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大河ドラマ 麒麟がくる 第34回「焼討ちの代償」の感想とネタバレあらすじ

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NHK総合で放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』。11月29日に第34回が放送されました。

 

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第33回の感想はこちら。↓

 

 

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おもな登場人物

  • 明智光秀(十兵衛):長谷川博己さん…美濃の国境にある明智家に生まれる。鉄砲を知り、堺で松永久秀、京で三淵藤英・細川藤孝兄弟と出会い誼を通じる。道三から家督を譲り受けた高政に同調する態度を取っていたが、高政が正室の子である弟の孫四郎と喜平次を殺害。十兵衛と光安は長良川の対決で道三側についたが、道三は討死。明智城で光安に家督と明智家の旗印を託され、左馬助、牧、煕子とともに落ち延びる。伊呂波太夫の導きで越前の朝倉義景に謁見。越前で匿ってもらった。義景の使いで京の義輝に謁見。将軍の頼りなさを目の当たりにし、道三に買われていた信長という人物に徐々に引かれていく。今川義元が尾張侵攻の先鋒に松平元康を据えると知り、左馬助を通じて、帰蝶に元康の母・於大の方と伯父の水野を使って戦をやめさせる作戦を伝えた。桶狭間の戦い直後の信長に会い、大きな可能性を感じる。越前に藤孝が来て将軍・義輝に会って欲しいと頼んできて京へ行ったが、力になれず越前に戻る。義輝討死の知らせを受け大和にいた久秀を責めた。細川と三淵から次の将軍と推されている覚慶を、将軍の器でないと判断。義景に報告。国の中がまとまっていない義景に見切りをつけて、信長に義昭を奉じて上洛するよう説得。応じた信長と武装なしで義昭を上洛させた。15代将軍となった義昭につき、幕臣となる。政所の摂津晴門に悩まされる。織田の朝倉攻めに従軍したが、浅井長政から挟み撃ちにあい、藤吉郎と共に殿を務めて信長を京へ逃がした。比叡山を味方につけた朝倉・浅井を倒すために覚恕に会って、対策を考え、帝に和睦の勅命をもらうよう信長の助言して成功。姉川の戦いで朝倉・浅井軍に勝利したのち、比叡山の僧兵たちや幕府を倒そうと考える。比叡山を焼討ちにした信長のやり方に疑問を持ち、自分の軍だけ女子供を逃がした。

<<明智家>>

  • 牧:石川さゆりさん…光秀の母。家族より先に美濃に戻った。家族が京に行っても美濃に留まる。

  • 明智左馬助(秀満)間宮祥太朗さん…光安の息子。第12回から登場父と一緒に道三に味方するために鶴山へ行ったが、父とともに敗走。明智城に戻り父の遺志を継ぎ十兵衛らと共に落ち延び越前へ。美濃へ行った後、十兵衛のいる京へ上った。

  • 岸:平尾菜々花さん…光秀の長女。
  • たま竹野谷咲さん…光秀の二女。
  • 煕子:木村文乃さん…光秀の正室。十兵衛のやることに全て付いてきてくれる。いい嫁御寮。
  • 常:生越千晴さん…明智家の侍女。
  • 木助:水野智則さん…明智家の家来。
  • 藤田伝吾:徳重聡さん…明智家の家臣。十兵衛らが越前に逃れる前、美濃に留まるという牧を説得。明智の里を守ってくれていた。煕子と岸、たまと一緒に京の屋敷へくる。

<<織田家>>

  • 織田信長:染谷将太さん…信秀の嫡男。尾張に戦をしかけようとしていた三河の松平広忠を山中で暗殺。両親特に母からあまり好かれていないことに気づいていて、寂しさを抱えていたが、帰蝶から父・信秀の真意を聞いて笑顔を取り戻す。聖徳寺の会見で道三に気に入られ、良好な関係。道三の援軍を受け、今川軍を村木砦の戦いで破る。帰蝶の働きで、守護の斯波義統を殺した織田彦五郎を叔父の信光に殺させるよう仕向け、頼ってきた斯波義銀を擁して清須城に入り、さらに周辺の城も従わせる。信長の勢いは各地に伝わる。道三が高政と戦うと知り援軍に駆けつけたが、高政軍に阻まれ尾張へ帰る。信勝の重臣・柴田勝家から信勝の謀反の兆しを告げられ帰蝶の助言で直接会う。が、信勝が毒入りの水を自分に飲ませようとした事を知り激高。信勝に飲むよう迫り、結果殺すことになった。上洛して将軍・義輝に謁見し、尾張平定を報告。今川の尾張侵攻を阻止して欲しいと義輝に頼んだが、官位を授けるぐらいで何もしてくれない義輝にがっかりする。桶狭間で今川義元を討つ。後ろ盾になって上洛して欲しいという義輝の願いを聞き入れなかった。美濃から斎藤龍興を追い出し稲葉山城に入り岐阜城と名前を改めた。十兵衛の話に乗り義昭を奉じて上洛することにし、美濃へ招き入れる。義昭の頼りなさに不安を覚えたものの、十兵衛の言う通りに義昭を奉じて上洛を果たす。二条城普請で将軍の力を実感する。帝から若狭の武藤を討てという勅命をいただく。実際は越前朝倉を攻めに行ったが、浅井に挟み撃ちにされ、京に逃げ負ける。のちに朝倉・浅井に姉川の戦いで勝つ。朝倉・浅井に味方した比叡山を焼討ちにした。

  • 帰蝶(濃姫):川口春奈さん…道三の娘。光秀のいとこ。信長の正室。以前十兵衛が好きだった。信長を裏でプロデュースしている。守護・斯波氏を殺した織田彦五郎を叔父・信光に殺させるよう誘導した。一方で信長との盟約を切ろうとしている兄・高政を下ろし、弟・孫四郎に家督を継いで欲しいと考え、明智家に協力してもらうよう遠隔で孫四郎にけしかけていた。道三が高政の戦いで父が討死すると、伊呂波大夫に頼んで明智家を逃がすよう命じた。その後信長が義弟・信勝を討つよう仕向けた。十兵衛から今川の尾張侵攻阻止の策を聞き、信長の名で熱田に於大の方と水野を呼び出し工作をする。信長の子・奇妙丸を清須で9年育て、その奇妙丸と共に美濃の岐阜城に入った。
  • 土田御前:檀れいさん…信長、信勝の母。かわいがっていた信勝を殺した信長を恨む。
  • 奇妙丸(信忠):加藤矢紘さん…側室吉乃が産んだ信長の嫡男。桶狭間に向かう信長が突然帰蝶に預けた。帰蝶と岐阜城にいる。
  • 柴田権六勝家:安藤政信さん…信勝の重臣だったが、美濃の高政、駿河の今川義元と通じる信勝が信長へ謀反の兆しがあるのを見逃せず、信長に報告。今は忠実な織田家の家臣。農民出身の藤吉郎を武将と認めていない。
  • 前田利家:入江甚儀さん…信長の家臣。
  • 佐々成政:菅裕輔さん…信長の家臣。
  • 佐久間右衛門尉信盛:金子ノブアキさん…織田家の家臣。第21回から登場。
  • 木下藤吉郎(のち秀吉):佐々木蔵之介さん…尾張の最下層農民。第13回から登場。三河と遠江の国境で文字を学びながら足止めをされていたところ、東庵と駒に会う。駿河で駒と再会し字を習いたいと懇願。信長の噂を聞いて今川に仕官するのをやめて尾張へ行った。信長の家臣となり、いまや百人組の頭。信長の命に従い京で三好勢に情報で混乱させる。金ヶ崎の戦いでは、十兵衛と共に殿を務めた。

 

越前

  • 朝倉義景:ユースケ・サンタマリアさん…越前の領主。伊呂波大夫から十兵衛らを匿うように頼まれる。争いに巻き込まれるのが嫌い。十兵衛の京行きを情報を逐一知らせることを条件に許可した。越前に帰ってきた十兵衛に、野心を持たぬよう諭す。義昭の烏帽子親となり、上洛相としたが嫡男の阿君丸が暗殺され断念した。三好、六角と組み、越前に迫る織田勢を浅井と挟み撃ちにした。比叡山を味方につけ、和睦を果たし越前に戻った。のちに姉川の戦いで織田勢に負ける。

  • 山崎吉家:榎木孝明さん朝倉家の家臣。
  • 阿君丸:森優理斗さん…義景の嫡男。義景から溺愛されていていたが、何者かに暗殺された。
  • 朝倉景鏡:手塚とおるさん…朝倉一門。義景のいとこ。義景の上洛に反対。三淵に協力する。

 

<その他>

  • 伊呂波太夫:尾野真千子さん…旅芸人一座の女座長。東は常陸、西は薩摩へと芸を披露しながら旅して回り、京へ5年ぶりに戻って来た。松永久秀から十兵衛の話を聞いたり、尾張の信秀からは東庵に双六で勝ったとことを聞いたりしていて顔が広い。駒が武家の人に火事から救われ、母である先代の伊呂波太夫のもとへ連れられてきた時のことを覚えていた。織田信秀とも生前関わりがあり、尾張に弔い興行で滞在。帰蝶から金を積まれ傭兵を世話した。帰蝶から頼まれ、道三のために越前までの逃げ道を用意したが断られた。帰蝶の命令で明智家を越前へ連れて行き、朝倉義景に匿って欲しいと頼んでくれた。義景との会話から、近衛家の血縁の者で、関白の近衛前久とはおむつの世話をしていたこともあり仲が良い。有力な大名から公家まで顔が広く、お金次第で人と人とを結びつける役をしている。

 

美濃

  • 稲葉良通(一鉄):村田雄浩さん…美濃三人衆の一人。高政の死後息子の龍興に見切りをつけ、信長に従っている。

 

 

大和

  • 松永久秀:吉田鋼太郎さん…三好長慶の元家臣。堺の辻屋で十兵衛と会い、一緒に酒を飲む。商人には凄んだ物言いをするが、十兵衛には穏やかに話をしてくれた。十兵衛が鉄砲を手に入れられるよう計らった。伊平次を探しに来た十兵衛と三淵を通じて再会。三好長慶を襲撃する計画を知った十兵衛、藤孝、藤英に主君ともども救われる。十兵衛に救われたお礼の手紙を利政に送っていた。 現在は京で将軍よりも力を持っている。義景の使いで上洛した十兵衛と再会し、道三が信長に目をかけていたことを聞かされる。直接信長と会ってつかみきれない人柄に引かれていく。京を治めていた三好長慶に大和を任されていた。息子と三好義継が義輝を討つのを止められなかった。覚慶が大和から脱出する手助けをする。三好の息子らと大和でぶつかったことが認められ、信長に受け入れられた筒井順慶と対立。筒井に味方する幕府から出て行った。
  • 筒井順慶:駿河太郎さん…大和土着の豪族。元興福寺の衆徒。松永久秀と対立。

 

  • 望月東庵:堺正章さん…医者。かつて名医と呼ばれ、大名家にも駆けつけていた。光秀に連れられ道三の妻・小見の方を診るため美濃に入る。尾張の織田信秀とも通じている。小見の方の症状が落ち着き、駒と共に帰京。その後、織田信秀に呼び出され尾張へ向かったが、死に目に間に合わなかった。一時期駿河で太原雪斎を診ていたが、雪斎が他界したことで臨済寺に軟禁されしばらく駿河に滞在。現在は京に戻っている。伊呂波太夫に銭を見せられ、駒が作る丸薬の商売を了承する。
  • 駒:門脇麦さん…望月東庵の助手。3歳の時に戦に巻き込まれ家が火事となり、大きな手の武家の人に助け出され麒麟の話を聞く。東庵と駿河にいた時、十兵衛が戦に巻き込まれてると知り、菊丸に三河と美濃の国境まで連れて行ってほしいと頼み美濃へ。越前までの逃亡に同行する途中、自分を助けた人が十兵衛の父と知る。京に戻り、かつて駿河で芳仁(ベンガルさん)に教えてもらった丸薬を作っている。伊呂波大夫について行った大和で覚慶(のちの足利義昭)と出会う。伊呂波大夫の仲介で、寺に丸薬を売る商売をはじめ、堺の商人・今井宗久にも、三好勢への手助けをしないことと、義昭と信長に武装させずに上洛させることを条件に取引をはじめた。将軍となった義昭と親しく会うようになり、義昭が建てようとしている貧しい人たちや病気の人たちを救う施設の資金を稼ぐため、丸薬づくりに一層取り組んでいる。義昭にとっての癒しの存在。

<<朝廷>>

  • 正親町天皇:坂東玉三郎さん…第106代天皇。
  • 近衛前久:本郷奏多さん…関白だった。近衛家で一緒に暮らしたことのある伊呂波大夫と仲が良い。義栄を将軍に推挙したことで追われる身に。十兵衛に幕府が本来の役目である帝を守ることもせず私利私欲に走ってると苦言を呈する。
  • 二条晴良:小藪千豊さん…関白。二条家の当主。

 

 <<足利将軍家>>

  • 足利義昭(覚慶):滝藤賢一さん…室町幕府最後の将軍となる。興福寺の僧で、時々町に出ては民衆に食べ物を配って声をかけている。町の人気者。兄の将軍・義輝が三好一派に討たれ、命を狙われる立場になり、藤孝らに連れられて大和から逃れる。甲賀に身を置いたのち、越前敦賀で朝倉義景に半年待ち、一乗谷で朝倉の義景を烏帽子親に元服。美濃に移動し信長と一緒に上洛。15代将軍となる。信長に絶大な信頼を置いていたが、少しずつ関係にほころびが見え始めている。
  • 三淵藤英:谷原章介さん…将軍奉公衆。義輝亡き後覚慶を次期将軍として推し、一緒に甲賀へ逃れる。その後義還俗した義昭と共に敦賀へ。一乗谷で義景を烏帽子親とし義昭を元服させ、信長と上洛を果たすため美濃に入る。義昭と一緒に上洛。幕府側の人間として織田に意見を出す。

  • 細川藤孝:眞島秀和さん…将軍奉公衆。三淵藤英の弟。義輝亡き後、次期将軍として覚慶を支え甲賀に逃れる。その後還俗した覚慶こと義昭と共に敦賀へ。三淵と共に義昭を護り、美濃に入る。義昭と共に上洛し、幕臣として十兵衛と一緒に働く。

  • 一色藤長:上杉柊平さん…義輝のお側衆だったが、藤孝と一緒に次の将軍と見据えられた義昭の警護にあたる。義昭と一緒の上洛し、幕臣として働く。
  • 細川藤賢:島英臣さん…十兵衛と義昭の警護に当たる。
  • 摂津晴門:片岡鶴太郎さん…義輝の代から幕府の政所頭人を務め、義昭のもとでも引き続き働く。みんなの前で恥をかかせた信長に何やら企んでいる様子。

近江

  • 浅井長政:金井浩人さん…北近江の戦国大名。信長の義弟。二条城の普請にも協力した。金ヶ崎の戦いでは朝倉に味方し、織田勢を攻める。姉川の戦いで織田勢に負け小谷城にこもる。
  • 市:井本彩花さん…信長の妹。浅井長政に嫁ぐ。

<<比叡山延暦寺>>

  • 覚恕:春風亭小朝さん…天台座主。正親町天皇の弟。醜い為に都の外に出されたと思っている。

 

  • 今井宗久:陣内孝則さん…堺の商人。駒の要求に応じ、信長に武装せずに上洛する事を条件を出し、三好から手を引いた。

三河

<<徳川家>>

  • 徳川家康(竹千代):風間俊介さん…のちに徳川幕府を開く。幼少期(岩田琉聖くん)。竹千代。人質として尾張の熱田に幽閉されていた。自分を生んですぐ母・於大の方を離縁して刈屋に戻した父・広忠のことを嫌っていた。信長に自ら駿河へ人質に行くと申し出て、信長の兄・信広と人質交換された。桶狭間の戦いでは今川軍に従軍していたが、今川軍の扱いに憤慨。動かなかった。金ヶ崎の戦いでは織田勢として戦に参加。武田信玄との戦いに備える。

 

  • 菊丸:岡村隆史さん…三河の忍び。かつて美濃にいたこともあり、駒たちと十兵衛を助けたこともあった。のち、今川に人質に行った家康について駿河にも潜伏していたこともあり、明智家が越前に逃げ延びるのを駒と共に手助けをした。

 

第34回のあらすじ

比叡山にいた覚恕の腹心を含め、ほとんどを討ち取った織田勢。

信長は十兵衛の働きを褒めたが、女子供は見逃がしたことを正直に打ち明けた十兵衛。

「それは聞かぬことにしておこう。」と言い、女子供も心に刃を忍ばせており「いずれ我らに牙をむく。以後は皆殺せ。」と返す信長。

しかし十兵衛の手柄には違いなく、この一帯の志賀郡の領地を与えた。

 

十兵衛が逃がした比叡山の女子供は、大けがを負った姿で京の二条城で保護され、その姿を見た義昭は、戦を止めようとしなかった三淵と摂津に怒りをぶつける。

摂津は密かに会った覚恕に、霊験あらたかな叡山を指一本触れないと言われ安心した矢先の出来事で、手を打つ暇がなかったと言い訳する。

義昭は「幕府は信長の言いなりで、叡山滅亡の片棒を担いだ。」と京の者たちに噂されることを一番恐れていた。

摂津は信長との関りを断つことを提案。

大和の国で争っている筒井順慶と松永久秀の争いを利用し、幕府が筒井を味方すれば、松永を支援している織田とぶつかることになる。

大和で幕府と織田の代理戦争を起こそうというのだ。

摂津は、織田が幕府の敵だと分かれば、織田のような田舎侍にしてやられてる周辺の大名が馳せ参じると読んでいた。

あとは「公方様にそのお覚悟がおありかどうかでござります。」と挑戦的に義昭をあおるのだった。

 

京に戻った十兵衛は、比叡山で討ち果たした子供たちの中に、自分の娘の岸やたまが入っている夢を見ていた。

まだ赤ちゃんである嫡男の十五郎の鳴き声で目覚めた十兵衛は、夢であることに安堵した。

が、たまが外出先の市場で、十兵衛の叡山の所業を聞きつけた領民から石を投げつけられ怪我をしたと知らせを受け、手当てをしてくれた東庵のもとへ駆け付けた。

駒は、義昭のそばにいて、何故戦が起こるかは分かるようになったと言うが、罪のない少年が死ぬのも戦なのだと語る。

そして義昭が信長から離れようとしている。幕府は、筒井順慶の後ろ盾となって、松永と戦を始めようとしていると十兵衛に伝えてきた。

いずれ義昭と信長が戦うことになると幕府の人間が言っていたというのだ。

十兵衛は争いを止めるべく、駒と一緒に二条城に来ていた筒井順慶を訪ね、大和に帰るついでにの今井宗久の館に行って、茶を頂こうと誘った。

丸薬の商いで駒もついてくると聞いた筒井はその申し出を受け、十兵衛と今井宗久の館へ出向くと、先に駒が来ていて茶室に通されていた。

宗久は、十兵衛が会いたいと待ってもらっていた人物がいる別室へ、順慶と十兵衛を案内。

待っていたのは、松永久秀だった。緊張が走る順慶と久秀。

次の戦の勝敗を占っていたという松永に、挑戦的に結果を聞き出そうとする順慶。

久秀は十兵衛を外へ連れ出し「わしにどうしろというのだ。」と問う。

順慶との戦をやめて欲しいと率直にお願いする十兵衛。

しかし久秀は、信長に大和は切り取り次第と約束してもらったのに、義昭が順慶に味方するからと言って、今さら手を引けないと反論する。

「わしは大和が好きだ。大和は美しい。それを我が物にしたい。そう思ってやって来た。」と言い、十兵衛が信長からもらった近江の志賀の一部を譲ると言っても聞き入れない久秀。

久秀は、十兵衛がいくら案じたところで、義昭と信長はいずれ必ず袂を分かつと予想。

なんでも壊す信長と、古きもの、仏家柄を守ろうとする義昭。水と油ほど違う。

比叡山を焼き滅ぼす図太さがある信長。信長は好きだが、自分がもし命令をされれば二の足を踏んでしまうと正直な気持ちを明かす久秀。

「私も、松永様と同じでございます。あの戦のやり方は、私には…。」と言葉が詰まる十兵衛。

しかし尾張から信長を引っ張りだしたのは十兵衛。比叡山へのやり方に心は痛むが、やらなければ世は変わらないと思っていることを久秀に見抜かれる。

そして「所詮、信長殿とお主は根が一つ。公方様とは相入れぬ者たちだ。いつか必ず公方様と争う時がくる。」と言われるのだった。

しかし久秀は、十兵衛が志賀の領地を譲ると言った気持ちを汲んでくれ、順慶との戦をいったん止めることに同意してくれた。

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久秀と順慶の戦を止めたことを信長に報告した十兵衛。

信長は、義昭から、筒井に味方して松永を討つ兵を出せと要請を受けていて、しなくてよくなったと喜んだ。

さらに「公方様の言われることは、いちいち的外れじゃ。相手にしておれぬ。」と義昭の意向に沿って迷っていたわけではないという。

帝は叡山を滅ぼしたことを「やむを得まい。」と褒めてくれたと、帝の言うことなら聞くという信長。

頼みにしておる。と言われ、喜んでいた。

正親町天皇も、京の町の者たちに、信長を使って叡山の覚恕を追い払ったと噂されていた。

その覚恕は甲斐に逃れ、武田信玄(石橋凌さん)に助けを求めていた。

信玄も、信長を討ち滅ぼすと約束していたのだったーーー。

 

…というお話でした。

 

比叡山を倒そうとしてたのに

松永久秀に、十兵衛が、信長の比叡山攻めのやり方に疑問を持っていることを明かしていました。

自分だって前回摂津に「今こうして摂津殿がここにおられる。叡山の主が無傷のままでおられる。古く悪しきものがそのまま残っておるのだ。それを倒さねば新しき都はつくれぬ。よって戦は続けなけらばならぬ。」って凄んでたくせに!!!

都の商売の権利をほしいままにしたり、領地を取りまくったり、やりたい放題やって来た比叡山の姿を前回見せられて、焼討ちも仕方なかったのかな…と思ってました。

むしろ、十兵衛の方が積極的に比叡山攻めを主導していたのかと思ってました。

でも、やり方が気に食わなかったんですね…。

十兵衛が逃がしてしまった女子供を見た義昭が、信長への嫌悪感をもっと深める結果を生んでしまった。

十兵衛自身が義昭と信長の仲を悪くさせるきっかけを作っておきながら、二人が袂を分かつのを防ごうとする。

僧兵が普通の兵だったら仕方なしって思えたのかな?

僧とは言えども武器を持った兵なのに?

 

比叡山の戦いは、何が正しいのか分からなくなる戦いですね。

これをしないと世が変わらないのは分かってる。

でも…。

十兵衛の葛藤がよく分かる回でした。

 

筒井と松永の大和の争い

十兵衛が、大和の国での幕府と信長の代理戦争を避けるため、堺の今井宗久の館で当の本人の筒井順慶と松永久秀を会わせていました。

ちょーっとこれは松永にとっても、筒井にとってもどうしたらいいか分からない状況でしたね!

筒井は父祖伝来の土地を守りたい。松永は美しい大和が好きで、我が物にしたい。

どっちも共存しようという気持ちはない様子。

どっちも大和への愛が溢れていて、奈良好きの私としても嬉しかったです。

大和は話に出てくるだけで、実際の戦の様子は出てこないみたいですが、まぁ、話だけでも出て来てくれて嬉しいです。

 

久秀の最後の信貴山城ぐらいは出てくるのかな?

他の大河ではあまり描かれない大和の取り合い。

こんなに詳しくやってくれて嬉しいです。

もっと奈良の美しい景色も見せて欲しい!!なんて言ったら欲深いでしょうか?

 

あと、駿河太郎さん演じる筒井順慶の、松永に対する挑戦的な表情もよかったですね!

どんなに松永に凄まれても怯える様子もなく、睨みつけて対抗してる様子がカッコよかったです。

でも、関西を中心にやってるのに、台詞に関西なまりが出てきませんね。

なんででしょ。僧侶はなまってなかったんでしょうか?

信長も秀吉も尾張の言葉じゃないし。光秀も違います。

なまってない方が、キャラに意識を集中できるからでしょうか?

急に気になりました。

 

義昭と信長が分裂

比叡山の焼討ちで、とうとう義昭が信長についていけない!ってなってきました。

義昭自身も、虫かごのなかで死んでしまった虫を、かごをひっくり返してゴミでも出すように扱っていたし、義昭が優しくて善で、無茶する信長が悪とも思えないです。

義昭自身も権力を持って、発言力を強めて人が変わっていったのもありましたよね。

いつになったら貧しい人たちを助ける施設を造るんですかね?

義昭も信長も、自分が間違ってるとは思ってないみたいだし、これは仲が悪くなっていくのにも納得です。

まだ戦場に義昭が出向いただけ、義昭が譲歩してた方かな?

信長だって最初は、鎧兜を着て上洛しないというのを受け入れたりして、義昭の言うことを聞いてあげてましたしね。

どっちも全然違うのに、相手の言うことを聞いていたことがストレスになっていってしまった。

袂を分かつのは、納得の展開だと思いました。

 

最初は義昭のことを、こんなにいい人が信長と敵対するなんて想像できない!って思ってたのに。

こんなに丁寧に、義昭と信長の考えがズレていくのを見れた大河はなかったんじゃないですか?

だいたい義昭が我がままを言い出して、信長がキレて追い出すって展開がほとんどだったのでは?

じりじりと話が動かなくて、面白くない回もありましたが、振り返ってみると二人のことがよく分かって面白かったです。

 

さぁ!

次回は義昭側も、信長側もどちらからも関係性を切る方向に向かうみたいです。

十兵衛もやっと信長の家臣になる決意をするのかな?

 

色々事が動きだしそうで楽しみです。

 

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以上、『麒麟がくる』第34回を観た感想でした。

 

 

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各話の感想

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