん出てくるな。水の生物シリーズになっちゃってる。」と嬉しそうに言う正平さんでした。
カメは先週の兵庫県の旅でも一斉に逃げてましたね!
カエルを見つけた兵庫県の旅の感想はこちら。↓
カエル
備前市の窯元がたくさん並ぶ道を抜け、左側に新幹線が通る大きな沼のような池に出てくると、今度はカエルがたくさんいました。
これがよく目を凝らして見ないと分からないような小さなカエル。
水草の上にたくさん乗っかっていました。
正平さんたちはここで休憩。
「全部カエルだよ、これ。休憩しよう!おびただしいよ。」と笑いながら数に驚く正平さん。
チャリオから降りて、池に向かって大きくバタバタと足音を立てると、池の上にいたカエルたちが大移動。
動いてくれたおかげで、どこにカエルがいたのか分かりました。
これは立て続けに凄かったです!
次から次へと水中生物が見つかって、とっても嬉しそうな正平さんでした。
生き物大好きですからね~!正平さん!
水上バイク
黄金に輝く稲刈り後の田んぼの横を通り、大きな川の、吉井川にぶつかりました。
吉井川には大音量で音楽をかけて走っている、水上バイクに乗っていた人がいました。
「タムタム今の撮れた?あれが今日の水中生物の最後や。」と笑いながら言っていました。
水中生物の最後はヒトでした!
素晴らしいオチです!
こころの風景
万富の街に入りました。
吉井川の右岸に行くため、大きな橋を渡りました。
右側に鉄橋が見えてきて、橋を渡っている人にその鉄橋が万富鉄橋か?と聞く正平さん。
名前こそ知らないようだったので、撮り鉄のスポットと言うと、「ああ!」とおっしゃていたので、間違いなし!!
橋を渡って右折し、鉄橋のある踏切へ向かいました。
踏切を渡ると小さなお地蔵様がいらっしゃいました。間違いありません。
ここでとうちゃこ。
お地蔵さまはよだれかけのような布をかけてらっしゃいました。
「大願成就」と書かれた布も台座にかけられていました。
踏切が鳴り、鉄橋に黄色の4両の電車が通過していきました。
正平さんは「来たよ~。」と言ってお地蔵さんの前で座り、お手紙を読みました。
お手紙を読み終わり、お手紙の方がお母さんのために祈ったように、自分たちの旅の無事もお願いした正平さんでした。
まっすぐ川の方を見つめていて、見守ってくれていると感じられるお地蔵さまでした。
お手紙の内容を聞きながらお地蔵さまを眺めていると、お手紙の方の、お母さんを失いたくないと祈った寂しさが伝わってきて、切なく感じました。
岡山県1日目。
たくさんの水中生物と、静かに見守ってくれているお地蔵さまに癒されました。
楽しさと切なさを感じたいい旅でした。
明日は赤磐市です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。