フジテレビ系列で毎週木曜夜10時から放送中のドラマ『知ってるワイフ』。1月21日に第3話が放送されました。
前回、第2話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 剣崎元春:大倉忠義さん…結婚5年目。2児の父。『あおい銀行』世田谷支店融資課主任。会社では上司に叱られ、家では妻・澪に怒鳴られる日々。大学時代、当時高校生だった澪の家庭教師をしたきっかけで付き合い結婚。優しくかわいかった妻が変わってしまったことを嘆いている。人生を変えられたら…と思っている。10年前にタイムスリップして過去を変え、澪に会わないようにして妻を変えた。
- 剣崎(建石)澪:広瀬アリスさん…元春の妻。2児の母。家事、育児、仕事に追われ疲れ切った毎日を送っている。高校時代、ふとしたきっかけで出会った元春に一目惚れ。猛アプローチで家庭教師になってもらって、付き合うようになり結婚。優しかった夫は何も手伝ってくれずワンオペ育児にイライラ。母の痴呆症も進んで、どうしてこうなってしまったのか?ため息をつく。タイムスリップ後は独身で、元春のいる支店に異動してきた。
- 津山千晴:松下洸平さん…『あおい銀行』世田谷支店融資課主任。元春とは同期。穏やかな性格。双子の父。プレイボーイだったが、結婚して円満な家庭を築いている。元春のよき理解者でよく愚痴を聞いてあげている。タイムスリップ後は独身。
- 篠原恭介:末澤誠也さん…『あおい銀行』世田谷支店融資課新人行員。
- 西徹也:マギーさん…『あおい銀行』世田谷支店融資課課長。支店長にゴマする中間管理職。つかさとは同期。
- 宮本和弘:おかやまはじめさん…『あおい銀行』世田谷支店支店長。
- 小谷つかさ:猫背椿さん…『あおい銀行』世田谷支店窓口課課長。
- 尾形恵海:佐野ひなこさん…『あおい銀行』世田谷支店窓口課。仕事もプライベートも何事にも積極的な性格。
- 樋口静香:安藤ニコさん…『あおい銀行』世田谷支店窓口課。物静かだがしっかりとした優しい女性。
- 剣崎(木田)なぎさ:川栄李奈さん…元春の妹。元春より頼れるしっかり者。公務員試験を受け続けている。タイムスリップ後は木田と結婚し子供も生まれている。
- 木田尚希:森田甘路さん…元春の大学時代からの親友。居酒屋「MISHIN Kida’s Kitchen」を経営。津山と3人でよく集まっている。
- 江川(剣崎)沙也佳:滝本美織さん…大企業・西急グループの令嬢。元春が大学時代片思いしていた後輩。元春と偶然再会し「好きだった。」と言う。タイムスリップ後は元春の妻。
- 小池良治:生瀬勝久さん…元春が公園で出会ったタイムスリップのきっかけとなる謎の男。
- 建石久恵:片平なぎささん…澪の母。しっかり者だったが夫の急死のショックで認知症に。一人暮らしをしていることに澪が不安を感じている。
第3話のあらすじ
突然来たバイクに思わず澪を抱き寄せてしまった元春。一瞬。澪が何か知ってるような表情を見せたが勘違いだった。
翌日。
終業前に振り込め詐欺の勉強会を受けた元春たち。
津山が帰りに澪を食事に誘ったが、母に早く帰ると約束していた澪はそれを断り、自転車で急いで帰っていたところ転倒。
その場を車で通りかかった元春は一度は通り過ぎたものの引き返し、怪我をした澪に寄声をかけた。
澪は振り込め詐欺が支店で過去にあったのか?と元春に質問。もし今後疑わしい人がいたときの合図はないのか?と聞く。
特にないと分かると澪は、まばたきや鼻をつまんで合図にしようと提案。
元春は話を流し、自転車を車に積んでコンビニまで送った。
元春は公園でタイムスリップをする500円玉をくれた謎の男・小池を見つけタイムスリップをして前の妻を変えて人生変えたはずなのにまだ出会った。「悪い縁ってなかなか切れないんですかね?」と質問。
小池は「いくら人生を変えても、つながりある人間たちは変わらない。必ず引き合い、目の前に現れる。」と言うのだった。
小池の言っていた通り、澪は別の日の買い物帰りに元春の妹・なぎさと偶然会って、同じスーパーを利用していたことから意気投合し、連絡先を交換。居酒屋をやっていることも話していた。
元春の知らないうちに、澪も会うべき相手と会っていた。
元春の現在の妻・沙也佳は、今は大学で講師をしているが、タイムスリップ前は海外で活躍するチェリストだった。
その沙也佳は、大学で教えていた学生に、大学時代の同級生が海外のコンクールで優勝したことを知らされ、内心イラっとしていた。
タイムスリップ前の沙也佳は、渡米して楽団に入って演奏していた為、元春のタイムスリップで今を変えられていたのは、澪や津山だけではなかったのだ。
沙也佳は苛立ちをブランド品を買うことで紛らわせ、ひそかに元春は自分との金銭感覚の差を感じていた。
また、週末の沙也佳の両親との食事の場でも義父と仕事の規模で話が合わないのだった。
津山は澪と同じ週末、澪リクエストの激辛料理を食べに行き、週明けに元春に報告。
澪がかなり就活を頑張って今の仕事に就いたことや、仕事をずっと続けたいと考えていることを話したという。
津山は、澪は経済的に一生自立していたいと考える人なのでは?と推測し、タイムスリップ前専業主婦をしていた澪を知る元春は驚く。
そして結婚前に澪が就活に苦戦していたことを思い出し、自分がプロポーズしたことも一緒に思い出す。
自分が結婚しようと言ったことで、澪が自立する機会を奪ったのでは?と考え始める元春。
澪は、タイムスリップ前に元春に「分かろうとしてしないからでしょ?私のことなんて全然見てない!」と罵倒していた。
澪の本当の望みは自立する事だった。過去を変えて自分だけではなく、澪にとってもよかったのだと思うのだった。
澪がいた窓口に、女性(朝加真由美さん)が定期預金の解約に訪れた。息子から仕事で失敗したから、取引先に直接お金を振り込むようにと言われたという。
振り込め詐欺だと思った澪は周りを見渡すが、忙しそうで誰も気づいてくれない。
唯一目が合ったのが元春で、まばたきをしたり鼻をつまんで合図を送る澪。元春は窓口近くまで寄って女性の話を聞く。
なんとか息子の携帯番号を聞き出した澪は、女性に気づかれないよう元春に番号を書いたメモを渡す。
元春は、勉強会で"行員が対処し提訴された事例もあるため、警察に通報する"と言われていたが、自分で息子さんの携帯に連絡を取り、振り込みを指示してきた人物が詐欺師だと分かった。
女性も息子と直接話をして納得。澪と元春は振り込め詐欺を未然に防いだのだ。
女性と警察に報告をしに行った澪と元春。女性は感謝してくれた。
直帰になった二人は、自転車で転倒した時に送ってもらったお礼として、澪の行きつけのごはん屋さんに行くことになった。
そこは、タイムスリップ前にもよく来たお店。澪に気づかれず懐かしむ元春。
澪おすすめの食べ方で餃子を食べる二人。元春はタイムスリップ前も同じことを言っていた澪を思い出し、その頃は二人とも笑顔だったことを思い出す。
元春は、澪がタイムスリップ前の記憶があるのでは?と疑っていたので、どうして今の銀行に就職したのか?と質問。
「たまたま。」と答える澪。
就活がうまくいかず、ファイナンシャルプランナーの資格を取れば就職に有利になるからと思って取ったあと、金融系の企業を選んだら今の銀行だった。とのことだった。
元春は「仕事にやりがいを持って、ずっと続けたいんだよね?」と質問。
澪は仕事じゃなくても、専業主婦になっても「旦那さんが笑ってくれればいいんです。私、目の前の人が笑ってくれるのが一番嬉しいんです。」と答える澪。
澪の本当の望みを知った元春。
タイムスリップ前の澪はいつも笑っていて、元春のことを一番に考えて突然降った雨にも、傘を買ってきてくれて、自分はささずに濡れたままでいたりするような人だった。
話の途中で、澪の好きないちご杏仁豆腐を注文する元春。
偶然にも自分の定番を注文した元春に驚く澪。はぐらかす元春だった。
食後は、タイムスリップ前と同じように雨の中を二人で1つの傘をさして帰っていく。
元春は「笑って暮らそ。」と約束して結婚した澪に、笑って話していなかったことを思い出す。
澪は元春のために食事を作り、休日にはお弁当作って子供と遊びに行こうと誘ってくれていたが、元春は相手にせず、話も聞いていなかった。
澪は別れ際に自分の中にある元春への親しみを疑問に感じ「もしかして、私を知ってますか?昔どこかで会ったことあるとか。」と質問。
否定する元春。
が、その場に来た澪の母・久恵の発言に驚かされるのだったーーーー。
…というお話でした。
澪とは悪い縁?
澪と出会ったことを元春が「悪い縁」と言ってました!
今の妻は優しいし、高級車に乗れるし、そりゃあ幸せなんでしょうけど、悪い縁とは言葉には腹が立ちました。
でも、生瀬さん演じる謎の男が「いくら人生を変えても、つながりある人間たちは変わらない。必ず引き合い、目の前に現れる。」って言ってたのにはドキッとしました。
澪と元春がまた結婚するかどうかは別として、出会う人は決まってるのかもしれません。
生まれ変わりとか前世の話とかでも、何回生まれ変わっても同じ人と会ってるという話を聞いたことがあります。
現世は夫婦だけど、前世ではきょうだいとか。
現世は義理の親でも、前世は実の親とか。
何回も繰り返し同じ人と出会ってるらしいです。
今は津山が澪に好意を持って近づいていますが、今は同じ職場で会える機会もあるし、別の組み合わせで夫婦になって一生付き合っていく仲間となるのかもしれません。
木田となぎさの夫婦のやり取りを見ていても、前の元春と澪みたいで、夫婦のあり方も今のカップルの組み合わせで出来ないようなことを、別のカップルが代わりにやってるように見えます。
澪となぎさも偶然会っていて、面白いなぁ~と思いました。
沙也佳と元春の夫婦はどうなる?
沙也佳と元春の夫婦。だんだん生活の違いがはっきりしてきたし、澪の出現がなくても別れる流れになっていくのでは??
タイムスリップ前の澪は元春と結婚して、ファミレスでバイトをしていたので、ファイナンシャルプランナーは取っていなかったと思われます。
クローゼットの中にあった、ファイナンシャルプランナーの講座の申込書を切なそうに見る場面もありましたし。
今の妻・沙也佳は、タイムスリップ前は海外で活躍するチェリストだったのに、今は大学で講師をしています。
どちらも元春との結婚で職場が変わってます。
どっちの妻を選んでいても、妻の人生の決断を変えているというのが今回分かりました。
タイムスリップ前の沙也佳は、世界で活躍して成功してるように見えて、元春と再会して学生時代にやり残した後悔を匂わせていました。
沙也佳としては、恋が成就して今の人生が幸せなのも事実なんだと思います。
でも…同級生が活躍してる話を聞いてイライラするってことは、チェリストの未来も欲しいと思っていた様子。
沙也佳はこれから何を決断していくんでしょうか?
気になります。
思い出話が幸せ過ぎる
澪との結婚を阻止して幸せを手に入れたはずの元春が、前の人生で澪と結婚する前を思い出すシーンが多くなってきました。
どの場面も幸せ過ぎて、一体何をしたら澪がモンスターになっていくのか不思議でなりませんでした。
けど、タイムスリップ前のモンスター化は、あの時突然モンスターになったんじゃなくて、1人目を出産した直後ぐらいからずっと元春に無視され続けての変化だったんですね!!
あんなに幸せそうだった二人だったのに、元春が家族を見ようとしてなかったことが分かりました。
今の妻に入れ替わった時に、元春が子供がいないことに涙流してましたけど、あんなにほったらかしておいて、子供を愛してたなんて信じられません。
最初からいい印象が持てなかった元春ですけど、回を重ねるごとにどんどん、もっと元春が嫌いになります。
澪がいじらしくて、切なくなります。
これ、また元春と結婚する流れになるんでしょうか?
津山と結婚でいいと思うんですけど…。
でも、澪のお母さんは元春の事好きみたいですね。
どうしてでしょう?
お母さんにとってはいい婿だったのかな?
元春の良いところが知りたいです!!
以上、『知ってるワイフ』第3話を見た感想でした。