2019年9月13日にコナリミサトさんの漫画『凪のお暇』6巻が発売されました。
早速、6巻のネタバレ感想を書いていきます。
5巻までの感想はこちら。↓
6巻のあらすじ
季節は変わり冬。
大島凪は、坂本龍子から呼び出され、大手企業に転職出来たことを報告される。しかも彼氏まで出来ていた!
その彼氏とは、以前坂本さんをブラック企業に引き入れた大学の沖田先輩。沖田先輩も坂本さんに説得されて転職していた。
転職を抱き合って喜ぶ坂本さんに手首に、いつも身に着けていたブレスレットがなくなっていることに気づく凪。
坂本さんはブレスレットを忘れることが多くなり、それでもいいやと思えるようになっていたのだ。
ーーー人は変わっていく。
そう実感する凪も、うららちゃんのお母さん・みすずとのドライブも随分慣れてきて、大きな交差点の右折や、譲ってくれた人へのお礼のクラクションなど、スムーズにできるようになっていた。
また、スナックバブルのボーイのバイトでも接客がスムーズにできるようになってきた。
凪は、お暇の終わりを感じ始めていた。
しかし、そんな凪の様子を、みすずとスナックバブルのママは冷静に見つめていた。
2人はそれぞれ、変に慣れた態度を取る凪を心配していたのだ。
車の運転は慣れた頃に事故を起こすようになるし、何かに焦って達観したふりをし始めると大抵判断を間違える。
そんな自分は変わったのだと思い、焦っていることに気づかず、転職エージェントに頼み、仕事探しを急ぐ凪だった。
一方、凪と会うと胸がぎゅーんとなる現象が何かわからず、女友達のエリィに相談するアパートの隣人・安良城ゴン。
ゴンが好きだったエリィはそんなゴンに腹を立て、それが“恋”だとは教えてやらなかった。
ゴンは、これまで女の子が言って欲しいだろう思う言葉を言ってきたが、凪には自分が言いたいことを言っていることに気づく。
凪はゴンが変わってきていることに気づかず、ゴンが自分を褒めても本心から言ってないと思ってしまっていた。
凪の元カレ・我聞慎二は、やっと凪の連絡先をスマホから削除。
会社で同じ営業部の後輩・市川円からの猛アピールに押され、とうとう一線を越えてしまうのだった---。
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親戚の結婚式で上京する母に、突然あることを言われ焦る凪は、慌てて作戦を練る。
果たして作戦通りに事は運ぶのか??
友達に先を越されると焦る
すんなりと人生リセットさせてくれない感じの展開です。
坂本さんに、就職・彼氏と先を越され、一緒に喜びはするも、焦る凪。
気持ちわかるな~。
同じ立場にいたはずの友達が先に行ってしまうと、私もすぐに同じ位置行きたい!!って思ってしまうんですよね~。
何故か私も行けるはず!なんて、思ってしまうんです。
6巻の冒頭で、サラっと流れて行ってましたが、一番共感できる部分でした。
凪!気持ちわかるぞ!!
凪のペースでいいから、ゆっくり確実に納得できる道を見つけてほしいと思いました。
凪のお母さん・夕の話が出てくる
実写ドラマでは、片平なぎささんが演じてらっしゃる、凪のお母さんの夕。
今までは、凪から見た夕の話しか出てこなかったのが、6巻では夕の目線の話が出てました。
ドラマでは一人暮らしとなっていましたが、漫画ではおばあちゃんと同居していました。
凪はお母さんの夕が嫌い。夕もおばあちゃんが嫌い。母子ともに自分の母が嫌いなのが分かります。
めっちゃ自分に似てるから、凪はお母さんが嫌いなんじゃないのかな?と思いました。
実写ドラマでは9話でいちよ戦いを終えたみたいですが、漫画では決着がまだまだ先になりそうです。
ドラマよりもずっと母の闇が深い…。凪への執着心が半端ない!
閉鎖的な田舎暮らしから逃げたいと思ってるが、逃げられないことも分かってる。
夕の暮らしを描く中で私が一番ゾクッときたセリフがありました。
(実際に言ってるんじゃなくて心のなかでつぶやいてるんですが)
お母さんをちゃんとこの地獄から連れ出してね
なんと恐ろしい呪いのような願いでしょう…。
ドラマでもこのセリフでは描かれていましたが、漫画の絵はものすごく暗くて、怖かったです。
母との結末はドラマのようにうまくいくのか、不安だけが残りました。
慎二の行動が謎!
実写ドラマでは、凪が坂本さんを救出するのを手伝ったり、会社に来た凪をみんなの目の前で手をつないで連れ出したり、なんだかカッコいい素振りを見せる慎二ですが、原作の慎二はあんなに関わってこないし、カッコよくもありません。
特に、6巻の最後の慎二の行動が謎!!
親戚の子の結婚式で上京してきた母と対峙して泣きそうな凪の前に、いきなり現れた慎二。
どうするつもりなのか?実写ドラマのように凪を救おうとして出た行動なのか??
何を考えているのか分かりません!!
皆さんはどう思われるでしょうか?
これは是非とも読んでみて判断してほしい!!と思います。
凪のお暇6巻をお探しの方はこちら。↓
以上、『凪のお暇』第6巻を読んだ感想でした。