BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023秋の放送は、今週で終わりです。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
www4.nhk.or.jp
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- 1232日目、福岡県1日目は福岡市への旅
- お手紙の内容
- 琴大進さんとお話をする
- 志賀島へ!
- お手紙の追伸
- 速い自転車にツッコむ正平さん
- 向かい風でみんなを励ます正平さん
- おじさんと正平さんとネコ
- こころの風景
- 福岡県の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
2023年秋のルートは、北海道から始まり、東北の青森、秋田。
跳んで山陰の鳥取、島根、山口。
今週福岡でラストです。
1232日目、福岡県1日目は福岡市への旅
11月28日放送分福岡県1日目は、福岡県福岡市の西戸崎旅客待合所でオープニングでした。
正平さんは「無茶苦茶寒い。なんでこうなるかってくらい。9℃しかなかった。寒いっす。いっぺんで12月の中旬かなんかになったって。…そんなことじゃなくて…みんな、最終週だよ。今年の。20週目か。20週目です。どこいくのか?最後まで頑張るぞ!」
とごあいさつ。
博多の街が海の向こうに見えました。
お手紙の内容
今回のお手紙は、福岡県新宮町の52歳男性から。
2年前・2020年。
大阪から福岡へ転勤が決まり、自宅の引越作業も落ち着き始めた3か月後。
突然立ち上がることも歩くことも出来なくなったお手紙の方。
緊急搬送され検査の結果、腎臓がん。全身に転移。いわゆるステージ4。
「余命半年」と宣告され、また背骨にも転移。下半身不随で「寝たきり」も避けられないとのこと。
まだ50歳人生半ば。
新天地の仕事に期待と希望を抱いているなか、人生が一変。
当時コロナ禍での入院で面会も出来ず。このまま病室で最期を迎えるのかと毎晩ひとり涙を流す日々。
病室で思い出すのは、引っ越し直後に時間を見つけて妻と愛犬3人でドライブした海の中道からの志賀島一周のドライブ。
道路の両側には、キラキラと海が輝き、遠くには福岡市内の眺望。それは美しいものだったとか。
ドクターはじめ多くの皆さんのサポートのおかげで、奇跡的に今も自宅で治療を続けているそうです。
ただ、下半身は動かず車いす生活だが、もう一度あのドライブを目標に、リハビリで自動車の助手席への移乗の練習を繰り返したそう。
その甲斐もあり、先日念願のドライブに妻と二人で行くことが出来たお手紙の方。
天気は快晴。
残念ながら足の不自由なお手紙の方は、階段の上の境内から眺望を見ることは出来ず。
車の助手席から美しい情景を想像していたといいます。
改めて、どんなことも諦めないことが大事だと思っている。
そしてこの2年間。
何の不平も言わず献身的に介護してくれた妻には、感謝以外の言葉は見つからない。
帰りは自然と目が潤み、抑えることが出来なかったそう。
ぜひこの素晴らしいコースを自転車で走ってください。
そして志賀海神社からの眺望を見せていただけないでしょうか。
まだまだ諦めず、前向きに精いっぱい生き抜きます。
…というお手紙でした。
監督さんによると。
実際志賀島一周するのは厳しいので、志賀海神社に行って海の様子を見よう。
ということになりました。
琴大進さんとお話をする
船を待つ間、海辺に相撲取りの方を発見した正平さん。
佐渡ヶ嶽部屋の力士さんでした。
船で福岡の街に移動するとのこと。
正平さんと並んでみると、体格の違いが一目瞭然!
琴大進さんというお名前でした。
琴大進さんたちが乗る船が近付いてきて、色んな乗客の方たちが船に乗る前の準備をしていました。
なかでも正平さんがひとり興奮していたのは、抱き合っていた外国人の男女。
スタッフさんが放送していいか?の許可を取るために話を聞いてみると、息子さんを見送る家族でした。
想像と違ったのか、正平さんは「あらー親子だった。色んなあるね!港は。」とちょっと残念そうでした。
そして、船が出港していき、その舟に向かって「琴大進バイバーイ!」と手を振ると、船の甲板に琴大進さんが出てきて、正平さんたちに手を振ってくれていました。
船の中から、外国人の方たちも手を振ってくれていました。
色んな思いがあって、みんな船に乗っていくんだな~。
ちょっとした距離かもしれませんが、物語があるんだと思いました。
正平さんたちは、船を見送ってからチャリオに乗って出発の準備。
出発の前に正平さん。
「お知らせです!これ言っといてくれって言われたんです。あのこの番組の最終日。12月1日なんですって。4Kはそのままやってる。でBS101って。ようわからねー。とにかく引っ越しです。やってることは一緒です。以上です。」
と最終日はBS101にチャンネルが変わるとお知らせしてくれました。
やっと宣伝してくれました!!
ほかの番組『英雄たちの選択』『美の壺』などは、出演者の方たちがチャンネルが変わります。とその人たち自身が話しているのが放送されていました。
が、『こころ旅』は、番組の合間の告知では変わると言っていても、正平さん自身がチャンネル変更のことを言ってなかったので、もう今年で終わるんだと勝手に勘違いしていました。
だからこそ、今年までに手紙を書いておかねばと必死になって書いたんですが、ボツでした。
それはしゃーないですが、やっと正平さんが宣伝してくれ、まだまだ来年もやってくれるんじゃないか?と期待が出てきました~!
志賀島へ!
宣伝が終わり、チャリオに乗って志賀海神社を目指して出発。
案内標識に志賀島の地名が出てきました。
矢印に従って右折。
走っているうちに息が上がってきた正平さん。
駐車スペースのあるところでストップ。
休憩に入りました。
すると駐車場から入れる木のトンネルがあり、歩いていくと浜があり、海越しに福岡ドームが見えました。
お手紙に書かれてあった、福岡市内の眺望です。
福岡ドームといえば、私、1999年のチャゲアスのカウントダウンライブに行きました。
懐かしいですねー!
話を戻して。
ドームと、福岡タワーが見え、右側を見ると目的地の志賀島も見えました。
風が強くて、走るだけで息が切れる正平さんたちですーーー。
…ここまでが『朝版』です。
お手紙の追伸
『とうちゃこ版』では、お手紙の追伸が紹介されていました。
お手紙の方の奥様から。
お手紙の方は、今年8月。53歳で亡くなったそうです。
最後の2週間は意識が戻らず、言葉を交わすことが出来なかったとか。
優しくて大好きな主人ともう一度志賀島をドライブしたかった。
と、気持ちを吐露されていました。
そして、お手紙の方と重ねて正平さんに、代わりに景色を眺めてほしい。
きっとご主人も喜ぶと思う。とのことでした。
うーん。
2年前と書いてあったのが気になってたんです。
昨年秋に出したとは書いてあったけど。
そうですか。
今年の8月まで頑張ってらしたんですね。
じゃあ、春の旅はご覧になっていたはず。
楽しみされていたことでしょう。
正平さんは「こーれは、行くけどさ。行かな!ここに、まだまだ諦めずに前向きに精一杯に生き抜きますって。書いてすぐ。今年8月亡くなってる。」と何とも言えない様子。
そして「これでも、半年って言われたけど3年は持ったって。頑張ったってこった。あらまあ本当に。え?だから絶対に行くよ!志賀島の志賀海神社。」
と言っていました。
正平さん、お手紙の方の思いを受け止めるんですね。
そして地図で場所を確認。
『朝版』に引き続き、12月1日の最終日の告知をしてから出発していました。
『とうちゃこ版』だけを見る人にもこれで伝わりました!!
速い自転車にツッコむ正平さん
そして『朝版』で放送されていた駐車場に着く前に、自転車が、猛スピードですれ違っていくのを見た正平さん。
「ちょっと!そんな速行ったらいかん!!」とツッコミ。
「違う乗り物みたいや。」と言ってました。
確かに。違う乗り物みたいでした。
速い人は速いですよね。ビックリします。
向かい風でみんなを励ます正平さん
向かい風に抗いながら、玄界灘と博多湾に挟まれた道を走ります。
「頑張れ頑張れ。」と自分やみんなを励ましながら走る正平さん。
道の途中でストップして博多湾を見ると、波が砂浜を強く打ち付けていました。
息が整ったところで、正平さんは「もうちょっとだよ、みんな。」とみんなを励まし、再出発。
言い方が優しくて、チームこころ旅の隊長としての正平さんの、みんなを引っ張っていく強さが見えました。
カッコよかったです!!
おじさんと正平さんとネコ
志賀島に到着。
志賀海神社を記す道しるべが出てきました。
あと590mです。
道しるべがあった、2本目の道を右折。
道路の上に鳥居がありました。
コーヒーが飲みたい正平さん。休憩することに。
鳥居近くの砂利のところに入っていくと、白い外壁の茶色い木枠の窓がある、かわいい外観の建物がありました。
その前に止まっていた車の下やら、周辺のところから、たくさんのネコが出てきました。
「シカノシマネコ。」と言って、大群のネコに驚く正平さん。
黒いのやら、白黒やら、アメリカンショートヘアやら、本当にたくさん!
ネコのあいだをぬうように出てきた男性。
お店の表に座る男性に寄っていくネコたち。
「いっぱいいますね。」と正平さんが話しかけると、減ったのだそう。
ミャーミャーとかわいい声を上げるネコたち。
正平さんも叔父さんの隣に座って、ネコ見学。
正平さんは、色んな色が混ざった毛のネコちゃんを気に入った様子。
おじさんによると、女の子だそう。
かわいいネコちゃんでした。
正平さんは、おじさんに「すんません、こんな番組…。」と言って番組のパンフレットを渡すと「知ってますよ。楽しみや。やっと来たんだと思って。…ねえ。」と嬉しそうに言うおじさん。
こころ旅ファンのおじさんでした。
あまりに自然に正平さんと並んで座っていて、とっても画になっていました。
おじさんと正平さんとネコ。
めっちゃいいシーンでした。
コーヒーは、正面にあった自転車屋さん兼カフェのお店から、いただいたようです。
正平さんたちが出発する時、おじさんは手を振って「はーい!気を付けてね!」と大きな声でお見送りしてくれていました。
さらに自転車屋さんのカフェの方が外まで出て、お見送りしてくれていました。
みんな優しい!!
いい風景を見せてもらいました。
こころの風景
チャリオに乗って参道を走ると、正面に志賀海神社の階段が見えました。
チャリオを降りると、階段の下に砂が盛られていて、左右左と自分に砂をかけてから、階段を上っていきました。
階段を上って境内へ。
お社には、鹿の角がたくさん入っていました。
そして、境内奥へ進みます。
海の景色が見えました。
波が高く、サーファーが海に入っているのが見えました。
「いやぁしかし、福岡って広いな。」しみじみ言う正平さん。
そして海の向こうには、福岡市の眺望。
じっくり景色をみたあと、正平さんは海に向かってお手紙を読みました。
お手紙の内容を聞きながら景色を見ると、切ない気持ちになりました。
お手紙の方、見てらっしゃるでしょうか??
正平さんは「頑張りや~っと言おうと思ったら、最後の4行で。あーあって。ご冥福を、になっちゃったよ。しょうがないんだろうな。でもな。……こんな眺望だよ!」と、お手紙の方に話しかけていました。
正平さんは最後「ご冥福を祈ります。いや、頑張ってるな~っていうのが、最後の4行で変わっちゃった。しゃーない。」本当に残念そうにうつむいていました。
うーん。
でも、お手紙の方、きっと見てくれているはずですよ!!!
きっと。
きっと。
福岡県の旅でめぐる町
福岡県でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
の放送予定です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!