NHKBSプレミアムで放送していた俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組『にっぽん縦断こころ旅』。
新型コロナ感染拡大の影響の為、4月17日放送分を終わりに放送が中断されました。
4月20日からは同じ時間帯で、これまでの名場面を振り返るプレイバック、再放送が始まりました。
BSプレミアムでは、2014年春の旅を朝版、とうちゃこ版と丸々再放送されています。
5月25日~5月29日までは2014年春の旅の石川県です。
いつ2020春の旅の放送が再開されるか分かりませんし、その再開を見逃さないようこれまでと同じ時間、こころ旅を見続けようと思っています。
- 327日目、石川県3日目は白山市への旅(2014/5/15放送分)
- お手紙の内容
- 信号待ちでおばあさんと会話する
- 鉄道が自転車道になった道
- 山へ向かって走る
- 皆の者!心せよ!?
- ノビルを掘る
- 獅子吼高原のゴンドラに乗る
- こころの風景
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
2018年の秋の旅以降、このブログで『こころ旅』の感想を書かせていただいていますが、2014年の旅は正直あまり見ていなかった時期でした。
なので、今回のプレイバックで朝版、とうちゃこ版と丸々再放送が見れると知り、改めて見ていこう!感想を書いていきたい!と思います。
327日目、石川県3日目は白山市への旅(2014/5/15放送分)
2014年5月15日放送分の石川県3日目。
2020年5月28日・プレイバック放送は、小松市の川原でオープニングでした。
お手紙の内容
お手紙は、津幡町の53歳の方から。
こころの風景は、白山市鶴来町の獅子吼高原です。
20代前半の頃に、書店経営の家業を継がなければいけないという理由で遠距離恋愛をしていた都会の人とお別れしたお手紙の方。
お別れの後、時間が止まったような状態が半年続き、自分を変えようと始めたのが"ハンググライダー"。
地元の津幡町から車で1時間ほどかかる白山市鶴来町へ練習生として通いました。
練習場の小高い丘の上から、重い機体を肩に担いで何回も何回も走ってはかけ降りるのです。
ある時初めてフワッと体が宙に浮かぶような不思議な感覚になった時、何とも言えない嬉しさがこみあげてきたといいます。
日曜日でも、雨や雪、晴れていても追い風の時は練習できない日もあったといいますが、コツコツと練習を重ね、ようやく1年後鶴来町を見下ろす獅子吼高原(ししくこうげん)のてっぺんから初テイクオフをする日を迎えました。
風薫る5月初旬。アマチュア無線の資格も取得。指導員から無線で誘導を受け大空を舞うことが出来た喜び。失恋の悲しみも仕事の辛さも全て頭の中から吹っ切れて爽快感が胸いっぱいに広がったといいます。
空の魅力に取りつかれ、とびっきり空中散歩を日ごとに味わい、新しい仲間、そして新しい恋人もでき、キラキラした日々を送ったそうです。
獅子吼高原でのハンググライダーはお手紙の方にとって、青春そのもの。
50歳代となった今となってはもう戻ることのない思い出の場所となりました。
現在空とは関係ない大地のようにどっしりとした優しさのある旦那様と3人のお子さんに恵まれ、書店の家業も継ぎ、地道に生活をしつつ平凡な毎日を過ごしているというお手紙の方。
獅子吼高原は昔はロープウェーがあり、その下にハンググライダーをくくりつけて上げていたそうです。
今はゴンドラに変わり、ハンググライダーではなくパラグライダーとなり晴れて向かい風の日は、空にウヨウヨとパラグライダーが飛んでいるとのこと。
正平さん、高いところは苦手だと思いますがぜひ見晴らしい獅子吼へ!
日本海まで見渡せる加賀平野の水田がキラキラと輝いていることでしょう…。
というお手紙でした。
信号待ちでおばあさんと会話する
約23km先の獅子吼高原を目指して出発しました。
歩道橋もあるような大きな交差点で信号待ちをしようと立ち止まった時、同じく信号待ちをしているおばあさんが手押し車に座っていました。
「こんにちは。」と話しかける正平さん。
おばあさんは「いつも見てます。」と笑顔で立ち上がってくれました。
そして信号が変わりすぐに別れました。
ほんの一瞬の交流。笑顔が印象的でした。
鉄道が自転車道になった道
そして正平さんたいは大きな道路を抜け、田んぼの間の道へ。空は曇ったままでした。
水を張った田んぼが雲を映していて、空も地面も曇っているようでした。
次に廃線となった北陸鉄道能美線の一部が自転車道として整備されている道を走りました。
「あちこちあります。鉄道を自転車道にしてくれたところは。」と言いながら走る正平さん。
確かに『こころ旅』を見るようになって、廃線跡の自転車道が多いことを知りました。
2018年の秋の旅で、正平さんが以前住んでいた家を知っている人に出会ったのも廃線跡の自転車道ででした。
その時の旅の感想はこちら。↓
栃木県の旅でも廃線跡の自転車道がありました。その時の旅の感想はこちら。↓
話を戻して。
能美線の廃線跡は桜並木の道で、左に赤い葉の木があり、道は薄く葉っぱの色で染まってそれが道のカーブに沿って続いていました。
青々とした木々に赤い葉、薄く染まった道。美しい曲線でした。
山へ向かって走る
道はどんどん山に近づいてきました。
道の突き当りは山です。「どこまで行くんだろう。怖いよ。」と漏らす正平さん。
深い緑色の山が迫ってくるのが映像越しに分かりました。
「手取川渡るなぁ。このまま行くと。」とつぶやく正平さん。予想通り、大きな手取川に架かる橋をビビりながら渡りました。
「後ろから来んといて!ああ怖!うわ。」と渡っている間、ブツブツ言っていました。
ちょっとかわいそうでしたね~。大きな川に大きな橋。チャリオに乗ったまま頑張って渡ってました!!
皆の者!心せよ!?
橋を渡り切り新町という交差点を左折すると正平さんが「皆の者心せよ!怪物がいる。」と目の前の急な上り坂を見つけて言い、すぐに笑ってました。
ゆっくりと上り始めました。
曲も辛い時にかかるBGMに変わっていました。
車に抜かされて止まったので「おお!応援隊か?」と喜んだものの、助手席の女性から「いつも見てます!」と言われ「なんだ助けてくれるんじゃないのか。」とがっかりしてました。
乗せてくれませんでしたね…残念!!
ハァハァ言いながら自力で頑張って上っていると、山の上でパラグライダーが降りてくるのが見えて「ここでお手紙読もう!」と辛そうに声を上げる正平さんでした。
…と、ここまでが『朝版』でした。
ノビルを掘る
『とうちゃこ版』では、11キロ走った地点で田んぼで作業をしてらっしゃる方を見つけ休憩。
男性が機械に乗って作業をしているのを、女性が立って見ていました。
正平さんは作業を見学していると思いきや、手前のあぜにしゃがみこんで「ノビル」を掘り始めました。
掘り出してみると、白い小さな玉が出てきて「これを酢味噌で食うすよ。京都なんかは料亭行ったら高級料理出ますよ。」と言っていました。
正平さんは物知りですよね~。実際食べたことあるから知ってるんでしょう…。
獅子吼高原のゴンドラに乗る
『朝版』でパラグライダーを見たあとのこと。
その先でゴンドラを見つけて「ええ~!」とびっくりする正平さんが放送されていました。
山の斜面を走るゴンドラを見てかなりビビる正平さん。
駐車場に行くと、無線で指示を送ってる人がいてパラグライダーと昔のハンググライダーについて質問していました。
今は性能が良くなってパラグライダーが主流なんだそうです。
怖いからか、文句を言いまくりながらゴンドラ乗り場へチャリオで向かう正平さんです。
ゴンドラ乗り場には「日本海が一望できる高原」と書いてありました。
「あれ乗れて言うけど曲がっとるで。」と、直前になって、ゴンドラのケーブルを支える柱が曲がってることに文句を言っていました。
そしてパンフレットで目を隠してゴンドラに乗りました。
「見えへん方が怖いな。」と途中で目隠しを取って、山側を向いて下を向かないようにしていました。
そして頂上へ着くと「ホッとした。」と腕を上げて喜んでいました。
かわいいですね!!
こころの風景
山の頂上からは、お手紙に書かれてあった通り絶景が広がっていました。
山に川、田んぼに家々が広がる平野。
高原にはベンチなどがある景色を眺めるところの少し下に、グライダーを飛ばす緑色の斜面がありました。
「怖かったけど来てよかった。」と言って緑色の斜面に座り、お手紙を読みました。
お手紙を読み終わり、絶景が見られた感動を口にする正平さん。
最後に「 石川県でこんなとこ見っけた。おおきにおおきに。」とお手紙の方にお礼を言って番組を締めていました。
ゴンドラ乗るときには大騒ぎしていたのに、絶景を見れて一気に機嫌が良くなっていました。
ーーー高原からの景色はお手紙に書かれてあった通り、何も遮るものがなくて見晴らしがよく、圧倒されました。
ゴンドラは怖いかもしれないですけど、行ってみる価値あると思いました!!
テレビ越しに美しい風景が見れました。ありがとうございました。
明日は、志賀町への旅のプレイバックです。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。