毎週金曜夜11時15分からテレビ朝日系列で放送中のドラマ『真夏の少年~19452020』。
令和に生きる現代の高校生と、昭和20年の大宮島(今のグアム島)の戦地からタイムスリップしてきた軍人のひと夏の物語です。
令和の高校生の主要キャストは、ジャニーズJr.の美 少年のメンバーの皆さん。タイムスリップしてきた軍人役は博多華丸さんです。
7月31日に放送された第1話は、悟と竜二と篤という高2男子が秘密基地で遊んでいたときに雷が落ちてきて、昭和20年のグアムから来た軍人・三平がタイムスリップしてきた。
戦時中の不自由な時代からやって来た三平は、悟たちが差し出してくれた食べ物1つ1つに感謝し、言葉の端々には死んでいった友人や会えていない家族に対する愛情が感じられた。
三平は恵まれた時代を楽しみつつも、自由なはずの悟たちが色々言い訳をして自ら動こうともせず、不当な扱いを受けても怒りもしない態度にイライラを募らせる。
そしてある日。三平は悟たちにナイフを突き出して罵倒し、悟たちの心の内に秘めていた怒りの感情を引き出した。
三平は「怒りっちゅうんは正しく使ってなんぼや。」と教える。
そして3人は初めて心の底から湧きあがった怒りという感情に戸惑いつつ、大事なことを教えてくれた三平に「この夏一緒にいてもらえませんか?」と頼んだ。
ーーーというのが1話の流れでした。
ちなみに第1話の感想はこちら。↓
登場人物
- 瀬名悟:佐藤龍我さん…関東近郊にある富室町の富室高校2年B組。格好はヤンキーなのに中身はダサい『見掛け倒しトリオ』の1人。金髪。同じクラスの財前が自殺を図ったのは原因が悟がカツアゲしたから。と言われ、弁解の余地なく無期限停学となる。しかし怒りも湧かず言われるがまま秘密基地で竜二と篤といたところ、雷が落ちタイムスリップしてきた三平と会う。
- 風間竜二:岩崎大昇さん…悟と同じクラスの『見かけ倒しトリオ』の1人。リーゼントスタイル。見かけはヤンキーだが素直な少年。お調子者でお人好し。
- 春日篤:浮所飛貴さん…『見掛け倒しトリオ』の1人。他の2人と違って、ちょっと髪を染めてる程度でそこまでのヤンキーの格好ではない。三平がタイムスリップしてきた時に、歴史の教科書を読ませて、昭和から平成、令和と時間が流れていたことを説明した。
- 山田明彦:藤井直樹さん…悟のクラスメイト。二卵性双生児山田兄弟の兄。町の権力者で学校の理事長でもある山田ゲルハルト節子の息子。化学オタク。
- 山田和彦:金指一世さん…悟のクラスメイト。二卵性双生児・明彦の弟。漫画オタク。
- 柴山道史:那須雄登さん…悟のクラスメイト。生徒会長。優等生。母が授業中に教室にやって来ても何も言えない。
- 財前康隆:林蓮音さん…学校の隣のビルから飛び降りた悟のクラスメイト。
- 小泉明菜:箭内夢菜さん…悟のクラスメイト。放送部員。よく調べもせず財前が飛び降りた場所を撮影したと言って違う場所を撮影したり、東村と近藤が悟を追い込んでいるところを勝手に動画を撮って配信したりしている。
- 牟呂由真:今泉佑唯さん…あざとくてかわいいと言われているクラスメートの女子。竜二がひそかに思いを寄せている。放送部の明菜のプロデュースで配信したアザカワしぐさの動画が学校中で人気となり、推薦枠が1つしかないイギリス留学の審査に有利になるのでは?と考えている。留学したい目的は別にあって…。
- 高橋仁:松尾龍さん…放送部の主に撮影担当。明菜の指示で動画を撮影している。
- 山田ゲルハルト節子:長谷川京子さん…富室高校の理事長で山田コンツェルン代表取締役社長。町の権力者。山田兄弟の母。次期富室町長となろうとしてる。財前の自殺騒動を知り、東村らに原因を調べるよう厳命した。
- 柚木原健太:西村元貴さん…ゲルハルトの秘書。
- 東村秀太郎:神保悟志さん…現代文講師で2-Bの担任。ゲルハルトからの圧力から早く逃れるために、悟が財前にカツアゲをしたせいで飛び降りたと一方的に認めさせ、悟を無期限停学に追い込む。
- 近藤誠二:片桐仁さん…2年学年主任。英語教師。東村と一緒に、悟を財前にカツアゲしたと追い込み無期限停学にした。
- 里中真智恵:皆本麻帆さん…日本史教師。
- 佐山尚子:福岡みなみさん…保健教師。
- 綾瀬サクラ:長井短さん…購買部店員。
- 柴山奈津子:水野美紀さん…柴山道史の母。悟がカツアゲして同級生を自殺に追い込んだと知ると学校の教室まで入ってきて、仲間の竜二と篤に自分の息子と付き合わないよにドヤしてきた。モンスターペアレント。
- 三平三平(みひらさんぺい):博多華丸さん…昭和20年大宮島(グアム島)の戦地からタイムスリップしてきた軍人。富室町出身。昭和19年夏。部隊が破れ大宮島がアメリカ軍のものとなり、それから1年残った数名と洞窟に潜伏して反撃の機会を伺っていたが、南国でしか見られない珍しいチョウを追いかけるうち、足を滑らし谷に落ちる。雨しのぎに入った小屋で雷が落ち、現代へタイムスリップしてきた。スーパーに連れて行ってもらうのを条件に、この夏悟たちと一緒にいることになった。
第2話のあらすじ
秘密基地に突然現れた山田兄弟。山田兄弟は「俺らの方が先なんだよ。」と秘密基地の奥の部屋の扉を開ける。
そこには化学の実験道具と漫画を描く道具、それぞれの机が置かれていた。
秘密基地の建物は戦時中防空壕だったところだと説明する和彦。隣の部屋で悟らの馬鹿話が聞こえていたと話した。
実は和彦らが先にこの秘密基地を見つけて使っており、明彦は化学が好きで実験、和彦は漫画を描いていた。
和彦らはこの秘密基地を先に見つけたと言い、竜二も譲らない様子。
三平が仲裁に入り「お互いに領土を認め合い、和平を結ぶというのはどうだ?」とお互い部屋を分け合って、干渉せずに暮らすことを提案。
三平に促され、和彦と竜二で握手して和平は成立した。
和彦の漫画を見た三平が「君は絵が好きなのか?」と興味を持つ。三平は実は漫画家だと告白。同人誌に投稿してるのが憲兵にバレ、43歳で戦地に送られたという。
お互い漫画を描く者同士、和彦と三平は意気投合。日に日に仲良くなっていった。
三平は令和の時代に生きていかねばならないと考え、とりあえず道端で似顔絵を描く仕事をはじめた。
そこへ通りがかったのが購買部のサクラ。三平が無職だと知り欠員の出た購買部へスカウト。
三平は和彦に身分証明証を偽造してもらい、購買部で働くことになり、すっかり令和の生活に溶け込んでいた。
学校では悟のカツアゲ疑いの動画ブームが過ぎ、由真のアザワカ女子のモテポーズの動画が流行っていた。
ある日の朝。
三平と悟を残して篤と竜二は登校していった。動画人気のおかげで由真の大人気!女子から羨望のまなざしを受けていた。
悟の事は既に話題に上っておらず、カツアゲの際に買ったと思われるジュースだけが校内で流行している状態で、面会謝絶となった財前にも興味がない様子。
悟のカツアゲを報道した動画を配信した明菜も、自分が大して調べもせず上げたことを棚に上げ、のんきに竜二に悟の様子を聞いて竜二を呆れさせていた。
そんな竜二も片思いの相手である由真の動画に夢中。タオルハンカチを貸してくれただけで舞い上がってしまうのだった。
生徒会長の道史は、担任の東村に財前の自殺未遂について生徒会でも動くように指示される。だが具体的な指示はなく困惑する。
話を聞いた道史の母・奈津子は、この件で学校に恩を売り、ロンドン留学に推薦してもらおうと道史をたきつけ、生徒会長として校内に生徒悩み事相談を告知する動画に自らも出演するのだった。
アザカワの由真は、学校内で募集しているロンドン留学を希望していた。
そして教師の近藤にロンドンの町について話を聞くため、学校の外で会うことになる。
別の日。近藤と由真が二人で会ってるところを放送部の高橋に目撃され、画像まで撮影される。
動画を見た明菜が不倫の証拠画像として編集。由真に悪いと思いつつ動画をあげてしまうーー!!
由真のロンドン留学はどうなってしまうのか??
"あざとい”の意味を、三平が令和の少年と少女に問いかけるーーー!!
…というお話でした。
三平さんが馴染み過ぎててビックリ!
第2話では三平さんが漫画家だったことがわかりました。漫画好きの和彦と意気投合してどんどん仲良くなってるのがほほえましかったです。
さらに、購買部のサクラさんに声をかけられ購買部で働きだしたのもビックリ!!
サクラさんから「自販機の補充!」って偉そうに指示されても「はーい!」と笑顔で返してるのがスゴイなと思いました。
初回で悟たちも言ってましたけど、戦前から戦中の人って、もっと言葉遣いに厳しいもんですよ!!
私も大正生まれの祖母に小さい時からどんだけ怒られたか。「それが目上の者に対する物の言いようか!!」って。
これはドラマですけど、ドラマの中だとしてもこんな低姿勢でいれる三平さんは特殊な人だと思います。
あと、竜二に服を借りたのか現代の格好がとても似合ってたのも面白いです。
これから回が進むにつれ変わっていくのかな?
楽しみです!!
不倫に対する考え
由真ちゃんが近藤先生と不倫してるって疑われて、みんなに総非難されてるのがかわいそうでしたね。
でもまぁ、由真ちゃんも近藤にスキンシップしたり気に入られて留学の推薦もらおうとしてた下心もあったんですが…。
竜二が「見損なった。」とか和彦が「がっかりした。」と言ってるのを聞いて三平さんが言ってる言葉が気になりました。
「何か迷惑をかけられたんですか?自分のために一途になれる人は素晴らしいです。でもそれを他人は妬んで”あざとい”と言います。 悪意を込めて。そうやって自分たちで不自由な世の中を作っています。非難するならそれなりに責任を持って下さい。」
う~ん。
由真は推薦受けたい一心で近藤に近づこうとした。
それを自分のために一途になれる。とな。
でも確かにこっちに迷惑をかけられてるわけじゃないし、ただただ三平さんの言う通り、妬んで言ってるだけの無責任な言葉です。あざとい。は。
さらにあとで三平さんが由真ちゃんに直接「あざとくて何が悪い!」と肯定してあげてました。
まぁ、ロンドン留学したい気持ちは一途になったわけだし、ただやり方がちょっと強引でしたね。
近藤に近づかないと推薦もらえなかったのかな?
節子が許可するくらい英語の成績もよかったわけだし、これがなけりゃ普通に行けてたかもしれないと思うともったいないです!!
明菜が腹立つ
第2話も放送部の明菜に腹立ちました!!
前回の悟のカツアゲ疑いも、よく調べもせず本人に聞きもせず先生が悟を責めてるところを動画に収められただけで勝手に一方的な主張をしていました。
第2話なんて、友達がロンドン留学狙って努力してるのも知ってて、ちゃんと本人に話も聞かず勝手に近藤と由真が二人で会ってる動画が撮れただけで動画を上げてました。
学生がする事と言えども、これはひどい話です!
そういう風に見えただけで、疑いだけでそれが真実になるの??
まだ噂の段階なら止めることができますけど、ニュースとして動画をあげてしまうのは危険ですよね~。
この明菜も仕返しが来そうな感じがします。
節子の秘書があやしい
悟は自分にかけられた疑いを晴らそうと、財前が入院する病室に行くと、財前の母と節子の秘書に追い返されていました。
学校のことなんて財前の母が知らないだろうし、この秘書が母に話したのかな?
悟を一人悪者にして、財前の母に違う情報を吹き込んだのかもしれません。
そんな節子の子供の山田兄弟も胸にあざを作っていて、竜二たちは山田兄弟がいじめを受けていたのでは?と疑ってました。
そのいじめた奴が、財前もいじめていた。
山田兄弟も節子も何か知ってるのかな?
三平さんが和彦と仲良くなってるから、話が聞けたらいいなと思います。
ツブラちゃんが三平さんの娘?
富室町の花火大会を楽しみにしている、草村礼子さん演じるツブラちゃんが2話から登場しました。
ツブラちゃんは、悟の兄・優とも、由真ともお友達。
ツブラちゃんは戦争でお父さんを亡くしていて、お父さんと離れ離れで暮らしてる由真の事を自分のことのように思っていました。
だから、由真が留学してロンドンに住むお父さんと会えるかもしれないと聞いて、自分のことにように喜んでいました。
もうこの人が、三平さんの娘さんなのでは??
昭和20年の回想シーンではまだ幼児でしたけど、戦後75年。
70代の後半になってるはずなので、年も合ってると思います!!
ツブラちゃんの話によるとお父さんは戦争で亡くなるのだから、三平さんが昭和に帰れば、どこかで死んでしまうことになります。
帰らずに令和に残って生きていくってわけにはいかないのかな?
このドラマ、三平さんとの交流で悟たち少年が成長する物語がメインみたいなんで、三平さんの娘さんのことはそこまで謎のままにしておかないんでは??
誰か早く気づいて三平さんとツブラちゃんに会わせてあげて欲しい!!
次回は??
2話は悟たちに加えて山田兄弟が秘密基地に来ましたが、2話の終わりに道史が入って来てました。
食事を口に運んでもらってても何も恥ずかしがらずにいた道史が、お母さんに反抗?!
授業中お母さんが教室に入ってくるのは我慢で来てるのに、何が道史をそこまで追い込んだんでしょうか?
次回が楽しみです!!
三平さん親子の進展も気になります!!
以上、『真夏の少年~19452020』第2話を見た感想でした。
全話の感想
全話の感想はこちら。↓