BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023春、放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組。
2023年春の旅は、沖縄から始まって九州は宮崎、大分。
近畿は兵庫・大阪・京都。
北陸の福井・石川・富山・新潟と周って、最終週は山形です。
7月24日~7月28日、春の旅最終週の山形県です。
- 1201日目、山形県2日目は鶴岡市大山への旅
- お手紙の内容
- 復活した紅梅エキスで頭を…??
- 嫌な感じじゃない向かい風?
- ランチはカレーうどん
- チームこころ旅を先導するおじさん
- 山形自動車道をくぐり、羽越本線の電車を見る
- こころの風景
- 山形県の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
1201日目、山形県2日目は鶴岡市大山への旅
7月26日放送分山形県2日目は、前日の目的地・鶴岡公園内の荘内神社でオープニングでした。
荘内神社の手水鉢には、色とりどりの大きな花で埋め尽くされていて目にあざやか。
アジサイかな?
正平さんはまず、音声部のジョウベットウさんの手を引いてカメラの前へ。
「音声部のジョウベットウ。通称ベツといいます。昨日終わってから白状したんだけど、ベツ、ここで結婚式を挙げたそうです。奥さんが鶴岡。」
13~4年ぐらい前、『こころ旅』がはじまる頃に結婚式を挙げたんだとか。
前日には言わなかったそう。
「まぁ、おめでたいことです。でもこんなねえ!鶴岡、遠いところで。」と感慨深い感じの正平さん。
「ちなみにまだ一緒にいるんですか?」とベツさんに質問。
ベツさんは「はい。」と答えていました。
前日のお手紙の方も、荘内神社で結婚式を挙げたと書かれていました。
縁結びの神様のようです。
お手紙の内容
今回のお手紙は、神奈川県横須賀市の82歳男性から。
こころの風景は、山形県鶴岡市大山町の、母を見送った田んぼのあぜ道 です。
東京で土建業を営んでいたお手紙の方のお父さんは戦時中の昭和18年に41歳で他界。
末っ子で三男坊のお手紙の方が3歳の時です。
追い打ちをかけるように戦争が激化。一家が住む東京中野にもB29が飛来し、焼夷弾を投下するようになった。
焼夷弾が落ちると辺り一面は焼き尽くされてしまう。
空襲警報が鳴る日が、日を追って多くなっていったそう。
お母さんは危険が迫ってきたこと、お父さんが亡くなったことで止む無く家業の土建屋をたたみ、親戚がいる山形県大山町に疎開することになりました。
不安だった疎開先の山形の大山町は、親戚の人たちをはじめ周りの人たちが、思っていた以上に優しく親切にしてくれたとか。
この町は静かで落ち着いて心が安らいだが、何よりよかったのは、ここでは空襲警報のサイレンに怯える必要がなかったこと。
やがて戦争が終わり、ようやく東京に帰れると思っていたが、空襲で家が焼かれ、帰っても住む家はなし。
お母さんは、なんとか東京に戻るすべないかと、頻繁に山形と東京の叔母さんの家を行き来。
一度東京へ行くと2~3週間、長い時には1か月以上戻ってこない。
列車は羽前大山駅を出ると、まもなくして多くの田んぼがあるひらけたところに出る。
この田んぼの一角に、お手紙の方とお兄さんが待つあぜ道があり、ここでお母さんが乗った列車を待つのです。
お母さんは列車に乗り込み、座席に座れるとすぐに窓を開けて、田んぼのあぜ道にいるお手紙の方たちに一生懸命手を振ってくれるのです。
でも時々座れない時があり、お母さんの姿が見えず寂しい思いをして家に帰る。
それからお母さんは、座れない時は、窓側の人に頼んで窓の外に白いハンカチを垂らしてもらうようにしていたそう。
それを見てお手紙の方たちは、白いハンカチの向こうにいる姿が見えないお母さんに夢中で手を振るのです。
そして、ヒラヒラと風にはためく白いハンカチが見えなくなっても、なお列車が走り去ったあとの線路をいつまでも寂しい思いで見ていたことを覚えているお手紙の方です。
このあぜ道があったところは、列車が羽前大山駅を東京方面へ出発するとまもなく、右手に田んぼが大きく広がって、あぜ道がたくさんあるなかの一つだったところです。
…というお手紙でした。
羽前大山駅の駅近くの、列車を見送る田んぼのあぜ道。
70年以上前です。
復活した紅梅エキスで頭を…??
「これを撮って欲しい。」と正平さんが指さしたのは、古くてかたちが悪い木。
木の幹は裂け、その割れ目から別のシダなどの葉が生えていて、上の方には枝が伸び、枝の先に青々と葉が出ていました。
木のそばにあった説明文によると「天保年間に鶴岡城に植えられてた木。残念ながら平成17年に老齢のせいで倒れたが、翌年には新しい枝が伸び始める。数年後には、とうとう可憐な薄紅色の花が咲いた。」という紅梅の木。
正平さんは「いっぺん朽ちて死んだやつ。スゴイ!俺もだから死んだらちょっと様子見てな。むくむくと起きてくるか分からん。オラ好きだこれ。本当に。やんなっちゃう。中にシダだとかいろんなの取り込んでさ。頑張ってね!」とめちゃくちゃ気に入った様子。
監督さん「その木のエキス頭にぬったらどうっすか?」
即座に「シバくぞ。」と返す正平さん。
「今日ケンカ売りよったな、あいつ。」とニヤリ。
「よし!塗るから生えんかったら責任とってや。そんなん言われたん初めてやわ。」
木を触った手で頭をなでる正平さん。
「…花咲いたらどうすんねん!梅のかわいい花咲いたら。監督今日俺にケンカ売った!よーし!」と意気込むと、「怖いよ!」と返すスタッフさんでした。
これには笑った!
なんだかんだで仲良しのチームこころ旅です。
嫌な感じじゃない向かい風?
雨が降りだすなか、まずは羽前大山駅に向け出発しました。
公園を出て歩道を右折。
途中、だだちゃ豆ののぼりが立っている前を通過。
監督さんが後ろから「向かい風ですけど、今のところ嫌な感じじゃないですね」と声をかけます。
正平さんも「うん!」と言ってたのに、すぐに「嫌な感じだよ。耳でゴーっていってるもん。」と訂正してました。
今回の監督さんとは、朝からバチバチです。
ランチはカレーうどん
雨がしっかり降ってきました。
「気持ちのいい雨だけどな。」と本音を漏らす正平さんです。
雨宿りも兼ねてランチのお店へ。
正平さんは、カレーうどんにごぼう天をトッピングしたものを注文。
きつねじゃないんですね~。
運ばれてきた時に「やっと来た!」と喜ぶ正平さん。
ちょっと待ったのかな?
お店の方も「遅くなってごめんね。」と言ってました。
正平さんは、薄い色のシャツを着ていて「さぁ!皆さんハネがどれくらい跳ぶか、見といてください!」と爽やかに言います。
おいおい!!
「衣装部にまた怒られまーす!ごぼう天だよ。九州を思い出すな~。」と言って食べていました。
カレーうどんの具には、豚の脂身が入っていて「豚の脂身!おいしー!うめえや。」と美味しそうに食べてました。
食べている途中、お店の方が「正平さん!ファンですのでどうぞ。」とブルーベリーのお菓子を差し入れてくださいました。
お店の方は「昔から大好き。」とのこと。
正平さんのファンがいらっしゃいました!!
「ありがとう!」とお礼を言う正平さん。
食後。
お店の方と握手をしてお別れしていました。
山形2日目のランチはカレーうどんでした。
…とここまでが『朝版』です。
『とうちゃこ版』では、荘内神社の飾りつけをゆっくりと紹介していました。
『朝版』で手水鉢が花で埋め尽くされているのは映っていました。
が、境内にはそのほかに、風鈴なども飾り付けられていたり、ベンチを置いてそのそばにアジサイが集められていたりと、美しく飾られていました。
お手紙を読み、羽越本線で当時東京へ向かうにはまず新潟方向へ乗ったのでは?と監督さんは推測。
羽前大山駅から西側の田んぼが広がっているあぜ道を目指す。
チームこころ旅を先導するおじさん
羽前大山駅を目指して出発。
住宅街に入ると、目の前をおじさんが乗る自転車が走っていました。
正平さんたちが行く前に、しばらくずっとおじさんが先導する形になっていました。
しかし、叔父さんは途中で左折。
正平さんたちは直進だったのでお別れ。
「バイバイ!おじさん。」と一度も振り返ることがなかったおじさんに背後からお別れを言った正平さん。
おじさんはきっと、後ろにチームこころ旅が続いて走っていたことに気付いてなかったでしょう…。
ちょっとだけ6人になったチームこころ旅。
面白かったです。
山形自動車道をくぐり、羽越本線の電車を見る
山形自動車道の高架下を通過。
強い向かい風を受ける正平さん。上着が風でなびいていました。
畑のあいだの道を抜けると、今度は田んぼ。
風の音が大きく聞こえて「うわ!」と声が上がる正平さん。
目の前を電車が通過。
羽越本線。よく見えました。
こころの風景
踏切が見えて、右斜め前に駅が見えました。
羽越本線栃屋踏切を越え、駅方面へ右折。
線路沿いの住宅街を走ると、羽前大山駅に着きました。
無人の駅舎の中に入り、村上方面の時刻表を確認。
まちなかではなく、田んぼを目指して駅を出ました。
住宅が並んでいて、このあたりのどこかにお手紙の方たちご家族が疎開していたんだろう。と話しながら田んぼへ向かいました。
景色がひらけ、田んぼが見えてきました。
田んぼのあいだの道に入り、羽越本線が見える場所を探します。
お手紙の方ごきょうだいは、いったいどこから列車を見たんでしょうか?
正平さんたちは、列車が見える位置はどこか?何か所か移動してさがしました。
「画角的にどうえ?」と京都弁でスタッフさんに聞く正平さん。
監督さんのOKが出ました。
線路のカーブがキレイに見える、田んぼのあぜ道。
ゴーと風が吹き抜けます。
正平さんは、あぜ道に線路に向かって座りお手紙を読みました。
お手紙を読んでいる途中で、列車が左から右へ走り抜けていきました。
手紙を持ち上げてる正平さん。
「誰かハンカチ振ってたぞ。見えた?ジュン。」カメラマンさんのジュンさんに笑顔で聞きました。
「白いハンカチ…。」ジュンさんも見えたんでしょうか?
正平さんは手紙の続きを読みました。
巻き戻して列車が通過するのを確認すると、うしろの方の車両の窓に白いのがあったような…。
気がします。
お手紙を読み終わった正平さんは「多分こういうところから見送ったんだよね。だいぶ見えなくなるまで見れる。ここでは。」と改めて当時の風景は70年前とあまり変わってないのでは?と推測して終わっていました。
お母さんを見送ったあぜ道。
次に走り抜けていた列車には、白いのは見えませんでした。
長く列車を見送れる場所。
きっとお手紙の方が見送った場所はこのあたりだったはず。
天気が曇っていたせいか、切ない空気が漂っていました。
山形県の旅でめぐる町
山形県の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
- 7月25日…鶴岡市
- 7月26日…鶴岡市大山
- 7月27日…中山町
- 7月28日…春の旅最終日
の放送予定です。
次は、中山町への旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!