毎週金曜夜10時からTBS系列で放送中のドラマ『MIU404』。7月17日に第4話が放送されました。
前回第3話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 伊吹藍:綾野剛さん…警視庁刑事部・第4機動捜査隊隊員。階級は巡査部長。志摩とバディを組む。404号車。8年間奥多摩で交番勤務。第4機動捜査隊として警視庁に呼ばれる。奥多摩の前に勤務していた部署はどこの短期間で、当時の同僚からは「足が速い。」としかいいところがないと言われる。
- 志摩一未:星野源さん…警視庁刑事部・第4機動捜査隊隊員。階級は巡査部長。伊吹とバディを組む。404号車。以前捜査一課にいたことがあり、所轄から桔梗の運転手を経て、第4機動捜査隊に異動となる。優秀な捜査官だったのに、どうして捜査一課を異動したかは謎。自分も他人も信用しない。
- 陣馬耕平:橋本じゅんさん…第4機動捜査隊班長。階級は警部補。九重とバディを組む。401号車。第1機動捜査隊にいたが、桔梗と一緒に第4機動捜査隊に異動してきた。上から目線な九重を怒る事もなく、余裕ある態度で仕事を教える。ガサツだが熱い人。
- 九重世人:岡田健史さん…警視庁刑事部・第4機動捜査隊隊員。階級は警部補。警察庁九重刑事局長の息子。キャリアで上から目線。陣馬とバディを組む。401号車。陣馬のやり方を冷めた目で見ていたが、知識はあるが経験が浅く、事件現場に行くと慌ててしまうところがある。
- 桔梗ゆづる:麻生久美子さん…警視庁刑事部・第1機動捜査隊と第4機動捜査隊の隊長を兼任。階級は警視。機動捜査隊を四部制を立案し、刑事部長の我孫子豆治に訴えていたのが通った。志摩と捜査一課で一緒に働いたことがあり、信頼している。MIUのことを発表する記者会見を映した動画がネットで流れ「美人過ぎる隊長」と騒がれても、顔で隊長になっていないと一蹴。幼い息子がいる。
- 我孫子豆治:生瀬勝久さん…警視庁刑事部・刑事部長。階級は警視監。桔梗にガンガン要求されるのを、気弱な態度で受け入れていると見せかけてしっかり条件をつけている。
第4話のあらすじ
銀座署管内で拳銃発砲による殺人未遂事件が起こった。被害者は元ホステスで今は会社勤めをしている女性・青池透子(美村里江さん)。
目撃者の話によると、被害者、容疑者とも行方が分からないとのこと。
被害者の青池が応急処置にに立ち寄った薬局へ志摩と伊吹が急行。店員の話によると、持っていたスーツケースに大金を持っていたらしい。
店員は病院に行くようすすめたが青池は「賭けてみます。今まで勝ったことないけど。」という謎の言葉を残していた。
防犯カメラで確認すると、お金は1億はあるように見えた。青池は防犯カメラを確認すると、カメラ目線で笑っていた。
陣馬と九重は銃撃現場に急行。目撃者によると銃撃は2発。男2人がいて、撃った男をもう1人の男が「撃つな。」と怒っていたという。そして青池には「金返せ!」と叫んでいたと証言した。
被害者の青池は、2年前の裏カジノ事件で逮捕された前科1犯。池袋にあった10億規模の違法賭博場が摘発され、客に上場企業の役員や官僚までいたという事件。
組対と所轄が住之江組の内部抗争の一環だという情報を掴んでいて、初動捜査をしていた陣馬と九重は現場から外された。
2年前の事件に関わっていた桔梗は、青池は逮捕されたが被害者でもあったと志摩らに話し始めた。
当時ホステスだった青池が客について行って知らぬ間にカジノに行き、借金を背負わされたこと。借金を返すためにカジノで働いていたところに警察が踏み込み、他の人と一緒に逮捕された。
執行猶予1年があけたのが昨年。
この時逮捕されたカジノの経営者は身代わりの人間。
実際のオーナーは通称・エトリと呼ばれる人物で自称実業家の40代男。逮捕されなかった。
桔梗は今回の事件もエトリが関係していると読んでいて、どこの組の人間が撃ったかどうかも分からないうちから住之江組の内部抗争というのは先走り過ぎだという。
伊吹は防犯カメラの青池を見てケンカを売ってるようだと見て「青池と話がしたい。」と言う。言いたいことがありそうだと見て、桔梗に捕まえたら事情聴取させてほしいと頼み、許可された。
一方、1億を持って逃げていた青池は、色んな所に血痕を残す。撃った男たちは必死に追っていた。
伊吹と志摩は、青池が出所後に一般企業であるPCショップで働いているという情報を聞きつけ、職場に向かった。
PCショップの同僚たちは警察を待っていた。
青池が男たちに追われ、会社の机の引き出しに入れていた大金と手作りのぬいぐるみをスーツケースに入れて逃げた一部始終を伊吹らに話した。
青池は大金を「汚いお金。見つかっちゃった。」と言っていたという。
社長にそのことを話しても、警察に通報するなと言われて同僚たちは怯えていたのだった。
青池が暴力団と関りがあったとは同僚たちは知らなかった。
桔梗は、2年前の事件でエトリを逮捕できなかったことで、捜査に協力してくれた女性・羽野麦(黒川智花さん)を今でもエトリから追われる生活をさせていた。
その羽野麦、通称・ハムちゃんが桔梗の息子の面倒を見てくれる女性だった。
ハムちゃんを普通の生活に戻すために桔梗は、エトリの関係があると思われるこの事件をなんとか解決したいのだ。
調べを進めるうち、PCショップが暴力団に買い取られていた企業だということが分かる。そして、その会社のお金を青池が毎月100万円ずつ自分の口座に移して横領しており、そのお金が1億に達していたことまで分かった。
暴力団がPCショップを通じて、マネーロンダリングしていたお金。そのお金を盗んでも警察に言うことができないのだ。
PCショップの社長が店に帰ってきて、またすぐに出かけるという不審な行動に出た。
伊吹と志摩が追いかけているうちに、青池の名前でタイ行きの飛行機の予約が入ったという情報が入った。
さらに、青池が乗ったと思われる空港へのリムジンバスも分かり、同じバスに青池を撃った男も乗り込んだのが防犯カメラ映像で分かった。
伊吹と志摩は無事、青池に会うことが出来るのか?
1億円は戻ってくるのか?
青池はエトリとつながっているのか??
土壇場で分かる人間の本性。
青池が言いたかったこととは??
4機捜が事件を深堀りしていくーーー!!
というお話でした。
桔梗の夫の話
桔梗の息子の面倒を見てくれていた、黒川智花さん演じる羽野麦が、2年前の事件の協力者だということが分かりました。
そして桔梗の息子の父親は、警察官ではなく飲食業をしている人で、事故で亡くなったのだということが分かりました。
私は勝手に、志摩の元相棒が桔梗の夫さんなのかと思っていました。
元相棒はもう亡くなってるというし、これまで見ていてもおそらく夫はいないだろうという想像は出来ていましたから、てっきり元相棒さんだと思い込んでました。
予想が外れました。
でも外れてよかったというか、警察の中に夫さんがいたら、志摩がやりにくいですよね~?志摩は桔梗さんが好きなわけですし。
伊吹が息子ちゃんのパパ候補になりたいと言ってましたが、どこまで本気なんだか。
志摩は伊吹の言うことをだいたいは聞き流すのに、桔梗に関わる話になると急にムキになったりして純情な感じを受けます。
他の事は冷めて見えるけど、桔梗のことだけは別!!なんでしょう…。
伊吹が、志摩と桔梗が二人で話しているところに割り込まないように気を遣ったりもしていて、本気でパパ候補なんて考えてないんじゃないかな~??と思います。
青池さんの演技がすさまじかった
今回1億円を持って逃げていた女性・青池を演じていた美村里江さん。
目が血走っていて怖いぐらいでした。
そんな青池に感情移入して助けようとする伊吹の姿も泣けました。
もっと笑顔の美村さんも見たかったな~。
伊吹本気で怒る
犯人確保の時に、拳銃を突き付けられた志摩が、落ち着きを払って銃口を指でふさぎ挑発しているシーンがありました。
直前で伊吹が助けて事なきを得ましたが、あとで志摩の胸ぐらを掴んで「ナメてんのか?」「お前死にてえのか。」と本気で怒りをぶつけていました。
志摩はごまかしていましたが、死にたいと思っている様子です。
伊吹の死にたい行動も驚きましたけど、いつもおちゃらけてる感じの伊吹が、本気で怒ってる姿も驚きました。
この人、命を軽く見る人は許せないみたいですね。
伊吹が死にたい願望を持っている原因は何なのか?も気になりますが、伊吹の怒るポイントも気になりました。
この相棒同士、それぞれ違う背景がありそうです。
前回、スタンガンを入っていた水のタンクに入れられそうになって、あんなに二人で慌ててたのに、志摩が自分から死ぬようなことをするなんて。
自分1人だったら死んでもいいって思うのかな?志摩。
何にせよ、第4話で一番印象に残るシーンになりました。
勝ったことないけど
完全ネタバレになってしまうので内容を言えないですが、今回の終わり方はスッキリしました。
おお!!やったね!と思いました。
青池の行動や思いは、色々物語中にヒントが出てたんで、なんとなく見てる途中で分かったんですけど、逃げ切った!!って感じでカッコよかったです。
全てキレイに納得できたわけじゃないですが、救われたところもありました。
またまた泣かされてしまいました!
このドラマには、毎回泣かされています。
内容は結構ハードでしたけど、面白かったです。
以上、『MIU404』第4話を見た感想でした。
全話の感想
全話の感想はこちら。↓
https://www.lovetv.site/entry/miu404-kansou1#全話の感想