10月23日日曜、日テレ系列で夜10時30分からドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』2話が放送されました。
前回、1話のネタバレ感想はこちら。↓
『霊媒探偵・城塚翡翠』話の概要
"犯人が視える"霊媒師・城塚翡翠(清原果耶)が人気推理作家・香月史郎(瀬戸康史)バディを組み、霊媒探偵として難事件に向かっていくストーリー!
証拠能力のない翡翠の"霊視"力は、証拠もなく、誰からも信じてもらえない。
「分かっているのに、助けられない。」苦悩する翡翠。
翡翠の言葉を信じた香月は、翡翠の霊媒による死者からのヒントを聞き、論理的に推理。
警察を動かし、犯人逮捕へ導くーー!!
おもな登場人物
- 城塚翡翠(清原果耶)…"犯人が視える"ヒロイン。死者から話が聞けるという。翠色の瞳を持った霊媒師。特殊な能力のせいで孤独な人生を送ってきた。
- 香月史郎(瀬戸康史)…人気推理作家。スバ抜けた論理力を持つ。翡翠と出会い、彼女の孤独でけなげな姿に引かれていく。洞察力を買われて、警察に捜査協力を依頼される。
- 千和崎真(小芝風花)…翡翠のアシスタント。霊媒師である翡翠を仕事の面だけでなく、身の回りの世話もする。翡翠にとって、お姉さん的な存在。
- 鐘場正和(及川光博)…警視庁捜査一課の警部。推理作家・香月の洞察力を買い、捜査協力を依頼する。現場たたき上げの刑事。
- 雨野天子(田中道子)…警視庁捜査一課の刑事。生真面目で規律を重んじる。自分を引き抜いてくれた鐘場に恩を感じつつも、翡翠たちに捜査を依頼することには疑問がある。
2話のあらすじ
香月(瀬戸康史)から、親しくしているミステリ作家・黒越(阪田マサノブ)の別荘に出る幽霊について、調べて欲しいと頼まれた翡翠(清原果耶)。
別荘ではバーベキューが出来ると聞き、挑戦したかったと大喜び。着ていく服選びにウキウキ。
アシスタントの真(小芝風花)は、翡翠の嬉しそうな姿を見て、誘ってくれたお礼を香月に言うのだった。
黒越の別荘では、黒越のほか、黒越の弟子で同じく推理作家の別所(入江甚儀)、黒越の元教え子で現在は会社員の新谷(筧美和子)。編集者の有本(谷田部俊)がいて、バーベキューを始めていた。
化粧品関連のコミュティーサイトを運営する会社に勤める新谷に、翡翠は、サイトでおススメされているファンデーションを使っていると話しかける。
新谷は、サンプルを送るためと言い、翡翠と連絡先交換。
真以外の連絡先交換に、喜ぶ翡翠だった。
話題は、『透明な悪魔』による連続殺人事件について。。
別所は、7人の被害者が出たと事件の経過について語る。
新谷は、事件の捜査に協力している香月に、犯人像は見えているのか?と質問。
香月は、証拠が出てこない事件なので、難しいと答えつつ「透明な悪魔を捕らえることが出来る人がいるとしたら…。」と含みのある言い方をした。
話題を変えるように黒越は、
「あの館に住む幽霊の正体を暴いてください。」
と言い、翡翠を自身の別荘・水鏡(みかがみ)荘へ案内。他の人たちもついて来た。
黒越は、翡翠に水鏡荘のこれまでのいきさつについて語る。
水鏡荘は、明治の文明開化の頃、日本にいた英国人の魔術師が建てたもの。
その人物は、水鏡荘に来て、魔術やら降霊などの秘技を書き記した黒い書物『グリモワール』を作り始めた。
その書物の完成と同時に、魔術師は姿をくらませる。館にある鏡の前に、血だまりを残して。
その後、館は改築。
『水鏡荘』と呼ばれるようになり、多くの人の手に渡るが、家主たちに次々と不幸が襲った。
長らく買い手がつかなかったところを、黒越が面白がって買った。といういきさつだった。
黒越が使っている仕事場の部屋に、鏡がないことに気付いた翡翠だった。
夜になり、気味悪さが増してきた水鏡荘。
皆が鏡のあるリビングに集まり、幽霊の話をし始める。
黒越は、妻と娘が鏡に見知らぬ女性が映っていたと言っていたと言い、有本と新谷も本当に見たことがあり、怖がっていた。
しかし、黒越と別所は一度も見たことがない。
新谷は、鏡に見えたのは、若い外国人の女性だったと証言。
翡翠は、リビングにある鏡を見て、何か感じたようだったが「もっと遅い時間にあれば、何かわかるかも。」と言うのみだった。
黒越は、リビングにいた全員に、自身の新刊の見本を配った。
新刊の話のモデルは、水鏡荘。見取り図は、水鏡荘の間取りそのものが書かれていた。
深夜0時前になり、有本、別所、新谷の3人は、それぞれ客室に入り、黒越は仕事場に戻った。
幽霊の調査のため、リビングの留まった翡翠と香月。
一緒に黒越の新刊を読んでいるうち、うたた寝をしてしまう翡翠。
一人起きていた香月は、リビングにある鏡の中から、若い外国人の女性がこちらを見ている姿が見えた。
驚きのあまり固まっていると、午前0時を知らせる時計のチャイムが鳴り、女性の姿は消えていた。
午前8時。
家政婦の悲鳴で目が覚め、黒越の仕事場に駆けつけた香月と翡翠。
黒越が仕事場で頭から血を流し、遺体となって発見された。
そばに、凶器と思われる血がついたトロフィーが落ちており、翡翠は、魂の匂いから犯人は、別所だと言う。
香月が事件に巻き込まれたと聞き、『透明な悪魔』の事件を捜査していた鐘場(及川光博)と雨野(田中道子)が駆けつけた。
鐘場によると、黒越の死亡推定時刻は、午前0時から2時の間。鍵は全部かけられていて、外部からの侵入もなし。
犯人は、館にいた人物にしぼられる。
さらに、香月と翡翠がいたリビングは、客室と黒越の仕事場の中間に位置し、リビングを通らないと、黒越の仕事場に行けない。
香月と翡翠は、3時までリビングにいた。
死亡推定時刻の0時から2時までのあいだ、泊まっていた3人が、それぞれ別に時間にリビングを通過し、トイレに行った様子を見ていた。
香月は、3人が通った順番と時刻について
- 編集者・有本…0時過ぎから15分後ぐらいに戻ってきた。
- 弟子・別所…1時半から15分くらいで戻ってきた。
- 元教え子・新谷…1時45分から10分後ぐらいで戻ってきた。
3人とも犯行が可能な時間だ。
手掛かりは、血がついたトロフィーと、机についた血痕。
血がついた手を洗ったであろう洗面所。
洗面所は指紋と同時に血痕も調べた。
新谷は3人のうちの誰よりも怯えていたが、翡翠は霊視で別所が犯人だと見えていたため、安心してくださいと励ます。
自分と親しくなった人は不幸になる。と思い込んでいる翡翠。
英国で霊媒をしていた祖母の代から引き継いだ力。
香月と出会って2回も殺人事件に会っているし、自分の血は、常に死を振りまく呪われた運命だと言う。
自分自身にもさまたげようない死が近付いてくる予感がする。とも。
香月は、翡翠の力を、事件を紐解く素晴らしい力。と言い、また力を合わせて解決しよう。と言った。
そんななか、証拠が出てきたとして、新谷が警察に連れていかれた。
黒越のPCから新谷の指紋と、PCに保存されていた写真のデータが削除されていた上に、洗面所の鏡に新谷の指紋が見つかったのだ。
友達になれた新谷を助けたい翡翠。
翡翠が見た3つの夢。3つの夢の中で翡翠は動けず声も出ない状態。
3人が順番に現れた夢。
- 有本が手を伸ばしてきて顔を触られたと思ったら、めまいがして終わり。
- 別所が顔を近づけて見つめてきて、頬を触ってきて、しばらくして去っていった。
- 新谷がすぐに顔に手を伸ばしてきて、めまいがして何も見えなくなり、次は急に新谷が見えるようになったが、すぐに去っていった。
という夢だった。
今回の被害者は、翡翠と年が離れた人間のため降霊が出来ず。
逮捕状発行まで1時間。
翡翠が見た夢をヒントに、香月が導き出した推理とはーーー?
…というお話でした。
目に見えないもの
初回の放送を見て、目に見えないものを見えるように描写しない。
と思っていた私。
今回の話は、水鏡荘に出る若い女性の幽霊をしっかり映していました。
不意に出てきて驚きました。
亡くなった直後の人の霊は、見えるようにしないが、地縛霊はしっかり映してて怖かったです。
持ち主が変わっても、ずっと鏡に出続けるんでしょうか??
今回は夢を見て解決
前回の話を見て、降霊をして事件を解決かと思ったら、2話の被害者が年の離れた中年の男性だったので、今回は降霊はなし。
加害者の魂の匂いと、翡翠が見た夢をもとに事件を解決してました。
霊媒師の人って、自分が見たものが何かも分からず、ただただ色んな恐ろしい場面が見えてしまう人なんでしょうか??
今回、香月が読み解いてくれたから何を見たのか分かりましたが、見えるのに、それが何か分からないなんて、ただただ怖いだけですよね。
まぁ、霊視したものが何かが分かって、結局は降霊で解決してた。ということでしょうか?
翡翠の夢について香月が読み解くまで、どのことを言ってるのだろう?と色々考えました。
パソコン?鏡?誰の意識?
鏡とすれば、どこの鏡?
答えがわかるまで、あれこれ考えるのが面白かったです。
どこへ感情移入したらいい?
2話を見て、不満に思ったことがありました。
番組の冒頭に犯人の名前を言ったのは、なぜ?
『古畑任三郎』みたいに、最初に殺すシーンを見せて、古畑が出てきてどう犯人を追い込むか?だったら、犯人対古畑の心理戦で面白いです。
心理戦じゃないし、霊視で見えただけだし。
犯人はこの人です。と示しておいて、いつ殺したかを推理する楽しみ方?
中盤で翡翠の夢が、どの立場の霊視か?を推理する楽しみ方?
少なくとも、殺害の方法のトリックを考える推理ではない。
番組を見る側にさせてもらえる推理は、翡翠が誰をどれを霊視したか、でしょうか?
どこへ感情移入して見ればよいか、分からなかったです。
これまでの推理ものと違うので、どう脳を動かせばいいか迷います!
透明な悪魔に翡翠が狙われる?
1話の終わりにも出てきた、透明な悪魔に翡翠が狙われると匂わせる場面。
今回は、翡翠の手足が縛られていました。
毎話、翡翠に危険が迫っているのをチラ見せしていくんでしょうか??
ーーーーめっちゃ怖いです。
生きてるやつが一番怖いですよ、やっぱり。
翡翠の危険な夢を見たのが、翡翠自身じゃなく香月!
というのも、何ともよくわからない。
論理的に説明できないことは信じない、はずだった香月がそんな夢を見てる。
どういう状態??
謎が謎のまま次回へつながってます。
うーん、まだ序盤で分からないことが次々と投下されて、もやもやが続いてます。
伏線というやつですよね。
どこまで覚えていられるか分かりませんが、しっかりと見て行こうと思います。
以上、『霊媒探偵・城塚翡翠』2話のあらすじネタバレ感想。でした。