10月26日木曜夜9時から、テレビ朝日系でドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』2話が放送されました。
前回、1話の感想はこちら。↓↓↓
おもな登場人物
- 伊沢ゆりあ(菅野美穂)…売れない小説家・伊沢吾良と夫とし、自宅で刺繍教室を開く穏やかで幸せな暮らしをしていた主婦。洋品店で働く母が教えてくれた「赤い糸」を信じ、大工である父譲りの愚直で辛抱強い性格。突如倒れた夫に愛人・箭内がいたことが分かる。その箭内に自宅介護を申し出られ、毎日来たら認めるとい放つ。直後、吾良を「パパ」と呼ぶ女の子を二人が来て、面食らってしまう。
- 箭内稟久(鈴鹿央士)…ゆりあの夫・吾良が倒れた時に付き添ってくれた吾良の”彼氏”。裕福な実家を出て東京で働いていたが、今は無職。人と距離を置いて付き合い冷たい印象を受けるが、苦しい時に寄り添ってくれた吾良のことは「ゴロさん」と呼び一途に慕っている。ゆりあに自分も介護をすると申し出て、吾良と自分の愛を証明すると宣戦布告。
- 伊沢吾良(田中哲司)…ゆりあの夫。一回ヒットを出したものの今は売れない小説家。ネタ集めと称して毎晩飲み歩き。誰にでも優しい穏やかな性格。突然ホテルで倒れ意識不明。要介護となり、彼氏と彼女がいることが発覚する。
- 伊沢節子(三田佳子)…吾良の母。ゆりあ夫婦と同居。ゆりあが大好きで良好な嫁姑関係。好奇心旺盛なうえ、ゆりあが好きすぎてかえって困らせる行動をとることがある。
- 伊沢志生里(宮澤エマ)…吾良の妹。自由気ままなトラブルメーカー。吾良の介護をゆりあにまかせ、しゅっちゅう「セバスチャン」という名のインコの世話を押し付け出かける。
- 小山田まに(白山乃愛)…吾良を「ゴロさんパパ」と呼ぶ。積極的に妹・みのんの世話をし、母を気遣うしっかり者。自分のしたいことを我慢している。
- 小山田みのん(田村海夏)…吾良を「パパ」と呼ぶまにの妹。
- 小山田みちる(松岡茉優)…吾良の”彼女”。まにの母。ある問題を抱え、女手一つでまに・みのんを育てる。魅力的な女性だが、何やら秘密アリ。
- 伴優弥(木戸大聖)…便利屋さん。夫・吾良を自宅介護することになったゆりあの家の改装を請け負う。「伴ちゃん」。妻と別居中。一人で息子「優里亜」を育てる。息子の名前と同じゆりあと意気投合。刺繍を教えてもらうことで恋心が…。
- 前田有香(志田未来)…吾良の主治医。自宅介護されることになった吾良を定期的に訪問。慣れない介護をするゆりあと、その家族たちの生活に寄り添うことになる。
- 泉川蘭(吉瀬美智子)…ゆりあの姉。ゆりあと真逆で現実的ではっきりものをいうタイプ。ゆりあに辛辣な意見を言う。夫と二人の子持ちでありながら、年下の男性と不倫している。
- ゆりあの母(安藤聖)
- ゆりあの父(長田庄平)
吾良の隠し子登場!?
前回・1話の終わり。
まに(白山乃愛)、みのん(田村海夏)姉妹が登場。
二人の母・小山田みちる(松岡茉優)と吾良(田中哲司)の、4人で写った写真をゆりあ(菅野美穂)見せて、吾良を「パッパ」と呼ぶ。
という衝撃的なシーンでした。
倒れた夫に、箭内稟久(鈴鹿央士)という愛人がいたことだけでもショックなのに、若い女性の愛人と子供どもでいるという、かなりの衝撃度!!!
ゆりあと吾良夫婦には子どもがいないし、この二人の存在は受け入れられないだろうと1話を見た時から思っていました。
しかし!!
二人の母・みちるに会って、娘のまにちゃんが、実の父がみちるに暴力を振るうのを見て、一緒にいたくないと言うのを聞いたゆりあが、子供2人を預かると申し出る。
「あなたに優越感を持ちたいとかいい人でいたい気持ちよりも。」
「子供たちの前でママをぶつなんていうクソ野郎に、子どもたちを預けるのを見過ごして、自分がクソ野郎になるのが一番嫌なんで!」
そう言って、二人を預かっていくシーンはスゴイな!と思いました。
話が進んでいくうちにわかったんですが、吾良とゆりあ夫婦も子どもが欲しくて不妊治療したけど出来なかった。という経緯もあったことが分かりました。
そんなこともあったのにゆりあは、ちゃんと二人がお風呂に入るのも介助。
お風呂から出たら、義母・節子(三田佳子)と手分けして、下の子におむつをはかせたり、上の子の髪の毛を乾かしたり。
節子さんは、吾良の小さい時の写真を取り出して、みのんちゃんと似てる。孫かもしれないとウキウキ。
まぁ。そうなるわな。
でも切ない。
誰の子でも、小さい子の世話は大変だけど楽しいわな。
でも、おむつ替えなんて手慣れていて、実際やってたんだろうなというのがにじみ出てましたよ!菅野さん!!
カッコつけるゆりあに対する男性ふたりの反応
お父さんを見習って、弱いものを助ける方を優先してしまったゆりあ。
お父さんは大好きだけど、「カッコよく生きようぜ!」というお父さんの言葉。
「はげましてくれながら、ときどき私を不自由にしてくる。」
二人の子どもを預かることが、母に暴力を振るう子供の実の父から、子どもたちを守ることになりながらも、自分自身を苦しめることになると分かっているゆりあ。
それでも、カッコいい方を選んでしまう。
まにの実の父・小山田源(前原滉)が乗り込んで、まにを連れて帰ろうと強引に迫って来た時も、毅然とした態度で立ち向かい、暴力を振るおうとしてきたら、吾良の点滴スタンドを持って応戦。
カッコよかったです。
でもそんなこと、カッコつけていることは、便利屋の伴ちゃん(木戸大聖)にはお見通し。
小山田とゆりあの間に立ってくれて、助けてくれました。
これはちょっと泣けたな~~。
前回、節子さんが「男手が欲しいわね。」と言ったこととか、ゆりあがテキパキと動いてくれる伴ちゃんを見てお父さんを思い出すこととか。
伴ちゃんは、女性が求める男性の動きをしてくれます。
りっくんは、吾良をめぐってライバルだし、ゆりあがカッコつけることを理解してくれるどころか、責めてくるから、助けてくれることはないですから。
りっくんがやってくれることといえば、愛する吾良の介護だけ。
ま、ハッキリしてて、分かりやすいからいいですけど。
二人の若い男性の、ゆりあに対する態度が違うのが面白いです。
わかってきた吾良の本音
2話では、吾良の本音が分かってきました。
1話では、箭内だけが吾良との愛を語っていて、本当かどうかわかりませんでした。
2話でも、家では何もしない吾良だったのに、箭内が、自分には味噌ラーメン作っていたことが分かりました。
みちるには、ゆりあに対する気持ちも、箭内に対する本音も全部しゃべっていました。
3歳だったまにを連れ、夫から逃げたみちる。
みちる住み込みで働いていた居酒屋に、ちょくちょく来ていた吾良。
まにが時々、居酒屋に来ると、自分も子どもが欲しかったと本音を漏らし、不妊治療をしても授からなかったこと、妻が手芸で子どものものを作るのを見るのがつらいと思っていること。を話していたそう。
ゆりあ自身は、本当は寂しいのを隠して穏やかな日々を幸せだと思って暮らしていたのに、吾良は、家で満たされない思いを外に求めていっていた。
みちるにしつこく迫る小山田を、金髪のやくざ風の風貌をして追い払ったこともあった吾良。
みちるの住まいの家賃も払ってあげていたことまで分かりました。
辛いな~~、これ。
箭内には恋をしていて、みちるのことは愛していた。
でも、変わらずゆりあのことは好きで、信頼していたらしい。
こんなこと分かったら、ゆりあのお姉さん・蘭(吉瀬美智子)の言葉じゃないけど、本当、放り出して出て行ってもいい気がする。
辛いなぁ…。
今のところハッキリはしていないけど、みのんちゃんは吾良の子かもしれないし。
自分には産めなくて、他の人だったら夫の子ができるなんて、許せない事実だ。
私も10年以上不妊治療をして、何回も妊娠したのに出産まで至らなくて。
ほかの人が産めたと知ったらショックだな。
でも、治療をやめて少し経ったから、もし代わりに産んでくれる人がいたら育てるかもしれない。とも思う。
でも、母と子を引き離すなんてできないですよね、実際の話は。
ゆりあが驚きの提案
みちるが退院してきて、ゆりあの家にやって来て、箭内もゆりあに呼び出されました。
ずっと吾良が払ってきたみちるの家の家賃を立て替えたゆりあ。
箭内とみちるに、これからの3年間を預けてほしい。
吾良がこれからどうなるのか、回復するのかこのままなのか、3年経てば何かしらその先の指針はわかって来るだろう。
- 子供二人とみちるにこの家に、月2万の家賃で一緒に住んでもらって、吾良の介護の手伝いをしてもらいたい。
- 箭内にも一緒に住んでもらいたい。
もし吾良の意識が回復して、その時の状況により、ゆりあとみちると箭内。
「この中の誰が伴侶になってもいいんじゃないの?」
という結論を出したといいます。
箭内は全力で嫌がり、抜けようとする。
そして最後に吾良の頬にキス。
すると、吾良が目を開けたのだったーーー。
……2話はここで終わり。
やっぱり小さい子どもたちを母親と引き離すわけにはいかないから、母娘ごと引き受けるのが一番いいことだけど。
スゴイこと考えるな、ゆりあは。
吾良が目覚めて、嬉しそうに子どもと触れ合ってるのを間近で見たら、もう耐えられんぞ!!
自分の入る隙なんて絶対ない気がする。
でも、くも膜下出血で倒れなければ、吾良だけがこんないいとこどりの生活を満喫してたわけですよね。
母娘ごと引き受けてしまえば、自分にも子供がいる生活が味わえるのはいい策かもしれない。
二人とも、節子さんにもゆりあにも懐いてくれてるし。
でも、自分たちが捨てられたくないから、本能で懐いてくるふりをしているかもしれないから、子供には大きなストレスになるかもな。
二人の愛人と一緒に住む正妻・ゆりあ。
便利屋の伴ちゃんに思いを寄せられるみたいだし、面白くなっていきそう!!!
昔、フジテレビのドラマ『大奥』で、13代将軍家定の正室・篤姫役をされていた菅野美穂さん。
現代風の大奥の正室を演じてるようにも見える。
面白い!!!
介護してくれる人が増えれば、自分も楽になるし!
現代の大奥では、正妻は、どう人を束ねていくのでしょうか??
今後の展開が楽しみ!!!!!
以上、『ゆりあ先生の赤い糸』2話を見たネタバレ感想でした。