NHKで放送中の吉沢亮さん主演の大河ドラマ『青天を衝け』。2月21日に第2回が放送されました。
前回、第1回の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 渋沢栄一:吉沢亮さん(幼少期:小林優仁さん)…渋沢家中の家(なかんち)の長男。剛情に自分の意思を通す強さがある。よくしゃべる。
渋沢家・中の家
- 渋沢市郎右衛門:小林薫さん…栄一の父。中の家を立て直すために婿養子に入る。勤勉家で一日中働いている。
- 渋沢ゑい:和久井映見さん…栄一の母。「みんなが嬉しいのが一番」と栄一に教える。
- 渋沢なか:村川絵梨さん(幼少期:小田菜乃葉さん)…栄一の姉。はっきりとした物言いをする。
- 渋沢てい:藤野涼子さん(幼少期:吉田穂乃華さん)…栄一の年の離れた妹。お兄ちゃん子。
渋沢家・新屋敷
- 渋沢喜作:高良健吾さん(幼少期:石澤柊斗さん)…栄一の2歳年上の従兄で幼馴染。渋沢一族「新屋敷」の長男。
渋沢家:東の家
- 渋沢宗助:平泉成さん…栄一の伯父。東の家の当主。血洗島村の名主として市郎右衛門と共に村をまとめる。
- 渋沢まさ:朝加真由美さん…栄一の伯母。
尾高家
- 尾高惇忠(新五郎):田辺誠一さん…栄一の従兄。尾高家の長男。従弟である栄一たちに剣術などを教える。
- 尾高やへ:手塚理美さん…栄一の伯母。惇忠、長七郎、千代、平九郎を育てた母。
- 尾高長七郎:満島真之介さん(幼少期:須東煌世さん)…栄一の従兄。神道無念流の剣豪として名をはせるようになっていく。
- 尾高千代:橋本愛さん(幼少期:岩﨑愛子さん)…栄一の従妹で惇忠、長七郎の妹。栄一ののちの妻。口数少なく控えめだが芯は強い。
- 尾高平九郎:岡田健史さん(幼少期:高木波瑠さん)…栄一の従弟。
- 尾高きせ:手塚真生さん…惇忠の妻。
栄一に影響を与える人たち
- 高島秋帆:玉木宏さん…砲術家。陰謀により投獄され、栄一がいる武蔵国へ移されてくる。栄一たちが「鬼」と呼び牢にこっそり会いに行く。
- 真田範之助:板橋駿谷さん…北辰一刀流、千葉道場で腕を磨いた剣豪。各地で武者修行をしている。
- 利根吉春:酒向芳さん…血洗島村を治める岡部藩の代官。
- 大橋訥庵:山崎銀之丞さん…江戸の儒学者。思誠塾を開き尊王攘夷を唱える。
一橋家
- 徳川慶喜:草彅剛さん(幼少期七郎麻呂:笠松基生さん)…水戸藩藩主・徳川斉昭の七男で徳川幕府最後の将軍となる。父・斉昭の期待を一身に受け、厳しい教育を施される。一橋家当主の後継が亡くなったことで、老中阿部正弘の推薦で一橋家に養子に入る。
- 美賀君:川栄李奈さん…慶喜の正室となる人物。
- 徳信院:美村里江さん…一橋家当主・徳川慶寿の正室となるが死別。徳信院と名乗る。慶寿の後継が亡くなり、養子に来た慶喜にとっては養祖母となる。
- 中根長十郎:長谷川公彦さん…慶喜の側用人。
- 平岡円四郎:堤真一さん…慶喜の側近。
- 平岡やす:木村佳乃さん…円四郎の妻。
水戸藩
- 徳川斉昭:竹中直人さん…水戸徳川家第9代藩主。栄一の主君となる慶喜の父。烈公と呼ばれ敵が多い。慶喜に期待を寄せ熱心に教育する。
- 吉子(登美宮):原日出子さん…斉昭の妻で慶喜の母。公家出身。
- 藤田東湖:渡辺いっけいさん…斉昭の側近。斉昭の蟄居謹慎と共に蟄居。
- 武田耕雲斎:津田寛治さん…斉昭の側近。尊王攘夷派の水戸藩士。
- 藤田小四郎:藤原季節さん…東湖の息子。のちに天狗党の乱を起こす。
江戸幕府
- 徳川家慶:吉幾三さん…第12代将軍。一橋家の養子を斉昭の息子から選ぶ際、七郎麻呂だったら許すと言った。
- 徳川家祥:渡辺大知さん…家慶の子。人との交流が苦手。歌橋だけに心開く。父・家慶の急逝で13代将軍となる。
- 篤君(天璋院):上白石萌音さん…家定の正室。薩摩藩主島津斉彬の養女として慶喜を将軍後継にする密命を持っていたが、家定の急逝で天璋院と名乗る。
- 歌橋:峯村リエさん…家定の乳母。家定から信頼が厚く、慶喜を後継にするのを反対し、紀州藩の慶福を推す。
- 井伊直弼:岸谷五朗さん…彦根藩の藩主から江戸幕府大老となる。
- 阿部正弘:大谷亮平さん…25歳で老中となったエリート。慶喜を一橋家の後継に推薦する。ペリー来航に対抗するために水戸藩主・徳川斉昭を海防参与に採用。
- 森山栄之助:安部康二郎さん…通詞。
- 内藤信親:唐沢龍之介さん…
- 久世広周:佐瀬弘幸さん…
- 川路聖謨:平田満さん…勘定奉行。師と慕う人の息子・平岡円四郎を慶喜の側近に推薦する。
- 永井尚志:中村靖日さん…ペリー来航後海防掛となる。海防参与となった徳川斉昭の過激さに振り回される。
福井藩
- 松平慶永(春嶽):要潤さん…福井藩主。慶喜の優秀さを見抜き、将軍後継に推すために奔走する。
- 橋本左内:小池徹平さん…福井藩士。藩医から慶永の側近へ。慶喜を将軍後継に推す運動をするため、慶喜の側近の平岡円四郎を巻き込む。のちに安政の大獄で亡くなる。
海外
- マシュー・ペリー:モーリーロバートソンさん…米軍海軍軍人。黒船で浦賀に来航。日本に開港させるために幕府に国書を渡す。
第2回のあらすじ
9歳になった栄一は、少しづつ父の市郎右衛門の仕事を学び始めていた。
信濃国豊村へ藍葉を買い付けに行く父に付いて行った栄一は、父が農家の人たちに藍葉の育て方を細かく指導するのをそばで見た。
血洗島村に戻ってきたら、次は地元の農家の人たちに藍玉の事を褒められ、嬉しそうに微笑む父に自分も嬉しくなる栄一だった。
藍の刈り入れ後に行われる祭りの準備を始めた伯父の宗助と村の人たち。祭りで五穀豊穣と悪疫退散を願う村の大事なお祭りだ。
栄一たち村の子供達は、祭りでやる獅子舞の練習をして宗助にアピール。長七郎は笛の稽古をしていた。
千代も新しい着物を作ってもらえると喜んでいた。
渋沢家に岡部藩のお代官様である利根がやって来て、宗助と市郎右衛門が応対。女性たちはお代官様へのおもてなしのお酒と食事を用意。栄一となから子供達も手伝った。
利根は、6月に道の整備をするために、村から人足100人とお金2千両用意するようにという殿からの命令を伝えてきた。
6月は藍の刈り入れに蚕も繭になる頃。村が一番忙しい時期で人手が足りない。お金は用立てるので、この地の百姓の為にも人足の人数を減らして欲しいと頭を下げる市郎右衛門。
利根は百姓の分際で!と激高し、お上の言うことを聞くように!と聞き入れてくれなかった。
父が頭を低くしているのを見て悔しく思った栄一は「承服できん」と、井戸に向かって持って行きどころのない怒りをぶつけた。
翌朝。
元々人手不足の上に人足で忙しくなり、村の人たちに祭りはなくなったと告げる宗助と市郎右衛門。
楽しみにしていた祭りがなくなったことに納得できない栄一は、祭りをして欲しいと主張。「義を見てせざるは勇無きなりだ!」と言う。
そんな栄一に市郎右衛門は「何も分かんねえもんが偉そうなこと言うな!」とげんこつを一発。他の村の人たちに何とか協力して欲しいとお願いして人足を引き受けてもらった。
神社に行って獅子舞が舞えなくなったことを千代に伝える栄一。
大人の事情が分からないが、父が悲しい顔をしていたのだけは感じ取れたと寂しく言う。
千代は早く大人になって、家族をはじめとした誰かの役に立ちたいと言う。
栄一は千代の考えに感心するものの「みんなが嬉しいんが一番なのに。」と考え込むのだった。
一方。江戸城内にある一橋邸では、養子に入った七郎麻呂が将軍家慶の『慶』の字を一字もらい『慶喜』と名を改めていた。
徳信院や突然訪問してきた将軍・家慶には口上手く応対していたが、中根達だけになると途端に寝転がって、水戸にいた時の生活の方がマシだったと悪態をつくのだった。
水戸の江戸藩邸では、前の水戸藩主の徳川斉昭が隠居生活をしていた。
だが、水戸の領民や藤田東湖が復帰を願っていると知ると、必ず政界に戻って見せると意気込む。
そして一橋へ養子にやった息子・七郎麻呂にますます期待を膨らませた。
6月。
血洗島の一番忙しい季節がやって来た。
市郎右衛門たち栄一の家族は、朝の早い時間に起きて藍の刈り入れを始め、栄一も手伝った。
日が昇れば、市郎右衛門ら男たちは労役に出かけていき、残った女性と子供達だけで桑や藍の刈っていく。
時期を逃すと葉の色素が変化するため、急いで刈り取らなければならなかった。
刈り取りの次は、御蚕様が一斉に繭になるのでその繭を取る作業もしなければならなかった。
夕方。男たちが労役から帰ってくると、そのまま遅くまで藍の刈り取り。そんな忙しい日が何日も続いた。
栄一は藍の刈り取りの手伝いを続けながら、みんなが嬉しいことを考える。そして喜作にある計画を明かすのだった。
夕方。疲れた市郎右衛門たち男が帰ってくると、藍の刈り取りが終わっていた。
市郎右衛門が家でホッと一息ついていると、外から笛の音が鳴り始める。
外に出て見てみると、獅子が2体舞って畑の間を歩いてくる。
栄一と喜作が獅子を舞い、長七郎が笛を鳴らしていた。
栄一が「ごこくほうじょう、あくえきたいさんだに!」と言うと、また笛に合わせて踊り出す。
村の人は嬉しそうに獅子を囲んで集まり、手拍子をして歌う。
栄一たちに元気をもらった市郎右衛門も一緒に踊り出した。みんな思い思いに歌い、音を鳴らして踊り盛り上がった。
それから数年が経ち、成長しても相変わらず獅子を舞う栄一と喜作。
尾高家の新五郎は惇忠と名を変え、百姓でも剣の心得は欠かせないと、栄一たちこどもたちに剣術を教えていた。
その中でも弟の長七郎の剣の腕が上がって惇忠の超えるまでになっており、子供達の指導を任せていた。
栄一と喜作は惇忠のもとで共に剣術を学び、読書明け暮れる日々を送っており、惇忠の妹の千代に密かに思いを寄せていた。
体は大きくなって学問が出来るようになっていても、心はまだ成長しきれておらず、歩きながら読書をして泥にはまって姉のなかにこっぴどく怒られる栄一。
父の市郎右衛門は、まだまだ頼りない息子・栄一ではなくて、なかに婿を取って継がせると言う。
焦って継がせて欲しいと頼む栄一に「藍の葉は手間暇かけた分だけ、いい青が出せるんだ。手抜くやつにその青は出せねえ!」と諭す市郎右衛門。
「決して手は抜かねえ。」と約束する栄一だった。
一方。一橋家の慶喜も見事に能を舞えるようになっており、将軍・家慶は実子の家祥よりも慶喜に期待していた。
大奥では家祥より慶喜が跡を継ぐのではないか?と噂が出ており、老中の阿部正弘もそうしたいと願っていた。
そんな時、長崎奉行からアメリカが条約締結を求めて艦隊を派遣して来たという報告が来たーーー。
東インド艦隊司令長官・ペリーは、江戸近くを狙いを定めていた。
そんな異国の脅威を知らない栄一は、父に江戸に連れて行ってもらえると知って大喜びしていたのだったーーー。
…というお話でした。
大人の事情が飲み込めない栄一
お父さんに口答えをして、よく怒られている栄一。
そんなお父さんに対して、反抗的なのかな?と思ったんですが、幼いながらも父についていってしっかりと商売を学んでいて、ちゃんと尊敬してるんだなと思いました。
お父さんがお代官様に意見して、怒鳴られてるのを見て代わりに腹を立てているシーンは、本当にお父さんが好きなんだなと思ってホロっときました。
お父さんも栄一と一緒で、上の人にしっかり意見を言える人なんだなとも思いました。
栄一とお父さんは似た者同士?
でも、お父さんは怒られるとスッと引けるし、そこは大人なのかなと。
自分も頑張って村の人のために動いてそれでも何ともならなかったのを、栄一が祭りはやるべき!と偉そうに言って、お父さん腹立っただろうなと思います。
お父さんだってお代官様に意見したけどダメだった。それで調整もしたけどやっぱりダメだった。
栄一も意見を言った後でお父さんが悲しい顔してるの見て、色々気づいて、でも言った手前素直に引き下がれなくて、神社に飛び出していくシーンは、若いなぁ…と思いました。
幼い頃に大人の事情に触れて、ショックな感じがよく伝わるいいシーンでした。
慶喜が子供らしくない
若さいっぱいの栄一に対して、慶喜は子供らしからぬ二枚舌でした!
部下には一橋家の生活がつまらんと言っておいて、上様には暮らしやすいと言ってみたり。
徳信院様の前では素直に着替えてるところを見せたり。
もう態度の使い分けが出来ていてびっくりしました。
本当は水戸にいたかったのかな?
黙っているシーンが多くて、何を考えてるか分からない子供でした。
んで、そうこうしてるうちに成長。あっという間に草彅剛さんに変わりました。
相変わらず表情をあまり変えない感じで、お面を外したアップのシーンは見てて怖かったです。
どんな男として描いてくれるのかな?
楽しみです。
次回は?
2話を終えて、少年から大人の俳優さんたちに入れ替わりました。
いよいよといった感じです!!
次回は江戸に行っていらんことを話してるところを、聞かれてしまうみたいです。
栄一の人生が動き始めそうで面白そう!!
慶喜も将軍になるつもりないと言ってる場面が映ってました。
栄一が江戸に行って何を感じるのか??
青年として栄一、楽しみです。
以上、『青天を衝け』第2回の感想でした。
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本ページの情報は2021年2月時点のものです。
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