毎週金曜深夜0時12分から放送中のテレビ東京のドラマ『40万キロかなたの恋』。
ドラマ24の特別編で、全4回の放送です。
8月14日深夜に第4話(最終回)が放送されました。
前回第3回の感想はこちら。↓
登場人物
- 高村宗一:千葉雄大さん…一人で宇宙船で一年宇宙にいる宇宙飛行士。嫌な人間関係がない宇宙での生活に満足し、予定の期間を超えて宇宙にいようとしている。仁科から宇宙船での暮らしを動画撮影してくれと頼まれ、しかもプロデューサーが元恋人の咲子と知ってさらに嫌がり文句言いたい放題。しかしなんだかんだで協力している。
- 鮎原咲子:門脇麦さん…宗一の大学時代の元恋人で現在テレビプロデューサー。大学院まで進み、かつては高村と同じ宇宙飛行士を目指していた。宗一が乗る宇宙船の生活を国民に広く知ってもらうための動画作りを仁科から依頼を受け、モニター越しに宗一とやり取りするが、喧嘩ばかり。
- 人工知能・ユリ:吉岡里帆さん…宗一が滞在している宇宙船・かがやきに搭載されているAI。見た目は小型カメラ。1年近く宗一と一緒にいて人間ぽくなってきている。宗一の面倒くさい性格を熟知し、上手にサポートしている。宗一と咲子のやり取りに入っていけない自分を歯がゆく思っている??
- 三好涼介:矢本悠馬さん…JAXISの管制官。地球から宇宙船を見守り、指示も出している。宗一の言うことに少しイラついている。
- 仁科香織:山田真歩さん…JAXISの広報官。宗一の宇宙生活を動画撮影し、配信して広く宇宙生活を知ってもらおうとしている。宗一の面倒くさい性格にうまく付き合えるのは咲子では?と思い、咲子を採用した。
- 鹿島達夫:小松利昌さん…JAXISの管制官。三好と同じく地球から宇宙船を見守る管制官。
第4話のあらすじ
ユリが引き起こした暴走事件は、重くみられ本部から宗一に強制送還命令が下った。
最初は想定済みだと落ち着いていた宗一だったが、乗組員の命を危険にさらしたユリの抹消を告げられると激しく動揺した。
ユリ本人は「暴走したAIを処分するのは賢明な判断です。私は従います。」と自分の運命を受け入れた。
話を聞いた咲子はユリの活動に焦点を当てた動画を作ってユリを人気者にし、視聴者から支持されれば本部が処分をしないのではないか?と思いつく。
宇宙船かがやきが地球から飛び立って今日までの、360日分の船内カメラの映像からユリが活躍した映像を20分ほどにまとめようという。
かがやきが到着するまで明日の正午。時間が迫るなか360日を宗一、咲子、仁科、三好の4人で手分けして探し出すことになった。
宗一は「もう後悔はしたくない。」と、3年前の咲子との別れの時に「あっそ。」としか言えなかったこととユリのことを重ね合わせ、少し無理をしてでもユリが活躍している動画をさがす作業に没頭していた。
地上の咲子、三好、仁科も予想以上に大変な作業に根を上げそうになっていた。休憩に入って一人になった咲子に、かがやきからユリが通信してきた。
先日のことを謝りたいというユリ。咲子も謝った。
ユリは宗一を心から大切な存在だと思っていたと告白。そして咲子も宗一の事を強く思ってるのでは?と質問した。
ユリは40万キロ離れたところから宗一の心を動かした咲子に驚いたという。どんな距離もたやすく超える人の心に興味を持ち、咲子と話したくなったのだ。
「私のできる戦い方であなたを救えるよう頑張るから。」と言う咲子にユリは「ありがとう。向こう見ずなのは宗一と同じですね。」と言い、喜んだ。
が、コソコソ作業しているのが鹿島にバレた。宗一を含め4人は「会社に盾突くな。」と説教を受ける。
宗一は理解を求め、鹿島に「ここで受け入れたら一生後悔するんです。」と深々と頭を下げてお願いした。
地上の咲子も三好も仁科もみんなで鹿島に頭を下げる。
鹿島はみんなに押され「勝手にしろ。」と黙認してくれることになった。
作業が終わり一息ついていた咲子と宗一。宗一は「悪くない企画だったんじゃないかな。」と初めて咲子を褒めた。
しかしその時、かがやき内で爆発音が起きる。宇宙ゴミが激突したのだ。
メインエンジンに大きな損傷があり、4分以内にかがやきが大破するとユリが分析した。
大きく揺れる船内で、ユリは操縦室にいた宗一に操縦室に留まるよう指示する。
そして地上にいるスタッフたちと宗一に、動力を操縦室と本体を切り離す操作に使用すると宣言。
2分31秒後に操縦室を切り離し、予定より早く地球に帰還させるというのだ。ユリは本体に残るという。
自らの危機も冷静に分析し、宗一が助かるように最善の策を見つけ出したユリ。宗一は動揺する。
しかしユリは「私は本来AIの持ちうる感情以上のものを開花させてしまった。処分されるのは当然の結果です。私の存在意義は操縦室の宗一を無事地球に帰還させること。宗一が死んでしまっては私が生まれた意味もなくなってしまう。」という。
もし無事帰還したとしても、上層部が許さず処分されるだろうと分かっていた。
ユリは諦めたのではなく、ポジティブな気持ちだと言い、自分の消滅を嘆く人が出来たことを喜び、自分のために人が何かを考え、何かをしてくれたことに感激していた。
「体のない私ですけど、私は確かにそこにいるんだと思えたんです。それがとても嬉しかった。」と爽やかに言ってのける。
ユリは宗一に愛を告白。今までのことを振り返り後悔はないと言い、思い出が出来たというのだった。
幸せな気持ちでいることを告げ、感謝の気持ちも述べるユリ。
後悔だらけだという宗一に「後悔しているのは今の宗一です。これから後悔してるかどうかを決めるのは、これからの宗一です。過去のあのときの後悔も、これからの宗一がどうするかを決められるんです。」と最後の言葉を送った。
そしてかがやきは操縦室と本体が分離され、爆発した。
地球に帰った宗一が向かった場所とは?
宗一は過去の後悔を乗り越えられたのか?
ユリの最後の言葉が宗一を突き動かすーーー!!!!!
というお話でした。
ユリがカッコよかった
前回の第3話でのユリは嫉妬にまみれて咲子に食って掛かり、みっともないな~と思っていました。
が、今回のユリは最初から穏やかで宗一にも咲子にも穏やかで優しくて、自分が処分されて消滅の危機に瀕しているのに焦りもせず毅然としてました。
人間じゃないからAIだからと言えば全くその通りなんですけど、少なくともユリは人間のような感情を持ち合わせたわけで、悲しいという気持ちだってあったはず!!
それなのに、最後の最後まで冷静に分析して宗一を助けた。
体もない機械ですけど、献身的な姿に泣きました。
最初は出演者も少ないし、宇宙船のセットもちゃっちいし、重力も地球と一緒で浮いてないし、現実味のないコントのようなドラマだなと思ってましたけど、最後の最後でやられましたね!!
声だけの出演のユリに、一番感動させられました!!!
結果とってもいいドラマだったな~~と思います。。
咲子の気持ちって?
3年前に宗一と別れて、1年前から職場の先輩と付き合っていた咲子。
プロポーズまで受けていたことが分かったわけですが、初回から宗一への未練ものぞかせていました。
プロポーズしてくるような人がいても、前の恋人のことが気になるもの?
途中宗一が別れた理由についてごちゃごちゃ言ってる時も、そんな昔の事って言ってたくせに今の人と、しっくり来てなかったってことでしょうか?
4話で終わってしまったのでそのへんがよく分かりませんでした。
でもまぁ、それもユリが気づかせてくれたってことかな?
主演は千葉雄大さんになってましたが、ユリの話でしたね!!
ユリが鮮やかでカッコよくていいところ全部持っていった感じ!
前の記録がないからユリ復活ってことにはならないのかな?
面白いドラマでした!!
放送しているネット局
このドラマは全国では放送していません。
放送していたのは、
- テレビ東京
- テレビ愛知
- テレビせとうち
- テレビ北海道
- TVQ九州放送
- テレビ大阪
テレビ大阪だけは翌週の0時12分の放送になります。
まだご覧になってらっしゃらないあなた、放送されていない地域のあなた!
Paraviでも見れて、ひかりTVでも配信しているそうです。
肩の力を抜いて気楽見れる面白いドラマです!!
どうぞ、ご覧になってみてください!!!
以上、『ドラマ24特別編 40万キロかなたの恋』第4話(最終回)を見た感想でした。
全話の感想
全話の感想はこちら。↓
https://www.lovetv.site/entry/40mankanata-kansou1#%E5%85%A8%E8%A9%B1%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%83%B3