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大河ドラマ 麒麟がくる 第30回「朝倉義景を討て」の感想とネタバレあらすじ

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NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。11月1日に第30回が放送されました。

 

 第29回の感想はこちら。↓

 

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀の計らいで鉄砲を入手した。京で出会った三淵藤英・細川藤孝兄弟と誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。政所の摂津晴門に悩まされる。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。今は美濃に家族とも戻っている。

  • 岸:白鳥玉季さん…光秀の長女。
  • たま志水心音さん…光秀の二女。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれる。いい嫁御寮。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。

 

越前

  • 朝倉義景:ユースケ・サンタマリアさん…越前の領主。伊呂波大夫から十兵衛らを匿うように頼まれる。争いに巻き込まれるのが嫌い。十兵衛の京行きを情報を逐一知らせることを条件に許可した。越前に帰ってきた十兵衛に、野心を持たぬよう諭す。義昭の烏帽子親となり、上洛相としたが嫡男の阿君丸が暗殺され断念した。三好、六角と組み、織田を討とうとしている。

  • 山崎吉家:榎木孝明さん朝倉家の家臣。
  • 阿君丸:森優理斗さん…義景の嫡男。義景から溺愛されていていたが、何者かに暗殺された。
  • 朝倉景鏡:手塚とおるさん…朝倉一門。義景のいとこ。義景の上洛に反対。三淵に協力する。

 

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣だった。十兵衛らが越前に逃れる前、美濃に留まるという牧を説得。明智の里を守ってくれていた。
  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

尾張

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。守護・斯波氏を殺した織田彦五郎を叔父・信光に殺させるよう誘導した。一方で信長との盟約を切ろうとしている兄・高政を下ろし、弟・孫四郎に家督を継いで欲しいと考え、明智家に協力してもらうよう遠隔で孫四郎にけしかけていた。道三が高政の戦いで父が討死すると、伊呂波大夫に頼んで明智家を逃がすよう命じた。その後信長が義弟・信勝を討つよう仕向けた。十兵衛から今川の尾張侵攻阻止の策を聞き、信長の名で熱田に於大の方と水野を呼び出し工作をする。信長の子を育てるため清須にいる。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 奇妙丸(信忠):加藤矢紘さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告する。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣。
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家の家臣。第21回から登場。
  • 木下藤吉郎(のち秀吉):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。

 

大和

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた

 

京 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。今は駿河で太原雪斎を診ていた。雪斎が他界したことで情報を伏せるために臨済寺に軟禁されそのまま駿河に滞在。元康が駿河に戻ったら将棋をやろうと約束したがかなわなかった。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ家が火事となり、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と駿河にいた時、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。京に戻り、かつて駿河で芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)と出会う。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売る商売をはじめ、堺の商人・今井宗久にも、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引をはじめた。将軍となった義昭と親しく会うようになり、義昭が建てようとしている貧しい人たちや病気の人たちを救う施設の資金を稼ぐため、丸薬づくりに一層取り組んでいる。義昭にとっての癒しの存在。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。十兵衛に幕府が本来の役目である帝を守ることもせず私利私欲に走ってると苦言を呈する。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…二条家の当主。

 

 <<足利将軍家>>

  • 足利義昭(覚慶):滝藤賢一さん…室町幕府最後の将軍となる。興福寺の僧で、時々町に出ては民衆に食べ物を配って声をかけている。町の人気者。兄の将軍・義輝が三好一派に討たれ、命を狙われる立場になり、藤孝らに連れられて大和から逃れる。甲賀に身を置いたのち、越前敦賀で朝倉義景に半年待ち、一乗谷で朝倉の義景を烏帽子親に元服。美濃に移動し信長と一緒に上洛。15代将軍となる。信長に絶大な信頼を置いている。
  • 三淵藤英:谷原章介さん…将軍奉公衆。義輝亡き後覚慶を次期将軍として推し、一緒に甲賀へ逃れる。その後義還俗した義昭と共に敦賀へ。一乗谷で義景を烏帽子親とし義昭を元服させ、信長と上洛を果たすため美濃に入る。義昭と一緒に上洛。幕府側の人間として織田に意見を出す。

  • 細川藤孝:眞島秀和さん…将軍奉公衆。三淵藤英の弟。義輝亡き後、次期将軍として覚慶を支え甲賀に逃れる。その後還俗した覚慶こと義昭と共に敦賀へ。三淵と共に義昭を護り、美濃に入る。義昭と共に上洛し、幕臣として十兵衛と一緒に働く。

  • 一色藤長:上杉柊平さん…義輝のお側衆だったが、藤孝と一緒に次の将軍と見据えられた義昭の警護にあたる。義昭と一緒の上洛し、幕臣として働く。
  • 細川藤賢:島英臣さん…十兵衛と義昭の警護に当たる。
  • 摂津晴門:片岡鶴太郎さん…義輝の代から幕府の政所頭人を務め、義昭のもとでも引き続き働く。みんなの前で恥をかかせた信長に何やら企んでいる様子。

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。

 

第30回のあらすじ

永禄12年(1569年)夏。

十兵衛は、美濃から呼び寄せた左馬助に留守を任せ、信長の求めに応じて美濃に立つことになった。

立つ前に義昭に銭を持ってきた駒とすれ違う。

駒は、義昭が貧しい人病の人を救う施設を造りたいと言っていたことに共感し、力になりたいとお金を持って来ていたのだ。

将軍として幕府にいるなかで、駒とのひとときが義昭の癒しになっており、蛍鑑賞などを一緒に楽しむ仲になっていた。

そんな義昭をよそに、摂津晴門は岐阜城で何が話し合われるのか?探りをいれ、織田の動きを見て手を打とうと考えていた。

 

美濃の岐阜城に到着した十兵衛は、二条城建設の際に京の豪商から召し取った調度品の数々を値踏みしている松永久秀と再会した。全部で8千貫にはなるという。

さらに十兵衛は三淵とも再会。

三淵は信長が「朝倉と一戦交えたい。」と言っていると教えてくれた。

しかし義昭は朝倉に世話になったことがあるので共に戦えない。戦に加わるには大義名分が必要。やるなら信長一人でやれ。ということを伝えたという。

続いて十兵衛が信長に呼ばれた。

十兵衛は信長に会う前に、信長の嫡男・奇妙丸と、奇妙丸を清須で9年育てた帰蝶と再会。再会を喜ぶ二人。

十兵衛は「帰蝶様は朝倉との戦、どう思われますか?」と質問。

帰蝶は、兄の子・斎藤龍興が美濃を取り返そうと今も国境で小競り合いが続いていること。京がいっとき穏やかになっていても、足元の美濃に火が付けば、全てまた一から始めなければいけない。と冷静に分析。

そして「朝倉をお討ちなされ。」と信長に言ったという。

 

帰蝶の考えを聞いた十兵衛は信長に会って、まずは御所の塀が見事に直っているのを見てきたと話す。

信長は、父の思いを継いで御所の塀を直したという。

十兵衛は、昔読んだ書物の内容を踏まえながら、戦に迷っている信長に、帝にこの戦が天下を平らかにするには避けて通れない道と認めてもらえば大義名分が出来るとアドバイス。

そうすれば、諸国の大名も納得して兵を出すだろう。しかし認められなければ信長一人の戦になってしまう。

帝から拝謁を許されるだろうか?と心配する信長に、御所の塀を直したのだから、許されるかもしれない。と勇気づける十兵衛だった。

 

十兵衛は、信長が岐阜城に呼んでくれていた煕子、岸、たま。そして伝吾と再会。

一緒に京へ行って支えたいという家族の申し出に、最初は難色を示したが、伝吾に警護を頼めば叶う。と受け入れた。

 

一方。信長から参内したいと申し出が来ていた正親町天皇は、囲碁仲間の東庵に信長がどんな人武将か?会ってみるべきか?と相談。

東庵は「お会いになってみるべきかと。」と言う。

越後の上杉輝虎も口では上洛して天下に平安と静謐をもたらすとは言っているが全く音沙汰なし。

だが信長は上洛を果たした。見るべきところはある。と助言した。

 

永禄13年(1570年)2月。

信長は上洛したあとすぐに参内。帝に拝謁した。

昇殿出来る身分になかった信長を帝は破格の扱いで迎えた。

帝への拝謁を終えた信長は、十兵衛にその喜びを伝えた。

帝は、今川義元との戦、美濃との戦。将軍を擁しての上洛。それらを見事だと言い、信長を「武勇の誉れを天下に示した。当代一の武将なり。」と褒めたたえてくれたという。

御所の修復のお礼も言ってくれ「この都、この畿内を平らかにすべし。そのための戦ならばやむなし。」と勅命もいただいたのだ。

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信長が勅命に従い、諸国の大名を集め戦の準備を始めた。まぎれもなく越前をにらんでのことだと、摂津晴門が文で朝倉義景に伝えた。

幕府としては、朝倉や上杉輝虎に支えて欲しいとも付け加えられており、成り上がりの織田に何が出来るのか?と言わんばかり。

義景は、摂津から上洛して欲しいと言ってると読み取り、家臣の山崎に戦の備えをするよう伝えた。

 

京の二条城では、十兵衛が義昭に信長が「帝の勅命は天からのご命令であり、幕府も総出で若狭の武藤を討つべき。」と言ってると伝えた。

しかし義昭は、戦の和議の仲介はするけど参戦はしない。都に留まり吉報を待つ。というのみ。あとのことは摂津に任せると言い、席を立った。

三淵は、以前言った通り義昭は朝倉を討つつもりはない。と言う。多くの大名に支えてもらいたいと考えていて、朝倉もその一人だというのだ。

十兵衛は、「朝倉に京と天下を鎮めようという気概はない。義昭の上洛のため信長に頼ろうと美濃に立つ際に、立腹して誰一人国の外に出さないと言った人物。あのまま越前にいたら、今のように幕府が息を吹き返すことはなかった。」と強く言う。

しかしその時に、朝倉の嫡男・阿君丸を毒殺を命じ、あの場を切り抜けたのは三淵。しかもその毒を京から越前に運んだのは摂津の元家臣。

そのおかげで信長も上洛の手柄を取れたのだと摂津が明かした。

一人の力で天下を支えられると思うのは思い上がり。幕府は京を守る。信長が戦をやろうとも、幕府は京の外へ一歩も出るつもりなない。

と改めて言う摂津だった。

 

三淵にも、越前を出たことに悔いはない。しかしこの戦は気が進まない。武運を祈る。

とだけ言って突き放してきたのだった。

 

永禄13年9月。

織田信長は諸国の兵を従え、越前を目指した。

 

…というお話でした。

 

信長を利用するだけしておいて!!

朝倉義景では頼りないから、信長に上洛をお願いしたんじゃなかったんでしたっけ?

三淵が阿君丸の殺害に関わっているのは分かってましたけど、阿君丸を殺害して朝倉義景の戦意を喪失させて越前を脱出できたことの方が、上洛して義昭を将軍につけたことより重要だったってこと?

モノスゴイ理屈だなぁ…。

こっちが物を頼んだら、協力しない。とかあり得ない話ですね!!

 

勝手に信長が討たれればいいってこと?

朝倉は烏帽子親になってくれただけでしょう?

上洛して城まで建ててくれた信長には恩は感じないのか?幕府!!

 

今回の話は腹が立ちました!!!

 

公方様は駒と現実逃避

信長が、朝倉義景や幕府の人たちと緊張状態が続いているのに、公方様こと義昭は駒とおしゃべりして戦など全く興味がない様子。

頼りないですね!!

駒ちゃんも義昭の手を振り払わないし、まんざらでもなさそう…。

駒ちゃんはこれからどうするつもりなんでしょうか?

 

それに、駒が稼いだお金を、義昭は本当に貧しい人たちに貯めに使うことが出来るんでしょうか?

実行力がなさそうで心配になります。

摂津に話を潰されそう!

 

帰蝶様再登場

帰蝶様、なかなか出てこられないと思ったら、清須で奇妙丸を大事に育てていたんですね!!

9年経ってても美しかったです!!

相変わらず「朝倉をお討ちなされ。」と信長に助言してるなんて、強いままでした。

斎藤龍興の方が身内なのに、冷静ですよね。

元々お兄さんとも敵対してたし、身内の情は薄いのかな?

信長に美濃を取ってもらったし、もう敵にしか見えないのでしょうか?

 

次回は?

次回はいよいよ、信長出陣です!!

予告では家康、藤吉郎こと秀吉も皆鎧を着ている姿が見られました。

将来、天下に関わる人物揃っての出演です。

さぁ、この苦戦をどう描くのか?

今から楽しみです!

 

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以上、『麒麟がくる』第30回を観た感想でした。

 

 

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