毎週月曜夜9時から、フジテレビ系列で放送中のドラマ『シャーロック』。10月28日に第4話「試合直前に消えたボクシング世界王者!オレンジの傘の謎」が放送されました。
ディーン・フジオカさん主演。岩田剛典さんとの顔面最強コンビがミステリーを解決する『シャーロックホームズ』を原作としたストーリーです。
第3話の感想はこちら。
おもな登場人物
誉獅子雄:ディーン・フジオカさん…犯罪捜査コンサルタント。原作では、名探偵・シャーロックホームズにあたる。犯罪と悪に興味があり、江藤から依頼され、事件の捜査をしている。自宅が雨漏りで住めなくなり、無職となった若宮のマンションに押しかけ同居を始める。
若宮潤一:岩田剛典さん…元精神科医。原作ではホームズの相棒・ワトソンにあたる。ある事件で獅子雄と出会い、退職。宿無しとなった獅子雄に家に上がり込まれ、嫌々ながら獅子雄の助手をさせられることになった。
江藤礼二:佐々木蔵之介さん…警視庁捜査一課・警部。原作ではレストレード警部にあたる。獅子雄に捜査を依頼し、解決させていいところを持って行く。獅子雄に指図されること一度は怒るものの、結局指図通り動いてしまう。
小暮クミコ:山田真歩さん…巡査部長。江藤の部下。原作ではグレグスン警部にあたる。いい加減な江藤の態度に惑わされず、事件解決に向けて動く人。
レオ:ゆうたろうさん…謎の情報屋。原作ではベイカー街遊撃隊にあたる。
第4話のゲスト
梶山雄太:矢野聖人さん…二階級制覇のチャンピオン。世界タイトル戦直前に消えた。水道橋駅方面から走って来るのを目撃されていた。
石橋卓也:金子ノブアキさん…梶山が所属するボクシングジムの会長。
村川正輝:コーシローさん…男坂で遺体で発見された人物。公園のアスレチック遊具のロープを切り、何も知らず利用した客に大けがを負わせた罪で懲役刑を受けていた。死因は転落によるものだったが、顔に複数の殴られた痕があった。
細谷優子:小島藤子さん…村川が過去に起こした事件の被害者。頸椎に重傷を負い、入院を繰り返し去年亡くなっていた。
細谷潤:小林喜日さん…優子の息子。村川が起こした事件当時6歳で、現在は中学生。梶山が所属するボクシングジムに通っている。
細谷郁恵:朝加真由美さん…潤の祖母。優子が亡くなったあと、潤を育てている。
第4話のあらすじ
後楽園ホールに、世界タイトルマッチに若宮を連れて観に来ていた獅子雄。
挑戦者がリングに上がり、チャンピオンの梶山の入場を会場にいる者全員が待ちわびていたところ、梶山の所属するジムの石橋会長だけが現れ、梶山が急病で出場できないと報告した。
獅子雄は「急病なんてありえない!」と納得せず、梶山の控室に怒鳴り込む。
そこへ江藤が現れ「梶山さん捜してます。すぐに梶山さんと連絡とってください。」と言う。1時間ほど前に男坂の階段で、死亡して間もない男性の遺体が発見され、直前に梶山を見たという目撃証言があったというのだ。
話を聞いた獅子雄は、梶山は試合のペースを考えるタイプ。わざわざ目立つことするはずがない。と、梶山に何かあったと推測した。
そしてファンからの贈り物の中にあったオレンジの傘が気になったまま、会場をあとにした。
遺体の人物は、公園の遊具のロープを切り利用者に大けがを負わせた罪で懲役刑を受けていた村川という男で死因は転落によるもの。顔には殴られた痕があった。
江藤は。その顔の傷はボクサーの梶山が負わせたものと考え、容疑者として梶山を捜すことになった。
獅子雄は、テレビで梶山が消える前の控室の様子を見て、オレンジの傘がないことに気づき、男性の梶山に女性ものの傘が贈られた不自然さから、このオレンジの傘こそが事件のきっかけになったと推測。
傘に添えられた封筒の手紙が抜き取られており、控室のテレビ中継が終わり、梶山が消えた15分の間に傘が持ち込まれたはず。
獅子雄は、オレンジの傘が15年前の2004年から売られているブランド物の傘であることを知り、情報屋のレオに傘が売られている店を全て調べるよう指示した。
一方で、若宮と一緒に梶山のボクシングジムの会長である石橋に接触。石橋は梶山を15年間育ててきた人物だが、あまり多くを語らなかった。
次に亡くなった村川が起こした事件の被害者を調べると、細谷優子という女性が息子・潤(当時6歳)と来ていて、頚椎に重傷を負い入院を繰り返した後、昨年亡くなったことが分かる。
潤に父親がいないと知った獅子雄は、潤が殺害した可能性もあると推測。元精神科医の若宮は、14歳の少年に親の復讐は極めて少ないと真っ向から対立した。
潤を育ててる祖母の郁恵へ話を聞きに行った若宮は、優子は未婚の母で潤の父の名を郁恵にも打ち明けていなかったことを知る。そして潤を妊娠した当時、高校の教師をしており、妊娠をきっかけに退職したことも知る。
さらに、優子の遺影のそばにオレンジの傘が置かれてあることも見逃さなかった若宮は、優子が働いていた高校へ出向く。そして優子が妊娠して辞めた時期と梶山が高校を中退していた時期が重なり、さらに優子が梶山の担任である事を調べてきた。
若宮は、優子の子供の父親が梶山で、教師と生徒の間柄だったから誰にも父親の名を明かさなかった。梶山は優子の仇で村川を殺したと推測。
一方で同じ頃、優子の息子の潤と接触した獅子雄は、潤が梶山のことが書かれた新聞記事のスクラップを持っていて、さらに梶山と同じ事務に通っていることを掴んでいた。
村川を殺したのは、遺体の殴打痕から見てボクシング経験者。さらに動機も、梶山と息子の潤にはある。
梶山と潤、どちらかが犯人なのか?
獅子雄は、被害者の村川と過去に村川のせいで亡くなった優子。かつての恋人の梶山。息子の潤。
事件の経緯と関係者の接点に考えを巡らせる。
村川の殺したのは誰か?何故オレンジの傘が置いてあったのか?獅子雄が謎を解いていく。
…というお話でした。
売れっ子役の小林喜日くん
第4話で、優子の息子の潤くん役で登場した小林喜日くん!
同じ月9のドラマ『ラジエーションハウス』の第5話で、亡くなった子供の死亡時画像診断で、亡くなった子を殺した犯人としても登場していました。
『ラジエーションハウス』でも格闘技経験者の役で、今回の『シャーロック』でも、ボクシングをやっているということでこちらも格闘技経験者の役でした。
また犯人役~??と思ってしまいました。
ま、犯人は最初からずっと何やらありそうな人でしたが…。
小林喜日くんのプロフィールを調べてみると、小栗旬さんとか野村周平さんとか堀井新太さんの小さい時の役をされていて、私が気づく以前から、たくさんドラマに出演されている子役さんでした。
今頃気づいてすいません!
今年出演していたドラマでは、他にTBSの『グッドワイフ』で、常盤貴子さんの息子役で出演されていたのを覚えています。
パッと見、派手さがなくて、素直そうな顔立ち。でも体はがっちりしているので格闘技経験者の役と言っても納得できます。
表情をアップにされた場面が多い印象です。
『グッドワイフ』では主人公の息子役だったので、よく顔を見ましたが、『ラジエーションハウス』では1話だけのゲストだったのに、小林くんの顔を覚えていました。
子役さんからこのまま俳優さんになっていくんでしょうか?
今はそこまで目を引く美少年といった感じではないですが、表情の演技が記憶に残ります。これから大人になるにつれ、カッコよくなっていくことでしょう!!
先が楽しみな子役さんです。
雰囲気ある金子ノブアキさん
第4話には、小林喜日くんの他にも、過去の月9に出演したことのある俳優さんもゲスト出演されていました。
金子ノブアキさんです!
山下智久さん主演『ブザービート』で、主人公に何かとライバル心を抱き、嫌な態度を取ってくる役をされていました。
私が金子さんを知るきっかけになったドラマでもあります。
あとは、岡田准一さん主演の大河ドラマ『軍師官兵衛』でも、官兵衛のことを目の敵にして何かと敵意をむき出しにしてくる妻の兄役で出演されていました。
雰囲気のある人なので、こういうちょっと暗い感じの役柄が多く、今回もボクシングジムの会長ということで、表情で物を語るタイプの人を演じておられました。
金子ノブアキさんが出てこられたら、空気が変わり引き付けられます。金子さんが登場すると、何かあるのか?と思って身構えてテレビを観てしまいます。
今回も他のどのジムスタッフの人より、目を引いてて濃いキャラでした。
獅子雄の暴走にびっくり
シャーロック、第3話までの事件の犯人はみんな女性で、演じられた女優さんの怪演が目立ちました。
ここに来て、第4話では容疑者が皆男性だったのが変わったな、と思いました。
第3話までに比べて、派手さに欠けたかな~?と思います。
あと、犯人との駆け引きより、ディーン・フジオカさん演じる獅子雄の変わった部分が目立っていました。
ボクシング好きなのも、倒れるところが見たいとか、チャンピオンがリングに現れずに怒鳴り込むところとか、今までも強引な面は出てましたけど、テンション高い獅子雄にびっくりしました。
意外に熱いところもあるキャラクターだったんですね!
天才で、冷静に事件を解決する姿を見てて、勝手に熱くなるタイプじゃないと思い込んでました。
獅子雄の暴走を必死に止めたり、対抗しようとする若宮。利用する江藤。
男性キャラの性格の違いと、獅子雄への扱いの違いが徐々に分かってきました。
改めて思いますけど、獅子雄って変なキャラクターですね…。
獅子雄が分からない部分を若宮がカバーしていく。もっと若宮も獅子雄に利用されるんじゃなくて、同等に事件を解決する人になって欲しいです!
でもまぁ、若宮は助手だから同等になることはないのか…。
獅子雄の方から若宮に頼る部分も見てみたいです!
以上、『シャーロック』第4話を観た感想でした。