11月9日水曜に、日本テレビ系列で、夜10時からドラマ『ファーストペンギン!』6話が放送されました。
前回、5話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 岩崎和佳:奈緒…幼い一人息子・進(石塚陸翔)を抱え、さびれた港町・汐ヶ崎に移住。知り合いがいない中、苦しい生活を送っていた。片岡から浜の立て直しを頼まれ魚の種類も分からないまま、漁師の世界に飛び込む。
- 片岡洋:堤真一…父の跡を継いだ漁船団「さんし船団丸」を率いる社長。妻・みやこを亡くした男やもめ。和佳の機転を認め、浜の立て直しを懇願する。
<<さんし船団丸の人たち>>
- 永沢一希:鈴木伸之…都会から移住してきた若手船団員。よく気が付く青年で、漁師たちや和佳をさりげなくフォロー。和佳への私情があるかは分からない。
- 山中篤:梶原善…片岡を「ひろ兄」と呼んで慕う船団員。勉強が得意じゃなく、話の内容を半分も理解していない。一人息子のたくみ(上村侑)が反抗的で、頭を抱えている。
- 山中たくみ:上村侑…篤の一人息子で、船団員。高校卒業後、東京で就職するも戻って来た。船団に所属するも周りに反抗的な態度を取る。永沢にだけ普通に話す。
- 磯田高志:吹越満…地味な仕事も率先してやる船団員。心配性で危機管理能力が高く、片岡の右腕的存在。和佳が提案する「魚の直販」に懐疑的。妻に出て行かれ、現在母と二人暮らし。
- 大島大三:田中美央…さんし船団丸の船員。大さん。おやじギャグ好き。
- 中川忠次:山口祥行…さんし船団丸の船員。チュウさん。コワモテ。
- 小峠省一:松本実…さんし船団丸の船員。ショウさん。女好き。
<<汐ヶ崎漁協の人たち>>
- 杉浦久光:梅沢冨美男…漁協組合長。漁協だけでなく、地元社会を牛耳っている。優秀な元漁師。浜の窮状を知りつつどこ吹く風。よそ者の和佳が提案する「魚の直販」を幾度となく妨害してくる。
- 安野茂:遠山俊也…漁協組合員。杉浦の腰巾着。和佳の動きを逐一報告し、とばっちりで叱られることもある。
<<農林水産省>>
- 溝口静:松本若菜…農林水産省の6次産業化プロジェクトを担当。漁獲量が減る水産業に危機感を抱いている。漁師のなかで孤軍奮闘する和佳を陰ながら後押しする。
<<その他>>
- 山藤そよ:志田未来…和佳のママ友。和佳の窮状を見て子育ての手伝いをする。事務処理能力がすこぶる高い。
- 琴平祐介:渡辺大知…東京在住。和佳が汐ヶ崎に移住するきっかけを作った人物。和佳に"先生"と呼ばれ、電話でよく相談に乗ってくれる。実はある悩みを抱えている。
- 重森梨花:ファーストサマーウイカ…仲買人。口は悪いが、和佳に魚について教えてくれたり、漁協から目をつけられているところを助けてくれたりする。
- 岩崎進:石塚陸翔…和佳の息子。喘息持ちで体が弱い。汐ヶ崎の新鮮な魚を食べて以来、大好物になる。
- 片岡みやこ:中越典子…片岡の亡くなった妻。シングルマザーで子連れで移住してきた汐ヶ崎で片岡と結婚。突然の病で亡くなる。
6話のあらすじ
永沢(鈴木伸之)が、子供が出来たからさんし船団丸を辞めたいと和佳(奈緒)に言ってきた。
辞めて欲しくない和佳は、永沢くんに頼んで神戸にいる彼女・アイナ(足立梨花)と会わせてもらうことに。
そして、彼女の方に汐ヶ崎に来てもらえないかと説得したが「ずっと漁師を辞めてもらいたいと思ってた。」と拒否される。
漁師の仕事に将来性があると分かってもらえば、彼女の気持ちが変わるかもしれない。と考えた和佳。しかし分かってもらう方法が浮かばず。
そんな時、『お魚ボックス』に興味を持った東京のテレビ局が、取材をしたいと申し込んできた。
全国ニュースで『お魚ボックス』事業に将来性があると放送されれば、永沢君の彼女も分かってくれるはず。
永沢君のためにもなる。と、和佳が、さんし船団丸のみんなに取材を受けたいと話すと、みんな快く受け入れてくれた。
和佳は、取材が終わるまで周りに黙っているよう漁師たちに指示。
が、そんな約束が守られるはずもなく、テレビ出演の話が町の人たちにあっという間に広まってしまう。
特に、前から『お魚ボックス』をやりたがっていた他の船団の人たちが強く嫉妬。
市場で氷や魚を倒す嫌がらせを受けたり、直接すごまれたりして大喧嘩に発展してしまう。
一度は『お魚ボックス』を認めようとしていた組合長(梅沢冨美男)も、ほかの地域の漁協にさんし船団丸を潰すよう言われ、住民が嫌がらせをするのをあおっていた。
いつも行く居酒屋で締め出し。ゴミの回収の拒否。
漁協による収穫した魚の中抜き。和佳の自宅アパートへの落書き。
さらには、子供同士の喧嘩も起こる。
最初は、強気でいた和佳だった。
が、高志(吹越)の母への漁協婦人会の嫌がらせが、母を大けがさせ、歩行困難になるぐらいまでになってしまう。
周囲の嫌がらせに気付きながらも守れなかった梨花(ファーストサマーウイカ)。母の変化に気付けなかった高志が激しく後悔。篤(梶原善)もテレビ出演を言いふらしたことを後悔。
和佳もテレビ取材の話を受けたことに後悔していた。
しかしこの高志の母のケガが、テレビ出演辞退を考えていた片岡(堤)の気持ちを逆転させる。
片岡は「悪いのはのけ者にしちょった奴らじゃ。」
浜を立ち直させるという目標のために頑張ってきたのがテレビの人の目に留まった。それのどこが悪い!と怒りを爆発させる。
そして「悪いんはわしらじゃねえ!お門違いの反省なんかするなっちゃ!」と皆を叱りつけた。
さらに、テレビで嫌がらせをしてきた人たちの告発をすると言い「あいつらぶっ潰しちゃる!」と息巻く。
和佳はテレビ局の人と相談し、放送するにも証拠がいると言い、さんしのみんなにわざと嫌がらせを受けるところを動画で撮影するように指示。
証拠集めを始めた。
そしてテレビ撮影当日。
東京からやってきた取材班の妨害をする組合長。
その組合長の前で、証拠の画像が入ったデータを手渡す和佳。
自分たちの悪事が全国放送されるのではないか?と戦々恐々となる住民たち。
永沢くんの彼女は?嫌がらせをしてきた汐ヶ崎の住民たちは?
皆が見守るなか、放送日を迎えるーーー!
…というお話でした。
今までで一番最悪な嫌がらせ
これまで組合長の嫌がらせはありましたが、今回の嫌がらせは町全員から。
酷かった!!
村八分、今でもあるよ嫌がらせ。
居酒屋の締め出しは、まぁあり得るかと思ったが、ゴミの収集の拒否って。
そんなところまでやるの?って思いました。
これ事実かな?
ゴミを回収しないなんて、どこが指示したらそんなことできるの?
まぁ、私は普通にゴミ出しして、小さい袋で少ない量だったから、上に大きなゴミを乗せられて潰されて、回収を忘れられたってことはありましたけど。
ゴミの回収をされないって、地味に傷つきますよ。
私の場合は、家庭ごみなので量が少なかったからまだ次の回収まで待てましたけど、会社の産業ゴミって量が多いでしょ?
どこに置いてたらいいの?って感じですよ。
ゴミを回収されないのは困る!!
ドラマ見ながら思い出して、嫌な気持ちになりました。
あと、子供同士のケンカ!
ほかの船団の子どもも、お父ちゃんを守ろうとしてやったんでしょうが、その母親も、やっちゃいけないって子供や夫に言うんじゃなくて、子供が嫌がらせをした相手の親に言うって。なんなんでしょうか?
ドラマの中の話ですが、かなり腹が立ちました。
組合長の揺らぎ
前回の終わりで、『お魚ボックス』を認めようとしていた組合長。
でも、ほかの地域の漁協に囲まれてさんしを潰すように言われ、また妨害する方向に戻ってしまいました。
こうなったら、どうしようないですね。
せっかく決断したのに。
余計なことをしてくれるほかの地域の漁協さんよ!
琴平先生カミングアウト
前回カミングアウトした琴平先生。
和佳が一緒にテレビに出るか?と聞いたら、明るい声で「遠慮しときまーす!」と返事。
和佳が印象が違う。と戸惑ってました。
「カミングアウトしたし、なんか気楽になっちゃって。」と声が弾んでました。
そういうしゃべり方する人だったんだ。とビックリ。
今回は、この場面だけの出演。
片岡との親子関係が分かったら、それでOK!でしょうか?
でも、ちゃんとテレビ出演することで、さんしを快く思うひとばかりじゃない。と注意するようにアドバイスしてくれてました。
相変わらず、親身になって相談に乗ってくれて優しい人です。
永沢くんの真意
テレビ出演して漁師の仕事が楽しいと訴えても、永沢くんの彼女に思いは届かず。
辞める前に、これまで永沢くんが和佳の味方してくれていた理由を語っていました。
前職で業務の改善を提案して、ハブられていた永沢くん。
心折れて退職したそう。
だから和佳が戦うのがカッコよく見えたのだとか。
だからずっと味方をしてきてくれていた。
永沢くんが、本当はここにいたい。この先の景色をみんなと一緒に見たい。と思ってくれているのに、辞めなければいけない。
その葛藤で泣いていたことに感動しました。
和佳は、彼女さんが変わって汐ヶ崎に戻ってくることを期待してるみたいだけど。
大変そうな彼女さん、いや奥さんとうまくいくのかな?
子どももいることだし、もう引き返すことはできないな。
永沢くんは、これでさようならか。
演じてる鈴木伸之さんは、他のドラマも出てるから忙しいのかも。
寂しいな~~。
どうなるんだろう。
残された若い人がたくみだけじゃあ、不安だなぁ…。
次回は?
テレビ出演の効果で、忙しくなったさんし船団丸。
予告を見ていると、永沢くんの代わりの新人さんも来てくれるみたいです。
調子よく行くのかと思いきや、新しい問題が出てくる様子。
でも、松本若菜さん演じる農林水産省の溝口さんが出てくるのは楽しみ!!
新たな展開、早く見たいです。
以上、『ファーストペンギン!』6話のネタバレ感想でした。