NHKBSプレミアムで放送していた俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組『にっぽん縦断こころ旅』。
新型コロナ感染拡大の影響の為、4月17日放送分を終わりに放送が中断されました。
- 342日目、山形県2日目は山形市への旅(2014/6/18放送分)
- お手紙の内容
- 今回のルート
- 農作業していた方たちと話す
- 岩の下の岩にびっくり
- 一度は撮影を断られる
- 蔵王連峰を見る
- こころの風景
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
4月20日からは同じ時間帯で、これまでの名場面を振り返るプレイバック、再放送が始まりました。
BSプレミアムでは、2014年春の旅を朝版、とうちゃこ版と丸々再放送されています。
6月22日~6月26日までは2014年春の旅の山形県です。
いつ2020春の旅の放送が再開されるか分かりませんし、その再開を見逃さないようこれまでと同じ時間、こころ旅を見続けようと思っています。
2018年の秋の旅以降、このブログで『こころ旅』の感想を書かせていただいていますが、2014年の旅は正直あまり見ていなかった時期でした。
なので、今回のプレイバックで朝版、とうちゃこ版と丸々再放送が見れると知り、改めて見ていこう!感想を書いていきたい!と思います。
342日目、山形県2日目は山形市への旅(2014/6/18放送分)
2014年6月18日放送分の山形県2日目。
2020年6月24日・プレイバック放送は、シジミチョウのアップで始まりました。
前日のオープニングと同じ最上川の川辺ではありますが、前日よりは下流の長井市の最上川でオープニングでした。
お手紙の内容
お手紙は、山形市の66歳女性から。
こころの風景は、浄光寺の銀杏の木の思い出です。
山形県八日町(ようかまち)の浄光寺というお寺の近くで66年前に生まれ、10歳のころまで過ごしたお手紙の方。
いわゆる団塊の世代で、どこのお家も子だくさんで賑やかだったといいます。
朝から暗くなるまで寺の境内や墓地で遊び、腹が減れば墓前のお供え物をいただくという悪さもしたとのこと。
住職さんは、そんな子供のいたずらを見て見ぬふりをしてくれたのでは?
浄光寺のお庭に大きな銀杏の木があり、昔は盆踊りが盛大に行われ、地元のラジオ局が実況放送を毎年していたんだそう。
この銀杏の木に忘れられない思い出が…。
5歳のころ、紙芝居屋さんの水あめが欲しくて、お母さんの財布から5円か10円を取ったお手紙の方。
お母さんは体が弱いのに近所の漬物工場で身を粉にして働いているのを見ていたので、お金の大切さは分かっていたはずだったのに。
それがバレて怒ったお母さんに、夜中に銀杏の木の根元に置き去りにされたそうです。
暗いし怖いし声も涙も枯れるまで泣き続けたといいます。
しばらくしてお父さんが迎えに来ておんぶしてくれ、お父さんの背中の広さあたたかいぬくもりを今も覚えていて、そのあとは眠ったのか記憶がないとのこと。
おかあさんは優しい人だったが、二度と他人様のものに手を付けたりしないように、お母さんなりのしつけをしてくれたのだと思うと振り返っておられます。
ご両親は既に他界。
現在の浄光寺は立派なお堂が建ち、走り回った広場はなくなり、だいぶ様変わりしていると思いますが、銀杏の木は老木になっても健在だと思う。
正平さんに、思い出の詰まった浄光寺を訪ねて欲しい。
というお手紙でした。
お手紙を読み終えた正平さんは「俺もガキの時分ね、おふくろが岐阜県の大垣にいた時に、おふくろはそういうことが好きだったんだろうね駄菓子屋をはじめて、よくそれを取っちゃみんな友達に振舞って、ある日取っつかまってお灸を据えられたことがあります。柱に縛られて。そのお灸のあとが今でも残ってるんですよ。かすかに。」と言って左足の指を見せてくれていました。
ーー日焼けしてよく分かりませんでしたが、正平さんもいたずらっ子だったんでしょう!!
目に浮かびます。
あと、中学の時はお母さんの指輪を勝手に友達の家の質屋に持って行ったこともあったそうで、それは次の日に家のテーブルに指輪が置かれていたそうで、何も言えなかったという思い出話も披露していました。
悪いな~。
そんなこと考えもつかないでよ!。よく質屋に行くとか知ってるな~と感心します。
「みんな悪いことしたっす。俺たちの世代は。」
ですって。ホントかな~??
今回のルート
現在いるのは長井市。行くのは山形市。その間にとんでもない峠があるのでそこはバスで行こうということになりました。
トンネル2つ過ぎれば峠を越えて、元屋敷というバス停で降りる。という段取り。
まずは長井市役所前からバス輪行をしました。
峠2つじゃ大変ですもんね~!
バスの中から峠を見て「まあこれぐらいの坂は上がるけどね。」と強がったことを言っていました。
「結構坂じゃないですか?上ってったらね。」とツッコむスタッフさん。
「いやいや。こんなもんぐらいはね。我々クラス。ま、ずいぶん上がってきましたね。」と最初は余裕のコメントだったのが、最後は「ずいぶん上がってきましたね。」と弱気なコメントに変わっていました。
これは大変な坂道ですよ~。文句たらたら言ってたんじゃないかなぁ?
チャリオで上がってたら。
そしてトンネルを通過している途中で「これは危ないでしょ。自転車。よかった。」とやっと本音を言ってました。
農作業していた方たちと話す
元屋敷バス停で下車。
運転手さんにも手伝ってもらって、チャリオもバスから下ろしました。
到着した場所から集落が見えました。
「最初にどうしてここ住もうと思ったんだろ。いっぱいあるよ。」と集落の家々を見て不思議がっていました。
そして手前の畑を見て「お芋だ。」とつぶやく正平さん。
おじいさんがこっちを見てニコッと笑顔で手を挙げてくれました。
正平さんは奥にいたおばあさんの農作業ファッションに釘付け。「お母さんのカッコが素敵!」と言っていました。
おじいさんが「87歳にしてこれだ。趣味趣味。」と笑顔で年齢を教えてくれました。
「たいしたもんだ。俺なんかまだ小僧だな。」と正平さんが言うと、おばあさんが「私も86だ。」と返してくれました。
「87と86!」と正平さんが驚いていると「んだ。」と返してくれました。
正平さんは、キャベツも農薬を使わないで育ててるだろうから、虫食いが見たいと言って見せてもらうことに。
「ダメダメ。虫の穴だらけだから。」と止めるおじいさんに「その虫が見たいんだ。」と返す正平さん。
ご夫婦は大笑いしていました。
キャベツを見に行くと、本当に穴だらけ。
「まあ見事にやられちゃって!モンシロチョウいっぱいいるでしょ?この幼虫が食ったすよ。アオムシ。見るも無残に。お父さん言う通り穴だらけだ。」と嬉しそうに正平さんは言っていました。
カメラさんがキャベツのアップを撮ってくれていましたが、ほんとにボコボコの穴だらけ。
おいしいんでしょう!!きっと。
スーパーで買ってきてヒュッと時々虫が出てきたことはありましたが、なかなか売ってるやつについていることはないですもんね!!
畑にはその他きゅうり、なす、トマト、大豆。とうもろこしと種類豊富に育てられていました。
「なんでもあるわ。」と正平さんは感心していました。
「おっきな農家だったんだけんど、子供さ学校行ったらだんれもしてくれない。」と事情を話すおばあさん。
にんじんもあるそうです。
畑の見学を十分にした正平さんは、やっとその場を離れてチャリオに戻りました。
そして「朝ここまででしょ?なんにも自転車も何も乗ってない。」と笑う正平さん。
本当にここまでで『朝版』が終わりました。
正平さんとお話をしている間、ずっと笑顔で楽しく話をしてくださっていました。
優しいお二人で、見ていて癒されました。
岩の下の岩にびっくり
『とうちゃこ版』では、元屋敷のバス停からおよそ14km先の八日町を目指して出発したあとからのことが放送されていました。
出発してすぐにお食事処を見つけて、12時になるし食べるかどうか悩むチームこころ旅。
「もうちょっと走ろうよ。ここで食ったらやることなくなっちゃうじゃない。」と正平さんの一言でもうちょっと先まで走ることになりました。
大きな道路に出て、岩の下というバス停を通過。
「岩の下というバス停だけど、岩とはこれだな。一枚岩。」と左側を見る正平さん。
めちゃくちゃ大きな岩がありました。スタッフさんも「ワオ!スゴイっすね。」とびっくりした声を上げていました。
私も見てびっくりしました。
岩は緑に一部覆われていましたが、緑で隠しきれないほどめちゃくちゃ大きな岩でした。
岩の下のバス停を過ぎて走っていると、右側にお蕎麦屋さんが見えてきました。
が、そのまま走ることになりました。
民家がある道を走りだした時に正平さんが「なんか2つスルーしたら腹減ってきたな。」と言い出して、スタッフさんを笑わせていました。
一度は撮影を断られる
そして山形市長谷堂を走行している時に、スタッフさんがお食事処を見つけました。
ここでお腹が空いたのでお昼を食べようとなりました。
正平さんがお蕎麦屋さんに撮影許可をお願いしに来ましたが、そのお店は拒否。
仕方なく先に行くつもりでお店の前で休憩していたところ、中にいたお客さんの男性たちが別の蕎麦屋さんを教えてくれました。
「何コーディネーターになっちゃって。」と嬉しそうにツッコむ正平さん。
「せっかく山形宣伝してくれるって言うのにさ。このまま帰しちゃまずいでしょ。」と言ってくれました。
そんな話をしていたら、お店の方が出てきて「撮影しないなら食べてください。」とおっしゃって、「撮影したいんだ。」と返す正平さん。
お願いをしていたら、取材できることになりました。
お店の方から「温かいのがおいしいです。」とおすすめされ、正平さんは中華そばを注文。
運ばれてきたラーメンをまずつゆから飲む正平さん。「うまい!!」と言っていました。
これ、本当に美味しそうでした!!
食後、お店の前でお店の方2人と記念撮影。
何度も「ごめんなさい。」と謝ってお店をあとにしていました。
断られたのにずっと撮影を続けているのでなんでかな?と思ってたら、あとで許可がもらえたんですね~!!
お二人でやってる小さなお店だから、取材されてたくさん人が来ても困るんでしょう!きっと。
優しい方たちでした。
再出発し、民家の塀沿いにニホンカナヘビを見つけた正平さん。
「欲しいなぁ~。」と言っていましたが、担当ディレクターの西さんが代のヘビ嫌い!
正平さんと距離を取っていました。
正平さんはニホンカナヘビは飼ったら手からエサを食べてくれるようになると力説していましたが、西さんは近づこうとしませんでした。
実際『こころ旅』でニホンカナヘビを捕獲して飼ってる年がありましたよね~??
正平さんかわいがって、卵まで産んでました。
その時の旅の感想はこちら。↓
飼ったニホンカナヘビが出産したと言っていた回の感想はこちら。↓
蔵王連峰を見る
走ってる途中、右側に山々が連なっているのが見えてきて正平さんが「山が多分、新井さん蔵王だよ。蔵王連峰だよ。位置からいうと。」と言う正平さん。
カメラの新井さんが山を映してくれました。曇っていて雲が山に下りてきていましたが、キレイでした。
天気がよかったらもっときれいに見えたでしょう!!
Bカメさんがチームこころ旅越しに蔵王連峰を映していて、とても雄大に見えました。
こころの風景
山形市中心部に入っていく正平さんたち。
八日町にも入り、電柱に浄光寺の案内板も見えました。
矢印に従って行くとイチョウの木も見えて、浄光寺にとうちゃこしました。
門をくぐると両側に何本もツツジの木が植えられていました。
さらに中へ入ると右側に大きなイチョウの木がありました。
樹齢600年の大銀杏だそうです。
イチョウの木の前にベンチがあり、灰皿も用意されていてゴキゲンになる正平さん。
「ここに置き去りに…。」とお手紙の方の気持ちを思いやっていました。
正平さんが600年添え木も何もされていないことに驚いていました。
そして木の肌を触り、見上げていました。
とても大きくまっすぐ上に伸びたイチョウでした。
正平さんはベンチに座り、お手紙を読みました。
大銀杏からお堂が見えました。
が、お手紙の方がいた頃は盆踊りもしていたという広場の場所です。
現在の浄光寺は木もたくさん植えられていて寺の境内が華やいでいました。
明日は、鶴岡市への旅のプレイバックです。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。