毎週木曜夜10時からフジテレビ系列で放送中のドラマ『ルパンの娘』。9月19日に第10話が放送されました。
前回の第9話は、桜庭和馬(瀬戸康史さん)から手錠をかけられ逮捕された三雲華(深田恭子さん)だったが、警察官に変装した円城寺輝(大貫勇輔さん)に逃がしてもらう。
事前に和馬は円城寺に逃亡を助けるよう頼んでいたのだ。
1年後。和馬は元警視総監の娘・橋元エミリ(岸井ゆきのさん)と婚約。華も円城寺からプロポーズを受ける。
今すぐ結婚はしないが、イスタンブールへ一緒に行くと決めた華は、空港に向かう途中3人組の男にさらわれた。犯人は女性ばかり連続して狙う誘拐犯だった為、犯人に似た男を見つけて後を追ってきた和馬に無事救出された。
翌日。
テレビのニュースで華を監禁した犯人たちの逮捕と、川沿いで焼死体が見つかったことが報じられていた。焼死体の名前は立嶋雅夫。おじいちゃんの偽装IDの名前だった。
第9話の感想はこちら。↓
あらすじ
河川敷で焼死体が発見された事件を担当する事になった和馬は、遺留品の中に、結納の日に会った華のおじいちゃん・巌(麿赤兒さん)が着けていたものに似たものを見つける。
そして監禁事件で華が名乗った“鈴木花”という名前で、華の勤務先を調べ、和馬は、証拠品を入れる保管袋に入った状態の、錠前ネックレスの写真を持って会いに行った。
和馬にお礼を言う華だったが、これ以上関わらない方がいいと言うのだった。
自宅に戻り華は、尊(渡部篤郎さん)、悦子(小沢真珠さん)、マツ(どんぐりさん)にネックレスの写真を見せる。もし巌のネックレスなら、マツが持つ鍵のネックレスで開くはず。
華たちは警察官に扮し、警察署からおじいちゃんの錠前ネックレスを見事盗み出した。その錠前は、悲しいことにマツが持っていた鍵で開いてしまった。
錠前はロケットペンダントになっており、中から和馬と華にそっくりな男女と一緒にもう一人男が映った写真が入っていた。
和馬にそっくりな男性は、若き日の和馬の祖父・和一(藤岡弘、さん)、華にそっくりな女性は若き日のマツ、もう一人の男性(柄本時生さん)が若き日の巌。3人は学生時代からの知り合いだった。
ーーーーマツは思い出を話し始めた。
60年前の昭和34(1959)年。
和一とマツはお互いの素性を知らず、恋に落ちた。
マツは“Lの一族”の娘で、和一と知り合った頃にはもう、悪人の家に盗みに入って、泥棒活動を始めていた。
そんな事とは知らない和一は、マツに「卒業したら結婚しよう。」と言っていた。
和一の剣道の試合が明日に控えたある日。事件は起こった。
和一に代わり、巌がマツを家に送っていくことになった。マツは家の近くで巌と別れ、暗い夜道に入り、一人になってすぐに悲鳴を上げた。
急いで駆けつけた巌は、右顎にアザがある男(浜田学さん)とすれ違った。
マツは路地で倒れ込んでおり、顔と手足に傷を負っていた。
話を聞いた和一が警察に言うように言ったがマツは拒否し、“Lの一族”の娘だと告白。そのまま和一とマツは別れることになった。
巌は隠していたマツへの思いを和一に明かし、マツを襲った犯人を必ず捕まえると言って和一のもとを去った。
マツが一人、大阪に拠点を移して生活をして数年が経った頃。Lの一族に婿入りするためにスリの腕を磨いて、泥棒の道に進むと決めた巌が現れた。
マツは、和一に顔が知られた上に、事件で顔に傷が残ったため、巌が傷を見るたびに事件を思い出さないよう、整形して今の姿になった。
1年前。
巌は家にいた和一の前に現れ、マツを襲った犯人を見つけたと告げ「警察の手に負えるような相手ではない。あの事件は俺の責任だ。俺が片を付ける。」と言っていた。
そして、孫娘と和一の孫がデートしているのを見かけたと報告。華と和馬のことだ。
巌が「結婚できるか?」と聞くと和一は「うまくいくわけがない。」と答えたのだった。
華と和馬の結納の時、巌がマツに和一とそんな話をしたのだと話してくれたという。
ーーー
マツは、華がダミーの家に和馬を連れてきた時に一目で桜庭家の人間だと気づいていた。顔が和一にあまりにそっくりだったからだ。
だからこそ、和馬が警察一家と知っても、華に協力的だったのだ。
巌が家に帰らなかったのも、マツの襲った犯人を捜すため。
今までの謎が解けて納得する尊。
マツを襲った犯人が、マツを襲った犯人。しかし、巌は犯人が誰かまでは教えてくれていなかった。
錠前ネックレスは巌とマツが盗んだもので、二人の結婚指輪の代わりだった。
尊は、このネックレスが盗品だという事が分かれば、亡くなったのが立嶋雅夫という人物ではなく、三雲巌と分かる。
その前に犯人はこのネックレスを盗み出そうとしたのでは?と話し出す尊。
実は、尊が警察の証拠品保管室からネックレスを盗み出す時、同じようにネックレスを盗み出そうとしていた人物を見ていたのだ。
てんとう虫3号で撮った映像に映っていた人物は、なんと橋本エミリ!
エミリは携帯で誰かと連絡を取り、ネックレスがないことを報告していた。エミリは犯人から指示を受けて盗み出そうとしていた。
その人物こそが、エミリの祖父で元警視総監の巻英輔(浜田晃さん)。
巻は退官した今も警察に強い影響力があり、巌が「警察の手に負えるような相手ではない。」と言っていたこととも一致する。
エミリと和馬も結婚も仕組まれたものかもしれない。
犯人は、60年前の事件を隠ぺいするために今でも人を殺す男。もし和馬が真相を明らかにしてしまうようなことがあれば、次に狙われるのは和馬。
エミリと和馬の結婚式は明日。巻英輔のもとに予告状が届いた。
ー花婿をいただく。60年前のケリをつけよう Lの一族ー
一方、和馬は、両親に最後のお願いだと言って、何かをお願いしていた。
結婚式当日。
巻英輔が指示し、式場は厳重な警備が敷かれた。巻英輔は、エミリに和馬の監視をし報告するよう指示していた。
式は始まった。
神父が和馬に「桜庭和馬さん。あなたは運命に従いますか?それとも乗り越えますか?」と尋ねる。答えられない和馬に質問を変える神父。
「あなた橋元エミリさんを本当に愛してますか?私にはあなたの運命の人が見えてます。」そう言うと神父は顔にかぶっていたマスクを取った。
神父は尊だった。
和馬の父・典和(信太昌之さん)と母・美佐子(マルシアさん)がLの一族の登場に驚き立ち上がる。
2階からは、泥棒スーツを着た華が何度も「かずくん!」と呼ぶ。巻栄一(加藤諒さん)が「Lの一族だ!」と声を上げると、華が2階から飛び降りてきた。
一気に取り押さえようとする警察官たち。
華は警察官を振りほどき和馬を盗み出し、仕掛けておいた脱出口から式場の外へ逃げ出した。
脱出口を見つけたのに、栄一はなぜか英輔をチラ見して追いかけない。
外には警察の護送車を装った車でマツが待機。Lの一族は和馬を乗せて逃げて行った…。
…というお話でした。
因縁がついに明かされる
やっとおじいちゃんたちの因縁が明かされました!
予想してた通り、桜庭家の和一と三雲家のおじいちゃん和一はつながってました!
ちなみに私が予想していた時の記事はこちら。↓
マツも結納の時に関わってるっぽい話をしてましたもんね~。
まさかマツがLの一族の娘で、巌が結婚するために泥棒になったとは思いませんでした!
深い愛に驚きました。
タイトルの『ルパンの娘』は、華のことだけじゃなくて、マツのことでもあったんですね!!
こんな深い意味があるタイトルだとは、このドラマが始まった時は思いもしませんでした。ただただ面白いよく分からない設定のドラマだなと思うだけでした。
すみません!!
ミュージカルの相手がまさかの美佐子
警察署から証拠品を盗み出すという緊張した場面で、華とマツが逃げ出すときにあろうことか和馬の母・美佐子とエレベーターホールで遭遇。
円城寺が音楽隊に紛れ込んで、美佐子に話しかけ注意をそらす…というところをミュージカルでやっていました。
いつも円城寺の相手は華の歌声で高音でしたが、今回は美佐子役のマルシアさんだったので、低いいい声のハモリでした。
マルシアさんが、レミゼラブルに出演されていてミュージカルに出演されていたのはしってましたが、なんせこのドラマの役どころが、ガチガチに堅い美佐子という人!
美佐子のガチガチのスーツ姿で、歌ったり踊ったりしてるのが違和感ありありで、めちゃくちゃ面白かったです!
それに、カッコよかったです!
あと1回放送があるみたいだし、もう1曲ぐらい歌ってくれたらいいのにな~。
警察役だし、もう無理かな?
おじいちゃんは生きてると思う
60年前、マツを襲ったのが元警視総監の巻英輔!前から何らかの意図をもってエミリと和馬を結婚させようとしているのは分かってたんですけど、まさか犯罪を隠すためだとは…!!
まぁ、現時点では尊の憶測ですけど。
Lの一族は殺してもいい!という謎の指示は巌を殺してもいいって指示だったのか?
マツと顔がそっくりな華を、マツだと思ったから殺せと言ったのか?
まだ巻英輔が何もこの事件について語っていないので、真意は分かりませんが、だいぶひどい奴ですよね??
おじいちゃん同士で何か因縁があるとはずっと予想してましたけど、まさか自分の罪を隠そうとして人を殺そうとしてるだなんて、思いもしませんでした。
おじいちゃんは焼死体となって発見された。となってますが、今回、結婚式の前の日の和一の前に誰かが来たのが一瞬映ってたので、これが巌おじいちゃんだと思うんです!
巌の手で巻英輔を捕まえてほしい!!
若き日の巌役が柄本時生さんっていうのもよかったですし、あの若き日の約束を是非巌に果たしてもらいたい!!
もし捕まえたとしてももう時効で罪には問えないでしょうけど、罪を認めさせることぐらいは出来るでしょうし。
捕まえてほしいです!!
エミリはどうなる??
お見合いの時から始まって、どうも本心が分かりづらかった橋本エミリ。最初から和馬の何がよくて好きになったのかがよく分かりませんでした。
けれど、前回の第9話で、和馬から指輪をもらって喜んでいた姿だけは本物のように見えました。
好きなのは本心だったんでしょうか?
来週の最終回でそこんとこも明かして欲しいです。
このまま二人の結婚話は破談となるのか?
そしてもし華と和馬の恋が叶うとしたら、やっぱり和馬が泥棒の道を選ぶことになるの??
それはないか…。
それか華がLの一族をやめて、真っ当に暮らすのかな??
どんな結末になるのか楽しみです。
以上、『ルパンの娘』第10話を観た感想でした。