毎週金曜夜10時からTBS系列で放送中のドラマ『凪のお暇』。8月23日に第6話が放送されました。
前回第5話では、安良城ゴン(中村倫也さん)を訪ねてくる女性を見て、ゴンとの恋に見切りをつけた大島凪(黒木華さん)。
うららちゃん(白鳥玉季さん)・みすず(吉田羊さん)親子と久しぶりに触れ合い、堕落してしまった生活を見直す。
一方、凪への思いを断ち切った元カレ・我聞慎二(高橋一生さん)は、同僚の市川円(唐田えりかさん)からのアプローチを受け入れ、ようやく新しい恋へと踏み出した様子だった。
第5話の感想はこちら。↓
あらすじ
やっと面白くなってきた
第5話までは、じりじりと恋愛がらみの話が長く、暗くて救いようがなくて、観るのも嫌になるような展開でしたが、ゴンから離れてやっと面白くなってきました!
慎二はどうするんだろう?
坂本さんの不器用さに切なくなった
最初は、ハローワークで声をかけてきてくれた凪に怪しいネックレスを売りつけてきて、要注意人物として描かれていた市川実日子さん演じる坂本龍子。
大学の先輩に誘われて、詐欺まがいの商売をするブラック企業に就職してしまい、今回心配した凪に救出されていました。
会社を辞めた方がいいと説得する凪。
坂本さんは、入社する前からヤバイと知っていたが、認めたくなかったと語り始めるシーンが、第6話のシーンの中で一番心に残りました。
坂本さんは認めたくなかった理由は「もううんざりなんです。休むのも戻るのも。いい加減、前に進みたい。前向きに前向きに。そうじゃなきゃ、自分がみじめで見てられない。」だとのこと。
これがもう、まさに今の私にドンピシャで、ドシンと心に響きました。
そして坂本さんの言葉に、凪が返した言葉「いつも前向きなところ、素敵だと思います。けど、たまには後ろも向かなくちゃ、自分がどこにいるか分からなくなっちゃいませんか?」
凪がこれまでの自分を振り返り、人が投げかけてくれていた気遣いにも気づかずにいたこと。友達がいないのは、上っ面で相槌を打っていたことがバレていたと分かったと語っていました。
私は、この坂本さんと凪の会話が『凪のお暇』のドラマのなかで最大の見せ場だったんじゃないか?と思いました!
私もちょうど今、生きていくのに手詰まりを感じていて、今までことを振り返りたくなくて前に前に進みたくて、でも進めない毎日にうんざりしています。
周りから見た私は、この坂本さんのように思われていたのではないか?とハッとしました。
私も、悩みを周りの人に打ち明けるたびに、今の環境を変えるよう、アドバイスされていました。
しかし、変えていませんでした。
周りから見れば「話を聞けよ。ずっと言ってるじゃないか?」と思われていたんだろうな。歯がゆい思いをさせていたのではないのかな?と思いました。
ドラマのなかの話で、もちろんフィクションなんですけど、坂本さんの姿を見て、自分の頑なさに気づくことが出来ました。
こんな人になっていたのか?私は。と恥ずかしくなりました。
ちょうど、やっと私も現実を見渡せるようになってきた時に今回の『凪のお暇』を観て、他人事に思えませんでした。
坂本さんは自分と一緒だ。と思いました。
自分一人で考えられる事なんてたかが知れてるから、どうやっても上手くいかない時はもう、人に言われた通り、全乗っかりするのも悪くないのかな?と思います。
人生何回目かの手詰まりの時。
どうしても前に進めない時期ってありますよね…。
元々原作の漫画が好きで、このドラマを観始めましたけど、今回の第6話を観て本当によかったと思います。
原作も知ってるのに、こんな感動するとは思いもしませんでした。
坂本さんにはゆっくり頑張って欲しい!
私も人の話を聞いて、今までと違う方向を向こうと思います。
ドラマの感想から、最後は自分の話になってしまいました。
失礼しました!
以上、『凪のお暇』第6話を観た感想でした。