10月16日に、日テレ系列で夜10時30分からドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』1話が放送されました。
『霊媒探偵・城塚翡翠』話の概要
"犯人が視える"霊媒師・城塚翡翠(清原果耶)が人気推理作家・香月史郎(瀬戸康史)バディを組み、霊媒探偵として難事件に向かっていくストーリー！
証拠能力のない翡翠の"霊視"力は、証拠もなく、誰からも信じてもらえない。
「分かっているのに、助けられない。」苦悩する翡翠。
翡翠の言葉を信じた香月は、翡翠の霊媒による死者からのヒントを聞き、論理的に推理。
警察を動かし、犯人逮捕へ導くーー！！
おもな登場人物
- 城塚翡翠(清原果耶)…"犯人が視える"ヒロイン。死者から話が聞けるという。翠色の瞳を持った霊媒師。特殊な能力のせいで孤独な人生を送ってきた。
- 香月史郎(瀬戸康史)…人気推理作家。スバ抜けた論理力を持つ。翡翠と出会い、彼女の孤独でけなげな姿に引かれていく。洞察力を買われて、警察に捜査協力を依頼される。
- 千和崎真(小芝風花)…翡翠のアシスタント。霊媒師である翡翠を仕事の面だけでなく、身の回りの世話もする。翡翠にとって、お姉さん的な存在。
- 鐘場正和(及川光博)…警視庁捜査一課の警部。推理作家・香月の洞察力を買い、捜査協力を依頼する。現場たたき上げの刑事。
- 雨野天子(田中道子)…警視庁捜査一課の刑事。生真面目で規律を重んじる。自分を引き抜いてくれた鐘場に恩を感じつつも、翡翠たちに捜査を依頼することには疑問がある。
1話のあらすじ
3ヶ月前。
人気推理作家香月(瀬戸康史)は、警視庁の鐘場(及川光博)に頼まれ、捜査協力をしていた。
女性刺創連続殺人事件の、7人目の被害者の遺体が森で発見されたのだ。マスコミは、この、連続殺人事件の犯人を"透明な悪魔"と呼ぶ。
鐘場の部下・雨野(田中道子)は、鐘場が、部外者である香月に捜査協力していることに納得しておらず、香月が遺体発見現場に来ただけで拒否反応を示す。
被害者は20代前半の長い黒髪の清楚美人。これまでの被害者に共通している特徴だ。
香月は、その特徴に犯人が何らかの執着を持っているのは明白。
ナイフを抜き、被害者が失血死をするのを待つ。という手口を、何かの儀式的な意味があるのでは？と推測した。
鐘場は「霊能力者にでも頼んだら？」とうそぶく。
しかし香月は、「僕が信じてるのは、緻密な思考の末に導き出された論理的な結論だけ。」と一蹴するのだった。
後日。
香月は、大学の後輩の倉持(田辺桃子)が相談するという、霊媒師の翡翠(清原果耶)のもとへ同行した。
迎え入れたのは、アシスタントの千和崎(小芝風花)。
霊媒師の部屋ということで怪しげな所だと警戒していた倉持と香月だったが、明るい待合室に安堵。
翡翠の部屋に通された二人。
倉持は、占い師に占ってもらったあと、変な夢を見るようになった。
起きた直後、意識があるのに体が動かず部屋の隅誰かが立っている。何度か続き、怖くなって占い師に相談したところ、翡翠を紹介されたといういきさつ。
翡翠は、倉持の職業を言い当て、さらに、倉持の部屋の写真を見て、倉持自身ではなく、住んでいる場所に何か問題がある。と告げた。
そして、翡翠は、香月だけに「倉持さんに注意を払ってあげてください。嫌な予感がします。」と言った。
翡翠は、倉持に、心当たりのない水滴が床に落ちていた。という経験はないか？と問う。あると答えた倉持。
翡翠は、倉持の部屋に行きたいと言い、香月の同席を条件に了承を得た。
後日。
翡翠と香月が待つ待ち合わせ場所に、倉持がなかなか現れない。
何かを感じ、急いで倉持の部屋へ行くよう急かす翡翠。
倉持の部屋の鍵は開いていて、倉持が頭から血を流し、床に倒れて亡くなっていた。
倉持が向いていた方向にはグラスの破片があり、かばんからお金とカードがなくなっていた。
翡翠は、警察を呼び「何を探しているの？」とつぶやき、割れたグラスを指さして「犯人は女の人です。泣き女。」そう言って、その場で意識を失った。
鐘場から、倉持殺害の容疑者は、空き巣の常習犯の男と、ストーカーのようにつきまとっていた男の2人。と聞かされた香月。
が、二人ともアリバイがあり、犯人ではなかった。
「犯人は女の人。」という翡翠の言葉が引っ掛かっていた香月は、翡翠に会う。
翡翠は、倉持以外にもこの10年で泣いてる女性に見られたという相談を受けており、その依頼者全員1年以内に亡くなっていた。
そのうちの2人が水滴の話をしていたのを聞いて、倉持にも水滴の件を聞いたという。
水滴と泣き女。
分かっているのに、不審に思われたくなくて、何も伝えられず助けられない。の繰り返し。
倉持を救えたはず。と謝る翡翠に、自分も「注意を払ってください。」と言われながら、救えなかったと後悔する香月。翡翠の話を信じた。
翡翠は、自分の霊力を利用して、香月に推理してもらい、犯人を突き止めて欲しい。とお願いする。
翡翠が言っていた「犯人は女の人。」の言葉に引っかかっていた香月。翡翠は、人が亡くなった時に見ていた光景が見えるのだ。
香月は、翡翠を警察に連れて行った。
しかし、翡翠が、霊視で犯人に見えた女性に似ていたが、根拠がないと警察に一蹴された。
霊視は立証できない。
香月は、翡翠に、霊媒で倉持の霊を降ろし、殺害された瞬間を見て欲しいと言う。
が、アシスタントの真が猛反対。以前も同じように殺人事件の被害者を降霊し、被害者の意識を心に強く感じてしまったことでうまくいかなかったことがあったからだ。
しかし翡翠は、「香月先生なら、倉持さんから何か聞き出せるかもしれません。」と、以前はいなかった香月の推理力を信じ、降霊をしてみることにした。
倉持の部屋で降霊することになった翡翠。
- 死を受け入れられていない倉持。
- 倒れてる。動けない。
- しゃがみこんでグラスの破片の中から、何かを探してる人の姿。
香月に、倉持の霊を降ろした翡翠は、キーワードを話し意識を失った。
香月は、これらをヒントにして推理。
翡翠の霊力を、どうやったら警察に信じてもらえるか？
香月の論理力で、事件解決へと導いていくーーー！！！
…というお話でした。
朝ドラ『あさが来た』の3人
ドラマの感想に入る前に、主人公の清原果耶さん、アシスタントの小芝風花さん、バディの瀬戸康史さん。
主要メンバーがみんな。朝ドラ『あさが来た』に出てた人たちですよね！
10月9日の『シューイチ』で、清原果耶さんと友近さんが、歳の差がある友達として共演してました。
どうして友達？と思ってたら、友近さんも『あさが来た』で主人公の世話係の役で出演してたのを思い出しました。
『あさが来た』好きだったんで3人が見れて嬉しいです。
今回の主人公・清原果耶さん、今回は特別な能力で孤独な人生を送ってきた、陰のある女性役。
ご本人は、『シューイチ』で見る限り、寿司では光り物が好きだったり、友達が友近さんだったり、渋めが好みの面白い人。ですが、はかなげな役が似合いますよね！！
ドラマ『ファイトソング』の元気過ぎる役は、あんまり似合ってないように思いました。
今回は、ハマリ役になりそうな気がする！！！
霊媒って言葉、久しぶりに聞いた
今回のドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』の、"霊媒"って言葉、久しぶりに聞きました。
世紀末にはよくこういった類の言葉はよく聞かれましたが、21世紀になってからは、あんまり聞かれないようになっていました。
1話の最後で、瀬戸さん演じる香月が「霊媒とは、生者と死者を媒介する存在」と説明してました。
霊能力者、とか、占い師とか、私はどういう区別があるのかさえ、分かってませんでした。
このドラマのおかげで、霊媒の意味を初めてちゃんと知ることが出来ました。
降霊する人、以前はテレビに出演してたりしてましたよね。
現代の陰陽師さんも『金スマ』に出てたと記憶があるんですが…。
今は、漫画や映画の世界ぐらいしか見なくなりました。
実在する人がテレビに出なくなっても、そういう創作物が人気になるってことは、みんな呪術とか霊力とか、そういう見えない力、好きなんですよね。きっと。
結界とか、呪文とか、お札とか。
新感覚推理ドラマ！
今回の霊媒探偵。翡翠！
オカルトドラマにありがちな、霊が乗り移る映像とか、幽霊とか、そんなんが出てこないです。
昔のドラマとかなら、そういう演出がありましたが、そういう見えないのを見えるように作る。ということをしていません。
だから、必要以上に怖がることもなく、降霊シーンも、降ろされた人をダブらせることもなく、清原さんだけが演じてます。
だから、ファンタジーに見えず。
降霊された翡翠1人だけの姿が、かえって、降霊してきた人を想像させます。
今回、論理力のある推理作家・香月が「論理を用いて現実へと媒介するお手伝い」をしてくれます。
ドラマの作り方も、ドラマを見てる人間がこの人が犯人だと思いつつ、どういういきさつなのかは、最後まで分からないように作ってくれてます。
だから、翡翠の降霊にヒントをもらって、香月と一緒に推理してドラマを楽しめます。
透明な悪魔の事件
冒頭に出てきた"透明な悪魔"の事件は、翡翠と香月が最後まで戦う相手なのかな？
翡翠の命が狙われてるって冒頭でも言ってましたし。
20代前半の長い黒髪の清楚美人。
被害者の特徴に、翡翠も一致してます。
この事件を追いつつ、他の事件を翡翠と香月のバディで解決していくドラマなのかな？
登場人物のキャラがはっきりしてる
1話は、どうなっていくのか、ハラハラしながら見てました。
降霊のシーンはお化けが出てくるのか。
怖いメイクとかになるのか。
色々期待してましたが、翡翠自体は何も変わらず。
そんなに怖がらずとも、見られるドラマです。
とにかく、主人公の二人が真面目！
小芝風花さん演じる、アシスタントの真さんの存在が唯一、明るい感じ！
ミッチーも、推理作家に捜査協力だなんて、ちょっといいかげんな刑事っぽくて好き。
田中道子さん演じる生真面目な刑事・雨野も、ミッチーとの対比で面白いです。
2話以降も、期待して見ていきます。
以上、『霊媒探偵・城塚翡翠』1話のあらすじネタバレ感想。でした。
