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大河ドラマ 麒麟がくる 第29回「摂津晴門の計略」の感想とネタバレあらすじ

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NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。10月25日に第29回が放送されました。

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 第28回の感想はこちら。↓

  

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 おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀の計らいで鉄砲を入手した。京で出会った三淵藤英・細川藤孝兄弟と誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。今は美濃に家族とも戻っている。

  • 岸:白鳥玉季さん…光秀の長女。
  • たま志水心音さん…光秀の二女。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれる。いい嫁御寮。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。

 

越前

  • 朝倉義景:ユースケ・サンタマリアさん…越前の領主。伊呂波大夫から十兵衛らを匿うように頼まれる。争いに巻き込まれるのが嫌い。十兵衛の京行きを情報を逐一知らせることを条件に許可した。越前に帰ってきた十兵衛に、野心を持たぬよう諭す。義昭の烏帽子親となり、上洛相としたが嫡男の阿君丸が暗殺され断念した。三好、六角と組み、織田を討とうとしている。

  • 山崎吉家:榎木孝明さん朝倉家の家臣。
  • 阿君丸:森優理斗さん…義景の嫡男。義景から溺愛されていていたが、何者かに暗殺された。
  • 朝倉景鏡:手塚とおるさん…朝倉一門。義景のいとこ。義景の上洛に反対。三淵に協力する。

 

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣だった。十兵衛らが越前に逃れる前、美濃に留まるという牧を説得。明智の里を守ってくれていた。
  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

尾張

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。守護・斯波氏を殺した織田彦五郎を叔父・信光に殺させるよう誘導した。一方で信長との盟約を切ろうとしている兄・高政を下ろし、弟・孫四郎に家督を継いで欲しいと考え、明智家に協力してもらうよう遠隔で孫四郎にけしかけていた。道三が高政の戦いで父が討死すると、伊呂波大夫に頼んで明智家を逃がすよう命じた。その後信長が義弟・信勝を討つよう仕向けた。十兵衛から今川の尾張侵攻阻止の策を聞き、信長の名で熱田に於大の方と水野を呼び出し工作をする。信長の子を育てるため清須にいる。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 奇妙丸(信忠):加藤矢紘さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告する。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣。
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家の家臣。第21回から登場。
  • 木下藤吉郎(のち秀吉):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。

 

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた
  • 三好義継:黒部弘康さん…三好長慶の息子。久秀の息子と将軍・義輝を討ち、義栄を将軍に据えた。
  • 三好長逸:宮原奨伍さん…三好三人衆の一人。
  • 三好宗渭:岡けんじさん…三好三人衆の一人。
  • 岩成友通:高野弘樹さん…三好三人衆の一人。

 

  • 足利義栄:一ノ瀬颯さん…三好勢に次の将軍にと推され、足利幕府14代将軍となる。病気で摂津から出られない。のち摂津で病死。

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。今は駿河で太原雪斎を診ていた。雪斎が他界したことで情報を伏せるために臨済寺に軟禁されそのまま駿河に滞在。元康が駿河に戻ったら将棋をやろうと約束したがかなわなかった。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ、家が火事となる。が、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と一緒に美濃に入り、かつて火事から助けてくれたお武家様が美濃の人だとわかる。帰京している時に、京で負傷した十兵衛を手当てするために再び美濃へ行ったが、失恋を悟り帰京。伊呂波太夫の証言により、自分を火事から助けてくれたのが明智の家紋の布を持っていたと知る。東庵と駿河に入る。が、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。越前に着くと安心して伊呂波太夫と駿河に戻る。今川義元の尾張侵攻に先鋒として行くことになった松平元康にお守り代わりの薬を渡し、生きて戻ると約束してもらったが叶わなかった。現在は東庵と共に京におり、かつて駿河の芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)を目撃する。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売ることになった。丸薬を売りたいと言ってきた今井宗久に、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引を迫った。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…二条家の当主。

 

 <<足利将軍家>>

  • 足利義昭(覚慶):滝藤賢一さん…室町幕府最後の将軍となる。興福寺の僧で、時々町に出ては民衆に食べ物を配って声をかけている。町の人気者。兄の将軍・義輝が三好一派に討たれ、命を狙われる立場になり、藤孝らに連れられて大和から逃れる。甲賀に身を置いたのち、越前敦賀で朝倉義景に半年待ち、一乗谷で朝倉の義景を烏帽子親に元服。美濃に移動し信長と一緒に上洛。15代将軍となる。信長に絶大な信頼を置いている。
  • 三淵藤英:谷原章介さん…将軍奉公衆。義輝亡き後覚慶を次期将軍として推し、一緒に甲賀へ逃れる。その後義還俗した義昭と共に敦賀へ。一乗谷で義景を烏帽子親とし義昭を元服させ、信長と上洛を果たすため美濃に入る。義昭と一緒に上洛。幕府側の人間として織田に意見を出す。

  • 細川藤孝:眞島秀和さん…将軍奉公衆。三淵藤英の弟。義輝亡き後、次期将軍として覚慶を支え甲賀に逃れる。その後還俗した覚慶こと義昭と共に敦賀へ。三淵と共に義昭を護り、美濃に入る。義昭と共に上洛し、幕臣として十兵衛と一緒に働く。

  • 一色藤長:上杉柊平さん…義輝のお側衆だったが、藤孝と一緒に次の将軍と見据えられた義昭の警護にあたる。義昭と一緒の上洛し、幕臣として働く。
  • 細川藤賢:島英臣さん…十兵衛と義昭の警護に当たる。
  • 摂津晴門:片岡鶴太郎さん…義輝の代から幕府の政所頭人を務め、義昭のもとでも引き続き働く。みんなの前で恥をかかせた信長に何やら企んでいる様子。

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。

 

第29回のあらすじ

摂津晴門から、本国寺の事変の知らせが遅かったことに激怒した信長は、将軍御座所として新たに二条城を強引に建てることにした。

信長自身が陣頭指揮をし、東山慈照寺からは庭石を出させ、桜の木が欲しいとなるとどこから名木を持ってこさせるのだった。

 

摂津と義昭のもとには、寺社から調度品を返納して欲しいとの訴えが寄せられており、その際に賄賂の金も渡されていた。

義昭の手前、訴えを退ける姿勢を見せる摂津だったが、金を密かに懐に隠していた。

摂津は「このままでは都中の寺社が織田様を恨み、ひいては城の主たる公方様に恨みの矢を向けましょう。」と義昭に伝える。

義昭は上洛を助けてくれた信長に何も言えないというが、信長がいずれ岐阜へ戻ったら、各寺の品々を少しずつ返していく。というのだった。

義昭は苦情を処理を摂津に任せた。

 

駒が義昭に会いに本国寺にやって来た。

義昭は駒に、貧しい人々を救うための施設を造る計画を話す。

しかし施設を建てて、医者や働く人たちを集めるのにはお金がないのが悩み。

駒は、最初から全部造らず、貧しい人たちに食べ物を与える悲田処だけでも造ってみては?と提案。

それだけでも1千貫は要る。

駒は東庵の館に帰って、これまで貯めてきたお金を確認。2百貫貯まっていた。

そしてもっと広いところに移り、丸薬をたくさん売って1千貫貯める決意をするのだった。

 

二条城普請をしていた十兵衛が、伊呂波太夫から「会わせたい方がいる。」と呼び出された。会わせたい相手は近衛前久。

前久は三好とのつながりを疑われ、義昭の上洛以来都を追われていたが、ひそかに帰ってきていた。

前久は十兵衛に「三好たちと組んで足利義輝暗殺に関わったと疑われ、摂津に追われてる。」と明かす。近衛家を毛嫌いする二条晴良が言いふらしたからだという。

晴良は義昭が将軍になったことで、摂津と幕府を味方に付けて、前久を都から追い出したのだ。

晴良と摂津の狙いは、近衛家の領地を手にし自分たちのものにすること。

前久は、親交のある上杉輝虎の言葉を借りて「今の幕府は己の利しか頭にない。天下をにらみ、天下の為に働く者がおらぬ。それゆえいつまでも世は収まらぬ。」と言ってきた。

そして「収められるのは織田信長だと思っている。」「幕府を変えられるのは信長。」だと伝えてきた。

前久は、十兵衛が「将軍の側にいて、かつ、信長にも物が言える。そして摂津を嫌っている」人物と聞いて、話してきたのだという。

前久はそれだけ伝えて席を立った。

続けて伊呂波太夫が、困窮している帝の窮状を話し、それを幕府が助けもせず見て見ぬふりをした。と話す。

そして御所を見て、帝の窮状を知って欲しいと言うのだった。

 

翌日。

信長に会いに来た十兵衛は、藤吉郎から「公家は必ずどこかの寺や大名とつながってる。油断すれば足をすくわれる。」と忠告される。

藤吉郎は、近衛前久と会っていたことも知っていて、不快に感じた十兵衛は、信長にそのことを訴えた。

しかし信長は笑い飛ばし、上手に使って幕府の役に立てて欲しいと返す。

幕府の腐りきった現状を信長は知っており、既に方々からなんとかして欲しいと言われていた。信長は将軍ではないから、口を出さないという。

十兵衛は、岐阜に帰る前に、幕府の役人を入れ替えてから帰るべきだと進言。

しかし信長は「それは将軍のお側にいるそなたの役目であろう。」とバッサリ。

信長は、自分がいない間に、三好が朝倉と信長のいない美濃を攻めようと企てているとの知らせが入ったと明かす。

美濃を失えば京も危ないので、帰って戦支度を始めるという。

信長は、権六(柴田勝家)、藤吉郎、十兵衛を京の奉行にするよう幕府に飲ませたのは戦の為。やり方は任せるという。

そして昔、父の信秀に「一番偉いのはお日様。その次に偉いのは天子・帝。そしてその次が帝を守る将軍。」と言われたことを明かす信長。

「将軍は帝の門番か。」と思ったと笑う。自分たちは、その門番の城を造っている。

信秀は昔、将軍がその役目を忘れているので、代わりに御所の塀を直すために4千貫もの大金を贈った。しかし信長はその塀を見たことがない。

その塀が気になると笑う信長だった。

 

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3日後。

細川藤孝が、十兵衛が東寺八幡宮の土地を押領したと訴えられていると伝えてきた。

その土地は義昭から妻子を呼び寄せるために頂いた土地だった。

八幡宮の土地を押領した土地とは義昭も知らなかった。

十兵衛は、「八幡宮の領地を押領し、義昭から十兵衛に授けるように仕向けたのは、摂津ではないか?誰が押領して、どのようにして摂津が手に入れたか?を教えて欲しい。」と問い詰める。

日々多くの訴えが来て、いちいちどの土地か覚えていないと答える摂津。訴えを5年10年と時間をかけて吟味しているという。

十兵衛は「そうやって帝の丹波の土地も、お仲間の武家に与えられたのか?」と聞く。

摂津は、寺や天皇家の土地も武士が長年守って来てやったものだから、その謝礼代わり押領するのは当たり前だと居直る。

十兵衛は、どういう経緯で押領したのかを明らかにし、幕府内に不正があるならそれを正すのが自分の務めだと宣言。

すぐに八幡宮からの訴えを詮議し、その内容の詳細を報告すれば土地を返そうと言い、訴えを見逃すわけにはいかないと、強く摂津に言うのだった。

摂津は長い詮議になると挑戦的に返事。東寺八幡宮からの訴えが書かれた文を破り捨てるのだった。

 

怒りが収まらない十兵衛は、伊呂波太夫に御所を案内してもらい、塀を見にいった。

崩れて誰でも御所内に入れる状態の塀を見た十兵衛は、帝の現状を知るのだった。

 

信長が総力を挙げて二条城が、約束通り2か月で完成。

義昭は信長に礼を言い、摂津をはじめ幕府の人間も信長に頭を下げた。

 

二条城完成披露の合間に、信長は自分に続いて十兵衛にも美濃へ来るよう申し渡す。

越前の朝倉義景の件で話を聞きたいとのことだった。

 

信長は完成した二条城を見届け、すぐに岐阜へ戻っていった。

完成した二条城の塀を眺めながら、御所の塀を思う十兵衛だった。

 

…というお話でした。

 

話が難しかった!!

29回のお話は難しかったです。

摂津が十兵衛を仲間に引き入れるために、押領した土地を与えて黙らせようとしたってことでしょうか??

そんなに不快なら返して。という言葉も言ってたし。

それが信長を追い詰めることになるんですか?

信長のやり方には屈しない。これまで通り、やりたい放題やっていくという意思表示??

武力ではない力で、信長に勝とうとしてるんでしょうか?

義昭が言いなりだから、余計やりたい放題ですね!!

十兵衛は腐り切った幕府を一新する事は出来るんでしょうか?

細川藤孝は助けてくれるの?

腐敗した幕府を描いたドラマを初めて見たので、どんなことになっていくのか全く分からず、先が不安です。

 

義昭がどんな将軍になるのか楽しみにしてたんですけど、急に出てきた摂津晴門という人物に振り回され過ぎてて、話がよく分かりません!!

スッキリしなさ具合が気持ち悪いです。

何者なんですか?摂津晴門!!

とにかく難しい回でした。

 

藤吉郎があやしい

大河ドラマ『秀吉』では、明智光秀が芸事や和歌の知識があり、秀吉に京での立ち振る舞いを教える、って場面がありました。

しかし『麒麟がくる』では、藤吉郎の方が、公家との付き合いを十兵衛に教えてました。

主人公が変われば描き方も変わりますね!!

『麒麟がくる』の藤吉郎は、生まれながらの武士である十兵衛を立てながら、十兵衛の抜けたところビシッと指摘して、どこか裏がありそうな人物に描かれています。

十兵衛の行動を監視して、公家が裏切らないように見張ってるだなんて驚きです。

明るいイメージあった秀吉が、陰なイメージに描かれてて戸惑いました。

それから、十兵衛に藤吉郎がまとわりつくように情報網を張ってて、のちに本能寺の変もすぐに秀吉が知ったという伏線が張られているように思いました。

 

藤吉郎を敵に回したらコワイのだと思い知らされるシーンでした。

 

帝が美化され過ぎでは?

伊呂波太夫が近衛家から尼寺にやられそうになったエピソード。

御所で泣いていたら、方仁親王に慰められ、美しいと思った。それで尼寺に行きたくなくて近衛家から逃げて、今の旅一座に行った。

帝は領地を取られて困窮してても、幕府が助けてもくれない。

塀が壊れても直してもくれない。

帝はやってもらうことばかり、守ってもらってばかりだな。と感じてしまいました。

帝は美しい。守るべきものって、ちょっと美化しすぎでは?と思いました。

尼寺にやられそうになった伊呂波太夫にとっては、帝は癒してもらった大切な存在かもしれないけど、守られるべき。と当然のように思ってるのはどうかな?と思いました。

 

十兵衛は将軍と帝、どっちを守る?

摂津は、寺社や帝を守ってやってるのだから、領地を取っても当たり前と思ってる。

十兵衛は、武士の棟梁として将軍を守りたいと思ってたましたが、帝というまた違う守らないといけない存在を知って、どういう考えになっていくのでしょうか?

将軍が一番偉いと思ってた価値観が変わっていきそうです。

 

幕臣になるのが夢だった十兵衛にとって、あこがれ続けた幕府の腐敗に、考えが打ち砕かれていく音が聞こえるようでした。

御所の塀を見た時、摂津とやり合ってため息をついた時の十兵衛の後ろ姿が切なかったです。

 

次回、朝倉義景との戦に向けて動く様子を描くみたいですが、こんな幕府で朝倉に太刀打ちできるの?

幕府側から見ると、この戦いがどんな風に映るのか?

しっかりと見届けたいと思います。

 

 

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以上、『麒麟がくる』第29回を観た感想でした。

 

 

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