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大河ドラマ 青天を衝け 第5回「栄一、揺れる」を見た感想とネタバレあらすじ

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NHKで放送中の吉沢亮さん主演の大河ドラマ『青天を衝け』。3月14日に第5回が放送されました。www.nhk.or.jp

前回、第4回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 渋沢栄一:吉沢亮さん…渋沢家中の家(なかんち)の長男。剛情に自分の意思を通す強さがある。よくしゃべる。成長して父の商売を手伝うようになる。

渋沢家・中の家

  • 渋沢市郎右衛門:小林薫さん…栄一の父。中の家を立て直すために婿養子に入る。勤勉家で一日中働いている。
  • 渋沢ゑい:和久井映見さん…栄一の母。「みんなが嬉しいのが一番」と栄一に教える。
  • 渋沢なか:村川絵梨さん…栄一の姉。はっきりとした物言いをする。
  • 渋沢てい:藤野涼子さん…栄一の年の離れた妹。お兄ちゃん子。

 

渋沢家・新屋敷

  • 渋沢喜作:高良健吾さん…栄一の2歳年上の従兄で幼馴染。渋沢一族「新屋敷」の長男。

渋沢家:東の家

  • 渋沢宗助:平泉成さん…栄一の伯父。東の家の当主。血洗島村の名主として市郎右衛門と共に村をまとめる。
  • 渋沢まさ:朝加真由美さん…栄一の伯母。

尾高家

  • 尾高惇忠(新五郎):田辺誠一さん…栄一の従兄。尾高家の長男。従弟である栄一たちに剣術などを教える。
  • 尾高やへ:手塚理美さん…栄一の伯母。惇忠、長七郎、千代、平九郎を育てた母。
  • 尾高長七郎:満島真之介さん…栄一の従兄。神道無念流の剣豪として名をはせるようになっていく。
  • 尾高千代:橋本愛さん…栄一の従妹で惇忠、長七郎の妹。栄一ののちの妻。口数少なく控えめだが芯は強い。
  • 尾高平九郎:岡田健史さん…栄一の従弟。
  • 尾高きせ:手塚真生さん…惇忠の妻。

栄一に影響を与える人たち

  • 高島秋帆:玉木宏さん…砲術家。陰謀により投獄され、栄一がいる武蔵国へ移されてくる。栄一たちが「鬼」と呼び牢にこっそり会いに行く。
  • 真田範之助:板橋駿谷さん…北辰一刀流、千葉道場で腕を磨いた剣豪。各地で武者修行をしている。
  • 利根吉春:酒向芳さん…血洗島村を治める岡部藩の代官。
  • 大橋訥庵:山崎銀之丞さん…江戸の儒学者。思誠塾を開き尊王攘夷を唱える。

一橋家

  • 徳川慶喜:草彅剛さん(幼少期七郎麻呂:笠松基生さん)…水戸藩藩主・徳川斉昭の七男で徳川幕府最後の将軍となる。父・斉昭の期待を一身に受け、厳しい教育を施される。一橋家当主の後継が亡くなったことで、老中阿部正弘の推薦で一橋家に養子に入る。刑部卿となった自分を政界に復帰した父・斉昭が頼ってくるが将軍になる望みはないと言い切る。
  • 美賀君:川栄李奈さん…慶喜の正室となる人物。
  • 徳信院:美村里江さん…一橋家当主・徳川慶寿の正室となるが死別。徳信院と名乗る。慶寿の後継が亡くなり、養子に来た慶喜にとっては養祖母となる。
  • 中根長十郎:長谷川公彦さん慶喜の側用人。
  • 平岡円四郎:堤真一さん…慶喜の側近。
  • 平岡やす:木村佳乃さん…円四郎の妻。

水戸藩

  • 徳川斉昭:竹中直人さん…水戸徳川家第9代藩主。栄一の主君となる慶喜の父。烈公と呼ばれ敵が多い。慶喜に期待を寄せ熱心に教育した。謹慎を言い渡され蟄居していたが、海防参与に任命され政界に復帰。慶喜を将軍にさせようと思うが、慶喜に拒否される。
  • 吉子(登美宮):原日出子さん…斉昭の妻で慶喜の母。公家出身。
  • 藤田東湖:渡辺いっけいさん…斉昭の側近。斉昭の蟄居謹慎と共に蟄居後、復帰。
  • 武田耕雲斎:津田寛治さん…斉昭の側近。尊王攘夷派の水戸藩士。
  • 藤田小四郎:藤原季節さん…東湖の息子。のちに天狗党の乱を起こす。

江戸幕府

  • 徳川家慶:吉幾三さん…第12代将軍。一橋家の養子を斉昭の息子から選ぶ際、七郎麻呂だったら許すと言った。実子の家祥より慶喜に徳川を託したいと言い残し亡くなる。
  • 徳川家定:渡辺大知さん…家慶の子。人との交流が苦手。歌橋だけに心開く。父・家慶の急逝で13代将軍となる。
  • 篤君(天璋院):上白石萌音さん…家定の正室。薩摩藩主島津斉彬の養女として慶喜を将軍後継にする密命を持っていたが、家定の急逝で天璋院と名乗る。
  • 歌橋:峯村リエさん…家定の乳母。家定から信頼が厚く、慶喜を後継にするのを反対し、紀州藩の慶福を推す。
  • 井伊直弼:岸谷五朗さん…彦根藩の藩主から江戸幕府大老となる。
  • 阿部正弘:大谷亮平さん…25歳で老中となったエリート。慶喜を一橋家の後継に推薦する。ペリー来航に対抗するために水戸藩主・徳川斉昭を海防参与に採用。
  • 堀田正睦:佐戸井けん太さん佐倉藩主。
  • 森山栄之助:安部康二郎さん…通詞。
  • 内藤信親:唐沢龍之介さん
  • 久世広周:佐瀬弘幸さん
  • 川路聖謨:平田満さん…勘定奉行。師と慕う人の息子・平岡円四郎を慶喜の側近に推薦する。
  • 永井尚志:中村靖日さん…ペリー来航後海防掛となる。海防参与となった徳川斉昭の過激さに振り回される。

福井藩

  • 松平慶永(春嶽):要潤さん…福井藩主。慶喜の優秀さを見抜き、将軍後継に推すために奔走する。
  • 橋本左内:小池徹平さん…福井藩士。藩医から慶永の側近へ。慶喜を将軍後継に推す運動をするため、慶喜の側近の平岡円四郎を巻き込む。のちに安政の大獄で亡くなる。

海外

  • マシュー・ペリー:モーリー・ロバートソンさん…米軍海軍軍人。黒船で浦賀に来航。日本に開港させるために幕府に国書を渡す。

 

第5回のあらすじ

栄一が代官の利根に対する怒りで頭がいっぱいになっていたところ、惇忠に「悲憤慷慨」だと言われる。

惇忠自身もこの世の中に「悲憤慷慨」していると言い、イギリスに支配された清の様子を記した本を貸してくれた。

本を読んだ栄一は、道場の仲間に、イギリスはまず清に毒を持ち込み、人の生気を奪ってから軍艦で押し寄せ、無理やり国を開かせた。と早速本の内容を教える。

長七郎は、日本もすでにメリケンが入り込んできていて危ないと言い、剣術を身に着けるのは敵を斬るため、自分は生きる道を見つけたと言うのだった。

 

そんな時、栄一の姉のなかの縁談相手の家にキツネがいて、その家のせいで渋沢の家にもキツネが憑くと言って、伯父の宗助、まさ夫妻が縁談に大反対してきた。

それをきっかけになかがふさぎ込み、生気のない様子で村を歩き、心配した父の市郎右衛門が栄一に、なかについて回るように指示。

なかは川に入っていき、栄一が止めると、泣きはらした悲しそうな目で何も言わずどこかへ行ってしまう。

なかは不安定な状態が続き、縁談は破談となってしまった。

 

江戸では、黒船の来航で疫病が流行。迷信も流行るようになっていた。

アメリカに続きイギリスとも和親条約を結び、次はロシアもとなっている事態に、斉昭は、清のような隷属国となってしまうと幕府の阿部に怒鳴り込みに行く。

そこへ、下田沖で起きた大地震による大津波で、和親交渉中のロシアの軍艦が転覆したとの知らせが入ってきて、斉昭はそれに乗じてロシア人を皆殺しにしろと言い出す。

「天災に遭うものを不意打ちとは、人の道に外れたこと。」と阿部はそんなことをしたら日本の悪い評判が立ち、絶好の口実を得た各国が攻め寄せてくると大反対する。

斉昭と阿部の口論に割って入ったのが藤田東湖。うまく話をそらし、その場を収めた。

そして斉昭と二人きりになった時に、「異国人とて国には友や親がありましょう。ましてやかのヲロシア人どもは敵ながら国に使命を果たすため、何か月も船に揺られやってきたいわば忠臣。どうかお気をお鎮めください。」と諫言する東湖。

「夷狄の親や友など知るか!」と一蹴する斉昭に「誰しも掛けがえのないものを天災で失うは耐えがたきこと。また今となっては夷狄を打ち払うよりも、いかにして日の本の誇りを守るかが肝要でございます。」と返す東湖。
日本の人たちが精神を一致できれば、富国強兵につながり、開国したとしても必ずや異国に敬われる国となれるでしょう。と必死に説得をしたが、斉昭は耳を貸さなかった。

下田沖では、川路聖謨が指揮をし、ロシア人たちの救護に当たった。

 

東湖が邸に戻ると、平岡円四郎を伴って慶喜が夷狄について学びたいとやって来ていた。

夷狄嫌いの父・斉昭が機嫌を損ねなければいいが、という慶喜に、斉昭は元々西洋兵術を学んでいて、了見の狭い人ではないと返す東湖。

国を守りたいという気持ちが誰よりも強いだけ。

阿部と仲違いがあろうとも、阿部はまた斉昭を頼るだろうと言うのだった。

そんな斉昭に堂々と意見をする東湖の姿勢を見て、平岡円四郎は感心した。

 

話は血洗島に戻って。

まだまだ立ち直れずイライラしているなかに、ついて回る栄一。

喜作たちはなかにキツネが憑いていると噂したが、栄一も父の市郎右衛門もそうは思っておらず、お祓いをすすめるまさに耳を貸さなかった。

しかし、なかの気持ちをどうやれば気を晴らしてあげられるのか分からないと、千代に漏らす栄一。

千代は、なかが縁談相手を好いていたのでは?と推測。縁談が決まってからのなかは美しくなってきていたと言い、嫁入りとは心華やぐものかと羨ましく思っていたと言う。

その話を聞いた栄一は、なかほどの気の強い女の人もここまで変えてしまう恋心とは、おっかないものだとこぼす。

栄一の言葉を聞いて、千代は「強く見えるものほど弱きものです。弱きものとて強いところもある。人は一面ではございません。」と栄一に言うのだった。

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後日。

いつまでもふさぎ込むなかを、父の市郎右衛門が商いに一緒に連れていった。母のゑいは、いい気晴らしになるといいと言う。

そこへまさが修験道の人たちを連れてきて、渋沢の家のお祓いをしてもらうと言い出す。

栄一は祈祷なんかいらない。そもそもまさがキツネとか何とか言い出したのが悪いと拒否したが、修験者たちは強引に家に入ってくる。

祈禱が始まって、神の声を歌える口寄せによると、家に無縁仏がいてそれが災いしていると言い出した。

その話を聞いたまさは、昔伊勢参りに行って帰ってこなかった人がいるから、その人に間違いない。やっぱり祟りだったと、これ見たかと言わんばかり。

修験者は、祟りを清めるには祠を建てよと言う。

そのお祓い中に帰ってきた市郎右衛門となか。

すっかり信じ込んでいるゑいを止めようと市郎右衛門が話に入ろうとしたところ、栄一が修験者に、無縁仏が出たのはいつのことか?と問う。

60年前だと答える修験者に、元号はいつの時か?と聞く栄一。

天保3年と答える修験者に「天保3年は23年前だで?」と言って、偉い神様が無縁仏は知ってて、元号が知らないはずはないと、大した神様じゃないと言い切る栄一。

まさは天罰が当たると恐れたが、一緒にいた他の人たちが栄一の言うことがもっともだと言い出す。

修験者は神を偽ったキツネだとはぐらかし、大きな神の罰が下ると言う。

栄一は「野ギツネだかなんだか知らねえが、俺は人の弱みに付け込む神様なんかこれっぽちも怖かねえ。うちの姉さまだってそんなに弱かねえぞ。こんな得体の知れねえもんで一家を惑わすのは金輪際御免被る!とっとと帰れ!」と修験者たちを追い払った。
市郎右衛門は「栄一のおしゃべりもたまには役に立つ。」と笑い、なかも笑った。

 

なかは、父と山の中を歩いて気分も晴れたと言い、すっかり元気になっていた。

そしてみんなの前で弱くないと言ってくれた栄一に「ありがとね。」とお礼を言うのだった。

 

この年1855年の秋。安政江戸地震が起きた。

江戸城にいた将軍家定は歌橋に助けられ、一橋邸の慶喜は円四郎と外へ避難。

慶喜は円四郎と共に急いで水戸藩邸へ向かい、斉昭の無事を確認。

斉昭は東湖を必死にさがす。

すると東湖の息子の小四郎が泣く声が聞こえ駆けつけてみると、東湖が血だらけの体で横たわっていた。

斉昭は東湖が「異国人とて国には友や親がありましょう。誰しも掛けがえのなきものを天災で失うのは耐え難きこと。」と言っていたことを思い出す。

斉昭は東湖を抱きかかえ「わしは掛けがえのなき友を、掛けがえのなき友を亡くしてしまった。東湖!東湖!東湖!」と泣き崩れるのだったーー。

 

…というお話でした。

 

迷信に立ち向かう

今回の話はアメリカ人が日本に入ってきて疫病が流行り出し、迷信が広く信じられるようになってきた様子と、大きな地震で大事な人を失う悲しさを描いた話でした。

キツネが憑く家という理由で、本当になかの縁談を断るって話は、かわいそうでした。

なかはきっと相手の人を気に入って、結婚したいと思っていたのに、そんな理由で本当に縁談がなくなるなんて、ショックすぎます。

なかもキツネの話をどこかで信じてるところがあったのかな?

そういう理由で話がなくなるのがこの時代では普通にあって、受け入れなければいけない話だったのかも。

ショックでボーっとしてるのをキツネだと噂されて、キツネの話を本当の話にしてしまう様子が怖かったです。

ほらほらやっぱり思った通り!って自分が信じたように人を勝手に解釈して、他の人も巻き込んでいい迷惑です。

栄一が「俺は人の弱みに付け込む神様なんかこれっぽちも怖かねえ。」と言い切ってくれたのには、見ててスッキリしました。

私の家も、おばあちゃんが弱みに付け込まれて、一時宗教の人が家に上がり込んだ時があるんですけど、家主がいない時に上がり込んでくるですよね。

女子供しかいない時を狙って。

家主がいたら家に上がれないですから。

ドラマの中でも、市郎右衛門がいない時に勝手に上がってましたよね。

こういうもんですよ、付け込む人たちって。

話を聞いてくれそうな人にだけ言いくるめていくんです。

いや~。まさか大河ドラマで、こんな身近でよくある話を取り扱ってくれるとは思いもしませんでした。

面白かったです。

 

天災で大事な人を失う

最初に、ロシア船が津波で転覆したことがあって、斉昭がこれに付け込んでロシア人を皆殺しにしようと言い出していました。

それを諫めた東湖が大地震で亡くなってしまった。

阿部に無理を言う斉昭を見て、嫌な印象を持って見ていて、今回の竹中直人さんの役は魅力的じゃないなと思っていました。

そうしたら、最後に友の藤田東湖が地震の犠牲になって、ずっと名前を呼んで泣き崩れる姿で終わり、この姿を見てテレビの前の私も泣きました。

斉昭に対してあんまりいい印象がなかったのに、竹中直人さんの演技に一気に引き込まれてしまいました。

心から悲しんでいるのが伝わってきて、やっぱりスゴイなと思いました。

 

斉昭は、友達の話を受け入れられず、そのまま会わずに友達が亡くなってしまった。

自分の家族よりも先に東湖の無事を確かめようとした斉昭。

これから斉昭はどうなってしまうんでしょうか?

 

異国人が入り込んできて、疫病も流行って、地震まで起きてしまった。

これで不安にならないわけがない!!

あまり斉昭という人がどういう人生を送った人かを知らないので、この先を早く知りたいです。

 

主役の栄一という人も信念があって、言うこともはっきりしてるし、見てて気持ちがいい!

渋沢栄一も魅力的な人物だと思えてきました。

これから先がどんな話になるのか楽しみです!!

 

以上、『青天を衝け』第5回の感想でした。

 

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本ページの情報は2021年3月時点のものです。 

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