11月23日水曜に、日本テレビ系列で、夜10時からドラマ『ファーストペンギン！』8話が放送されました。
前回、7話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 岩崎和佳：奈緒…幼い一人息子・進(石塚陸翔)を抱え、さびれた港町・汐ヶ崎に移住。知り合いがいない中、苦しい生活を送っていた。片岡から浜の立て直しを頼まれ魚の種類も分からないまま、漁師の世界に飛び込む。
- 片岡洋：堤真一…父の跡を継いだ漁船団「さんし船団丸」を率いる社長。妻・みやこを亡くした男やもめ。和佳の機転を認め、浜の立て直しを懇願する。
<<さんし船団丸の人たち>>
- 永沢一希：鈴木伸之…都会から移住してきた若手船団員。よく気が付く青年で、漁師たちや和佳をさりげなくフォロー。子どもができ、漁師を辞めて神戸に移住。
- 山中篤：梶原善…片岡を「ひろ兄」と呼んで慕う船団員。勉強が得意じゃなく、話の内容を半分も理解していない。転覆事故の危機に片岡がかばってくれなかったため、さんしを去る。
- 山中たくみ：上村侑…篤の一人息子で船団員。高校卒業後、東京で就職するも戻って来た。船団に所属するも周りに反抗的な態度を取っていたが、東京の研修で漁師の仕事に誇りを持つようになり、現在は積極的に仕事をしている。
- 磯田高志：吹越満…地味な仕事も率先してやる船団員。心配性で危機管理能力が高く、片岡の右腕的存在。さんしが村八分にあったせいで母が歩行困難になるけがを負い、母の介護と仕事とに疲れ、気力が尽きさんしを去る。
- 大島大三：田中美央…さんし船団丸の船員。大さん。おやじギャグ好き。
- 中川忠次：山口祥行…さんし船団丸の船員。チュウさん。コワモテ。
- 小峠省一：松本実…さんし船団丸の船員。ショウさん。女好き。
- 小森賢太郎：北川尚弥…大卒。流通先をめぐり上司と対立し仕事をやめた過去あり。さんし船団丸の革命的な取り組みを知って今後の水産業界の発展に貢献したいと入社。
- 逢坂孝徳：矢崎広…おもちゃメーカーで元営業と言って入社。元政治家が送ってきた「針」。転覆危機後、さんしをやめる。
<<汐ヶ崎漁協の人たち>>
- 杉浦久光：梅沢冨美男…漁協組合長。漁協だけでなく、地元社会を牛耳っている。優秀な元漁師。よそ者の和佳が提案する「お魚ボックス」を幾度となく妨害してきていた。ようやく認めようとしたところに地元の有力者から圧力をかけられる。
- 安野茂：遠山俊也…漁協組合員。杉浦の腰巾着。和佳の動きを逐一報告し、とばっちりで叱られることもある。
<<農林水産省>>
- 溝口静：松本若菜…農林水産省の6次産業化プロジェクトを担当。漁獲量が減る水産業に危機感を抱いている。漁師のなかで孤軍奮闘する和佳を陰ながら後押しする。
- 野々宮：寺泉憲…溝口の元上司。水産開発研究所で働く。
＜＜その他＞＞
- 山藤そよ：志田未来…和佳のママ友。和佳の窮状を見て子育ての手伝いをする。事務処理能力がすこぶる高い。さんしの事務員として入社。和佳を仕事とプライベート両方を支える。
- 琴平祐介：渡辺大知…東京在住。和佳が汐ヶ崎に移住するきっかけを作った人物。進の主治医で、電話でよく相談に乗ってくれる。5話で片岡の義理の息子だと判明。ゆくゆくは地元に帰り、パートナーと医院をやりたいと思っている。
- 重森梨花：ﾌｧｰｽﾄｻﾏｰｳｲｶ…仲買人。口は悪いが、和佳に魚について教えてくれたり、漁協から目をつけられているところを助けてくれたりする。
- 岩崎進：石塚陸翔…和佳の息子。喘息持ちで体が弱い。汐ヶ崎の新鮮な魚を食べて以来、大好物になる。
- 片岡みやこ：中越典子…片岡の亡くなった妻。シングルマザーで子連れで移住してきた汐ヶ崎で片岡と結婚。突然の病で亡くなる。
- 辰海一朗太：泉谷しげる…汐ヶ崎の地盤を息子に譲った元政治家。さんしを潰すために「針」とする漁師の工作員を送り込む。
- 波佐間成志：小西遼生…農林水産省の元官僚のビジネスコーディネーター。
8話のあらすじ
転覆危機をきっかけに、小森(北川尚弥)以外の漁師に出て行かれた片岡(堤)。
漁師たちは皆、小森がロープを切ったと思い込んでいた。
が、たくみ(上村侑)は、小森が船から落ちかけているのを見ており、命がけで嫌がらせするのか疑問を持っていた。
顧客にはさんし以外の魚を送るなどして対応。待ってもらう事態に。
そんな状態になっているのに片岡は、和佳が講演する水産フェアで漁師の経験者を新しく募集すればいいと軽く言ってのける。
どこも人手不足で集まるわけないと分かっていた和佳(奈緒)は、現実を分かってもらおうと、片岡を水産フェアに連れて行くことに。
和佳が思った通り、経験者に断られていた。
講演終了後。
溝口(松本若菜)から、元官僚のビジネスコーディネーター・波佐間成志(小西遼生)を紹介され「一緒にビジネスさせていただければ。」と言われ喜ぶ和佳。
講演ではおじさん漁師たちにはやし立てられ、「お魚ボックス」の未来を話していた和佳に、自分のことは見てくれないと面白く思わない片岡。
「目の前のことを見ていない。目の前の現実と向き合え。」と和佳にけしかけ、駅で大げんか。
さらに、そよ(志田未来)とたくみから、ロープを切ったのが辞めていった新人・逢坂(矢崎広)ではないか？と連絡を受けた和佳は、片岡を置き去りにして帰ってしまった。
翌日。
さんし船団丸のみんなを集めて、そよとたくみが、逢坂の経歴を調べて見ると全部嘘。身分証明書は偽物。携帯もつながらないことを話す。
逢坂のせいで、1000万の網修理代がかかった上に漁に出られず。漁師たちを仲たがいさせられた。
怒り狂う漁師たちをなだめて、漁に出るためにまずは片岡に謝らせようとする和佳。
しかし片岡は、まだ東京から帰っていなかった。
混乱のなか、瀬戸中銀行の新しい支店長黒沼に、突然融資を打ち切られる。
慌てて元支店長・平沼(石井正則)に連絡を取った和佳。
平沼には「もう現場のレベルじゃないとこで、さんしは大きく出過ぎだと思っている人がいるのかも。」と言われ、助けられないと謝られた。
さらに、漁協の組合長(梅沢冨美男)にも今日明日中に全額返済しろ迫られ、いきなり倒産の危機に陥るさんし船団丸。
和佳は東京に行き、溝口を頼った。
が、公的な機関に支援を頼もうとすると、過去3年分の帳簿が必要。
しかし和佳が来る前まではちゃんと帳簿をつけていなかったさんし。支援を頼めなかった。
八方ふさがりになった和佳は、水産フェアで出会った波佐間に連絡を取り支援をお願いする。
急なことに戸惑う波佐間だったが、支援してくれる食品商社・神饌オーガニクスとさんしをマッチング。
その会社から資金を提供してもらい、翌日漁協に全額返済できたのだった。
一方。
東京では、高志から連絡を受けた琴平(渡辺大知)が、夜のうちに片岡をさがし出し、パートナーと住むマンションへ連れ帰っていた。
朝、電源が落ちていて確認できなかったスマホに、大量に未読メッセージが来ているのを確認した片岡。
「お魚ボックス」を待ち心配してくれるお客さんたちや、さんしのみんなからのお詫びメッセージを見て、漁協から返済を迫られ窮地に陥っていることを知る。
自分がいないと！！と、急いで汐ヶ崎に帰った片岡だった。
しかし「救世主じゃ！」とみんなに感謝されていたのは、片岡が面白く思っていなかった波佐間だった。
帰ってきたことを誰にも気づかれずまた出て行ったのだった。
網の修理も終わり、漁師たちも戻り、漁の再開に動くさんし船団丸。
そこへ、意外な人物が顔を出すのだったーーーーー。
…というお話でした。
そよそよとたくみがスゴイ
ロープを切ったのは小森だと疑っていたさんし船団丸の漁師たち。
どうやって「針」の逢坂だと気づくのかな？と思ってました。
なにかあると映っていた、逢坂が働いていたという会社のぬいぐるみ。
私は、そのぬいぐるみは逢坂が持ってきて、盗聴器でも仕掛けてあるのかと思ってました。
まさかぬいぐるみ自体、逢坂が知らなかったとは思いませんでした。
それから身分証明書を調べたり、住所を調べたり。
めちゃくちゃスゴイ！そよそよ。
それと、小森が命がけで嫌がらせしないだろうと見ていたたくみも鋭い。
逢坂が怪しいとにらんで調べ上げる時も、きっとたくみは通信関係に強いから、自分の知る限りの調べる手段を尽くして調べたんだろうな～～。
そよそよは前から心強い味方ですけど、たくみがメキメキと成長してますよね！！
そよそよとたくみ、最強の味方となってきました。
片岡の嫉妬心がしんどい
前々から和佳が別の人と仲良くなろうとすると嫉妬心をむき出しにしてきた片岡さん。
前の相手は、息子の琴平だったから潔く身を引こうとしてあっさりしてました。
しかし！！
今度のビジネスコーディネーター波佐間さんには、実際に救ってもらってもう対抗も出来ない。
しかも、片岡がバカにしていた夢ばっかり語る波佐間に。もう打つ手なし！って感じです。
諦めてどっか行ってましたけど、どうするつもりかな？
初回から、グラグラ揺れて頼りないな～と思ってました。
村八分にされたときに「悪いんはわしらじゃねえ！お門違いの反省なんかするなっちゃ！」と言っていたのは、男気溢れてカッコよかったのに！
自分に任せて講演活動するように言った時も、心強いなと思ったのに。
元々の嫉妬深いところが出てきましたね～～。
また残念な男に逆戻り。
和佳も、手のひらの上で転がせるほど器用な人じゃないからね～～。
この際、和佳が片岡を好きになってくれれば変わるのかな？
ま、それはないか。
救世主・波佐間さん
水産フェアで出会った波佐間さん。
すぐに資金を提供してくれる会社を見つけて来てくれてビックリしました。
官僚を辞めたあとに漁師までやっていたとあって、スーツの上からも分かるムキムキ筋肉。
しかも男前！！
片岡が嫉妬するのも分かりますね！！
でも…うまくいき過ぎて怖いですよね。
会社が大きくなった後に、ゴソッと買収とかされたりしないのかな？？
まぁ、そうなれば溝口さんも黙ってないだろうし、信じていいのかもしれないけど。
なーんかちょっと、うさん臭さを感じてしまいます。
永沢君現る！
授かり婚でやめた永沢君。
最後に帰って来てました。
奥さんは連れて来てなかったし、別居婚しようとなったのかな？
なんにせよ、永沢君がいるのは頼もしいですね！！
小森君ともうまくやってくれそう。
とりあえず救世主も現れたし、永沢君も帰った。
次回が楽しみです！
以上、『ファーストペンギン！』8話のネタバレ感想でした。
