BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023秋、放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
www4.nhk.or.jp
- www4.nhk.or.jp
- 1231日目、山口県4日目は下関市への旅
- お手紙の内容
- ニホンミツバチのはちみつ
- 中山神社のなかにある愛新覚羅社
- 雄大な土地を走るチームこころ旅
- オクラ畑
- こころの風景
- 山口県の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
2023年秋のルートは、北海道から始まり、東北の青森、秋田。
跳んで山陰の鳥取、島根、山口。
ラストは、九州福岡でゴールです。
1231日目、山口県4日目は下関市への旅
11月24日放送分山口県4日目は、下関市の深坂(みさか)溜池でオープニング。
近くのクレー射撃場から「パーン!」という音が鳴り響いていました。
鳥たちと犬の鳴き声も聞こえて、にぎやか。
今回は見れませんでしたが、ここは白鳥の湖だそうです。
お手紙の内容
今回のお手紙は、札幌市の76歳女性から。
こころの風景は、綾羅木(あやらぎ)海岸での友との別れ です。
お父さんの転勤で、4歳の時に北海道から下関市綾羅木に移り住んだお手紙の方。
幼稚園、川中小学校と8年間通ったそう。
社宅の近くには海水浴場があり、夏にはお父さんに連れられて、弟さんと一緒に泳ぎに行っていたといいます。
キレイな海で、沈む夕日はとても美しく、深く心に残っているそう。
6年生の12月。
お父さんが亡くなり、お手紙の方家族は、父母の故郷・北海道に、卒業式を目前に帰ることに。
3月のはじめ。
友人たちが海に行ってお別れをしようと言ってくれ、みんなで綾羅木海岸に。
その日はお天気がよく、波も穏やか。海がキラキラしていたとか。
波打ち際で波が引いた砂に、それぞれのお別れの言葉を書く。
次の波が来る前に急いで読んで、また書いての繰り返しをし、時を過ごしたそう。
そして最後に、「浜辺の歌」を大声で歌ったみなさん。
父の死、友との別れ、北海道での生活の不安。
子ども心に、切ない悲しい別れだったことを思い出す。
あれから65年が経ち、2011年からこころ旅を見ているお手紙の方。
山口県を通られるたび、お手紙を出そうか迷っていたそうですが、今回は今しかないと感じお手紙を出されたそうです。
もしよければ、友と別れた綾羅木海岸で、「浜辺の歌」歌ってほしい。
近くにある中山神社の境内でもよく遊んだそうです。
…というお手紙でした。
「大変だったね、小学校でね。早くにお父さん亡くして。卒業式前にして帰えんなきゃ、帰るというか、会社もお父さんいないんだから。北海道帰って…。」とお手紙の方に寄り添う正平さん。
本当に、大変だったと思います。
社宅だとすぐに出て行かないと行けなかっただろうし、保険も使えなくなるから病院もいけないし。
すぐに色んなことを決めて引っ越さないと行けなかったんだろうと思います。
私も幼稚園の時に父を亡くして、持ち家でしたけど父は下に弟が二人いて、母はそのまま家にいられないと思って、私たちきょうだいを連れて家を出ました。
私も突然幼稚園をやめて引っ越すの、嫌だったな。
そこで引っ越していった先でも4年も住まず、また引っ越して。
小さい時の引っ越しは、自分を形成している段階だから、自分を崩されるようでとても切ない。
でも、私は何回か引っ越して最終的に住んだところで学校にもすぐに慣れ、引っ越してよかったと思ってます。
引っ越したくない!友達と離れたくない!と引っ越す前は悲しかったけど、友達は新しい場所でもすぐに出来たし、私は親に引っ越してもらって感謝してます。
話を戻して。
正平さんは、地図ですぐに綾羅木を見つけていました。
その上の水が、スタート地の溜池。
ニホンミツバチのはちみつ
出発前に駐車場で話していると、近くのお店「Beeカフェみさか」から「お疲れ様です。」と女性の声が。
お店はお休みでしたが、ニホンミツバチの蜜しぼりをしている、とのことでした。
正平さんはすぐに興味を持ち、蜜しぼりを見せてもらうことに。
お店の奥に行くと男性がいて、ハチの巣箱を見せてくれました。
女性は、今日採れた巣蜜を見せてくれました。
養蜂家の方しかなかなか触れない蜜。
基本、巣箱の上の段から蜜を絞っていくらしく、上から下に巣をつくるので、上から切って下の箱を足す。
重箱式のハチミツの作り方をしているんだそう。
説明をしていると、ミツバチさんたちの近くに黄色スズメバチが寄ってきました。
「ちょっとやっつけていいですか?」と女性がハエタタキを持ってスズメバチをやっつける。
スタッフさんが「大丈夫なんですか?」と心配していましたが、女性は何の防備もせずハエタタキ一本で応戦。
塀の上にいたスズメバチを一発で仕留めていました。
スゴイ!!!
カッコいい!
敵を倒して安心したところで、巣蜜をスプーンですくって正平さんにくれた女性。
蜜を口に入れた正平さんは「うわ!濃い!」と表情を変えます。
養蜂家の男性は「僕らいつもこれ毎日食べて。もう85になるけど、木に登りますからね。」とハチミツが健康の秘訣だといいます。
「これだからじゃないでしょ?お父さんが元気なんでしょ。」とツッコむ正平さん。
すかさず女性が「いやいや、ハチミツパワーです。やっぱり免疫が上がるんですよ。ニホンミツバチって。けがは治せないけど、病気はしないです。」
男性も「骨がかたくなるね。これは。」
骨密度が低いと言われてる正平さんは「これやらなきゃ。」と言います。
話しているうち、養蜂家の女性もお手紙を出していたことが判明。
偶然外に出たら、正平さんと会ったと喜んでらっしゃいました。
ハチさんは蜜をもって巣箱に帰り、中で口移しで蜜を運ぶんだそう。
養蜂家の方は、正平さんに巣蜜を分けてくれました。
「ありがとう!来てよかったね。ここへ。」と大喜びする正平さん。
女性も、正平さんが来てくれて大喜びでした。
「いってらっしゃーい!」と大きな声でお見送りしてくれる女性。
正平さんも「貴重なもの、ありがとうね!」と言って出発していました。
『朝版』から楽しい面白い、ためになるものを見せてもらいました。
…ここまでが『朝版』です。
中山神社のなかにある愛新覚羅社
『とうちゃこ版』では、『朝版』では紹介されていなかった、お手紙の最後の方を放送していました。
お手紙の方が遊んでいた中山神社は、ラストエンペラーの弟君、溥傑さんを祀っている「愛新覚羅社」があるそうです。
溥傑さんと日本の皇族・嵯峨浩さんがご結婚され、二人の女の子が誕生したお話をドラマを昔見たことがあります。
溥傑さん役が竹野内豊さんで、浩さん役は常盤貴子さんが演じてらっしゃったのを覚えています。
そのドラマとは別の番組だったのか…?
二女の方が、旦那さんと愛新覚羅社におまいりしている映像も見たことがあります。
ドラマの中ではなく、本物の娘さんが登場していました。
愛新覚羅社は、下関市にあるんですね!
知らなかった。
雄大な土地を走るチームこころ旅
話を戻して。
養蜂家の女性に「いってらっしゃーい!」と元気に見送られたあと、下り坂を下りて行く正平さんたち。
カーブをゆっくりと下り、ずっと音が聞こえていたクレー射撃の看板前も通過。
左側にあった水面に、カモが泳いでるのを発見した正平さん。
正平さんたちに見られて木の下に逃げていく鳥たち。
「隠れてるつもりなんだな。」と言って、しばらく動き回っている様子を観察していました。
本当、正平さんは生き物を見つけるのが早いですね!
スーッと通り抜けてしまえば気づかないと思うのに、よく見てるな~といつも感心します。
次は、田畑のあいだの道へ。
正平さんたちが走っているのを、遠くからBカメさんが撮影。
田畑があって、遠くに家々が並んでいて。
雄大な景色でした。
畑越しに、遠くにビルが見えてきました。
新幹線の新下関駅近くの風景です。
オクラ畑
住宅街を走り、日陰でバッテリーを交換するために休憩。
そこから見える畑に何が植えられているか?
正平さんは「アスパラ」と言っていましたが、スタッフさんが近付いてよく見ると、オクラでした。
高く茎がのびて、てっぺんにオクラが生えていました。
正平さんは「オクラの花!オクラがこういうなり方。オクラ畑。へー。」と感心していました。
オクラって高いところになるんですね!
知らなかったです。
こころの風景
住宅街の道を走り、お手紙の方が通った川中小学校の前を通過。
幼稚園も近くにありました。
お手紙の方。テレビの前で懐かしくご覧になってるでしょうか?
そして住宅街の細い道を通り、綾羅木第3踏切の前でストップ。
踏切前のお宅にいらっしゃった男性に、正平さんは「もう海岸近いですか?綾羅木海岸。」と質問。
あと1キロぐらい。と教えてくれ、近くに中山神社があるとも教えてくれました。
間違いない!!!
教えられた通り進むと、中山神社参道と刻まれた石柱を発見。
チャリオで進みます。
まっすぐに伸びた住宅街の道。
参道の先に、中山神社に着きました。
チャリオを降りて境内を歩き、愛新覚羅社をさがすことに。
溥傑さん、浩さんご夫婦、先に亡くなられたお二人の長女さんが眠っておられます。
正平さんは「突然邪魔してすみません。」とご挨拶。
お手紙に書かれてあった通りにおまいりを済ませました。
愛新覚羅社が見られるなんて!!
溥傑さん浩さんご夫婦、娘さんたちのドラマを見ていたものですから、本物をテレビ越しに見れて、感動しました。
満州の皇帝の弟と、日本の皇族の結婚。
菊が植わっていて、天皇家を思わせるものなのかな?と思いました。
神社の方に見送られ、神社を出発。
次に目的地の綾羅木海岸にとうちゃこ。
砂浜を見つめながら、正平さんは「ここへ砂に字書いて、さよならとか元気でねとか会おうね。とか書いたんだろうな。」とお手紙の方の思い出に寄り添います。
実際の砂浜を見て、正平さんが砂に描いたであろうメッセージが想像すると、テレビの前のこっちまで、お手紙の方と見送る友だちの悲しさが見えるよう…。
切なくなりました。
せめて卒業式まで…。
小学校って、卒業式が遅いんですよね。
それまでは居られなかったんだ。
キラキラの海も見れました。
偶然、砂にドラえもんとアンパンマンを描いてあるのを見つけた正平さん。
消えないよう、踏まずに通過しました。
正平さんは砂浜に座り、お手紙を読みました。
お手紙を読み終わった正平さんは、「何回も言うけど、穏やか過ぎるぐらい穏やかや。ええ、これで山口県が終わって、あと最後の九州へ。来週。博多。博多というか福岡行きます。今週はいいお天気でした。ありがとう。」と締めの言葉。
そして、リクエスト通り「浜辺の歌」を歌いました。
「あした浜辺をさまよえば 昔のことをぞしのばるる 風の音よ雲のさまよ 寄せる波も かいのいろも…」
海岸に着いてからずっと、じわっと来てましたが、最後の正平さんの「浜辺の歌」で涙が出ました。
離れたくなかったんだろうな、お手紙の方。
仕方ないけど。
お父さんが亡くなっただけでも悲しいのに、友達とも離れないといけない。
きっと、中学生になったら何をする…とか、話していたはず。
こんなことになるとは思わずに。
小さい時の生活の激変は、キツイですよね。
でも、きっと今は幸せなはず!!
キラキラの海を懐かしく見てるはず。
と、かなりお手紙の方に感情移入してしまいました。
とても美しい海の風景と、正平さんの素敵な歌をありがとうございました。
山口県の旅でめぐる町
の放送でした。
次週は、最終週。
福岡県の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!