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大河ドラマ 青天を衝け 第30回「渋沢栄一の父」を見た感想とネタバレあらすじ

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NHKで放送中の吉沢亮さん主演の大河ドラマ『青天を衝け』。10月10日に第30回が放送されました。www.nhk.or.jp

前回、第29回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 渋沢栄一(篤太夫):吉沢亮さん…渋沢家中の家(なかんち)の長男。剛情に自分の意思を通す強さがある。よくしゃべる。成長して商売の面白さを知り意欲的に働く一方で、百姓が武家に虐げられる社会の仕組みに疑問を持ち、世の中を変えたいと考えだす。長七郎から聞く江戸の話を聞いているうち、尊王攘夷の考えに目覚め、喜作も江戸に行った時かされたところで自分も江戸に行きたいと父に願い出て、江戸に出る。江戸で出会った志士たちに影響を受け、攘夷志士となる。惇忠が立てた横濱焼き討ち計画を長七郎に命がけで止められ中止。八州廻りから逃れるために喜作と旅立ち、以前知り合った一橋家家臣の平岡のおかげで無事京に入り長七郎に文を送って呼び寄せる。が、長七郎が上京途中で殺人事件を起こして捕らわれ、幕府に攘夷の思いを書いた文が幕府に渡ってしまう。栄一と喜作が上京の際に、平岡の家臣として上京したため幕府から一橋に問い合わせが来て、平岡から改めて一橋に仕官するかどうか?の決断を迫られる。長七郎を助ける手立てが見つかるかもしれないと思い、一橋家の仕官することになった。成一郎と関東へ出張し一橋の兵を集めて来る間に恩人の平岡が水戸浪士に殺害される。同じ頃筑波山で挙兵した水戸天狗党が上洛するという知らせを聞き、征討する慶喜に集めた兵と一緒に随行。成一郎が慶喜の密書を武田耕雲斎に届けたことで天狗党は降伏。征討せずに済む。攘夷運動の終わりを見た成一郎が武士として一橋と慶喜を守ると決断したのとは別に、篤太夫は自分の長所を生かして一橋家の勘定を任せてほしいと慶喜に提言し、受け入れられた。一橋家での自分の進む道が見えはじめた時、将軍家茂が逝去。慶喜が徳川宗家を継ぐことになり、篤太夫は成一郎、伝蔵と共に幕臣となり自暴自棄となる。が、パリ万博へ行くことになった慶喜の弟・昭武に随行することになった。パリでヨーロッパの最新技術に触れ篤太夫は嫌いだった異国から多くを学ぼうとする。大政奉還も2か月遅れて知らせが来て、日本の状況が分からないまま昭武に留学を続けてもらえるかどうか不安を感じながら過ごしていたが、水戸藩主・慶篤の急逝により昭武に水戸藩主の相続の命が下り帰国命令が出たことで帰国することになった。帰国後、見立て養子にしていた平九郎が関東の戦いで命落としたと聞かされ苦悩。旅の雑事を終えたのち故郷血洗島に帰る。次に洋行の報告と昭武の直書を持って駿府で謹慎中の慶喜に会いに行き、そのまま駿河の勘定組頭として出仕。武士と商人が協力して働く商法會所を設立し軌道に乗せる。その後、新政府から大蔵省への仕官の話が来て最初は断るつもりだったが大隈の話に心を打たれ新政府入り。改正掛で次々と新しい制度作りを進めるが大久保利通ににらまれる。

渋沢家・中の家

  • 渋沢市郎右衛門:小林薫さん…栄一の父。中の家を立て直すために婿養子に入る。勤勉家で一日中働いている。栄一が幕府批判し出したことを何度も叱る。栄一が家を出る時に認めてくれた。
  • 渋沢ゑい:和久井映見さん…栄一の母。「みんなが嬉しいのが一番」と栄一に教える。
  • 渋沢てい:藤野涼子さん…栄一の年の離れた妹。お兄ちゃん子。平九郎と結婚の約束をしていた。
  • 吉岡なか:村川絵梨さん…栄一の姉。はっきりとした物言いをする。同じ村の人に嫁ぐ。

渋沢家・新屋敷

  • 渋沢よし:成海璃子さん…けんかの仲裁をした喜作に一目惚れし、自ら結婚を申し出る。結婚後は喜作を尻に敷き、栄一と喜作が上京してからは千代を支え夫の留守を守る。

渋沢家:東の家

  • 渋沢宗助:平泉成さん…栄一の伯父。東の家の当主。血洗島村の名主として市郎右衛門と共に村をまとめる。
  • 渋沢まさ:朝加真由美さん…栄一の伯母。一言多いが根はいい人。

尾高家

  • 尾高惇忠(新五郎):田辺誠一さん…栄一の従兄。尾高家の長男。従弟である栄一たちに剣術などを教える。水戸の斉昭の尊王攘夷の考えに傾倒。各地から来る若者らを受け入れて尊王攘夷の考えを広めている。老中安藤を討つ計画に走ろうとしていた弟・長七郎を引き留め、自分の計画に参加するよう説得した。その後、逆に長七郎に自分の計画を命がけで止められる。上京の途中で殺人事件を起こした長七郎を救おうと動いてる。水戸の騒乱に関わりがあると疑われ、岡谷の陣屋に捕らえられる。村の人たちの訴えのおかげで放免された。篤太夫と成一郎が一橋家家臣から幕臣となったことに理解を示し、篤太夫がパリに行くための見立て養子として弟・平九郎を立てたいと申し出てきたことを受け入れた。鳥羽伏見に始まった幕末の戦いを見て、自身も江戸に出て戦に加わり関東の戦いで成一郎となんとか逃げ延び、成一郎が東北に行くのについて行かず故郷に戻る。弟たちの死で新政府を恨んでいたが、栄一が「
  • 尾高やへ:手塚理美さん…栄一の伯母。惇忠、長七郎、千代、平九郎を育てた母。篤太夫が平九郎を見立て養子に立てたいと言ってきたことを受け入れ、養子に出してくれた。
  • 尾高きせ:手塚真生さん…惇忠の妻。
  • 尾高勇:畑芽育さん…惇忠の娘。 

 

水戸

  • 吉子(登美宮):原日出子さん…水戸藩の元藩主・斉昭の妻で慶喜の母。公家出身。
  • 徳川昭武(民部公子):板垣李光人さん…斉昭の十一男。慶喜の異母弟。清水家の養子となり徳川昭武となる。将軍となった慶喜の代わりにパリ万博へ行き、随行する栄一と特別な絆を結ぶことになる。明治になると慶篤の急逝で水戸藩主になる。
  • 菊池平八郎:町田悠宇さん…パリで昭武の警護をしていた水戸藩士。

静岡

  • 徳川慶喜:草彅剛さん…水戸藩藩主・徳川斉昭の七男で徳川幕府最後の将軍となる。父・斉昭の期待を一身に受け、厳しい教育を施される。一橋家当主の後継が亡くなったことで、老中阿部正弘の推薦で一橋家に養子に入る。刑部卿となった自分を政界に復帰した父・斉昭が頼ってくるが将軍になる望みはないと言い切るが、いざ家茂が将軍となると寂しさを感じる。井伊直弼から隠居を言い渡され邸内の一室に籠る。謹慎中に父斉昭が亡くなり、親不孝をしたと泣いた。井伊大老が亡くなったことで政界復帰。将軍後見職に就き京に入ったが、攘夷ばかり口にする公家や天皇をどう説得すればよい分からない。自分を政界復帰に推してくれた島津久光とは合わない。栄一と出会ったことで徳川を守ると覚悟を決め、薩摩の政治介入を阻止しようと、中川宮の前で久光、春嶽、伊達を「天下の大愚物」と言って朝議参与を解散させてしまう。その後禁裏御守衛総督となる。家茂逝去で徳川宗家を継ぎ、家茂に代わり長州征伐をしたが敗戦の色が濃くなると退却。孝明天皇の強い願いに応え、征夷大将軍となる。パリ万博に派遣する弟の昭武の一行に篤太夫(栄一)を加えた。大政奉還をして朝廷に政権を返上。朝敵のみなされ大坂城を出て江戸に戻り上野の寛永寺で謹慎。のち水戸から駿府へ移る。
  • 猪飼勝三郎:遠山俊也さん…慶喜の家臣。
  • 川村恵十郎:波岡一喜さん…一橋家の家臣ののち幕臣となり、明治以降は駿府へ。
  • 大久保一翁:木場勝己さん…駿府藩中老。
  • 向山一履:岡森諦さん…外国奉行。パリ使節団の全権大使。借款交渉の失敗で帰国。維新後は駿府へ。
  • 田辺太一:山中聡さん…パリへの派遣使節に随行。維新後、静岡に身を寄せたのち新政府に入り岩倉使節団にも随行し補佐することになる。
  • 平岡準:大竹直さん…駿府藩士。
  • 萩原四郎兵衛:田中要次さん…駿府の茶問屋。
  • 徳川美賀子:川栄李奈さん…慶喜の正室。慶喜が謹慎が解かれたのち静岡に移り、側室と共に同居することになる。
  • 須磨:安部智凛さん…美賀子の侍女。



箱館

  • 土方歳三:町田啓太さん新撰組副長。鳥羽伏見の戦いで敗れた後、各地へ転戦したのち、榎本武揚や喜作と共に箱館に渡り五稜郭を占領。新政府軍と戦って壮絶な戦死をする。
  • 渋沢喜作(成一郎):高良健吾さん…栄一の2歳年上の従兄で幼馴染。渋沢一族「新屋敷」の長男。千代との結婚を望んでいたが、千代と栄一が思い合ってると知り身を引き、自分はよしと結婚。江戸に出て尊王攘夷の考えに触れ攘夷志士となる。惇忠が立てた横濱焼き討ち計画を長七郎に命がけで止められ中止。八州廻りから逃れるために栄一と京へ旅立つ。栄一共に一橋家に仕官する。上洛しようとする水戸天狗党に慶喜の密書を届けに越前に行った時に、天狗党の軍が疲弊しているのを目の当たりして攘夷運動の成れの果てを見たとショックを受け、これからは一橋と慶喜を守るために生きると決断する。朝敵とされた慶喜の汚名を雪ぐため戦うことに。京から大坂、江戸武蔵、箱館へと転戦。箱館の戦で土方に生きろと背中を押され逃げ延び、投獄されている。
  • 高松凌雲:細田善彦さん…一橋家軍制所の医師だったが、慶喜が将軍となったことで奥医師に。徳川昭武のパリ派遣に随行し、留学生となってフランスで医学を学び帰国。箱館の戦いでは敵味方関係なく治療に当たった。

 

新政府

  • 岩倉具視:山内圭哉さん…公武合体のメリットを孝明天皇に説く。政争に負け浪人生活。政界に復帰したのちは薩摩の人たちと王権復古を遂げ、そのまま新政府に入る。
  • 三条実美:金井勇太さん…攘夷志士たちに押され、幕府に攘夷せよと言う。明治以降は新政府に入る。
  • 明治天皇(睦仁親王):犬飼直紀さん
  • 井上聞多(馨):福士誠治さん…尊王攘夷派の長州藩士だったが、伊藤俊輔らとロンドンに渡り開国派に。維新後は大蔵省に入り、栄一はその右腕となる。
  • 伊藤俊輔(博文):山崎育三郎さん長州藩士。のち初代首相となる。
  • 西郷吉之助(隆盛):博多華丸さん…薩摩藩士。公武合体実現のため、流罪を赦免されて藩政復帰。一橋
  • 家の命で大坂に来ていた栄一と出会う。策を巡らせ倒幕へと突き進む。
  • 大久保一蔵(利通):石丸幹二さん…久光の側近として公武合体のために上京。腹の内が読めない慶喜を警戒。明治の新政府では大蔵卿となり、部下となる栄一と意見が対立する。
  • 松平春嶽:要潤さん…元福井藩主。維新後は新政府の官職を歴任。
  • 伊達宗城:菅原大吉さん…元宇和島藩藩主。維新後は新政府の官職を歴任。
  • 大隈重信:大倉孝二さん…佐賀藩士族。明治2年新政府で大蔵省の実質トップに就任。栄一を新政府に誘う。
  • 大隈綾子:朝倉あきさん…大隈重信の妻。
  • 杉浦愛蔵(譲):志尊淳さん…外国奉行支配調役。徳川昭武のパリ派遣随行員の一人。栄一と親交を深めて維新後は静岡に行き、のちに栄一が明治政府で栄一が立ち上げた民部省改正掛の一員となる。
  • 前島来輔(密):三浦誠己さん…遠州中泉奉行。元幕臣たちの働き口や住まいを与えようと奔走。栄一の要請で新政府に入り近代的な郵便制度を確立。日本郵政の父となる。
  • 赤松則良:上村海成さん…元幕臣。造船の父となる。
  • 玉乃世履:高木渉さん…岩国藩出身。改正掛で旧幕臣の栄一に反発していた。のち司法官となる。
  • 郷純造:松本こうせいさん…江戸開城後新政府に従った元幕臣。大蔵官僚。
  • 長岡謙吉:松澤匠さん…土佐出身で元海援隊。大蔵省に入る。
  • 渋沢千代:橋本愛さん…栄一の従妹で惇忠、長七郎の妹。栄一の妻。口数少なく控えめだが芯は強い。
  • 渋沢うた:山崎千聖さん…栄一の長女。
  • 渋沢こと:吉川さくらさん…栄一の二女
  • 大内くに:仁村紗和さん…栄一が大阪出張で出会った女性。栄一の子を出産することになる。
  • 須永伝蔵:萩原護さん…中の家の作男で、栄一らと共に勉学や武芸を学ぶ仲。のちに一橋家の家臣となった栄一と喜作に呼ばれ、一橋家家臣となる。慶喜が徳川宗家を継ぐのに伴って幕臣となった。関東の戦いに従軍したのち箱館には行かず江戸に留まりフランス帰りの栄一を迎えた。以来栄一と行動を共にする。

 

商人

  • 五代才助(友厚):ディーン・フジオカさん…薩摩藩士。長崎遊学の経験から世界情勢に精通。貿易による富国強兵を唱えてイギリスに留学中、フランス万博の情報をいち早く得て薩摩藩として参加を実現。幕府の威信を落とす。この時幕府側として参加していた栄一とは、のちに「西の五代、東の渋沢」と呼ばれる実業家となる。
  • 三野村利左衛門:イッセー尾形さん…三井の番頭。

 

第30回のあらすじ

新しい世になったとはいえ、地方では元藩主たちが税や権力を握り、新しい意見を武力で抑え込む体制は変わっていなかった。

鹿児島にいた西郷隆盛(博多華丸さん)は、大久保利通(石丸幹二さん)と共に鹿児島に来た岩倉具視(山内圭哉さん)に説得され東京の新政府に戻ってきた。

 

一方。栄一は、新しく流通させる硬貨の品質を確認するため、大阪の造幣局に出張していた。

そこで伊藤博文(山崎育三郎さん)に連れられてやってきた五代友厚(ディーン・フジオカさん)と出会う。

大阪が本拠地である三井の番頭・三野村(イッセー尾形さん)が開いた宴の席で、友好的な五代に対して栄一はフランスでくらった借款の恨みをぶつける。

大商人や政府の中でお金が回るのではなく、広く民を豊かにしなければという五代。商いのまち・大阪でカンパニーを作り日本の商業を作り変えたいと言う。

栄一も「府県に大いにカンパニーを作りべき。」と言って話が一致。

五代は「おはんのおる場所もそこでよかとか?」と栄一が新政府にいることに疑問を投げかけるのだった。

 

栄一は宴の店で出会った大内くに(仁村紗和さん)という女性に一目ぼれ。くにも栄一が行方知れずの夫と似ていたことから心通わす。

東京に戻った栄一の破けた靴下を繕った跡を見つけた千代は、栄一に女性の影があることを勘づくのだった。

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西郷が東京に戻って3か月が経ったが、政府の混乱は続いていた。

首脳会議で西郷が「まだ戦が足りん。まちぃっと戦をばせんなならん。」と言い出す。

井上馨(福士誠治さん)は、西郷の言葉を"戦覚悟で廃藩置県を断行しろ。”と言っていると受け止める。

そして栄一たち改正掛に、藩の負債や藩札などの調査、そして負債に対する決まり事をつくるのを、廃藩置県を布告するまでのわずか4日でやれと指示。

新政府の悲願である、旧藩主たちを廃し国が直接税を取りたて命令を下す体制を作るためだ。

無理な要求であったが、栄一は改正掛のみんなに「あと4日でこの作業を終えることが出来なければ、日本はまた必ず戦になる。真に強い日本を作るためだ。」と奮い立たせた。

藩札をなくして人々の生活を維持するためには、いくら保証すればいいのかを、全ての藩を調べ上げる作業を4日間寝る間も惜しんでやり遂げた。

 

明治4年(1871)7月14日。明治天皇から廃藩置県の布告された。

全国260の藩は廃止。府と県が置かれることになった。海外では世界に類を見ない無血革命だと報道された。

栄一は働きが認められ『大蔵大丞』に出世した。

しかし大久保利通から、まだ入ってこない税金をあてにして陸軍歳費800万円。海軍に250万円に決めると言われ「国にいまだ金のない中、そのような巨額な支出を決めるのは甚だ危険。」と不当だと意見したことで対立。

大久保に役目がないとみなされ、改正掛を解散させられた。

 

大隈重信(大倉孝二さん)たちにこれ以上勝手なことはさせられないと考えた大久保は、岩倉具視に直接西洋を見なければと進言。

岩倉具視を全権大使とした『岩倉使節団』が、アメリカ・ヨーロッパに向けて出発した。

 

改正掛を解散させられ失意のもとにあった栄一に、血洗島の父・市郎右衛門が危篤との連絡が入り、人力車で急いで帰郷。持ち直した父と話が出来た。

市郎右衛門は、中の家は妹のてい(藤野涼子さん)が婿を取って継いでくれると栄一に話し「安心だ。」と言う。

安心した父の姿を見て「何も孝行出来てねぇ。」と涙ぐむ栄一。

市郎右衛門は「心残りはねぇ。俺はこの渋沢栄一の父だ。こんな田舎で生まれ育った己の息子が、天子様の朝臣になると誰が思うもんか。お前を誇りに思ってる。」と栄一の手を握りしめて力強く言った。

父の言葉を素直に受け止められない栄一に「ありがとう。」とお礼を言う父だった。

2日後。

市郎右衛門は家族に囲まれて息を引き取った。

市郎右衛門を見送り、村のみんなと共に働いてきた父の人生を振り返った栄一は「何と美しい生き方だ。」と言って泣いたーーーー。

 

…というお話でした。

 

五代と意見が一致

パリ派遣からずっと恨みに思っていた五代に、やっと恨み言が言えた栄一。

しかし民を豊かにしたいとカンパニーを作るという五代と意見が一致していました。

五代がとても気さくに「気が合うと思ってた。」と嬉しそうな笑顔で言っていたのが印象的でした。

栄一は、慶喜に命じられて必死に異国で昭武のパリ派遣と留学を支えて来てましたからね。

上様に国を治めてもらいたかったのに、薩摩がパリで邪魔したばっかりにお金が借りられなくて幕府が倒れてしまいましたし。

でもまぁ、よその国にお金を借りなくては成り立たないような政府はもうだめですよね。

薩摩が邪魔しなくても、お金がなくなって追い詰められてる状態なこと自体、もう幕府は危うかったんだってことを認めないと!

 

新政府に入っても上様・慶喜が好きな栄一

でもまぁ、上様が考えてやってきたことが叶わなかったことが、一番栄一にとって許せなかったことなんでしょう!!

栄一って、世間の事広く見えてるように見えて、意外に個人的な感情に左右されやすい人ですよね。

誰でも言いわけじゃない。上様が治める世がよかったんだ!!って言いそうですもんね。

攘夷派から一橋家に入った時はキレイに考えが変わってましたけど、幕臣から新政府に入ったあとは、いつまでも幕府にこだわってますよね。栄一。

ってことは、やっぱり上様である慶喜のことを、主君に仕える気持ち以上に本当に大好きだったんだろうな。と思います。

 

大好きな父の死

ずっと故郷から栄一を見守ってくれていた父・市郎右衛門さんが亡くなってしまいました。

栄一と上州や信州に商いに出かけていた市郎右衛門の表情が本当に嬉しそうで、見ているこちらも楽しい嬉しい気持ちになれました。

色々厳しく言ってるけど、本当に栄一を大事に思って出世したあとは敬ってくれて、本当にいい、優しいお父さんでした。

「何と美しい生き方だ。」と栄一が父の人生を評して言ってましたけど、本当にその通りですよね。

一途な素晴らしい人生でした。

 

千代以外の女性と…

栄一が、大阪の宴の席でお店の女中・くにさんといい仲になっていました。

史実では女好きだったと言われてる栄一が、『青天を衝け』では妻の千代一筋なのがちょっと不思議でした。

いきなりくにさんと目と目が合って一目惚れ??

なんじゃそら!?

 

くにさんも亡くなった夫と似た栄一を受け入れていました。

なんだか急に燃え上がっちゃって、よっぽどお互い惹かれ合うものがあったんでしょうか?

くにさんという女性は、栄一の子を産むそうです。

千代とは子供が最初なかなかできなかったり、生まれてきても悲しい出来事がありましたけど、別の女性とはこんなにすんなりと子供が出来てしまうんですね。

どんだけ願っても長年子供が出来ずに諦めてしまう夫婦も多いのに。

羨ましい限りです。

 

改正掛が潰された

前から「勝手なことすな。」と、大久保に言われ続けていた改正掛。

栄一がまだ仕組みを作っただけで税を徴収できていないから、軍の歳費をまだ出せないと反論しただけで「役目がない。」と改正掛を潰されてしまいました。

とうとうやられてしまいましたね。

五代にも「おはんのおる場所もそこでよかとか?」って言われてたし、栄一は本来の商売人に戻っていくみたいです。

次回は『栄一、最後の変身』というサブタイトルです。

やっと渋沢栄一の事業家としての顔が次回から出て来るようです。

もう年末ですけど、渋沢の90代までの人生を描けるのでしょうか?

幕末が長すぎましたよね。ーーー面白かったからいいですけど。

幕府から見た幕末ってのがよかったし。

 

次回の予告映像では、喜作の元気な姿も出ていました。

喜作は箱館までいって戦をしてるし、なかなか新しい世を受け入れられないでしょうね。

武士が合ってたみたいだし。

喜作の今後も興味があるのでとても楽しみです。

 

以上、『青天を衝け』第30回の感想でした。

 

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本ページの情報は2021年10月時点のものです。 

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