毎週月曜夜9時からフジテレビ系列で放送中のドラマ『シャーロック』。11月4日に第5話が放送されました。
ディーン・フジオカさん主演。岩田剛典さんとの顔面最強コンビがミステリーを解決する『シャーロックホームズ』を原作としたストーリーです。
第4話の感想はこちら。
おもな登場人物
誉獅子雄:ディーン・フジオカさん…犯罪捜査コンサルタント。原作では、名探偵・シャーロックホームズにあたる。犯罪と悪に興味があり、江藤から依頼され、事件の捜査をしている。自宅が雨漏りで住めなくなり、無職となった若宮のマンションに押しかけ同居を始める。
若宮潤一:岩田剛典さん…元精神科医。原作ではホームズの相棒・ワトソンにあたる。ある事件で獅子雄と出会い、退職。宿無しとなった獅子雄に家に上がり込まれ、嫌々ながら獅子雄の助手をさせられることになった。
江藤礼二:佐々木蔵之介さん…警視庁捜査一課・警部。原作ではレストレード警部にあたる。獅子雄に捜査を依頼し、解決させていいところを持って行く。獅子雄に指図されること一度は怒るものの、結局指図通り動いてしまう。
小暮クミコ:山田真歩さん…巡査部長。江藤の部下。原作ではグレグスン警部にあたる。いい加減な江藤の態度に惑わされず、事件解決に向けて動く人。
レオ:ゆうたろうさん…謎の情報屋。原作ではベイカー街遊撃隊にあたる。
第5話のゲスト
町田卓夫:永井大さん…松門建設の営業部主任。部下に期待をかけるふりして助けず、罵倒するやり方でパワハラする男。コンペに勝てなかったことを全て乾のせいにして追い込んだ。
真澄:若月佑美さん…町田の彼女。町田宅の大量の血痕を見て慌てて警察に通報。
乾貴之:葉山奨之さん…松門建設の設計部社員。町田から会社でパワハラを受けていた。突然行方不明になり、血液だけが町田の自宅で大量に残されていた。
清水:小澤亮太さん…町田の部下。町田の乾へのパワハラを獅子雄らに明かす。
乾千沙子:若村麻由美さん…乾の母。町田のパワハラをマスコミに訴える。
乾貴久…小市慢太郎さん…乾の父。ほとんど家に帰らず別宅にいる。乾が行方不明になった日も一度帰宅したものの、家を空けていた。
第5話のあらすじ
江藤が獅子雄に、遺体なき殺人事件の解決を依頼しにやってきた。
町田という男の自宅に、彼女の真澄が訪ねたところ、室内には大量の血液と破れたシャツが散乱。バスルームには血まみれのタオルと電動のこぎり、ベットにあった枕には包丁が刺さっていたという。
しかし被害者がどこにもいない。周辺の目撃情報もなし。
通報で駆けつけた警官らが現場検証中に、町田が帰ってきた。
町田を警察に連れて行き、話を聞いたものの、親が政治家の為、上から解放せよとの命令が来てお手上げ。そこで獅子雄に依頼してきたのだ。
獅子雄は協力を拒んだが、獅子雄に居候され、家賃も光熱費も生活費も全て払わされてきた若宮が、報酬欲しさに「死体が歩いたのかな?」と言って、獅子雄が話に乗るように仕向ける。
獅子雄は「死体は誇り高い。生きてる人間のようにウロウロしたりしない。俺が教えてやる。」と依頼を受けることになった。
証拠品を見に行った獅子雄と若宮。
血液がついた衣類には「T.Inui」と刺繍がしてあり、町田の部下で、家族から捜索願が出ていた乾貴之のものだとわかる。
そして母親から乾貴之の歯ブラシを借りて、血液と照合したところ、乾貴之と断定された。
解放された町田のもとへ話を聞きに行った獅子雄と若宮。
町田は、血液が発見された時は、出かけていて家にいなかったとのこと。
下のポストに入れていた合鍵で、勝手に彼女に家に上がられていたことを明かす。
最近、誰かにつけられたことがあったらしく、合鍵をポストに入れるのを見られていたことがあったかもしれないことも明かした。
しかし、自宅から見つかった血液の人物、乾との関係の話に及ぶと、スマホを気にする仕草をすることを獅子雄に見抜かれた町田。
血痕が発見された日。町田のスマホに、乾からパワハラを訴えるというメッセージと共に、町田が乾にしてきた暴言の証拠の音声も送られていた。
そのメッセージに従って出かけている間に、部屋が血まみれになっていたということだった。
若宮は、血液量は致死量をはるかに超えており、乾はおそらく死んでいると予想する。
しかし獅子雄は、献血のように分けて血を抜いてためておけば生きているかもしれない可能性があると言う。
父親の権力をかさに着て傍若無人に振舞う町田に嫌な印象を持つが、犯人扱いしてはいけない。
獅子雄は間違いは気持ち悪いというのだった。
一方、江藤が乾の母・千沙子に話を聞きに行っていた。
千沙子は、発見された血液が致死量と聞いても、どこかで乾が生きていると信じてる様子。
そして、町田の乾へのパワハラに腹を立てていた。
松門建設にも行って、町田の乾へのパワハラについて、話を聞きに行く獅子雄と若宮だったが、社員たちは一様に否定。
清水という社員だけが口外しない約束で二人に町田のパワハラを明かした。
夜。
町田のスマホに再び音声データが送られてきて呼び出され、何者かに襲われた。
幸い急所が外れ無事で、町田は乾に襲われたと証言した。
この事件をきっかけに町田のパワハラを乾の母・千沙子がマスコミに訴え、世間は大炎上。
千沙子はテレビカメラにも堂々と顔を出して取材に応じた。
獅子雄と若宮が乾の自宅へ行き、千沙子に話を聞きに行った。
若宮は千沙子の手首に注目。獅子雄はリビングでかけられていた音楽と、熱帯魚が入っていた大きな水槽に注目した。
一方、町田の乾へのパワハラを訴えていた清水にも、自宅に戻らない乾の父・貴久にも、乾からメールが届いていた。
ーーー乾は生きて町田を襲ったのか?
だとしたら乾の居場所は?
そして、血まみれの部屋の真相は何なのか?
というお話でした。
血まみれはエグイ
今回の事件は、いきなりパワハラシーンで始まって、観てて辛かったです。
別のドラマ『同期のサクラ』でもパワハラシーンが出てきていたので、最近こういうの多くて観てて嫌ですね。
普通に観れない自分は、どっか心当たりがあるからかもしれない。
とにかく、血まみれとかパワハラとかリアルすぎて今回はあまり観たくない回になってしまいました。
それぞれの持ち味が出てきた
これまでは天才・獅子雄が一人、事件の真相を見抜いて事件を解決してる感じでしたけど、今回は若宮が獅子雄に振り回されることなく、自分から動いている部分が多くなってきました。
最強コンビという割には獅子雄ばかりが目立って、もうひとつ若宮が弱かったですが、ちょっとずつ対等になってきたと思います。
獅子雄はただ事件の真相を暴くだけで満足する感じですが、若宮は心から怒りを覚えていて、視聴者としては、若宮のような存在がいるからこそ共感できます。
若村麻由美さんの狂気
今回のゲストの若村麻由美さんがすごかったですね~。
『科捜研の女』でも法医学医役でおなじみで、サスペンスの常連ですし、若村さんが登場しただけで身構えてしまいました。
今回は、息子のことになると一心不乱になってマスコミにまで訴えかける思い込みの激しい母の役で、狂気に満ちてて怖かったです。
ここまで強くなくても、私も思い込んだら動き回る方だから、他人事に思えなくてつらかったです。
母の愛とかもリアルだったな~。
今回は全体を通してリアルすぎて観てられない部分が多かったです。
以上、『シャーロック』第5話を観た感想でした。