BSプレミアムで放送中の「にっぽん縦断こころ旅」2018秋。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
11月7日放送分は、福島県いわき市の塩屋埼灯台が見える海辺でオープニングでした。
781日目、福島県2日目はいわき市の旅
お手紙の内容
今回のお手紙は、埼玉県草加市の71歳男性から。こころの風景は、「好間川のつり橋」を背負子を担ぎながら渡った母親の姿。母親の思い出と共に好間川に架かっていたつり橋の風景です。
お手紙の方が、好間第一小学校に通っていた育ちざかりの時、家にいるといつものように背負子(しょいこ)を担いだ母親を追いかけ、好間川のつり橋を渡って、山裾にあった畑の脇から流れて出ていた清水での遊びや、セミの鳴き声など、四季折々の自然の思い出が、古希を過ぎた今でも、いわき市を流れている好間川の自然の恵みを忘れていません。
というお手紙でした。
お手紙を読んだあと、正平さんは「つり橋」という言葉に引っかかっていたようでした。高いとこ、橋は苦手ですからねぇ…。
みだれ髪の歌碑
出発する前に、美空ひばりさんの「みだれ髪」の歌碑を見ました。
近くに美空ひばりさんの写真があって、近くに行くと歌が流れる仕組みの歌碑でした。この歌が流れる碑を見て、私も2012年のこころ旅を思い出しました。
歌碑の歌詞は3番のものでした。「演歌って3番まであるの、多いよな。」と正平さんが言ってました。
柿の木とワンコ
約19kmのルートで好間川に流れるつり橋を目指します。
いきなり向かい風に悩まされる正平さんたち。BGMも大変な時に流れる曲になっていました。
途中、「一服。」と休憩に入りました。
今日はちょっとお疲れ気味の正平さんです。
近くに柿の実がなっていました。ちゃんと手入れがされていたので「これは甘いでしょ。趣味じゃないよ絶対。人の手入ってるよ、随分。」と言う正平さん。
「だって、ここ人の…人んちだと思いますよ。」と言うスタッフさん。
正平さんも人の物だと分かって「ごめんやしておくれやっしゃ。」と末成由美さん風(吉本新喜劇)に謝りました。
(許可をいただいて撮影をしたそうです。)
キレイに手入れされた土地に、白いワンコが1匹いました。
「君んちか。ごめんな、入っちゃって。」と正平さんはワンコに謝ります。
ワンコも紐をめいっぱい引っ張った位置で伏せていて、近づいてくる正平さんの方を見ていました。
舌を鳴らして近づいてくる正平さんに、立ち上がってしっぽを振ってくれるワンコ。
しかしすぐ逃げます。気になるけど怖がってる感じです。
今度は正平さんがあぐらをかいて座り込んで「はいはいはい!」とワンコを呼びました。それでもワンコはしっぽを下げて怖がっています。
けれど、徐々にしっぽを振りだして正平さんに近づいてきました。
「寄って来方が奥ゆかしいな。」と言う正平さん。
ワンコが顔を近づけてきて、正平さんの手がワンコのあご付近にかすり、離すと、ワンコの方から顔を正平さんの手に預けて来てくれました。
もうワンコは正平さんの虜です。
正平さんが両手でワンコの顔をなでると、思いっきりワンコは顔を押し付けてきて甘えてきました。
「可愛い顔してるやん。」と言う正平さん。
すっかりワンコは正平さんに気を許し、正平さんの膝に背中を向けて寝転がってしまいました。
「こんなになっちゃったよ。」とスタッフさんに言う正平さん。
スタッフさんも「安心しきってるんですね。」と言い笑いました。
ワンコは、完全に正平さんに体を預けてました。
さすが正平さん!確かご自身でもワンコを飼ってますよね!
怖がるワンコに我慢強く近づいて、最後は虜にしてしまいました!
ワンコもいい人かどうか分かるんですね~!いいシーンでした!
石焼き麻婆を食べる
いわき駅に近づいてきて、「大好き」と書かれた看板の前を通りました。
「大きな大好きやな、これ。」と言いながら通過しました。
そして、「寿々平」という中華料理屋さんでランチする事になりました。
お店の女性は、「正平さんじゃないよね~。」と尋ねます。
「よく似てるって言われるんだよ。」と返す正平さん。ちゃんとあとで本人って言ったのかな?
正平さんは石焼麻婆を注文。
あんかけがあって、湯気が立っててとても熱そうでした。
「うまーい!」と言う正平さん。「熱くない。」と言ってましたけど、口をすぼめてたので本当は熱かったんだと思います。
卵が乗ってて、とても美味しそうでした。
小学校で道を聞く
「とうちゃこ版」ではその先走っていると、両側にお店などの建物がたくさん並ぶ地域に入ってきました。
左側に「好間一小」というバス停を見つけた正平さん。
続けて「好間第一小学校入口」という案内板も見つけました。
案内板に従って道を曲がると、住宅街に入り道も狭くなってきました。
道なりに進むと、小学校らしき建物が見えました。
「小学校」と書かれている物がなかったので探していると、小さな建物があり、窓から3人の女性が顔を見せてくれて、歓声があがりました。
「あれ、好間第一小学校だよね?」と正平さんが尋ねると「はい。」とおっしゃったので、この建物は小学校で正解でした。
「本物!朝、テレビで観てます。」と口々に言う女性たち。
「この辺につり橋ある?」と正平さんが聞くと3人同時に同じ方向を指さしました。
堤防をずっと行けばある、との事でした。
「教えてくれたから写真撮る。早くおいで。」と正平さんが言うと、3人が急いで出てきました。
正平さんはチャリオに乗ったまま、女性3人に囲まれて写真を撮りました。
「つり橋って渡れそう?」正平さんが聞くと「そんなおっかないつり橋じゃないです。」と答える女性たち。
「安心だ!」正平さんは言ってつり橋へ向かいました。
鮭の産卵を目撃
つり橋に向けて走り出した正平さん。休憩したいと言い出しました。
とりあえず川に出てからという事で、女性たちに言われた通りに行くと川に出て、橋に「好間川」と書いてあるのを確認しました。
間違いありません。
正平さんはチャリオを降りて、橋の上から川をのぞき込むと、「タムタムいるよ!何が言いたいかって言うと、鮭。」と言います。
スタッフの皆さんが疑いながらカメラでのぞき込むと、魚が川底に体当たりしていて、産卵の準備に入っていました。
「鮭だよ!」と今度は確信をもって正平さんが言います。
カメラで観察していると、魚が横になって川底の土を舞い上がらせています。スゴイ場面を見ました。
道を歩いている人に正平さんが確認すると、やはり鮭でした。
正平さんは興奮していて、橋の上にいる事を少したってから気付いて怖がってました。やっぱり、橋の上は怖いんですね。
夢中になって怖さを忘れるなんて、かわいいです。
こころの風景
つり橋にとうちゃこ。
女性たちが言うように怖くないつり橋でした。
大きくなかったです。木の板もしっかり張ってあるつり橋でした。
ちょうど小さい子を連れた女性が来て、つり橋を渡っていきました。
途中、お子さんが立ち止まって、2人で川を見ていました。
「いい絵だな。」と言う正平さん。
お手紙の方もそう思ったんじゃないでしょうか?私もジーンとしてしまいました。
正平さんはつり橋を渡り、対岸に行きました。怖くなかったようです。そして草の生えた土手に座り、「いわきのちょっと外れにこんなところがあるなんて。この川に鮭もいた。」と言う正平さん。
そしてお手紙を読みました。
正平さんが「ええとこや。福島県、こういうところもありました、なんかいいな。」とつぶやきました。
正平さんの言う通り、とても静かで川の音と鳥が鳴く声が響いているいい所でした。
福島県2日目。のどかな風景を見せて頂き、心が安らぎました。
ありがとうございました。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
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