ぴえーるのテレビブログ

ドラマ・旅番組・漫画の感想ほか色々書いてる雑記ブログ

大河ドラマ 青天を衝け 第10回「栄一、志士になる」を見た感想とネタバレあらすじ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

NHKで放送中の吉沢亮さん主演の大河ドラマ『青天を衝け』。4月18日に第10回が放送されました。www.nhk.or.jp

前回、第9回の感想はこちら。↓

 

www.lovetv.site

 

 

おもな登場人物

  • 渋沢栄一:吉沢亮さん…渋沢家中の家(なかんち)の長男。剛情に自分の意思を通す強さがある。よくしゃべる。成長して商売の面白さを知り意欲的に働く一方で、百姓が武家に虐げられる社会の仕組みに疑問を持ち、世の中を変えたいと考えだす。長七郎から聞く江戸の話を聞いているうち、尊王攘夷の考えに目覚めていく。喜作も江戸に行った時かされたところで自分も江戸に行きたいと父に願い出る。

渋沢家・中の家

  • 渋沢市郎右衛門:小林薫さん…栄一の父。中の家を立て直すために婿養子に入る。勤勉家で一日中働いている。栄一が幕府批判し出したことを何度も叱る。
  • 渋沢ゑい:和久井映見さん…栄一の母。「みんなが嬉しいのが一番」と栄一に教える。
  • 渋沢千代:橋本愛さん…栄一の従妹で惇忠、長七郎の妹。栄一ののちの妻。口数少なく控えめだが芯は強い。栄一と結婚する。
  • 渋沢なか:村川絵梨さん…栄一の姉。はっきりとした物言いをする。同じ村の人に嫁ぐ。
  • 渋沢てい:藤野涼子さん…栄一の年の離れた妹。お兄ちゃん子。

渋沢家に関わる人たち

  • 伝蔵:萩原護さ

 

渋沢家・新屋敷

  • 渋沢喜作:高良健吾さん…栄一の2歳年上の従兄で幼馴染。渋沢一族「新屋敷」の長男。千代との結婚を望んでいたが、千代と栄一が思い合ってると知り身を引き、自分はよしと結婚。江戸に出て尊王攘夷の考えに触れる。
  • 渋沢よし:成海璃子さん…けんかの仲裁をした喜作に一目惚れし、自ら結婚を申し出る。結婚後は喜作を尻に敷き、栄一と喜作が上京してからは千代を支え夫の留守を守る。

渋沢家:東の家

  • 渋沢宗助:平泉成さん…栄一の伯父。東の家の当主。血洗島村の名主として市郎右衛門と共に村をまとめる。
  • 渋沢まさ:朝加真由美さん…栄一の伯母。いつも一言多いが根はいい人。

尾高家

  • 尾高惇忠(新五郎):田辺誠一さん…栄一の従兄。尾高家の長男。従弟である栄一たちに剣術などを教える。水戸の斉昭の尊王攘夷の考えに傾倒。各地から来る若者らを受け入れて尊王攘夷の考えを広めている。
  • 尾高やへ:手塚理美さん…栄一の伯母。惇忠、長七郎、千代、平九郎を育てた母。
  • 尾高長七郎:満島真之介さん…栄一の従兄。神道無念流の剣豪として名をはせるようになっていく。剣術修業しに来た真田に誘われ江戸に行き、尊王攘夷を掲げる若者たちと交流する。
  • 尾高平九郎:岡田健史さん…栄一の従弟。
  • 尾高きせ:手塚真生さん…惇忠の妻。

栄一に影響を与える人たち

  • 高島秋帆:玉木宏さん…砲術家。陰謀により投獄され、栄一がいる武蔵国へ移されてくる。栄一たちが「鬼」と呼び牢にこっそり会いに行く。のち罪が許され放免された。
  • 真田範之助:板橋駿谷さん…北辰一刀流、千葉道場で腕を磨いた剣豪。各地で武者修行をしている。長七郎を江戸に連れて行く。
  • 利根吉春:酒向芳さん…血洗島村を治める岡部藩の代官。
  • 大橋訥庵:山崎銀之丞さん…江戸の儒学者。思誠塾を開き尊王攘夷を唱える。剣術の腕のある長七郎に期待。志士たちをあおり幕吏を襲うよう仕向ける。
  • 河野顕三:福山翔大さん水戸浪士。桜田門外の変で井伊大老を襲った一人。目を負傷。江戸に出てきた栄一を百姓だと馬鹿にする。

一橋家

  • 徳川慶喜:草彅剛さん…水戸藩藩主・徳川斉昭の七男で徳川幕府最後の将軍となる。父・斉昭の期待を一身に受け、厳しい教育を施される。一橋家当主の後継が亡くなったことで、老中阿部正弘の推薦で一橋家に養子に入る。刑部卿となった自分を政界に復帰した父・斉昭が頼ってくるが将軍になる望みはないと言い切るが、いざ家茂が将軍となると寂しさを感じる。井伊直弼から隠居を言い渡され邸内の一室に籠る。謹慎中に父斉昭が亡くなり、親不孝をしたと泣いた。
  • 美賀君:川栄李奈さん…慶喜の正室。気性が激しい一面がある。
  • 徳信院:美村里江さん…一橋家当主・徳川慶寿の正室となるが死別。徳信院と名乗る。慶寿の後継が亡くなり、養子に来た慶喜にとっては養祖母となる。
  • 中根長十郎:長谷川公彦さん慶喜の側用人。
  • 平岡円四郎:堤真一さん…慶喜の側近。安政の大獄で甲府にやられる。
  • 平岡やす:木村佳乃さん…円四郎の妻。

水戸藩

  • 徳川斉昭:竹中直人さん…水戸徳川家第9代藩主。栄一の主君となる慶喜の父。烈公と呼ばれ敵が多い。慶喜に期待を寄せ熱心に教育した。謹慎を言い渡され蟄居していたが、海防参与に任命され政界に復帰。慶喜を将軍にさせようと思うが慶喜に拒否される。東湖の死で荒れ、慶篤と慶喜に公務から引退するようすすめられているが拒否している。井伊大老から水戸に永蟄居を命じられ、のちに井伊が桜田門外で水戸浪士に殺されたと聞いたのち、水戸を憂いながら亡くなった。
  • 吉子(登美宮):原日出子さん…斉昭の妻で慶喜の母。公家出身。
  • 藤田東湖:渡辺いっけいさん…斉昭の側近。斉昭の蟄居謹慎と共に蟄居後、復帰。安政大地震で圧死。
  • 徳川慶篤:中島歩さん…斉昭の跡を継いだ水戸藩藩主。慶喜の兄。
  • 武田耕雲斎:津田寛治さん…斉昭の側近。尊王攘夷派の水戸藩士。
  • 藤田小四郎:藤原季節さん…東湖の息子。のちに天狗党の乱を起こす。

江戸幕府

  • 徳川家慶:吉幾三さん…第12代将軍。一橋家の養子を斉昭の息子から選ぶ際、七郎麻呂だったら許すと言った。実子の家祥より慶喜に徳川を託したいと言い残し亡くなる。
  • 徳川家定:渡辺大知さん…家慶の子。人との交流が苦手。歌橋だけに心開く。父・家慶の急逝で13代将軍となる。自分をないがしろにする斉昭や慶永を嫌い、それらが推す慶喜をも嫌う。次期将軍を自分と血筋が近い慶福に決めるため、井伊を大老にする。
  • 徳川家茂(慶福):磯村勇斗さん…紀州藩主。家定が次期将軍にと決めた。14代将軍。
  • 篤君(天璋院):上白石萌音さん…家定の正室。薩摩藩主島津斉彬の養女として慶喜を将軍後継にする密命を持っていたが、家定の急逝で天璋院と名乗る。
  • 歌橋:峯村リエさん…家定の乳母。家定から信頼が厚く、慶喜を後継にするのを反対し、紀州藩の慶福を推す。
  • 井伊直弼:岸谷五朗さん…彦根藩の藩主から江戸幕府大老となる。安政の大獄で一橋派の人間を多く弾圧したことで恨みを買い、桜田門外の変で亡くなる。
  • 阿部正弘:大谷亮平さん…25歳で老中となったエリート。慶喜を一橋家の後継に推薦する。ペリー来航に対抗するために水戸藩主・徳川斉昭を海防参与に採用。激務に倒れ亡くなる。
  • 堀田正睦:佐戸井けん太さん佐倉藩主。開国派。阿部が亡くなったあと老中首座となる。
  • 徳川慶恕:竹森千人さん…尾張徳川家14代・17代当主。斉昭、慶永と共に日米修好通商条約に抗議する。
  • 森山栄之助:安部康二郎さん…通詞。
  • 内藤信親:唐沢龍之介さん
  • 久世広周:佐瀬弘幸さん
  • 川路聖謨:平田満さん…勘定奉行。師と慕う人の息子・平岡円四郎を慶喜の側近に推薦する。将軍継嗣問題で敗れ、西丸留守居役を命じられる。
  • 永井尚志:中村靖日さん…ペリー来航後海防掛となる。海防参与となった徳川斉昭の過激さに振り回される。将軍継嗣問題で処分される。
  • 安藤信正:岩瀬亮さん…若年寄から老中。井伊大老亡きあと、公武一和をすすめたことで襲われ坂下門外の変で負傷する。
  • 岩瀬忠震:川口覚さん…外国奉行。安政の大獄で蟄居し、そのまま病死。

朝廷

  • 孝明天皇:尾上右近さん…幕府より攘夷を訴える水戸を頼りにする。和宮を嫁がせる事で幕府に攘夷を要求する。
  • 和宮:深川麻衣さん…公武合体の政策で14代将軍家茂に嫁ぐことになる。
  • 岩倉具視:山内圭哉さん…公武合体のメリットを孝明天皇に説く。

福井藩

  • 松平慶永(春嶽):要潤さん…福井藩主。慶喜の優秀さを見抜き、将軍後継に推すために奔走したが敗れ、井伊に隠居、謹慎を命じられる。
  • 橋本左内:小池徹平さん…福井藩士。藩医から慶永の側近へ。慶喜を将軍後継に推す運動をするため、慶喜の側近の平岡円四郎を巻き込む。安政の大獄で亡くなる。

海外

  • マシュー・ペリー:モーリー・ロバートソンさん…米軍海軍軍人。黒船で浦賀に来航。日本に開港させるために幕府に国書を渡す。
  • ハリス:チャールズ・グラバーさん…米国外交官。下田玉泉寺に滞在。日米修好通商条約を結ぶ。
  • ヒュースケン:レネ・ブデグさん…アメリカ総領事館の通訳。

 

第10回のあらすじ

栄一は、自分も江戸に行きたいと父に懇願。「仕事の少ねえひと月だけ。」という条件のもと、江戸に行くことを許された。

栄一は大喜びだったが、残される千代は複雑な顔。

 

幕府は井伊大老亡きあと、老中の安藤信正(岩瀬亮さん)が代わりに政務を執り、天皇の妹・和宮を幕府に迎え、朝廷との結びつきを深めようと考えていた。

江戸に出てきた栄一は、前に来た時とすっかり変わってしまった町の様子に困惑。

先に来ていた喜作に大橋訥庵の思誠塾に連れていかれ、江戸は呪われたから地震に襲われ、井伊大老も襲われたという。

それもこれも神の国に異人を入れた天罰だと説く大橋に、栄一は「そんならどうして日の本の神様は神風を起こしてくれねえんだい?天罰なんか起こしてねえで、風で異人も病も吹き飛ばしてくりゃあいいんに。」と言い返す。

そのことで塾生の河野顕三が激高。庭まで投げ飛ばされる。

大橋は、繰り返される幕吏の悪行に神はもう助けたいという力も出ないと説き、幼い将軍ではなく、水戸出身の一橋慶喜が将軍であったらこのようにはならなかったと言う。

そして「我らが神風を起こすのじゃ。」と言うと、河野をはじめ塾生は皆同意し、勢いづいて大騒ぎとなった。

思誠塾でまた一緒になった血洗島の幼馴染である長七郎、喜作に栄一は、3人で酒を酌み交わす。

まずは家族の話をして和んだ後、長七郎は、幕府が今、夷狄の言いなりになっていると話し始めた。

栄一は、夷狄の言いなりになっている幕府の犬を尊王攘夷の志士たちは『幕吏』と呼ぶ。と喜作に教えてもらった。

続いて、塾で栄一に激高していた河野、長七郎を江戸に誘った真田と5人で語り合う。

和宮の降嫁を謀っている老中・安藤信正を、長州薩摩が桜田門外の変のように斬ってやると言ってるという話があるが、実際には、水戸長州薩摩は内輪揉めをしていて頼りにならない。

逆に後ろ盾のない自分達『草莽の志士』の方がいっそ動きやすい。と言う河野。

『草莽の志士』とは日の本を思う心のみで動く名もなき志士。自分達のことだ。いずれ奮起する時が来ると心浮き立つ喜作たち。

「田舎に引っ込んで百姓をしているこいつらに何ができる?」と馬鹿にしてくる河野のイラつきながらも栄一は「しかしお前の言葉には胸を打たれた。俺も今日この日から、草莽の志士になる。」と決意した。

 

後日。

真剣を使った稽古をしているところへ喜作と向かった栄一は、長七郎に促され、人に見立てた草を固めた棒を斬ることになった。

刀を持ってみたものの、なかなか斬ることができない栄一を、河野は「こいつに人を斬れるわけがない。百姓は桑や鋤で土でも掘ってんのがお似合いだ。帰れ帰れ邪魔だ。」と、バカにしたように言ってくる。

この言葉に奮起した栄一は意を決して斬りかかったが、うまく斬れない。それでさらに興奮して気が狂ったように斬りまくる栄一。

この栄一の常軌を逸した行動に危険を感じた喜作と長七郎が止めに入り、力づくで真剣を取り上げやめさせた。

栄一は、千代がくれたお守りを手にし、やっと我を取り戻すのだった。

 

約束のひと月が過ぎても栄一は戻ってこず。まさ伯母さんから子供がいないからと責められる千代。

そんな千代に、ゑいや市郎右衛門は、「案じるな。」と言い、千代は細い見た目とは裏腹に、とても力持ちなので心配していないと優しく声をかける。

優しい義両親の言葉に感謝していたところに、栄一が帰ってきた。

 

江戸にいる者は志の高い者が多い。友もできたと父に話す。

一方で栄一は、千代を抱きしめ「会いたかった。」と、江戸へ行って刺激を受け混乱する気持ちを正直に打ち明け、翌日からはまた真面目に働きだした。

 

この頃から惇忠のもとに日本各地から志士や脱藩浪士が立ち寄るようになり、惇忠も彼らを受け入れ、尊王攘夷の考えを広めていった。

 

幕府は、将軍家茂と和宮の婚姻さえうまくいけば幕府の権威を取り戻せると信じていた。

幕府の威信をかけた和宮の花嫁行列は、中山道を通るコースが取られ、その行列のお世話を命じられたのは、沿道に住む百姓の人たちだった。

道中に所領がある岡部も総出で人足を出すことになり、栄一たちもかりだされた。

納得いかない栄一だったが、父は「しょうがねえ。それが百姓の務めだ。」とひとこと。父と子が言い争いを始めようとした時に物陰で話を聞いていた千代が倒れた。

慌てて介抱する栄一と家族。

千代は妊娠していた。

栄一はこの日から畑仕事にも精を出し、笑顔が戻った。千代は栄一の生き生きした笑顔にホッとする。

栄一は「江戸では、この世を動かすのはなんもお武家様だけじゃねえってことを学んだんだ。俺たちだって風を起こせる。俺は今、この日の本を身内のように感じてる。わが身の事のようにさえ思ってる。だから色々納得がいかねえ。」と千代に聞かせた。

千代は、兄たちや栄一が国を思う気持ちは尊いものだと言いつつ「お義父様がこの村やこの家のみんなを守ろうと思われる気持ちも、決して負けねえ尊いものだとありがたく思っております。」と栄一に伝えた。

 

 

文久元年10月20日。和宮の一行は京を出発した。

 

江戸城では、天璋院が、和宮を迎える家茂に、自分は慶喜を次期将軍に推すために嫁いできたと正直に打ち明けていた。

もし一橋が将軍になっていたらあり得ない和宮とのご縁。

家茂は、徳川の為、幕府と朝廷が一つとなって国を治めるのを天下に示すのが肝要。と考えていた。

天璋院も、徳川のために力を尽くす。と家茂に宣言したのだった。

 

村総出で一行をもてなす準備が行われ、皆で道具を揃え食事の準備をした。

和宮一行は深谷宿を通過し、11月15日。江戸に到着。

和宮と家茂は初めて顔を合わせ、挨拶を交わした。家茂の好青年ぶりに驚く和宮だった。

 

f:id:lovetv:20200223234513j:plain



思誠塾では、和宮が江戸城に入ったことを嘆き、水戸浪士と組んで老中・安藤対馬守を暗殺するという意見で一致。

大橋訥庵は、長七郎に「安藤を斬れ。」と命じ、長七郎もそれを受けた。

長七郎は血洗島に帰ってきて、大橋訥庵が一橋慶喜を擁して幕府に攘夷を迫ろうと動いていて、年が明けた1月に河野らと自分で安藤を斬る計画だと栄一らに打ち明けてきた。

うまくいったら切腹するという長七郎。

どうして切腹する必要があるのか?と聞く喜作に、長七郎は「俺は武士になるんだ。武士の本懐を果たせばあとは潔く死ぬのみ。」と言い切る。

老中を斬って名を遺すことを名誉と考える長七郎に、何を言っていいか分からない栄一。

そこで惇忠が「安藤一人斬ったところで何が変わる?」と、一人殺したところで攘夷に傾くわけがない。と冷静に分析。

納得いかない長七郎に、その話では一橋慶喜は動かない。無駄死にだと説いた。

さらに栄一が、安藤も井伊も動かしているのは幕府。幕吏が入れ替わっても何も変わらないと言う。

「武士は武士。百姓は百姓と決めちまってる幕府がある限り、何も変わらねえんだ。」と、もっと根本から糺さないと世の中は変わらないと力強く言う。

惇忠は「我らこそが口火となり、挙国一致し、四方を応じて幕府を転覆させる!」と言い、ある計画があるがそれにはどうしても長七郎が必要。

「行くな長七郎。お前のようなかけがいのない剣士を安藤一人のために失いたくねえんだ。」と必死に止めた。

長七郎は惇忠の指示で上州に身を隠すことになり、泣く泣く思い留まった。

 

しかし血洗島には、攘夷の動きをさぐる隠し目付と思われる見慣れない行商の者たちが出入りするようになっていた。

伯父の宗助は、最近惇忠のもとに出入りする若者たちを警戒。長七郎にも村を出入りしてもらっては困る。と、母のやへに釘を刺していた。

 

江戸では、大橋訥庵が、慶喜に共に決起するよう呼びかける書状を送っていた。しかし慶喜は相手にしなかった。

 

そして江戸城坂下門に安藤が登城してきたところを、河野らが襲い掛かった。

が、今度は井伊の時のようにうまくいかず、安藤は背中を少し背中を斬られただけ。河野ら6人はその場で斬られてしまった。

 

大橋訥庵は捕らえられ、幕府はまだ残党がいると見て謀に関わった志士たちを次々捕縛しているという情報が血洗島の喜作と栄一にも入ってきた。

長七郎にも疑いがかかっているはず。

喜作と栄一は、長七郎のことを父に聞かれないようコソコソと話した。

 

その夜。

栄一が寝ていたところに伝蔵がこっそり来て、深谷宿を出たところで長七郎と会った者がいて、江戸に出ると言っていたと伝えてきた。

長七郎が危ない。

尾高家と喜作に急ぎ伝えるよう伝蔵に言い、栄一も慌てて駆け出して行くのだったーーー。

 

…というお話でした。

 

人を斬る恐ろしさ

夷狄を斬ると口では言いつつも、実際真剣を手にしたら怖くなった栄一。

でも同じ志士にあおられて、恐怖心に打ち勝とうとする描写がリアルでした。

肩から腰にかけて…と冷静に栄一に教える長七郎も怖かったです。

前々から剣術を習ってきた栄一ですけど、本当に斬るなんて恐ろし過ぎます。

武家を倒したいと思うなら、武家より強くならないといけない。

武家より剣術もうまくならないといけない。

 

ああやってみんなで興奮しながら話してたら、段々マインドコントールされてきて、自分も人を斬らないと!ってなっていくのが恐ろしかったです。

 

天罰と神風

大橋訥庵の塾に、桜田門外の変で井伊を斬っていた人物が入っていました。

神の国に異人を入れた天罰で井伊が斬られたって。神が斬ったんじゃなくて、人間が斬ったんでしょ?

自分たちがしたことは神の意志みたいな考えが怖いですね。

天罰だからやってもいい。

天罰を下してやったってこと?

 

栄一が「神様は神風を起こしてくれねえんだい?天罰なんか起こしてねえで、風で異人も病も吹き飛ばしてくりゃあいいんに。」と言ってたのには笑いました。

前にお姉ちゃんがキツネが憑く憑かないで縁談を破談にされた時と、一貫してそういう神様がどうのこうのを信じてません。栄一は。

河野って武士も、あんだけ栄一に突っかかってくるってことは、どこかで栄一の言うことも合ってるなって思ったんでは?

まぁ、天罰を与えた本人だから、否定されて怒ってるってのが一番だったんでしょうけど。

考えのぶつかり合いは見てて面白いです。

 

腹の立つ人の話も聞く栄一

いちいち栄一に百姓だからとか、田舎者だとか腹の立つこと言ってくる武士・河野。

そんな腹の立つ人の言葉でも、ちゃんと聞いて「胸打たれた。」と正直に言える栄一。

私なら、嫌いな人の話がいい話だと思っても、栄一みたいに「胸打たれた。」なんて言えないな~~。

スゴイ人だな。と思いました。

どこにも所属していない自分達だからこそ、行動を起こせる。

そこだけはいい!と言える素直さ。

ドラマが進むにつれ、渋沢栄一の人となりが分かってきて、もっと知りたいなと思わせてくれています。

 

次回はテロ計画を進める

幕府を転覆させる計画を立てていた惇忠。

それには長七郎が必要と引き留めていましたけど、長七郎は江戸に発ってしまった。

長七郎を見つけて引き戻すことは出来るのかな?

 

いよいよ行動を起こそうと動き始める栄一たち。

先日のBSプレミアムでやっていた『英雄たちの選択』を見たんで、このテロ計画は未遂で終わると知ってるんですけど、栄一たちがどう動くのか?どう中止するのか?どう描かれるのかが楽しみです。

若い人たちが真剣に議論を交わす様子が描かれると思うんで、今から楽しみです。

熱いんだろうな~~。

 

テロ計画は怖いけど、若い人たちの熱い思いが見られるのは心惹かれます。

 

そして!!

栄一と一橋慶喜との出会いにどうつながっていくのか?

 

いよいよ栄一の人生が大きく変わっていきますね!

喜作は?長七郎は?惇忠は??

 

一人一人の人生もしっかり描いて欲しい!!

 

以上、『青天を衝け』第10回の感想でした。

 

 

www.lovetv.site

 

動画配信の紹介

『青天を衝け』の見逃し配信はNHK+(プラス)NHKオンデマンド(有料)で!

 

NHK+(プラス)は、NHKの受信契約がある方なら追加の料金なしで使えます。

NHK+にご興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。↓

plus.nhk.jp

 

NHKオンデマンド(有料)は、U-NEXT、amazonでも見られます。

 

U-NEXTamazonにご興味を持たれた方はこちらをご覧ください。↓

 

本ページの情報は2021年4月時点のものです。 

最新の配信状況はU-NEXTサイト、amazon各サイトにてご確認ください。 

 

 

 

 

www.lovetv.site

www.lovetv.site