2023年8月8日火曜夜9時からテレビ朝日系で、ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』5話が放送されました。
ネタバレ感想を書いていきます。
前回、第4話の感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 吉野ひかり(伊藤沙莉)…地元の信金で事務をしていた。家を出て行った父が残した犬が他界。母が旅に出たことをきっかけに、元来の犬に好かれる体質から、通信教育でシニア動物介護の資格を取って転職を決意し、ペットサロンに就職。自宅アパートの隣人の退去執行業務をしていた小原と第一印象の悪い出会いをしたのち、ペットサロン経営者の上野原に夜逃げされ無職に。二度と会うと思っていなかった小原と再会。強引に執行補助者にスカウトされる。新しい仕事が決まるまで由比の保護動物カフェで働きながら、家賃の為執行補助を引き受ける。執行補助を何件か務めて、人間の極限状態にふれて、心がざわざわと揺さぶられる。執行の仕事が男性ばかりで女性が少ないことを知り、また胸をざわつかせる。長窪にスカウトされたことで、犬担当だけでなく運送担当としても小原の執行についていくことになる。
<<執行官室の面々>>
- 小原樹(織田裕二)…裁判所の執行官。家賃滞納で強制退去の執行に向かったアパートで、ひかりと出会う。犬嫌い。淡々と執行業務をしているかに見えるが、ひかりの感覚に触れるとブレしてしまう面がある。経営者に夜逃げされ無職となったひかりの、犬に好かれる才能を買い、執行補助者にスカウトする。執行補助者を続け落ち込んでしまったひかりに、執行の仕事への思いを熱く語る。バブルを生きてきた
- 栗橋祐介(中島健人)…元銀行員の執行官室の事務員。3度司法試験を受けている浪人生。執行官たちに執行を振り分ける役目をしている。執行官を送り出す時、ベルを鳴らし「無事の落着を。」と言う。ひかりのアパートの隣室に引っ越してきた。気軽にひかりと話すマッチョな長窪にライバル心を抱く。web3.0系を専門で取り扱う弁護士を目指しているが、執行官の事務官として求められる今に迷っている。
- 日野純二(勝村政信)…執行官室の室長。
- 渋川万亀夫(渡辺いっけい)…ベテラン執行官。
- 間々田稔(菅原大吉)…最年長執行官。
<<執行に関わる人たち>>
- 砥沢譲吉(六角精児)…鍵屋の執行補助者。執行官についていき開錠を担当。開錠の際「アンロック完了!」と毎回言う。新たに補助者に加わったひかりに対して、自らをLST、LochSmiehTozawaと名乗りカッコつける。
- 長窪桂十郎(笠松将)…運送業者の執行補助者。執行の際の荷物の運び出しを担当。管理する。そつなく業務をこなすかに見えて実は子供にやさしいところがある。犬担当のひかりの手際の良さと度胸あるところを買って、運送担当にもスカウトする。
- 須賀川悟(モロ師岡)…執行の立会人。執行人が行き過ぎないか中立の立場で見る。喫茶「納税」のマスター。
- 奈良井司(皆藤空良)…長窪の部下。長窪とともに執行で荷物運びを担当する執行補助者。
<<ひかりに関わる人たち>>
- 由比千尋(ファーストサマーウイカ)…保護動物カフェ店長。動物を物扱いする人たちを見ると目の色を変えて激怒する。
- 上野原美鶴(板谷由夏)…ひかりが就職したペットサロン&ホテルの店長。雑誌に取り上げられるような経営者。執行官の小原に返済を約束しながら夜逃げし、再びペット業界に戻ろうとネット上で活動を始める。
- 三戸夏奈(駒井蓮)…ひかりの親友。動物看護師。ひかりがおしゃれなペットホテルに就職したことと安い物件が借りられたことに喜んでいるのを、信用できないと忠告する。世の中を冷めた目で見ている。
- 青柳昌代(宮崎美子)…ひかりが住むアパートの大家。優しいが、家賃滞納をして裁判で退去を命じられても出て行かない入居者に対して裁判を起こす。ひかりにアパートはペット禁止と強く言う。
- 鵜沼雪乃(中川紅葉)…腕がいいトリマー。
5話のあらすじ
執行補助者・運送担当の長窪(笠松将)にスカウトされ、犬担当だけでなく運送担当でも執行に関わり、執行の仕事に前向きになってきた失業中のひかり(伊藤沙莉)。
前に働いていたペットサロンの社長・上野原美鶴(板谷由夏)とバッタリ再会。
新たに始めた、ペットとトリマーをマッチングする会社に来てほしいと誘われる。
求められていることに喜びながらもひかりは、長窪たちと一緒に、渋川(渡辺いっけい)が執行を担当する事件の運搬の仕事をやっていた。
一方で、犬担当として小原(織田裕二)からも依頼を受けていた。
今回の執行をする相手は、花巻みらいクリニック。小さな町医者で、居住スペースに子犬がいるのだ。
事前に動産の差押は済んでおり、ひかりは、売却期日に同行することに。
花巻みらいクリニックは、医療器具の代金未払いで訴えられたという。
当日は、動産の競り売りをするので事務員研修として栗橋(中島健人)も同行。
クリニックは、花巻健吉院長(竜雷太)、妻で看護師の則子(田島令子)、長男で事務長の康介(松本実)、長女で医師の利恵(野波麻帆)の家族経営。
1階は診察室と事務室。2階は入院病棟。3階が院長家族の居住スペースだ。
小原が警戒する子犬は、11歳になるシニアのトイプードル・マリンちゃん。
3階の居住スペースで、執行官・小原が仕切る競り売りが始まった。
競り売りの最中にも喧嘩を始める花巻院長家族。院長が、押さえられていた絵画を売らないと駄々をこね始めたのだ。
買取人のなかに院長が依頼した人がいたが、執行官の小原が不正を見抜き、退場を命じる。
今回、執行することになった医療器具の購入も院長が納得していたものではなく、私物を売却しなくてはならなくなったことに腹を立てる院長。
競り売りは無事終わり、ひかりは、預かっていたマリンちゃんを利恵に返す。
そして、マリンちゃんの腰を診てもらった方がいいと助言。夏奈(駒井蓮)の家の動物クリニックを紹介した。
その後、喫茶「納税」で食事する小原たち。
小原は、ひかりがペット関連の仕事が見つかったと長窪から聞き、複雑な気持ちになるのだった。
後日。
ひかりのアドバイス通り、夏奈のクリニックへ。マリンちゃんを連れてきた利恵と則子は、ここでも喧嘩を始めた。
夜。
ひかりの家に来た夏奈は、利恵たちの話の内容から家族経営の医師家族で揉めていると推測。
紹介したひかりは守秘義務で何も話せなかったが、夏奈の鋭さに驚く。
夏奈は、自分も家業が動物クリニックで、同じような悩みを持っていたのだ。
ひかりたちは、隣室の栗橋の部屋で集まっていた小原以外の執行官たちと合流。
聞き上手の間々田(菅原大吉)に話を引き出され、悩みを打ち明ける夏奈。
逆に夏奈は、執行官たちになぜ執行官の仕事をしているのか?質問。
間々田は「誇りを持てる仕事だから。」と即答。
栗橋が「法律の実務のキャリアがある人が、試験に合格してようやくなれる職業。」と説明。
日野室長は、裁判所の元書記官。
渋川は、国税局の元徴収職員。
執行官は、個人の裁量でできるやりがいある仕事だが、それだけ責任も重く大変な仕事。
だが、世間からは借金通り扱いを受けているのが現実。
間々田は「執行官は、人間力が必要な職業。」だとまとめた。
ペット業界へ戻る誘いを受けながらも執行官の仕事に興味を持ち始めたひかりは、執行官たちの声に心動かされるのだった。
後日。
花巻みらいクリニックに、ビルの持ち主から明け渡しの申し立てが出た。
家賃の滞納もしていたのだ。
小原はクリニックに出向き、健吉院長に明け渡しの期日は2カ月先だと告げる。
明け渡しの件をきっかけに、古い話を持ち出して揉めだす院長家族。
明け渡し期日が一週間を切っても、診療をやめないクリニック。
立ち退こうとしない院長に、小原とひかりはーー?
…というお話でした。
小原のアイコンで思い出す若い時の織田裕二
ひかりへの補助者の依頼をするたびに、保護カフェやひかりの自宅に来る小原。
そんな状態をうっとうしく思っていたひかりから、SNSを交換しようと提案していました。
その時の小原のアイコンが、小原の若かりし頃の写真でした。
今よりもほっそりして、シュッとした織田裕二さんの本物の写真。
若い時の織田裕二さんって、『真夏のシンデレラ』の感想でも書きましたが、神尾楓珠さんに似てると思います。
観察眼が優れてるひかり
動産執行の時からケンカしていた花巻みらいクリニックの院長家族。
院長の話し方がキツイし、私には、娘に期待をかけている毒親か?ぐらいにしか思わなかったです。
が、ひかりは、文句を言ってる娘が本当は父を疎んじてないことを見抜いていました。
スゴイな!って思いました。
院長家族が飼っていた、トイプードルのマリンちゃんが腰が悪いのも見抜いていたし。
ペットだけでなく、人間への観察眼も鋭い!
だからこそ、一度は執行官の仕事に心痛めて離れてしまっていたんですが。
小原が見込んだ通り、執行官に向いているのかもしれないひかりです。
ペットの仕事を断るひかり
せっかく脱サラしたから。とか、親に心配かけたくない。という理由でペット業界で正社員になることにこだわっていたひかり。
でも、上野原の誘いを断って、ペットの保護活動や、執行官としてペットや運搬の仕事。色んな仕事をしている方がいいと気づいていました。
「働いている誇りが持てる。」とのこと。
こうやって色々な仕事で、それぞれに自分の能力発揮できるひかりを羨ましく思いました。
仕事を1つに絞らないといけないなんてこと、ないですもんね!
いいな~~と思いました。
上野原に日野が迫る!
順調に次の仕事をし始めた上野原を、日野室長が訪問していました。
立ち退き?
動産執行??
誰かがまた上野原を訴えたのかな?
ひかり、上野原のところに行かなくてよかったよ!
長窪さんどうした?
5話の最後。
長窪さんが思いつめた顔で「付き合ってほしい。」と言って、栗橋の目の前でひかりの手を引き、走って行ってしまいました。
なになに?告白??
謎のまま5話は終わり。
えー?
長窪さん、前々から光に興味があったみたいだし。やっとかな??
あ、男女がいればすぐ恋愛と結びつける悪い癖。
古い考えが出てしまいました。
しかし!!
期待して6話を待ちます。
早く続きが見たい!!!
以上、『シッコウ!!~犬と私と執行官~』5話を見たネタバレ感想でした。