BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023秋が始まりました!!
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
- 1205日目、北海道1週目2日目は網走市への旅
- お手紙の内容
- 現在の網走刑務所が見える
- ランチはタラバガニ丼
- 網走監獄で映画風オープニング
- 網走駅の駅名標チェック
- 心配な上り坂
- 網走小学校
- こころの風景
- 北海道1週目の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
2023年秋のルートは、北海道から始まり、東北の青森、秋田。
跳んで山陰の鳥取、島根、山口。
ラストは、九州福岡でゴールです。
前日、北海道1週目1日目・釧路市の感想はこちら。↓
1205日目、北海道1週目2日目は網走市への旅
9月20日放送分北海道1週目2日目は、網走市の博物館・網走監獄でオープニングでした。
「なんか、本当ちょっと厳かだ。」と緊張気味な正平さん。
入口から放射線状に廊下が伸びて、第五舎までありました。
木造の古い建物で、年代を感じさせます。
房の扉が何か所か開いていて、中に入ることも可能。
「おはようございまーす。冗談してるけど、網走にいます。刑務所です。懐かしくてみんな、スタッフの中で何人か懐かしんで。じゃあこっからやるかって。来ました。」
正平さんのなかでは、みんなここに収監されていた設定のコントです。
お手紙を読むために外に出た正平さん。
見学に来ていた若い人たちに「若い君たちがここを見に来るってことは、憧れてるの?
ちょっと入りたいなとか思ってる?」とふざけて質問。
「いや、そんなことない。」
「こんなんだったんだなって。」
と口々に答えてくれる若い人たち。
正平さんは「若い人がずいぶんいっぱいいるから。どういうあれで、俺たちはほれ、いっぺん出たり入ったししてるから。ね!」と冗談を言い、スタッフさんたちが笑います。
監督さんを指さして
「この人なんて顔見たらわかるでしょ?3回ぐらい出て。」
何言うてんねん!
やっぱり元監獄に行くと、変なテンションになってそんなこといいたくなるのかな?
何も返さない瀧澤監督。
周りを見渡して「本当に若い人多いよ。……憧れてるんだな。」とまだ言ってました。
どんなところなのか、興味ありますよね。実際。
寒さに耐えられる建物がどんなものなのか?
きっと暖房がなかったはずなので、収監者の人たちがどういう暮らしをしていたのか?
建物を見て想像して、……怖くなる。
正平さんは、庭に座ってお手紙を読んでいました。
お手紙の内容
今回のお手紙は、札幌市の62歳男性から。
こころの風景は、JR釧網線、現桂台駅近くの陸橋からのながめです。
高校卒業まで、お父さんの仕事の関係で北海道を転々としていたお手紙の方。
そのなかで、小4からの4年間を網走で過ごしたそう。
目的の陸橋は、お手紙の方が通っていた網走小学校への通学路の途中にあり。
当時はまだ桂台駅はなく、網走駅から走って来たSL(D51)がトンネルに向け走り抜けていく場所。
その昔、網走刑務所の囚人の方たちの力で造られ、その方たちの人柱により完成したものだと聞かされおり、小学生にとっては、ちょっと怖い場所だったといいます。
お手紙の方たち悪ガキは、自分たちの健康のことなど全く気にすることなく、SLが通り過ぎる煙の中に包まれ、その匂いを、またトンネルの中に入る前には、警笛を鳴らしてくれるのを楽しみにしていたとか。
また、冬になるとやってはいけないことと分かっていながら、雪の玉を作り、走り去るSLの煙突のなかに雪玉を放り込むゲームを競い合う。
さらに列車が走り去ったあとは、線路上に除雪され通常の積雪以上に積みあがった雪の上に度胸試しで飛び降りる。
今でも、元気を通り越しむちゃくちゃな子供時代を懐かしく思うお手紙の方です。
現在、40年以上に渡る主に首都圏での仕事を退職。
それと同時に肺がんを発症。ステージ4。
独身ゆえ、弟さんを頼り2年半前に札幌市の老人用住宅で、「ステージ4でも死なない。(こともある)。」の言葉を信じ、多くのお年寄りに囲まれ生活されています。
自分で行けないこともないが、コロナ禍だったことと、いまだ体力に自信が持てず。
自ら訪れられずにいる。
ぜひとも陸橋からの風景を見に行っていただきたい。
よろしくお願いします。
…というお手紙でした。
現在の網走刑務所が見える
「やっと出所できたぜ。」と言いながら、網走監獄のゲート前からチャリオに乗って出発。
まずは網走小学校を目指し、下り坂を下りる。
湖の周りを走ると、正面に、現在の網走刑務所が見えました。
「本物がいるとこね!」
ずっと監獄に入ったことある設定で話していた正平さん。
自分たちはニセモノだと認めました。
監獄は博物館で、今はこちらに移動してるんですね!
コンクリートの立派な建物でした。
でもやっぱり網走に刑務所を造るんだなぁ……。
ランチはタラバガニ丼
車も走る道路を進んでいると、右側にランチをいただく店がありました。
お店に入る前に、チャリオから降りて見えたのが、網走刑務所へ行く橋。
正平さんは「みんな、この橋渡って入ったり、この橋渡って出所してきたり。」と言い、網走刑務所に収監される人たちを想像してしみじみしていました。
正平さんは、本当、色んな人の気持ちを瞬時に嗅ぎ取るというか、一瞬にしてその人の気持ちになれるんだな。と俳優さんとしての性分を感じました。
店内に入り、正平さんはタラバガニ丼の少なめを注文。
タラバガニ丼には、タラバガニのほぐし身のほかに、わかめ、いくら、大葉ものっていました。
「昨日豚丼。今日……。やりまんな!」
北海道のグルメを堪能できていることを喜ぶ正平さん。
一口食べて「ウマ!ーー明日からガクッと落ちて、ラーメンかな。」とつぶやいて、スタッフさんたちを笑わせていました。
こころ旅の予算は、あまり多くないみたいですからね。
タラバ丼と豚丼、安くはないでしょうし。
どうなるんでしょう??
食後。
お店の手前の方にあった水槽をチェック。
「タラバは4万。特大だと高いんだね。毛ガニも高いな。でも毛ガニよりズワイの方がちょっと高い。」
めちゃくちゃチェックしてるやん!!!
え?奥さんと娘さんの送ってあげるの???
と思ったら、すぐにお店の外に出ていました。
あれ~??
外は車がビュンビュン入っていました。
さっき見た橋まで行って、橋の手前から刑務所を見ていました。
何も見えなかったみたいです。
現在の刑務所も見てから、再出発しました。
……ここまでが『朝版』です。
網走監獄で映画風オープニング
『とうちゃこ版』の冒頭は、『朝版』でもはしゃいでいたオープニングの網走監獄で、映画風に古いフィルムで撮影したかのような映像を流していました。
正平さんとスタッフさんたち、網走監獄が相当気に入ったみたいです。
瀧澤監督を独房に入れ、「61番瀧澤、晴れて出所だぞ。」と正平さんが声をかけてました。
そして「本当ですか?嬉しい。」と演技。
瀧澤さんが独房から出てきたところで、普通の映像に戻ってました。
正平さんもスタッフさんもみんなノリノリ。
『朝版』からコントの打ち合わせみたいな会話をしてるな~と思ったら、『とうちゃこ版』で披露するためだったのか。
こんな感じの『こころ旅』。
春の旅で、大阪摂津の鳥飼車庫でお手紙の方の古い写真と正平さんたちをオーバーラップさせた以来の凝りようです。
ちなみに、その時の旅の感想はこちら。↓↓↓
鳥飼の時はお手紙とリンクしてたから素敵だと思ったけど、今回のはフザけてるように見えて引いたな!
元の位置から移築した博物館・網走監獄でのひとコマでした。
網走駅の駅名標チェック
出発前に地図でルートをチェック。
網走監獄からほぼ線路に沿って走り、網走駅から線路をたどると、桂台駅。その前に網走小学校に向かいます。
現在の網走刑務所が見える道路を走り、網走駅のホームが見える前でストップ。
駅名標を見ると、次の駅の名前に"かつらだい”とありました。
心配な上り坂
次に網走小学校へ。
網走小学校は坂の途中にあり、坂の下の交差点から正平さん、チームこころ旅の皆さんが一斉にギアチェンジ。ガチャガチャという音が聞こえました。
途中、踏切がありストップ。
一度立ちどまってからまた上り出すと、右へカーブする道が見えました。
正平さんは「胸が苦しい。」とストップ。
カーブの先にいた小学生の姿が苦しそうにながめていました。
心配したスタッフさんが、チャリオを誰かに押してもらってあがるようすすめますが、「何とか頑張る。」と断っていました。
正平さん、よく無理して坂道をのぼろうとするけど、無理しないでほしいな。
本当に今年で終わるつもりなのかな?
もう74歳ですし。
休憩を終えたあと、またチャリオを漕いで坂を上がる正平さん。
傾斜がゆるくなってきて終わるかと思ったら、まだ坂道が続くとわかってストップ。
「タスケテ」とつぶやきます。
「タクシーがつかまった。」と連絡が来て、正平さんはチャリオから降りました。
「近くてすいません。」とタクシー運転手さんに謝る正平さん。
運転手さんは「いえいえ。いつも番組拝見してますよ!」と声が弾んでらっしゃいました。
番組ファンの運転手さんでよかった。
正平さん「これぐらいの坂、平気なんですけど、ちょっと休み明けで胸が痛くて。」
もう大丈夫かな??
コロナからこっち、胸が痛いって人が多いような気がします。
みんな肺がやられてるのかも。
咳するのも怖いですもんね、この数年。
町中で悪い空気が入ってきても、遠慮して咳できず。我慢してしまうこともあるし。
異物を、咳で追い出せなくなっているような気がします。
なんにせよ、無理は禁物。
これから始まるんですから。
網走小学校
タクシーが走り出し、運転手さんは「こんな偶然ないです。あの憧れてた火野さんに。」と喜んでらっしゃいました。
「あんまり憧れない方がいいです。」と照れ隠しする正平さん。
スーッと坂道を上るタクシー。
無事、網走小学校に着きました。
「お気をつけて。無理しないでください!番組長く続けるように。」と笑顔で見送ってくださった運転手さんでした。
正平さん以外の、残されたスタッフさんたちは、自転車を押して歩いて坂を上ったようです。
すれ違う小学生が「こんにちは!」と挨拶してくれていました。
そして網走小学校とうちゃこ。
「結構大変」と言いながら上り、坂の先に、正平さんが待っていました。
正平さんは、小学生から「頑張ってください!」と言われ、「お互いにね。」としみじみ。
「本当だよ。冗談言ってる場合じゃない。キツカッタ。先が思いやられるわ。」としんどそうにしてました。
こころの風景
網走小学校近くから、目的地の通学と途中の陸橋に向けて再出発。
お手紙の方が通ったであろう道を走ります。
下り坂を下りて左折。
カーブのある道をどんどん下りて行き、橋を渡りました。
その橋の下を見ると橋の右側にトンネル。
左に駅が見えました。
陸橋にとうちゃこ。
正平さんは、陸橋の上に立ち、雪玉を入れたり、積まれた雪の上に下りたりしたという、お手紙の内容をなぞります。
「あぶないやっちゃな!何でもやったもんな。小学校の時は。」と笑います。
今考えたら、小さい時ってゾーッとするようなことをやってましたよね。
私も、小学生の時。
住んでいたマンションの近くにあった建物の周りを囲む金網柵の上に、有刺鉄線が張られていて、弟がその建物の敷地内にボールを入れてしまったことがありました。
私は金網に足をかけてよじ上り、柵と有刺鉄線のあいだのちょっとのすき間に入り込み、柵をこえてボールを取って帰ってきたことがあります。
当時私はガリガリで薄かったからできたと思うんですけど、今思えば、よく有刺鉄線にも刺さらず戻って来れたな。と思います。
まぁ、怖いもの知らずなお年頃です。
話を戻して。
正平さんは、陸橋の上に座りお手紙を読みました。
お手紙を読む終わる頃、桂台駅にちょうどディーゼル車が停車。
トンネルに入る時に警笛は鳴らしてくれるか?期待する正平さん。
手を振って走り出した列車を見送りました。
列車はゴトンゴトン陸橋の下を通過して、トンネルの手前でピー!
警笛を鳴らしてくれました。
お手紙の方のリクエスト通りです!!
「わー!教えてくれた。ええタイミングやな。」喜ぶ正平さん。
そして、お手紙の方に「見た?元気出してくださいね。本当の話。」と話しかけていました。
さらに「これもこれ、休み明け2日だからかもしれない。坂ぐらいで胸が苦しかった。この先どうなるかわからんけど、頑張るから。○○さんも頑張れや。さて、明日どこ行こう。チャリオ、帰るぞ。」と言って番組を締めていました。
今回はしんどそうでした。
地図を見てるだけ、画像を見てるだけでは坂がどんだけしんどいか想像できません。
坂道に慣れてるのと慣れてないのとでは、しんどさが違う!
坂道を上るだけで、自分の運動不足とか悪いところが分かりますよね。
じっとしていたらわからない!
無理するのはいけませんが、徐々に動いて肺と足、鍛えて行きましょう!!
秋の旅、完走できるようお祈りします。
北海道1週目の旅でめぐる町
北海道1週目の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
の放送予定です。
次は、北見市です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!