毎週金曜夜11時15分からテレビ朝日系列で放送中のドラマ『真夏の少年~19452020』。
令和に生きる現代の高校生と、昭和20年の大宮島(今のグアム島)の戦地からタイムスリップしてきた軍人のひと夏の物語です。
令和の高校生の主要キャストは、ジャニーズJr.の美 少年のメンバーの皆さん。タイムスリップしてきた軍人役は博多華丸さんです。
8月14日に第3話が放送されました。
第2話の感想はこちら。↓
登場人物
- 瀬名悟:佐藤龍我さん…関東近郊にある富室町の富室高校2年B組。格好はヤンキーなのに中身はダサい『見掛け倒しトリオ』の1人。金髪。同じクラスの財前が自殺を図ったのは原因が悟がカツアゲしたから。と言われ、弁解の余地なく無期限停学となる。しかし怒りも湧かず言われるがまま秘密基地で竜二と篤といたところ、雷が落ちタイムスリップしてきた三平と会う。
- 風間竜二:岩崎大昇さん…悟と同じクラスの『見かけ倒しトリオ』の1人。リーゼントスタイル。見かけはヤンキーだが素直な少年。お調子者でお人好し。
- 春日篤:浮所飛貴さん…『見掛け倒しトリオ』の1人。他の2人と違って、ちょっと髪を染めてる程度でそこまでのヤンキーの格好ではない。三平がタイムスリップしてきた時に、歴史の教科書を読ませて、昭和から平成、令和と時間が流れていたことを説明した。
- 山田明彦:藤井直樹さん…悟のクラスメイト。二卵性双生児山田兄弟の兄。町の権力者で学校の理事長でもある山田ゲルハルト節子の息子。化学オタク。
- 山田和彦:金指一世さん…悟のクラスメイト。二卵性双生児・明彦の弟。漫画オタク。漫画家の三平と意気投合。一番仲良くなる。三平の娘を探し出して、花火大会の日に会わせてあげようと提案する。
- 柴山道史:那須雄登さん…悟のクラスメイト。生徒会長。優等生。母が授業中に教室にやって来ても何も言えない。
- 財前康隆:林蓮音さん…学校の隣のビルから飛び降りた悟のクラスメイト。
- 小泉明菜:箭内夢菜さん…悟のクラスメイト。放送部員。よく調べもせず財前が飛び降りた場所を撮影したと言って違う場所を撮影したり、東村と近藤が悟を追い込んでいるところを勝手に動画を撮って配信したりしている。
- 牟呂由真:今泉佑唯さん…あざとくてかわいいと言われているクラスメートの女子。竜二がひそかに思いを寄せている。放送部の明菜のプロデュースで配信したアザカワしぐさの動画が学校中で人気となり、推薦枠が1つしかないイギリス留学の審査に有利になるのでは?と考えている。留学したい目的は別にあって…。
- 高橋仁:松尾龍さん…放送部の主に撮影担当。
- 山田ゲルハルト節子:長谷川京子さん…富室高校の理事長で山田コンツェルン代表取締役社長。町の権力者。山田兄弟の母。次期富室町長となろうとしてる。財前の自殺騒動を知り、東村らに原因を調べるよう厳命した。
- 柚木原健太:西村元貴さん…ゲルハルトの秘書。
- 東村秀太郎:神保悟志さん…現代文講師で2-Bの担任。ゲルハルトからの圧力から早く逃れるために、悟が財前にカツアゲをしたせいで飛び降りたと一方的に認めさせ、悟を無期限停学に追い込む。
- 近藤誠二:片桐仁さん…2年学年主任。英語教師。東村と一緒に、悟を財前にカツアゲしたと追い込み無期限停学にした。
- 里中真智恵:皆本麻帆さん…日本史教師。
- 佐山尚子:福岡みなみさん…保健教師。
- 綾瀬サクラ:長井短さん…購買部店員。
- 柴山奈津子:水野美紀さん…柴山道史の母。悟がカツアゲして同級生を自殺に追い込んだと知ると学校の教室まで入ってきて、仲間の竜二と篤に自分の息子と付き合わないよにドヤしてきた。モンスターペアレント?
- 三平三平(みひらさんぺい):博多華丸さん…昭和20年大宮島(グアム島)の戦地からタイムスリップしてきた軍人。富室町出身。昭和19年夏。部隊が破れ大宮島がアメリカ軍のものとなり、それから1年残った数名と洞窟に潜伏して反撃の機会を伺っていたが、南国でしか見られない珍しいチョウを追いかけるうち、足を滑らし谷に落ちる。雨しのぎに入った小屋で雷が落ち、現代へタイムスリップしてきた。スーパーに連れて行ってもらうのを条件に、この夏悟たちと一緒にいることになった。第2話で漫画家だったことが分かる。サクラに誘われて富室高校の購買部でバイトをしている。
第3話のあらすじ
和彦が、皆で三平の娘を探し出し花火大会の日に会わせてあげよう!と提案し盛り上がっている時、道史が家出してきたと言ってやって来た。
秘密基地のはずなのに次々にクラスメートがやってくることを不審に思った悟。竜二と三平がそんな悟に種明かし。
秘密基地の場所が分からなくなると言っていた三平のために、竜二が「秘密基地ココデス」と書いた看板を秘密基地に入る道に立てていたのだ。
荒れた様子の道史に皆は戸惑っていた。道史の母・奈津子は毒母なので、母の支配に耐えかねて家出してきたのでは?と推測。
竜二は以前奈津子に凄まれたことがあり、もし道史がここにいることが分かったら面倒くさいことになると心配していた。
そしてそうなる前に追い出そうと画策していた頃、道史がタブレットを忘れてきたと大騒ぎし始めた。
そんな道史に竜二は「忘れ物しただけでオロオロしちゃって。結局母親の呪縛から逃れらんねえだけじゃん。だったら帰れって話よ。」と言って追いやろうとする。
次に篤が道史をマザコン野郎と言って罵り、違うという道史と取っ組み合いのけんかになる。
誰もケンカが止められない中、三平が二人に水をかけてけんかを止めた。
道史のタブレットには進学校である慶明高校の生徒が使っている「ジーニアス」という、1学年ごとに1巻で合計3巻の門外不出の問題集が入っていたのだ。
道史はそれを一日も欠かさずやって来ており、それがないだけで不安に感じていた。
一方、予想通り奈津子は、道史が帰ってこないことに不安を覚え、道史の携帯のGPSを頼りに車を飛ばして道史を一晩中捜したが、見つからずに自宅で一人ため息をついた。
翌日。
学校に押し掛けた奈津子が、案の定竜二と篤に道史の居場所を聞いてきたが話をはぐらす二人。
道史は学校を休み、奈津子に「捜したら死ぬ」とメールを送った。
放課後、篤はいったん自宅に戻り荷物を置いたその足で実家へ向かい、机の引き出しからジーニアスを取り出していた。
そこで妊婦の女性(筧美和子さん)に親し気に話しかけられたが、篤は「あなたは家族ではありません。」と突き放し、すぐに実家を出ていくのだった。
原付で秘密基地に向かっていたところ、奈津子がある女性(小林きな子さん)に話しかけているところに出くわす。
話しかけれていた女性と目が合いかけた篤は慌ててその場を去っていった。
秘密基地では、無期停の悟が道史から勉強を教えてもらっていた。「方程式さえ覚えていれば、問題なんて簡単に解ける。」と言う道史。
その傍らでタブレットでずっと動画を見ている三平。
昼間は購買部でバイト。帰ってきてからは令和時代に来るまでの昭和の歌謡曲、特に沢田研二・ジュリーを気に入ってずっと見ていた。
篤はジーニアスを道史に貸して道史を喜ばせた。篤が持っていたのは2年生のものだったが、どうやって手に入れたかは明かさなかった。
取っ組み合いのけんかをした二人だったが、これで仲直り。
篤は道史に、ここに来る途中に奈津子が慶明生の母親と一緒にいるところを見かけたと教え、それを聞いた竜二が奈津子が慶明生の母親とつながりがあったからジーニアスを手に入れたと分かり、納得していた。
でも篤が何故持っているか?なぜ慶明生の母親の顔を篤が知っていたかに悟だけ疑問を持ち問い詰めたが、篤が何も言わないのでそれ以上聞かなかった。
道史は悟から財前の150円のカツアゲの件で話を聞いて、退院してきた財前に話を聞いて真相を確かめようと提案。
財前の母親が悟の面会を拒んでいると明かすと、優等生の道史が母親の気をそらすと言ってくれた。
道史の言葉に勇気づけられた悟と竜二と篤は、話に乗り4人で「自由を勝ち取るぞ!」と気合を入れていたところに、奈津子が秘密基地に乗り込んできた。
ひるむ道史。学校を休んだことがどんなに愚かかを理詰めで迫ってくる奈津子。
でも道史は「嫌だ。もうママのいいなりにはならない。」と抵抗し、逃げて行った。
一人でいた道史に三平が寄り添い、家出した理由を聞いた。道史は母親からの期待が窮屈になったからと答えた。
三平は「人は期待され過ぎると心が追い付かんくなる。窮屈なのは心が追い付いていないから。息苦しいならそこから出るのが一番だ。窮屈の輪から出てみると、見えてくるものもある。」と優しく諭す。
反抗すれば仲間が出来るというのだ。孤独じゃなくなる。と道史を勇気づけた三平だったが、家出する家があるだけ羨ましい。と最後はおどけてみせた。
翌日。
逃げる道史と、追いかけていた奈津子を目撃していた放送部の仁と明菜が、道史の家出をまた悟のせいだという動画を作り流した。
学校中は悟たち三人を悪者扱いして盛り上がる。
明彦は「道史の母親に対する忖度だな。」と分析。道史を被害者にする事で生徒会長の名誉を守るというのだった。
そんなこととは知らず奥の部屋でタブレットを見ながら勉強する道史。
三平は、道史が持っていたタブレットのジーニアスを写した画像を見てあることに気づく。
奈津子は本当に毒母なのか?
昭和の男・三平がこじれた親子の仲をほぐしていくーー!!
…というお話でした。
財前へも中傷がーー!
ビルから飛び降りをした財前くんが退院しました。
悟がカツアゲをしたのが原因だと言われてて、悟が一気に悪者にされて同情が集まってるはずの財前くん。
しかし、たくさんの大人に見送られながらの退院に何故か「まだ入院してろ」とか「何様?」と思いもよらない中傷が寄せられていました。
これは驚きました!!
被害者のはずの子にまさかの攻撃が来るなんて、わけが分からないです。
本当にこんなことあるのかな??
いや~な気持ちになりました。
1つ気になるのが、財前君の顔が一切映らないこと。
何か狙いがあるのでしょうか?
早く悟の疑いを晴らして欲しい!!
道史が味方になってくれるし、早く解決してほしいです。
放送部が腹立つ
前回のアザカワの由真ちゃんの件でもろくに調べもせずに不倫だと報じた放送部の二人。
今回も、道史の家出が悟のせいだとする完全なでっち上げをしていました。
しかも嬉しそうに!!
動画再生数稼げればいいという単純な考えで、人のことを簡単に陥れる放送部の二人にまたまた腹が立ちました!!
この人たちずっとこんなこと続けていくのかな?
しかもこの学校の子たち、嘘を流すな!っていう怒りもないみたいで、ただ流れてくる動画をうのみにして持ち上げたり落としたり、とっても勝手です。
めちゃくちゃ腹を立ててみてはいますが、ドラマだけの話じゃないのかな?と思ったりもします。
とは言いつつ、自分だってそんなに知りもしないで一方的な意見だけ聞いて、腹を立てたり勝手な意見を言って喜んだりしてるのかもしれないな~と思うと怖くなりました。
この放送部はいつかエライ目に遭うと思いながら見てるんですが、まだ3話。
誰からも責められてないです。このまま行けるとは思わないが、どうなんでしょ?
毒母の孤独
初回から濃いキャラを見せてくれていた道史の母・奈津子。
道史を守るために竜二や篤を罵倒して、教師にも文句を言いに来るとんでもない母親だと思っていました。
「子供ってさ、親の事最初から親のプロって思ってるでしょ?こっちは必死に毎日親の役割演じてるのにさ。」という奈津子の言葉。
これだけで奈津子の孤独が見えた気がしました。
なんか支配的な物言いに嫌な気持ちになっていましたが、必死だったんですね。
相談しようにも夫は医大の教授でろくに家にいない。電話を掛けてもつながらない。
一人で道史育てて、間違ってるかどうかなんて誰も指摘してくれない。
それで思いっきり息子に嫌われてかわいそうに思えました。
やっぱ一人で抱え込むのは危険だな~と思いました。
だめって言ってくれる人がいないと、暴走してしまう。
第3話にして初めて毒母の孤独を知りました。
気づける事件が起こってよかったです。
道史もよくここで反旗を翻した!!
大人になってからケンカしたらダメージが強すぎる!!
まだ何の力も持ってない子供のうちに反抗してよかったですよ!変に権力とか知識とか持った大人になってから反抗していたら、もっとひどい泥仕合になってたはず!!
道史も奈津子も親子で成長したいいお話でした!!
ジュリーは古いよ
昭和の歌として登場した沢田研二さんの曲。
道史の母の奈津子がジュリー好きという設定でしたけど、もうちょっと上の世代の人じゃないですか?
奈津子役の水野美紀さんでは若すぎるよ!
三平役の華丸さんでも若いと思いました。
ちょっとこれは無理のある設定だったのでは?
でも最近昭和歌謡を好む若い人がいるらしいから、不思議じゃないのかな?
第3話で唯一ひっかかった場面でした。
篤の秘密バレる
前から悟たちと話している時に、色んな知識が漏れ出てきていた篤。
進学校の慶明から転校してきたことが分かりました。
まぁこれは前からヒントがずっと出てきてたので、いつわかるんだろうと待っていたようなことでした。
けど、実家を出て一人暮らしをしていてお腹の大きな妊婦の継母がいるのは驚きでした!!
しかも慶明を辞めた理由もその妊婦である継母に関わることでした。
でもそれを誰にも言わないところが優しい!!
継母本人には「家族じゃない。」と冷たく突き放してましたけど、自分が転校した原因は言ってない様子。
篤の家庭のお話がこれからまた出てきそうです。
花火大会ないの?
三平さんが楽しみにしていた富室町の花火大会。
和彦が娘さんをさがし出して会わせよう!って言ってたのに、どうなるんでしょうか?
ゲルハルトも大々的に発表してたのに…。
何故中止なのかは次回に持ち越すようです。
財前くんのことも気になるし、次回は色々話が動きそう。
次回の放送が楽しみです!!
以上、『真夏の少年~19452020』第3話を見た感想でした。
全話の感想
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