毎週金曜夜10時からTBS系列で放送中のドラマ『凪のお暇』。9月6日に第8話が放送されました。
前回の第7話では、凪(黒木華さん)と坂本(市川実日子さん)が、いつも行ってるコインランドリーを買い取って経営するという目標が出来た。
一方で慎二(高橋一生さん)は、ずっと行方不明だった兄の慎一(シソンヌ長谷川さん)から、今までの生き方を全部否定するようなことを言われた上に、仕事で大きなピンチを迎えて、ずっと思っていた凪(黒木華さん)とは思いが通じず、とうとう限界が来て、仕事中に過呼吸で倒れた。
預かっていたぬか床を取りに来た凪に、号泣してこれまでのことを詫びて、ずっと好きだったと告白したのだった。
第7話の感想はこちら。↓
あらすじ
突然の慎二の号泣告白に戸惑った凪。
翌日。スナックバブルのママ(武田真治さん)と杏(中田クルミさん)が、凪から聞いて欲しい話があると言われ、店で餃子パーティーの仕込みのついでに話を聞こうと凪の家に来ていた。
坂本が凪の家を訪れると、ママと杏の他にゴン(中村倫也さん)待ちをするエリィ(水谷果穂さん)、うららちゃん(白鳥玉季さん)、みすず(吉田羊さん)親子。緑さん(三田佳子さん)も集まり、みんなで餃子を包んでいた。
凪が昨晩の慎二の様子を話すと、みんなは口そろえて慎二が号泣してるところを目撃したことがあると言い、全然驚かない。
体目当てで付き合っていたと慎二が言ってたのを真に受けて、慎二が自分を好きなことに気づいていなかったのは凪だけ。そのことが分かって困惑するのだった。
一方の慎二は、ゴンにモーニングに誘われ、初めて会社を休んだ。
そのまま有給休暇を取り、ゴンの家でゲームをしながら過ごしていところ、隣の部屋で混乱した凪がベランダに出てきて、ばったり。
本心が知られた慎二は、今までのように嫌味を言ってこず、ますます混乱する凪は、コインランドリーの最終的な契約の日取りの話し合いの場でさえも、上の空になるのだった。
慎二の気持ちを知らないゴンは、素直にママや慎二に凪への思いを話す。何も言えない慎二。ママは、慎二と凪がよりが戻ることを望んでいた。
そんな時、凪へ北海道に住む母・夕(片平なぎささん)からとうもろこしが届く。段ボールいっぱいのとうもろこしを見て、慎二にも「食べる?」と聞く凪。
凪の部屋で、ゴンと3人皮むき作業をすることになった。
ゴンは、母親が上京した時に対決する通称「タイトルマッチ」をすることを知っていて、凪をさりげなく気遣う。
しかし慎二は、付き合ってずっと一緒にいたのに、凪が母を苦手にしてることも、とうもろこしの粒がびっしり並んでるのを見るのが嫌いなことも、知らなかったことに気づくのだった。
夜。
慎二の家で色々あって、過呼吸で倒れたと聞かされた凪。返してもらったぬか床で漬物を作り、一緒に食べてちょっとだけ慎二に歩み寄った。
コインランドリー買取の契約の日が迫った前日。
北海道に台風が上陸し、凪の実家も被害に遭ったと母から連絡が入る。契約日に様子を見に急遽北海道に帰ることになった凪。
坂本に50万円北海道から振り込むと約束し、翌日旅立った。
実家に戻った凪は、被害が最小限で済んでいて安心したが、母が親戚からリフォームをすすめられたと話をされる。その額69万1730円。
母は遠回しに振り込めと言ってくる。凪は勇気を振り絞り「私今やりたいことが…。そのためにお金が必要で。初めてなの。自分から何かやりたいって思ったこと。だからお金に余裕が出来たら、リフォームの費用は用意するから。それまで待ってもらえないからな。」と言う。
しかし、母は他に借金すると言い、遠回しに今すぐに出せと凪にプレッシャーをかける。
凪は母の圧に負けて、70万円を母の口座に振り込んだ。残高がなくなり、坂本に50万円振り込めなくなったと連絡。
泣きながらバスを待ってる凪のそばに近寄る人物がいた。慎二だった。
「慎二の言った通りだったね。私変わらない。私は絶対変われないんだなって。」と言う凪。
「俺が好きだったのは、サラサラのストレートと貧乏くさいけど染みる飯と、俺の顔色ばっかりうかがってる控えめな性格。でも今は、もじゃもじゃの方がいい。」慎二は凪の隣に座って言い、泣く凪の頭を慰めるように静かに撫でた。
二人の様子を車の中から見ていたゴンが、怒りがこみあげてハンドルをパンチ。クラクションが鳴り響いた。
凪が車に乗せられて帰っていく様子をとうもろこしを抱えながら走ってきた母が目撃していた。
東京に帰った凪は坂本から、コインランドリー買取の話は、店主(不破万作さん)は入金を待つと言ってくれたが、息子さんには白紙にされたことを聞かされる。
すぐに別の買い手が見つかり、コインランドリー自体は残ることになったとのこと。
謝る凪に、坂本さんは「楽しかったです。自分にもこんなワクワクできることがまだあったんだなって。」と前向きな言葉を言って慰めた。
凪が笑顔に戻った瞬間「何?そのみっともない格好は?」と声がして振り向くと、母が立っていた。
矢継ぎ早に、住んでる場所、平日なのに家にいること、迎えに来た男性二人の事を質問する母。
声を聴いて、すぐにゴンの部屋から飛び出してきた慎二。凪がまだ会社に勤めてるよう装って、付き合ってると自己紹介をし、有休消化中だと偽った。
安いアパートに住んでるのも、二人の結婚資金の為だと説明した。
慎二の嘘を信じた母は「で、いつお会いできますの?そちらのご両親には。」と聞き、慎二と凪を凍り付かせるのだった。
…というお話でした。
話の流れが変な方向に…
な~んか変な方向に話が向いてきましたねぇ…。
コインランドリーの話がなくなったのは観てて本当にショックでした。
ずっと暗い感じで来て、やっと明るい方向へ話が進んだと思ってたのに、残念です。
私は原作を5巻まで読んでますが、こんな話あったかな~?と思ってました。
もしかして、読んでない6巻以降でこんな話があるのかな?と、急に劇的に明るい方向へ変わった話の流れを受け止めてたんです。
でも、まぁ、白紙になったので、なるほどなって思いました。
うまくいき過ぎてると思ったんですよ~。
でも!
今回、新たに緑さんが松山の旅館の娘と分かって、実家はお金を持ってるっぽかったし、もしかしたら新しい買い手は緑さんの実家かも?
だったらまだコインランドリー経営出来そうですが…。
淡い期待を込めて書いときます!
それにしてもホント、なかなか救われませんね~!
せっかくの夢の為の資金を母に取られてしまいました。
辛すぎます!この展開。
気遣いとしてはゴンが圧勝
ここにきて、凪をめぐる男の戦いが表面化してきました。
北海道で素直な思いを口にして、慎二とうまくいくように話を持って行ってる感じがしましたけど、私はゴンの方がいいこと言ってくれるし、凪にとって嬉しいのはどっちかって言ったら、やっぱりゴンの方だと思うんです。
とうもろこしの事を話してるようで、実は母の事を話してる凪に、とうもろこしのことだと言って、「嫌いなことを口に出して自覚すると、ちょっと楽になるってことあると思うよ。」とゴンさんが言ってました!
嫌いなことを自覚すると楽になる。
人のこと、しかも親の事を嫌いだなんて思っちゃいけないと思ってる人からしたら、とても救われる言葉ですよね!
あと、凪がとうもろこし苦手だと聞いて、ゴンさん、茹でる役目を買って出てくれてましたよね?
こういうちょっとした優しさがいいです!
私はもう、この時点で慎二に勝ち目はないと思うんですけど、どうもこのドラマは高橋一生さんが好きなようで、慎二とくっつくような展開に持って行ってます。
ゴンとは全くもう恋愛関係にはならんのですかね?
まぁでも、メインは人生リセット話だし、色々あっても最終的にはどっちとも付き合わないってオチだと思います!
話は変わりますが、ゴンさん役の中村倫也さんって、慎二役も出来そうですね!
嫉妬してハンドル殴る姿を見て思いました。
ママの言葉が一番的確!
慎二から凪への思いを聞かされ、なんとかよりを戻してもらいたいと思ってるスナックバブルのママ。
みんなが揃って慎二は凪の事が好きだと言ってるのを、全く認めない凪に、「 ガモちゃんもガモちゃんでひねくれてるけど、あんたもあんたでにねじ曲がってるわね。」って言ってました。
これには爆笑しました!
めちゃくちゃスッキリ見事に言い当ててますよね~?
私、こういう誰にも分かりやすく、核心を言葉で表現できる人ってスゴイと思うんです。
嫌味とかじゃなく、なかなか言いにくいことをズバッと言えるママ。こういう言葉選びが出来る人がうらやましいです!
円がかわいそ過ぎる
慎二に呼び出され、慎二のマンションに行き、凪が出ていくのを見て訪問をやめた市川円(唐田えりかさん)。
急に一週間の有休を取った理由を足立(瀧内公美さん)らに聞かれ、「何も聞いてない。」と答えてもからかわれてました。
めっちゃかわいそうじゃないですか?
次回は凪と結婚話がどうも進んでしまうみたいだし、ちょっとだけ付き合った期間は何だったの?って感じですよね?
足立さんが慎二の事が好きで、いじめられるのがまた腹立ちます。慎二が下手に相手しなければ嫌がらせされることもなかったのに!
円が一番かわいそうだと思います。
慎二の会社ってホント、性格悪い人ばっかりですよね。慎二がピンチの時も円以外誰も助けてくれようとしてくれなかったし、足立は意地悪ばっかりだし。
円もこれから攻撃を受けるみたいです。
ここ数回やっと面白くなってきたのに、また観たくなくなってくる展開になってきました。
ちゃんと円は、気持ちに決着をつけることが出来るんでしょうか?
気になります。
以上、『凪のお暇』第8話を観た感想でした。