BSプレミアムで放送中の『にっぽん縦断こころ旅』。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
6月20日~6月24日は岩手県の旅です。
前日、岩手県の旅3日目盛岡市への旅を見た感想はこちら。↓
1103日目、岩手県4日目は八幡平市への旅
6月24日放送分岩手県4日目は、八幡平市の安比高原でオープニングでした。
お手紙の内容
今回のお手紙は、岩手町の77歳女性から。
こころの風景は、旧荒屋小学校の坂道です。
お手紙の方の母校である、旧荒屋小学校。現在は町内の学校が統合し、新しい小学校として少し離れたところにあるそう。
旧小学校は高台にあり、坂道が左・右にあり、左は正門のある道。右は生徒が通る道。
お手紙の方が小学5年生だった時。
帰宅しようと友達4人と坂道を下ろうとした時、下の方からお兄さんがリアカーに教科書をのせて引いてくるのとバッタリ会ったそう。(実家は教科書を販売していた)
お兄さんに「押して手伝おうか?」と言ったら「ウン頼む!」と。友達に「手伝おう!」と言ったら「いいよ!」とのこと。
リアカーの後ろに行き、「一二の三、ソレ!」とお手紙の方が大きな声をかけ、一気に坂の上まで押し上げたのでした。
しばらくそのことは忘れていたそうですが、お兄さんが90歳になった頃からお手紙の方を見ると「○○は掛け声がいいからな!」と言ってきて、思い出して懐かしくなったお手紙の方。
それから3年が経ち、お兄さんの老化も進み、何度か口にした掛け声の事も忘れ、天国へ旅立ってしまいました。
年の離れたきょうだい。かわいがってくれ感謝しているとのこと。
お兄さんとの思い出の坂道です。
…というお手紙でした。
追伸。
11年前の大震災の時。
電気や水道がストップ、6日後にやっと電気が通じた時に、テレビがパッと点き「こころ旅」の正平さんがちょうど自転車で走っているところだった。
それ以来、ファンになった。
と書かれていました。
なんと劇的な登場!!正平さん。
2011年から始まった番組ですから。感動的な登場です。
その前の年、2010年は平城遷都1500年で『45日間奈良時代一周』という番組をやっていました。
2人の若い俳優さんが交代で奈良を訪れ、奈良時代のことを学ぶという朝の15分番組でした。
関口知宏さんの電車旅、女性アスリートによる熊野古道を歩く旅と経て奈良の旅。
そして正平さんと、BSの朝の番組では一番正平さんの番組が長いです!!!
それまでの番組はその年で終わってたのに、『こころ旅』はもう10年超えてびっくりです。
毎年もう終わるんじゃないか?と思いながら見てます。
ランチはまいたけおにぎりとパスタ
約17km先の旧荒屋小学校を目指して出発しました。
セミの鳴き声が響く中、「気持ちええな~。草の匂いがいいな。」と言いながら下り坂を下っていってました。
住宅のある所まで下りてきて、安比川に架かる橋を渡りました。
7キロ来た地点で、線路沿いにある道に突き当たり、止まって休憩。
するとJRの2両の列車が目の前を通過していきました。
正平さんは手を振って見送っていましたが、乗客の方はいらっしゃらない様子でした。
回送かな?
そして広い田畑の間の道を走り、再び住宅のある道へ。
ご飯を食べるお店・ぱぱなっしゅに着きました。
注文を済ませ駐車場で一服して待っていると、正平さんに他のお客さんからおにぎりの差し入れがありました。
歯科医をされている男性から「山の越えたマイタケご飯がウマイから食ってみろ。」と言われて渡されたもの。
秋になるとマイタケがマツタケになるんだそうです。
差し入れた男性が5月の連休で行ったりしていたとかで、このマイタケおにぎりが美味しいのをご存じ。
マツタケの時には、20個頼むこともあるくらいだそうです。
「ちょっと食べてみて。田舎の味。」と言ってプレゼントしてくれました。
帰っていく男性に、正平さんは「今度歯悪くなったら頼みます。」とお願いして別れていました。
正平さん、歯のことよく気にしてますもんね。
いつかお世話になるかも!!
お店に戻り、お店の方におにぎりをもらったことを伝え、一緒に食べてもいいか?と聞いたら、お店の方も「おいしいですよね、それ。」とご存じでした。
有名なんですね!!
OK!とのことで、パスタを食べる時に一緒に食べていました。
「ウマイわ!」とぱくぱくと食べていました。
どんな味??
お店の方も知ってましたね!
見た目は最高でしたけど。
お店のパスタもおいしそうだったし、お腹空いてる時に見たので羨ましかったです。。
…とここまでが『朝版』です。
『とうちゃこ版』では、セミの声が響く中田んぼの隣の道を走行中。
農作業をされていた方が正平さんに気付き、手を振ってくれ「正平さーん!」と言ってくれていたのが放送されていました。
すぐに正平さんって分かったのかな?
5人並んで自転車で走ってる。ってことは…?で分かったのかな?
みんなどうやって正平さんが走ってるって情報を知るんでしょう?
ジンドウじゃなくりんどう
「左が線路、右が高速」と言いながら国道282号線を走っていました。
が、途中でみかけた畑で何が栽培されているのか気になった正平さん。
葉っぱを見て「キクかな?」と言っていました。
うーん。テレビを見ていた私にはユリの葉っぱに見えるけどな~~。
「誰かにキク?」と言ってスタッフさんを笑かしてました。
しかし誰も見つからず。
車で通りかかった男性に聞いて「リンドウ。」と答えてくれた男性。
正平さんは「ジンドウ」と聞こえて「食べるものですか?」と質問。
正平さんは「初めて聞いた。」と驚きまくり。
男性は「生産量日本一。」だと教えてくれました。
スタッフさんが男性に改めて名前を聞き直すと「りんどう」とまた答えてくれました。
正平さんが「りんどうなの?わかった!」と聞き間違えたことに気付いた正平さん。
間違いが分かって、改めて教えてくれたことにお礼を言ってました。
男性は笑顔で去られていきました。
キクでもユリでもなく、りんどうか!!
全然違いました。
荒屋新町駅でツッコまれる正平さん
住宅街を抜けて走り、荒屋新町の駅に着きました。
ここで、お手紙の方のご実家が教科書の販売をされている。という情報で、この辺りに住まわれていたのでは?と監督さんが推測。
駅にはあしろ観光案内板があり、そこに周辺の地図とりんどうの花が絵付きで紹介されていました。
紫の色でした。
正平さんは「だいたいああやって栽培するものじゃなくてね。山の林道走ってるとね、お!りんどうってこうなるんですね。」と名前が分からなかった言い訳をしてました。
スタッフさんが「色々まとめ始めましたね。番組エンディングだね。これ。言い訳しておしまいだ。」とツッコんでました。
キビシー!!
正平さんにこれだけ鋭くツッコめる人は、仕込みのサイトウさんかな?
顔写ってないから分からないけど。
声だけでわからん!
こころの風景
駅前の商店街、年季の入ったカッコいい建物がありました。
商店街を抜け、坂道が見えてきて「水さんやめよう!」と言い出した正平さん。
左側に、安代町立荒屋小学校入口の看板があり、カーブのある細い坂道が始まってるのが見えました。
上の方がどれだけ続いているのかは、カーブなので下から見えません。
「小学校、下の地点までとうちゃこ。」という正平さん。
リアカーで教科書を運んだ道は、急坂でカーブ。
道の割れ目には草が生えてました。
下の方には今の小学校の校舎が見え、子供たちがいるのも確認出来ました。
チャリオを降りて、歩いて坂道を上りだした正平さんたち。
お手紙の方たちごきょうだいの思い出の坂道です。
坂道には、白い花が咲いていました。
花をよけながら坂を上りました。
坂を登り切ると、校庭らしき広い空間が出てきました。
もう全面草ボーボーです。
校門跡があり、『荒屋小学校』の名前が残ってました。
他には学校跡の形跡がなく、「証拠がないな。」と残念がる正平さん。
校舎とグラウンドの位置を想像するしかありませんでした。
監督さんが正平さんたちとは別に学校跡の形跡をさがし、創立百周年記念の石碑を見つけました。
校歌の歌詞が刻まれていました。昭和四十九年でした。
校門と石碑。学校の証拠はありました。
正平さんは、草の上に座りお手紙を読みました。
お手紙の内容を聞きながら坂道を見ると、お手紙の方たちが教科書を運ぶ様子が想像できて、こちらも嬉しくなりました。
年の離れたごきょうだい。
仲が良かったんでしょうね!きっと。
いい雰囲気が伝わってきました。
岩手県の旅でめぐる町
岩手県の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
- 6月21日…大船渡市
- 6月22日…奥州市
- 6月23日…盛岡市
- 6月24日…八幡平市
の放送でした。
次の週は、青森県の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。