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大河ドラマ 麒麟がくる 第32回「反撃の二百挺」の感想とネタバレあらすじ

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NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。11月15日に第32回が放送されました。

 

 

第31回の感想はこちら。↓

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀、京で三淵藤英・細川藤孝兄弟と出会い誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。政所の摂津晴門に悩まされる。織田の朝倉攻めに従軍したが、浅井長政から挟み撃ちにあい、藤吉郎と共に殿を務めて信長を京へ逃がした。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。家族が京に行っても美濃に留まる。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。美濃へ行った後、十兵衛のいる京へ上った。

  • 岸:平尾菜々花さん…光秀の長女。
  • たま竹野谷咲さん…光秀の二女。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれる。いい嫁御寮。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。
  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣。十兵衛らが越前に逃れる前、美濃に留まるという牧を説得。明智の里を守ってくれていた。煕子と岸、たまと一緒に京の屋敷へくる。

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。帝から若狭の武藤を討てという勅命をいただく。実際は越前朝倉を攻めに行く。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。守護・斯波氏を殺した織田彦五郎を叔父・信光に殺させるよう誘導した。一方で信長との盟約を切ろうとしている兄・高政を下ろし、弟・孫四郎に家督を継いで欲しいと考え、明智家に協力してもらうよう遠隔で孫四郎にけしかけていた。道三が高政の戦いで父が討死すると、伊呂波大夫に頼んで明智家を逃がすよう命じた。その後信長が義弟・信勝を討つよう仕向けた。十兵衛から今川の尾張侵攻阻止の策を聞き、信長の名で熱田に於大の方と水野を呼び出し工作をする。信長の子・奇妙丸を清須で9年育て、その奇妙丸と共に美濃の岐阜城に入った。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 奇妙丸(信忠):加藤矢紘さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。帰蝶と岐阜城にいる。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だったが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告。今は忠実な織田家の家臣。農民出身の藤吉郎を武将と認めていない。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣。
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家の家臣。第21回から登場。
  • 木下藤吉郎(のち秀吉):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。金ヶ崎の戦いでは、十兵衛と共に殿を務めた。

 

越前

  • 朝倉義景:ユースケ・サンタマリアさん…越前の領主。伊呂波大夫から十兵衛らを匿うように頼まれる。争いに巻き込まれるのが嫌い。十兵衛の京行きを情報を逐一知らせることを条件に許可した。越前に帰ってきた十兵衛に、野心を持たぬよう諭す。義昭の烏帽子親となり、上洛相としたが嫡男の阿君丸が暗殺され断念した。三好、六角と組み、越前に迫る織田勢を浅井と挟み撃ちにしようとした。

  • 山崎吉家:榎木孝明さん朝倉家の家臣。
  • 阿君丸:森優理斗さん…義景の嫡男。義景から溺愛されていていたが、何者かに暗殺された。
  • 朝倉景鏡:手塚とおるさん…朝倉一門。義景のいとこ。義景の上洛に反対。三淵に協力する。

 

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

 

 

大和

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の元家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた筒井順慶と対立。
  • 筒井順慶:駿河太郎さん…大和土着の豪族。元興福寺の衆徒。松永久秀と対立。

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。一時期駿河で太原雪斎を診ていたが、雪斎が他界したことで臨済寺に軟禁されしばらく駿河に滞在。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ家が火事となり、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と駿河にいた時、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。京に戻り、かつて駿河で芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)と出会う。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売る商売をはじめ、堺の商人・今井宗久にも、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引をはじめた。将軍となった義昭と親しく会うようになり、義昭が建てようとしている貧しい人たちや病気の人たちを救う施設の資金を稼ぐため、丸薬づくりに一層取り組んでいる。義昭にとっての癒しの存在。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。十兵衛に幕府が本来の役目である帝を守ることもせず私利私欲に走ってると苦言を呈する。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…二条家の当主。

 

 <<足利将軍家>>

  • 足利義昭(覚慶):滝藤賢一さん…室町幕府最後の将軍となる。興福寺の僧で、時々町に出ては民衆に食べ物を配って声をかけている。町の人気者。兄の将軍・義輝が三好一派に討たれ、命を狙われる立場になり、藤孝らに連れられて大和から逃れる。甲賀に身を置いたのち、越前敦賀で朝倉義景に半年待ち、一乗谷で朝倉の義景を烏帽子親に元服。美濃に移動し信長と一緒に上洛。15代将軍となる。信長に絶大な信頼を置いていたが、少しずつ関係にほころびが見え始めている。
  • 三淵藤英:谷原章介さん…将軍奉公衆。義輝亡き後覚慶を次期将軍として推し、一緒に甲賀へ逃れる。その後義還俗した義昭と共に敦賀へ。一乗谷で義景を烏帽子親とし義昭を元服させ、信長と上洛を果たすため美濃に入る。義昭と一緒に上洛。幕府側の人間として織田に意見を出す。

  • 細川藤孝:眞島秀和さん…将軍奉公衆。三淵藤英の弟。義輝亡き後、次期将軍として覚慶を支え甲賀に逃れる。その後還俗した覚慶こと義昭と共に敦賀へ。三淵と共に義昭を護り、美濃に入る。義昭と共に上洛し、幕臣として十兵衛と一緒に働く。

  • 一色藤長:上杉柊平さん…義輝のお側衆だったが、藤孝と一緒に次の将軍と見据えられた義昭の警護にあたる。義昭と一緒の上洛し、幕臣として働く。
  • 細川藤賢:島英臣さん…十兵衛と義昭の警護に当たる。
  • 摂津晴門:片岡鶴太郎さん…義輝の代から幕府の政所頭人を務め、義昭のもとでも引き続き働く。みんなの前で恥をかかせた信長に何やら企んでいる様子。

近江

  • 浅井長政:金井浩人さん…北近江の戦国大名。信長の義弟。二条城の普請にも協力した。金ヶ崎の戦いでは朝倉に味方し、織田勢を攻める。
  • 市:井本彩花さん…信長の妹。浅井長政に嫁ぐ。

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。

三河

<<徳川家>>

    • 徳川家康(竹千代):風間俊介さん…のちに徳川幕府を開く。幼少期(岩田琉聖くん)。竹千代。人質として尾張の熱田に幽閉されていた。自分を生んですぐ母・於大の方を離縁して刈屋に戻した父・広忠のことを嫌っていた。信長に自ら駿河へ人質に行くと申し出て、信長の兄・信広と人質交換された。桶狭間の戦いでは今川軍に従軍していたが、今川軍の扱いに憤慨。動かなかった。金ヶ崎の戦いでは織田勢として戦に参加。

 

第32回のあらすじ

元亀元年(1570年)4月。

金ヶ崎城で、浅井長政の裏切りあったと知った十兵衛は、「織田信長は死んではならぬのです。」と信長に逃げるよう進言。

藤吉郎と殿を務め、信長を京へ逃がした。

 

無事京へ戻った十兵衛は、信長より一足先に二条城へ行き、越前での戦で1000人ほどの兵を失ったと報告。

負けだという義昭に「引き分けです。」と答える十兵衛。

信長は金ヶ崎城を攻め落とし、朝倉勢が総崩れになるのを見てから、深追いは危ういと見て兵を退いたと説明した。

 

摂津と義昭は浅井が寝返ったことを3日前から知っていた様子。実際に浅井が裏切ったのは4日も前。

幕府内に、浅井・朝倉と通じていた者がいたと考えられる。

朝倉を真の敵と思っていないとこぼす摂津に、十兵衛は「敵の味方は敵と申しまするぞ!摂津殿は我らの敵となるおつもりか!」と言って睨みつけた。

義昭は慌てて摂津を止め、退席させた。

十兵衛は穏やかに金ヶ崎での殿を務めた恐ろしさを語り、「公方様がおいでなら、浅井もよもや裏切ることはできぬはず。」と義昭が都で高みの見物したことを責めた。

そして次の戦には来て欲しいとお願いした。

続けて信長が来たと知らせが来ると、義昭は廊下まで出て信長を迎えた。

 

左馬助と館に戻った十兵衛を待っていたのは、美濃からやって来た煕子、岸、たま、そして伝吾だった。皆の到着を喜ぶ十兵衛。

越前攻め出陣に間に合わなかったことを詫びる煕子だったが、戦からの帰りを迎えられたことを皆で喜んだ。

妻子と過ごせることに安らぎを感じた十兵衛は「これからはここが我が家ぞ。わしはここでそなたたちを守ってみせる。都を守り、天下を鎮めここを守る。」と宣言したのだった。

 

藤吉郎と、堺の今井宗久の館へ行った十兵衛。

信長の命で、今井宗久から鉄砲三百挺を買い付けるためだ。

鉄砲三百挺は荷が重い。と言う今井宗久。同じ日の朝に、別の人から250挺の注文を受けたばかりだという。

藤吉郎が誰から注文だと尋ねたが、教えられないという宗久。

藤吉郎は、その注文した人に掛け合って、250挺こちらに申し受けたいと続けたが、断る宗久。

藤吉郎は、2年前堺の商人たちが三好に味方したことを怒り、信長が2万貫を支払うよう迫ったことを持ち出し、また三好に売るのか?と脅す。

すると今度は十兵衛が、信長の上洛を陰で支えてくれた人。だから頼りにしてきたのだと笑い飛ばした。

そしてがらりと雰囲気を変え「茶でも頂きながら、ゆっくり話をしようではないか。」と宗久に持ち掛ける。

宗久は、夕刻に開かれる顕本寺での茶会に十兵衛と藤吉郎を誘った。

 

宗久から、茶会の出席者を知らせる文が届いた。

商人たちの名前の合間に、筒井順慶という名前を見つけた十兵衛は、筒井が鉄砲を買う人物だろうと推測。

宗久は、茶会の相手ならと、暗に鉄砲を買う人の名前を教えてくれたのだ。

筒井順慶は、大和で松永久秀と争っている敵。鉄砲250挺を譲り受けることはできないだろう。と語る十兵衛。

しかし、顔を筒井の顔を拝んでから帰ろうと提案する藤吉郎だった。

 

顕本寺の控室で、茶会が開かれるまで待つことになった十兵衛と藤吉郎。

そこへ今井宗久が、筒井順慶も通し、歓談するよう促してきた。

3人が自己紹介し合うと、駒も茶会の出席者の一人として入ってきた。

思わぬところでの駒の登場に驚く藤吉郎。

駒は筒井と丸薬を通じて知り合っており、先に十兵衛のことを筒井に話しておいてくれていた。

義昭の上洛の道筋をつけた人物だと紹介されていた十兵衛。藤吉郎がさらに話を盛り上げた。

筒井は、信長を敬っており、支えてる十兵衛に会えて嬉しいと言う。

早速藤吉郎は、鉄砲を買い付けに来たのか?と筒井に踏み込んだ話をする。

そして十兵衛を外に呼び出し、同席してる駒が義昭の寵愛を受けてる人物。十兵衛が筒井に話すことは、全て義昭に伝わると思って話すよう助言してそのまま去って行った。

控室に戻った十兵衛は、鉄砲160挺を譲るよう筒井に持ち掛ける。

即断を避ける筒井に、今度は駒も「信長様の戦は、公方様の戦でもあります。」と言って一緒に頭を下げてくれた。

すると筒井は160挺譲ることを承知する代わりに、条件を出してきた。

まず駒には、義昭に引き合わせて欲しい。十兵衛には、信長に引き合わせて欲しいということ。

松永久秀が信長と組んでいるのは知っている。松永を退けたいということではなく、、同様に側において欲しいというのが筒井の条件だった。

条件を聞いた十兵衛は、取り計らう代わりに200挺譲って欲しいと数を上げて要求。

筒井は承知し、交渉は成立した。

駒に助けてもらったことに礼を言う十兵衛。駒は自分が身の丈に合わない行動をしていることを恥ずかしく思ってると本音を言うのだった。

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金ヶ崎の戦いから2か月後。

織田は徳川と共に浅井・朝倉両軍と近江の姉川で激突。兵力に勝る織田・徳川の軍が浅井・朝倉軍を圧倒し、逃げ帰らせ勝利した。

近江・横山城に入った信長。徳川軍が朝倉を攻めてくれたおかげで勝利したと、家康を褒めたたえた。

そして十兵衛には、鉄砲をよく集めたと褒めた。

家康は十兵衛を呼び止め「朝倉は恐るるに足りぬ相手。」と言い、織田が次に戦うべき大きな相手は甲斐の武田信玄。

武田は三河にも手をのばしている。これから信玄と戦うつもりだ。と言ってきた。

そして、幕府の動きも気になるという。なんと、義昭が盛んに信玄に文を送って上洛を促しているというのだ。

「公方様はああ見えて、食えぬお方じゃ。」と助言して三河へ戻って行った。

 

その義昭は、摂津に置かれていた信長の陣に参陣。織田勢は勝利するかに見えた。

が、正面から三好と本願寺、背後の近江からは朝倉・浅井が攻めてきて織田勢は窮地に陥る。

信長は、朝倉義景に狙いを定め、摂津から兵を退き近江へ向かうことになった。

 

京の二条城では、義昭が、信長が本願寺に和議を申し入れるための文を書くよう言ってきたことに憤慨していた。

自らが参陣したにもかかわらず、信長が敗走したのが気に入らなかったのだ。

摂津は「前代未聞のだらしなさでござりますな。」とあおり、朝倉がまた出兵したことに理解を示す発言をした。

今、朝倉・浅井が陣を布いているのは比叡山。

摂津は、甲斐の武田、越後の上杉に上洛を促すよう義昭にすすめ、信長は無用だと言うのだった。

 

一方、近江坂本では、信長が、朝倉を匿う比叡山の僧たちの考えが分からず、怒っていた。

比叡山の僧兵たちは「叡山へ一歩でも近づけば、5万の僧兵たちが立ち向かう。」と脅してきたのだ。

信長は、延暦寺の僧兵は一人一人仏を背負って戦ってると聞いて、自らも背中に仏を縄で縛りつけて背負って「神仏を尊ぶ心はわしも同様。叡山へ踏み込む折は、こうして仏を背負うて参る所存じゃと。」と僧兵らに見せると、僧兵たちは恐れて帰って行ったという。

信長は、叡山が戦に関わってくることが理解できない。

十兵衛は「信長様は叡山から多くを奪い、朝倉・浅井は多くを与えるからだと。」と答え、つまり金では?と言うのだった。

 

…というお話でした。

 

筒井順慶初登場!

駿河太郎さん演じる大和の豪族・筒井順慶が初登場しました!

小さな領地を守ってるだけに過ぎないと言いながらも、十兵衛に対して堂々と交渉をする姿は自信に満ち溢れているように見えました。

これから十兵衛と親しく付き合っていくんでしょうか?

駿河太郎さんの坊主姿、なかなか似合ってていい感じです。

久秀と争ってるみたいですけど、信長につくなら、仲良くやっていくんでしょうか?

久秀は信貴山城で、筒井順慶は筒井城。地理的にもめちゃくちゃ近い!こんな狭いところでやり合ってたら危ないです。

 

これから大和のこともたくさんやって欲しいです。

 

藤吉郎とコンビ

堺の今井宗久との交渉のシーン。

藤吉郎と十兵衛の二人で当たってましたが、藤吉郎が強めに脅すようなことを言って、十兵衛が笑って柔らかく話を切り出す。

これまでの秀吉、光秀のイメージだと、光秀がガチガチに真面目な交渉をして、秀吉が柔らかく懐に飛び込むってイメージでした。

『麒麟がくる』の十兵衛も、商人との交渉が、最初からこんなうまく出来てなかったですよね?

藤吉郎がいてくれたから、こんな柔らかい交渉が出来たんだと思います。

2人が一緒にいることで、やってはいけない事が見えてきて、自ずと自分がやらなければいけないことが見えてくる。

仲良くなるわけじゃないけど、一緒に仕事するには最高のコンビなのでは?

前回の殿の件も、柴田たちがバカにしてるのを全力で十兵衛がかばってる姿は、感動しました。

信長も、二人が組むように何かとセッティングしてるみたいだし、いい仲間になるところが見たいです!

 

義昭が変化してきた!

十兵衛に、金ヶ崎の戦いでは都での高みの見物を指摘され、今度は摂津の戦いで参陣したのに、結局は信長負けて、憤慨していた義昭。

信長の味方をしているふりして、裏で武田ともやり取りをしている。

これまではいちよ表面上では信長と仲良くしていますけど、武田とやり取りしてるのが信長に知られたら、どうなっていくんでしょう?

 

十兵衛に言われて、本当は戦なんて行きたくもないのに行ってあげて、それで負けるなんてどういうこと?って信長に対して思ってる様子。

信長への期待が強すぎたからこそ、信長に腹が立つのかな?

今まで傀儡だったのが考えを持ち始めましたね~。

権力を持って義昭が変わってきました!!

 

駒ちゃんは一体どうしたい?

義昭が理想とする、貧しい人や病の人を救う施設建設のために、お金を稼ぐことにした駒ちゃん。

最初はただ純粋な気持ちで義昭に近づいたはずなのに、今や側室のような扱い。

文字を教えてもらっていい感情を抱いてたはずの藤吉郎でさえ、警戒する存在になってしまってます。

しかも、筒井順慶が出席するような茶会にまで出席して、武将同士のやり取りにまで口を出せる立場にまでなってます。

この人、一体どうしたいんだろうか?

前まで伊呂波太夫がやっていた、人と人との結びつきの役割までやっていきそうな勢いです。

変に権力持っちゃって、利用されなければいいですけど…。

こんな権力を持った女性が光秀の後ろ盾にいた、という話に持っていくのかな?

本人は身の丈に合ってない。とか言ってましたが、堂々としたもんでしたよ!

すっかり権力者になって、嫌味な感じになってます。

 

比叡山への考え

宗教の域を超えて、戦に関わってくる比叡山にイラついた信長が、家臣たちの反対を押し切って、比叡山攻めをしたんだと思ってました。

けれど今回の話では、信長は神仏を尊ぶ気持ちはあって、どうしたらいいか分からない。比叡山攻めを止めたとされた光秀の方が、比叡山は朝倉たちに金を積まれてるから…と冷静な分析をしている。

実は光秀の方が、比叡山に対して冷たい目を持っていたのでは?という感じの描き方だったのが新鮮でした。

信長が、仏様まで背負って大事にしてる姿はかわいかったです。

さぁ、次回は比叡山攻めをするようです。

神仏を敬う信長が、気持ちを吹っ切って、どう比叡山に向かっていくのか?

 

『麒麟がくる』は光秀が主人公なので、光秀が関わった比叡山攻めはしっかりと描いていくはず!

どんな延暦寺焼き討ちとなるのか楽しみです。

 

 

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以上、『麒麟がくる』第32回を観た感想でした。

 

 

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各話の感想

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